JPH0337706Y2 - - Google Patents

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JPH0337706Y2
JPH0337706Y2 JP7262986U JP7262986U JPH0337706Y2 JP H0337706 Y2 JPH0337706 Y2 JP H0337706Y2 JP 7262986 U JP7262986 U JP 7262986U JP 7262986 U JP7262986 U JP 7262986U JP H0337706 Y2 JPH0337706 Y2 JP H0337706Y2
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dehydration
pressure
dehydrated
air removal
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
「考案の目的」 本考案は高圧脱水フイルターの考案に係り、脱
水効率又はエヤ抜き効率を高めると共にフイルタ
ーに対する被処理材の結合附着を大幅に縮減し、
成形物表面における平滑性を確保すると共に反覆
使用を平易に実施し得るようにしたものである。 産業上の利用分野 セラミツク材の脱水加圧成形、食品の脱水成
形、プラスチツクの射出成形ないしそのエヤ抜き
などに用いられる高圧脱水フイルター。 従来の技術 セラミツク材製造時における加圧脱水成形、各
種食品成形体を得る場合の脱水成形などにおいて
高圧脱水用のフイルターが脱水孔の如きに用いら
れることは周知の如くで、又プラスチツクの射出
成形などにおいてはエヤー抜きを用いることが不
可欠である。即ちこのような高圧脱水用フイルタ
ーとして従来採用されているものは相当の耐圧性
が要求されることから金属その他の無機質物によ
る多孔質焼結体が採用されている。 考案が解決しようとする問題点 上記したような従来のものにおいて加圧脱水な
いしエヤー抜きし得ることは当然であるが、脱水
成形物の表面をそれなりに平滑とするためには金
属などの焼結成形フイルターを得るための粉粒素
材を微細化し微小孔径をもつた脱水フイルターを
用いることが必要である。ところが斯うした微小
孔径のフイルターを用いた場合においては脱水な
いしエヤー抜き効率が低下せざるを得ず、このた
め高圧力による加圧脱水ないしエヤー抜きを必要
とし、設備的に不利を伴う。 この間の事情について更に説明すると、前記の
ような無機多孔質焼結体の孔径は一般的に被脱水
粉粒径の10倍以上が必要であり、この孔径が10倍
未満の場合には50〜200Kg/cm2のような比較的低
圧で目詰りを生じ、これを高圧としても目詰りで
脱水不能となる。しかして前記孔径が一般的に30
倍以上となると、目詰りは殆んどないとしても水
と共に被脱水粒子がフイルターを透過することと
なるので、実地的にはそれらの間の目詰りの生ず
る状態のものを使用せざるを得ない。例えば最終
圧が1000Kg/cm2であるとフイルター孔径は被脱水
粉粒体径の15倍以上を必要とし、この脱水最終
圧は脱水成形すべき製品の必要強度や比重によつ
て異るが、脱水やエヤー抜きの効率を高め能率的
な作業を行うためには無機多孔質焼結体の粒径を
大にしてできるだけ大きな孔径をもつたものを用
い、又高圧力で加圧脱水し或いはエヤー抜きする
ことが必要であり、このようにして加圧脱水ない
しエヤー抜きすると、脱水成形し或いはエヤー抜
きされた被処理成形体のフイルター接合面がフイ
ルター中に喰い込んでフイルターからの剥脱が困
難となり、又この剥脱時に部分的な凸部が残ると
共に欠損による凹入部が発生し、これを修正する
ため抜き取り後に後工程として研削、研磨その他
の表面仕上げをなすことが必要となり、加圧脱水
が若干効率化してもこのような後処理のための手
入れ工数が増大してそのメリツトはない。 しかも上記のようにして脱水またはエヤー抜き
に使用されたフイルターにおいては上記したよう
に被脱水物の粉粒がフイルターの孔隙に進入固結
して目詰りを発生し、再使用できないことにな
り、一般的に1度毎の使い捨て方式によらざるを
得ない決定的不利を伴う。 「考案の構成」 問題点を解決するための手段 無機多孔質焼結体による耐圧フイルター部材の
内面にポリテトラフルオロエチレン多孔質組織材
を取付け一体化したことを特徴とする高圧脱水用
フイルター。 作 用 無機多孔質焼結体による耐圧フイルター部材に
より高圧脱水時の耐圧性を確保し、しかも該耐圧
フイルター部材に比較的大き孔径を得しめて脱水
の効率化を図らしめる。 ポリテトラフルオロエチレン多孔質組織材によ
つて被処理物粉粒の通過を阻止し、該被処理物粉
粒の耐圧フイルター組織中への進入を防止し目詰
りをなからしめる。 上記のようにフイルター部材の孔隙組織に被処
理物粉粒の進入目詰りがないことから無機多孔質
組織体の孔径と被処理物粉粒体径との間における
制限がなくなり、同じ孔径のフイルター部材によ
つて被処理物の性状や脱水圧の変化に充分に即応
せしめ最終圧を自由に設定することが可能とな
る。 又上記のようにフイルター部材における目詰り
が阻止されるので使い捨て方式による必要がな
く、特に1回の脱水またはエヤー抜き毎にフイル
ター部材を交換廃棄するようなことなく、反覆使
用せしめ得る。 実施例 上記したような本考案によるものの具体的な実
施態様を添附図面に示すものについて説明する
と、第2図に示すような金型10におけるキヤビ
テイの一部に脱水孔9を形成し、この脱水孔9に
フイルター1を設けた被脱水物8をキヤビテイ内
に装入し、上型などの加圧手段7で加圧し前記被
脱水物8の脱水を図るような場合の前記フイルタ
ー1として焼結金属多孔体3を用いること自体は
上記した従来からのものと同様であが、本考案に
おいては第1図に示すように該焼結金属多孔体3
として平均粒径が3〜15μmのような従来のもの
における最終加圧との対応において比較的大径の
粉粒を用いた焼結体3を採用し、このような焼結
体フイルター3の内面にポリテトラフルオロエチ
レン多孔質組織材4を貼着したものを用いるもの
であ。 前記したポリテトラフルオロエチレン多孔質組
織材4としてはポリテトラフルオロエチレン膜を
圧延、延伸することにより無数の微小結節部の間
に多数の微細繊維がくもの巣状に形成されたもの
として得られ、その平均孔径は0.2〜1μmの如く
であつて、空孔率としては90%以上のようなもの
も得られるが、上記したような本考案の場合には
この空孔率は20〜70%、特に30〜60%程度とする
ことが好ましく、又その厚さについては300μm以
上とすることが適切である。即ち空孔率が70%以
上であつたり、或いは厚さが300μm以下のような
場合においては前記したように相当の高圧となる
脱水処理条件において無機多孔質焼結体を構成す
る粒子が該多孔質組織材4の表面に突出し、本考
案の目的とする平滑なフイルター接合面を得難く
する傾向がある。 なお上記のようなポリテトラフルオロエチレン
多孔質組織材4の孔径としては被処理物の組成粉
粒の2分の1から2倍程度のものを採用すること
が好ましく、それによつて高圧脱水処理時におけ
る粉粒の通過を的確に阻止し、しかも円滑な透水
またはエヤー抜き時の空気通過を図ることができ
る。 本考案によるものの具体的な製造例ないしその
使用例について具体的に説明すると以下の如くで
ある。 平均粒子径が0.5μmのアルミナ粉末を用い、濃
度30%程度として調整されたスラリーを前記した
第2図に示す如き脱水孔9を有している金型10
に装入し、加圧手段7により最終加圧力を600
Kg/cm2で脱水処理するに当り、前記脱水孔9に用
いられた焼結金属フイルター3としては平均孔径
5μm、気孔率40%で厚さが5mm、径50mmのもの
を用い、該フイルター3の内面に平均孔径0.4μm
で気孔率が60%であり、厚さが0.5mmのポリテト
ラフルオロエチレン多孔質組織膜4をエポキシ系
接着剤2で貼着したものを採用し脱水処理した。 然してこのような使用結果を、前記多孔質組織
膜4を用いない比較例によるものと対比して示す
と次表の如くである。
【表】 「考案の効果」 以上説明したような本考案によれば、セラミツ
クス材や食品ないしプラスチツクなどの脱水成形
ないしエヤー抜きに際し有効な作用を発揮せし
め、平滑な被脱水成形体を的確に得しめると共に
充分な反覆使用を図り、成型後の仕上工程を省略
し、一方フイルターを交換することなしに円滑な
脱水成形処理を実施せしめ、更には孔径を異にし
たフイルターを準備することなしに最終圧を自由
に設定せしめるなどの効果を有しており、工業的
にその効果の大きい考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の技術的内容を示すものであつ
て、第1は本考案によるフイルターの断面図、第
2図はその脱水金型への取付け使用状態の断面図
である。 然してこれらの図面において、1はフイルタ
ー、3は焼結金属多孔体、4はポリテトラフルオ
ロエチレン多孔質組織材、7は加圧手段、8は被
脱水物、9は脱水孔、10は金型を示すものであ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 無機多孔質焼結体による耐圧フイルター部材の
    内面にポリテトラフルオロエチレン多孔質組織材
    を取付け一体化したことを特徴とする高圧脱水用
    フイルター。
JP7262986U 1986-05-16 1986-05-16 Expired JPH0337706Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7262986U JPH0337706Y2 (ja) 1986-05-16 1986-05-16

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JP7262986U JPH0337706Y2 (ja) 1986-05-16 1986-05-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62187605U JPS62187605U (ja) 1987-11-28
JPH0337706Y2 true JPH0337706Y2 (ja) 1991-08-09

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