JPH0342659Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0342659Y2 JPH0342659Y2 JP897985U JP897985U JPH0342659Y2 JP H0342659 Y2 JPH0342659 Y2 JP H0342659Y2 JP 897985 U JP897985 U JP 897985U JP 897985 U JP897985 U JP 897985U JP H0342659 Y2 JPH0342659 Y2 JP H0342659Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- umbrella
- magnetic flux
- tips
- anisotropic magnet
- magnetizing yoke
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 14
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、異方性磁石の着磁ヨークの改良に関
する。
する。
従来の技術
従来、上記の着磁ヨークの形状は第7図に示す
とおりであり、着磁ヨーク1の傘状部2は、着磁
すべき異方性磁石3の円環に内接するようになつ
ている。傘状部2の張出しは小さく、隣り合う傘
状部の先端の間には大きな距離がある、コイル4
に電流を流し、第7図に示したものでは4極の着
磁を行なうわけである。
とおりであり、着磁ヨーク1の傘状部2は、着磁
すべき異方性磁石3の円環に内接するようになつ
ている。傘状部2の張出しは小さく、隣り合う傘
状部の先端の間には大きな距離がある、コイル4
に電流を流し、第7図に示したものでは4極の着
磁を行なうわけである。
考案が解決しようとする問題点
着磁波形は、Sinカーブが理想であるが、従来
のヨークを使用したものでは、第8図に示すよう
にSinカーブからほど遠い着磁波形になつている。
このような着磁波形の異方性磁石をモータに使用
したときには、コギングが大きく滑らか回転を得
られない。また、前記着磁波形は、波形の先端の
落ち込みaが大きく、N極とS極の中立点Pの位
置がずれている。
のヨークを使用したものでは、第8図に示すよう
にSinカーブからほど遠い着磁波形になつている。
このような着磁波形の異方性磁石をモータに使用
したときには、コギングが大きく滑らか回転を得
られない。また、前記着磁波形は、波形の先端の
落ち込みaが大きく、N極とS極の中立点Pの位
置がずれている。
本考案は、Sinカーブに近い着磁波形が得られ、
特性の優れた異方性磁石を提供できる。着磁ヨー
クを目的とするものである。
特性の優れた異方性磁石を提供できる。着磁ヨー
クを目的とするものである。
問題点を解決するための手段
すなわち、本考案は、異方性磁石の着磁ヨーク
において、前記異方性磁石の円環に内接する傘状
部の先端を張り出して隣り合う傘状部の先端同士
を近接させ、かつ先端を内側に折曲げたものであ
る。
において、前記異方性磁石の円環に内接する傘状
部の先端を張り出して隣り合う傘状部の先端同士
を近接させ、かつ先端を内側に折曲げたものであ
る。
作 用
本考案の着磁ヨークの磁束の流れは、第5図に
矢印で示すようになる。すなわち、着磁ヨーク
1′の傘状部2′の張り出しを大きくしたことによ
り、磁束が傘状部2′の頂部に集中するのを防ぎ
張り出し部分に逃がすので、着磁波形の落ち込み
が小さくなる。そして、張り出し部分に流れた磁
束の起磁力によりSinカーブに近い着磁波形が得
られ、隣り合う傘状部の張り出し部分同士が近接
しているので、中立点のずれが小さくなる。ま
た、傘状部2′の先端を内側へ折曲げているので、
この部分の強い漏洩磁束をヨーク内に逃がし着磁
する磁石への悪影響をなくしている。このような
構造にしないときは、傘状部2′の先端の強い磁
束で、局部的に磁束密度が上がり、第6図に示す
ように着磁波形が乱れる。
矢印で示すようになる。すなわち、着磁ヨーク
1′の傘状部2′の張り出しを大きくしたことによ
り、磁束が傘状部2′の頂部に集中するのを防ぎ
張り出し部分に逃がすので、着磁波形の落ち込み
が小さくなる。そして、張り出し部分に流れた磁
束の起磁力によりSinカーブに近い着磁波形が得
られ、隣り合う傘状部の張り出し部分同士が近接
しているので、中立点のずれが小さくなる。ま
た、傘状部2′の先端を内側へ折曲げているので、
この部分の強い漏洩磁束をヨーク内に逃がし着磁
する磁石への悪影響をなくしている。このような
構造にしないときは、傘状部2′の先端の強い磁
束で、局部的に磁束密度が上がり、第6図に示す
ように着磁波形が乱れる。
実施例
次に、本考案の実施例を説明する。
第1図は、異方性実施例3に4極の着磁をする
ための着磁ヨークである。着磁ヨーク1′の傘状
部2′を張り出して隣り合う傘状部2′の先端同士
を近接させている。傘状部2′は、異方性磁石3
の円環に内接しているが、その先端は内側に折曲
げられ、円環内周面から離れている。この磁石ヨ
ークを用いて着磁した異方性磁石の表面残留磁束
密度の曲線を第2図に示す。
ための着磁ヨークである。着磁ヨーク1′の傘状
部2′を張り出して隣り合う傘状部2′の先端同士
を近接させている。傘状部2′は、異方性磁石3
の円環に内接しているが、その先端は内側に折曲
げられ、円環内周面から離れている。この磁石ヨ
ークを用いて着磁した異方性磁石の表面残留磁束
密度の曲線を第2図に示す。
また、第3図は本考案の他の例を示し、2極の
着磁を行なう場合である。この着磁ヨークを用い
て着磁した異方性磁石の表面残留磁束密度の曲線
を第4図に示す。
着磁を行なう場合である。この着磁ヨークを用い
て着磁した異方性磁石の表面残留磁束密度の曲線
を第4図に示す。
考案の効果
本考案の着磁ヨークを用いることにより、異方
性磁石の残留磁束密度の波形は、 (1) Sinカーブに近い曲線が得られ、コギングが
小さく、総磁束の増加ができる。
性磁石の残留磁束密度の波形は、 (1) Sinカーブに近い曲線が得られ、コギングが
小さく、総磁束の増加ができる。
(2) 波形先端の落ち込みが小さい。
(3) N極、S極の中立点のずれが小さい。
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2
図は第1図の着磁ヨークにより着磁した異方性磁
石の残留磁束密度の波形図、第3図は本考案の他
の例を示す平面図、第4図は第3図の着磁ヨーク
により、着磁した異方性磁石の残留磁束密度の波
形図、第5図は本考案における磁束の流れを示す
説明図、第6図は局部的に磁束密度が上がつたと
きの波形図、第7図は従来の着磁ヨークの平面
図、第8図は第7図の着磁ヨークによる波形図で
ある。 1′…着磁ヨーク、2′…傘状部、3…異方性磁
石、4…コイル。
図は第1図の着磁ヨークにより着磁した異方性磁
石の残留磁束密度の波形図、第3図は本考案の他
の例を示す平面図、第4図は第3図の着磁ヨーク
により、着磁した異方性磁石の残留磁束密度の波
形図、第5図は本考案における磁束の流れを示す
説明図、第6図は局部的に磁束密度が上がつたと
きの波形図、第7図は従来の着磁ヨークの平面
図、第8図は第7図の着磁ヨークによる波形図で
ある。 1′…着磁ヨーク、2′…傘状部、3…異方性磁
石、4…コイル。
Claims (1)
- 異方性磁石の着磁ヨークにおいて、前記異方性
磁石の円環に内接する傘状部の先端を張り出して
隣り合う傘状部の先端同士を近接させ、かつ該先
端を内側に折曲げた着磁ヨーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP897985U JPH0342659Y2 (ja) | 1985-01-25 | 1985-01-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP897985U JPH0342659Y2 (ja) | 1985-01-25 | 1985-01-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61125023U JPS61125023U (ja) | 1986-08-06 |
JPH0342659Y2 true JPH0342659Y2 (ja) | 1991-09-06 |
Family
ID=30488761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP897985U Expired JPH0342659Y2 (ja) | 1985-01-25 | 1985-01-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0342659Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2696417B2 (ja) * | 1990-05-18 | 1998-01-14 | 住友特殊金属株式会社 | 二極着磁器 |
-
1985
- 1985-01-25 JP JP897985U patent/JPH0342659Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61125023U (ja) | 1986-08-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5895184U (ja) | 直流無刷子モ−タ | |
JPH0342659Y2 (ja) | ||
JPS62161569U (ja) | ||
JPS5822884U (ja) | 3相両方向通電方式のブラシレスモ−タ | |
JPS5910459U (ja) | ロックアクチュエータ | |
JPH02140907A (ja) | ラジアル方向着磁方法 | |
JPH0410655Y2 (ja) | ||
JP2536297Y2 (ja) | スパッタリング装置用磁気回路 | |
JPS58153575U (ja) | 磁石モ−タ− | |
JPS5923286U (ja) | リニアモ−タ | |
JPH042559Y2 (ja) | ||
JPH0640457Y2 (ja) | スピンドルモータの回転子 | |
JPH046169Y2 (ja) | ||
JPS622363U (ja) | ||
JPH0321818U (ja) | ||
JPS58143478U (ja) | 直流機の界磁装置 | |
JPS62135247A (ja) | モ−タ | |
JPS6182607U (ja) | ||
JPS6380812U (ja) | ||
JPS60111379U (ja) | 電磁形変換器 | |
JPS6280305U (ja) | ||
JPS62188115U (ja) | ||
JPS5811983U (ja) | 電磁回転機械の磁石回転子 | |
JPS5925970U (ja) | ステツピングモ−タ用ロ−タ | |
JPS58128476U (ja) | 表示素子 |