JPH033746A - リフター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はワークを上昇移動させるためのリフターに関す
る。

（従来の技術） 例えば、ワークを複数の加工工程を経て製品化する場合
には、加工ステージを所定間隔毎に配置し、それぞれの
加工ステージに搬送装置によって搬送するようにしてい
る。そして、それぞれの加工ステージでは、リフターに
よってワークを上昇させて加工装置によって種々の加工
を行なうようにしている。このような加工ラインにおい
て、各ステージに設けられるリフターとしては、従来第
３図に示されるようなものが用いられている。

基台１の上方にはリフトテーブル２が上下動自在となっ
ており、このリフトテーブル２を上下動するために、基
台１には駆動軸３が回転自在に上下方向に設置されてい
る。この駆動軸３は基台１に取付けられたスラスト軸受
４とラジアル軸受５とにより基台１に設置されており、
この駆動軸３に形成されたねじ部６には、前記リフトテ
ーブル２に固定されたナツト７がねじ結合されている。

駆動軸３を駆動するために、この駆動軸３に固定された
従動歯車８には、モータ９の主軸１０に固定された駆動
歯車１１が噛合っている。尚、このモータ９は図示しな
い部材により、基台１に取伺けられている。

モータ９の駆動によりリフトテーブル２は」二下動する
ことになるが、この上下動を案内して、リフトテーブル
２が回転しないようにするために、リフトテーブル１を
貫通するガイドロッド１２が基台１に固定されている。

（発明が解決しようとする課題） 前記駆動軸３のねじ部６は、これの回転時の摩擦抵抗を
減少させるために、ボールねじとなっており、ナツト７
内にはボールねじのねじ溝に係合するボールが循環する
ようになっている。したがって、このようなリフターを
用いた場合には、リフトテーブル２の荷重によって、駆
動軸３には回転方向力が作用することになるので、リフ
トテーブル２が上下動している途中で、停電等によって
モータ９への通電が停止されると、リフトテーブル２は
、これの自重が駆動軸３に加わることから、駆動軸３に
回転力が作用し、この駆動軸３が回転することによって
、リフトテーブル２は自重で下降してしまうこととなる
。

また、モータ９を駆動してリフトテーブル２を下降させ
ているときには、リフトテーブル２の荷重でモータ９を
回転させる方向の負荷が加わることになり、モータ９に
回生電流が発生することとなった。

本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので
あり、リフトテーブルの荷重によってこのリフトテーブ
ルを回転させるための駆動軸が回転しないようにするこ
とを目的とする。

（課題を解決するための手段） 」一連した目的を達成するための本発明は、基台に回転
自在に駆動軸を立設すると共に当該駆動軸にねじ部を形
成し、前記ねじ部にリフトテーブルをねじ結合し、モー
タにより前記駆動軸を回転させて前記リフトテーブルを
上下動するようにしたリフターにおいて、前記モータに
固定された駆動歯車と噛合う従動歯車を前記駆動軸に固
定し、前記従動歯車に対して摩擦接触するブレーキディ
スクを前記駆動軸の外側に回転自在に取付け、前記駆動
軸が前記リフトテーブルを上昇させる方向に回転すると
きには、前記ブレーキディスクを回転させ、前記駆動軸
が逆転するときには前記ブレーキディスクの回転を阻止
して前記駆動軸に制動力を付勢する一方向クラッチを、
前記ブレーキディスクと前記基台との間に装着してなる
リフターである。

（作用） リフトテーブルを上下動するための駆動軸には、モータ
により駆動される駆動歯車と噛合う従動歯車が取付けら
れており、この従動歯車にはブレーキディスクが摩擦接
触している。そして、この駆動軸には一方向クラッチに
よって、駆動軸がリフトテーブルを」二昇させる方向に
回転する場合には制動力が解除され、下降させる方向に
回転する場合には制動力を加えるようになっている。し
たがって、リフトテーブルを」二昇させる場合には、制
動力が作用しない状態のもとで、モータによって駆動軸
が駆動され、リフトテーブルを下降させる場合には、リ
フトテーブルの自重によって駆動軸が回転することが防
止される。

（実施例） 以下、図示する本発明の一実施例に基いて本発明の詳細
な説明する。

第１図は本発明の一実施例に係るリフターの概略構造図
、第２図は第１図の要部を示す断面図であり、前記従来
例と共通する部材には同一の符号が付されている。

このリフターは第１図に示すように、モータ９によって
駆動される駆動軸３を有しており、このねじ部６はボー
ルねじとなっており、リフトテーブル２に固定されたナ
ツト７内にはねじ部６と噛合うボールが内蔵されている
。

駆動軸３の下端部３ａには、基台１に装着された」−下
２つのラジアル軸受１５．１６が嵌合し、これらの軸受
１５．１６内で駆動軸３が回転するようになっている。

駆動軸３の下端部３ａには、」二側の軸受１５の真下に
位置させて、環状の歯車部１７ａと一体となったボス部
１７ｂを有する従動歯車１７が固定され、この下側には
ブレーキディスク１８が下端部３ａの回りに、ニードル
軸受１９を介して回転自在に装着されている。このブレ
ーキディスク１８は基台１に固定されたスラスト軸受２
０によって支持されるようになっている。

このブレーキディスク１８と前記従動歯車１７との間に
は、ブレーキシュー２１が組込まれており、ブレーキデ
ィスク１８はこのブレーキシュー２１を介して従動歯車
１７に摩擦接触しており、図示する場合には、ブレーキ
ディスク１８にブレーキシュー２１が固定され、このブ
レーキシュー２１の−に面が従動歯車１７に接触するよ
うになっている。この従動歯車１７は、第１図に示され
るように、モータ９の主軸に固定された駆動歯車２２に
よって回転する。

前記ブレーキディスク１８の外周には内側環状部材２３
ａが固着され、基台１には外側環状部材２３ｂが固着さ
れており、これらの環状部祠によって、ブレーキディス
ク１８を一方向にのみ回転させる一方向クラッチ、つま
りワンウェイクラッチ２３が形成されている。この一方
向クラッチとしてはラチェット式等の種々のタイプのも
のを使用することが可能であり、リフトタープル２を」
二昇させる場合、つまり図示する構造では、第１図にお
いて矢印Ａで示す方向に駆動軸３を回転させる場合には
内側環状部材２３ａと外側環状部材２３ｂとが噛合い、
逆に矢印Ｂで示す方向に駆動軸３つまりブレーキディス
ク１８が回転する場合には、両方の部材の噛合いが解除
される。噛合いが解除される方向に駆動軸３が回転する
場合には、従動歯車１７とブレーキディスク１８との摩
擦によってブレーキディスク１８も回転することになる
。また、噛合う方向に回転する場合には、ブレーキシュ
ー２１を介して従動歯車１７つまり駆動軸３には、前記
摩擦面によって所定の制動力が作用することになる。

次に、図示する本発明のリフターの作動状態について説
明する。

リフトテーブル２を上昇させるには、第１図に示された
モータ９を駆動させて、駆動歯車２２を回転させる。こ
れにより、従動歯車１７が第１図において矢印Ａの方向
に回転し、同方向に駆動軸３が回転し、ねじ部６が右ね
じとなっているので、リフトテーブル２が上昇する。こ
のときには、−方向クラッチ２３はブレーキディスク１
８つまり駆動軸３を自由に回転させる。

リフトテーブル２を下降させるには、モータ９を逆方向
に駆動して従動歯車１７を逆転させることになる。この
ときには、従動歯車１７のボス部１７ｂの下面にはブレ
ーキシュー２１が接触しており、従動歯車１７の回転に
制動力が加えられているので、リフトテーブル２に加え
られている荷重により駆動軸３に矢印Ｂで示す方向の回
転力が加えられても、その回転力は制動されることにな
る。したがって、モータ９の主軸には、その回転を進め
る方向には回転力が加わることがない。これにより、モ
ータ９には回生電流が発生しなくなる。また、リフトテ
ーブル２の上にワークを支持した状態で停電等によって
モータ９への通電が解除された場合には、従動歯車１７
にはブレーキシュー２１を介してブレーキディスク１８
が接触し、このブレーキディスク１８には一方向クラッ
チ２３により回転を阻止する力が加えられているので、
リフトテーブル２は自重で下降移動することがない。

（発明の効果） 以」二のように、本発明によれば、リフトテーブルを」
二下動させるために、モータに取（＝Ｊけられた駆動歯
車と噛合う従動歯車が駆動軸に取付けられており、モー
タによりリフトテーブルを上昇させる方向に駆動軸を回
転するときには、一方向クラッチによって駆動軸には制
動力が加えられず、リフトテーブルを下降させるときに
は、制動力が加えられるようになっているので、リフト
テーブルを下降させる過程で、リフトテーブルの自重で
駆動軸が回転方向の力を受けることなく、モータには回
生電流が発生しない。また、リフトテーブル０ を上下動させる過程でモータへの通電が停止されても、
リフトテーブルが下降する方向には制動力が加えられる
ので、リフトテーブルは所定の−を維持し続けることに
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のリフターの全体を示す断面図、第２図
は第１図の要部を示す断面図、第３図は従来のリフトテ
ーブルの全体を示す断面図である。 １・・・基台、２・・・リフトテーブル、３・・・駆動
軸、９・・・モータ、１７・・・従動歯車、１８・・・
ブレーキディスク、２１・・・ブレーキシュー、２２・
・・駆動歯車、２３・・・一方向クラッチ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 基台に回転自在に駆動軸を立設すると共に当該駆動軸に
   ねじ部を形成し、前記ねじ部にリフトテーブルをねじ結
   合し、モータにより前記駆動軸を回転させて前記リフト
   テーブルを上下動するようにしたリフターにおいて、前
   記モータに固定された駆動歯車と噛合う従動歯車を前記
   駆動軸に固定し、前記従動歯車に対して摩擦接触するブ
   レーキディスクを前記駆動軸の外側に回転自在に取付け
   、前記駆動軸が前記リフトテーブルを上昇させる方向に
   回転するときには、前記ブレーキディスクを回転させ、
   前記駆動軸が逆転するときには前記ブレーキディスクの
   回転を阻止して前記駆動軸に制動力を付勢する一方向ク
   ラッチを、前記ブレーキディスクと前記基台との間に装
   着してなるリフター。