JPH0338308A - 装飾シート付alcの製造方法 - Google Patents

装飾シート付alcの製造方法

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JPH0338308A
JPH0338308A JP17265189A JP17265189A JPH0338308A JP H0338308 A JPH0338308 A JP H0338308A JP 17265189 A JP17265189 A JP 17265189A JP 17265189 A JP17265189 A JP 17265189A JP H0338308 A JPH0338308 A JP H0338308A
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JP
Japan
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decorative sheet
sheet
alc
mold
aqueous slurry
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JP17265189A
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English (en)
Inventor
Masakazu Amahara
甘原 雅和
Kazuhiko Ota
和彦 太田
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は印刷シートを使用して装飾されたALCを製造
する方法に関する。
〈従来技術〉 ALCは、石灰質、硅酸質、アル稟ニウム粉末を主成分
とし、種々の添加剤を含む水性スラリーを型枠中で反応
させ、一定硬度になった後、型枠から取り出してオート
クレーブで養生硬化させたものである。型枠中の反応時
に水素ガスが発生して均一な気泡を形成する。得られた
ALCは見かけ比重0.3〜0.9の軽量なもので、し
かも断熱性。
耐火性1強度に優れることから、家屋の外壁に好適に用
いられている。
しかしながら、その反面、ALCは表面がフラットで意
匠性に乏しいという欠点があった。特開昭60−100
40号公報、特開昭60−141509号公報、特開昭
63−25284号公報は、このようなALCに意匠性
を付与する方法を記載するが、いずれも表面に凹凸を設
けて、この凹凸により模様を表現するに留まっている。
かかる方法では表現できる模様に限界があり、例えば多
色絵柄、あるいは細かい模様等を表現することができな
い。
ALCに多色絵柄や細かい絵柄を表現するためには、こ
のような絵柄を印刷したフィルムをALCに貼合わせれ
ば良いのは明らかである。しかし、この場合には、以下
の■〜■のような問題がある。
すなわち、■ALCは、その表面が脆弱でポーラスであ
るため、接着剤による強固な貼合せが困難である。仮に
多量の接着剤をALC表面に浸透させて表面強度を補い
、表面を平滑にして接着すると、コストが著しく大きく
なって実用性に欠ける。
■印刷したプラスチックフィルムの熱による寸法変化は
ALCより極めて大きい、このため、貼合せたALCを
外壁に使用すると、経時による寒熱繰返しに伴い、接着
界面に大きな剪断応力が生して剥離する。
■成型されたALCは一般に長さ数mの大きさを有する
。このような大きなもので、しかも表面がポーラスなも
のにフィルムを接着するためには、かなり大きな設備で
しかも他に転用できない設備を必要とする。
〈発明が解決しようとする課題〉 そこで本発明は、接着剤を使用することなく、また新た
な設備を要することなく、印刷シートをALCに一体化
し、しかも寒熱繰返しによる剪断応力を吸収してフィル
ムの剥離を防止でき、しかも所期の形状のALCを製造
する方法を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 この目的を達成するため、本発明は、印刷したプラスチ
ックシートと熱可塑性繊維質のシートをtlJilで成
る装飾シートを絞り成型し、型枠内面に配置した後、石
灰質、硅酸質、アルミニウム粉末を主成分とする水性ス
ラリーを流し込み、発泡させると共に硬化して一体化す
ることを特徴とする装飾シート付ALCの製造方法を提
供する。
〈発明の具体的な説明〉 本発明に係わるプラスチックシートはA L ’Cの表
面を保護すると共に、プラスチックシートに施された印
刷絵柄によりALCに意匠性を付与するものである。プ
ラスチックシートとしては、ポリエチレンやポリプロピ
レン又はポリスチレン等のポリオレフィン、ポリカーボ
ネート、ポリ塩化ビニル、ボリアごド、ポリエステル、
ポリアクリロニトリル、アクリロニトリル−ブタジェン
−スチレン共重合体等が使用できる。
印刷は、常法によりグラビア印刷により可能である。任
意の絵柄で良いが、例えば石目模様等が好適である。
繊維質のシートは無数の空隙を有するもので、この空隙
にALCが入り込んで繊維にからまり、強固に固定する
と共に、剰余の空隙により、寒熱繰返し時の剪断応力を
緩和吸収して剥離を防止する。
繊維質のシートは、絞り成型を可能とするため、熱可塑
性繊維を含むものに限られる。天然繊維を含んでいても
良いが、全体として加熱により軟化するものに限られる
べきである。
このような繊維質のシートとしては、熱可塑性繊維を含
む紙、&I織布、もしくは不織布が例示できる。
紙としては合成パルプから成る合成紙、天然パルプと合
成パルプの混抄紙等が使用できる。
編織布、不織布としては、ポリエステル、ポリアミド、
ポリアクリロニトリル、ポリエチレン。
ポリプロピレン、芳香族ポリアミド等の編織布や不織布
が使用できる。
繊維質のシート0力は印刷したプラスチックシート01
)に積層一体化して装飾シー) (1)とする(第1図
)、繊維質のシートロ力はプラスチックシート(11)
の印刷面又は非印刷面のいずれに積層しても良い。
最終製品である装飾シート付ALCの表面は、この繊維
質シート0211の積層された面の反対面となるから、
繊維質シート0′IJが印刷面に積層された場合、AL
C表面は非印刷面となり光沢に優れた絵柄が得られる。
繊維質シート021が非印刷面にに積層された場合、A
LC表面は印刷面となり、無光沢の絵柄が得られる。
繊維質のシート021とプラスチックシート(10は接
着剤を用いて積層することができる。必要な場合には、
いずれかのシート表面にコロナ処理、アンカーコート処
理等の処理を施した後、接着剤で貼合わせても良い、接
着剤としてはウレタン系接着剤が使用できる。
また、繊維質シート021とプラスチックシート(It
)を重ねて熱圧することにより両者を熱融着しても良い
が、繊維質のシー) 021の空隙が十分維持されるよ
う留意すべきである。
なお、プラスチ、クシート(II)の表面に他の熱可塑
性シートを積層して装飾シート(1)としても良い。
例えばフッ素樹脂シート、シリコンアクリル樹脂シート
、ウレタン樹脂シート、耐候性ポリエステルシート等の
耐候性シートである。かかる耐候性シートを使用するこ
とにより、最終製品であるALCを屋外で使用する際に
、紫外線、風雨等の影響から守ることができる。
得られる装飾シートを絞り成型する。絞り成型は、後に
述べる型枠内面の形状と同一形状に成型する。
絞り成型は、装飾シートを加熱して軟化し、成型型に押
しつけて冷却することにより行なうことができる。成型
型は型枠をそのまま使用することもできるしく第1図、
第2図)、他の型を使用することもできる。加熱手段と
しては一般に遠赤外線ヒーター等が用いられる。型に押
しつけるために、成型型に設けられた真空吸引孔から真
空吸引して大気圧により型に押しつける方法(真空成型
法)、型の反対側から加圧気体を作用させる方法(圧空
成型法)1両者を併用する方法(真空圧空成型法)、成
型型の反対側から雄型(プラグ)を押圧して型に押しつ
ける方法(プラグ成型法)。
真空吸引とプラグを併用する方法(プラグアシスト真空
成型法)等がある。
なお、成型は、プラスチンクフイルム(11)が成型型
に対向するように行なう。
成型された装飾シート(1)は型枠(2)中に配置する
型枠(2)は公知の鉄板製で良い。例えば長さ6m。
幅1.5 m 、深さ0.6 mの型枠である。
装飾シート(1)は繊維質のシート02)が内面側とな
るように配置される。後述のスラリーを流し込んで、こ
のスラリーが繊維質シート021の空隙に入り込むよう
にするためである。
両者は同形状のため、間に空気が残ることなく、密着す
る。
本発明に係わる水性スラリーは石灰質、硅酸質及びアル
ミニウム粉末を主成分とする。
石灰質はALCの硬化剤であり、生石灰、消石灰、ある
いはポルトランドセメント等のセメントが使用できる。
硅酸質はポゾラン又は細骨材であり、珪砂、珪石等の粉
末、粘土、微粉砕タイル、スラグ粉、火山灰等が使用で
きる。
アルミニウム粉末は水の存在下で石灰質と反応して水素
ガスを発生し、スラリーを発泡させるものである。粒径
10〜3000μmのものが望ましい。
この外、水性スラリーには添加剤を添加することができ
る0例えば水酸化ナトリウム等の発泡促進剤、界面活性
剤から成る分散剤、サポニン等の気泡安定剤、酸化亜鉛
や硫酸亜鉛等の凍害防止剤等である。
石灰質と硅酸質は重量比でl:1〜1:5の割合で混合
する。望ましくは1:1〜1:3である。
アルミニウム粉末は石灰質と硅酸質の合計1 to。
重量部に対し、0.001〜0.5重量部添加すれば良
い。
石灰質と硅#ffはまず水を加えて良く攪拌混合し、次
いでアルミニウム粉末を加えて混合すれば良い、添加剤
は硅酸質と同時に添加する。
こうして得られた水性スラリー(3)を、上記型枠(2
)中に配置された装飾シート(1)の中に流し込む(第
3図)0次いで補強材として鉄筋を入れ、常温で1−1
0時間放置し、水性スラリー(3)を発泡させると共に
、一定の硬さになるまで硬化する0発泡圧により、スラ
リー(3)は繊維質のシート021の内部まで浸透し、
繊維にからまる。
一定の硬さに硬化した後、装飾シート(1)と共にスラ
リー(3)を取出し、オートクレーブ中で、高温の水蒸
気で養生し、完全硬化する。高温の水蒸気としては15
0〜200°Cの水蒸気を使用する。圧力は5〜20気
圧である。養生はおよそ5〜15時間で良い。
最後にALCの周囲にはみ出した装飾シート(1)をト
リミングして仕上げる。
得られるALCは、その表面と四つの側面に装飾シート
(1)が一体化したもので、ALCが装飾シーl)奥面
の繊維質のシート021の内部まで入り込み、繊維にか
らんで強固に一体化したものである。
〈実施例〉 ポリエステルフィルムにグラビア印刷で石目模様を施し
た後、この印刷面にポリエチレン不織布を貼合せた。接
着はウレタン系接着剤を使用した。
得られた装飾シートを、長さ6m、幅1.5 m深さ0
.6mの成型型上に配置し、遠赤外線ヒーターにより加
熱した。装飾ソートが十分軟化してから、成型型に設け
られた真空吸引孔から真空吸弓し、大気圧によって装飾
シート型内面に押しつけて成型した(第2図)。なお、
成型はポリエステルフィルムが型に対向するように行な
った。
成型された装飾シートを、鉄板製で同一形状の型枠中に
配置した。
次いで、下記組成の水性スラリーを流し込んだ。
水性スラリー ポルトランドセメント     2重量部生石灰   
         1 微粉砕硅石          7 アルミニウム粉末     o、oos水      
                  6なお、水性ス
ラリーは、水にポルトランドセメント、生石灰、微粉砕
珪石を混合して十分に撹拌した後、アルミニウム粉末を
混合攪拌し、すぐに流し込んだ。
この状態でおよそ8時間放置したところ、水性スラリー
が発泡すると共に硬化して、それ自体保形性を有するに
至った。
そこで、装飾シートと共に硬化したスラリーを取り出し
、オートクレーブ中で、180°Cの飽和水茶気により
8時間養生して完全硬化させた。
最後にトリミングして装飾シート付のALCを得た。
このALCは、水性スラリーの硬化物がポリエチレン不
織布の内部に入り込んで繊維にからまり、極めて強固に
接着していた。
また、寒熱繰り返しにも耐えて剥離することがなかった
〈発明の効果〉 本発明によれば、多色絵柄や細かい絵柄を有する装飾シ
ートとALCが強固に一体化して、経時的にも剥離しな
い装飾シート付ALCが製造できる。
しかも、装飾シートは予め所定形状に成型されており、
装飾シートと型枠の間に空気が残留することなく、所期
の形状に正確に成型できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1〜3図は製造工程を
示す断面説明図、第4図は一部切断したALCの斜視図
である。 (1)・・・装飾シート   01)・・・プラスチン
クシートQ21・・・繊維質のシート(2)・・・型枠
(3)・・・水性スラリー  (3°)・・ALC特 
 許  出  願  人 凸版印刷株式会社 代表者 鈴木和夫 第1図 第2図 第3図 65−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)印刷したプラスチックシートと熱可塑性繊維質の
    シートを積層して成る装飾シートを絞り成型し、型枠内
    面に配置した後、石灰質、硅酸質、アルミニウム粉末を
    主成分とする水性スラリーを流し込み、発泡させると共
    に硬化して一体化することを特徴とする装飾シート付A
    LCの製造方法。
JP17265189A 1989-07-04 1989-07-04 装飾シート付alcの製造方法 Pending JPH0338308A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5860682A (ja) * 1981-10-06 1983-04-11 凸版印刷株式会社 化粧無機質板及びその製造方法
JPS6010040A (ja) * 1983-06-27 1985-01-19 吉松 幹夫 装飾面付き防水パネル

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5860682A (ja) * 1981-10-06 1983-04-11 凸版印刷株式会社 化粧無機質板及びその製造方法
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