JPH0344506Y2 - - Google Patents

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JPH0344506Y2
JPH0344506Y2 JP1989099829U JP9982989U JPH0344506Y2 JP H0344506 Y2 JPH0344506 Y2 JP H0344506Y2 JP 1989099829 U JP1989099829 U JP 1989099829U JP 9982989 U JP9982989 U JP 9982989U JP H0344506 Y2 JPH0344506 Y2 JP H0344506Y2
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Japan
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injection
clutch
servo motor
screw
motor
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JP1989099829U
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JPH0244019U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、射出成形機の射出機構の駆動装置に
関する。
従来、射出成形機の射出機構におけるスクリユ
ーのスラスト方向への駆動は、油圧やモータによ
つて行われていた。
又、特公昭36−8935号公報に示されるように、
電動モータによつて射出を行わせる射出成形機も
公知である。
考案が解決しようとする課題 電動モータによつて射出機構を駆動する電動式
射出成形機において、射出速度を高速化し、射出
時間を短くしようとすると、射出機構を駆動する
モータに大きな馬力のモータを必要とする。これ
を例えばサーボモータで実現しようとするとロー
タイナーシヤが大きくなり、立上り、立下りのレ
スポンスが悪くなり、望ましい成形品を得ること
ができなくなる。レスポンスを良くするには非常
に特殊なモータが必要となり、コストも増大す
る。
そこで、本考案の目的は、電動モータで駆動さ
れる射出機構において、モータのロータイナーシ
ヤの影響の少ないレスポンスのよい射出制御が行
える射出機構駆動装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案は、回転運
動を直線運動に変換する運動変換伝動手段の出力
によつてスクリユーを軸方向に駆動して射出を行
う、射出成形機における射出機構駆動装置におい
て、上記運動変換伝動手段の回転部を駆動制御す
る1つのサーボモータと、上記回転部をクラツチ
を介して駆動する1以上の電動モータを設けるこ
とによつて解決した。
作 用 高速で射出を行う場合には、上記クラツチを接
続し、サーボモータと電動モータによつて、上記
運動変換伝動手段の回転部を駆動し、射出を行
う。その結果、大きなトルクを発生できるから、
立上りがよくなり、高速、短時間で射出を行うこ
とができ、かつ、サーボモータによつてスクリユ
ー位置、射出速度の制御を行うことができる。又
スクリユーが所定位置に達したとき、上記クラツ
チを切ることによつて、電動モータのロータイナ
ーシヤの影響を受けないようにし、イナーシヤを
小さくして、スクリユー移動を停止させる。その
ため、スクリユー移動の立上りもよく、レスポン
スのよい高速で短時間の射出を行うことができ
る。
実施例 第1図は、本考案の第1の実施例で、1はスク
リユー射出式の射出成形機のスクリユー、2は該
スクリユーの軸にカツプリング装置3で連結され
たボールネジ、4は該ボールネジ2と螺合するナ
ツトである。なお、本実施例では、上記ボールネ
ジ2を上記ナツト4で回転運動を直線運動に変換
する運動変換伝動手段を構成している。5は該ナ
ツト4上に設けられた歯車、6,7は該歯車5と
噛み合う歯車、8は上記歯車6に連結されたサー
ボモータ、9は上記歯車7にクラツチ10を介し
て連結された電動モータである。
上記構成において、高速で高射出圧力を必要な
射出の場合は、上記クラツチ10を入れると共に
電動モータ9、サーボモータ8を同時に駆動す
る。モータ9及びサーボモータ8の駆動により、
歯車7,6が回転し噛み合う歯車5を回転させ、
ナツト4を回転させながらナツト4に螺合するボ
ールネジ2はナツト4によつて送られ、スクリユ
ー1を第1図中左方へ前進させ、射出を行い、射
出速度、スクリユー位置の制御はサーボモータに
よつて行う。この場合、モータ8,9の2つのモ
ータの駆動力により、スクリユー1を前進させる
から、高速、高射出圧力の射出が得られる。そし
て、2つのモータにより駆動したから、同一駆動
力を1つのモータによつて達成するときと比較
し、駆動開始及び停止時にモータのロータイナー
シヤが小さくてすみ、レスポンスが悪化すること
はない。また、射出時にスクリユー1が設定位置
に達成したことをサーボモータ8の検出器で検出
したとき上記クラツチ10を切るようにすれば、
電動モータ9のロータのイナーシヤは射出機構に
伝動されず、よりレスポンスのよい射出機構が得
られる。
なお、上記実施例では、サーボモータ8以外に
1つの電動モータ9を設けたが、さらに多くの電
動モータを設け、クラツチによつてこれらのモー
タの駆動力を射出機構に伝動するか否か選択し、
射出速度、射出圧力に応じて射出機構を駆動する
モータの数を選択すればよく、省エネになると共
に小馬力でよいとき等はロータエナーシヤを小さ
くすることができるから、駆動開始、停止時のレ
スポンスをよくすることができる。さらに、射出
工程における射出速度、射出圧力の制御も、上記
クラツチを選択的に作動及び不作動にすることに
よつて達成することができる。
第2図は、本考案の第2の実施例で、1はスク
リユー、2はボールネジ、3はカツプリング装
置、4はナツト、5は歯車で、これらは第1図に
示す第1の実施例と同一である。11は上記歯車
5と噛み合う歯車で、該歯車11はサーボモータ
12の回転軸17に固着され、また、該回転軸1
7はクラツチ15を介して電動モータ13の回転
軸18に連結され、さらに、該電動モータ13の
回転軸18はクラツチ16を介して電動モータ1
4の回転軸19に連結されている。そこで、低速
で、低射出圧力でよい射出の場合には、サーボモ
ータ12のみ駆動させて歯車11,5を回転さ
せ、ナツト4によりボールネジ2及びスクリユー
1を第2図左方へ前進させ、射出を行えばよく、
サーボモータ12のみで駆動するから、サーボモ
ータのロータのイナーシヤのみの影響ですみ、駆
動開始、停止のレスポンスをよくすることができ
る。また、射出速度、射出圧力が上昇するにつれ
て、クラツチ15を入れてサーボモータ12と共
に電動モータ13を駆動したり、さらに、クラツ
チ16を入れて電動モータ13、14、サーボモ
ータ12を共に駆動して、高速、大馬力で駆動さ
せるようにする。また、スクリユー1が設定値に
達したときはクラツチ15を切つてロータのイナ
ーシヤを射出機構へ伝動しないようにすること
や、クラツチの入り、切りで射出速度や射出圧力
の制御を行うようにすることも第1の実施例と同
様である。また、第2の実施例で示すように、モ
ータを直列に接続すると共に、第1図のように並
列にモータを射出機構へ連結してもよい。
考案の効果 本考案は、射出成形機の射出機構を1つのサー
ボモータ及び1以上の電動モータによつて駆動す
るようにしたから、1つの大馬力のモータに比較
して、ロータのイナーシヤの影響を少なくするこ
とができ、レスポンスのよい射出機構の駆動装置
を得ることができる。また、スクリユー位置や射
出速度は上記サーボモータによつて制御すること
ができる。さらに、クラツチを介して各電動モー
タの駆動力が射出機構に加わるようにしたから、
クラツチの単純なオン・オフ制御によつて電動モ
ータを回転部に接続・切断することによりロータ
イナーシヤの影響が少ない射出速度・射出圧力の
制御を行うことができ、しかも大きなトルクを得
ることができ、かつ、駆動装置の構成や制御方式
が複雑化する等といつた不都合を生じることもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1の実施例を示す図、第
2図は、同第2の実施例を示す図である。 1……スクリユー、2……ボールネジ、4……
ナツト、5,6,7,11……歯車、8,12…
…サーボモータ、9,13,14……電動モー
タ、10,15,16……クラツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 回転運動を直線運動に変換する運動変換伝動
    手段の出力によつてスクリユーを軸方向に駆動
    して射出を行う、射出成形機における射出機構
    駆動装置において、上記運動変換伝動手段の回
    転部を駆動制御する1つのサーボモータと、上
    記回転部をクラツチを介して駆動する1以上の
    電動モータとを有することを特徴とする射出成
    形機における射出機構駆動装置。 (2) 上記サーボモータ及びクラツチを介した電動
    モータは並列に上記運動変換伝動手段の回転部
    に接続されている実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の射出成形機における射出機構駆動装
    置。 (3) 上記サーボモータは、上記運動変換伝動手段
    の回転部に接続され、上記1以上の伝動モータ
    は、サーボモータのモータ軸及び各電動モータ
    のモータ軸にクラツチを介して直列に接続され
    ている実用新案登録請求の範囲第1項の射出成
    形機における射出機構駆動装置。 (4) 上記運動変換伝動手段は射出を行うスクリユ
    ーに連続されたボールネジと、上記サーボモー
    タ及びクラツチを介した電動モータによつて歯
    車機構を介して駆動されるナツトによつて構成
    されている実用新案登録請求の範囲第1項、第
    2項又は第3項いずれかに記載の射出成形機に
    おける射出機構駆動装置。
JP1989099829U 1989-08-29 1989-08-29 Expired JPH0344506Y2 (ja)

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JPH0244019U JPH0244019U (ja) 1990-03-27
JPH0344506Y2 true JPH0344506Y2 (ja) 1991-09-19

Family

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4694006B2 (ja) * 2001-02-09 2011-06-01 キヤノンアネルバ株式会社 ゲートバルブ
JP4820730B2 (ja) * 2006-10-13 2011-11-24 日精樹脂工業株式会社 射出成形機

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JPS5862030A (ja) * 1981-10-08 1983-04-13 Nissei Plastics Ind Co 射出成形機

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JPS477452U (ja) * 1971-02-18 1972-09-27

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JPH0244019U (ja) 1990-03-27

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