JPH033817B2 - - Google Patents

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JPH033817B2
JPH033817B2 JP59264377A JP26437784A JPH033817B2 JP H033817 B2 JPH033817 B2 JP H033817B2 JP 59264377 A JP59264377 A JP 59264377A JP 26437784 A JP26437784 A JP 26437784A JP H033817 B2 JPH033817 B2 JP H033817B2
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JP
Japan
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caroduct
cylinder
shock absorber
suspension
cartridge
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JP59264377A
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JPS60146709A (ja
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Booiije Teierii
Arunoo Aran
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APURIKASHION DE MASHIINU MOTORISE SOC
Original Assignee
APURIKASHION DE MASHIINU MOTORISE SOC
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Publication date
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Publication of JPS60146709A publication Critical patent/JPS60146709A/ja
Publication of JPH033817B2 publication Critical patent/JPH033817B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/42Cooling arrangements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D55/00Endless track vehicles
    • B62D55/08Endless track units; Parts thereof
    • B62D55/104Suspension devices for wheels, rollers, bogies or frames
    • B62D55/112Suspension devices for wheels, rollers, bogies or frames with fluid springs, e.g. hydraulic pneumatic
    • B62D55/1125Hydro-pneumatic or pneumatic, e.g. air-cushioned

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は装甲車の如き重車輌に使用する油空圧
式、特にオレオニユーマチツク式車輌懸架装置に
関する。
オレオニユーマチツク懸架装置がシリンダ内で
運動自在のピストンと、シリンダに接続され、ガ
スおよび可撓ダイヤフラムによりガスから分離さ
れた液を含んでいるガス蓄圧器と、ピストンおよ
びダイヤフラムの間の液中に配置されて液体を通
過させる絞り通路を有する減衰、即ち、シヨツク
アブソーバ・カートリツジと、を含むことは公知
である。
カートリツジの絞り通路によつて通過するオイ
ルを制限することにより、ピストンが一方向また
は他方向に移動する際、その速さが増すにつれて
増加する圧力降下を生ずることで、緩衝作用が円
滑にかつ巧みに行なわれる。
この減衰作用は2つの結果を生ずる: (a) オイルを加熱するので、温度に敏感な機械部
品(接手、ダイヤフラム)によつて課せられる
最高温度に懸架装置の使用が制限される。実際
に、このオイルの制限温度は約140℃である。
(b) 蓄圧器のガス(窒素)を加熱し、装置の平均
作動圧を高める。従つてその反動として車台の
地上高、すなわち対地間隔が変化(増加)す
る。かかる対地間隔の変化は、小規模ではある
が、大気温度の大きな変化によつても生ずるこ
とが有得る。
従つて、車台の地上高を事実上一定に保つこと
ができるようにオイルの温度を制限しなければな
らない。このために、これら一連の装置のオイル
を冷却することにより、これら要素により形成さ
れる懸架装置の全体を冷却する装置が提案され
た。さらに、懸架装置を構成する全ての要素のオ
イルを同時に冷却することが通常試みられた。し
かし、かかる装置は、ポンプおよびラジエータを
含む、高価で信頼性の低い特殊な冷却設備を必要
とする。中央油圧ユニツトを用いるオイル噴射系
も使用された。この中央ユニイツトは高価で、信
頼性が低い。実際、オイル噴射用配管の漏れまた
は破損の場合、懸架装置は使用不能におちいる。
さらにオレオニユーマチツク懸架装置にその作動
中にオイルを噴射することは実際上、比較的難か
しい。
これらの欠点を克服し、単純で信頼性が高く上
記の装置よりも遥かに廉価な装置を与えることが
本発明の一目的である。
本発明によれば、懸架装置の液体を冷却する装
置は、高温源を構成するシヨツクアブソーバ・カ
ートリツジの熱伝導性が高く熱容量の大きい材料
で作られた構成部材を、車台または装置自体の自
由表面により形成される低温源に接続するカロダ
クト(caloduct)すなわちヒートパイプを有し、
カロダクトはガスを含み、ガスはカートリツジに
接触して蒸発してから低温源に移動し、そこで凝
縮し、つぎに蒸発器を構成するカートリツジに戻
つて、このサイクルを繰返えし、低温源はシヨツ
クアブソーバ・カートリツジが構成する高温源の
上方に配置される。
すなわち、車台または懸架装置の自由表面によ
り具現される、事実上一定の熱ポテンシヤルにシ
ヨツクアブソーバ・カートリツジの温度を下げる
ことができるように、カロダクトが懸架装置内に
組込まれる。車台の温度は比較的一様であるか
ら、事実上気候または季節の状態にのみ左右され
る温度にて各懸架装置が作動するようにされる。
カロダクトは、オイルの作動温度を制限し、よ
つて車輌の対地間隔をほぼ一定に保つ高流量の熱
ドレンを構成する。
懸架装置が苛酷な条件、特に装甲車が経験する
ような凸凹のある地面で作動する必要がある時
に、これらの利点は特に評価される。
本発明の実施例によれば、シヨツクアブソー
バ・カートリツジの内部から、シリンダに固定さ
れて、中を車輪支持腕金が延びる本体の自由表面
まで延在する閉導管によりカロダクトが形成さ
れ、該導管はシリンダ壁および該本体の中に形成
され、導管がシリンダ壁から本体へ通過する個所
で導管を密封する装置が設けられる。
車台への接続の代りに、懸架装置自体の比較的
低温の自由表面を実際に用いることもできる。こ
れはシヨツクアブソーバ・カートリツジの温度を
かなり下げることができる。
本発明のいま一つの目的は、重車輌の或る種の
運用状態、例えば車輌が立往生したり埋まつたり
し勝ちな泥または砂地で優利である、車輌の対地
間隔を変える装置を与えることである。
この目的で、本発明によれば、カロダクトは低
温源にある端末を越えて、懸架装置およびシヨツ
クアブソーバ・カートリツジの或る予定温度範囲
では凝縮し得ないガスと、調整により2つのガス
の境界面を変えることにより懸架装置の液体の温
度、従つて車輌の対地間隔を変えることのできる
加熱用電気抵抗の如き熱源と、を内蔵する室に連
通する。
室に配置された熱源を調整すれば、2つのガス
の境界面を変位させ、従つて、この境界面を室か
ら遠ざけるか近付けるかして、熱を放出するため
に低温源が提供する表面を減ずるか、または反対
に増すかすることにより、懸架装置中のオイルの
温度を増減させる。
添付図面を参照しつつ、本発明の具体例を説明
する以下の記載から、本発明の特徴と利点が明ら
かにされよう。
第1図を参照するに、従来通り、シリンダ3の
中で移動自在のピストン2と、ピストン2および
ダイヤフラム5の間の空間を満たすオイル7と或
る量のガス6の間の隔壁を与える可撓ダイヤフラ
ム5を内部に設けられたガス蓄圧器4と、ピスト
ン2およびダイヤフラム5の間のオイル(液体)
7の中に配置されたシヨツクアブソーバ・カート
リツジ8と、を有するオレオニユーマチツク懸架
装置1が示される。これらの要素自体は公知であ
るから詳細には述べない。
懸架装置1はオイル7を冷却し、同時に車台の
対地間隔を調整する装置も設けられる。
これらの装置は略図式に表わされて、高温すな
わち温暖な源を構成するシヨツクアブソーバ・カ
ートリツジ8を、車台または懸架装置1自体の自
由表面であることもできる低温源11に接続する
カロダクトすなわちヒートパイプ9を含む。カロ
ダクト9はガスを収容する導管であり、ガスはカ
ートリツジ8に接触して蒸発し、矢印の如く低温
源11にある導管の反対端に移動することがで
き、該低温源にてガスが運ぶ熱は発散し(矢印
F)、このカロダクトの端部において細かい液滴
に凝縮する。蒸発器を形成するカートリツジ8が
構成する熱源よりも上方に低温源11が在るか
ら、凝縮したガスの液滴は再びカロダクト9の壁
にそつて降下し、カートリツジ8の中で再び気化
し、その後で前のサイクルを再開し、懸架装置1
の作動を通して、すなわちこれら一連の懸架装置
を組込んだ車輌の走行中、サイクルが繰返えされ
る。
地面の凹凸または回転上の不整により生ずるピ
ストン2の運動中、圧力のかかつたオイル7は蓄
圧器4の中に付勢され、そこでガス6を圧縮また
は膨張させる。この運動中、オイルはカートリツ
ジ8の絞り通路を通過して、そこで熱の形にして
エネルギを発散する。シヨツクアブソーバ・カー
トリツジ8の中に始まるカロダクト9の存在によ
り、オイルを徐々に加熱する熱エネルギは主とし
てカロダクト9を介して低温源11に放出され
る。
この低温源11が場所によつて温度があまり変
わらない車台である場合、種々の懸架装置1は車
台の平均温度である事実上の同一温度に在る低温
源に熱を放出することになる。これは車輌が停止
中の時に有る温度差による非対称性を制限する利
点を有する。
よつて、各懸架装置1を連合する1個つづのカ
ロダクトすなわちヒートパイプ9を使用すれば、
温度を(事実上約140℃に)制限し、従つて要素
の機械部品を良好な状態に保つことが保証され、
さらに地面の凹凸に拘わらず車台の対地間隔を事
実上一定に保つことが判る。
第2図は、ガス蓄圧器13、シヨツクアブソー
バ・カートリツジ14、シリンダ15、および車
輌(図示せず)を支持するアーム17と公知のや
り方で協働するピストン16を有する懸架装置1
2を示し、該アーム17はまた懸架装置12と同
型の第2の懸架装置のピストン16とも連合して
いる。
各ピストン16は公知のやり方でアーム17と
協働するロツド18を支持する。
各懸架装置は懸架装置12の如く略図式に示さ
れるカロダクトすなわちヒートパイプ19を設け
られ、該ダクトは、シヨツクアブソーバ・カート
リツジ14の内部の室21に始まり、アーム17
と同軸でシリンダ15が取付けられる本体24の
自由表面23に接触する閉隔室22に接がつてい
る。
この場合、低温源が懸架装置12自体の本体2
4の自由表面23により構成されることを除け
ば、カロダクト19は第1図を参照して記載され
たと同じように作動する。
懸架装置が激しく作動する場合、各懸架装置1
2の全体は急速に限界温度に達する。第3図は懸
架装置25の実施例を図解するもので、該要素は
先の実施例同様に公知のやり方で、可撓ダイヤフ
ラム27を有するガス蓄圧器26と滑動自在のピ
ストン29を含むシリンダ26とを有し、ピスト
ン29の延長部はロツド31となり、ロツド31
は車輪を支持するアーム32と協働し該アームと
同軸のハウジング33の中に配設され、該アーム
はさらにピストン29と同型でロツド35を設け
られた第2のピストン34とも連合する。
従つてアーム32はそれぞれのシリンダ28に
固定された共通のハウジング33を有する2個の
同型の懸架装置25と協働し、各懸架装置25は
シヨツクアブソーバ・カートリツジ36を設けら
れ、それを介してピストン29,34の運動中交
互にオイル37がそれぞれの方向に流れる。
本発明によれば、各懸架装置25は閉導管によ
り形成されるカロダクトすなわちヒートパイプ3
8が設けられ、該ダクトの一端はカートリツジ3
6の中にそれと同軸に設けられた室39が形成さ
れ、他端41はハウジング33の自由表面42に
接触している。これらの両端39,41の間に、
カートリツジ36の中に半径方向に設けられシリ
ンダ28の壁と連通する第1の部分43と、シリ
ンダ28の壁に形成され44aの個所でハウジン
グ33に連通する第2の部分44と、ハウジング
33内を半径方向に端部41まで延びる第3の部
分35と、を前記導管38が有する。
各カートリツジ35はカロダクト38の部分4
3が形成される円筒部材80を有する。部材80
とピストン29は熱伝導性に秀れ、熱容量の大き
い、銅または銅合金(青銅)の如き材料から作ら
れる。
シヨツクアブソーバ・カートリツジ36とシリ
ンダ28の間、およびシリンダ28とハウジング
33の間に、予定の温度範囲で適当な凝縮性ガス
を含む導管38の近傍にOリング46,47がシ
ールとして設けられ、この導管の液体密封性を保
証する。
導管38の部分45の付近のハウジング33の
表面には外部への熱の放出を助けるようにフイン
48が設けられ、部分45の端部41はねじ49
により蓋をされている。
車輌が地面上を走行する間にピストン29の往
復運動によりシヨツクアブソーバ・カートリツジ
36の絞り通路をオイルが交互に反対方向に通過
してオイルの温度が上昇する時、相当する熱は主
として室39に受入れられ、そこで凝縮ガス(例
えばフレオン)が気化する。矢印Kの示す懸架装
置25の上部すなわち平面41は室39の上面よ
り高い水準にあるから、ガスは部分43,44,
45を通つて低温源を構成する端部41まで上昇
し、そこで細かい液滴に凝縮し、いつぽうガスが
運んだ熱は部分45の付近、端部41、ハウジン
グ33およびその自由表面42を通して徐々に放
出される。コンデンサ(端部)41に形成された
凝縮ガスは部分45,44,43を通つて蒸発器
を形成する室39に再降下し、そこで再び気化し
て、前のサイクルを再開する。
第4図に示す懸架装置の実施例において、車台
32と対応する車軸53との間に配設された2個
の懸架装置51が示される。各懸架装置51は、
ガス蓄圧器54と、シヨツクアブソーバ・カート
リツジ55と、ピストン57を含むシリンダ56
と、カートリツジ55の中にそれと同軸に形成さ
れる室59を車台52が形成する低温源に接続す
るカロダクトすなわちヒートパイプ58と、を有
する。
従つて各カロダクト59は、室59に始まり、
カートリツジ55内の第1の部分と、シリンダ5
6の壁中の第2の部分と、車台52内に形成され
低温源すなわちコンデンサを構成する第3の部分
とを有する。
部分61,63は懸架装置51の全体軸線に対
し半径方向に形成され、いつぽう部分58はこの
軸線にほぼ平行に延在し、もしも車輌が水平面に
あるとすると、部分63は部分61よりも高い地
上高にあるようになる。
カロダクト59は第2図および第3図に示す前
記実施例と同様に作動するが、低温源は懸架装置
のハウジングの自由表面ではなく車台により形成
されるという特徴を有する。
このように、低温源すなわちコンデンサ63は
熱ポテンシヤルがほぼ一定な車台52に接続され
る。よつて、各懸架装置51は分離または独立す
るという事実に拘らず、一定で他の要素と等しい
対地間隔を保つことになる。
車輌が例えば20トンを越す重量を有する重機械
であると、熱慣性はかなり大きくなり、カロダク
ト58,19または39〜41(第3図)の比較
的高い時定数が短周期の不安定性を過する。
上記の種々の実施例において、カロダクトの存
在は、懸架装置の機械部品に許容し得る最大値に
その温度を制限して、高い信頼性をもつて懸架装
置のオイルの温度を制御することを可能にする。
この制御装置は運動部品を有せず、また一つの懸
架装置に連合するカロダクトの各熱回路は他の回
路および他の要素から独立しているから、一つの
回路の破損は隣りの回路の作動に影響を与えず、
この破損は伝播しない。
これら、カロダクトを使用する装置はその単純
の故に公知の装置に比して安価である。
第6図は、懸架装置の蒸発器65(熱源)と、
懸架装置および蒸発器65の予定温度範囲内では
凝縮しないガス内蔵し中に加熱用電気抵抗の如き
加熱源を配置された室67を有する低温源(コン
デンサ66)と、を接続するカロダクトすなわち
ヒートパイプ64の使用原理を示す。
室67の容積はカロダクト64に比較して大き
く、例えば容量100c.c.のカロダクト64に対して
1である。カロダクト64および室67は一つ
は凝縮性で、他は関係温度範囲内で非凝縮性であ
る、二つのガスの混合気で満たされる。凝縮性液
体は例えばアルコール、オイル、フレオンまたは
水であることができ、これらの液体は懸架装置の
温度範囲内で液相および気相として共存し得る。
懸架装置の温度は通常、車輌を運用することので
きる極限の大気温度である−40℃と+60℃の間に
あり、シヨツクアブソーバ・カートリツジ、即
ち、蒸発器の温度は60〜140℃で、通常は約90℃
である。
これらの条件下で、例えば窒素を室67の非凝
縮性ガスとして用いることができ、このガスは−
195℃にて液化する。
第6図に説明的に表わされる装置は下記の如く
作動する。
停止中は、2つのガスは混在し、凝縮性ガスの
液滴は最低温個所の付近、すなわち低温源66を
通つて延在するカロダクトの壁に付着する。蒸発
器65、カロダクト64および室67が等しい温
度にあるならば、上記の分布は事実上一様であ
り、非凝縮性ガスは事実上カロダクト64および
室67の容積のほぼ全体を満たす。
蒸発器65を含む懸架装置の通常の作動におい
て、高温源65における熱の吸収により凝縮性ガ
スが蒸発すると、矢印で示される通路にそつて低
温源66に向つて流れる。凝縮性ガスは低温源6
6の内壁にて放熱し液化して、毛管現象、重力な
どの効果により高温源65に向つて戻る。非凝縮
性ガスは極く迅速にカロダクトから排出されて室
67に戻り、凝縮性ガスと非凝縮性ガスの間に境
界面68が形成される。この境界面は通常、低温
源の両端の間に在り非常に安定である、すなわち
通常の作動において1〜2mmしか移動しない。
つぎに、加熱用電気抵抗70により(例えば車
輌の蓄電池から電流を供給されて)室67の温度
が変えられると、境界面68はカロダクト64の
中を移動する。室67の温度が上ると、境界面6
8は蒸発器65の方向へ移動し、低温源66が凝
縮性ガスに与える冷却表面が減ずる。従つて蒸発
器65が放熱する熱量は減じ、その結果、蒸発器
65を形成するシヨツクアブソーバ・カートリツ
ジの温度、そしてオイルの温度が上る。車台の対
地間隔は従つて増す。
他方、電気抵抗70の加熱効果を減ずることに
より室67の温度が下ると、境界面68は室67
の方へ移動し、凝縮性ガスに与えられる冷却表面
66の放熱冷却面積が増し、蒸発器65の温度お
よび懸架要素のオイル温度が下る。その結果、車
輌の対地間隔は減ずる。
かくて、かかる装置により、単に電気抵抗70
により室67内の温度を調整して車台の対地間隔
を調整することが可能である。車輌が移動して、
その結果、エネルギの発散がある時にのみ本装置
は活動化することは明らかである。
対地間隔を調整するかかる装置は重車輌の特定
の運用状況、たとえば泥寧(ねい)地または砂地
の場合に明確な利点を有する。車輌の対地間隔の
増加は、車輌が沈んで泥に吸いとられない、また
は砂に埋れてしまわないことを保証することがで
きる。
第7図は作動原理を第6図に説明的に図解され
た、車輌の対地間隔を調整する装置の工業化実施
例である。
本図において、懸架装置25は第3図に示すも
のと同じであり、カロダクトすなわちヒートパイ
プ50の部分45は、カロダクト50の容量より
も明らかに大きい容量を有し内部に加熱用電気抵
抗71が設けられたタンクまたは室に連通する。
この室またはタンク69は予定温度範囲内で凝縮
しないガスを含み、気密状態でハウジング33内
に延在しカロダクト50の部分45に接がる端末
要素72を設けられる。室69とハウジング33
の間にOリング73によりシールが施こされる。
室69の上部に設けたプラグ74により、室に
非凝縮性ガスを充填することができる。
車輌の各懸架装置毎に1個の室69を設けるこ
とができ、室69に車輌の蓄電池の如き適当な源
から電気が供給される。
車輌の対地間隔を調整するこの装置は第6図を
参照して記載されたものと同様に作動する。前記
の種々の実施例において変形として、凝縮性ガス
を含むチユーブをカロダクトを構成する導管内に
配設することもできる。
本発明により与えられるカロダクトはカロダク
トの型式により異なる温度の境界値を越えて始め
てシヨツクアブソーバ・カートリツジ8,14,
36,55により発生する熱を除去し始める。
この境界値を適正に選んだ場合、低温において
層状化効果によりカロダクトは閉塞したまま、オ
イルを急速に加熱することができる。カロダクト
に対応する温度境界値を越えると、カロダクトは
効率を上げながら作動し始め、層状化中に生じた
熱を伝達する。
よつて最適作動温度までオイルを急速に加熱す
る結果となる。
他方、シヨツクアブソーバ・カートリツジで発
生する熱が少なく、周囲温度がカロダクトの始動
境界値よりも低いならば、カロダクトは閉塞して
オイルの冷却を遅らせる。始動温度50℃で、約
120℃まで有効な水のカロダクトを用いると、本
発明の意図する用途において境界効果を最大限に
利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はカロダクトすなわちヒートパイプを設
けられた油空圧式懸架装置の説明図的縦断面図、
第2図はカロダクトを設けられた第2の油空圧式
懸架装置の説明図的軸方向断面図、第3図は作動
中にオイルが発散した熱を放熱するカロダクトを
設けられた懸架装置の実施例の軸方向断面図、第
4図は車台に接がるカロダクトをそれぞれ設けら
れた2個の油空圧式懸架装置を示す、本発明の第
2の実施例の半分は軸方向断面を、半分は正面を
表わす図、第5図は第4図のV−V線にそう断面
図、第6図は油空圧懸架装置において、カロダク
トと、車台の対地間隔を調整するための調整自在
の熱源を含む室と、の組合せの原理を説明する
図、第7図は第6図に説明する原理を用いる、本
発明の第3の実施例の軸方向断面図。 25……懸架装置、26……シリンダ、27…
…可撓ダイヤフラム、29……ピストン、33…
…ハウジング、36……シヨツクアブソーバ・カ
ートリツジ、37……オイル、42……自由表
面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シリンダー3,15,28,56内を移動可
    能のピストン2,16,29,34と、該シリン
    ダに接続され、ガスと該ガスから可撓性ダイヤフ
    ラム5,27により隔離された流体とを収容する
    ガス蓄圧器と、前記ピストンと前記ダイヤフラム
    との間で前記液体中で前記シリンダに固設された
    シヨツクアブソーバ・カートリツジ8,14,3
    6,55と、前記液体を冷却しそれによつて車台
    52の対地間隔を調整するための冷却装置とから
    成る重車輌用の油空圧式、特にオレオニユーマチ
    ツク式車輌懸架装置において、前記冷却装置は、
    高温源である前記シヨツクアブソーバ・カートリ
    ツジ8,14,36,55の熱伝導性が高く熱容
    量の大きい材料で作られた構成部材80を低温源
    である前記車台52又は懸架装置12,25の自
    由表面42,48に接続するカロダクト9,1
    9,50,58を有し、該カロダクトは、前記シ
    ヨツクアブソーバ・カートリツジに接触して気化
    し、前記低温源へ移動して凝縮し、さらに前記カ
    ートリツジに戻るサイクルを繰返えすことができ
    るガスを収容し、前記低温源は前記高温源である
    シヨツクアブソーバ・カートリツジよりも上方に
    配置されていることを特徴とする懸架装置。 2 前記カロダクト50が、前記シヨツクアブソ
    ーバ・カートリツジ36の内部から前記シリンダ
    28に固定されて中に車輪支持アーム32が延在
    するハウジング33の自由表面42まで延在する
    閉導管38,43,45により構成され、該閉導
    管は前記シリンダの壁および前記ハウジングの中
    に設けられ、また前記シリンダの壁と前記ハウジ
    ングとの間、および前記カートリツジと前記シリ
    ンダの壁との間の各接目に前記閉導管を密封する
    ための装置が設けられることを特徴とする、特許
    請求の範囲第1項に記載の懸架装置。 3 前記カロダクト58が、前記シヨツクアブソ
    ーバ・カートリツジ55の内部から車台52まで
    延在する閉導管により形成され、先ず、前記シリ
    ンダ56の壁、次に該シリンダに固定されて中に
    車輪支持アーム53が延在するハウジング33の
    中に形成され、前記ガスの凝縮器を形成する前記
    車台に終つており、該ハウジング33と該シリン
    ダ56の壁との間、および該ハウジング33と該
    車台52との間の各接目に前記閉導管を密封する
    ための装置が設けられていることを特徴とする、
    特許請求の範囲第1項に記載の懸架装置。 4 前記懸架装置25およびシヨツクアブソー
    バ・カートリツジ36の予定温度範囲内で凝縮し
    ないガスと加熱用電気抵抗70,71のような熱
    源とを内蔵する室67,69に、前記カロダクト
    50,64が前記低温源43,66を貫通して開
    口し、該加熱用電気抵抗の調整によりカロダクト
    中の2つのガスの境界面68を移動させて、前記
    懸架装置25の液体の温度、従つて車輌の対地間
    隔を制御することができることを特徴とする、特
    許請求の範囲第1項から第3項までのいづれか1
    項に記載の懸架装置。 5 前記室67,69の容積が前記カロダクト5
    0,64の容積より大きく、前記カロダクト5
    0,64が前記懸架装置25のハウジング33に
    終るか、前記車台52に終るかによつて前記室が
    前記ハウジング33または前記車台52に取付け
    られることを特徴とする、特許請求の範囲第4項
    に記載の懸架装置。 6 凝縮性ガスを内蔵するチユーブが前記カロダ
    クト50,58を構成する前記閉導管内に配設さ
    れることを特徴とする、特許請求の範囲第1項か
    ら第5項までのいづれか1項に記載の懸架装置。 7 前記シヨツクアブソーバ・カートリツジ36
    に半径方向に形成されて前記シリンダ23の壁に
    開口する前記カロダクトの閉導管の第1の部分
    に、高温源である前記シヨツクアブソーバ・カー
    トリツジ36に設けられた端末室39が連通して
    いることを特徴とする、特許請求の範囲第1項か
    ら第6項までのいづれか1項に記載の懸架装置。 8 前記カロダクト9,19,50,58は凝縮
    性流体として水を内蔵していることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項から第7項までのいづ
    れか1項に記載の懸架装置。
JP59264377A 1983-12-14 1984-12-14 油空圧式車輌懸架装置 Granted JPS60146709A (ja)

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