JPH0344080Y2 - - Google Patents
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- JPH0344080Y2 JPH0344080Y2 JP15649186U JP15649186U JPH0344080Y2 JP H0344080 Y2 JPH0344080 Y2 JP H0344080Y2 JP 15649186 U JP15649186 U JP 15649186U JP 15649186 U JP15649186 U JP 15649186U JP H0344080 Y2 JPH0344080 Y2 JP H0344080Y2
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- Japan
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- skin member
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- hose
- skin
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Links
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Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は自動車用のシートのクツシヨン部材を
表皮部材で被覆する際に表皮部材に生ぜるシワを
取り除くことができる自動車用シートのしわ取り
装置に関するものである。
表皮部材で被覆する際に表皮部材に生ぜるシワを
取り除くことができる自動車用シートのしわ取り
装置に関するものである。
(従来の技術)
従来、この種の自動車用シートのしわ取り装置
としては、第5図に示すように、銅パイプ等の剛
性を有するパイプ材よりなるノズルaと、ノズル
aの端部に装着されるバルブbと、バルブbに可
撓性ホースcを介して連結される蒸気源dとを備
えてなる。そして、しわを取る場合に、クツシヨ
ン部材eに表皮部材fを被覆した後において、ノ
ズルaをクツシヨン部材eと表皮部材fとの間に
挿入し、バルブbを開にしてノズルaから蒸気を
噴射しつつ表皮部材fにできたしわを取り除くも
のである。
としては、第5図に示すように、銅パイプ等の剛
性を有するパイプ材よりなるノズルaと、ノズル
aの端部に装着されるバルブbと、バルブbに可
撓性ホースcを介して連結される蒸気源dとを備
えてなる。そして、しわを取る場合に、クツシヨ
ン部材eに表皮部材fを被覆した後において、ノ
ズルaをクツシヨン部材eと表皮部材fとの間に
挿入し、バルブbを開にしてノズルaから蒸気を
噴射しつつ表皮部材fにできたしわを取り除くも
のである。
(考案が解決しようとする問題点)
前記従来の自動車シートのしわ取り装置は以上
に述べたように、蒸気を噴射するノズルaが剛体
でできているため、複雑な形状のシートの場合、
奥深くまでノズルaを挿入できず、蒸気の噴射時
間を長くして蒸気を奥深くまで浸透させる必要が
あり、それでも完全にしわ取りをすることが困難
で、また、自動によるしわ取り作業も困難なもの
としている等の問題がある。
に述べたように、蒸気を噴射するノズルaが剛体
でできているため、複雑な形状のシートの場合、
奥深くまでノズルaを挿入できず、蒸気の噴射時
間を長くして蒸気を奥深くまで浸透させる必要が
あり、それでも完全にしわ取りをすることが困難
で、また、自動によるしわ取り作業も困難なもの
としている等の問題がある。
本考案は以上に述べた問題点に鑑みなされたも
ので、複雑な形状のシートであつても、短時間で
奥深くまで蒸気噴射することができ、そして完全
にシワ取りができ、またしわ取り作業の自動化を
図ることができる自動車シートのしわ取り装置を
提供することを目的とする。
ので、複雑な形状のシートであつても、短時間で
奥深くまで蒸気噴射することができ、そして完全
にシワ取りができ、またしわ取り作業の自動化を
図ることができる自動車シートのしわ取り装置を
提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
本考案にかかる自動車シートのしわ取り装置
は、自動車用シートのクツシヨン部材を表皮部材
で被覆する際にクツシヨン部材と表皮部材との間
に一端部が挿入可能な可撓性のホースと、このホ
ースの他端部に連結される蒸気源と備えてなるも
のである。
は、自動車用シートのクツシヨン部材を表皮部材
で被覆する際にクツシヨン部材と表皮部材との間
に一端部が挿入可能な可撓性のホースと、このホ
ースの他端部に連結される蒸気源と備えてなるも
のである。
(作用)
本考案にかかる自動車シートのしわ取り装置に
よれば、蒸気を噴射する端部に可撓性ホースを使
用しているため、複雑な形状のシートのヘツド部
に最初からホースを差し込んでおくことができ、
ヘツド部等の深部に短時間で蒸気噴射することが
でき、また完全なしわ取りをすることができると
ともに、しわ取り作業の自動化をも図ることがで
きるものである。
よれば、蒸気を噴射する端部に可撓性ホースを使
用しているため、複雑な形状のシートのヘツド部
に最初からホースを差し込んでおくことができ、
ヘツド部等の深部に短時間で蒸気噴射することが
でき、また完全なしわ取りをすることができると
ともに、しわ取り作業の自動化をも図ることがで
きるものである。
(実施例)
以下本考案の構成を図面に示す実施例に基づい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
第1図から第3図に本考案の自動車用シートの
しわ取り装置を背凭れシートの表皮部材被着装置
に施こした場合の一実施例をそれぞれ斜視図、要
部正面図及び要部側面図で示す。
しわ取り装置を背凭れシートの表皮部材被着装置
に施こした場合の一実施例をそれぞれ斜視図、要
部正面図及び要部側面図で示す。
この表皮部材被着装置は、クツシヨン部材1を
逆さに吊して押し下げるクツシヨン押込み部材3
と、クツシヨン部材1のヘツド部分を受け入れる
ヘツド部返しバスケツト4と、クツシヨン前面側
の表皮部材2を支持する表皮部材引上げローラ5
と、クツシヨン背面側の表皮部材を支持する表皮
部材引上げバー6及びこれらを支えるフレーム7
とから成る。
逆さに吊して押し下げるクツシヨン押込み部材3
と、クツシヨン部材1のヘツド部分を受け入れる
ヘツド部返しバスケツト4と、クツシヨン前面側
の表皮部材2を支持する表皮部材引上げローラ5
と、クツシヨン背面側の表皮部材を支持する表皮
部材引上げバー6及びこれらを支えるフレーム7
とから成る。
そして、本考案の自動車用シートのしわ取り装
置は、基端部が蒸気源30に連結されるテフロン
ホース等の可撓性ホース31と、ホース31を移
動するホース移動手段であるエアーシリンダ32
とを備えて成る。
置は、基端部が蒸気源30に連結されるテフロン
ホース等の可撓性ホース31と、ホース31を移
動するホース移動手段であるエアーシリンダ32
とを備えて成る。
クツシヨン押込み部材3は、クツシヨン部材1
を逆さに吊した状態で掴持するクランプ8を備え
た上部昇降フレーム9と、該フレーム9を支持し
て昇降運動可能にフレーム7に取付ける流体圧シ
リンダ10とから成る。クランプ8はクツシヨン
部材1に埋設されているフレーム(図示省略)部
分を掴持し、逆さに吊した状態のまま押下げ可能
とするものである。通常、このクランプ8には流
体圧シリンダを利用して開閉する爪部材あるいは
略コ形の受板のようなものが採用されている。ま
た、上部昇降フレーム9を支持する流体圧シリン
ダ10は、高圧空気ないし圧力油を作動流体とす
る二本一組の流体圧シリンダを互いに逆方向に向
けて連結し、一方のピストンロツドをフレーム7
に他方のピストンロツドを上部昇降フレーム9を
夫々連結して、上部昇降フレーム9を昇降可能に
フレーム7に連結している。
を逆さに吊した状態で掴持するクランプ8を備え
た上部昇降フレーム9と、該フレーム9を支持し
て昇降運動可能にフレーム7に取付ける流体圧シ
リンダ10とから成る。クランプ8はクツシヨン
部材1に埋設されているフレーム(図示省略)部
分を掴持し、逆さに吊した状態のまま押下げ可能
とするものである。通常、このクランプ8には流
体圧シリンダを利用して開閉する爪部材あるいは
略コ形の受板のようなものが採用されている。ま
た、上部昇降フレーム9を支持する流体圧シリン
ダ10は、高圧空気ないし圧力油を作動流体とす
る二本一組の流体圧シリンダを互いに逆方向に向
けて連結し、一方のピストンロツドをフレーム7
に他方のピストンロツドを上部昇降フレーム9を
夫々連結して、上部昇降フレーム9を昇降可能に
フレーム7に連結している。
ヘツド部返しバスケツト4は、裏返した表皮部
材2を支持した状態で逆さに吊されたクツシヨン
部材1のヘツド部1Aを受入れ可能とするもの
で、前述のヘツド部1Aを挿入可能とする広さ及
び形状の開口周縁4Aと十分な深さの底面4Bを
少なくとも有する。このヘツド部返しバスケツト
4はその下に受台4Cを有し、該受台4Cに連結
されているダンパ11にて弾性支持されている。
受台4Cとダンパ11との連結はクランプ手段1
2によて着脱自在とされ、サイズの異なるシート
バツクにも本装置を適用する際にはクランプ12
を解除して受台4Cごとヘツド部返しバスケツト
4を取替え得るように設けられている。ダンパ1
1は、下部昇降フレーム14上に設置され、クツ
シヨン部材1の押込みに供なつて押込み力と弾発
力とが調和する位置までヘツド部返しバスケツト
4を降下させ得るように支持する。
材2を支持した状態で逆さに吊されたクツシヨン
部材1のヘツド部1Aを受入れ可能とするもの
で、前述のヘツド部1Aを挿入可能とする広さ及
び形状の開口周縁4Aと十分な深さの底面4Bを
少なくとも有する。このヘツド部返しバスケツト
4はその下に受台4Cを有し、該受台4Cに連結
されているダンパ11にて弾性支持されている。
受台4Cとダンパ11との連結はクランプ手段1
2によて着脱自在とされ、サイズの異なるシート
バツクにも本装置を適用する際にはクランプ12
を解除して受台4Cごとヘツド部返しバスケツト
4を取替え得るように設けられている。ダンパ1
1は、下部昇降フレーム14上に設置され、クツ
シヨン部材1の押込みに供なつて押込み力と弾発
力とが調和する位置までヘツド部返しバスケツト
4を降下させ得るように支持する。
前記表皮部材引上げローラ5及び引上げバー6
は、裏返しにした表皮部材2をヘツド部返しバス
ケツト4と共に支持するもので、クツシヨン押込
み以前にはほぼバスケツト4の底部の前後に、ま
た、クツシヨン押込み完了時にはバスケツト4の
開口周縁より上方に移動する位置に配置されてい
る、表皮部材引上げローラ5は中央昇降フレーム
16上に立設する支え板17の上部に回転自在に
支承され、中央昇降フレーム16上のモータ18
の回転を受けて左右同量回転する。このローラ5
とモータ18とはタイミングベルト19を介して
連結されている。また、表皮部材引上げバー6
は、主にクツシヨン背面側の表皮部材2を支持す
るもので、本実施例ではクツシヨン部材1の両側
面に平行に設置されている側板20とこれらの間
に張架される背板21とによつて構成されてい
る。該表皮部材引上げバー6は、滑らかな縁を有
する板材ないし棒材の使用が可能であるが、回転
可能な棒材の使用が好ましい。
は、裏返しにした表皮部材2をヘツド部返しバス
ケツト4と共に支持するもので、クツシヨン押込
み以前にはほぼバスケツト4の底部の前後に、ま
た、クツシヨン押込み完了時にはバスケツト4の
開口周縁より上方に移動する位置に配置されてい
る、表皮部材引上げローラ5は中央昇降フレーム
16上に立設する支え板17の上部に回転自在に
支承され、中央昇降フレーム16上のモータ18
の回転を受けて左右同量回転する。このローラ5
とモータ18とはタイミングベルト19を介して
連結されている。また、表皮部材引上げバー6
は、主にクツシヨン背面側の表皮部材2を支持す
るもので、本実施例ではクツシヨン部材1の両側
面に平行に設置されている側板20とこれらの間
に張架される背板21とによつて構成されてい
る。該表皮部材引上げバー6は、滑らかな縁を有
する板材ないし棒材の使用が可能であるが、回転
可能な棒材の使用が好ましい。
この表皮部材引上げバー6は、適用しようとす
るシートバツクの種類や寸法に応じて幅を可変と
するため、側方に摺動可能に中央昇降フレーム1
6上に設置し、シリンダ22で作動するように設
けることが好ましい。この場合、背板21は途中
で分断され、側板20の間隔を変更可能とするこ
とが必要である。
るシートバツクの種類や寸法に応じて幅を可変と
するため、側方に摺動可能に中央昇降フレーム1
6上に設置し、シリンダ22で作動するように設
けることが好ましい。この場合、背板21は途中
で分断され、側板20の間隔を変更可能とするこ
とが必要である。
上記表皮部材引上げローラ5及び引上げバー6
を載置する中央昇降フレーム16は、流体圧シリ
ンダ15に支持されて下部昇降フレーム14上に
載置され、流体圧シリンダ15の作動によつて昇
降可能に設けられている。また、この中央昇降フ
レーム16と下部昇降フレーム14との間にはダ
ンパ23が設けられており、流体圧シリンダ15
の作動によつて昇降する中央昇降フレーム16の
昇降スピードを緩やかなものとするように配慮さ
れている。
を載置する中央昇降フレーム16は、流体圧シリ
ンダ15に支持されて下部昇降フレーム14上に
載置され、流体圧シリンダ15の作動によつて昇
降可能に設けられている。また、この中央昇降フ
レーム16と下部昇降フレーム14との間にはダ
ンパ23が設けられており、流体圧シリンダ15
の作動によつて昇降する中央昇降フレーム16の
昇降スピードを緩やかなものとするように配慮さ
れている。
尚、上記中央昇降フレーム16を支持する下部
昇降フレーム14は、流体圧シリンダ13を介し
てフレーム7に吊下げられ、クツシヨン部材1の
形状や大きさなどに応じてヘツド部返しバスケツ
ト4、表皮部材引上げローラ5及び引上げバー6
を全体的に上方ないし下方に移動させ、各種サイ
ズのシートバツクに適用できるように設けられて
いる。
昇降フレーム14は、流体圧シリンダ13を介し
てフレーム7に吊下げられ、クツシヨン部材1の
形状や大きさなどに応じてヘツド部返しバスケツ
ト4、表皮部材引上げローラ5及び引上げバー6
を全体的に上方ないし下方に移動させ、各種サイ
ズのシートバツクに適用できるように設けられて
いる。
以上に述べた自動車用シートの表皮部材被着装
置において、本考案の自動車用シートのシワ取り
装置は、基端部が蒸気源30にそれぞれ連結され
るテフロンホース等の一対の可撓性ホース31の
先端部が、ヘツド部返しバスケツト4の両側より
内部にそれぞれ挿入可能とされる。
置において、本考案の自動車用シートのシワ取り
装置は、基端部が蒸気源30にそれぞれ連結され
るテフロンホース等の一対の可撓性ホース31の
先端部が、ヘツド部返しバスケツト4の両側より
内部にそれぞれ挿入可能とされる。
また、一対のホース31は先端との間にある程
度の弛みを持たせつつ、固定金具33によつてそ
れぞれフレーム7に固定される。
度の弛みを持たせつつ、固定金具33によつてそ
れぞれフレーム7に固定される。
両ホース31の固定金具33と先端部との間は
一対のエアーシリンダ32とロツド32aの先端
にそれぞれ穿設される孔32bに摺動可能に貫通
係止された状態で吊される。
一対のエアーシリンダ32とロツド32aの先端
にそれぞれ穿設される孔32bに摺動可能に貫通
係止された状態で吊される。
一対のエアーシリンダ32の基端部はそれぞれ
上部昇降フレーム9に連結され、また一対のエア
ーシリンダ32はローラ5を駆動するモータ18
の駆動に連結されている。
上部昇降フレーム9に連結され、また一対のエア
ーシリンダ32はローラ5を駆動するモータ18
の駆動に連結されている。
以上のように構成されているので次のようにし
てクツシヨン部材1に表皮部材2は被せられると
ともに、本考案の装置によつてしわが取り除かれ
る。
てクツシヨン部材1に表皮部材2は被せられると
ともに、本考案の装置によつてしわが取り除かれ
る。
まず、表皮部材2を裏返しにして中央昇降フレ
ーム16上の引上げローラ5及び引上げバー6並
びにヘツド部返しバスケツト4に上から被せると
ともに、両ホース31の先端を上部開口よりバス
ケツト4内の両側壁寄りにそれぞれ挿入する(第
4図A参照)。次いで、クツシヨン部材1をクツ
シヨン押込み部材3のクランプ8に取付けて逆さ
に吊し、流体圧シリンダ10の作動によつてヘツ
ド部返しバスケツト4内に押込む。この際、ホー
ス31の先端部はクツシヨン部材1と表皮部材2
との間に挿入された状態となり、この時点でホー
ス31の先端から蒸気の噴射を開始する(第4図
B参照)。ヘツド部返しバスケツト4はクランプ
部材1の押込み分だけ降下する一方、中央昇降フ
レーム16が流体圧シリンダ15の作動によつて
同量押し上げられ、中央部吊り位置24で停止す
る(第4図C参照)。
ーム16上の引上げローラ5及び引上げバー6並
びにヘツド部返しバスケツト4に上から被せると
ともに、両ホース31の先端を上部開口よりバス
ケツト4内の両側壁寄りにそれぞれ挿入する(第
4図A参照)。次いで、クツシヨン部材1をクツ
シヨン押込み部材3のクランプ8に取付けて逆さ
に吊し、流体圧シリンダ10の作動によつてヘツ
ド部返しバスケツト4内に押込む。この際、ホー
ス31の先端部はクツシヨン部材1と表皮部材2
との間に挿入された状態となり、この時点でホー
ス31の先端から蒸気の噴射を開始する(第4図
B参照)。ヘツド部返しバスケツト4はクランプ
部材1の押込み分だけ降下する一方、中央昇降フ
レーム16が流体圧シリンダ15の作動によつて
同量押し上げられ、中央部吊り位置24で停止す
る(第4図C参照)。
このとき、表皮部材引上げローラ5はモータ1
8の回転を受けて表皮部材2の周辺を引上げる方
向に回転し、表皮部材2の引上げ及び捲り返しを
スムーズに行なわせる。これによつて、表皮部材
2の引上げ時の抵抗が少なくなり、表皮部材2の
被せ作業がスムーズに行ない得る。
8の回転を受けて表皮部材2の周辺を引上げる方
向に回転し、表皮部材2の引上げ及び捲り返しを
スムーズに行なわせる。これによつて、表皮部材
2の引上げ時の抵抗が少なくなり、表皮部材2の
被せ作業がスムーズに行ない得る。
この際、モータ18の駆動に連動してシリンダ
32が縮方向に作動され、ホース31が孔32b
内を摺動しつつもホース31先端が表皮部材2の
被せスピードとともに蒸気を噴射しながら上方に
移動し、しわが取り除かれつつ表皮部材2の被せ
作業がなされる。
32が縮方向に作動され、ホース31が孔32b
内を摺動しつつもホース31先端が表皮部材2の
被せスピードとともに蒸気を噴射しながら上方に
移動し、しわが取り除かれつつ表皮部材2の被せ
作業がなされる。
クツシヨン部材1の押込み停止後は、回転中の
引上げローラ5と、引上げバー6とを流体圧シリ
ンダ15の作動によつて緩やかに上昇させ、残り
の表皮部材2を押し上げつつクツシヨン部材1に
被せる(第4図D参照)。
引上げローラ5と、引上げバー6とを流体圧シリ
ンダ15の作動によつて緩やかに上昇させ、残り
の表皮部材2を押し上げつつクツシヨン部材1に
被せる(第4図D参照)。
表皮部材2を被し終えた後は再び各フレーム
9,16は元の位置に復帰し、次の作業に備え
る。
9,16は元の位置に復帰し、次の作業に備え
る。
(考案の効果)
以上に述べたように、本考案の自動車用シート
のしわ取り装置によれば、可撓性ホースを使用し
てクツシヨン部材と表皮部材との間に蒸気を送り
込む構成であるため、複雑な形状であるシートバ
ツクのヘツド部等にも最初からこのホースを差し
込んでおけるので、ヘツド部先端にも容易に蒸気
噴射することができ、また、凹凸のあるシートサ
イドに沿つて容易に蒸気噴射をすることができ
る。このため、蒸気の噴射時間をより短くするこ
とができるとともに、より完全なしわ取りをする
ことができ、更にシートの表皮部材被着装置にお
いて蒸気噴射の自動化を図ることができる等の効
果を有するものである。
のしわ取り装置によれば、可撓性ホースを使用し
てクツシヨン部材と表皮部材との間に蒸気を送り
込む構成であるため、複雑な形状であるシートバ
ツクのヘツド部等にも最初からこのホースを差し
込んでおけるので、ヘツド部先端にも容易に蒸気
噴射することができ、また、凹凸のあるシートサ
イドに沿つて容易に蒸気噴射をすることができ
る。このため、蒸気の噴射時間をより短くするこ
とができるとともに、より完全なしわ取りをする
ことができ、更にシートの表皮部材被着装置にお
いて蒸気噴射の自動化を図ることができる等の効
果を有するものである。
第1図は本考案に係る自動車用シートのしわ取
り装置を背凭れシートの表皮部材被着装置に施こ
した場合の一実施例を示す斜視図、第2図は表皮
部材引上げローラ周辺を示す正面図、第3図はそ
の右側側面図、第4図A〜Dは表皮部材被着作業
状態図、第5図は従来のしわ取り装置を示す斜視
図である。 1……クツシヨン部材、2……表皮部材、3…
…クツシヨン押込み部材、4……ヘツド部返しバ
スケツト、5……表皮部材引上げローラ、6……
表皮部材引上げバー、30……蒸気源、31……
可撓性ホース、32……ホース移動手段。
り装置を背凭れシートの表皮部材被着装置に施こ
した場合の一実施例を示す斜視図、第2図は表皮
部材引上げローラ周辺を示す正面図、第3図はそ
の右側側面図、第4図A〜Dは表皮部材被着作業
状態図、第5図は従来のしわ取り装置を示す斜視
図である。 1……クツシヨン部材、2……表皮部材、3…
…クツシヨン押込み部材、4……ヘツド部返しバ
スケツト、5……表皮部材引上げローラ、6……
表皮部材引上げバー、30……蒸気源、31……
可撓性ホース、32……ホース移動手段。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 自動車用シートのクツシヨン部材を表皮部材
で被覆する際にクツシヨン部材と表皮部材との
間に一端部が挿入可能な可撓性のホースと、こ
のホースの他端部に連結される蒸気源と備えて
なる自動車用シートのしわ取り装置。 2 前記クツシヨン部材と表皮部材との間に挿入
されたホースの一端部を、クツシヨン部材に表
皮部材を被覆していくと同時に前記ホースの一
端部をクツシヨン部材と表皮部材との間から
徐々に抜くところのホース移動手段を備えてな
る実用新案登録請求の範囲第1項記載の自動車
用シートのしわ取り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15649186U JPH0344080Y2 (ja) | 1986-10-13 | 1986-10-13 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15649186U JPH0344080Y2 (ja) | 1986-10-13 | 1986-10-13 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6362000U JPS6362000U (ja) | 1988-04-23 |
| JPH0344080Y2 true JPH0344080Y2 (ja) | 1991-09-17 |
Family
ID=31078156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15649186U Expired JPH0344080Y2 (ja) | 1986-10-13 | 1986-10-13 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0344080Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-10-13 JP JP15649186U patent/JPH0344080Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6362000U (ja) | 1988-04-23 |
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