JPH0340526Y2 - - Google Patents

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JPH0340526Y2
JPH0340526Y2 JP2315285U JP2315285U JPH0340526Y2 JP H0340526 Y2 JPH0340526 Y2 JP H0340526Y2 JP 2315285 U JP2315285 U JP 2315285U JP 2315285 U JP2315285 U JP 2315285U JP H0340526 Y2 JPH0340526 Y2 JP H0340526Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、量産工場等の連続加工ラインにおい
て隣設された機械間の情報伝達を行うインターロ
ツク装置の改良に関するものである。
[従来の技術] 従来、複数の装置の間の各種の情報伝達に種々
のインターロツク装置が使用されている。例え
ば、マイクロコンピユータを使用して継路器のイ
ンターロツク条件判定の誤りを防ぎ高信頼性を図
つたものに特開昭57−57412号公報、同じくマイ
クロコンピユータを使用して母線に連なる継路器
の開閉操作の可否を判定することにより判定条件
の誤りを防ぎ高信頼性を図つたものに特開昭57−
162216号公報、重要な電気的設備において一つの
機器に2つの電源を用意しているような場合に両
電源が同時に当該機器に投入されることを防止し
たものに特開昭57−174812号公報等が提案されて
いる。
ところで、量産工場等の連続加工ラインにおい
ては、従来第2図に示すような方式で隣設された
機械間の情報伝達が行なわれていた。第2図は、
上記従来の方式を示すシステム構成図である。同
図において、A1およびB1はそれぞれ連続加工
ラインにおいて隣設された2台のA機械、B機械
であり、A2,B2はそれぞれの機械の制御部で
あり、A3,B3はそれぞれの機械に連設された
コンベアであつて、W1はそれぞれ上記コンベア
A3,B3によつて移動されAおよびBの両機械
A1,B1により加工される被加工物を表わして
いる。
LS1は、A機械のコンベアA3上に被加工物
が存在するか否かを検出して被加工物が存在する
場合にB機械の制御部B2に信号を出力するリミ
ツトスイツチである。また、A機械のコンベアA
3上には開閉することによりA機械への被加工物
の搬入を必要に応じて防止するストツパST1が
設けられており、該ストツパST1の閉状態を検
出してB機械の制御部B2に信号を出力するリミ
ツトスイツチLS2および、上記ストツパST1の
開状態を検出してB機械の制御部B2に信号を出
力するリミツトスイツチLS3が配設されている。
そして、A機械の制御部A2は、空気圧電磁式信
号伝達装置AVに接続されている。該空気圧電磁
式信号伝達装置AVは空気圧力源であるエアコン
プレツサC、該エアコンプレツサCの空気圧の連
通・バイパスを行う3ポート2位置スプリングオ
フセツト型電磁弁AV1、上記空気圧力源から該
電磁弁AV1を介してエアシリンダCL1に連通す
る管路P1、該電磁弁AV1の一方の出力ポート
よりリザーバRに連通する管路P2、通常は下降
しており該エアシリンダCL1に空気圧が加えら
れた場合上昇するピストンPS1、および該ピス
トンPS1が上昇した場合にその位置を検出して
B機械の制御部B2に信号を出力するリミツトス
イツチLS4から構成されている。
上記のように構成されたシステムは以下のよに
作動する。すなわち、上記システムにおいては、
B機械が連続加工ラインの前工程、A機械が後工
程である。B機械で加工作業が終了した被加工物
W1は該B機械のコンベアB3で第2図に矢印D
で示す方向に搬送される。この場合、まずA機械
のコンベアA3上に被加工物が無いことがリミツ
トスイツチLS1によりB機械の制御部B2に伝
達される。次に、ストツパST1が開状態にある
ことがリミツトスイツチLS2およびLS3により
B機械の制御部B2に伝達される。さらに、A機
械A1が作業可能で待機している場合には、該A
機械の制御部A2より空気圧電磁式信号伝達装置
AVに信号が出力される。すると、上記空気圧電
磁式信号伝達装置AVの電磁弁AV1がバイパス
状態から連通状態に切り換えられる。これにより
エアコンプレツサーCからの空気圧が上記電磁弁
AV1、管路P1を介してシリンダCL1に伝達さ
れて、通常は下降している上記ピストンPS1が
上昇する。これをリミツトスイツチLS4が検出
してB機械の制御部B2に伝達される。以上の3
種類の信号により後工程にあるA機械の作業可能
状態が前工程のB機械に伝達される。そしてB機
械のコンベアB3とA機械のコンベアA3が駆動
されて被加工物W1がB機械からA機械に搬送さ
れる。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上記のようにA機械が作業可能で待
機状態にあることをB機械の制御部に伝達する場
合に、空気圧電磁式信号伝達装置AVを使用して
いる。ところが上記空気圧電磁式信号伝達装置
AVは電気系統の配線以外に空気圧関係のコンプ
レツサーC、電磁弁AV1、管路P1、P2、お
よびシリンダCL1、ピストンPS1等が必要とな
り装置が複雑になるとともに設備費用および補修
費用の増大およびこれにともない被加工物のコス
トが上昇するという問題点があつた。また、空気
圧駆動のシリンダCL1の動作不良により正確な
信号伝達が行なわれず信頼性が低下するという問
題点もあつた。
これを解決するものとして、電気信号のみで信
号を伝達することが考えられる。例えば、A機械
制御部A2からの電気信号で継電器を作動させ
て、B機械B1の作動を許可しようとするもので
ある。
この場合は、確かに空気圧関係の装置は不要と
なる。しかし、加工ラインの調整時に、その信号
の出力状態や、それに伴うB機械B1の作動の確
認、あるいは上記信号とは無関係に単独にB機械
B1の作動を確認したい場合がある。また加工ラ
インが異常停止した場合にB機械B1内部に入り
込んだままワークを取り出したい場合がある。
このような場合には、ピストンPS1やリミツ
トスイツチLS4と異なり、電気信号の状態が外
観からでは確認できない。そのため、信号の出力
状態や、それに伴うB機械B1の作動状態の確認
は不可能である。また継電器では一般に外部から
手動等でその接続状態を操作できないので、信号
と無関係にB機械B1の作動を許可して、単独に
作動を確認することができない。
更に、加工ライン異常時に信号が出力されてい
ない状態では、B機械B1のみを駆動させてワー
クを取り出すことは簡単でなく、加工ラインの復
旧にも時間と煩雑な作業が必要となる。
このためには、各機械の制御部毎に単独操作を
指示する単独操作盤を設ければよいが、これでは
従前の装置のままでは使用できなくなり新たな装
置の付加が必要となる。更に主操作盤と単独操作
盤との間の信号の処理回路等も必要となり、装置
の複雑化とコストアツプを招く。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであ
り、上記問題点を解決するために本考案は、 連続加工ラインに設けられた隣接する2つの機
械の間に介在するインターロツク装置であつて、 上記2つの機械の内、一方の機械から入力され
る作動許可電気信号に基づいて動作し、その動作
により他方の機械の動作を許可する継電器と、 上記継電器の入力側に継電器と並列に接続さ
れ、上記一方の機械からの作動許可電気信号によ
つて直線点灯される入力信号表示ランプと、 上記継電器の出力側に継電器と並列に接続さ
れ、オン操作により、上記一方の機械からの作動
許可電気信号の有無にかかわらず、上記継電器の
代わりに上記他方の機械の作動を許可するスイツ
チと、 を備えたことを特徴とするインターロツク装置を
要旨とするものである。
また、上記継電器は例えば無接点式継電器であ
つてもよく、上記信号表示部は例えば該継電器の
入力側に上記一方の機械と並列に接続されて該一
方の機械の信号電圧によつて点燈するランプであ
つてもよいし、また上記スイツチは例えば上記継
電器の出力側に上記他方の機械と並列に接続され
た自動復帰式スイツチであつてもよい。
さらに上記信号表示部と上記スイツチとは例え
ば上記インターロツク装置の筺体の出力側パネル
に配設されていてもよい。
[作用] 次に、本考案の作用を説明する。連続加工ライ
ンに設けられた隣接する機械の一方が、例えば作
業可能待機状態あるいは作業完了待機状態を示す
電気信号、即ち作動許可電気信号をインターロツ
ク装置の入力側に出力する。すると、この電気信
号により直接入力信号表示ランプが作動して、イ
ンターロツク装置入力側に上記一方の機械から作
動許可電気信号が出力されたことを表示する。こ
のことから、電気信号であつても信号のやり取り
が外部から目視にて直ちに判明する。更に入力信
号表示ランプの作動と同時に、上記インターロツ
ク装置内の継電器が作動して上記他方の機械の作
動を許す。従つて、入力信号表示ランプの点灯状
態にて他方の機械が作動してもよい状態にあるか
否かが目視にて簡単に判定できる。
このことにより、加工ライン調整時や異常時で
の装置の状態チエツクに利用できる。
また、必要に応じてスイツチを操作することに
より、上記一方の機械からの作動許可電気信号の
有無にかかわらず、上記他方の機械の作動を、継
電器が許可したのと全く同等に許可できる。この
ことは、許可された機械がスイツチ側の許可であ
るか継電器側の許可であるかを区別しなくてよ
く、従前の制御部のままでよいことを意味する。
即ち、スイツチのための特別な入力部を設けなく
ともよいことになる。
従つて、本インターロツク装置が介在していれ
ば、従前の機械のままで、次の作用が生ずる。
即ち、作動許可電気信号のやり取りが簡単に判
断できることと、更に、インターロツク装置のス
イツチの操作のみで、他の機械の状態とは無関係
に、単独に機械を作動させることができることで
ある。このため、信号を確認しつつ機械を調整す
ることができるとともに、異常時にラインが停止
しても機械内部のワークを取り出すことができ、
容易かつ迅速に復旧できる。以上のようにして本
考案の技術的課題が解決される。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の好適な一実施例
を詳細に説明する。第1図は、本考案の一実施例
であるインターロツク装置の外観斜視図である。
同図において、10はインターロツク装置、10
aは防錆処理をした板金あるいは樹脂等の成形品
等により構成された筺体、10bは上記インター
ロツク装置10の後述する出力側パネル10h上
に設けられて、該インターロツク装置10の入力
側端子に信号が伝達された場合に緑色に点燈する
入力信号表示ランプ、10cは同様に上記インタ
ーロツク装置10の後述する出力側パネル10h
上に設けられ該インターロツク装置10の入力側
端子への信号の有無にかかわらず、該インターロ
ツク装置の出力側端子から、操作している間信号
電圧を出力する自動復帰式のインターロツクスイ
ツチ、10dは上記インターロツクスイツチの機
能を表示するため「インターロツク切」と刻印さ
れた板金製の表示プレートを表わす。
また10eは上記インターロツク装置10の筺
体10aの一部をなす入力側パネル、10fは入
力側コネクタ、10gは信号を発信する一方の機
械に接続された入力側ケーブル、10hは上記イ
ンターロツク装置10の筺体10aの一部をなす
出力側パネル、10iは出力側コネクタ、10j
はインターロツクスイツチ10cまたは後述する
リレーからの信号を受信する他方の機械に接続さ
れた出力側ケーブルである。なお、11,12は
それぞれ入力側ケーブル10gと出力側ケーブル
10jに吊着されたビニールケース札であり、入
力側に設けられたビニールケース札11には信号
を発信する機械の名称、および該信号が発信され
る条件等が記入された札が吊着されており、一方
ビニールケース札12には信号を受信する機械の
名称、および該信号が受信された後の動作等が記
入された札が吊着されている。
次に第3図に基づいて上記インターロツク装置
10の回路構成を説明する。同図において、10
PKGは多層基板から成るインターロツク回路基
板であり、該基板10PKG上には4個の端子1
〜4をもつソリツドステートリレーSSRが配設さ
れている。該ソリツドステートリレーSSRの端子
1,2は、上記インターロツク装置10の入力側
コネクタ10f内に設けられた入力側端子10k
に接続されている。また上記ソリツドステートリ
レーSSRの端子1,2には、上記入力信号表示ラ
ンプ10bが並列に接続されている。
また上記ソリツドステートリレーSSR内部には
図示しない公知の回路により上記端子1,2間に
作動許可電気信号としての入力信号電圧V1が加
えられた場合には通常時は開状態となつている上
記出力端子3,4間が閉じられて作動許可のため
の出力信号電圧V2が発生するように構成されて
いる。
さらに上記ソリツドステートリレーSSRの端子
3,4は、上記インターロツク装置10の出力側
コネクタ10i内に設けられた出力側端子10l
に接続されている。また、上記ソリツドステート
リレーSSRの端子3,4には、上記インターロツ
クスイツチ10cが並列に接続されている。
以上のように構成された本実施例のインターロ
ツク装置は、以下のように作動する。すなわち、
連設する機械の一方の機械から入力側ケーブル1
0gを通して入力側端子10kに入力信号電圧V
1が加えられる。この入力信号電圧V1は例えば
AC100(V)である。すると、入力信号表示ラン
プ10bが緑色に点燈する。これと同時にソリツ
ドステートリレーSSRの端子1,2間に上記入力
信号電圧V1が加えられる。このためソリツドス
テートリレーSSRの端子3,4間が閉じられて、
出力側端子10lに出力信号電圧V2が加えられ
る。この出力信号電圧V2は例えばAC100(V)
である。該出力信号は出力側ケーブル10jを通
して隣設する他方の機械に伝達される。
一方、入力側端子10kへの、入力信号電圧V
1の有無に関係なく、手動によりインターロツク
スイツチ10cをONさせると、上記ソリツドス
テートリレーSSRの端子3,4間が閉じられた状
態と同様の状態になり、スイツチ10cをONさ
せている間だけ出力側端子10l間に出力信号電
圧V2が発生して上述の場合と同様に隣設する他
方の機械に信号が伝達される。
次に、本実施例のインターロツク装置の使用状
態を第4図および第5図に基づいて説明する。
第4図は、使用状態の第1例を示す連続加工ラ
インのシステム構成図である。E1は前工程にあ
るE機械、E2は該E機械E1の制御部、E3は
該E機械E1に連設されたE機械用コンベア、F
は後工程にあるF機械、F2は該F機械F1の制
御部、10は本実施例のインターロツク装置、矢
印は被加工物W2の搬送方向をそれぞれ表わし
ている。
同図において、後工程にあるF機械F1が作業
可能で待機状態になると、該F機械F1の制御部
F2からインターロツク装置10の入力側端子に
入力信号電圧が加えられる。すると、上記インタ
ーロツク装置10の入力信号表示ランプ10bが
点灯するとともに、ソリツドステートリレーSSR
が閉じる。このリレーSSRが閉じることにより出
力側端子10lから作動許可のための出力信号電
圧が出力され、この信号電圧がE機械E1の制御
部E2に伝達される。これにより、E機械E1の
作動が許可されたことが、制御部E2側で判断で
きるので、E機械制御部E2はE機械用コンベア
E3を駆動させて、被加工物W2を矢印で示す
方向に搬送する。
一方、加工ラインが何等かの異常で停止した場
合、あるいは一つの機械のみを調整したい場合の
ように、上記F機械制御部F2からの信号の有無
にかかわらず、E機械E1のみを作動させたり、
その作動により内部のワークを取り出す必要があ
る場合には、上記インターロツク装置10のイン
ターロツクスイツチ10cをONする。そうする
と、リレーSSRが閉じたのと同じ状態となり、出
力側端子10lから出力信号電圧が出力される。
こうして、E機械E1の作動が許可されるので、
該インターロツクスイツチ10cをONしている
間だけE機械E1およびE機械用コンベアE3を
運転することができる。
第5図は、使用状態の第2例を示す別の連続加
工ラインのシステム構成図である。G1は前工程
にあるG機械、G2は該G機械G1の制御部、H
1は後工程にあるH機械、H2は該H機械H1の
制御部、H3は該H機械H1に連設されたH機械
用コンベア、10は本実施例のインターロツク装
置、矢印Jは被加工物W3の搬送方向をそれぞれ
表わしている。
同図において、前工程にあるG機械G1が作動
完了して待機状態になると、該G機械G1の制御
部G2からインターロツク装置10の入力側端子
に入力信号電圧が加えられる。すると、上記イン
ターロツク装置10は、入力信号表示ランプ10
bを点燈するとともに出力側端子に出力信号電圧
を出力し、この信号電圧がH機械制御部H2に伝
達される。これにより、H機械制御部H2はH機
械用コンベアH3を駆動させて、被加工物W3を
矢印Jで示す方向に搬送する。
一方、上記G機械制御部G2からの信号の有無
にかかわらず、H機械H1を運転する必要がある
場合には、上記インターロツクスイツチ10cを
ONする。そうすると、第4図の場合と同様に該
インターロツクスイツチ10cをONしている間
だけH機械H1およびH機械用コンベアH3を運
転することができる。
本実施例は上記のように、電気信号によりソリ
ツドステートリレーSSRを動作させ、その動作に
より、作動許可が行われるため、従来のような空
気圧駆動部分を無くすことができ、コスト低下と
信号伝達の信頼性が向上する。
また、本実施例はソリツドステートリレー
SSR、信号表示ランプ10b、インターロツクス
イツチ10cから構成されているため、装置の構
成が簡単になるとともに小型化が可能となり設備
費用および補修費用の低減が可能となる。
さらに、本実施例では信号表示ランプ10bお
よびインターロツクスイツチ10cを出力側パネ
ル10h側に設けているため、装置の操作性が向
上する。
特に、本実施例では、信号表示ランプ10bを
入力側ケーブルと並列に接続しているため、隣接
する機械の間で異常が発生した場合、入力側の信
号が入力されているか否かを極めて容易に判定で
きるため、連続加工ラインの異常カ所発見が速や
かに行われる。
さらに、本実施例ではインターロツクスイツチ
10cを出力側ケーブルと並列に接続しているた
め、入力側からの信号の有無にかかわらず、上記
スイツチを作動させることにより出力側の機械を
必要に応じて操作出来る。
このため連続加工ラインに異常が生じて停止し
た場合も、出力側の機械内部に残されたワークを
取り出すことができ、円滑、迅速に復旧できる。
また、出力側の機械単独に作動させて調整するこ
ともできる。しかも、ソリツドステートリレー
SSRとインターロツクスイツチ10cとは並列で
あり区別する必要はないので、制御部の電気的部
分については何等変更なく従前のままでよい。
なお、リミツトスイツチ等のように容易に機械
間の信号伝達が行えない場合には、本実施例の手
段により上記信号伝達が可能となる。
また、本実施例では入力側ケーブル10gおよ
び出力側ケーブル10jにそれぞれビニールケー
ス札11,12を設けているためケーブルの種類
を目視により可能としている。
さらに、本実施例ではインターロツクスイツチ
10cに自動復帰式スイツチを使用しているた
め、該スイツチの押し忘れ等による誤動作の発生
を防止できる。
以上本考案の実施例について説明したが、本考
案はこのような実施例に何等限定されるものでは
なく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において
種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上詳記したように、本考案によれば、作動許
可は電気信号によつて伝達されるため、信頼性が
向上する。しかも、入力信号表示ランプがこの電
気信号によつて直接点灯されるので、特別な表示
処理部を設けなくとも加工ライン調整時や異常時
での装置の状態のチエツクに利用できる。
更に、スイツチにより、上記電気信号の状態に
関係なく、機械に作動許可を与えることが出来
る。このため、機械の加工途中で加工ラインが停
止しても、インターロツク装置のスイツチの操作
のみで、他の機械の状態とは無関係に、単独に機
械を駆動させることができる。従つてラインが停
止していても機械内部のワークを取り出すことが
できるので、容易かつ迅速に復旧できる。更に機
械を他の機械と無関係に単独に調整することがで
きる。しかも、上記の効果が、機械制御部の電気
的部分について何等変更なく従前のままで達成で
きる。
また、装置の構成が簡単で小型のため設備費
用、補修費用の低減も可能となる。
さらに、例えば装置筺体の出力側パネルに信号
表示部とスイツチを設けた場合には、操作性が向
上する。
さらに本考案によれば、例えばリミツトスイツ
チ等の手段により装置間の信号の伝達が困難な場
合にも、本考案の装置を使用することにより上記
信号の伝達が可能となる。
また、本考案に例えば自動復帰式スイツチを使
用した場合には該スイツチの押し忘れ等による誤
動作を未然に防止することができる。
さらに、本考案に例えば無接点式継電器を使用
した場合には、該継電器に機械的接点が無いため
装置の耐久性が向上する。
また本考案にランプを使用しているので入力信
号の有無が目視にて判断できるという利点も生じ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す外観斜視図、
第2図は従来技術を説明するシステム構成図、第
3図は本考案の一実施例を示す回路図、第4図は
本考案の一実施例のインターロツク装置の使用状
態の第1例を示す参考図、第5図は本考案の一実
施例のインターロツク装置の使用状態の第2例を
示す参考図である。 10……インターロツク装置、SSR……ソリツ
ドステートリレー、10b……入力信号表示ラン
プ、10c……インターロツクスイツチ、10h
……出力側パネル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 連続加工ラインに設けられた隣接する2つの
    機械の間に介在するインターロツク装置であつ
    て、 上記2つの機械の内、一方の機械から入力さ
    れる作動許可電気信号に基づいて動作し、その
    動作により他方の機械の動作を許可する継電器
    と、 上記継電器の入力側に継電器と並列に接続さ
    れ、上記一方の機械からの作動許可電気信号に
    よつて直線点灯される入力信号表示ランプと、 上記継電器の出力側に継電器と並列に接続さ
    れ、オン操作により、上記一方の機械からの作
    動許可電気信号の有無にかかわらず、上記継電
    器の代わりに上記他方の機械の作動を許可する
    スイツチと、 を備えたことを特徴とするインターロツク装
    置。 2 上記継電器が無接点式継電器であるとともに
    上記スイツチが自動復帰式スイツチであること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のインターロツク装置。 3 上記入力信号表示ランプと上記スイツチとが
    上記インターロツク装置の筺体の出力側パネル
    に配置されたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項または第2項記載のインターロ
    ツク装置。
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