JPH0343620Y2 - - Google Patents

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JPH0343620Y2
JPH0343620Y2 JP9034487U JP9034487U JPH0343620Y2 JP H0343620 Y2 JPH0343620 Y2 JP H0343620Y2 JP 9034487 U JP9034487 U JP 9034487U JP 9034487 U JP9034487 U JP 9034487U JP H0343620 Y2 JPH0343620 Y2 JP H0343620Y2
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JP
Japan
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optical fiber
opgw
plastic
wire
overhead ground
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JP9034487U
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JPS63199415U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、光フアイバを架空地線と組み合わ
せてなる光フアイバ複合架空地線に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
光通信網を構築するための光フアイバを複合し
た架空地線(以下、OPGWと略記する)として、
従来第5図に示すような構造のものが知られてい
る。
すなわち第5図において、符号1は光フアイバ
ユニツトであり、この光フアイバユニツト1は、
金属、プラスチツクなどからなる長尺のスペーサ
2と、このスペーサ2の外周面にラセン状に形成
された光フアイバ収容溝3…に収容された信号伝
送用ガラス系光フアイバ4…とから構成されてお
り、そしてこの信号伝送用ガラス系光フアイバ4
は、少なくともそのコアが石英系ガラスからなる
ものとされている。
このような光フアイバユニツト1は、アルミニ
ウム合金などからなる金属パイプ5内に収容され
て、機械的、熱的に保護されている。金属パイプ
5の周囲には複数本の金属素線6…が金属パイプ
5を中心として撚り合され、撚線7が形成されて
いる。ここでは、金属素線6としてアルミニウム
被覆鋼線が用いられ、特に内側の撚線7には、素
線6として異形断面のアルミニウム被覆鋼線が用
いられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
OPGWは、送電線を落雷から保護するために
鉄塔の天辺に布設される。このOPGWは、これ
に落雷が生じた場合、300℃程度にまで加熱され、
その金属素線6…が前記の熱によつて溶断したり
ガラス系光フアイバ4…が高温に晒されてその被
覆が劣化したりする場合がある。
金属素線6の溶断はこれをそのまま放置してお
くと、やがてはOPGW全体の断線を招き、また
ガラス系光フアイバ4の被覆劣化はその伝送損失
特性の低下を招き、いずれの場合も光通信障害を
引き起こす原因となる。このため、OPGWが落
雷により上記のような損傷を受けた場合には、そ
の損傷箇所を早期に発見して補修する必要があ
る。
ところが、上記従来の構造のOPGWでは、こ
のような損傷箇所を目視で調査せねばならず、調
査に多大の労力を要するうえ、事故発生から障害
箇所を発見するまでに長時間を要する問題があつ
た。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案の光フアイバ複合架空地線では、上記
従来のOPGWにプラスチツク系光フアイバを添
設具備させることにより、上記金属素線6の溶断
等の損傷箇所を容易に検知できるようにした。
〔作用〕
落雷等により、金属素線の溶断やガラス系光フ
アイバの被覆の劣化が起きるほどOPGWが過熱
されると、プラスチツク系光フアイバは耐熱性に
劣るので、そのコアが上記過熱箇所で溶融して伝
送特性が著しく悪化する。従つて、このプラスチ
ツク系光フアイバの伝送特性値を調べることによ
り、落雷等により生じたOPGWの損傷箇所を検
知することができる。
〔実施例〕
(実施例1 ) 第1図は、この考案の光フアイバ複合架空地線
(OPGW)の第1実施例を示すものである。この
OPGWが第5図に示したOPGWと異なるところ
は、金属素線6と共にプラスチツク系光フアイバ
8が撚り合わされている点にある。
ここでプラスチツク系光フアイバとは、そのコ
ア・クラツドが共にプラスチツク樹脂からなるも
のをいい、OPGWの熱的損傷を受けた箇所を検
知するためのものであるので、融点が200℃程度
以下の透明性樹脂によつて形成されたものが用い
られる。
され、第1図のOPGWにおいて、落雷等によ
り信号伝送用ガラス系光フアイバ4の被覆が劣化
したり、金属素線6が溶断するほどにOPGWが
過熱されると、その過熱箇所でプラスチツク系光
フアイバ8が溶融してその伝送特性が上記溶融部
分で著しく悪化する。従つて、このプラスチツク
系光フアイバ8の伝送特性値を後方散乱法
(OTDR;オプチカルタイムデイレイリフラクト
メトリー)で測定することにより、離れた場所か
ら前記OPGWの過熱損傷箇所を検出することが
できる。
よつて、このOPGWにおけるプラスチツク系
光フアイバ8の正常時における伝送特性値を測定
確認しておき、落雷による損傷の有無を調査する
際に同プラスチツク系光フアイバ8の伝送特性を
測定して、これを平時の値と比較することによ
り、信号伝送用ガラス系光フアイバ4や金属素線
6の熱的損傷発生箇所を検知することができる。
(実施例 2) 第2図は、この考案の第2実施例を示すもので
ある。
このOPGWにあつては、プラスチツク系光フ
アイバ8が、撚線7の外表面部の金属素線6相互
の溝部に撚り込まれている。
このものにあつては、上記第1実施例のものと
同様の作用効果を得られるうえ、プラスチツク系
光フアイバ8の布設や張り替えが容易である利点
がある。
(実施例 3) 第3図は、この考案の第3実施例を示すもので
ある。
このOPGWでは、スペーサ2の周囲に設けら
れた4本の光フアイバ収容溝3…のうち1本に、
プラスチツク系光フアイバ8が収容されている。
このものにあつては、第1実施例のものと同様
の作用効果が得られるうえ、プラスチツク系光フ
アイバ8が金属パイプ5内に収容されているの
で、プラスチツク系光フアイバ8が外部環境から
保護され、長期信頼性に優れている利点がある。
(実施例 4) 第4図に示す第4実施例のOPGWは、スペー
サ2の周囲に8本の光フアイバ収容溝3…が設け
られており、そしてそれらの光フアイバ収容溝3
…内に信号伝送用ガラス系光フアイバ4…とプラ
スチツク系光フアイバ8…とが交互に収容されて
いる。
なお、この考案を実施する場合、金属パイプ5
内に収容される光フアイバユニツト1としては、
第1ないし第4実施例に示したスペーサタイプに
限られることなく、金属線、FRPロツドなどか
らなるテンシヨメンバの周囲に複数本のガラス系
光フアイバを撚り合せたタイプであつてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案の光フアイバ複
合架空地線では、そのOPGWにプラスチツク系
光フアイバが添設具備されているので、落雷時に
より金属素線の溶断やガラス系光フアイバの被覆
劣化が起きるほどにOPGWが過熱されると、そ
の過熱箇所でプラスチツク系光フアイバが溶融し
てその伝送損失特性が著しく低下する。したがつ
て、このプラスチツク系光フアイバの伝送損失特
性値を測定することによつて、落雷等に基づく
OPGWの損傷発生箇所を容易的確に検知するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の光フアイバ複
合架空地線の第1ないし第4実施例を示す概略横
断面図、第5図は従来の光フアイバ複合架空地線
を示す概略横断面図である。 4……信号伝送用ガラス系光フアイバ、6……
金属素線、7……撚線、8……プラスチツク系光
フアイバ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属撚線に信号伝送用ガラス系光フアイバを複
    合してなる光フアイバ複合架空地線に、プラスチ
    ツク系光フアイバを添設具備させたことを特徴と
    する光フアイバ複合架空地線。
JP9034487U 1987-06-12 1987-06-12 Expired JPH0343620Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9034487U JPH0343620Y2 (ja) 1987-06-12 1987-06-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9034487U JPH0343620Y2 (ja) 1987-06-12 1987-06-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63199415U JPS63199415U (ja) 1988-12-22
JPH0343620Y2 true JPH0343620Y2 (ja) 1991-09-12

Family

ID=30950116

Family Applications (1)

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JP9034487U Expired JPH0343620Y2 (ja) 1987-06-12 1987-06-12

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JPS63199415U (ja) 1988-12-22

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