JPH0340140Y2 - - Google Patents

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JPH0340140Y2
JPH0340140Y2 JP1986080299U JP8029986U JPH0340140Y2 JP H0340140 Y2 JPH0340140 Y2 JP H0340140Y2 JP 1986080299 U JP1986080299 U JP 1986080299U JP 8029986 U JP8029986 U JP 8029986U JP H0340140 Y2 JPH0340140 Y2 JP H0340140Y2
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liquid
culture solution
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culture medium
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    • Y02P60/216

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  • Hydroponics (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、培養液を供給して植物の育成を行う
にあたつて、該培養液の状態を検出し、供給培養
液が植物の生育に適したものとするための培養液
測定装置に関するものである。
<従来例および問題点> 植物の養液栽培においては、一定の組成比率・
濃度の培養液を供給し続けると、植物による特定
成分の選択吸収のため、培地内に残留する培養液
の各成分の組成比率や濃度は、供給される培養液
のそれらとは相当異なつたものとなる。これに連
動してPHも変動したものとなる。
このような現象に対処するため、供給する培養
液の各成分の組成比率や濃度の調整、培地の洗浄
などが必要となるが、これは長期に亘る場合の問
題であつて、植物にとつて許容範囲内であれば、
培養液の電気伝導度を調整して一定に保つ管理で
よいとされている。
しかしながら、培地内の培養液の電気伝導度を
適正に測定することが以下に述べる理由等により
困難である。
即ち、培地内では培養液は、培地素材に滲透し
ており、培地における電気伝導度を測定しても、
その測定値は培地素材の影響を受け、該培養液の
電気伝導度を正確に測定できないからである。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、上記のような事情を鑑み提案された
ものであり、培養液を培地から吸収して該培養液
の電気伝導度を測定し、測定した後の液を再び培
地に再注液することを行い得る装置を提供するこ
とを目的とする。
上記目的は、「集液部とこれに連通形成された
液送出部とを有し、培地に対し根の通過を許さな
い程度の孔隙を有する透水性シートを介して接触
配備される液回収部材と、該培地の上方に配設さ
れ、回収された培養液を収容する回収容器と、該
回収部材から回収容器に培養液を送出するための
第一の管体と、該第一の管体中に配設されたポン
プと、前記回収容器内に配設された液の電気伝導
度を検知するセンサと、該回収容器から培地に再
注液するための第二の管体と、該第二の管体に配
設された弁装置と、前記培地、液回収部材、及び
管体の少なくとも下方部分を被覆する液密性の被
覆部材と、からなる養液栽培における培養液の電
気伝導度測定装置」により達成される。
本考案の装置は、培地に供給しておいた培養液
の一部を回収し、この回収した培養液の電気伝導
度を測定し、その後再び培地に回収した培養液を
戻すように構成されている。
しかも、この作業を別々の道具や装置等を用意
して行うのではなく、一つの装置で済むようにユ
ニツト化されているものである。
したがつて、培地の所定箇所に本考案の装置を
設置し、該培地内に残留する培養液の電気伝導度
を測定することができる。また、培養液を集液し
てそれ自体のみの電気伝導度を測定するものであ
るので、正確な測定値を得ることができるもので
ある。
そして、この測定の結果、所望の設定値との間
に差がある場合には、不足している組成成分を適
宜補なつたりして、電気伝導度の調整を行うこと
により、常態において、培地内の培養液の組成成
分バランス・濃度やPHを所望のものに保持するこ
とを図ることもできるものである。
<実施例> 次に、本考案を図面に示された一実施例に従つ
て、更に詳しく説明することとする。
1は、液回収部材であり、球状の凹部に形成さ
れた集液部11とこれに連通形成された液送出部
12とを有している。
2は、回収された培養液を収容する回収容器で
あり、3は液回収部材1の液送出部12と回収容
器2の間に配設され、該液回収部材1から回収容
器2に培養液を送出するための第一の管体であ
る。
この管体3にはポンプPが配設されており、こ
のポンプPにより培養液が、強制的に液回収部材
から回収容器に送液されるようになつている。
回収容器2には液の電気伝導度を検知するため
のセンサ4が配設されている。
また、回収容器2の底部には、電気伝導度を検
出した後に培養液を培地5に再注液するための第
二の管体6が配設されている。
この管体6には、再注液の制御を行える弁装置
Vが設けられている。
7は回収容器2内において培養液が一杯になつ
たときにオーバーフローする分を培地に戻し得る
ように配設した排液管であり必要に応じて適宜設
けるものとする。
このように構成される電気伝導度測定装置を図
示のように配設する。
すなわち、液回収部材1の上に培地5を配設
し、培地5を通過してくる培養液が集液部11に
おいて集液されるようにする。
なお、液回収部材1の配設部分は、培地5の下
面のみに限定されるものでなく、該培地5の側面
に配設するようにしても良いこと勿論である。
回収容器2は、培地5の上方に位置せしめて配
設し、管体6および排液管7の出口を培地5の上
方に配備する。
図において8は回収容器2を等を支持するため
の支持台であり、9は培地5、液回収部材1、管
体3の下方部分を被覆すべく配設した被覆部材で
ある。
この被覆部材9は、液密性の材料からなるも
の、例えば、柔軟な合成樹脂性のフイルムシート
や硬質の合成樹脂からなり箱状に形成されたもの
等を採用する。
この被覆部材9は培地5の少なくとも底面・側
面部分を覆うようにして、供給された培養液が外
部に流出しないようにすると土壌に塩分が集積し
て生じる弊害を防止できる。また、遮光性を有す
るものを使用し、培地5の上面をも被覆するよう
にすると該培地5にクロレラ等の発生を有効に防
止することができより好ましいものである。
そして、培地5と回収容器1のとの接触面に孔
隙径が約50μm以下の植物の根の進出を阻止し得
るシート10等を配設し、該植物の根が集液部1
1に進入することを防止し、液回収作業に支障を
きたさないようにすることが望ましい。
而して、培地5に供給された培養液は、培地5
の保持力に抗して自重によりおよび/又はポンプ
Pの作用による吸引力によつて、回収容器1の集
液部11、液送出部12、管体3を通つて、液回
収容器2に送液される。
次いで、該液回収容器2に所定量集液された培
養液の電気伝導度をセンサ4により測定する。
測定した培養液は、弁装置Vを開栓し管体6を
通つて再び培地5に注液される。
また、弁装置Vとして電磁弁を採用し、それへ
の通電およびポンプPの作動・停止をタイマー回
路を介して行えるようにすることにより、本考案
の測定装置を設定している際には、自動的に培養
液の回収、電気伝導度の測定、培地5への再注液
を行うことができる。
<効 果> 本考案は以上の構成からなり、培地内の培養液
を回収し、この回収液を直接測定する構成である
ので、培養液の正確な電気伝導度を検出すること
ができる。
また、培地には、測定した後の培養液を再注液
する構成であるので、培地内での培養液不足にな
るようなことがない。
培地内に存在している培養液の電気伝導度が正
確に検出できるので、その測定値に基き液の調整
が速やかに行え、常態において、植物の生育に適
した培養液補給ができる等の効果をも有してい
る。
しかも、電気伝導度を検出するセンサと組成成
分を補給する制御装置41が連動するように構成
することにより、培養液の調整をも自動的に行い
得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の培養液の電気伝導度測定装置の
一実施例を示す縦断面図である。 1……回収部材、2……液回収容器、3,6…
…管体、4……電気伝導度検出センサ、5……培
地。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 集液部とこれに連通形成された液送出部とを
    有し、培地に対し根の通過を許さない程度の孔
    隙を有する透水性シートを介して接触配備され
    る液回収部材と、 該培地の上方に配設され、回収された培養液
    を収容する回収容器と、 該回収部材から回収容器に培養液を送出する
    ための第一の管体と、 該第一の管体中に配設されたポンプと、 前記回収容器内に配設された液の電気伝導度
    を検知するセンサと、 該回収容器から培地に再注液するための第二
    の管体と、 該第二の管体に配設された弁装置と、 前記培地、液回収部材、及び管体の少なくと
    も下方部分を被覆する液密性の被覆部材と、 からなる養液栽培における培養液の電気伝導度
    測定装置。 2 前記弁装置が電磁弁である前記実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の装置。
JP1986080299U 1986-05-29 1986-05-29 Expired JPH0340140Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986080299U JPH0340140Y2 (ja) 1986-05-29 1986-05-29

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JP1986080299U JPH0340140Y2 (ja) 1986-05-29 1986-05-29

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Publication Number Publication Date
JPS62193848U JPS62193848U (ja) 1987-12-09
JPH0340140Y2 true JPH0340140Y2 (ja) 1991-08-23

Family

ID=30930979

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JP1986080299U Expired JPH0340140Y2 (ja) 1986-05-29 1986-05-29

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4918619A (ja) * 1972-06-10 1974-02-19

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4918619A (ja) * 1972-06-10 1974-02-19

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JPS62193848U (ja) 1987-12-09

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