JPH0337725Y2 - - Google Patents

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JPH0337725Y2
JPH0337725Y2 JP1986099409U JP9940986U JPH0337725Y2 JP H0337725 Y2 JPH0337725 Y2 JP H0337725Y2 JP 1986099409 U JP1986099409 U JP 1986099409U JP 9940986 U JP9940986 U JP 9940986U JP H0337725 Y2 JPH0337725 Y2 JP H0337725Y2
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spray
nozzle
nozzle pipe
pipe
tip
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の車体等に形成される袋状部
分の内周面に防錆塗装をするのに好適な噴霧ノズ
ルに関するものである。
(従来の技術) 例えば自動車の車体にはフロアとサイドシルで
構成される如く断面扇状をなす袋状部分が多い。
その袋状部分が形成された後に、必要に応じて内
面防錆のための塗装を施す場合に、内面全周へ扇
形状に噴霧する式のノズルが使用されていた。
この従来の噴霧ノズルは第6図に示すように、
先端202が閉塞され均等な管径を有するノズル
管201の周壁203に、同方向に長孔による噴
霧口204…を前後方向に間隔を保つて穿設した
構造である。
この噴霧ノズル200を塗装される袋状体の壁
面に穿設した開口部から内部に挿入し、塗装後に
流れ出さないような高粘度の防錆塗料を噴霧口2
04…から噴霧205…して袋状部分の内周面を
塗装していた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の噴霧ノズルは管径が
均等であり、かつ先端が閉塞されているため、第
6図のように先端に近い噴霧口から噴出される流
量に比較して基端寄りの噴霧口からの噴出流量の
方が少なく、袋状部分の内周面に塗装むらが生じ
易い。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために本考案は、ノズル
管の先端に、当該ノズル管内に突出して前記複数
の噴霧口に対する流体噴出量を基端寄り側から段
階的に絞り規制するノズル管の先端側から順に円
筒面部とテーパー面部とを交互にノズル管の基端
に向かつて小径となるように形成する流量規制部
を備えたプラグを液密的に挿着した。
(作用) 上記手段によればノズル管の基端側から供給さ
れる塗料の流量が流量規制部により段階的に抑制
され、均一な噴霧を得ることが出来る。
従つて実施例のようなフロアFとサイドシルS
とインナシルIとで囲まれた袋状体の内面に扇形
状噴霧による防錆塗装を施す場合、塗装むらを生
じることなく均一に防錆塗装を噴霧するることが
できる。
(実施例) 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
第1図は本考案に係る噴霧ノズルの要部断面
図、第2図は第1図のA−A線断面図であり、図
に示すように噴霧ノズル1は、先端に開口部2a
を有する管状のノズル管体2とその開口部2aを
液密的に閉塞する段付プラグ3とから構成され
る。
前記ノズル管2の先端寄りの周壁2bにはノズ
ル管2の軸線と直角な方向、即ち周方向を長手方
向とし、且つ管直径方向に対向して対をなす長孔
により前後に適宜間隔を保つて複数組の噴霧口2
1,22,23が穿設される。前記複数組の噴霧
口21,22,23は、その噴霧口21,22,
23から噴出される塗料の噴霧が塗装される袋状
部分の内周全面にわたるように、各組毎に開口方
向、即ち位相をノズル管2の周方向にずらして穿
設される。
一方ノズル管2の先端の開口部2aに取付けら
れる段付プラグ3は、その基端側からノズル管2
の外径と略同径のつば部31と、ノズル管2の開
口部2a内に嵌合される取付部32と、先端に向
い段階的に小径となる段付流量規制部33とから
構成される。
前記段付流量規制部33には、ノズル管2の開
口部2a側の第1の噴霧口21に対応する第1の
円筒面部33aと、その第1の円筒面部33aよ
り小径で第2の噴霧口22に対応する第2の円筒
面部33bと、その第2の円筒面部33bより小
径で第3の噴霧口23に対応する第3の円筒面部
33cとが設けられる。また前記各円筒面部33
a,33b,33cの各々の先端側にはテーパー
面33d,33e,33fがそれぞれ形成されて
いる。
上記段付流量規制部33を備えた段付プラグ3
は、これの先細状に形成された先端3aを前記ノ
ズル管2の開口部2aから挿入して取付部32を
ノズル管2の先端開口部2a内に嵌合させた後、
つば部31を開口部2a端面にろう付等により液
密に固着する。
尚、ノズル管2に対し段付プラグ3を、着脱自
在に液密に螺着しても良い。
以上のように構成された噴霧ノズル1のノズル
管2の基端側から、高粘度の防錆用塗料を数Kg/
cm2に加圧し、同程度に加圧された空気と混合し
た混気ワツクスとして供給することにより、各噴
霧口21,22,23から混気ワツクスを扇形状
噴霧として噴出する。この時ノズル管2とプラグ
3における流量規制部33とにより、流路の断面
積が先端に行くほど狭縮しているため、噴霧口2
1,22,23への流量は基端側から段階的に規
制され、即ち先端に近いほど規制される。その結
果、ノズル管2に穿設された全数の噴霧口21,
22,23から均一な扇形状噴霧が得られる。
従つて第5図に示す如く、自動車の車体におけ
るフロアFとサイドシルSとインナシルIとで囲
まれる断面扇状の袋状部分の内面に防錆塗装をす
る場合に、開口側から本考案の噴霧ノズル1を挿
入して噴霧すれば塗装むらのない均一な塗装をす
ることが出来る。
次に第2実施例を第3図に基づいて説明する
と、噴霧ノズル11は流量規制部11の各テーパ
面33d,33e,33fが、ノズル管2の噴霧
口21,22,23にそれぞれ対応するように構
成されたものであり、他の構成は第1実施例と同
様である。
また第4図に示す第3実施例の噴霧ノズル10
1は、ノズル管2に設けた噴霧口121,12
2,123がノズル管2の軸線に対し傾斜した長
孔により形成されており、他の構成は第1実施例
と同様である。
(考案の効果) 以上で明らかな如く本考案によれば、ノズル管
の内部に、噴霧口に対応する流量規制部を設けた
ため、ノズル管の基端側から供給される流体の流
量が段階的に規制され、各噴霧口から吐出される
噴出流量が同量となるため均一な噴霧が得られ
る。従つて特に袋状体内面に均一な塗装を施すこ
とが可能となり、防錆効果も向上する。
また、ノズル管は同径であるため、短い区間で
も容易に多数の噴霧口の加工が可能であり、更に
プラグの加工も、例えば無垢の部材を削り出して
製作することが出来るため短小小径のテーパー付
円筒プラグの加工は簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る噴霧ノズルの要部断面側
面図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3図
は第2実施例の要部断面側面図、第4図は第3実
施例の側面図、第5図は噴霧ノズルの使用状態を
示す図、第6図は従来の噴霧ノズルの側断面図で
ある。 2…ノズル管、2b…周壁、21,22,2
3,121,122,123…噴霧口、3…プラ
グ、33…流量規制部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 袋状体の内部に挿入され、先端が閉塞される
    同径のノズル管の先端寄り周壁に先端側から前
    後方向に適宜間隔を保つて複数の噴霧口を穿設
    し、該ノズル管に基端側から供給される流体を
    前記複数の噴霧口より噴出する噴霧ノズルにお
    いて、 前記ノズル管の先端には、当該ノズル管内に
    突出して前記複数の噴霧口に対する流体噴出量
    をノズル管の基端寄り側から段階的に絞り規制
    するノズル管の先端側から順に円筒面部とテー
    パー面部とを交互にノズル管の基端に向かつて
    小径となるように形成する流量規制部を備えた
    プラグを液密的に挿着したことを特徴とする噴
    霧ノズル。 (2) 前記実用新案登録請求の範囲第1項におい
    て、前記複数の噴霧口をノズル管の周壁の前記
    円筒面部に対応する位置に穿設したことを特徴
    とする噴霧ノズル。 (3) 前記実用新案登録請求の範囲第1項におい
    て、前記複数の噴霧口をノズル管の周壁の前記
    テーパー面部に対応する位置に穿設したことを
    特徴とする噴霧ノズル。 (4) 前記実用新案登録請求の範囲第1項乃至第3
    項の何れかにおいて、前記複数の噴霧口は、前
    記ノズル管の直径方向に対向して略周方向に設
    けられた対をなす長孔を1組とし、且つ該対を
    なす長孔が周方向に位相をずらして前後方向に
    複数組設けられたものであることを特徴とする
    噴霧ノズル。 (5) 前記実用新案登録請求の範囲第4項におい
    て、前記流体は防錆用の混気塗料であり、前記
    ノズル管を断面扇形をなす袋状体の内部に挿入
    して、前記複数の噴霧口から噴出される前記混
    気塗料の扇形状噴霧により、前記袋状体の内面
    を均一に防錆塗装することを特徴とする噴霧ノ
    ズル。
JP1986099409U 1986-06-27 1986-06-27 Expired JPH0337725Y2 (ja)

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JP1986099409U JPH0337725Y2 (ja) 1986-06-27 1986-06-27

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JPS636063U JPS636063U (ja) 1988-01-16
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5425047U (ja) * 1977-07-22 1979-02-19
JPS584189B2 (ja) * 1973-06-15 1983-01-25 ダイヤモンドデンキ カブシキガイシヤ ナイネンキカンテンカソウチ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS584189U (ja) * 1981-07-02 1983-01-11 三菱重工業株式会社 散布装置

Patent Citations (2)

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