JPH034157Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH034157Y2 JPH034157Y2 JP7506383U JP7506383U JPH034157Y2 JP H034157 Y2 JPH034157 Y2 JP H034157Y2 JP 7506383 U JP7506383 U JP 7506383U JP 7506383 U JP7506383 U JP 7506383U JP H034157 Y2 JPH034157 Y2 JP H034157Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thyristor
- voltage
- induction motor
- gate
- circuit
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000006698 induction Effects 0.000 claims description 17
- 230000001172 regenerating effect Effects 0.000 description 10
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000001960 triggered effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Stopping Of Electric Motors (AREA)
Description
考案の詳細な説明
この考案は誘導電動機の制御装置に関し、特に
サイリスタを用いて一次電圧を制御することによ
り速度制御をするようにしたものにおいて、回生
制動時に電圧と電流の位相差が大きくなることに
より生じる点弧失敗を防止するようにしたもので
ある。 クレーン等の巻上装置においては駆動装置とし
て、一般に、誘導電動機が用いられており、サイ
リスタを用いた一次電圧電制御などの方法により
その速度制御が行なわれている。また、巻上装置
の巻下げ駆動時には、つり下げた荷物の荷重によ
る加速を防止するため、誘導電動機を誘導発電機
として用いて発生電力を線路に返還する回生制動
が利用されている。 ところが、上記のようなサイリスタによる一次
電圧制御を行なうものにおいて、回生制動を行な
うと、電流と電圧の位相差が大きくなつて、点弧
失敗することがあり、電源および周辺機器に悪影
響を与えることがあつた。 この考案は上述の点に鑑みてなされたもので、
サイリスタによる一次電圧制御により速度制御す
る場合において、回生制動時の点弧失敗を防止す
るようにした誘導電動機の制御装置を提供しよう
とするものである。 この考案によれば、回生制動時にサイリスタの
出力側すなわち誘導電動機の入力側の電圧をサイ
リスタのゲートに加えて、サイリスタをフル点弧
状態(アノードフアイアー)で駆動することによ
り、電圧と電流の位相関係が悪くなる回生制動時
も完全な点弧を可能にして、電源および周辺の電
気機器に悪影響を与えないようにしている。 以下、この考案の実施例を添付図面を参照して
説明する。ここでは、この考案をクレーンにおけ
る巻上装置の駆動用誘導電動機の制御に利用した
場合について説明する。 図において、1はクレーンの巻上装置駆動用三
相誘導電動機で、その一次回路は三相交電流源に
接続されている。一次回路のうちの2相にはトラ
イアツクT1,T2が挿入されて、トリガ回路2
により制御されるようになつている。コントロー
ラ3は巻上装置の駆動方向と駆動速度を指示する
もので、例えば正転方向(巻上方向)に+1ノツ
チ、+2ノツチ、+3ノツチの3段階、逆転方向
(巻下方向)に−1ノツチ、−2ノツチ、−3ノツ
チの3段階および停止の計7段階に指示できるよ
うになつている。この実施例では、後述するよう
に、+1,+2,−1,−2の各ノツチでは従来と同
様に位相制御を行ない、+3,−3の各ノツチでは
誘導電動機1側の電圧によりフル点弧を行なうよ
うにしている(+3ノツチでは全速度運転、−3
ノツチでは回生制動)。 トリガ回路2はここでは一方のトライアツクT
1に関するものについてのみ示したが、もう一方
のトライアツクT2についても同様に制御され
る。 トリガ回路2において、位相制御回路4はコン
トローラ3の指令に応じて、電源交流電圧の適宜
の位相角でトリガパルスを出力する。このトリガ
パルスはアナログスイツチ(またはリレー接点)
SW1を介してトライアツクT1のゲートG1に
加わり、これをトリガして一次電圧制御を行な
う。このトリガパルスの供給経路が第1の回路に
相当する。また、ゲートG1にはトライアツクT
1の出力側すなわち誘導電動機1の入力側の電圧
が抵抗Rおよびアナログスイツチ(またはリレー
接点)を介して加わるようになつている。このト
ライアツクT1の出力側の電圧の供給経路が第2
の回路に相当する。 上記アナログスイツチSW1,SW2スイツチ
手段はコントローラ3の操作に応じて切換えられ
る。スイツチSW1がオン、スイツチSW2がオ
フのときは、位相制御回路4からのトリガパルス
がゲートG1に加わり、コントローラ3の操作に
応じた位相角で一次電圧がスイツチングされ、一
次電圧が制御されて、速度制御が行なわれる。ま
た、スイツチSW1がオフ、スイツチSW2がオ
ンのときはトライアツクT1の出力側すなわち誘
導電動機1の入力側の電圧が抵抗Rを介してゲー
トG1に加わり、トライアツクT1はフル点弧状
態となる。 下の表はコントローラ3における操作とスイツ
チSW1,SW2のオン、オフ動作の関係の一例
を示したものである。
サイリスタを用いて一次電圧を制御することによ
り速度制御をするようにしたものにおいて、回生
制動時に電圧と電流の位相差が大きくなることに
より生じる点弧失敗を防止するようにしたもので
ある。 クレーン等の巻上装置においては駆動装置とし
て、一般に、誘導電動機が用いられており、サイ
リスタを用いた一次電圧電制御などの方法により
その速度制御が行なわれている。また、巻上装置
の巻下げ駆動時には、つり下げた荷物の荷重によ
る加速を防止するため、誘導電動機を誘導発電機
として用いて発生電力を線路に返還する回生制動
が利用されている。 ところが、上記のようなサイリスタによる一次
電圧制御を行なうものにおいて、回生制動を行な
うと、電流と電圧の位相差が大きくなつて、点弧
失敗することがあり、電源および周辺機器に悪影
響を与えることがあつた。 この考案は上述の点に鑑みてなされたもので、
サイリスタによる一次電圧制御により速度制御す
る場合において、回生制動時の点弧失敗を防止す
るようにした誘導電動機の制御装置を提供しよう
とするものである。 この考案によれば、回生制動時にサイリスタの
出力側すなわち誘導電動機の入力側の電圧をサイ
リスタのゲートに加えて、サイリスタをフル点弧
状態(アノードフアイアー)で駆動することによ
り、電圧と電流の位相関係が悪くなる回生制動時
も完全な点弧を可能にして、電源および周辺の電
気機器に悪影響を与えないようにしている。 以下、この考案の実施例を添付図面を参照して
説明する。ここでは、この考案をクレーンにおけ
る巻上装置の駆動用誘導電動機の制御に利用した
場合について説明する。 図において、1はクレーンの巻上装置駆動用三
相誘導電動機で、その一次回路は三相交電流源に
接続されている。一次回路のうちの2相にはトラ
イアツクT1,T2が挿入されて、トリガ回路2
により制御されるようになつている。コントロー
ラ3は巻上装置の駆動方向と駆動速度を指示する
もので、例えば正転方向(巻上方向)に+1ノツ
チ、+2ノツチ、+3ノツチの3段階、逆転方向
(巻下方向)に−1ノツチ、−2ノツチ、−3ノツ
チの3段階および停止の計7段階に指示できるよ
うになつている。この実施例では、後述するよう
に、+1,+2,−1,−2の各ノツチでは従来と同
様に位相制御を行ない、+3,−3の各ノツチでは
誘導電動機1側の電圧によりフル点弧を行なうよ
うにしている(+3ノツチでは全速度運転、−3
ノツチでは回生制動)。 トリガ回路2はここでは一方のトライアツクT
1に関するものについてのみ示したが、もう一方
のトライアツクT2についても同様に制御され
る。 トリガ回路2において、位相制御回路4はコン
トローラ3の指令に応じて、電源交流電圧の適宜
の位相角でトリガパルスを出力する。このトリガ
パルスはアナログスイツチ(またはリレー接点)
SW1を介してトライアツクT1のゲートG1に
加わり、これをトリガして一次電圧制御を行な
う。このトリガパルスの供給経路が第1の回路に
相当する。また、ゲートG1にはトライアツクT
1の出力側すなわち誘導電動機1の入力側の電圧
が抵抗Rおよびアナログスイツチ(またはリレー
接点)を介して加わるようになつている。このト
ライアツクT1の出力側の電圧の供給経路が第2
の回路に相当する。 上記アナログスイツチSW1,SW2スイツチ
手段はコントローラ3の操作に応じて切換えられ
る。スイツチSW1がオン、スイツチSW2がオ
フのときは、位相制御回路4からのトリガパルス
がゲートG1に加わり、コントローラ3の操作に
応じた位相角で一次電圧がスイツチングされ、一
次電圧が制御されて、速度制御が行なわれる。ま
た、スイツチSW1がオフ、スイツチSW2がオ
ンのときはトライアツクT1の出力側すなわち誘
導電動機1の入力側の電圧が抵抗Rを介してゲー
トG1に加わり、トライアツクT1はフル点弧状
態となる。 下の表はコントローラ3における操作とスイツ
チSW1,SW2のオン、オフ動作の関係の一例
を示したものである。
【表】
この表によれば、上昇、下降とも1ノツチ、2
ノツチでは位相制御回路4からのトリガパルスが
ゲートG1に加えられて、速度制御が行なわれ
る。また上昇、下降とも3ノツチではトライアツ
クT1の出力側すなわち誘導電動機1の入力側の
電圧がゲート1に加えられて、トライアツクはフ
ル点弧状態となる。このとき、上昇の場合は全速
運転となり、下降の場合は回生制動となる。 以上説明したように、この考案によれば、サイ
リスタを用いて一次電圧制御することにより誘導
電動機の速度制御を行なう場合において、回生制
動時にサイリスタの出力側すなわち誘導電動機1
の入力側の電圧をサイリスタのゲートに加えてフ
ル点弧するようにしたので、電圧、電流の位相関
係が悪くなる回生制動時も完全な点弧が可能とな
り、電源および周辺の電気機器に悪影響を与える
ことがなくなる。
ノツチでは位相制御回路4からのトリガパルスが
ゲートG1に加えられて、速度制御が行なわれ
る。また上昇、下降とも3ノツチではトライアツ
クT1の出力側すなわち誘導電動機1の入力側の
電圧がゲート1に加えられて、トライアツクはフ
ル点弧状態となる。このとき、上昇の場合は全速
運転となり、下降の場合は回生制動となる。 以上説明したように、この考案によれば、サイ
リスタを用いて一次電圧制御することにより誘導
電動機の速度制御を行なう場合において、回生制
動時にサイリスタの出力側すなわち誘導電動機1
の入力側の電圧をサイリスタのゲートに加えてフ
ル点弧するようにしたので、電圧、電流の位相関
係が悪くなる回生制動時も完全な点弧が可能とな
り、電源および周辺の電気機器に悪影響を与える
ことがなくなる。
図はこの考案の一実施例を示す回路図である。
1……三相誘導電動機、2……トリガ回路、3
……コントローラ、T1,T2……トライアツ
ク、SW1,SW2……アナログスイツチ、R…
…抵抗。
……コントローラ、T1,T2……トライアツ
ク、SW1,SW2……アナログスイツチ、R…
…抵抗。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 位相制御回路からのトリガパルスをサイリスタ
のゲートに供給して誘導電動機の一次電圧を制御
する第1の回路と、 前記サイリスタの出力側の電圧を当該サイリス
タのゲートに供給して当該サイリスタをフル点弧
する第2の回路と、 これら第1、第2の回路をスイツチ手段で切り
換えて、前記トリガパルスまたは前記サイリスタ
の出力側の電圧を当該サイリスタのゲートに供給
するコントローラと を具備してなる誘導電動機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7506383U JPS59179496U (ja) | 1983-05-18 | 1983-05-18 | 誘導電動機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7506383U JPS59179496U (ja) | 1983-05-18 | 1983-05-18 | 誘導電動機の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59179496U JPS59179496U (ja) | 1984-11-30 |
JPH034157Y2 true JPH034157Y2 (ja) | 1991-02-01 |
Family
ID=30205140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7506383U Granted JPS59179496U (ja) | 1983-05-18 | 1983-05-18 | 誘導電動機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59179496U (ja) |
-
1983
- 1983-05-18 JP JP7506383U patent/JPS59179496U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59179496U (ja) | 1984-11-30 |
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