JPH0338471B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0338471B2 JPH0338471B2 JP60067104A JP6710485A JPH0338471B2 JP H0338471 B2 JPH0338471 B2 JP H0338471B2 JP 60067104 A JP60067104 A JP 60067104A JP 6710485 A JP6710485 A JP 6710485A JP H0338471 B2 JPH0338471 B2 JP H0338471B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting
- hose
- nipple
- nipple member
- cap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明はホース口金具及びその製造方法に関す
るものである。更に詳しく述べれば本発明は油圧
回路に用いられる高圧ホースのホース口金具及び
その製造方法に関するものである。 〔従来の技術〕 油圧回路用高圧ホースの端末部は適当なホース
口金具を介して接続するのが通例である。このホ
ース口金具として多用されているものに外筒絞り
型ホース口金具がある。 外筒絞り型ホース口金具はネジ部、六角部、ソ
ケツト部及びニツプル部から成つている。ホース
はニツプル部とソケツト部との間に挿入後、ソケ
ツト部を圧縮加締めすることにより固定できる。
この外筒絞り型ホース口金具は金属棒を切削して
製造する全切削製造方法と、ネジ部、六角部及び
ソケツト部から成る金具本体部を切削加工により
作り、その内面の所定位置に別に切削加工で作つ
たニツプル部を溶接一体化する溶接製造方法の二
方法が主に用いられている。これらに対して最
近、本発明者等は溶接製造方法の代りに金具本体
部にニツプルを遡性変形により一体化する遡性変
形製造方法を提案した。 第１表はこれらの製造方法の特長と欠点を比較
したものである。
るものである。更に詳しく述べれば本発明は油圧
回路に用いられる高圧ホースのホース口金具及び
その製造方法に関するものである。 〔従来の技術〕 油圧回路用高圧ホースの端末部は適当なホース
口金具を介して接続するのが通例である。このホ
ース口金具として多用されているものに外筒絞り
型ホース口金具がある。 外筒絞り型ホース口金具はネジ部、六角部、ソ
ケツト部及びニツプル部から成つている。ホース
はニツプル部とソケツト部との間に挿入後、ソケ
ツト部を圧縮加締めすることにより固定できる。
この外筒絞り型ホース口金具は金属棒を切削して
製造する全切削製造方法と、ネジ部、六角部及び
ソケツト部から成る金具本体部を切削加工により
作り、その内面の所定位置に別に切削加工で作つ
たニツプル部を溶接一体化する溶接製造方法の二
方法が主に用いられている。これらに対して最
近、本発明者等は溶接製造方法の代りに金具本体
部にニツプルを遡性変形により一体化する遡性変
形製造方法を提案した。 第１表はこれらの製造方法の特長と欠点を比較
したものである。
本発明はかかる点に立つて為されたものであつ
て、その目的とするところは、ニツプルつぶれ、
ニツプル偏肉、気密漏れのない安価なホース口金
具を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の要旨とするところは、ネジ部、六角
部、ソケツト部から構成されている口金具本体
に、ニツプル部材が遡性流動法により固着されて
成るホース口金具において、前記口金具本体とニ
ツプル部材との接合界面に低融点金属材料層が設
けられて成ることを特徴とするホース口金具及び
ネジ部、六角部、ソケツト部から構成されている
口金具本体に、ニツプル部材を遡性流動法により
固着するホース口金具の製造方法において、前記
口金具本体またはニツプル部材の接合部に低融点
金属材料層を設けておき、遡性流動法により固着
後、該固着接合部分を加熱溶着することを特徴と
するホース口金具の製造方法にある。 本発明において、口金具本体の材料としては、
機械構造用炭素鋼、例えばS10CからS20C等が用
いられる。また、ニツプル部材４の材料として
は、つぶれにくい硬質金属材料、例えばクロムモ
リブデン鋼SCM430、機械構造用炭素鋼のS45C
等を用いることができる。低融点金属材料として
は、口金具本体またはニツプル部材の融点より低
い温度で熱溶融し、使用時に高圧に耐えられるも
のならよく、例えば銀ロウ、黄銅ロウ、ハンダ、
錫、鉛等を用いることができる。そしてこれらの
低融点金属材料層を口金具本体またはニツプル部
材の接合部に形成させるには、これらの低融点金
属材料ベーストの塗布方法、低融点金属材料メツ
キ液によるメツキ、低融点金属材料薄膜の張り合
わせ法等がある。そしてこれらの低融点金属材料
の熱溶着方法としてはヒーターによる局部加熱、
ミクロバーナーによる局部加熱、炉内加熱等があ
る。これらの加熱雰囲気は空気中でもよいが、場
合によつては還元性ガス雰囲気、不活性ガス雰囲
気中で行うこともできる。 〔作用〕 本発明の作用は、接合部の口金具本体またはニ
ツプル部材のいずれかもしくはその両者の接合部
に低融点金属材料層を形成したものを遡性流動法
により固着し、かかる後、その接合部の低融点金
属材料層を加熱溶融させることにより、接合部の
気密性を顕著に向上させると共に、遡性流動法に
より製造したホース口金具の特徴を効果的に発揮
させたことにある。 〔実施例〕 次に本発明のホース口金具及びその製造方法の
実施例を図面により説明する。 第１図は本発明のホース口金具の一実施例を示
した縦断面図、第２図は第１図の部分拡大説明図
である。 第１図及び第２図において、１はネジ部、２は
六角部、３はソケツト部、４はニツプル部材、５
は拡管部、２０は溝部、２１は遡性変形部、２２
は加工変形面、２４は低融点金属材料層である。
ニツプル部材４はその主要部材が中空状パイプ
で、金属本体部と接続する端末側が拡管部５とな
つている。 第１図のホース口金具を製造するには、まず、
ネジ部１、六角部２、ソケツト部材から成り、内
面に溝部２０を有する口金具本体を全切削加工等
により作成する。次にパイプ材料よりストレート
中空状のニツプル材を切りとり、その一端側に拡
管治具を挿入してプレスにより拡管して成るニツ
プル部材４を作成する。それからニツプル部材４
の拡管部５に銀ロウぺーストを塗布する。次に先
に作成した口金具本体の溝部２０にニツプル部材
４の拡管部５を嵌入し、それから加工変形面２２
を加工変形治具等により強力に押して遡性変形さ
せる。２３は遡性変形されてできた遡性変形溝、
２１はその遡性変形部である。最後に遡性変形に
より固着した接合部部分を微小バーナーで加熱し
て銀ロウを熱溶融させ、接合部分を気密化する。 以上、本発明のホース口金具及びその製造方法
の実施例を説明したが、これは例示であつて、こ
のような実施例に限定されるものではなく、本発
明の特許請求の範囲内で種々変形し得るものであ
る。 〔発明の効果〕 本発明のホース口金具及びその製造方法によれ
ば、ニツプルのつぶれ不良がなくニツプルの偏肉
不良がなく、しかも金具本体とニツプル部材との
気密性が高いホース口金具が得られるものであ
り、工業上有用である。
て、その目的とするところは、ニツプルつぶれ、
ニツプル偏肉、気密漏れのない安価なホース口金
具を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の要旨とするところは、ネジ部、六角
部、ソケツト部から構成されている口金具本体
に、ニツプル部材が遡性流動法により固着されて
成るホース口金具において、前記口金具本体とニ
ツプル部材との接合界面に低融点金属材料層が設
けられて成ることを特徴とするホース口金具及び
ネジ部、六角部、ソケツト部から構成されている
口金具本体に、ニツプル部材を遡性流動法により
固着するホース口金具の製造方法において、前記
口金具本体またはニツプル部材の接合部に低融点
金属材料層を設けておき、遡性流動法により固着
後、該固着接合部分を加熱溶着することを特徴と
するホース口金具の製造方法にある。 本発明において、口金具本体の材料としては、
機械構造用炭素鋼、例えばS10CからS20C等が用
いられる。また、ニツプル部材４の材料として
は、つぶれにくい硬質金属材料、例えばクロムモ
リブデン鋼SCM430、機械構造用炭素鋼のS45C
等を用いることができる。低融点金属材料として
は、口金具本体またはニツプル部材の融点より低
い温度で熱溶融し、使用時に高圧に耐えられるも
のならよく、例えば銀ロウ、黄銅ロウ、ハンダ、
錫、鉛等を用いることができる。そしてこれらの
低融点金属材料層を口金具本体またはニツプル部
材の接合部に形成させるには、これらの低融点金
属材料ベーストの塗布方法、低融点金属材料メツ
キ液によるメツキ、低融点金属材料薄膜の張り合
わせ法等がある。そしてこれらの低融点金属材料
の熱溶着方法としてはヒーターによる局部加熱、
ミクロバーナーによる局部加熱、炉内加熱等があ
る。これらの加熱雰囲気は空気中でもよいが、場
合によつては還元性ガス雰囲気、不活性ガス雰囲
気中で行うこともできる。 〔作用〕 本発明の作用は、接合部の口金具本体またはニ
ツプル部材のいずれかもしくはその両者の接合部
に低融点金属材料層を形成したものを遡性流動法
により固着し、かかる後、その接合部の低融点金
属材料層を加熱溶融させることにより、接合部の
気密性を顕著に向上させると共に、遡性流動法に
より製造したホース口金具の特徴を効果的に発揮
させたことにある。 〔実施例〕 次に本発明のホース口金具及びその製造方法の
実施例を図面により説明する。 第１図は本発明のホース口金具の一実施例を示
した縦断面図、第２図は第１図の部分拡大説明図
である。 第１図及び第２図において、１はネジ部、２は
六角部、３はソケツト部、４はニツプル部材、５
は拡管部、２０は溝部、２１は遡性変形部、２２
は加工変形面、２４は低融点金属材料層である。
ニツプル部材４はその主要部材が中空状パイプ
で、金属本体部と接続する端末側が拡管部５とな
つている。 第１図のホース口金具を製造するには、まず、
ネジ部１、六角部２、ソケツト部材から成り、内
面に溝部２０を有する口金具本体を全切削加工等
により作成する。次にパイプ材料よりストレート
中空状のニツプル材を切りとり、その一端側に拡
管治具を挿入してプレスにより拡管して成るニツ
プル部材４を作成する。それからニツプル部材４
の拡管部５に銀ロウぺーストを塗布する。次に先
に作成した口金具本体の溝部２０にニツプル部材
４の拡管部５を嵌入し、それから加工変形面２２
を加工変形治具等により強力に押して遡性変形さ
せる。２３は遡性変形されてできた遡性変形溝、
２１はその遡性変形部である。最後に遡性変形に
より固着した接合部部分を微小バーナーで加熱し
て銀ロウを熱溶融させ、接合部分を気密化する。 以上、本発明のホース口金具及びその製造方法
の実施例を説明したが、これは例示であつて、こ
のような実施例に限定されるものではなく、本発
明の特許請求の範囲内で種々変形し得るものであ
る。 〔発明の効果〕 本発明のホース口金具及びその製造方法によれ
ば、ニツプルのつぶれ不良がなくニツプルの偏肉
不良がなく、しかも金具本体とニツプル部材との
気密性が高いホース口金具が得られるものであ
り、工業上有用である。
第１図は本発明のホース口金具及びその製造方
法で得たホース口金具の一実施例を示した縦断面
図、第２図はその部分拡大説明図である。 １：ネジ部、２：六角部、３：ソケツト部、４
：ニツプル部材、２０：溝部、２１：遡性変形
部、２２：加工変形面、２３：遡性変形溝、２４
：低融点金属材料層。
法で得たホース口金具の一実施例を示した縦断面
図、第２図はその部分拡大説明図である。 １：ネジ部、２：六角部、３：ソケツト部、４
：ニツプル部材、２０：溝部、２１：遡性変形
部、２２：加工変形面、２３：遡性変形溝、２４
：低融点金属材料層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ネジ部、六角部、ソケツト部から構成されて
いる口金具本体に、ニツプル部材が遡性流動法に
より固着されて成るホース口金具において、前記
口金具本体とニツプル部材との接合界面に低融点
金属材料層が設けられて成ることを特徴とするホ
ース口金具。 ２ ネジ部、六角部、ソケツト部から構成されて
いる口金具本体に、ニツプル部材を遡性流動法に
より固着するホース口金具の製造方法において、
前記口金具本体またはニツプル部材の接合部に低
融点金属材料層を設けておき、遡性流動法により
固着後、該固着接合部分を加熱溶着することを特
徴とするホース口金具の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60067104A JPS61228192A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | ホ−ス口金具及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60067104A JPS61228192A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | ホ−ス口金具及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61228192A JPS61228192A (ja) | 1986-10-11 |
| JPH0338471B2 true JPH0338471B2 (ja) | 1991-06-10 |
Family
ID=13335250
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60067104A Granted JPS61228192A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | ホ−ス口金具及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61228192A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH071582Y2 (ja) * | 1989-07-27 | 1995-01-18 | 株式会社明治ゴム化成 | ホース接続継手 |
-
1985
- 1985-03-29 JP JP60067104A patent/JPS61228192A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61228192A (ja) | 1986-10-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |