JPH0340357Y2 - - Google Patents

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JPH0340357Y2
JPH0340357Y2 JP14355286U JP14355286U JPH0340357Y2 JP H0340357 Y2 JPH0340357 Y2 JP H0340357Y2 JP 14355286 U JP14355286 U JP 14355286U JP 14355286 U JP14355286 U JP 14355286U JP H0340357 Y2 JPH0340357 Y2 JP H0340357Y2
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JP
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rotor
guide engagement
carrier
arm
cylindrical
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JP14355286U
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  • Centrifugal Separators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は複数のチユーブが掛けられたキヤリ
アを垂直方向に装着してチユーブ内の試料を遠心
分離するために用いられるいわゆるホリゾンタル
ロータに関する。
「従来技術」 従来のこの種のロータは多くのチユーブを装着
できる利点がある。その構造は例えば実公昭56−
53896号公報「遠心分離装置」に示すように回転
軸が挿入される筒状部にその半径方向に複数のア
ームが一体に形成され、しかもそのアームは軸方
向において筒状部全体に延長されていた。従来の
ホリゾンタルロータは前述のような構造をしてお
り、慣性モーメントが比較的大きなものであつ
た。
ところで遺伝子操作において、遺伝子を構成し
ているDNA(デオキシリボ核酸)の塩基配列を解
析するDNAシーケンス法という技術があるが、
そのDNA解析操作は例えば10μのサンプルを
4本のマイクロチユーブに分注し、A(アデニン)
反応液、G(グアニン)反応液、C(シトシン)反
応液、T(チミン)反応液の各2μを微量ピペツ
トを用いて4本のマイクロチユーブの内壁に付着
させ、次にこのマイクロチユーブを2000乃至
3000rpmの速度で短時間(数秒以内)の遠心を掛
け、各チユーブ内の二つの液をチユーブの底に集
めて混合させて反応させる。更に別の反応液をマ
イクロチユーブ内に付着し、同様の操作を2、3
回行う。
一般には多数の試料及び反応液についてこのよ
うなことを行うため、つまり試料及び反応液の注
入と遠心操作を繰り返し行つているが、遠心機の
加速減速に時間がかかると遠心操作のためにかか
る時間が長くなる。このような点で先に述べた従
来のホリゾンタルロータは十分なものとは言えな
かつた。
「問題点を解決するための手段」 この考案によれば回転軸が挿入される筒状部に
アームが複数本取付けられるが、そのアームは筒
状部の一端部でのみ連結されている。各アームの
隣接するものの端部に互に内側に突出して案内係
合部がそれぞれ連結され、案内係合部は筒状部の
軸心と平行に対向して延長し、キヤリアを装着す
る際に案内係合部により案内され、かつ遠心動作
時に遠心荷重を案内係合部により受けるように構
成されている。その案内係合部の他端部と筒状部
の他端部とは連結部により連結補強されている。
このようにこのロータはアームが細いものであつ
て従来のものと比べて慣性モーメントがかなり小
さいものとすることができる。
「実施例」 第1図にこの考案によるロータが装着されるべ
き遠心分離機の例を示す。遠心分離機匣体11の
上面板12に開口が形成され、その開口部分にて
ロータ容器13のつば部が保持されてロータ容器
13は匣体11内に取付けられている。そのロー
タ容器13を蓋する蓋14が匣体11に開閉自在
に取付けられている。ロータ容器13の下側にお
いて匣体11内にモータ15が配され、モータ1
5の回転軸16はロータ容器13の底面に開けら
れた孔よりロータ容器13内に挿入されている。
そのロータ容器13内の回転軸にこの考案による
ロータ17が装着される。匣体11のパネル面上
の回転制御器18やスイツチ19などを操作して
モータ15の回転を制御する。
第2図乃至第4図にこの考案によるロータ17
の実施例を示す。中心部に筒状部21が設けら
れ、筒状部21にモータの回転軸16を挿入して
これに筒状部21を取外し自在に固定することが
できる。この例においては筒状部の上端部と下端
部にフランジ22,23がそれぞれ一体に形成さ
れている。
筒状部21の上端部に複数のアーム(この例で
は4本)24が上端部に取付けられる。この取付
けのために方形状の取付板部25の四つの角から
放射状にアーム24が一体に形成され、その取付
板部25の中心孔26内に筒状部21の上端部を
挿入して取付板部をねじによりフランジ22に固
定した場合である。アーム24及び取付板部25
は例えば金属板の切削加工または打抜き加工によ
り付けられる。
アーム24の隣接するものの端部の内側に突出
して案内係合部27の一端部がそれぞれ連結され
る。これら案内係合板27は筒状部21の軸心と
平行し、筒状部21と対向して延長した棒状体で
ある。各案内係合部27の下端部は筒状部21の
下端部と連結部28により連結される。この例で
は連結部28は方形板状をしており、その中心孔
に筒状部21の孔が挿入され、ねじにより連結部
28はフランジ23に固定されている。その方形
連結部28の各角部分において各案内係合部27
の他端面が対接され、ねじにより案内係合部27
と連結部28とが固定されている。案内係合部2
7の上端部はアーム24の側面に対して案内係合
部の突出面側からねじにより固定されている。
アーム24の軸心に対し垂直に延長している側
面24aと、これと対向する案内係合部27の側
面27aとの間はキヤリアをロータに装着する際
の案内をする部分である。また二つの案内係合部
27の各側面27aは遠心動作時における荷重を
受ける面である。
次にキヤリアの例を第5図を参照して説明す
る。キヤリア31は金属板をコ字状に折り曲げて
なり、その中央の装着板部32にマイクロチユー
ブを挿入係止するチユーブ用孔33が複数個形成
されている。図では縦に4つ配列されたものが三
列横に並べられて計12個の孔が形成されてい
る。
装着板部32の両側部がロータの案内係合部2
7の側面27aと対接するようにキヤリア31は
ロータに装着される。この場合装着に方向性をも
たせた場合で、キヤリアの一方の脚部34の装着
板部32の近くの幅W1を係合されるべき2本の
案内係合部27の対向面間隔D1よりも大とされ
る。一方、キヤリアの他方の脚部35の装着板部
32側の幅W2は前記間隔D1より小とされてい
る。従つて脚部35側を下にした場合のみキヤリ
ア31をロータ17に装着することができる。
第5図では脚部34,35間に補強片36,3
7が連結された場合であり、また脚部34,3
5、補強片36,37に孔38が形成され、キヤ
リア31の重量を小さくすると共にキヤリアの取
扱いを治具によつて容易にできるようにされてい
る。
このロータを用いて試料を遠心分離するには第
6図に示すように試料を挿入したチユーブ39を
キヤリア31のチユーブ用孔33に挿入し、その
フランジで係合保持させ、この状態で第3図、第
4図の左側部分に示すようにキヤリア31を装着
板部32の筒状部21側として二つの係合案内部
27間とアーム24との間に上から挿入し、脚部
34,35をロータの外側に突出させる。この場
合脚部34が案内係合部27の上端面と接し、ま
たは脚部35が連結板28と接してキヤリア31
がロータに受け止められる。ロータの各装着部、
この例では4個所にそれぞれキヤリアを装着して
モータを回転し、遠心操作を行う。
なおアーム24の端部を内側に突出させ、その
突出部の下端面に棒状体の上端面を例えばねじ止
めして、アームの一部と棒状体とにより案内係合
部27を構成してもよい。連結部28は各案内係
合部27ごとにアーム状に構成してもよい。
「考案の効果」 以上述べたようにこの考案のロータにおいて
は、アーム24は筒状部21の一端部においての
み連結され、ロータの重量を従来のものと比較し
てかなり減少することができる。このためこのロ
ータを用いた遠心機は短時間で急加速、急減速す
ることができ、前記例のように短時間の遠心操作
を頻繁に繰り返す場合は全体としての遠心操作時
間をかなり短かくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のロータが装着されるべき遠
心機の例を示す断面図、第2図はこの考案のロー
タの一例を示す斜視図、第3図は第2図の正面
図、第4図は第3図の平面図、第5図はこの考案
のロータに装着されるべきキヤリアの例を示す斜
視図、第6図はそのキヤリアにチユーブを装着し
た状態を示す斜視図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 回転軸が挿入される筒状部と、 その筒状部の一端部からその軸心に対して半径
    方向に延長している複数のアームと、 そのアームの隣接するものの端部より互に内側
    に突出し、上記軸心とほぼ平行に延長し、一端部
    においてアームと連結し、キヤリア装着時にその
    案内をすると共に遠心動作時に遠心荷重を受ける
    案内係合部と、 その各案内係合部の他端部と、上記筒状部の他
    端部とを連結する連結部とよりなる遠心分離機の
    ロータ。
JP14355286U 1986-09-19 1986-09-19 Expired JPH0340357Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14355286U JPH0340357Y2 (ja) 1986-09-19 1986-09-19

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14355286U JPH0340357Y2 (ja) 1986-09-19 1986-09-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6351656U JPS6351656U (ja) 1988-04-07
JPH0340357Y2 true JPH0340357Y2 (ja) 1991-08-26

Family

ID=31053343

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14355286U Expired JPH0340357Y2 (ja) 1986-09-19 1986-09-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102012201717A1 (de) * 2012-02-06 2013-08-08 AusBio Laboratories Co, Ltd. Probenträger-Zentrifuge

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Publication number Publication date
JPS6351656U (ja) 1988-04-07

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