JPH0340366B2 - - Google Patents

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JPH0340366B2
JPH0340366B2 JP55140605A JP14060580A JPH0340366B2 JP H0340366 B2 JPH0340366 B2 JP H0340366B2 JP 55140605 A JP55140605 A JP 55140605A JP 14060580 A JP14060580 A JP 14060580A JP H0340366 B2 JPH0340366 B2 JP H0340366B2
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focus
circuit
photoelectric
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B3/00Focusing arrangements of general interest for cameras, projectors or printers
    • G03B3/10Power-operated focusing
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/005Blur detection

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Focusing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は被写体像のコントラストの変化を利
用して自動的に焦点検出を行なうカメラの自動焦
点検出装置に関するものである。
レンズで結像される被写体の光学像は、焦点整
合(以下、合焦という)時にその像の明暗の差、
すなわちコントラストが最大になるという性質を
持つている。これは被写体像の各空間周波数にお
ける光強度(パワースペクトル)が合焦時に最大
になるために起こる現象であり、この現象を捕ら
えれば自動的に焦点を検出することができる。
従来、このようなコントラスト情報そのものを
抽出する方法には、CdS等の非直線性光導電素子
を用いる方法や、像面に多数の微小な光電素子を
並べて、それらの内の隣接した一対の素子間の光
電出力差を静的に検出する方法や、例えば本件出
願人による実開昭53−95830号、特開昭55−
298780号、および特開昭55−35317号等に開示さ
れているような複数個の微小光電素子からなる単
列の光電素子群と、この光電素子群に対応した走
査回路とからなる自己走査形光電変換部を用い
て、微小光電素子の光電出力から動的にコントラ
スト信号を得る方法等が提案されている。
また上記のようなコントラスト検出素子を用い
て合焦状態を検出する方法としては、例えば、特
開昭55−29832号、実開昭53−95830号等に開示さ
れているように、1個のコントラスト検出素子を
撮像面と等価な位置に配置して、コントラスト信
号が最大値を示す状態を検知する方法や、同じく
1個のコントラスト検出素子を光軸上で撮像面と
等価な面の前後に機械的に振動させて、振動周期
内のコントラスト出力の変化状態を解析する方法
や、さらには例えば特願昭54−15257号に開示さ
れているように撮像面に等価な位置の前後で等距
離の2位置に2個のコントラスト検出素子を配設
し、これら両コントラスト検出素子からのコント
ラスト信号出力が等しくなる状態を検知する方法
が知られている。
これらの被写体像のコントラスト情報を利用す
る自動焦点検出方式は、いわゆるTTL合焦検出
装置としての一眼フカメラの自動焦点検出装置に
組み込むのに適している。
ところで一眼レフカメラなどの高級カメラはレ
ンズが交換できるので、そのために撮影できる被
写体距離の範囲が広く、又高性能のレンズを用い
るために鮮鋭な画像が得られ、さらには撮影でき
る被写体の輝度の範囲が広い。
このため自動焦点検出装置を上記のような一眼
レフカメラに適用するには、数々の厳しい条件を
満足しなければならない。即ち、第1には焦点検
出精度が高いこと、第2には適用できる被写体輝
度の範囲が広いこと、第3には手振れ存在下や動
きのある被写体に対しても適用できること、第4
には各種交換レンズに対して適用できることなど
が要求される。しかしながら、前記従来の装置な
いしは方法はこれらの条件に対して必ずしも満足
できるものではなかつた。
また、従来から被写体の高輝度によりイメージ
センサにおける蓄積電荷の飽和や、低輝度により
イメージセンサからの時系列信号が得られなくな
ること等を防止するためにイメージセンサの蓄積
時間を制御して被写体の輝度に拘りなく常に適正
な時系列信号を得るようにして、正確な合焦が行
なえるようにした自動焦点検出装置が知られてい
るが、この種の制御は、イメージセンサの出力を
利用して該イメージセンサの蓄積時間を制御する
ものと、自動露出のために被写体の像を受光する
フオトダイオードによつてその蓄積時間を制御す
るものとであり、前者にあつては、最初の一走査
期間では蓄積時間が適正に制御されず、このた
め、イメージセンサが飽和したり、イメージセン
サからの時系列信号が出力されなかつたりするの
で、その一走査期間ではレンズ系を合焦する方向
に移動させることができず、このため、とくに高
速で移動している被写体を撮影する場合、レンズ
系ををその被写体の移動に合わせて迅速に合焦さ
せることが難しいという問題点があり、後者にあ
つては、フオトダイオードはイメージセンサと異
なる領域の光を受光するので、イメージセンサの
蓄積時間を適正に制御することができず、このた
め、レンズ系の合焦精度が悪くなるという問題点
があつた。
この発明は、上記の事情に鑑みて為されたもの
で、その目的とするところは、被写体の輝度にか
かわらず、最初の一走査期間から適正な時系列信
号をイメージセンサから得ることができ、しかも
高速で移動している被写体に合わせて迅速にしか
も正確に合焦させることのできるカメラの自動焦
点検出装置を提供することにある。
以下、この発明を図面に基づいて説明する。
第1図は、この発明を一眼レフカメラ1に適用
した実施例を示す図である。
同図において、符号2はレンズ系、3はハーフ
ミラー、4は全反射ミラーで、この全反射ミラー
4の反射光の光路上に、この発明に係る自動焦点
検出装置Uにおける自己走査形光電変換部5が配
置されている。
また符号6は後述の合焦状態表示用の発光ダイ
オードで、図の紙面に垂直な方向に3個の(後記
の6a,6b,6c)が配列され、カメラ本体1
の後方にその確認窓((図示せず)が設けられて
いる。
符号7はフイルム、8は焦点板、9はコンデン
サレンズ、10はペンタプリズム、11は接眼レ
ンズである。フイルム7への露光時には、ハーフ
ミラー3及び全反射ミラー4は図示しないミラー
移動機構によつて光路から退避させられる。
第2図は、上記のようなカメラにおける被写体
像の一般的なコントラスト分布の様子を示してい
る。
レンズ系2によつて結像される被写体12の像
のコントラスト値は、合焦位置で最大値となる単
峰状の分布を示している。この分布がピーク(尖
頭値)を示すという性質を利用するか、あるいは
その分布が左右対称であるという性質を利用する
かによつて、コントラスト情報を用いた焦点検出
方式は2種類に大別される。このうち、この発明
は後者の方式に係るものである。
次に第3図は、前記第1図におけるカメラの自
動焦点検出装置Uの全体構成例を示すものであ
る。
自己走査形光電変換部5を含む受光部U1の後
段には、順次にビデオ回路U2、コントラスト検
出回路U3、フオーカス(焦点)判定回路U4、
および表示駆動回路U5が連ねられ、さらに表示
駆動回路U5の出力線路が2分されて、一方は前
記の発光ダイオード6からなる焦点表示素子に接
続され、他方はレンズ駆動装置U6に接続されて
いる。レンズ駆動装置U6はレンズ駆動モーター
等で構成される。
そしてレンズ系2によつて結像される被写体像
が自己走査形光電変換部5に入射すると、この自
己走査形光電変換部5はビデオ回路U2によつて
駆動及び光電変換がなされ、被写体像の照度分布
に相当する時系列光電出力(以下ビデオ出力とい
う)が得られる。そのビデオ出力からコントラス
ト検出回路U3によつて光電変換部5における両
イメージセンサ(後述)上のそれぞれの被写体像
のコントラスト値がコントラスト信号として抽出
される。そのコントラスト信号出力からフオーカ
ス判定回路U4によつて、合焦状態等を示す焦点
指示信号が得られ、その焦点指示信号に基づい
て、表示駆動回路U5を経て焦点表示素子6の点
滅制御やレンズ駆動装置U6によるレンズ系2の
繰り出し量制御がなされる。
以下、第3図における各構成回路等を更に詳し
く説明する。
まず、第4図及び第5図は受光部U1の構成例
を示している。
受光部U1は、図における下方からセンサパツ
ケージ14、光分割器16、および赤外カツトフ
イルタ17が順次に積層されている。
そして、センサパツケージ14には、次に述べ
るような一対の自己走査形光電変換部5a,5b
と、この自己走査形光電変換部5a,5bのそれ
ぞれに付設された被写体の平均照度検出用のモニ
ターセンサMA,MB(以下、MAをAモニターセ
ンサ、MBをBモニターセンサという)とが同一
平面に体に組み込まれたセンサICチツプ(基板)
15が装着されている。
上記一対の自己走査形光電変換部5a,5b
は、それぞれ複数個の微小光電素子からなる光電
素子列SA,SB(以下、SAをAイメージセンサ、
SBをBイメージセンサという)と、それぞれの
イメージセンサSA,SBを走査駆動するためのシ
フトレジスタからなる走査回路SR1,SR2とで
構成されている。そして、モニターセンサMa,
MbはイメージセンサSA,SBが形成された基板
15上のイメージセンサSA,SBの隣接位置に、
かつ、イメージセンサSA,SBが延びる方向に沿
つて長く延びるように設けられている。これは、
イメージセンサSA,SB上に形成される像とモニ
ターセンサMa,Mb上に形成される像とを一致
させるものであり、しかも、モニターセンサ
Ma,Mbが被写体の平均測光を行なうようにし
たものである(これは、モニターセンサMa,
Mbを長く延ばして形成したので、被写体の平均
測光を行なうことができるものである)。
イメージセンサSA,SBとしては、具体的には
CCD(Charge Coupled Device),BBD(Bucket
Brigade Device)、またはMOS−FET等を適用
することができる。これらは、いずれも光電変換
機能に加えて光電変換により発生した信号電荷を
各単位セルで蓄積することができる信号電荷蓄積
機能を有している。
この発明においては、MOS−FET形を適用し
た場合について説明を続ける。なお各イメージセ
ンサSA,SBの一端部には後述のように光遮断用
のマスクが取り付けられたマスクセンサが配設さ
れている。
またモニターセンサMA,MBは非走査形で電
荷蓄積形の光電素子で構成されている。このモニ
ターセンサMA,MBは、平均照度を検出するた
めに用いられ、対応した各イメージセンサSA,
SBにできるだけ接近して配置することが望まし
い。
このようにすることにより、モニターセンサ
MA,MBが受光する被写体の像とメージセンサ
SA,SBが受光する像とが殆ど同一となり、モニ
ターセンサMA,MBは、イメージセンサSA,
SBが受光する高輝度の被写体像によつて飽和し
ているか、低輝度の被写体像のため該イメージセ
ンサSA,SBから出力される後述する時系列光電
出力(時系列信号)が微弱過ぎるか否かを常に正
確に検出することができ、これによりイメージセ
ンサSA,SBの蓄積時間(これについては後で説
明する)を適正に制御することができる。そして
図の例においては、各イメージセンサSA,SBに
それぞれ1個づつで合計2個配設されているが、
必ずしも2個配設することは必要ではなく、1個
のみを配設し、これを両イメージセンサSA,SB
に対して共用としてもよい。しかしAイメージセ
ンサSA上の光強度とBイメージセンサSB上の光
強度とが異なることがあるので、このような場合
に備えて、図示のように2個のモニターセンサ
MA,MBを配設する方がより効果的にモニター
機能がなされる。
次に光分割器16には、AイメージセンサSA
に対するハーフミラー16aと、Bイメージセン
サSBに対する全反射ミラー16bとが組み込ま
れており、第5図に示すようにハーフミラー16
aを透過した光はAイメージセンサSAおよびA
モニターセンサMAに入射し、ハーフミラー16
aで反射した光は全反射鏡16bで再び反射して
BイメージセンサSBに入射する。このように構
成することにより、AイメージセンサSAとBイ
メージセンサSBは光軸上で一定距離だけ離れた
位置に置かれたことと等価となり、受光部U1全
体を所定の位置に配置することにより、フイルム
等価面(レンズ系2の撮像面と等価な面)の前後
で、かつ等距離の2位置にA,Bイメージセンサ
SA,SBを位置させることができる。
ところでイメージセンサSA,SBの電荷蓄積時
間は、モニターセンサMA,MB上に入射した光
量、すなわち、被写体の平均照度(平均輝度)に
反比例する如く構成されている。
赤外カツトフイルタ17は、両イメージセンサ
SA,SBやモニターセンサMA,MBの分光感度
が赤外部にまで広がつている場合に不用な赤外光
を遮断するものであつて、その装着は必須とする
ものではない。
第6図および第7図A,Bは上記のように配設
された自己走査形光電変換部5a,5bによる焦
点の検出原理を示す概念図である。Aイメージセ
ンサSAとBイメージセンサSBがフイルム等価面
の前後に等距離の位置に置かれいるので、両イメ
ージセンサSA、SBには光軸上で一定距離離れた
像がそれぞれ入射することになる。被写体像のコ
ントラスト分布が左右対称であれば、第7図Aに
示すように、それぞれのイメージセンサSA,SB
上のコントラスト値が理論的には等しくなつたと
きにそのフイルム等価面と合焦位置が一致する。
第7図Bに示すように、そのフイルム等価面面と
合焦位置が一致しないと、それぞれのコントラス
ト値は差ΔCを生ずる。したがつて両イメージセ
ンサSA,SB上のコントラスト値の一致、不一致
を検出することによつて、焦点検出を行うことが
できるのである。
次にビデオ回路U2について説明する。
ビデオ回路U2は、上述の自己走査形光電変換
部5a,5bを駆動して、被写体像の照度分布に
相当するビデオ出力を得るものであるから、第8
図以下の各図には自己走査形光電変換部5a,5
bも併せ示して、これとの関連においてビデオ回
路U2を説明する。
まず第8図は、ブロツク図により原理的に示し
たものである。
ビデオ回路U2には、スタートパルス発生回路
18、イメージセンサ駆動回路19、クロツクパ
ルス発生回路20、およびアンプ21が具えられ
ている。
そして、モニターセンサMA,MBから出力さ
れる光電流がスタートパルス発生回路18に入力
され、モニターセンサMA,MB上の光量、すな
わち、被写体の平均輝度に比例した周波数のパル
ス列信号が作られる。このパルス列信号とクロツ
クパルス発生回路20によつて作られるクロツク
パルスがイメージセンサ駆動回路19に入力さ
れ、イメージセンサSA,SB走査用の駆動パルス
が作られる。一方イメージセンサSA,SBの出力
信号はアンプ21によつて増巾され、出力端22
にビデオ信号が出力される。
ここでイメージセンサSA,SBは前記のように
電荷蓄積形であるため、電荷蓄積時間を変化させ
ることによつて、その光電特性のダイナミツクレ
ンジを広げることができる。第9図はイメージセ
ンサSA,SBそれぞれの光電特性を模式的に示し
ている。電荷蓄積時間T1,T2,T3のそれぞ
れに対し、その光電特性は分布23a,23b,
23cのように変化する。その電荷蓄積時間T1
<T2<T3という関係になつている。電荷蓄積
時間が例えばT2に固定されれば、その光電特性
の飽和しないダイナミツクレンジはdで表わされ
るが、蓄積時間をT1からT3まで変化させるこ
とにすればそのダイナミツクレンジはd′まで広が
る。
したがつて、被写体像の明るさに応じて電荷蓄
積時間を変化させれば結果的にその光電特性のダ
イナミツク特性を広げることができる。さらに、
被写体像の平均的な明るさに反比例して電荷蓄積
時間を変化させることにすると、被写体の平均的
な明るさが変動しても、各イメージセンサSA,
SBから読み出される時系列的な光電出力、言い
換えれば出力端22から出力されるビデオ出力は
変化せず、結果的には後述のコントラスト出力は
不変のものが得られる。
次に第10図は、前記スタートパルス発生回路
18およびイメージセンサ駆動回路19の具体的
な回路例である。
スタートパルス発生回路18中、符号Mはモニ
ターセンサダイオードで、前記モニターセンサ
MA,またはMBを代表して示している。また2
5は定電流源、26はコンパレータ、S1はアナ
ログスイツチである。
一方、イメージセンサ駆動回路19における符
号FF1はDフリツプフロツプ回路、24a,2
4b,24cはインバータ、27はアンドゲー
ト、28は8ビツトバイナリカウンタ、29〜3
1はオアゲート、32〜34はノアゲートであ
る。
次いで、上記スタートパルス発生回路18およ
びイメージセンサ駆動回路19の動作を、第11
図および第12図を参照して説明する。
まず、モニターセンサダイオードMからはイメ
ージセンサSA,SBと同じように電荷蓄積モード
を利用して光電変換信号が抽出される。即ち、モ
ニターセンサダイオードMで生じた電荷はダイオ
ードMの内部出力線あるいは外部出力線等の容量
により蓄積される。ダイオードMは非走査形なの
で、その蓄積とともにアノード端子に第11図に
示すような電圧Vmが生じる。
この電Vmと定電流源25によつて抵抗R1の
端子に生じるしきい値電圧Mtとがコンパレータ
26で比較される。コンパレータ26の出力M0
は、VmがMtに一致するとハイレベルになり、
DフリツプフロツプFF1の出力が後述する制御
によりハイレベルとされたときに、アンドゲート
27の出力はハイレベルとなつてDフリツプフロ
ツプFF1をリセツトする。このときDフリツプ
フロツプFF1の出力はローレベルになつて、D
フリツプフロツプFF1のリセツトは解除される
とともに、8ビツトバイナリカウンタ28のリセ
ツトも解除され、カウンタ動作を開始する。
ちなみに、DフリツプフロツプFF1のQ端子
の出力は、当該DフリツプフロツプFF1のクロ
ツク端子Cに第12図に示すように次の立上りパ
ルス(端子8から出力されるパルスの立上り
部)が入力するまでローレベルに保たれる(端子
φ8から出力されるパルスの立下がり部まで)。
したがつて、このローレベルに保持されている
間、コンパレータ26の出力端子にハイレベルの
出力M0が現われたとしても、アンドゲート27
の出力はハイレベルとなることはない。
一方、カウンタ動作を開始した8ビツトバイナ
リカウンタ28からは、クロツクパルス発生回路
20によつて作られるクロツクパルス(図示せ
ず)にしたがい、第12図に示すように、一連の
デジタル波形が端子φ1〜φ8から出力される。
端子φ3〜φ7の出力はオアゲート29に入力さ
れる。オアゲート29の出力はノアゲート32,
33の一入力端に入力される。
オアーゲート29の出力端子からは、端子φ3
〜φ7からの信号が全てローレベルのときのみ、
ローレベルの信号が出力される。そして、オアゲ
ート29からのローレベル出力信号と、端子φ8
からのローレベル出力信号とがノアゲート32に
入力されてAイメージセンサSAのスタートパル
スASが作られる。また、オアゲート29からの
ローレベル出力信号と、端子φ8からのハイレベ
ル出力信号がインバータ24bにより反転された
信号とが、ノアゲート33に入力されてBイメー
ジセンサSBのスタートパルスBSが作られる。
スタートパルスAsはアナログスイツチS1の
制御端子に入力されて、モニターセンサダイオー
ドMの出力をリセツトしてシヤーシ電位レベル
VSに落とし、モニターセンサダイオードMを再
び電荷蓄積初期状態に戻す。
端子φ8から出力された信号は、インバータ2
4aを介してDフリツプフロツプFF1のクロツ
ク端子Cに入力される。このφ8パルスがハイレ
ベルからローレベルに変化した瞬間、Dフリツプ
フロツプFF1の出力を再びハイレベルにして、
8ビツトバイナリカウンタ28をリセツトする。
そして、次にモニターセンサダイオードの出力
VmがMtに一致する瞬間まで8ビツトバイナリ
カウンタ28は待機することになる。
φ8パルスの一周期内で両イメージセンサSA,
SBの走査が完了し、この一走査が完了するまで
は、DフリツプフロツプFF1の出力はローレベ
ルに保持されているので、コンパレータ26の出
力Mo(タイミングパルス)が再びハイレベルと
なつても、アンドゲート27の出力はローレベル
のままであり、この期間スタートパルスAS,BS
等が発生することはない。
端子φ8に出力された信号はAイメージセンサ
SAとBイメージセンサSBの出力を結合させるた
めにセンサICチツプ15に入力される信号とな
る。
また、端子φ1,φ2から出力される信号から
オアゲート30,31およびインバータ24cに
よつて、A,BイメージセンサSA,SBを走査す
るための走査パルスφa,φbが作られる。端子φ
1に出力される信号とDフリツプフロツプFF1
の出力信号とから、A,BイメージセンサSA,
SBの各ビツトの光電出力をリセツトするための
ビデオリセツトパルスφrが作られる。
上述のようにコンパレータ26の出力M0のパ
ルス信号に基づきAイメージセンサSAを駆動す
るスタートパルスAsが作られ、走査パルスφa,
φbによつて、AイメージセンサSAの走査が行な
われ、その走査が終了すると引続いてBイメージ
センサSBの走査が行なわれる。Aイメージセン
サSAの電荷蓄積時間はスタートパルスAsの間
隔、BイメージセンサSBの電荷蓄積時間はスタ
ートパルスBsの間隔で決められる。このように
すると、ビデオ出力videoは第11図最下段の如
くになり、電荷蓄積時間が異なつてもビデオ出力
の各ピツト間の間隔は常に等しいため、後段の光
電出力抽出回路の構成を簡単にすることができ
る。
次に第13図は、上記のようの各信号の出力端
子が導出されたビデオ回路U2とセンサICチツ
プ15との接続関係を、さらに示したものであ
る。
センサICチツプ15内には、公知のノイズ補
償ダイオード(図示せず)を組み込み、ビデオ出
力からのノイズを除去して焦点検出を一層正確な
らしめるようにしてもよい。
次いで第14図は、イメージセンサSA,SB部
を電気回路的に例示したもので、ビデオ回路U2
から導出された各出力端子との接続関係をさらに
具体的に示したものである。同図中符号35a〜
35n,35a′〜35n′,36a,36b,37
a,37bはそれぞれFETゲート、24dはイ
ンバータである。
そして、スタートパルスAsと走査パルスφa,
φbはAシフトレジスタSR1に入力され、FETゲ
ート35a,35b〜35nを順次オンしてい
き、AイメージセンサSAの各微小光電素子(以
下単にビツトという)に蓄積された電荷を順次出
力線38aに取り出していく。同様に、スタート
パルスBsと走査パルスφa,φbはBシフトレジス
タSR1に入力され、FETゲート35a′,35
b′〜35n′によつてBイメージセンサSBの各ビ
ツトに蓄積された電荷が出力線38bに取り出さ
れる。それらのA,BイメージセンサSA,SBの
出力は、φ8端子からの信号によつて制御される
FETゲート37a,37bおよびインバータ2
4dによつて切換えられ、一個の時系列光電出力
Viとなつて出力される。このイメージセンサの
出力は微小光電素子(フオトダイオード)の内部
の接合容量あるいは外部出力線のビデオライン容
量に充電された充電電圧として取り出されるため
に、各ビツト毎に、信号φRによつて制御される
FETゲート36a,36bを用いてリセツトす
ることにより、初期状態に戻される。
走査パルスφA,φBとリセツトパルスφRと時
系列光電出力Viのタイミングチヤートを第15
図に示す。
このように、モニタセンサMA,MBは非走査
形なので、時間の経過とともに増加していく蓄積
量に応じた電圧Vmを経時的に出力し、その電圧
でイメージセンサSA,SBの蓄積時間を制御する
ので、モニタセンサMA,MBの蓄積開始からイ
メージセンサSA,SBが適正なイメージ信号を出
力するまでを短時間で行なうことができる。すな
わち、モニターセンサMA,MBの受光開始と同
時にイメージセンサSA,SBの受光を開始させ、
モニターセンサMA,MBの出力信号(電圧Vm)
がMtに達したとき、イメージセンサSA,SBを
走査してイメージ信号を出力させているので、そ
の受光開始から短時間で適正なイメージ信号をえ
ることができる。
また、モニターセンサMA,MBは非走査形な
ので、走査回路を必要とせず、さらにモニターセ
ンサMA,MBの出力信号Vmが所定値Mtに達し
たか否かの判断はコンパレータ26で行なつてい
るので、全体の回路構成は簡単なものとなる。
このようにして検出された光電出力(イメージ
信号)は、ビデオ回路U2におけるアンプ21に
よつて増巾されてビデオ出力videoとなり、後段
の処理回路に入力される。
次に第16図は、コントラスト検出回路U3の
回路構成例を示している。以下、その構成を作動
と共に説明する。このコントラスト検出回路U3
はイメージセンサSA,SBの一定間隔を持つた任
意の2個づつのビツト間、例えば1ビツトおきの
2ビツト間の光電出力差をコントラスト出力とす
るものである。端子39に入力されたビデオ出力
は第1〜第4の4個のサンプルホールド回路4
0,41,42,43に同時に入力する。第1の
サンプルホールド回路40は第18図に示すよう
に離散的なビデオ出力の4ビツト毎の出力を保持
するようにサンプルパルスが設定されている。第
2のサンプルホールド回路41は第1のサンプル
ホールド回路40のサンプルパルスから1ビツト
遅れてサンプルパルスが設定され、同じく4ビツ
ト毎の出力が保持される。同様に、第3のサンプ
ルホールド回路42は第2のサンプルホールド回
路41から、第4のサンプルホールド回路43は
第3のサンプルホールド回路42からそれぞれ1
ビツト分遅れてサンプルパルスが設定され、同じ
く4ビツト毎の出力が保持される。
第1のサンプルホールド回路40と第3のサン
プルホールド回路42から出力された信号の差が
第1の差動回路44によつて抽出される。同様
に、第2のサンプルホールド回路41と第4のサ
ンプルホールド回路43から出力された信号の差
が第2の差動回路45によつて抽出される。これ
らの第1、第2の差動回路44,45の出力信号
は第1スイツチ回路46によつて、イメージセン
サの1ビツト毎に切換えられ、一個の時系列光電
出力信号に変換される。この合成された差分信号
は絶対値回路47によつて、正または負の絶対値
信号に変換される。次に、第2スイツチ回路48
によつて、その絶対値信号はAイメージセンサ
SAの部分とBイメージセンサSBの部分に分けら
れる。それぞれの絶対値信号はA尖頭値検出回路
49およびB尖頭値検出回路50に入力され、そ
れぞれの絶対値波形の一走査周期内の尖頭値が検
出され、次の走査周期の開始時まで保持される。
これらの尖頭値信号が被写体像のコントラスト
信号を表わし、AイメージセンサSAのコントラ
スト信号が端子51に、BイメージセンサSBの
コントラスト信号が端子52に出力される。以
下、それぞれのコントラスト信号をAコントラス
ト信号及びBコントラスト信号という。
第17図は、第16図の回路構成図のさらに具
体的な回路例を示している。図中S2〜S11は
アナログスイツチ、C1〜C6はコンデンサであ
る。第18図はビデオ出力が処理される様子を表
わしている。
第19図は第17図の回路で使用されるアナロ
グスイツチS2〜S11の制御パルスとイメージ
センサSA,SBのビデオ出力のタイミングScを表
わすタイミングチヤートである。端子39に入力
されたビデオ出力はアナログスイツチS2,S
3,S4,S5に同時に入力され、コンデンサC
1,C2,C3,C4によつてサンプルホールド
信号に変換される。それぞれのアナログスイツチ
S2,S3,S4,S5を制御するために、端子
53にはサンプルパルスP1が、端子54にはサ
ンプルパルスP2が、端子55にはサンプルパル
スP3が、端子56にはサンプルパルスP4が第
19図に示しているようなタイミングで入力され
る。アナログスイツチS2と、アナログスイツチ
S4を用いてサンプルホールドされた信号は、バ
ツフアアンプとなる演算増巾器57a,57cを
介して差動アンプとなる演算増巾器44aに入力
され、両者の差分出力が抽出される。同様に、ア
ナログスイツチS3とアナログスイツチS5を用
いてサンプルホールドされた信号は演算増巾器5
7b,57dを介して差動アンプとなる演算増巾
器45aに入力され、両者の差分出力が抽出され
る。演算増巾器57aの出力は第18図bの如く
になり、用様に、演算増巾器57b,57c,5
7dの出力はそれぞれ第17図c,d,eの如く
になる。第18図aはビデオ出力を表わしてい
る。演算増巾器44aの出力は第18図fの如く
になり、演算増巾器45aの出力は第18図gの
如くになる。それら2個の差分出力は端子58,
59にそれぞれ制御パルスP5,P6が入力され
るアナログスイツチS6,S7によつて1ビツト
毎に交互に切換えられ、1個の時系列信号に合成
される。その合成された差分出力は演算増巾器4
7aとダイオードD1,D2によつて正の絶対値
信号に変換される。このようにして変換された絶
対値信号は第18図hのようになり、第18図
f,gの斜線部の信号の絶対値を抽出したものと
なつている。この絶対値信号は丁度、ビデオ出力
の1ビツトおきの2ビツト間の光電出力差に相当
している。次に、その絶対値信号は演算増巾器4
7bによつて増巾された後、2個のアナログスイ
ツチS8,S9に同時に入力する。アナログスイ
ツチS8の端子60には第19図の如き制御パル
スP7が入力し、演算増巾器49aとダイオード
D3とコンデンサC5によつて、Aイメージセン
サSAの部分の一走査周期内の前記絶対値信号の
尖頭値が保存される。同様に、アナログスイツチ
S9の端子61には制御パルスP8が入力し、演
算増巾器50aとダイオードD4とコンデンサC
6によつて、BイメージセンサSBの部分の尖頭
値が保存される。アナログスイツチS10,S1
1は端子62,63に制御パルスP9を入力させ
ることによつて、一走査周期毎にコンデンサC5
およびC6の電荷を放電するために設けられてい
る。それらの尖頭値はバツフアアンプとなる演算
増巾器49b,50bを通して、端子51にAコ
ントラスト信号、端子52にBコントラスト信号
として出力される。
次いで第20図A,B、第21図および第22
図A,Bは、前記コントラスト信号の特徴を説明
するための図である。合焦時に被写体像が分布6
5aの如き照度分布を持つていたとすると、非合
焦時には分布65bの如き照度分布となる。ここ
で、横軸は光軸に垂直な面内における移動距離l
(フイルム等価面からのずれ量)である。これら
の照度分布が縦、横の長さがそれぞれy,w,ピ
ツチpの受光開口を持つイメージセンサにおける
各ビツトSA1〜SA7に入射すると、各ビツトは
w×yの面積内の光が受光されて光電出力に変換
され、間隔pの2ビツト間の光電出力差が検出さ
れる。実線66aは分布65aに対応する光電出
力差の分布を示していて、点線67aは分布65
bに対応する光電出力差の分布を示している。こ
れらの光電出力差の分布の尖頭値がコントラスト
信号66b,67bとなり、被写体像が合焦状態
から外れるにつれて、そのコントラスト信号は低
下していく。なお、第20図Bにおいて実線66
a、点線67aが階段上に示されているのは、た
とえば、暗電流に基づく出力の変動分を考慮した
からである。
イメージセンサSAのビツト列に、第21図に
示すように明部と暗部を持つエツヂチヤート68
が投影されていて、そのエツヂチヤート68が横
に速度vで移動したとする。もし隣接ビツト間の
光電出力差を検出する方式であれば、第22図A
のようにエツヂチヤートの像68aのエツヂ部が
イメージセンサにおける各ビツトの開口部に入つ
た時コントラスト信号は低下する。たとえば、エ
ツジチヤートの像のエツジ部がビツトの中央に位
置していたとすると、そのビツトの出力は理論的
には明部のみが位置していたときの光電出力の半
分になる。時間を固定して考えると、エツジチヤ
ートの像のエツジ部がビツト間にあるときと例え
ばビツトの中央にあるときで、その光電出力差が
異なることになる。従つて、徐々にエツジチヤー
トの像のエツジ部があるビツトを横切つて隣のビ
ツトにかかつて行く状態を考えると、光電出力差
(コントラスト信号)はビツトの左側に像のエツ
ジ部がかかりはじめると徐々に減少し、像のエツ
ジ部が中央に位置するときに最小となり、像のエ
ツジ部が右に移るに伴つてコントラスト信号は再
び増加し、結果として第22図Aのようになる。
エツジチヤートの像の移動は、被写体そのものの
移動もあるが、手振れによるものもあり、つま
り、これらによつてコントラスト信号が変動し、
従つて、精度の良い焦点検出を行なうことができ
ないことになる。一方、前記の1ビツトおきの光
電出力差を検出する方式にすると、エツジチヤー
トの像68aのエツジ部が、あるビツトを基準に
したとき手ぶれ等によつて一ビツト隣の微小光電
素子に入るとは考えられず、エツジ部が隣のビツ
トに入る確率よりも一ビツト隣の微小光電素子に
入る確率の方が低いと考えられ、第22図Bに示
す如く、エツヂチヤートの像68aが移動して
も、コントラスト信号は変動せずに安定したもの
となる。従つて、結果的に精度の良い焦点検出を
行なうことができる。
なお、第22図A,Bの横軸はエツヂチヤート
の像68aのエツヂ部の移動位置に対応した時間
である。
次に、第23図〜第26図A,Bを参照して前
記のAコントラスト信号とBコントラスト信号か
ら合焦状態を検出する方法について説明する。
エツヂチヤート68の像が第23図に示すよう
に、明部に対して照度がI1、暗部に対して照度
がI2となつて、照度の差がΔIであれば、それ
らに対する光電出力V1,V2は照度I1,I2
にそれぞれ比例する。したがつて、それらの光電
出力差Δv=V1−V2=k・ΔI=w(I1−I
2)となる。ここで、kは比例定数である。第2
4図に示すように、光分割器16によつて被写体
像が2分されれば、Eのエネルギーーの光がAイ
メージセンサSA上ではτaE、Bイメージセンサ
SB上ではτbEとなる。τa,τbは2つの光路に対
する光分割器16の透過率である。これら2つの
光路の透過率τa,τbが異なれば、第25図A,
Cに示すように、AイメージセンサSAに対して
エツヂチヤート68が結像された時、光電出力差
ΔvaはΔva=V1a−V2a=k・τa・ΔI=k・
τa(I1−I2)となる。一方、第25図B,D
に示すように、BイメージセンサSBに対してエ
ツヂチヤート68が結像された時、光電出力差
ΔvbはΔvb=V1b−V2b=k・τb・ΔI=k・
τb(I1−I2)となる。第25図C,Dに示す
ようなビデオ出力であると、合焦位置での光電出
力差の信号は第25図Eの如くになり、A,Bイ
メージセンサSA,SB部の尖頭値であるAコント
ラスト信号およびBコントラスト信号は一致せ
ず、それらのコントラスト信号の比はτa/τbと
なる。レンズ繰り出し量lEに対するA,Bコント
ラスト信号は第26図Bの如くになり、もしAコ
ントラスト信号分布CAとBコントラスト信号分
布CBが同形であれば、それらの分布の交点の位
置71が合焦位置となつてフイルム等価面72に
焦点が合わされる。しかし、第25図Eに示した
ように、AイメージセンサSAに結像された時
(位置73)のAコントラスト信号の値と、Bイ
メージセンサSBに結像された時(位置73′)の
Bコントラスト信号の値が異なれば、例えばAコ
ントラスト信号CA′の如くになつて、それらの分
布の交点は位置74になり、合焦位置から外れて
しまう。
したがつて、正確な焦点検出を行なうには、A
コントラスト信号分布CAおよびBコントラスト
信号分布CBの如く、両者が対称であることが必
要となる。このためには、光分割器16の透過率
の不均衡によつて生じる弊害を解決する方法の一
つとして、AイメージセンサSAおよびBイメー
ジセンサSBのそれぞれの光電変換出力を別々の
増巾器に入力し、それらの増巾器のゲインを適当
に調節することによつて両者のビデオ出力の平衡
をとつてもよい。
この発明では、前記のコントラスト信号がτa
あるいはτbに比例することに着目して、Aコン
トラスト信号あるいはBコントラスト信号のいず
れかの信号を増巾あるいは減衰させることによ
り、互いに対称なABコントラスト信号分布を
得、それらの透過率の不均衡の問題を解決してい
る。
例えば、Aイメージセンサの光電出力差ΔVa
をΔVa′=ΔVa・(τb/τa)となるように増巾あ
るいは減衰させれば、ABコントラスト信号分布
は対称形となる。これらは、実測により測定可能
である。
次にフオーカス(焦点)判定回路U4について
説明する。この回路U4は、前記Aコントラスト
信号CAとBコントラスト信号CBから、合焦位
置、前ピン状態、後ピン状態および合焦検出不可
を表わす状態を示す各焦点指示信号を得るもので
ある。
まず第27図は、フオーカス判定回路U4の構
成例を示している。
図において、符号75はAコントラスト信号
CAの入力端子、76はBコントラスト信号CBの
入力端子、77はコントラスト補償回路、78は
フオーカス検出回路、79は方向検出回路、80
は不可(以下NGという)検出回路、81はフオ
ーカス有効域判定回路、82はフオーカス状態判
定回路、83は合焦表示信号の出力端子、84は
前ピン表示信号出力端子、85は後ピン表示信号
出力端子である。
そして、端子75に入力されたAコントラスト
信号CAと端子76に入力されたBコントラスト
信号CBはコントラスト補償回路77に入力され、
互いに合焦位置にあるときに対称なコントラスト
信号分布となるようにそれらのコントラスト信号
が調整され、フオーカス検出回路78およびフオ
ーカス有効域判定回路81に入力される。フオー
カス検出回路78では合焦位置を示す信号が、
NG検出回路80では合焦検出不可を示す信号が
それぞれフオーカス有効域判定回路81の出力信
号とともに、フオーカス状態判定回路82に入力
され、論理処理された後、端子83に合焦表示信
号を、端子84に前ピン表示信号を、そして端子
85に後ピン表示信号を出力する。合焦検出不可
表示信号は端子84と端子85に同時に出力され
る。
コントラスト補償回路77は前述の如く光分割
器16の透過率の不均衡に起因するA,B両コン
トラスト信号分布の不均衡を補正するために、A
コントラスト信号CAあるいはBコントラスト信
号CBのどちらか、あるいは両方の出力を増巾あ
るいは減衰させる。このコントラスト補償回路7
7は、例えば第28図に示すような回路を適用す
る。端子86にAまたはBコントラスト信号が入
力されると、抵抗R19,R20,R21の値を
予め適宜選んでおき、可変抵抗R22を調節する
ことによつて、端子87に増巾あるいは減衰され
たコントラスト信号が得られる。この増巾率ある
いは減衰率を光分割器16の透過率の比に合わせ
ることによつて、合焦位置にあるときに、均衡の
とれたAおよびBのコントラスト信号分布を得る
ことができる。
ここでフオーカス判定回路U4によつて合焦状
態を判別する原理を第29図A,B,Cを用いて
説明する。第29図Aに示すように、レンズ繰り
出し量leに対してAコントラスト信号分布CAと
Bコントラスト信号分布CBがあり、これらの交
点71が正確な合焦位置である。但し、これらの
コントラスト信号CAまたはCBはコントラスト補
償回路77によつて補正されている。フオーカス
有効域制限レベル88が設定されていて、両コン
トラスト信号CA,CBがこのレベル88より大き
い時のみ合焦表示信号の出力が許される。フオー
カス有効域制限レベル88はコントラスト信号が
所定以上の大きさであるかを判断するために用い
る。コントラスト信号が余りに低いと合焦判定を
正確に行うことがきないからである。
両コントラスト信号CA,CBは、第29図Bに
示すように両者の差がとらえ、そのコントラスト
差信号CDが正の時に前ピン状態83a、負の時
に後ピン状態85aを表わす信号が出力される。
そして第29図Cに示すように両コントラスト信
号CA,CBの差の絶対値CEがフオーカス(焦点)
検出しきい値レベル89より小さくて、かつ、前
記合焦表示の有効域88にある場合に合焦表示域
84aがあり、合焦表示信号が出力される。又、
その絶対値CEが前記合焦表示領域88になくて、
NGレベル90より小さい場合にNG表示域90
a,90bがあり、合焦検出不可表示信号が出力
される。これらの合焦表示域84aとNG表示域
90a,90b以外の部分で前記の前ピンおよび
後ピン表示信号がそれぞれ前ピン表示域83bお
よび後ピン表示域85bにおいて出力される。こ
の合焦表示域84aは第29図Bのコントラスト
差信号でしきい値83a,85aに挟まれた部分
に相当し、正確な合焦位置71からやや外れた部
分でも合焦表示信号が出力されることになるが、
その合焦表示域84aを実用上、焦点が合つてい
るとみなせる位に狭くすることができる。
このように合焦表示域84aにある程度の巾を
持たせることによつて、実際の撮影時には安定し
た合焦表示を行なうことができるようになる。
Aコントラスト信号CA分布とBコントラスト
信号CB分布が均衡を保つたまま増減しても、そ
れらの交点71(合焦点)の位置は変わらない。
すなわち、被写体のコントラストの高低にかか
わらず、正確な焦点検出が行なえることを意味し
ている。この効果がフイルム等価面を挟んだ2個
のビツトを用いる方式の利点である。
しかし、前述の如く、合焦位置近傍である巾を
持つた合焦表示域(合焦領域)84aを設定する
場合には、フオーカス検出しきい値レベル89が
固定であると、被写体のコントラストの高低によ
つて、その合焦表示域84aの巾が変化するとい
う問題が生じる。例えば第30図に示すように、
被写体のコントラストが変動し、ビデオ出力が分
布91から分布92に変化したとすると、光電出
力差91aから光電出力差92aに変化する。こ
の時のABコントラスト信号CA,CBの差の絶対
値は第31図の分布CEから分布CFのように低下
する。もし、フオーカス検出しきい値レベル89
が固定であるとすると、分布CEに対して合焦表
示域(合焦領域)84fが分布CFに対しては合
焦表示域84eが得られる。すなわち、被写体の
コントラストが低くなると合焦表示域84aの巾
は広くなる。
このような方式であると、低コントラストの被
写体に対して合焦精度が悪くなるとともに、合焦
位置近傍で合焦表示状態が不安定になつてしま
う。
上記欠点を解消するために、この発明では、前
記フオーカス検出しきい値レベル89をAおよび
Bコントラスト信号の和に比例したレベルとする
ことによつて、被写体のコントラストに依存しな
い合焦表示域を得ている。第32図AはAおよび
Bコントラスト信号CA,CBの分布を示し、第3
2図Dは第32図Aの場合よりも低いコントラス
ト信号分布CA′,CB′を示している。第32図B
は第32AのABコントラスト信号CA,CBの和
CA+CBを示していて、同様に、第32図Eは第
32図DのABコントラスト信号CA′,CB′の和
CA′+CB′を示している。これらの和に比例した
値を第32図C,Fの如くフオーカス検出しきい
値レベル89a,89bとしてそれぞれ設定す
る。高いコントラスト信号に較べて相対的に低い
コントラスト信号の場合には、分布の幅が広がる
ために、かつ、コントラスト信号の出力も小さく
なるため、絶対値信号を評価するためのフオーカ
ス検出閾値レベル89a(89b)が固定である
と、合焦域が広がることになるが、このようにす
ると、合焦表示域84aと84a′とはほとんど変
わらない巾を持つことになり、被写体のコントラ
ストにかかわらず精度が良く、且つ安定した焦点
検出を行なうことができる。
次に第33図は、前方第27図に示したフオー
カス判定回路U4のさらに詳細な構成例を示した
ものである。
即ち、フオーカス判定回路78は、差動回路9
0、加算回路91、絶対値回路92、減衰回路9
3、および比較回路94で構成されている。
またNG検出回路80は、NGレベル発生回路
95、および比較回路96で構成され、さらにフ
オーカス有効域判定回路81は、フオーカス有効
域制限レベル発生回路97および比較回路98で
構成されている。
そして、端子75に入力されたAコントラスト
信号CAはコントラスト補償回路77によつてB
コントラスト信号CBと均衡を保つように補正さ
れ、このBコントラスト信号CBとともに差動回
路90に入力され、補正されたAコントラスト信
号CA1とBコントラスト信号CBの差が検出され
る。その差分出力(コントラスト差信号)から方
向検出回路79によつて前ピン、後ピンの状態を
示す信号が抽出される。その差分出力は同時に絶
対値回路92に入力されて、AB両コントラスト
信号の差の絶対値に相当する信号が出力される。
一方、補正されたAコントラスト信号CA1と
Bコントラスト信号CBは加算回路91に入力さ
れ、その加算出力は減衰回路93によつて一定の
比率で減衰させられ、フオーカス検出しきい値レ
ベルとなり、前記絶対値回路92からの絶対値出
力と比較回路94で比較される。その絶対値出力
はNGレベル発生回路95で作られたNGレベル
と比較回路96で比較される。さらに、補正され
たAコントラスト信号CA1とBコントラスト信
号CBは、フオーカス有効域制限レベル発生回路
97で作られたフオーカス有効域制限レベルと比
較回路98で比較される。方向検出回路79と比
較回路94,96,98の出力はフオーカス状態
判定回路82に入力され、端子83,84,85
に前記フオーカス状態を示す信号が出力される。
第34図は、上記の第32図に示した方向検出
回路79とフオーカス検出回路78およびNG検
出回路80のさらに具体的な回路例である。
以下この回路の動作を説明することにより併せ
て構成も説明する。端子75′に補正されたAコ
ントラスト信号CA1、端子76にBコントラス
ト信号CBが入力され、差動回路となる演算増巾
器90aによつて両者の差が抽出され、同時に加
算回路となる演算増巾器91aによつて両者の和
が抽出される。
そして演算増巾器90aの出力信号たるコント
ラスト差信号は演算増巾器92a、ダイオードD
5,D6および演算増巾器92bによつて、その
差の絶対値信号に変換されて、コンパレータ94
aとコンパレータ96aに入力される。
また上記の演算増巾器90aの出力信号たるコ
ントラスト差信号はコンパレータ79aに入力さ
れて、そのコントラスト差信号が正であるか、負
であるかを示すデジタル信号が端子99に出力さ
れる。一方演算増巾器91aによつて加算された
信号は抵抗R39,R40,R41によつて一定
の比率で減衰させられて、フオーカス検出しきい
値レベルとなる。スイツチ93aはこのフオーカ
ス検出しきい値レベルを2段階に切換えるために
設けられていて、このスイツチ93aによつて焦
点検出精度を調整することができる。この回路で
は2段階の切換えを行つているが、同様にして多
段階に切換えることもできる。そしてこのフオー
カス検出しきい値レベルはコンパレータ94aに
入力され、端子100に前記差の絶対値信号との
大小関係を表わすデジタル信号が出力される。ま
たNGレベルは抵抗R42とR43で作られ、コ
ンパレータ96aで前記差の絶対値信号と比較さ
れ、それらの大小関係を表わすデジタル信号が端
子101に出力される。
第35図A〜Eは、端子99および端子101
に出力されるデジタル信号の様子を示している。
まず第35図Aは補正されたAコントラスト信号
CA1とBコントラスト信号CBとを、第35図B
はそれらの差信号を、第35図Dはその差信号の
絶対値を示している。端子99に出力されるデジ
タル信号は第35図Cのようになり、ハイレベル
の時が前ピン状態、ローレベルの時が後ピン状態
を示している。第35図Eは端子101に出力さ
れるデジタル信号を表わしていて、前記差の絶対
値信号よりもNGレベル90の方が大きい時にハ
イレベルとなる。フオーカス有効域制限レベルに
基づくデジタル信号との誤解を避けるために、重
ねて説明するが、この第35図Eに示すデジタル
信号は端子101から出力され、第42図に示す
アンド回路126の一入力端子に入力される。一
方、フオーカス有効域制限レベルに基づくデジタ
ル信号は第42図に示すアンド回路アンド回路1
25の一入力端子に入力される。この第41図に
示すフオーカス状態判定回路については後述す
る。
第35図Cに示したようなデジタル信号は、焦
点外れ量が大きくなつた時には補正されたAコン
トラスト信号CA1とBコントラスト信号CBは第
36図Aのすその部分でほぼ一致するので、両コ
ントラスト信号の大小関係が逆になり易く、第3
6図Bに示すように前ピン状態であつてもローレ
ベルを示すことが多い。このため、CA1および
CBのコントラスト信号の差がNGレベル90よ
り小さくなつた時、NG表示域90aとして、前
ピン、後ピンの表示を行なわないようにすること
が前記NG検出回路80の目的の一つである。
第37図と第38図a〜hは、前記フオーカス
有効域判定回路81の動作を説明するための図で
ある。
前述の如く、フオーカス有効域制限レベル88
よりもCA1およびCBの両コントラスト信号が大
きい時のみ合焦表示信号の出力が許されるのであ
るが、それらのコントラスト信号は被写体によつ
て高くなつたり低くなつたりするので、そのフオ
ーカス有効域制限レベル88が固定であると合焦
状態でない所で合焦表示がされることがある。第
38図aは比較的高いコントラスト信号分布を示
し、第38図eは比較的低いコントラスト信号分
布を示している。第38図b,fはそれぞれコン
トラスト差信号の絶対値信号を表わしている。固
定されたフオーカス有効域制限レベル88および
フオーカス検出しきい値レベル89a,89bが
図のように設定されているとすると、フオーカス
有効域104,104′が得られ、この時には、
第38図c,gのように合焦表示信号が得られ
る。第38図cでは斜線部の偽合焦信号が現われ
ている。このように、フオーカス有効域制限レベ
ル88が固定されていると、コントラスト信号が
高い時には合焦判定可能領域が広くなつて全ての
領域で合焦可能と判断され、偽合焦表示信号がで
るという問題が起こる。そこで、この発明に係る
装置では、コントラスト信号が高くなる状態の時
にそのフオーカス有効域制限レベル88を高くす
ることにより、合焦判定可能領域を狭くし、偽合
焦表示信号の発生を防止している。この可変フオ
ーカス有効域制限レベル設定方式はビデオ出力の
ピーク値に比例してフオーカス有効域制限レベル
が定められる。第37図に示すように、ビデオ出
力105からビデオ出力105aに変化すれば、
コントラスト信号も高くなると同時にBイメージ
センサ部のピーク値106はピーク値106aに
変化し、やはり高くなる。このピーク値に比例し
てフオーカス有効域制限レベルが変化すれば、第
38図a,eのフオーカス有効域制限レベル10
7,108の如くなり、フオーカス有効域107
a,108aが得られ、この時には第38図d,
hのように正確な合焦表示信号が得られる。この
ように、可変フオーカス有効域制限レベル設定方
式では偽合焦表示の発生を防ぐことができる。第
38図ではBイメージセンサ部のビデオ信号のピ
ーク値を利用しているが、Aイメージセンサ部の
ビデオ信号のピーク値でもよく、両者の平均値で
も同様の効果を得ることができる。固定フオーカ
ス有効域制限レベル設定方式でも、そのレベルを
高くすれば前記偽合焦表示を防止することができ
るが、低いコントラストの被写体に対して焦点検
出ができなくなつてしまう。この可変フオーカス
有効域制限レベル設定方式では低いコントラスト
の被写体に対しても焦点検出が可能で、且つ偽合
焦表示を防止できる。
次に第39図は、上記の可変フオーカス有効域
制限レベル設定方式を適用したフオーカス有効域
判定回路81の回路構成例である。同図におい
て、符号110はビデオ信号入力端子、111は
減算回路、112はピークホールド回路、113
は暗レベル検出回路、114は差動回路、115
は減衰回路、および116は判定回路である。
そして端子110からビデオ信号が入力される
と、まず減算回路111によつて一定レベルがこ
のビデオ出力から差し引かれ、ピークホールド回
路112によつてビデオ出力のピーク値が検出さ
れる。一方、暗レベル検出回路113によつて前
記第13図に示したマスクセンサ35aまたは3
5bの出力が検出され、このマスクセンサ出力
と、前記ピーク値とが差動回路114に入力され
る。そしてその差分出力が減衰回路115に入力
されて、フオーカス有効域制限レベル88が作ら
れる。次いでこのフオーカス有効域制限レベル8
8と、端子75aに入力されたCA1および端子
75bに入力されたCBのコントラスト信号が判
定回路116によつて比較され、端子117にフ
オーカス有効域を示す矩形信号が出力される。こ
の矩形信号はAコントラスト信号とBコントラス
ト信号とが両方ともフオーカス有効域制限レベル
よりも大きいときにハイレベルとなる。その詳細
な説明を以下に行う。
第40図は第39図に示したフオーカス有効域
判定回路のさらに具体的な回路例である。以下動
作を説明することにより併せてその構成を説明す
る。
フオーカス有効域制限レベルが抽出される過
程、および第40図の回路に適用するアナログス
イツチS12〜S15の制御パルスのタイミング
が第41図に示してある。第41図に示すタイミ
ングによる制御パルスP10が入力されるアナロ
グスイツチS12とコンデンサC7とによつて端
子110に入力されたビデオ出力中からマスクセ
ンサ35aまたは35bの出力12が抽出され
て、これがサンプルホールドされ、バツフアアン
プとなる演算増巾器113aを介して差動アンプ
となる演算増巾器114aの一方の端子に入力さ
れる。このサンプルホールドされた出力Vdは、
イメージセンサSAまたはSBの暗電流によつて生
じる暗レベルに相当している。コンデンサC7に
蓄積された電荷は、端子120に第41図に示す
制御パルスP11が入力されるアナログスイツチ
S13によつて放電され、リセツトされる。一
方、上記のビデオ出力は抵抗R44と定電流源1
18によつて、一定レベルが差し引かれ、端子1
21に第41図に示す制御パルスP12が入力さ
れるアナログスイツチS14と、演算増巾器11
2aと、ダイオードD7とコンデンサC8によつ
て、BイメージセンサSB部のビデオ出力のピー
ク値が抽出される。そしてこのピーク値はバツフ
アアンプとなる演算増巾器112bを介して、演
算増巾器114aの他方の端子に入力される。コ
ンデンサC8に蓄積された電荷は、端子122に
第41図に示す制御パルスP13が入力されるア
ナログスイツチS15によつて放電されリセツト
される。次いで演算増巾器114aからの差分出
力が、抵抗R50,R51,R52によつて減衰
させられフオーカス有効域制限レベルが作られ
る。スイツチ115aはそのフオーカス有効域制
限レベルを2段階に切り換えるために設けられ、
このスイツチ115aによつてレンズのF値の変
化等によるコントラスト信号分布の変化に対応し
て、適切な値からなるフオーカス有効域制限レベ
ルを選択することができる。図においては2段階
の切り換えを行なつているが、2以上の多段階に
切り換えるようにしてもよい。このフオーカス有
効域制限レベルは、一方は端子75aに入力され
たコントラスト信号CA1と116aによつて比
較され、他方は端子75bに入力されたコントラ
スト信号CBとコンパレータ116bによつて比
較され、アンドゲート116cによつて、CA1
およびCBの両コントラスト信号が前記フオーカ
ス有効域制限レベルより大きい時に、ハイレベル
となる信号が端子117に出力される。
第41図のVp−Q1の信号波形は、演算増巾
器112bの出力を示していて、ビデオ出力のピ
ークホールド波形Vpから一定量Q1を差し引い
た波形に相当している。Vp−Q1−Vdの波形は
演算増巾器114aの出力を示し、前記Vp−Q
1の波形から暗レベルVdを差し引いた波形に相
当している。このように暗レベルVdを差し引く
と、電荷蓄積時間が長くなる時や温度のために暗
レベルが高くなることができるので、被写体の輝
度変化あるいは温度の変化の影響を受けない適切
なフオーカス有効域制限レベル124が得られ
る。ここで一定量Q1を差し引くことは必ずしも
必要ではなく、ビデオ出力のピーク値に比例した
フオーカス有効域制限レベルであれば同様の効果
が得られる。
第42図は、フオーカス状態判定回路82の具
体的な回路例である。第43図には、上記のフオ
ーカス状態判定回路82に用いる制御パルス等が
示されている。また第44図には、フオーカス状
態判定回路82に入力される信号、および出力さ
れる表示信号の様子が示されている。端子99に
は第44図eに示すような前記方向検出回路79
の出力信号(第35図のCに示す信号を参照)が
入力される。端子100には第44図cに示すよ
うな前記フオーカス検出回路78の出力信号(第
38図のc,d,g,hに示す信号を参照)が入
力される。端子101には第44図fに示すよう
な前記NG検出回路80の出力信号(第35図の
Eに示す信号を参照)が入力され、端子117に
は第44図dに示すような前記フオーカス有効域
判定回路81の出力信号が入力される。これらの
信号は、アンドゲート125,126、ノアゲー
ト127,128、オアゲート132,133、
およびインバータI5,I6,I7によつて論理
処理がなされ、DフリツプフロツプFF2,FF
3,FF4のQ端子に3種の信号が出力される。
それら3個のDフリツプフロツプのクロツク端子
Cには、端子135から第43図に示すような制
御パルスP14が入力される。したがつて、これ
ら3個の信号は、一旦処理されると一走査期間
Tsの間保持される。このため安定した表示信号
が得られる。これら3個のDフリツプフロツプ
FF2,FF3,FF4のQ出力端子は、それぞれ
ノアゲート129,130,131の一方の端子
に接続され、これらのノアゲート129,13
0,131を介して合焦表示信号の出力端子8
3、前ピン表示信号の出力端子84、後ピン表示
信号の出力端子85にそれぞれ連ねられている。
そして第42図においては図示を省略したが、第
3図に示したように、3個の出力端子83,8
4,85は表示駆動回路U5を介して焦点表示素
子たる発光ダイオード6a,6b,6cに接続さ
れると共にレンズ駆動装置U6に連ねられてい
る。
また前記の各ノアゲート129,130,13
1の他方の入力端子には、2個の端子136,1
37が、オアゲート134を通じて共通に接続さ
れていて、この2個の端子136,137からの
入力信号が同時にローレベルの場合にだけ発光ダ
イオード6a,6b,6c等を発光表示させる。
そして上記の2個の端子のうち、一方の端子1
36には、第43図に示すような一走査期間Ts
毎に切換わるデジタル信号P15が入力されて、
発光ダイオード6a〜6cに対しては、これらの
点灯を点滅状態とする。このようにすることによ
つて、被写体の輝度に比例した周波数の点滅発光
が実現でき、低輝度時に点滅周波数が遅くなるこ
とでこれの警告を行なうことができる。また他方
の端子137には、シヤツタレリーズ時にハイレ
ベルとなるようなデジタル信号P16が入力さ
れ、シヤツタレリーズ時に焦点表示用の発光ダイ
オード6a〜6cの光が露出制御のための測光に
影響するのを防止している。したがつて測光への
影響が他の手段によつて防げるならば、端子13
7は特に必要としない。
また発光ダイオード6a〜6cの点灯区間は第
43図の信号P17の如くになる。
そしてこのフオーカス状態判定回路82によつ
て、発光ダイオード6aには第44図gの如き信
号が、また発光ダイオード6bには第44図hの
如き信号が、さらに発光ダイオード6cには第4
4図iの如き信号が与えられて、合焦表示域では
発光ダイオード6aが点灯し、前ピン状態では発
光ダイオード6bが点灯し、さらに後ピン状態で
は発光ダイオード6cが点灯し、さらにはまた合
焦検出不可状態では発光ダイオード6bおよび6
cが同時に点灯する。
また上記のような、各発光ダイオード6a〜6
cによる表示動作とともに、前記のように上記の
前ピンないしは後ピン信号によりレンズ駆動装置
U6が制御され、レンズ系2の繰り出し量が制御
されて合焦操作が自動的になされるのである。
補足的に説明すると、NG検出回路の端子10
1(第34図参照)からの出力信号はアンド回路
126(第42図参照)の一入力端子に入力さ
れ、有効域判定回路の端子117からの出力信号
はインバータ24eを介してアンド回路126の
他入力端子に入力されている。第34図のEにつ
いて考えれば、両端のデジタル信号がハイレベル
のときに、アンド回路126はハイレベルとなる
が、第34図のEの中央のハイレベル出力に対し
ては、アンド回路126の他入力端子に有効域判
定回路の出力信号が反転入力されるため、アンド
回路126の出力はローレベルとなり、従つて、
第34図のEの中央のハイレベルに対しては、合
焦不可表示が行われないことになる。
次に、アンド回路125の一入力端子にはフオ
ーカス検出回路の出力信号が偽合焦信号も含めて
入力されている。アンド回路125の他入力端子
には有効域判定回路の出力信号がそのまま入力さ
れている。従つて、アンド回路125は双方の入
力端子に入力される出力信号がハイレベルのとき
にハイレベルとなり、アンド回路125は偽の合
焦信号を除去して合焦表示信号を出力することに
なる。残余のことは、論理回路を順に追つて行け
ば明かになるので、その詳細な説明は省略する。
このように、モニターセンサMA,MBはは非
走査形で且つ電荷蓄積形であり、このモニターセ
ンサMA,MBをイメージセンサSA,SBが形成
されている基板上15のイメージセンサSA,SB
の隣接位置に、イメージセンサSA,SBが延びる
方向に沿つて長く延びるように一体に設けたもの
であるから、イメージセンサSA,SB上に形成さ
れる像とモニターセンサMA,MB上に形成され
る像とが一致し、モニターセンサMA,MBが行
なう平均測光とイメージセンサSA,SB上に形成
される像の平均輝度とが一致する。このため、イ
メージセンサSA,SBの蓄積時間を適正に制御す
ることができ、しかも、モニターセンサMA,
MBは非走査形且つ電荷蓄積形なので、モニター
センサMA,MBの出力が所定値に達したら直ち
にイメージセンサSA,SBを走査することができ
る。
したがつて、モニターセンサMA,MBの受光
開始からイメージセンサSA,SBの走査開始する
までの期間が短時間で済み、しかも最初の一走査
期間から被写体の明暗に応じた正確な時系列光電
出力を得ることができる。これにより、最初の一
走査期間からレンズ系を合焦する方向に移動させ
ることができるので、高速で移動している被写体
を撮影する場合においても、レンズ系をその被写
体の移動に合わせて迅速にしかも正確に合焦させ
ることができる。
この発明に係わるカメラの自動焦点検出装置
は、以上説明したように、レンズ系の撮像面位置
と等価な部位に、複数個の電荷蓄積形微小光電素
子からなる光電素子列および該光電素子列に対応
した走査回路を有する自己走査形光電変換部が具
えられ、該自己走査形光電変換部の光電出力を用
いて被写体像の合焦状態を検出するカメラの自動
焦点検出装置において、 前記光電素子列が形成されている基板上に該光
電素子列の隣接位置にその光電素子列の延びる方
向に沿つて長く延びる非走査形で、かつ、電荷蓄
積形の光電素子からなるモニター用の光電検出器
を一体に設け、入射光量に対応した当該光電検出
器の電荷蓄積量に応じて前記自己走査型光電変換
部の電荷蓄積時間を制御するようにしたものであ
るから、以下のような極めて優れた効果が得られ
る。
光電素子列(イメージセンサ)上に形成される
像と光電検出器(モニターセンサ)上に形成され
る像とが一致し、モニターセンサが行なう平均測
光とイメージセンサ上に形成される像の平均輝度
とが一致する。このため、イメージセンサの蓄積
時間を適正に制御することができ、しかも、モニ
ターセンサは非走査形且つ電荷蓄積形なので、モ
ニターセンサの出力が所定値に達したら直ちにイ
メージセンサを走査することができる。
したがつて、モニターセンサの受光開始からイ
メージセンサの走査開始するまでの期間が短時間
で済み、しかも最初の一走査期間から被写体の明
暗に応じた正確な時系列光電出力を得ることがで
きる。これにより、最初の一走査期間からレンズ
系を合焦する方向に移動させることができるの
で、高速で移動している被写体を撮影する場合に
おいても、レンズ系をその被写体の移動に合わせ
て迅速にしかも正確に合焦させることができる。
また、モニターセンサは非走査形且つ電荷蓄積
形なので、モニターセンサが蓄積したその蓄積量
に応じた信号を得るのに走査回路を必要としな
い。このため、全体の回路構成は簡単なものとな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るカメラの自動焦点検出
装置を一眼レフカメラに組み込んだ実施例を示す
模式図、第2図は被写体像のコントラスト分布を
表わす模式図、第3図はこの発明に係るカメラの
自動焦点検出装置の実施例を示すブロツク線図、
第4図は同上装置における受光部の分解斜視図、
第5図は同上受光部の光路等の説明図で側面図を
以つて示す、第6図および第7図A,Bは第3図
の装置の焦点検出原理の説明図、第8図は第3図
の装置におけるビデオ回路の一例を示すブロツク
線図、第9図はイメージセンサの光電変換特性を
示す特性図、第10図は第8図におけるスタート
パルス発生回路およびイメージセンサ駆動回路の
具体的な構成例を示すブロツク線図、第11図は
第10図の回路に適用する制御パルスのタイミン
グチヤート、第12図は第10図におけるバイナ
リカウンタの出力パルス等を示すタイミングチヤ
ート、第13図は第8図をさらに詳細に示すブロ
ツク線図、第14図は第3図の受光部におけるイ
メージセンサの回路図、第15図は同上イメージ
センサを駆動するためのパルスのタイミングチヤ
ート、第16図は第3図におけるコントラスト検
出回路の一例を示すブロツク線図、第17図は第
16図の具体的な回路図、第18図a〜hは第1
6図の回路によるコントラスト信号の抽出過程を
示す図、第19図は第17図の回路に適用する制
御パルスのタイミングチヤート、第20図A,
B、第20図、第21図および第22図A,Bは
第16図の回路によるコントラスト信号の特徴を
説明するための模式図、第23図、第24図、第
25図A〜Eおよび第26図A,Bは2個のコン
トラスト信号の不均衡によつて生じる問題の説明
図、第27図は第3図におけるフオーカス判定回
路の一例を示すブロツク線図、第28図は第27
図の回路におけるコントラスト補償回路の一例を
示す回路図、第29図A,B,Cは第27図の回
路によるフオーカス判別動作を説明するための特
性曲線図、第30図、第31図、および第32図
A〜Fは第3図によるフオーカス検出作用を説明
するための特性線図、第33図は第27図のフオ
ーカス判定回路をさらに具体化した一例を示すブ
ロツク線図、第34図は第33図の具体的な回路
例を示す図、第35図A〜Eおよび第36図A,
Bは第33図による方向検出信号および合焦検出
不可表示信号を説明するための特性図、第37図
および第38図a〜hは第33図の回路における
フオーカス有効域判定回路の作用を説明するため
の図、第39図は可変フオーカス有効域制限レベ
ル設定方式による第33図中のフオーカス有効域
判定回路の一構成例を示すブロツク線図、第40
図は第39図の具体的な回路例を示す図、第41
図は第40図の回路による信号処理過程の説明
図、第42図は第33図によるフオーカス状態判
定回路の具体的な回路例を示す図、第43図は第
42図の回路に適用する制御パルスのタイミング
チヤート、第44図a〜iは第42図の回路によ
る信号処理過程を説明するための特性図である。 2…レンズ系、5a,5b…自己走査形光電変
換部、15…ICチツプ(基板)、18…スタート
パルス発生回路、19…イメージセンサ駆動回
路、78…フオーカス検出回路、79…方向検出
回路、MA,MB…モニターセンサ、SA,SB…
イメージセンサ、SR1,SR2…走査回路、U1
…受光部、U2…ビデオ回路、U3…コントラス
ト検出回路、U4…フオーカス判定回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 レンズ系の撮像面位置と等価な部位に、複数
    個の電荷蓄積形微小光電素子からなる光電素子列
    および該光電素子列に対応した走査回路を有する
    自己走査形光電変換部が具えられ、該自己走査形
    光電変換部の光電出力を用いて被写体像の合焦状
    態を検出するカメラの自動焦点検出装置におい
    て、 前記光電素子列が形成されている基板上に該光
    電素子列の隣接位置にその光電素子列の延びる方
    向に沿つて長く延びる非走査形で、かつ、電荷蓄
    積形の光電素子からなるモニター用の光電検出器
    を一体に設け、入射光量に対応した当該光電検出
    器の電荷蓄積量に応じて前記自己走査型光電変換
    部の電荷蓄積時間が制御されていることを特徴と
    するカメラの自動焦点検出装置。 2 自己走査形光電変換部の電荷蓄積時間は、光
    電検出器の電荷蓄積量が所定の閾値レベルに達す
    るまでの時間と等しくされている特許請求の範囲
    第1項記載のカメラの自動焦点検出装置。 3 光電検出器の電荷蓄積量が所定の閾値レベル
    に達した時に生ずるタイミングパルスに起動され
    て自己走査形光電変換部駆動用の1個のスタート
    パルスと前記光電素子列を走査するための一定繰
    返し周波数の走査用パルス列信号とを出力する駆
    動回路が配設され、自己走査形光電変換部の電荷
    蓄積時間は、スタートパルスが発生してから次の
    スタートパルスが発生するまでの時間間隔と等し
    くなるように制御されている特許請求の範囲第2
    項記載のカメラの自動焦点検出装置。 4 走査用パルス列信号が出力されている間は、
    タイミングパルスが生じてもスタートパルスは出
    力しないようにされている特許請求の範囲第3項
    記載のカメラの自動焦点検出装置。 5 自己走査形光電変換部は2組装備され、該2
    組の自己走査形光電変換部における各光電素子列
    は、レンズ系の撮像面に等価な位置の前後で等距
    離の2位置にそれぞれ配置され、さらに前記光電
    素子列のそれぞれに対してモニター用の光電検出
    器が配置され、当該2個の光電検出器における電
    荷蓄積量の総和により前記自己走査形光電変換部
    の電荷蓄積時間が制御されている特許請求の範囲
    第1項ないし第4項記載のカメラの自動焦点検出
    装置。
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