JPH034361Y2 - - Google Patents

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JPH034361Y2
JPH034361Y2 JP1985165196U JP16519685U JPH034361Y2 JP H034361 Y2 JPH034361 Y2 JP H034361Y2 JP 1985165196 U JP1985165196 U JP 1985165196U JP 16519685 U JP16519685 U JP 16519685U JP H034361 Y2 JPH034361 Y2 JP H034361Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は薄形空気清浄器に関するもので、更
に詳細には、コロナ放電部と集塵部とを一体に組
込んだ空気清浄器の改良に係るものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種の空気清浄器は、第13図に示す
ように、金属板aの一端に複数の先尖状放電部b
を突設する放電極cと、この放電極cの各先尖状
放電部bの先端を中心に位置する複数の透孔dを
穿設した放電対極板eとで構成される放電部f
と、互いに交互にかつ平行に配設されると共に、
電源gの異なる極に接続される集塵極板hと集塵
対極板iとから成る集塵部jとで構成されてお
り、そして、例えば、空気調和機や自動車用クリ
ーナエアコン等に組込まれて使用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のこの種の空気清浄器は、
放電部fと集塵部jとが別々の位置にあるため、
比較的広いスペースをとるばかりか電源gとの接
続が面倒であり、そのため、空気調和機や自動車
用クリーナエアコンに組込む際に冷却機等との一
体化が困難であつた。この問題を解決する手段と
して、集塵極板hを放電極板eに接触させると共
に放電極c間に並設して薄形化を図るようにする
ことも考えられるが、この構造のものにおいては
集塵極板hの長さ分の省スペース化は図れるが、
集塵効率を考慮した場合、集塵極板hにある程度
の面積をもたせなければならず、そのため極端に
薄形にすることは困難である。
また、従来のこの種の空気清浄器においては、
集塵部jの清掃等に際して、集塵極のみ交換する
ことは多くの手間を要し、また、集塵部全体を交
換する場合においても放電部fとの位置合せが厄
介であるなどの問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は上記問題を解決することを企図して
なされたもので、上記技術的課題を解決する手段
として、可及的に薄形にすべく放電部と集塵部と
を方形枠状の本体内に組込み、かつ、容易に組込
むことができると共に、組込みと同時に電源との
接続を可能にすることを特徴とする薄形空気清浄
器を提供しようとするものである。
すなわち、この考案は、方形枠状の絶縁性本体
と、この本体内に両端が支持されそれぞれ先尖状
放電部を併設した互いに平行な複数の放電極板
と、上記放電極板の一端を接続すべく上記本体の
一側に固定される導電板と、上記放電極板の各先
尖状放電部の先端を中心に位置する透孔を多数穿
設すると共に上記本体の側部に固定される放電対
極板と、上記本体内において上記各放電極板間に
平行に配置されると共にその先端が上記放電対極
の内面に接触する複数の集塵極板とで構成され、
上記集塵極板に、末端側が上記本体に向つて延び
る集塵促進部を設けて成ることを特徴とする薄形
空気清浄器を提供しようとするものである。
この考案において、上記集塵促進部は末端側が
上記本体に向つて延びるものであれば任意の形態
のものでよく、例えば、先端から末端に向つて広
がるほぼV形状に形成されるか、放電対極板内面
に接触する板状基部の末端部にほぼ直交状に連結
する補助片にて形成でき、また、上記集塵促進部
を補助片にて形成する場合には、上記補助片をそ
れぞれ別体あるいは互いに連結する1枚の網体で
形成することも可能である。
「作 用」 上記技術的手段は次のように作用する。
方形枠状の本体内に放電極板と集塵極板とを互
いに平行に配設すると共に、本体の一側に放電対
極板を固定し、かつ、上記放電極板同士を接続す
る導電板を取付けることにより、カセツト状の薄
形とすることができると共に、容易に組付けを行
うことができ、また、組立てと同時に電源との接
続を可能にすることができる。そして、放電極板
と放電対極板との間に電圧が印加されると、放電
極板の先尖状放電部と放電対極の透孔との間にコ
ロナ放電が発生して空気中の塵埃が帯電され、帯
電された塵埃は集塵極板の基部及び集塵促進部に
捕集されて、空気の清浄化が図れる。
〔実施例〕
以下にこの考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図はこの考案の第一実施例の一部を断面で
示す正面図、第2図ないし第4図はそれぞれ第1
図の矢視図、矢視図及び矢視図を示すもの
で、この考案の空気清浄器は、方形枠状の絶縁性
本体10と、この本体10内に両端が支持されそ
れぞれ先尖状放電部22を併設した互いに平行な
複数の放電極板20と、上記放電極板20の一端
を接続すべく上記本体10の一側に固定される導
電板30と、上記放電極板20の各先尖状放電部
22の先端を中心に位置する透孔42を多数穿設
すると共に上記本体10の側部に固定される放電
対極板40と、上記本体10内において上記各放
電極板20間に平行に配置されると共にその先端
が上記放電対極板40の内面に接触する複数の集
塵極板50とで構成されている。
この場合、上記放電極板20は、例えば板厚が
0.1〜3.0mm好ましくは0.2〜1.0mmのステンレス鋼
あるいは普通鋼、銅、真鍮、アルミニウム等の強
度を有する導電性金属板にて形成されている。ま
た、この放電極板20は両端に挿入片24が突設
されており、これら挿入片24を上記本体10の
左右両端に穿設された支持スリツト(図示せず)
内に嵌挿することによつて本体10内に支持され
ている(第2図参照)。また、放電極板20の一
端側の挿入片24は上記本体10の支持スリツト
と合致するスリツト32を有する導電板30と接
続すべく各スリツト32内に嵌挿され、また、導
電板30は、その両端に折曲された取付け部34
を本体10の左側の上下両端に設けられた段部1
2にねじ14をもつて固定されている。
一方、上記放電対極板40は、上記放電極板2
0の先尖状放電部22の先端を中心に位置させる
円形の透孔42を多数穿設したアルミニウム合金
等の金属板又は少なくとも透孔42を含む表面に
導電性金属を被覆した樹脂基板にて形成される本
体10とほぼ同形の方形状となつており、かつ、
上部側の一端には電源Bへの接続のための取付け
片44が折曲されており、この取付け片44が本
体10の右側上部に設けられた取付け段部16に
ねじ18をもつて固定され、取付け片44以外の
部分はビス46をもつて本体10の側部に取付け
られている(第1図、第2図、第4図及び第5図
参照)。なお、上記本体10の背面側には枠状で
中央に通気口(図示せず)を形成した化粧板48
がビス46をもつて固定されている。
上記導電板30の取付け部34は電源Bの陰極
に接続され、放電対極板40の取付け片44は電
源Bの陽極に接続されており、これら導電板30
すなわち放電極板20と放電対極板40との間に
電圧が印加されると両者間にコロナ放電が生じる
ようになつている。なおこの場合、放電極板20
と放電対極板40とを逆極性にして陽極放電を行
うようにしてもよい。かかるコロナ放電は、例え
ば、家庭用交流電流(100V)を変圧し、かつ、
整流することで得られる4.5〜5KV、0.1〜1mAの
直流電流で行うことができる。
また、上記集塵極板50は、アルミニウム等の
導電性金属板、紙板あるいは樹脂基板の表面に導
電性金属を被覆したものなどで先端から末端に向
つて広がるほぼV形状に形成される集塵促進部を
有している。そして、上記本体10内に組込まれ
る際に、上記放電対極板40の内面に先端角部が
接触して、電源Bの陽極に接続するようになつて
いる。したがつて、集塵極板50の末端側をスカ
ート状に広げた集塵促進部により集塵面積を増加
でき、放電極板20と放電対極板40にて帯電さ
れた塵埃の捕集をより効率的に行うことができ
る。なおこの場合、図面では集塵促進部を直線状
に広げた形状としているが、曲線状に広げること
により、より一層集塵効率を向上させることがで
きる。
第6図はこの考案の第二実施例を示す断面図
で、上記集塵極板50をほぼT形状に形成した場
合である。すなわち、集塵極板50を、放電対極
板40の内面に接触する板状基部52と、この板
状基部52の末端部にほぼ直交状に連結する塵埃
促進用の補助片54とで形成して、補助片54に
て塵埃の捕集を効率良く行うようにした場合であ
る。
また、第7図はこの考案の第三実施例を示す断
面図で、上記第二実施例の集塵促進部である補助
片を網体56にて形成した場合であつて、塵埃の
捕集率を維持しつつ空気抵抗を少なくした場合で
ある。なおこの場合、上記網状補助片56は必ず
しも各集塵極板50ごとに形成する必要はなく、
第8図に示すように、互いに連結する1枚の網体
58にて形成してもよい。
第9図はこの考案の第五実施例の一部を断面で
示す要部正面図で、上記放電極板20と導電板3
0との別の接触状態を示す場合である。すなわ
ち、上記各放電極板20の一方の挿入片24をそ
れぞれ同一方向に折曲げておき、導電板30を折
曲げられた挿入片24に接触させて本体10に固
定することにより、放電極板20と導電板30と
の接続を行うようにした場合である。このように
放電極板20と導電板30とを接触することによ
り、より一層電源Bとの接続を容易に行うことが
できる。
第10図はこの考案の第六実施例を示す要部正
面図で、上記放電対極板40の透孔を円形以外の
形状とした場合で、透孔42aを正六角形に形成
した場合である。なおこの場合、透孔の形状は必
ずしも正六角形にする必要はなく、例えば正八角
形等の正多角形にしてもよい。
上記のように構成されるこの考案の空気清浄器
Aは、例えば第11図に示すような通常の空気調
和機60の空気吸込口61側のグリル62とフア
ン63との間において、空気流路64に対してほ
ぼ直交状に簡単に組込まれて使用に供される。な
お、第11図において、符号65は熱交換器、6
6は風向き調節可能なブレード、67はドレン排
出樋、68はプレフイルタである。また、この考
案の空気清浄器Aは、第12図に示すような狭隘
な自動車用クリーナエアコンにも容易に組込まれ
て使用に供される。すなわち、自動車の車室内7
1又は車室外72と車室内とを連通する空気流路
73の上流側に配設される循環フアン74と下流
側に配設される熱交換器75との間にこの考案の
空気清浄器Aを組込むことにより、自動車の室内
の空気を清浄にすると共に、温度や湿度を調整し
て居住性の向上を図ることができる。なお、第1
2図において、符号76はインテークドア、77
はエアミツクスドア、78はベントドア、79は
ヒータコア、80,81はそれぞれフロアドア、
デフドアである。また、この考案の空気清浄器は
建物の間仕切や壁等にも容易に組込んで使用する
こともできる。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、この考案の空気清浄器
によれば、上記のように構成されているので、以
下のような効果が得られる。
1 方形枠状の本体に放電部及び集塵部を組込む
ことができるため、放電極板の幅寸法とほぼ同
様の厚さに全体がコンパクトに納めることがで
き、空気調和機等の機器や壁等のいかなる場所
にも容易にセツトすることができる。
2 放電極板が集塵対極板を兼用することができ
るので、部品点数の削減が図れると共に、組立
て工数の削減が図れ、かつ、全体をコンパクト
にすることができる。
3 集塵極板の末端側に本体に向つて延びる集塵
促進部が形成されているため、コンパクトで集
塵効率の高い薄形空気清浄器とすることができ
る。
4 枠状本体を空気流路に対してほぼ直交状に挿
入することができるため、機器への組付け及び
交換が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の空気清浄器の第一実施例の
一部を断面で示す正面図、第2図ないし第4図は
それぞれ第1図の矢視図、矢視図及び矢視
図、第5図は第一実施例の要部を示す斜視図、第
6図はこの考案の第二実施例の断面図、第7図は
この考案の第三実施例の断面図、第8図はこの考
案の第四実施例の断面図、第9図はこの考案の第
五実施例の要部正面図、第10図はこの考案の第
六実施例の要部正面図、第11図はこの考案の空
気清浄器を空気調和機に使用した場合の断面図、
第12図はこの考案の空気清浄器を自動車用クリ
ーナエアコンに使用し場合の断面図、第13図は
従来の空気清浄器の断面図である。 符号説明、10……方形枠状本体、20……放
電極板、22……先尖状放電部、30……導電
板、40……放電対極板、42,42a……透
孔、50……集塵極板、52……板状基部、54
……補助片、56……網状補助片、58……網
体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 方形枠状の絶縁性本体と、この本体内に両端
    が支持されそれぞれ先尖状放電部を併設した互
    いに平行な複数の放電極板と、上記放電極板の
    一端を接続すべく上記本体の一側に固定される
    導電板と、上記放電極板の各先尖状放電部の先
    端を中心に位置する透孔を多数穿設すると共に
    上記本体の側部に固定される放電対極板と、上
    記本体内において上記各放電極板間に平行に配
    置されると共にその先端が上記放電対極の内面
    に接触する複数の集塵極板とで構成され、上記
    集塵極板に、末端側が上記本体に向つて延びる
    集塵促進部を設けて成ることを特徴とする薄形
    空気清浄器。 (2) 集塵促進部が、先端から末端に向つて広がる
    ほぼV形状である実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の薄形空気清浄器。 (3) 集塵促進部が、放電対極板内面に接触する板
    状基部の末端部にほぼ直交状に連結する補助片
    である実用新案登録請求の範囲第1項記載の薄
    形空気清浄器。 (4) 集塵促進部が、放電対極板内面に接触する板
    状基部の末端部にほぼ直交状に連結する網状の
    補助片である実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の薄形空気清浄器。 (5) 各集塵極板の網状の補助片が互いに連結する
    1枚の網体である実用新案登録請求の範囲第4
    項記載の薄形空気清浄器。
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JP6046979B2 (ja) * 2012-10-30 2016-12-21 アマノ株式会社 電気集塵機
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