JPH0337627B2 - - Google Patents

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JPH0337627B2
JPH0337627B2 JP7347984A JP7347984A JPH0337627B2 JP H0337627 B2 JPH0337627 B2 JP H0337627B2 JP 7347984 A JP7347984 A JP 7347984A JP 7347984 A JP7347984 A JP 7347984A JP H0337627 B2 JPH0337627 B2 JP H0337627B2
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JP
Japan
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layer
waterproof
asphalt
joint
waterproof layer
Prior art date
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Expired
Application number
JP7347984A
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English (en)
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JPS60215966A (ja
Inventor
Junkichi Sodai
Takashi Myamoto
Mitsuru Kikuchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP7347984A priority Critical patent/JPS60215966A/ja
Publication of JPS60215966A publication Critical patent/JPS60215966A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、アスフアルト防水板よりなる無蓋箱
体を用いた防水層の保護押え層施工法に関する。 従来、建造物屋上等の防水層の上面にはコンク
リート又はセメントモルタルを打設して、防水層
上に直接、厚さ5〜10cmの保護押え層を形成し
て、人の歩行、屋上の利用をはかつているのが通
常である。しかし乍ら、かゝる保護押え層は、夏
季など膨脹伸長して、側壁立ち上り隅部の防水層
を押圧して損傷を与え、漏水事故発生のおそれが
ある。又、温度差による伸縮,建造物の振動,挙
動のため亀裂,破断が起り易く、この亀裂が下層
の防水層に波及し損傷を与え漏水するおそれがあ
る。かゝる欠点を防止するため、従来は、通常3
〜4m間隔に所定高さの長手の発泡プラスチツク
等の弾性目地材を、縦横格子状に固定モルタルで
直立状態に固設し、1昼夜以上放置固化せしめた
後、この格子状内の区画された多数の充填用凹部
空間内に、コンクリート,セメントモルタル等を
目地材の高さまで注入充填して保護押え層を形成
する。このように上記従来の保護押え層の形成に
は、コンクリート等の注入充填前に予め目地材に
よるコンクリート注入用凹部空間の区画形成作業
が極めて煩らわしく、且つ時間を要し能率的でな
いばかりでなく、且つ防水層上面に直接注入結着
されたコンクリート等の亀裂,動きなどにより、
下層防水層が損傷して漏水事故となることを十分
防止することが出来ない実情である。 又、上記のような理由及びその他の理由で、漏
水事故が発生し修繕を要する場合、又は建造物が
古くなり防水層が老朽化して取り換える場合に
は、従来は防水層上のコンクリート,セメントモ
ルタル等の保護押え層を破壊して除去する必要が
あり、その作業は面倒且つ非能率的であるばかり
でなく、防水層の修繕,交換後、新しいコンクリ
ート,セメントモルタル等の保護押え層の注入充
填を要し、該保護押え層をそのまゝ再使用できず
不経済であつた。 殊に現今の巨大なコンクリート建造物の漏水事
故の場合、水が各処をまわつて漏水するので、防
水層の損傷箇所が分り難く、コンクリート押え層
を広範囲に、殆んど全面的に破壊除去して、防水
層の修繕又は、交換をしないと、防水の完全が期
せられず、この為に要する人手と費用は多大であ
り、且つ都会地の場合、現在使用中の建造物屋上
のコンクリート押え層の叩壊除去作業は非常に支
障が多い。 本発明は、かゝる従来の方法の不都合を解消
し、容易迅速に防水層の保護押え層を形成できる
と共に、柔靭性あるアスフアルト防水板よりなる
無蓋箱体を用い、そのアスフアルト質裏面を防水
層上面に接触して敷設し、防水層の損傷を防ぎ、
且つ、防水層の修理や交換に際して、保護押え層
を破壊することなく、迅速に除去し得られ、又そ
のまゝ再使用し得られるようにした、防水層の保
護押え層施工方法を提供するものである。 即ち、アスフアルト15〜40重量%、充填材60〜
85重量%を主材とし、防水シート又は繊維質シー
トを積層して補強したアスフアルト防水板よりな
る無蓋箱体を用い、該無蓋箱体の多数を建造物屋
上等の防水層の上面に、直接又は、その防水層の
上面に貼着した断熱材層を介して、目地を存して
敷き並べ、該目地に柔軟目地材を装填し、その無
蓋箱体内にコンクリート,セメントモルタルある
いは砂利を填充することを特徴とする防水層の保
護押え層施工法である。 次に本発明の実施例を図面に基き説明する。 第1図は、本法に用いる無蓋箱体5の基材とな
るアスフアルト防水板1の斜視図である。該アス
フアルト防水板1は、アスフアルト15〜40重量
%,充填材60〜85重量%を主材としたアスフアル
ト質層2と防水シート又は繊維質シート4を積層
して補強した板状体である。用いるアスフアルト
は、針入度10〜40のブローンアスフアルト,針入
度10〜100のストレートアスフアルト等であつて、
その軟化点は屋上等で直射日光にさらされるので
60℃以上、好しくは80℃以上が好しい。尚、適宜
合成ゴム,合成樹脂等を混入して、弾力性,感温
性,強靭性を向上せしめると好しい。充填材とし
ては、炭カル,硅石粉,タルク,パーライト等の
鉱物粉粒物,コルク粉,プラスチツク粉,タイヤ
屑などの有機質粉粒物,石綿,ガラス繊維又は有
機質の短繊維等を用い、アスフアルトと共に加熱
混練して、圧延ロール,プレス加工等により板状
に型成して、防水シート又は、繊維質シートと積
層する。厚さは、5〜30mm程度が最適で、使用場
所により適宜選択して用いる。アスフアルトの配
合量が15重量%以下,充填材の配合量が85重量%
以上になると防水板が脆くなり、柔靭性が悪くな
る。又、アスフアルト40重量%以上,充填材が60
重量%以下になると、この目的に用いる防水板と
しての強度,剛性が弱く、変形し易くなる。 該アスフアルト質層2に積層して補強する役目
の防水シート又は繊維質シートとしては、アスフ
アルトフエルト,ルーフイング,各種合成高分子
ルーフイング類,又は、ガラス繊維,合成繊維,
動植物性繊維の織布,不織布網状シートであつ
て、乏等の繊維質シートには、アスフアルト,合
成樹脂,ゴムなどの防水剤を含浸して使用するこ
とが好しい。防水シート又は繊維質シート4は、
アスフアルト質層2の外面に貼着、又は内部に積
層し、防水板を補強し、その亀裂、破断を防止し
且つ、柔靭性を附与し、防水層又は断熱材層と弾
性的に接触して、その保護性能を良好ならしめ
る。
【表】
【表】 表−1に、該アスフアルト防水板1の性状試験
結果を示し、比の目的のために適合する有効性状
を示す。 この試験に於て、たわみ試験は、ASTM−
D994により52℃,25mm以下合格、脆度は、
ASTM−D994により5℃,0.4Kgの鉄球を落下さ
せ亀裂のないことを合格とした(但し落下高さ
は、14mm厚以下は30cm,15mm厚以上は60cm) 曲げ強さは、建設省日本道路公団の規格試験に
よる。引張強度は、引張速度100mm/min,20℃,
にて測定。吸水率は、ASTM−D994による。 寸法安定性は、60℃,120時間水中浸漬後の寸
法変化を測定した。圧縮強度は、50%圧縮時の強
度でASTM−D545による。圧縮回復率は、
ASTM−D545の試験法によつた。 第2図は、アスフアルト防水板1を成形してな
る無蓋箱体5の斜視図を示し、底板5a及び四囲
側壁板5bとからなり、上面を開放した方形枠体
である。一般にその寸法形状は自由であるが後記
するように、その中に充填硬化したコンクリート
又はセメントモルタルを入れたまゝ少人数の作業
員で運搬できる程度の比較的小型重量とする。 例えば縦横約(1m×1m)、深さ,即ち高さ
は5〜10cm位にすると好適である。この無蓋箱体
5の製造は、アスフアルト防水板1を5〜10cm巾
に細長く裁断して四囲側壁板5bの枠体を作り、
底板5aを底面から接着する方法、又は、加熱し
て型枠にプレス成型する方法等により容易に作る
ことが出来る。 かゝる第2図示の無蓋箱体5を多数用意し、第
3図示の如く建造物屋上等のコンクリート下地面
6に施工したアスフアルト−フイング等の防水層
7の上面に直接又は、その上面に施工した断熱材
層(図示せず)を介して、所定間隙の目地8、例
えば10〜30mm程度を存して、縦横複数列その所要
数敷き並べる。かくして形成された縦横に複数本
格子状に走る目地8内に、これに応じて密接装填
し得る、予め長手に成形又は裁断された例えばプ
ラスチツク発泡体からなる所定寸法の柔軟目地材
9を装填する。勿論この柔軟目地材9は、かゝる
発泡体に限らず緩衝材として役立つならば、弾性
ゴム,液状ゴム,合成樹脂,瀝青物等適宜の定
形,不定形の目地材を使用することが出来る。こ
のように予め無蓋箱体5,5によりその相隣る対
向する側壁板5b,5b間に、目地8が容易に正
確に形成し得て便利であつて、その目地形成作業
は従来に比して極めて簡単である。 次にこの各箱体5に予め調合した生のコンクリ
ート又はセメントモルタル10を注入充填し、そ
の四囲側壁板5bの上端と同じ高さまで平坦にな
らしこの状態で乾燥固化せしめて、防水層7の保
護押え層が形成せられる。 尚プラスチツク発泡体等の柔軟目地材9の上面
は、防水性シール材を塗布、被覆し、更に必要に
より目地セメント等で仕上げる。 又第4図示の如く、コンクリート又はセメント
モルタル10を注入充填する前に、目地内に柔軟
目地材9を装填し、該目地材の上面と、その両側
の側壁板5b,5bの上端をまたいで、断面コ字
状の目地キヤツプ11を上方より嵌め込み、しか
る後にコンクリート等を目地キヤツプ11の上端
面まで充填すれば、水の浸入が完全に防止出来、
且つ目地の通つた外観の良好な格子状目地が形成
出来る。又この目地キヤツプの色彩を適当に選択
すれば、美観的意匠の床面とすることが出来る。
目地キヤツプ11の材質は、耐磨耗性,耐候性,
弾力性の合成ゴム,合成樹脂が好しい。 尚、第3図,第4図は、防水層7の上面に直接
無蓋箱体5を敷設した例であるが、図示していな
いが、断熱材を防水層の上面の敷設して、所謂断
熱防水層とし、その上面に無蓋箱体5を敷き並
べ、前記と同様施工することが出来る。又、該無
蓋箱体内にコンクリート又はセメントモルタルの
代りに、砂利を充填して、防水層の保護押えとす
ることが出来、従来より行はれている砂利撒き保
護押工法と比較して、砂利の移動、及び砂利が防
水層にめり込んで損傷を与える欠点が防止でき
る。 本施工方法はかゝる構成よりなるので、 箱体を所定間隙に敷き並べるだけ目地が形成
でき、従来の目地形成工法より迅速,容易であ
る。 建造物の防水層及その上面の断熱材の修繕,
交換を必要とする場合、その目地を切り開くだ
けで、該無蓋箱体5を分離し、箱体に充填され
た、コンクリート又はセメントモルタル層を破
壊することなく、そのまゝ小人数の作業員で運
搬,除去でき、防水層の点検,修理,交換の終
了後、再び設置して再使用することができる。
従つて従来のようにコンクリート層をハンマー
などで叩解して除去する作業に較べ、その除去
は容易、迅速となり又再使用出来ない状態とな
る不経済が解消される。 防水層や断熱材に接触する該無蓋箱体の裏面
の底板5aは、柔靭性,弾力性に富むアスフア
ルト質層及繊維質シートよりなるので、従来の
コンクリートなどの剛体が直接防水層に接触す
る状態に較べ、押え層の亀裂,破断,ずれ,挙
動による防水層の損傷が防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、アスフアルト防水板の斜視図、第2
図は、無蓋箱体の斜視図、第3図は、本発明防水
層の保護押え施工状態の斜視図、第4図は、目地
の断面図である 1はアスフアルト防水板、2はアスフアルト質
層、3は充填材、4は防水シート、5は無蓋箱
体、5aは底板、5bは側壁板、6はコンクリー
ト下地、7は防水層、8は目地、9は柔軟目地
材、10はコンクリート、11は目地キヤツプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アスフアルト15〜40重量%、充填材60〜85重
    量%を主材料とし、防水シート又は繊維質シート
    を積層して補強した、アスフアルト防水板よりな
    る無蓋箱体を用い、該無蓋箱体の多数を建造物屋
    上等の防水層の上面に、直接又は、その防水層の
    上面に貼着した断熱材層を介して、目地を存して
    敷き並べ、該目地に柔軟目地材を装填し、その各
    無蓋箱体内にコンクリート・セメントモルタルあ
    るいは砂利を填充することを特徴とする防水層の
    保護押え層施工法。
JP7347984A 1984-04-12 1984-04-12 防水層の保護押え層施工法 Granted JPS60215966A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7347984A JPS60215966A (ja) 1984-04-12 1984-04-12 防水層の保護押え層施工法

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JP7347984A JPS60215966A (ja) 1984-04-12 1984-04-12 防水層の保護押え層施工法

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JPS60215966A JPS60215966A (ja) 1985-10-29
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