JPH0342959B2 - - Google Patents

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JPH0342959B2
JPH0342959B2 JP21243083A JP21243083A JPH0342959B2 JP H0342959 B2 JPH0342959 B2 JP H0342959B2 JP 21243083 A JP21243083 A JP 21243083A JP 21243083 A JP21243083 A JP 21243083A JP H0342959 B2 JPH0342959 B2 JP H0342959B2
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water
electrode
chamber
generation chamber
alkaline
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JP21243083A
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JPS60106582A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (1) 発明の技術分野 本発明は公共水道等の原水源に直結してアルカ
リ性水及び酸性水を連続的に生成するイオン水連
続生成装置に関する。
(2) 従来技術と問題点 第1図は従来のイオン水連続生成装置の構成説
明図であり、同図に示すように柱状陽極1、筒状
隔壁2、及び筒状陰極3を槽4内に隔置して陽極
室5と陰極室6とに区画し、その各室5,6に給
水口7から原水を供給して、陽極室5に連通する
出口8から酸性水を取出し、陰極室6に連通する
出口9からアルカリ性水を取出すことができるよ
うにしている。なお筒状陰極3は全面に亘り複数
個の開孔を形成している。
このようなイオン水連続生成装置において、所
望のPH値のアルカリ性水を生成するのに必要な電
力消費量は、槽電圧と電流効率(電解電気量に対
するアルカリ性水のPH値が関係する)との兼合い
で決まる。槽電圧を低減させる手段としては、極
間を狭くする手段と、電極面積を大きくする手段
とが考えられる。しかし、極間を極端に狭くした
場合、電流効率が著しく低下する。これは単に極
間を狭めるだけでは省エネルギー構造を採ること
ができないことを意味する。また、電極面積を大
きくした場合、装置を大型化しなければならな
い。
従つて、従来構成の場合においては、電力消費
が多い大型装置であれば、アルカリ性水をPH値を
高くして取出すことができても、電力消費が少な
い小型装置にすると、充分にPH値を高くすること
ができないという欠点であつた。
(3) 発明の目的 本発明は係る問題点に鑑み、小型で高性能のイ
オン水連続生成装置を提供することを目的とす
る。
(4) 発明の構成 本発明は、イオン水生成時に陰極として機能さ
せる電極に複数個の開孔を形成し、この陰極用の
電極により槽内を区画し、区画による一方の室内
はイオン水生成時に陽極として機能させる電極を
配置して酸性水生成室とし、その区画による他方
の室内はアルカリ性水生成室とし、更に前記酸性
水生成室には原水の全流量又は主流量を送り込む
構成としたことを特徴とする。
(5) 発明の実施例 第2図は本発明が適用されたイオン水連続生成
装置における一実施例の要部側断面図である。同
図において、10は槽、11は陰極用の電極、1
2は陽極用の電極、13は酸性水生成室、14は
アルカリ性水生成室、15は給水口、16,17
は出口、18はパイプである。
槽10内を筒状の電極11により区画し、区画
による外側室内は筒状の電極12を同心状に配置
して酸性水生成室13とし、その区画による内側
室内はアルカリ性水生成室14とし、更に酸性水
生成室13には原水の全流量を送り込むように給
水口15を設けている。ここで、電極11は、イ
オン水生成時に陰極として機能させるもので、ス
テンレス板に複数個の開孔を形成した状態で筒状
に構成したものである。また、電極12はイオン
水生成時に陽極として機能させるもので、チタン
上に、酸化ルテニウム、酸化パラジウム、酸化プ
ラチナ等の白金属酸化物をコーテイングしてなる
金属板が好適であり、このような金属板を筒状に
構成したものである。
槽10内の水の流れは、矢印で示す通りであ
り、今、イオン水生成の為、電極11及び電極1
2の極間に直流電圧が印加されているとする。ま
ず、原水が給水口15から酸性水生成室13に送
り込まれ、酸性水となつた水がパイプ18を経て
出口16から放出される。この出口17から酸性
水となつて放出される水以外は、電極11の開口
を通過してアルカリ性水生成室14に送り込ま
れ、アルカリ性水となつた水が出口17から放出
される。
前述の如く、アルカリ性水及び酸性水を連続し
て生成する構成とした場合、極間を2mm程度に狭
くしても電流効率を低下させることなく、アルカ
リ性水のPHを効率良く上げることが可能となる。
まず、図示していないが、酸性水生成室13に
原水の主流量を供給し、残りの流量をアルカリ性
水生成室14に送り込むように構成してもよいも
のである。この場合、アルカリ性水生成室14へ
の原水供給量が少ない程、アルカリ性水のPHを効
率良く上げることが可能となることを実験により
確認することができた。
以上の本発明実施例は陰極用の電極11の周囲
に陽極用の電極12を配置した場合を示すもので
あるが、陽極と陰極との配置構造を逆にすること
もできる。
第3図は本発明が適用されたイオン水連絡生成
装置における他実施例の要部側断面図であり、第
2図と同一符号はそれに対応した部分を示してい
る。
槽10内を筒状の電極11により区画し、区画
による内側室内は筒状の電極11を同心状に配置
して酸性水生成室13とし、その区画による外側
室内はアルカリ性水生成室14とし、更に酸性水
生成室13には原水の全流量を送り込むように給
水口15を設けている。
槽10内の水の流れは、矢印で示す通りであ
り、そして、アルカリ性水及び酸性水の連続生成
過程も第2図の本発明に準じており、従つて、極
間を狭くしても電流効率を低下させないので、ア
ルカリ性水のPHを効率良く上げることが可能であ
る。
次の本発明が適用されたイオン水連続生成装置
を実験データに基づいて更に詳述する。
「実験方法」 第2図に示した構造の本発明装置を実験装置と
して用意し、そのまま実験に供した本発明の場合
Aと、第1図で示したような従来構成のようにア
ルカリ性水生成室及び酸性水生成室のそれぞれに
原水が供給されるように第2図の本発明装置を改
造した従来の場合Bとについて、電解電気量(ク
ローン(c)/)に対するPH特性を比較する。但
し、酸性水生成室とアルカリ性生成室との流量
比:1/1、極間:3mm、原水酸度40ppmである。
「実験データ」 第4図に示す通りであり、本発明の場合の曲線
Aと従来の場合の曲線Bとを比較して判るよう
に、本発明によれば、電解電気量の増大にともな
つてアルカリ性のPHが著しく上昇し、所望のPH
9.0に早く到達する。例えば、電解電気量が50
(c/)のとき、本発明Aと従来Bとの差がほ
とんど無く、PH7.5程度であるが、電解電気量が
100(c/)のとき、本発明AはPH9.0程度に達
するのに対し、従来BはPH8.0程度に過ぎなかつ
た。
(6) 発明の効果 以上の説明で明らかなように、本発明によれ
ば、極間を狭くしても電流効率を低下させること
なく、アルカリ性水のPHを効率良く上げることが
できるので、小型で高性能のイオン水生成装置を
提供し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のイオン水連続生成装置の説明
図、第2図及び第3図は本発明が適用されたイオ
ン水連続生成装置における、それぞれ要部側断面
図であり、第2図は陰極の外周囲に陽極を同心状
に配置した場合、第3図は陰極の内周囲に陽極を
同芯状に配置した場合をそれぞれ示すものであ
る。また、第4図は電解電気量(クローン(c)/
)に対するアルカリ性水のPH特性曲線である。 10……槽、11……陰極用の電極、12……
陽極用の電極、13……酸性水生成室、14……
アルカリ性水生成室。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 イオン水生成時に陰極として機能させる電極
    に複数個の開孔を形成し、この陰極用の電極によ
    り槽内を区画し、区画による一方の室内はイオン
    水生成時に陽極として機能させる電極を配置して
    酸性水生成室とし、その区画による他方の室内は
    アルカリ性水生成室とし、更に前記酸性水生成室
    には原水の全流量又は主流量を送り込む構成とし
    たことを特徴とするイオン水連続生成装置。
JP21243083A 1983-11-14 1983-11-14 イオン水連続生成装置 Granted JPS60106582A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21243083A JPS60106582A (ja) 1983-11-14 1983-11-14 イオン水連続生成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21243083A JPS60106582A (ja) 1983-11-14 1983-11-14 イオン水連続生成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60106582A JPS60106582A (ja) 1985-06-12
JPH0342959B2 true JPH0342959B2 (ja) 1991-06-28

Family

ID=16622463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21243083A Granted JPS60106582A (ja) 1983-11-14 1983-11-14 イオン水連続生成装置

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JPS60106582A (ja) 1985-06-12

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