JPH0342263Y2 - - Google Patents

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JPH0342263Y2
JPH0342263Y2 JP8756486U JP8756486U JPH0342263Y2 JP H0342263 Y2 JPH0342263 Y2 JP H0342263Y2 JP 8756486 U JP8756486 U JP 8756486U JP 8756486 U JP8756486 U JP 8756486U JP H0342263 Y2 JPH0342263 Y2 JP H0342263Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、緩衝材の取付け構造に係わり、更
に詳しくは水中構造物の外周に配設されるブロツ
ク本体に対して弾性緩衝体を強固に支持出来る緩
衝材の取付け構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、緩衝材の取付け構造は、水中構造物の周
囲に上下方向に摺動する摺動部材を介して、水平
方向及び垂直方向の二面を備え、かつ二面に囲ま
れた凹部が水中構造物に対して外向きになるよう
にブロツク本体を配設している。
そして前記ブロツク本体の凹部に、浮力を有す
る複数の俵形ゴム状弾性体を、該俵形ゴム状弾性
体の両端部の鏡部に設けたチエーン、シヤツク
ル、ターンバツクル等の金具或いは胴体部に合わ
せて成型した鋼板、FRP等またはゴムベルトを
用いて着脱自在に固定している。
然しながら、上記のような俵形ゴム状弾性体の
両端部の鏡部に設けた金具では、作業スペースが
狭く、また交換が難しいと言う問題があつた。ま
た胴体部に設けた固定方向の場合には、鉛直力
(浮力等)及び水平力(波力等)の大きさに応じ
た経済設計ができないと言う問題があり、更に鉛
直力が大きい場合には、部材強度を大きくする必
要がある等の問題があつた。
〔考案の目的〕
この考案は、かかる従来の問題点に着目して案
出されたもので、その目的とするところは弾性緩
衝体に作用する鉛直力及び水平力に応じて鉛直力
を支持する部材及び水平力を支持する部材の設計
を最適なものにすることが出来ると共に、弾性緩
衝体を安定して支持出来、更に複数の弾性緩衝体
を強固に保持することが出来る緩衝材の取付け構
造を提供するものである。
〔考案の構成〕
この考案は上記目的を達成するため、ブロツク
本体の凹部に取付けられる弾性緩衝体を、ブロツ
ク本体の水平面及び垂直面の二面、または垂直面
に端末部を取付ける水平力支持部材と、ブロツク
本体の水平面に端末部を取付ける鉛直力支持部材
とで固定したことを要旨とするものである。
〔考案の実施例〕
以下添付図面に基いて、この考案の実施例を説
明する。
第1図は、この考案を実施してなる水中構造物
1と、その外周に配設した複数の浮遊式弾性緩衝
体(浮遊式緩衝工)2との平面図、第2図は第1
図の正面図であつて、水中構造物1の外周には、
上下方向に摺動する摺動部材3を介して、水平方
向及び垂直方向の二面4a,4bを備え、かつ二
分割された断面L字状のブロツク本体4が配設さ
れている。
前記ブロツク本体4は、水平方向及び垂直方向
の二面4a,4bに囲まれた凹部5が水中構造物
1に対して外向きになるように配設され、このブ
ロツク本体4の凹部5には、上記浮力を有する複
数の弾性緩衝体2が複数本の水平力支持部材6
と、船舶侵入側の吃水付近に取付けられた鉛直力
支持部材7とで着脱自在に固定されている。
また、前記ブロツク本体4は、塑性変形材料或
いは塑性変形材料及び脆性破壊材料の組み合わせ
で構成し、小型船舶の衝突により弾性緩衝体2が
変形して衝突エネルギーを吸収した時、その反力
に十分耐え得る強度を有するように構成されてお
り、またブロツク本体4の水中構造物1側には、
前述したゴム状弾性体から成る摺動部材3が高さ
方向に複数設置されている。
また、弾性緩衝体2は俵形の浮力を付与させた
ゴム状の弾性体であつて、この弾性緩衝体2をブ
ロツク本体4の凹部5上に固定するために、弾性
緩衝体2に作用する波力、潮流力等の水平力及び
浮力、揚圧力等の鉛直力を支持する前述した複数
本の水平力支持部材6と、鉛直力支持部材7とが
取付けられている。
また前記水平力支持部材6と、鉛直力支持部材
7とは、補強層を有するゴム弾性体で形成されて
おり、この実施例では5本の水平力支持部材6
と、4本の鉛直力支持部材7とを交互に配設して
固定してある。
前記鉛直力支持部材7の取付け方向としては第
4図に示すように、鉛直力支持部材7の端末部7
a,7bがブロツク本体4の水平面4aに対し
て、弾性緩衝体2を巻き込むように逆U字状に固
定され、また水平力支持部材6は、第5図に示す
ように、一方の端末部6aがブロツク本体4の水
平面4aに固定され、他方の端末部6bが垂直面
4bに固定されている。
なお、水平力支持部材6の端末部6a,6b
は、第6図に示すように、ブロツク本体4の垂直
面4bに夫々固定しても良く、この方が第5図に
示す固定方法に比べて水平力に対して有効に機能
する。
また、水平力支持部材6と、鉛直力支持部材7
との数量は、支持部材の強度を考慮し、かつ弾性
緩衝体2に作用する鉛直力及び水平力の大きさに
応じて適宜選定しても良く、また水平力支持部材
6と、鉛直力支持部材7との配置は、交互かつ対
称にした方が各支持部材に働く荷重が一様にな
り、また一部の支持部材が破損しても弾性緩衝体
2が外れることはない。
なお、第3図に於ける8は、弾性緩衝体2が何
等かの理由により流失するのを防止するための流
失防止装索である。
次に、ブロツク本体4の水平面4a及び垂直面
に対する水平力支持部材6と、鉛直力支持部材7
との端末部6a,6b及び7a,7bの取付け構
造の実施例としては、第4図及び第8図に示すよ
うに、ブロツク本体4の水平面4aまたは垂直面
4bにボルト10を介して端末金具11a,11
bを取付けており、この端末金具11a,11b
に水平力支持部材6と、鉛直力支持部材7との端
末部6a,6a及び7a,7bをターンナツプし
て一体化して固定している。
また、第9図及び第10図は、第7図及び第8
図の他の実施例であつて、エンドレス加工により
所定の長さのループ状に形成された水平力支持部
材6と、鉛直力支持部材7との端末部6c,7c
に、ピン12を挿通させて、ブロツク本体4の水
平面4aまたは垂直面4bにボルト10を介して
固定された端末金具11a,11bに固定するも
のである。
〔考案の効果〕
この考案は、上記のようにブロツク本体の凹部
に取付けられる弾性緩衝体を、ブロツク本体の水
平面及び垂直面の二面、または垂直面に端末部を
取付ける水平力支持部材と、ブロツク本体の水平
面に端末部を取付ける鉛直力支持部材とで固定し
たため、以下のような優れた効果を奏するもので
ある。
(a) 弾性緩衝体に作用する鉛直力及び水平力に応
じて鉛直力支持部材及び水平力支持部材の仕
様、数量を適宜選定することにより、最適な設
計が出来、この結果安価に構成することが出来
る。
(b) 鉛直力支持部材と水平力支持部材とを適当数
組み合わせて用いるので、弾性緩衝体の安定度
が高い。
(c) 鉛直力支持部材と水平力支持部材との一部が
破損しても直ちに弾性緩衝体が外れることがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案を実施した水中構造物と、
その外周に配設した複数の浮遊式弾性緩衝体との
平面図、第2図は第1図の正面図、第3図は弾性
緩衝体の取付け状態を示す斜視図、第4図は鉛直
力支持部材の取付け状態を示す側面図、第5図は
水平力支持部材の取付け状態を示す側面図、第6
図は第5図の他の実施例を示す側面図、第7図及
び第8図は鉛直力支持部材と水平力支持部材との
端末部の取付け構造を示す一部拡大正面図と、そ
の側面図、第9図及び第10図は第7図及び第8
図の他の実施例を示す一部拡大正面図と、その側
面図である 1……水中構造物、2……弾性緩衝体、3……
摺動部材、4……ブロツク本体、4a……水平
面、4b……垂直面、5……凹部、6……水平力
支持部材、6a,6b……水平力支持部材の端末
部、7……鉛直力支持部材、7a,7b……鉛直
力支持部材の端末部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水中構造物の外周に、上下方向に摺動する摺動
    部材を介して、水平方向及び垂直方向の二面を備
    え、かつ二面に囲まれた凹部が水中構造物に対し
    て外向きになるようにブロツク本体を配設し、前
    記ブロツク本体の凹部に浮力を有する複数の弾性
    緩衝体を着脱自在に取付けてなる緩衝材の取付け
    構造において、前記ブロツク本体の凹部に取付け
    られる弾性緩衝体を、ブロツク本体の水平面及び
    垂直面の二面、または垂直面に端末部を取付ける
    水平力支持部材と、ブロツク本体の水平面に端末
    部を取付ける鉛直力支持部材とで固定したことを
    特徴とする緩衝材の取付け構造。
JP8756486U 1986-06-09 1986-06-09 Expired JPH0342263Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8756486U JPH0342263Y2 (ja) 1986-06-09 1986-06-09

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JP8756486U JPH0342263Y2 (ja) 1986-06-09 1986-06-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62199547U JPS62199547U (ja) 1987-12-18
JPH0342263Y2 true JPH0342263Y2 (ja) 1991-09-04

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JP8756486U Expired JPH0342263Y2 (ja) 1986-06-09 1986-06-09

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