JPH034134A - 光ファイバ波長分散特性測定回路 - Google Patents

光ファイバ波長分散特性測定回路

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JPH034134A
JPH034134A JP13735189A JP13735189A JPH034134A JP H034134 A JPH034134 A JP H034134A JP 13735189 A JP13735189 A JP 13735189A JP 13735189 A JP13735189 A JP 13735189A JP H034134 A JPH034134 A JP H034134A
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light
circuit
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signal
light source
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JP13735189A
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Noboru Takachio
昇 高知尾
Katsu Iwashita
克 岩下
Noburu Shibata
宣 柴田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光ファイバを伝搬する光の波長分散特性を測
定する光ファイバ波長分散特性測定回路に関するもので
ある。
(従来の技術) 近年の光通信はますます高速、大容量化しつつある。こ
れに伴い高速伝送においては、伝送路である先ファイバ
の波長分散特性の影響によって、伝送された光信号が歪
み、受光感度の劣化を招いている。このため、光信号の
伝達システム設計時には、伝送路となる光ファイバの波
長分散特性を知ることが重要である。光ファイバの波長
分散特性とは、光ファイバ内を伝搬する光の伝搬時間が
光周波数によって異なることを言う。この分散特性の測
定回路はこれまでにいくつか提案されている。
従来例の測定口路(昭和52年電子通信学会総合全国大
会、825)を第2図に示す。図において、l及び2は
レーザからなる光源で、光源1の出射光の波長と光源2
の出射光の波長とはわずかに異なっている。3は信号発
生器で、所定の正弦波の変調信号を発生する。4は遅延
回路で、人力した電気信号を所定時間遅延して出力する
。5はハーフミラ−6は被測定光ファイバ、7は受光回
路で、受光した光を電気信号に変換して出力する。8は
選択レベル計で、入力した電気信号の中の所定の周波数
成分のみを検出するものである。
信号発生器3から出力された信号は、光源21;入力さ
れると共に、遅延回路4を介して光源1に人力される。
光源1.2は信号発生器3から入力した変調信号に基づ
いて発光し、光R1,2のそれぞれから出射した光信号
はハーフミラ−5によって合波された後、被測定光ファ
イバ6の一端側に入射される。被測定光ファイバ6の他
端側から出射した光信号は受光回路7によって電気信号
に変換され、選択レベル計8に入力される。
前述した構成よりなる測定回路において、光源1.2の
それぞれから変調周波数fsにて振幅変調された光が出
射される。このとき、被測定光ファイバ6における光源
1の光信号と光源2の光信号の伝搬時間の差をT1遅延
回路4による変調信号の遅れ時間をτdとすると、受光
回路7からは光源2の光信号に対応した電気信号S2 
 [=tin(2π・fa−t)]と光源1の光信号に
対応した電、気信号Sl  [=sin  (2π*f
s   (t −T+τd))]が出力される。即ち、
遅延回路4による遅延時間τdと被測定光ファイバ内の
伝搬時間の差Tが二つの電気信号Sl、S2の位相差に
なる。これら二つの電気信号Sl、S2の和の信号の電
力を選択レベル計8によって検出する。この電力が零又
は極小値となるように遅延時間τdを設定することによ
り、遅延時間τdと変調周波数f膳とから伝搬時間の差
T [= ((2n+1)/2・fs)十τdn、  
nは正の整数]を求めることができる。これによって、
被測定光ファイバ6の波長分散特性を知ることができる
(発明が解決しようとする課8) ′しかしながら前述した従来の測定回路では、選択レベ
ル計8の出力が零又は極小値になるまで、遅延回路4に
よる遅延時間τdを変化させる必要がある。従って、被
測定光ファイバ6の長さや分散特性が変わるごとに、遅
延回路4における遅延時間τdをys整したり、場合に
よっては遅延回路4を交換する必要がある。さらに、遅
延回路4の可変遅延時間量によって測定可能な被測定光
ファイバ6の長さが制限される。例えば、報告されてい
る被測定光ファイバ6の最大長はlkmである。
加えて、従来の測定回路では複数の光源が必要となり、
光学的な軸合わせにも手間がかかるという問題点を有し
ている。
本発明の目的は上記の問題点に鑑み、従来に比べて長尺
の光ファイバの波長分散特性を容易に測定できる測定回
路を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記の目的を達成するために、請求項(1)で
は、被測定光ファイバの一端側に光を入射する波長可変
な光源と、該光源の光を正弦波変調する変調回路と、前
記被測定光ファイバの他端側から出射する光を受光して
電気信号に変換する受光回路と、該受光回路の出力信号
を同期検波する同期検波回路と、該同期検波回路の出力
信号の所定の周波数以下の信号を通過させる低域フィル
タとを鍮えた光ファイバ波長分散特性測定回路を提案す
る。
また、請求項(2)では、被測定光ファイバの一端側に
光を入射する波長可変な光源と、該光源の光を正弦波変
調する変調回路と、所定波長の光を出射する局部発振光
源と、前記被測定光ファイバの他端側から出射する光と
前記局部発振光源から出射する光とを合成する光合成手
段と、該光合成手段による合成光を受光して電気信号に
変換する受光回路と、該受光回路の出力信号を復調する
復調回路と、該復調回路の出力信号を同期検波する同期
検波回路と、該同期検波回路の出力信号の所定の周波数
以下の信号を通過させる低域フィルタとを備えた光ファ
イバ波長分散特性測定回路を特徴する 請求項(3)では、請求項(1)又は(2)記載の光フ
ァイバ波長分散特性測定回路において、被測定光ファイ
バの光入射端側にマツハツエンダ干渉計を設けた光ファ
イバ波長分散特性測定回路を提案する。
さらに、請求項(4)では、請求項(1)又は(2)記
載の光ファイバ波長分散特性測定回路において、被測定
光ファイバの光出射端側にマツハツエンダ干渉計を設け
た光ファイバ波長分散特性測定回路を提案する。
(作 用) 本発明の請求項(1)によれば、光源から出射された光
は被n1定光ファイバの一端側に入射される。
また、前記光源の光は変調回路により正弦波変調、例え
ば振幅変調される。前記?It#J定光ファイバ内を伝
搬した光は、前記被測定光ファイバの他端側から出射し
、受光回路に入射される。該受光回路に入射した光は電
気信号に変換される。前記受光回路から出力された電気
信号は同期検波回路によって同期検波された後、低域フ
ィルタによって所定の周波数以下の信号が出力される。
ここで、前記光源の波長を変化させ、該波長に対する前
記低域フィルタから出力される信号の値を表わす曲線を
描き、該曲線の傾きを求めることにより、前記被測定光
ファイバの波長分散特性が求められる。
また、請求項(2)によれば、光源から出射された光は
被測定光ファイバの一端側に入射される。
また、IXJ記光源の光は変調回路により正弦波変調、
例えば振幅変調される。前記被n1定光ファイバ内を伝
搬した後、他端側から出射した光は、光合成手段により
局部発振光源から出射された光と合成される。該合成光
は受光回路に入射されて電気信号に変換される。このと
き、該電気信号には直流成分と、前記光源の光周波数及
び前記局部発振光源の光周波数に基づく中間周波出力信
号が得られる。該中間周波出力信号は復調回路により、
ヘテロダイン検波された後、同期検波回路によって同期
検波される。さらに低域フィルタにより所定の周波数以
下の信号が出力される。ここで、前記光源の波長を変化
させ、該波長に対する前記低域フィルタから出力される
信号の値を表わす曲線を描き、該曲線の傾きを求めるこ
とにより、前記被測定光ファイバの波長分散特性が求め
られる。
請求項(3)によれば、光、Rから出射された光はマツ
ハツエンダ干渉計を介して被測定光ファイバに入射され
る。また、前記光源から出射される光は変調回路により
正弦波変調される。このとき前記光が前記変調回路によ
って周波数変調された場合、マツハツエンダ干渉計によ
って前記周波数変調に対応した振幅変調の光に変換され
る。この後、被測定光ファイバの一端側に入射される。
前記被測定光ファイバの他、端側から出射された光は、
前述したと同様に処理される。
また、請求項(4)によれば、光源から出射された光は
披n1定光ファイバの一端側に入射される。
また、前記光源から出射される光は変調回路により正弦
波変調される。前記被測定光ファイバを伝搬し、他端側
から出射した光はマツハツエンダ干渉計に入射される。
ここで、前記光源から出射される光が変調回路によって
周波数変調された場合、前記マツハツエンダ干渉計によ
って前記周波数変調に対応した振幅変調の光に変換され
る。前記マツハツエンダ干渉計から出射した光は、受光
回路又は合波手段に入射され、前述したと同様に処理さ
れる。
(実施例) m1図は本発明の第1の実施例を示す構成図である。図
において、11は単一波長で発振する波長可変レーザか
らなる光源で、角周波数ωCの光を出射する。12は光
源11の温度を制御する温度制御回路、13は変調回路
で、光源11の光を各周波数ω■の正弦波にて振幅変調
する。14は長さLの被測定光ファイバ(以下、光ファ
イバと称す)、15は受光回路で、入射した光を電気信
号に変換する。16はコンデンサ、17は同期検波回路
、18は低域フィルタで所定の周波数以下の周波数の電
気信号を通過させる。
前記光源11から出射された光信号は光ファイバ14の
一端側に入射される。光ファイバ14の他端側から出射
した光信号は受光回路15によって受光され、電気信号
に変換される。受光回路15から出力された電気信号は
コンデンサ16を介して同期検波回路17に入力される
。このとき、コンデンサ16によって交流成分のみが同
期検波回路17に入力される。同期検波回路17によっ
て、該同期検波回路17に入力された電気信号に所定の
搬送波信号が乗算されて出力される。同期検波回路17
から出力された電気信号は低域フィルタ18に入力され
、低周波成分のみが取り出される。これにより、変調回
路13によって振幅変調された変調信号が復調される。
この復調された信号の中の角周波数0膳の成分の相対遅
延時間を測定することにより、光ファイバ14の波長分
散特性を得ることができる。
次に、前述した相対遅延時間をB1定することにより、
光ファイバ14の分散特性が得られることを説明する。
振幅変調された光源11の光信号S AM(t)は時間
tに対して(1)式にて表わされる。
SAM(t) −A1  ・cos ωc t +A2
  [cos  (ωc  +ωI  )  t +c
os  (ωe −ωs) tl  −(1)ここで、
Al及びA2は定数である。
また、光信号S AM(t)が光ファイバ14を伝搬し
た際、他端側から出射される光信号SAM−(t)は(
2)式にて表わされる。
SAM−(t) −Bl −Cos  (ωe t−に
oL)+B2 ・Cos[(ωC+ω■)t−にr L
]十82  拳c+t[(ωC−ω−)を−に−+L]
・・・(2) ここで、Bl及びB2は定数、に0.に2.にはそれぞ
れ角周波数ωC5ωC+ω―、ωC−ω自の伝搬定数で
ある。
また、角周波数ω1が数MHz程度の低い角周波数であ
るときは、伝搬定数に0は(3)にて近似される。
に。−(に1+に−3)/2      ・・・(3)
従って、光信号5AIII″(1)を受光回路15によ
り電気信号に変換し、直流成分を除去した後の電気信号
S 1r(t)は(4)式にて表わされる。
s sr(t) mcl  @cos  [ω−t−L(に1−に。)]
+Ct ・cos  [ω−t−L(に0−に−I)]
十f (2ω−)+2φC1・gos  [ω霞 t+
L(に、−にt)/2]+f(2ω膳 )・・・(4) ここで、CIは定数、f(2ω−)は角周波数が2ω−
の成分である。
さらに、伝搬定数に1.に−1のそれぞれは(5)。
(6)式にて近似することができる。
に1−に0 +0層 に             ・
嚢伊(5)に−1−に0−ω−に          
   ・・・(6)ここで、に′は伝搬定数の角周波数
ωCにおける一次微分である。また、波長分散は一次微
分に゛を角周波数ωCに対してさらに微分した二次微分
に となる。
(5) 、 (6)式を(4)式に代入すると電気信号
S IF(1)は(7)式にて表わされる。
S+f(t) −2−C1 cos  ((Lll  t−Lg   0m)  +
f  (2(IJI)・・・(7) 電気信号5lr(t)に対して、同期検波回路17にて
所定の位相を有する搬送波信号を乗算し、低域フィルタ
18により低周波成分のみを取り出すと、低域フィルタ
18から出力される電気信号S I「′(t)は(8)
式にて表わされる。
5ir−(t) −DI IIcos  (Lに0g +π/2)−DI
  es i n (Lにtul)    ・=(8)
ここで、Dlは定数である。また、(8)式において、
Lに′ωlは十分に小さい値であるから、電気信号5t
r−(t)は(9)式にて近似することができる。
5lr−(t)−Dl  −L ・に  ・0厘   
・・・(9)即ち、低域フィルタ18から出力される電
気信号Sl「″(1)は、光ファイバ14の長さしと伝
搬定数の角周波数ωCに対する一次微分に゛と角周波数
ω■の積に比例したものになる。従って、光源11の光
の角周波数ωCを変化させ、角周波数ωCに対応した電
気信号Slf″(1)の値をプロットし、その曲線の傾
きから光ファイバ14の波長分散に゛の特性を求めるこ
とができる。
光源11の光の角周波数ωCは、温度制御回路12によ
って光源11の温度を変えることにより変化させること
ができる。
本実施例における信号処理は電気信号にて行っており、
発生する光損失は光ファイバ14におけるものだけであ
るので、例えば1100kを越える長尺の光ファイバの
波長分散特性の測定にも適用することができる。
また、本実施例においては、光学的アラインメントを必
要とする部分は光ファイバ14の両端の2箇所であり、
受光口路15において必要とする帯域も角周波数ω1に
対応した帯域で十分であるため、非常に簡易に測定回路
を構成することができる。
次に、本発明の第2の実施例を第3図に基づいて説明す
る。第3図において、第1の実施例と同一構成部分は同
一符号をもって表わす。即ち、11は光源、12は温度
制御回路、14は光ファイバ、15は受光回路、16は
コンデンサ、17は同期検波回路、18は低域フィルタ
、19は変調回路で、光源11から出射される光を角周
波数ω−の正弦波にて周波数変調する。20はマツハツ
エンダ干渉計である。
第2の実施例と前述した第1の実施例との相違点は、変
調回路19によって光源11から出射される光を周波数
変調していること、及び光源11から出射された光信号
をマツハツエンダ干渉計20を介して光ファイバ14の
一端側に入射していることである。
マツハツエンダ干渉計20は周波数変調された光信号を
入射した際、該変調周波数に対応した振幅を有する光信
号、即ち振幅変調された光信号を出射する。第4図にマ
ツハツエンダ干渉計20の入出力特性図を示す。この特
性図はマツハツエンダ干渉計20の入射光の角周波数に
対する透過率の特性を表わしている。図において、横軸
は入射光の角周波数を表わし、縦軸は入射光の電界の位
相に係わる透過率を表わしている。図に示すように透過
率は角周波数に対して゛sis曲線にて表わされる特性
を示し、特定の角周波数、例えば角周波数ωc1.ωe
2.ωC3において透過率は零になる。
また、前記透過率が1のときと、−1のときでは出射光
の位相がπだけずれる。即ち、透過率が1のときの出射
光の振幅に対して、透過率が−1のときの出射光の振幅
は反転したものとなる。従って、光源11から出射され
る光の角周波数ωCにおいて、前記透過率が零になるよ
うにマツハツエンダ干渉計20を設定してお(ことによ
り、周波数の変化はそのまま振幅の変化となる。即ち、
周波数変調された入射光は振幅変調された光信号として
出射される。前述したマツハツエンダ干渉計20の調整
は温度を変化させることによって容易に行うことができ
る。
マツハツエンダ干渉計20によって周波数変調から振幅
変調に変換された光信号は、周波数変調の周波数変移が
少ない場合、前記(1)式にて近似することができる。
従って、光源11の出射光が周波数変調されていても、
前述した第1の実施例と同様に光ファイバ14の波長分
散特性を測定することができる。
尚、第2の実施例では、光源11の出射光をマツハツエ
ンダ干渉計20を介して光ファイバ14に入射するよう
にしたが、光源11の出射光を直接光ファイバ14に入
射し、光ファイバ14の他端側から出射された光をマツ
ハツエンダ干渉計20を介して受光回路15に入射する
ようにしても良い。
次に、本発明の第3の実施例を第5図に基づいて説明す
る。図において、第1の実施例と同一構成部分は同一符
号をもって表わす。即ち、11は光源、12は温度制御
回路、13は変調回°路、14は光ファイバ、15は受
光回路、16はコンデンサ、17は同期検波回路、18
は低域フィルタ、21は局部発振光源で、単一波長で発
振し、光源11の出射光の角周波数ωCよりやや低い所
定の角周波数ω1の局部発振光を出射する。22は光カ
ップラで、2つの光入射端を有し、2つの入射光を合成
して出射する。23は復調回路で、二乗検波回路からな
り入力した変調信号を復調する。
光源11から出射された光信号は光ファイバ14の一端
側に入射される。光ファイバ14の他端側から出射した
光信号は、光カップラ22によって局部発振光源21か
ら出射された局部発振光と合成された後、受光回路15
に入射される。このとき、受光回路15の帯域は、角周
波数ω■の2倍程度の帯域を必要とする。受光回路15
に入射された光信号は電気信号に変換された後、コンデ
ンサ16を介して同期検波回路17に入力される。この
とき、コンデンサ16によって交流成分のみが同期検波
回路17に入力される。同期検波回路17により、該同
期検波回路17に入力された電気信号に所定の搬送波信
号が乗算されて出力される。同期検波回路17から出力
された電気信号は低域フィルタ18に入力され、低周波
成分のみが取り出される。これにより、変調回路13に
よって振幅変調された変調信号が復調される。この復調
された信号の中の角周波数ωlの成分の相対遅延時間を
測定することにより、光ファイバ14の波長分散特性を
得ることができる。
前述の構成からなる第3の実施例によれば、光源11か
ら出射される光信号S Al4(t)は前記(1)式に
て表わされる。
また、受光回路15から出力される電気信号S +p(
t)は(2)式において角周波数ωCを角周波数ωIF
(−ωC−ωI)に置き換えたものとなる。
ここで、角周波数ω宜、は光源11から出射される光の
角周波数ωCと局部発振光源21から出射される局部発
振光の角周波数ω1の差である。この電気信号S +p
(t)を復調回路23にて二乗検波し、コンデンサ16
によって直流成分を除去すると、このときの電気信号3
1f(t)は(4)式にて表わされる。ただし、この電
気信号5ir(t)の強度は、局部発振光源21、光カ
ップラ22、復調回路23を用いた光ヘテロダイン検波
を行っているので、第1の実施例に比べて強い信号強度
を有している。
従って、第1の実施例よりも受信感度が改善されるため
、さらに長尺の光ファイバの波長分散特性を測定するこ
とができる。
低域フィルタ18から出力される電気信号5lf−(t
)は第1の実施例と同様に(9)式にて表わされるため
、この出力曲線を描き、該曲線の傾きから光ファイバ1
4の波長分散特性を求めることができる。
尚、第3の実施例では復調回路23として二乗検波回路
を用いたが、包路線検波回路などの他の検波回路を用い
て復調しても良い。
次に、本発明の第4の実施例を第6図に基づいて説明す
る。図において、第1乃至第3の実施例と同一構成部分
は同一符号をもって表わす。即ち、11は光源、12は
温度制御回路、14は光ファイバ、15は受光回路、1
6はコンデンサ、17は同期検波回路、18は低域フィ
ルタ、19は変調回路で、光源11から出射される光を
角周波数ω■の正弦波にて周波数変調する。′20はマ
ツハツエンダ干渉計、21は局部発振光源、22は光カ
ブブラ、23は復調回路である。
第4の実施例と前述した第3の実施例との相違点は、変
調回路19によって光源11から出射される光を周波数
変調していること、及び光源11から出射された光信号
をマツハツエンダ干渉計20を介して光ファイバ14の
一端側に入射していることである。変調回路19によっ
て、周波数変調された光源11の出射光は、マツハツエ
ンダ干渉計20によって振幅変調された光信号に変換さ
れた後、光ファイバ14に入射される。このとき周波数
変調の周波数変移が少ない場合には、光ファイバ14に
入射される光信号は(1)式にて近似される。従って、
光[11の出射光が周波数変調されていても、前述した
第3の実施例と同様に光ファイバ14の波長分散特性を
光ヘテロダイン検波を用−1て測定することができる。
尚、第4の実施例では、光源11の出射光をマツハツエ
ンダ干渉計20を介して光ファイバ14に入射するよう
にしたが、光源11の出射光を直接光ファイバ14に入
射し、光ファイバ14の他端側から出射された光をマツ
ハツエンダ干渉計20を介して光カップラ22に入射す
るようにしても良い。
(発明の効果) 以上説明したように本発明の請求項(1)によれば、正
弦波変調された光を被測定光ファイバの一端側に入射し
、該被測定光ファイバの他端側から出射した光を受光回
路により受光した後、同期検波回路により同期検波し、
さらに低域フィルタによって低周波成分を取り出してい
るので、信号処理のほとんどを電気信号にて行っている
ため、光損失のほとんどが前記被測定光ファイバ内で発
生したものとなる。これにより、光損失が微小となるた
め、例えば1100kを越えるような長尺の光ファイバ
の波長分散特性を測定することができる。また、光学的
アラインメントが必要となるのは、前記被測定光ファイ
バの光入射端と光出射端の211所であり、前記受光回
路の帯域も光源の光を変調する正弦波の角周波数程度で
十分であるため、非常に簡易に測定回路を構成すること
ができるという利点を有している。
また、請求項(2)によれば、光合成手段によって被測
定光ファイバから出射した光と、局部発振光源から出射
された光とを合成した後、受光回路によって受光し、該
受光回路から出力された電気信号を復調回路によって復
調する光ヘテロダイン検波を行っているので、請求項(
1)記載のΔか1定回路に比べ、さらに受信感度が改善
される。このため、さらに長尺の光ファイバの波長分散
特性を測定することができるという利点を有している。
さらに、請求項(3)又は(4)によれば、請求項(1
)又は(2)記載の測定路にマツハツエンダ干渉計を設
けたので、光源の光を周波数変調した際、該周波数変調
された光は前記マツハツエンダ干渉計によって、振幅変
調された光に変換されるため、上記効果に加えて光源か
ら出射される光を周波数変調することもできるという利
点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す構成図、第2図は
従来例の測定回路を示す構成図、第3図は本発明の第2
の実施例を示す構成図、14図はマツハツエンダ干渉計
の人出力特性図、第5図は本発明の第2の実施例を示す
構成図、第6図は本発明の第4の実施例を示す構成図で
ある。 11・・・光源、12・・・温度制御回路、13.19
・・・変調回路、14・・・被測定光ファイバ、15・
・・受光回路、16・・・コンデンサ、17・・・同期
検波回路、18・・・低域フィルタ、20・・・マツハ
ツエンダ干渉計、21・・・局部発振光源、22・・・
光カップラ(光合成手段)、23・・・復調回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被測定光ファイバの一端側に光を入射する波長可
    変な光源と、 該光源の光を正弦波変調する変調回路と、 前記被測定光ファイバの他端側から出射する光を受光し
    て電気信号に変換する受光回路と、該受光回路の出力信
    号を同期検波する同期検波回路と、 該同期検波回路の出力信号の所定の周波数以下の信号を
    通過させる低域フィルタとを備えた、ことを特徴とする
    光ファイバ波長分散特性測定回路。
  2. (2)被測定光ファイバの一端側に光を入射する波長可
    変な光源と、 該光源の光を正弦波変調する変調回路と、 所定波長の光を出射する局部発振光源と、 前記被測定光ファイバの他端側から出射する光と前記局
    部発振光源から出射する光とを合成する光合成手段と、 該光合成手段による合成光を受光して電気信号に変換す
    る受光回路と、 該受光回路の出力信号を復調する復調回路と、該復調回
    路の出力信号を同期検波する同期検波回路と、 該同期検波回路の出力信号の所定の周波数以下の信号を
    通過させる低域フィルタとを備えた、ことを特徴とする
    光ファイバ波長分散特性測定回路。
  3. (3)被測定光ファイバの光入射端側にマッハツェンダ
    干渉計を設けた請求項(1)又は(2)記載の光ファイ
    バ波長分散特性測定回路。
  4. (4)被測定光ファイバの光出射端側にマッハツェンダ
    干渉計を設けた請求項(1)又は(2)記載の光ファイ
    バ波長分散特性測定回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005221500A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Agilent Technol Inc 信号変調を利用したヘテロダイン光ネットワーク解析

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