JPH0339327B2 - - Google Patents

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JPH0339327B2
JPH0339327B2 JP24274984A JP24274984A JPH0339327B2 JP H0339327 B2 JPH0339327 B2 JP H0339327B2 JP 24274984 A JP24274984 A JP 24274984A JP 24274984 A JP24274984 A JP 24274984A JP H0339327 B2 JPH0339327 B2 JP H0339327B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
nozzle
magnetic disk
paint
axis
Prior art date
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Expired
Application number
JP24274984A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61122928A (ja
Inventor
Yutaka Harayama
Fujio Sakai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP24274984A priority Critical patent/JPS61122928A/ja
Publication of JPS61122928A publication Critical patent/JPS61122928A/ja
Publication of JPH0339327B2 publication Critical patent/JPH0339327B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、情報処理システムにおける外部記憶
装置として使用される磁気デイスク装置の磁気デ
イスク媒体の製造方法、特に磁気デイスク媒体に
磁性塗料を塗布する方法に関する。
〔従来の技術〕
第2図イ,ロは従来の磁気デイスク媒体に磁性
塗料を塗布する装置を示す正面図と縦断面図、ハ
は塗布動作を示すタイムチヤートである。1は磁
気デイスク基板であり、モータMに連結されたス
ピンドル2で回転駆動される。3はケーシングで
あり、磁気デイスク基板1の外周を取り囲むよう
に環状に形成され、かつ排気口4を介して排気装
置に接続されている。
磁性塗料の塗布にあたつては、磁気デイスク基
板1を高速回転させた状態で、該磁気デイスク基
板1の中央寄りの位置に磁性塗料をノズル5で噴
射する。すると噴射された磁性塗料が遠心力で磁
気デイスク基板の外周側に拡がり、磁気デイスク
基板1の表裏両面に磁性塗料がスピンコートされ
る。磁気デイスク基板1はさらに高速回転され
て、余分の磁性塗料が遠心力で振り切られ、ケー
シング3にはね飛ばされて、排気口4から排出さ
れる。磁性塗料は、揮発性の溶剤で希釈されてい
るので、塗布と同時に磁性塗膜は乾燥し始める。
磁気デイスク媒体の磁気特性を向上させるため
に、磁性塗膜に混入されている磁性粉の配向が行
なわれるが、この配向処理は、磁性塗料が乾燥し
ないうちに、即ちスピンコート直後から磁界を印
加することで行なわれる。
第2図ハはこの装置における磁性塗料の塗布処
理のタイムチヤートであり、遠心力による磁性塗
料の回転塗布、高速回転による振り切り、磁石に
よる配向、乾燥の順に行なわれる。
磁性塗料としては、α−Fe2O3、アクリル樹
脂、エポキシ樹脂、フエノール樹脂、トルエンお
よびキシレンを調整したもの等が使用される。
第3図は、こうして製造された磁気デイスク媒
体の拡大断面図である。アルミニウム円板などの
基板7の両面に、磁性塗料を塗布乾燥させてなる
磁性塗膜8が形成されている。9…は酸化鉄から
なる磁性粉で、前記の配向工程により基板面と平
行に配向されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが磁性粉9…は針状をしているため、複
雑に絡み合つた状態で塗布され、かつ磁石による
配向処理の段階でも、ほぐされないまま乾燥硬化
する部分が発生する。磁性塗膜は1μm前後の極
めて薄い膜のため、塗布されると同時に乾燥が始
まり、配向処理の前から乾燥硬化し始めることも
あつて、配向処理の際に絡み合つた針状磁性粉を
ほぐすことは極めて困難である。
そのため実際は、総ての磁性粉が図のように基
板面と平行に揃うということはなく、針状磁性粉
が複雑に絡み合つた部分が発生する。このような
部分では、基板面と平行に揃つていない磁性粉が
存在するために、情報の記録、再生の上で好まし
くなく、ビツトエラーなどの原因となる。
本発明の技術的課題は、従来の磁気デイスク媒
体の製造方法におけるこのような問題を解消し、
磁性粉がより円滑に基板面と平行に揃うようにす
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この問題点を解決するために講じた本発明によ
る技術的手段は、磁気デイスク基板を高速回転さ
せた状態で磁性塗料をノズルから噴射して塗布す
る際に、ノズルの最先端から幾分引つ込めた位置
の外周に環状の永久磁石を配設し、ノズルから噴
射直前の磁性塗料中の磁性粉末にノズルの軸心と
平行方向の磁界を印加する方法を採つている。こ
のとき、環状永久磁石は数個用い、かく幾分間隔
を開けて配設するのが好ましい。
〔作用〕
この方法によれば、磁性塗料がノズルから噴出
する直前にも配向処理が行なわれる。すなわち環
状永久磁石からノズルの軸心と平行の磁束が発生
するため、ノズルを通過し噴射する磁性塗料中の
針状磁性粉は、該磁界を受けて磁性塗料の流れ方
向に並ぶ。この配向動作は、磁性塗料が高速で流
動している最中に、かつ塗布前の未乾燥状態で行
なわれるので、磁性粉が磁界によつてノズルの軸
心と平行に変位する動作が容易にかつ円滑に行な
われる。
このように磁性塗料が塗布前にかつ流動最中に
磁界を印加されることで、絡み合つた針状磁性粉
が容易にほぐされて、ノズルの軸心と平行方向に
向いた状態で、基板に噴射され、塗布される。し
たがつて基板に塗布された状態でも、針状磁性粉
は確実にほぐされ且つ一定方向を向いており、次
に配向処理を行う際に、総ての磁性粉が容易に配
向方向に揃えられ、従来のように絡み合つたま
ま、配向不能となるような部分は、極めて少なく
なる。
〔実施例〕
次に本発明による磁気デイスク媒体の製造方法
が実際上どのように具体化されるかを実施例で説
明する。第1図は本発明による磁気デイスク媒体
の製造方法に実施するノズルの一例を示すもの
で、イは側面図、ロは拡大断面図である。5はノ
ズルであり、その先端外周に数個の環状永久磁石
10…が配設されている。先端側の環状永久磁石
は、ノズル5の最先端面から距離lだけ引つ込め
た位置に配設されている。
ロの拡大断面図に示すように、環状永久磁石1
0…は、ノズル5の軸心と平行方向の両端がN、
Sとなるように着磁され、しかも隣接する永久磁
石10…の隣接する磁石が同じ極性となるように
配設されている。またノズル5は非磁性材ででき
ている。その結果、ノズル5の内部では、鎖線で
示すように、ノズル5の軸心と平行方向の磁束が
発生し、この磁束によつて針状磁性粉9a…は、
ノズル5の軸心と平行方向に揃えられる。環状永
久磁石は、1個の強力な永久磁石を使用するよ
り、比較的弱い環状永久磁石を数個用いるのがよ
い。すると、ノズル5内の上流側から次第に配向
が行なわれ、数個の環状永久磁石10…を通過す
る間に、針状磁性粉9a…は、ノズル5の軸心と
平行方向に揃えられ、ノズルから噴出する。
尚実施例では、ノズル内部において、50〜200
ガウス程度の磁界強度が有効であつた。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、ノズル先端の外
周に環状永久磁石を複数個配設し、ノズル内に、
ノズルの軸心と平行方向の磁界を発生させること
で、ノズル内を通過する磁性塗料中の針状磁性粉
を、ノズルの軸心と平行方向に揃える方法を採つ
ている。そのため、磁性塗料は塗布乾燥前の高速
で流動している間に、磁界の印加を受けるので、
絡み合つていた針状磁性粉も容易にほぐれてノズ
ルの軸心と平行方向に揃う。このようにほぐれた
状態で、基板に噴射されるので、塗布後の配向処
理によつて、総ての針状磁性粉が基板面と平行方
向に揃い、情報の記録、再生が正確に行なわれ、
ビツトエラーを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は発明による磁気デイスク媒体の製造方
法の実施例を示すもので、イはノズルの側面図、
ロは拡大断面図、第2図は従来の磁気デイスク媒
体の製造方法を示す図、第3図は従来の方法によ
つて製造された磁気デイスク媒体の部分断面図で
ある。 図において、1,7は磁気デイスク基板、5は
ノズル、9,9aは針状磁性粉、10は環状永久
磁石をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 磁気デイスク基板を高速回転させた状態で磁
    性塗料をノズルから噴射して塗布する際に、ノズ
    ルの最先端から幾分引つ込めた位置の外周に環状
    の永久磁石を配設し、ノズルから噴射直前の磁性
    塗料中の磁性粉末にノズルの軸心と平行方向の磁
    界を印加することを特徴とする磁気デイスク媒体
    の製造方法。
JP24274984A 1984-11-16 1984-11-16 磁気デイスク媒体の製造方法 Granted JPS61122928A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24274984A JPS61122928A (ja) 1984-11-16 1984-11-16 磁気デイスク媒体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24274984A JPS61122928A (ja) 1984-11-16 1984-11-16 磁気デイスク媒体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61122928A JPS61122928A (ja) 1986-06-10
JPH0339327B2 true JPH0339327B2 (ja) 1991-06-13

Family

ID=17093689

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JP24274984A Granted JPS61122928A (ja) 1984-11-16 1984-11-16 磁気デイスク媒体の製造方法

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5626447A (en) * 1994-09-14 1997-05-06 Buysman; Jeffrey L. Belt refurbishing method and apparatus
FR2724581B1 (fr) * 1994-09-15 1996-12-06 Commissariat Energie Atomique Dispositif de projection d'un revetement charge d'elements magnetiques

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61122928A (ja) 1986-06-10

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