JPH0337204A - 付加重合触媒、該触媒用の開始剤成分及び組成物、並びに重合方法 - Google Patents

付加重合触媒、該触媒用の開始剤成分及び組成物、並びに重合方法

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JPH0337204A
JPH0337204A JP2162988A JP16298890A JPH0337204A JP H0337204 A JPH0337204 A JP H0337204A JP 2162988 A JP2162988 A JP 2162988A JP 16298890 A JP16298890 A JP 16298890A JP H0337204 A JPH0337204 A JP H0337204A
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JP2162988A
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Denis George Harold Ballard
デニス・ジヨージ・ハロルド・バラード
Peter James Inglis Runciman
ピーター・ジエームス・イングリス・ランチマン
Anthony Pickering
アントニー・ピカリング
Rowena J Sellens
ロウエナ・ジヤン・セレンス
Nicholas J Walton
ニコラス・ジヨン・ウオルトン
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Imperial Chemical Industries Ltd
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Imperial Chemical Industries Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F4/00Polymerisation catalysts
    • C08F4/42Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F4/00Polymerisation catalysts

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、重合触媒特に付加重合用触媒(特にビニル系
単量体の付加重合用触媒)、該触媒用C開始剤成分、該
成分を含有してなる組成物、及υ該触媒を使用する重合
方法特にビニル系単量体C付加重合に関する。(本明細
書中の“重合”ともう術語は単独重合及び共重合を含め
、重合の全一る型式を包含するものであり、本明細書中
の“ヰ量体”という術語はオリゴマーを包含するものI
ある。
触媒付加重合、特にビニル系(アクリル系を含む)単量
体の触媒付加重合においては、狭い範囲の分子量分布を
もつ高分子量重合体を製造できることが望ましい。
また、前記単量体の塊状重合を行なうことができること
も望ましい。
しかしながら、従来は、公知の触媒系(system)
では過度の且つ制御できない反応による発熱を招来する
傾向があるために、特にアクリル系単量体の場合には、
上記のことを達成することが困難であった。従って、上
記のタイプの重合すなわち触媒付加重合の大部分は、不
都合なことに溶液中で実施しなければならなかった。
本発明らは今般、本発明の触媒が狭い範囲の分子量分布
をもつ高分子量重合体を製造するのに都合よく使用し得
、特に若干の場合にはビニル系単量体(vinylic
s)、特にアクリル系単量体(acrylics)の制
御された塊状重合に都合よく使用し得ることを知見した
従って、本発明の第1の要旨によれば、付加重合触媒で
あって、 (a)  次式(I): MX(Y。)2p(I ’) 1式中、MはSi、 Ge又はSn原子であり;nはO
又は整数であり、pは(n+p)=3となるような整数
であり;Xは次の基: 〔但し、Q及びQ’はそれぞれ独立してN、P又はAs
原子であり;Q2はO原子、S原子、基NR又は基PR
(式中、RはCl−4アルキル基である)であり;R1
はH原子又は随意に置換されていてもよいハイ随意に置
換されていてもよいハイドロカルビル基であるか又はR
2及びR3は一緒に共同して、随意に置換されていても
よい脂肪族ハイドロカルバジイル(hydrocarb
adiyl)基を表わし;前記R1,R2及びR3の全
部は前記付加重合の条件下で不活性である〕であり;Y
は基A又は基OA (式中、Aは前記付加重合の実施条
件下で不活性である随意に置換されていてもよいハイド
ロカルビル基である)であるか又はトリアルキルシリル
アルキル基であり;Zは独立して、前記Yについて定義
した任意の基でる場合(7)Z、すなわち224式−〇
SiR’R’03iR’R’O−(但し、1pJlp、
 RT及びR1はそれぞれ独立して、前記R1又はR2
について定義した基のいずれかから選ばれる基である)
で示される基(Z’Lであるか、あるいはZ、は−EB
E一部分(但し、Eは結合手であるか又はO原子であり
且つBが2価の重合体基であるか、あるいはEがO原子
であり且つBが固体表面に2個の一〇−基を有する無機
固体であり、上記両方の場合のEは更に一〇MXイY、
O一部分を複数個含有する)である基(Z” )tであ
る)で示される第1の成分(すなわち開始剤成分)と、
(b)  アジ化物イオン、シアン化物イオン、シアン
酸イオン、弗化物イオン、二弗化物イーオン、硝酸イオ
ン、並びに随意に置換されていてもよい有機モノ−及び
ポリ−ホスホン酸、−ホスフィン酸、−スルホン酸、−
スルフィン酸、−カルボン酸、−シロキシド及び−酸化
物の各イオンから選ばれる陰イオンと、前記触媒の使用
に際して前記重合の実施条件下で不活性であるが但し重
合反応系中で下記助触媒を有効に作用できるようにさせ
゛る陽イオンとからなる塩の形の第2の成分(すなわち
助触媒)−とからなる付加重合用触媒が提供される。
陰イオン類であってその中から成分(b)の陰イオンと
して選択し得る陰イオン類としては、上記の有機系の脂
肪族系及び芳香族系の陰イオン類が挙げられ、それらは
芳香族部分において電子吸引性基例えばシアノ基、ハロ
基(弗素原子及び塩素原子を含む)及びニトロ基で随意
に置換されていてもよい。
前記の陽イオンは、特に前記触媒の使用を実用可能にす
る程度まで該触媒を可溶化することによって該触媒を有
効に作用できるようにさせ得る陽イオンであるのがよい
本発明の触媒の第1の成分(a)すなわち開始剤成分に
おいては、好ましいMはSi原子である。
本明細書中の″随意に置換された”という用語は、X、
Y及びZの各基に関しては懸垂状(pen−dant)
の1価又は2価の基による置換を包含し、またXのみに
関しては異種原子による置換を包含し、特にXの場合に
はO原子(従って例えば前記の基R1はヒドロカルビル
オキシ基を含み得る)、又はSi原子(従って、Xは事
実士別のM(Y、)Z基を含み得る)を含む異種原子に
よる置換を包含する。
前記のMとX、Y又はZのうちの少なくとも1つとの間
の結合は本発明の触媒重合方法においては切断される。
しかしながら、前記の基自体は本発明の重合反応条件下
では不活性であるべきことが理解されるであろう。
非置換ハイドロカルビル基及び非置換ハイドロカルバジ
イル基(これらは全てR1並びにR2及びR3基を包含
し、且つ異種原子で置換されたR2及びR3の基を包含
する)は全て、本発明の重合方法の条件でlは不活性で
ある。
置換された、しかも本発明の重合方法の条件において不
活性である上記の諸々の基としては、脂肪族置換基例え
ばアルキル基、シクロアルキル基及びアルコキシ基で置
換されたアミノ基の如き電子供与性基で置換された前記
の種々の基が挙げられる。
かかる基は、たとえそれが随意に置換されたと記載され
ている場合であっても、懸垂状の1価の置換基で置換さ
れていない場合がある。
前記の基Xの範囲内において、基Q及びQlのそれぞれ
は独立してN原子又はP原子である場合があり;基Q及
びQ’の両方がN原子又はP原子であるのが好ましく、
両方がN原子であるのが特に好ましい。
前記の基Xの範囲内において、基Q2はO原子である場
合があるので、基Xはウレイド基を含有する場合がある
適当な基R1,R2及びR3として選択し得る随意に置
換されていてもよいハイドロカルビル基としては、随意
に置換されていてもよいアルキル基及びシクロアルキル
基(ポリシクロアルキル基を含む)が挙げられる。
また、適当な基R1,R2及びR3として選択し得る随
意に置換されていてもよいハイドロカルビル基としては
、随意に置換されていてもよいアリール基及びアラルキ
ル基も挙げられる。
適当な基R1,+p及びR3として選択し得る随意に置
換されていてもよいアルキル基、及び基R1又はR2中
の1つの置換基(componen t )としての該
アルキル基としては、随意に置換されていてもよいe、
−aアルキル基(但し、異種原子で置換されていない)
が挙げられ、基R1,R2及びR″のそれぞれについて
上記のようなアルキル基のうちの好ましい基としては、
メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、
n−ペンチル基及びn−ヘキシル基(特にR1について
)が挙げられ、R′l及びR3のそれぞれについては特
にメチル基が挙げられる。
第2の好ましい群においては、前記の基Q及び/又は基
QlがN原子又はPである場合、特に両方の基がN原子
である場合には、上記R1としては酸素で置換されたア
ルキル基、例えば(C1−s)アルコキシ基特にメトキ
シ基が挙げられる。
第3の好ましい群においては、前記の基Q及び/又は基
QlがN原子又はP原子である場合、特に両方の基がN
原子である場合には、上記R2としてはケイ素置換され
た(sila−substituted)アルキル基、
例えばトリアルキルシリル基、特にトリメチルシリル基
が挙げられる。
適当な基R1、R2及びR3として選択し得る随意に置
換されていてもよいシクロアルキル基としては、随意に
置換されていてもよい(C=−s)シクロアルキル基、
例えばシクロヘキシル基、及びポリシクロアルキル基が
挙げられる。かかるシクロアルキル基は置換されていな
い場合がある。
適当な基R1,RE及びR3として選択し得る随意に置
換されていてもよいアリール基としては、所定の重合条
件下において不活性な置換基(アルキル基及びアリール
基が挙げられる)により随意に置換されていてもよいフ
ェニル基が挙げられる。しかしながら、かかるアリール
基は置換されていない場合がある。
適当な基R1,p、2及びR3として選択し得る随意に
置換されていてもよいアラルキル基としては、前記の適
当なアリール基で置換された前記の適当なアルキル基が
挙げられ、このような次第でフェニル環が随意に置換さ
れていてもよいベンジル基が挙げられるが、非置換ベン
ジルである場合がより多い。
対応する基QIR1R3中の1つの置換基R2又はR3
は、バルキーに(bulkily)置換されたアラルキ
ル基であってもよく、及び/又は対応する基X中の1つ
の置換基R1,R2又はR3はバルキー(bulky)
なシクロアルキル基(特にポリシクロアルキル基)又は
随意に置換されていてもよい分岐アルキル基であっても
よい。
特に任意の上記の基がバルキーに置換されたアラルキル
基あるいはアダマンチル(adamantyl) 基又
はネオペンチル基である場合には、対応する開始剤成分
(a)を含有する対応する本発明の触媒は、ビニル(v
inylic)塊状重合に使用するのが好都合であり得
る。以下に挙げた基Y、Z又はAのいずれかにおいて前
述の適当な類縁(analogue)が存在する場合の
開始剤成分に対して同じ利点がある。
特に、基QlがN原子である場合には、基R1及びR3
は随意に置換されていてもよいハイドロカルバジイル基
であってもよい。
開始剤成分(a)の第1の群においては、(R”+Rり
基は異種原子で置換されていないものである。
第2の群においては、上記(R”+R”)基は窒素原子
以外の異種原子で置換されているものである。
第3の群においては、上記(R”+R3)基は懸垂状の
1価の置換基で置換されていないものである。
基Qlの全ての定義について、適当な基(R”+R’)
として選択し得る随意に置換されていてもよい脂肪族ハ
イドロカルバジイル基としては、1.2−ジイル(di
yl)基を除外するが、随意に置換されていてもよいア
ルカンジイル基、シクロアルカンジイル基(ポリシクロ
アルカンジイル基を含む)及びかかる2価の基の組合せ
からなる2価の基を包含する。
適当な基(R”+R’)として選択し得る随意に置換さ
れていてもよいアルカンジイル基としては、少なくとも
1個の異種原子又は基で随意に置換されていてもよいα
、ω−(C3−、)アルカンジイル基が挙げられる。
適当な、置換基としての異種原子及び基としては、O原
子、S原子、又は基NR3C式中、R3はR1について
定義した前記の基のいずれかの基であるか又は独立して
前記の別の基M(Y、 )Z、である〕が挙げられる。
従って、対応する基QRI R2としては、4〜7員複
素環式基例えばピロリジノ基、ピペリジノ基及びモルホ
リノ基、並びにN−(CI−4)アルキルピペラジノ基
、並びにそれらの含燐類縁体(ana−1ogues 
)基が挙げられる。かかる基は更に置換されていない場
合が多い。
基RIはアルキレン基又はアリーレン基であってもよく
、また基R1又はR3のいずれも別の基M(Y、 )Z
、を有するポリ尿素基中のアルキレン基又はアリーレン
基であってもよい。対応する適当な基Xは次式: (式中、RIG及びR11はそれぞれ独立して、アルキ
レン基又はアリーレン基である)で示される反復単位か
らなる。
適当な基Y及びZ並びに基Y及び式中の基Aとしては、
前記に1価の基R1に関して挙げたもの゛が挙げられる
適当な基Y、Z及びAとして選択し得るアルキル基とし
ては、(C1−z。)アルキル基例えば(Ct−)更に
好ましくはメチル基及びエチル基、特にメチル基が挙げ
られる。また適当な(CI−1)アルキル基としては、
分岐(C4−1)アルキル基、特に高い分岐の度合をも
つもの、例えば随意に置換されていてもよい(しかし置
換されていない場合が多い)ネオペンチル基も挙げられ
る。
適当な基Y及びZとして選択し得るアルコキシ基として
は、(C,、)アルコキシ基、例えばメトキシ基及びエ
トキシ基、例えばエトキシ基が挙げられる。
適当な基Y、Z及びAとして選択し得るシクロアルキル
基としては、(C4−7)シクロアルキル基、(従って
、シクロヘキシル基を含む)、及びポリシクロアルキル
基、特にアダマンチル基が挙げられる。
適当な基Y及びZとして選択し得る随意に置換されてい
てもよいシクロアルコキシ基としては、例えば(C4−
7)シクロアルコキシ基、(従ってシクロヘキシルオキ
シ基を含む)が挙げられ、これらはいずれもα−オキソ
又はα、ω−ジオキソ置換されていてもよい。
基Y、Z及びAとして選択し得るアリール基及びアラル
キル基中の随意に置換されていてもよいアリール基とし
ては、随意に置換されていてもよいフェニル基及びl−
ナフチル基が挙げられる。
かかるアリール基に適当な置換基としては、該アリール
基の共役プロトン酸がDMSO中でpKa< tsを有
するという条件で所望の重合条件において不活性である
置換基が挙げられる。かかる基は当業者には極めて明ら
かであるが、アルキル基及びアリール基を包含し、また
カルボニル基含有基を除外するものである。かかるアリ
ール基は置換されていない場合が多い。
従って、適当な基Y及びZとして選択し得る随意に置換
されていてもよいアリールオキシ基としては、随意に置
換されていてもよいフェノキシ基が挙げられる。
基Y、Z及びAとして選択し得るアラルキル基内の好ま
しいアルキル基としては、(CI−、)アルキル基特に
メチル基が挙げられる。
従って、好ましい基Y及びZとして選択し得るアラルキ
ル基としては、フェニル(CI−、)アルキル基、特に
ベンジル基が挙げられる。かかる基はそのフェニル環が
随意に置換されていてもよいが、置換されていない場合
が多い。適当な置換基としては、基Y及びZとして選択
し得るアリール基に関して前記に挙げた基が挙げられる
好ましい基Y及びZとして選択し得るアラルコキシ(a
ralkoxy)基としては、フェニル(C1、)アル
コキシ基、例えばそのフェニル環が随意に置換されてい
てもよいベンジルオキシ基が挙げられる。
適当な置換基としては、基Y及びZとして選択し得るア
リール基に関して前記に挙げた基が挙げられる。
pが2である場合には、基Z、すなわち基Z2としては
基−03iR5R’03iR’R80−C式中、R5−
R8は同一であり且つ随意に置換されていてもよいベン
ジル基(例えば非置換ベンジル基)、(CI−)アルキ
ル基又は随意に置換されていてもよいフェニル基である
〕が挙げられる。上記の基R5−R8は置換されていな
い場合が多い。
本発明の触媒の開始剤成分及びその組成物に関連して本
明細書中の“重合体”という術語は、オリゴマーを包含
するものである。とくにこの術語は、ビニル系単量体の
重合体を包含する。
基Zが有機重合体残基であるか、あるいは基2!が2価
の重合体残基(polymer diradical)
であるか又はそれを含有する場合には、該重合体はその
表面に前記のMX、Y、部分を有し、任意の所望の重合
反応系(system)に不溶性の粒状重き体(例えば
高架橋重合体)であるのが好ましい。
上記重合体は、好ましくは3〜30平方オングストロー
ム(A2)当りにつき1個のMX、Y、Z部分の濃度を
有し、比較的大きい表面積例えば200〜600 rn
’/gの範囲の表面積を有する固体粒状物であるのが好
ましい。
各々のMX、Y、Z部分におけるMは、例えば上記の基
Y及び2として選択し得る直鎖アルキル基に関して前述
した型の鎖を含有する懸垂状のアルキル基上の炭素原子
を介して前記重合体に結合し得る。
前記重合体上の複数個の部分M(Y、)Z、は全てが同
一である場合が多い。
本発明の触媒がその中で使用される重合媒体に応じて、
特に開始剤が不溶性であるべき場合には、前記Bで示さ
れる2価の重合体残基としては、高度に架橋されたアル
キレン、アリーレン、アクリル系又はスチレン単独又は
共重合体が適当であり得る。
また好ましい基Z2としては、基−0BO−(式中、B
は表面に多数のヒドロキシル官能基をもつ無機固体、例
えばシリカあるいは金属水酸化物又は水和酸化物例えば
アルミナ)が挙げられる。
基Bは、特に小さい比表面積をもった平坦な形態であっ
てもよく又は(好ましくは)比較的大きい比表面積(例
えば200〜600rrr/gの範囲内)をもった粒状
物であってもよい。
前記の−OMX、nY、0一部分は、3〜30平方オン
グストローム(A2)当りに1個の濃度で前記表面上に
存在するのが好ましい。この濃度は、M、Y、部分に対
して一〇BO−結合中の利用可能な表面ヒドロキシル官
能基の少なくとも20%で、好ましくは60%で含有さ
せることにより達成し得る。
前記の触媒の第2の成分すなわち助触媒成分中の好まし
い陰イオンとしては、弗化物イ矛ン、二弗化物イオン、
並びに脂肪族及び芳香族モノースルホン酸イオンが挙げ
られ、特に弗化物イオン、二弗化物イオン及びメタンス
ルホン酸イオンが挙げられる。
前記の触媒の第2の成分すなわち共触媒成分中の好まし
い陽イオン(これは重合反応系中で本発明の触媒を有効
に作用できるようにさせる)としては、置換されたオニ
ウムイオンである場合が多い。該置換されたオニウムイ
オンとしては、比較的バルキーな(嵩高な)有機可溶性
基例えば(C3−6)アルキル基(例えばブチル基)又
は(Cs−s)シクロアルキル基で置換された場合が多
い第4級アンモニウム及びホスホニウムイオン、並びに
トリス(ジアルキルアミノ)スルホニウムイオンが挙げ
られる。
アルカリ金属カチオン及びアルカリ土類金属カチオンは
あまり好ましいものではないが、触媒の第2の成分の陽
イオンに加えて、該触媒が可溶化助剤を含有する場合に
は、使用し得る。
例えば、触媒第2戒分中の陽イオン類を複合させるため
にクラウンエーテルが使用し得る。
代表的には、本発明の触媒は、前記第1の成分と前記第
2の成分とを300:l〜3:1、より多くの場合10
0:1〜8:1の範囲内のモル比で含有し得る。
例えば、クラウンエーテルが存在する場合には、クラウ
ンエーテルはもちろん、前記第2の成分に対して適当な
モル比で、例えば0.3:1〜3:1の範囲内で存在す
る。
本発明の第2の要旨によれば、本発明の第1の要旨の触
媒用の前記の式(I)で表わされる開始剤成分(a)が
提供される。
触媒の第1の成分すなわち開始剤成分の1群は、次式(
■): MX(Y、 )(Z” )r       (If )
〔式中、MはSi、 Ge又はSn原子であり;q及び
rはそれぞれ(q+r)=3となるような整数であり;
X及びYは前記の意義を有し;Z3は前記で定義した1
価の基Zである〕で示される成分からなる。
適当な、有利な(favoured)且つ好ましい基X
Y及びZ3は、前記に適切な基X、 Y及びZについて
記載した通りのものである。
前記の式(n)中の適当な、有利な且つ好ましい基Xと
しては、前記において適当な、有利な且つ好ましい基と
して記載された対応する変数Q。
R1、R2及びR3又は(R”+R’)から構成される
基のうちのそれぞれ任意のものが挙げられる。
前記の式(II)中の下位群(sub−group)に
おいて置換基Z3又はその各々が1価゛の重合体基であ
る場合には、これは代表的には以下の式(IV)でBに
関して記載した重合体である。
特定の第1の成分は後記の実施例に例示した式(II)
の範囲内のものである。
上記の好ましい群の成分(a)を含有してなる本発明の
触媒は、ビニル塊状重合反応系、特にこの型のアクリル
塊状重合反応系における使用に特に有用である。
触媒の第1の成分すなわち開始剤成分の第2の群は、次
式(■): MX(Y)(Z’ )!        (III )
〔式中、M、 X及びYは前記の式(II)で定義した
意義を有し; (Zl)!は前記の式(I)で定義した
式−03iR’R’03iR’R”0− テ示すレル基
テアル)で示される成分からなる。
前記の式(III)中の適当な、有利な且つ好ましい置
換基(valiables)は前記で対応する置換基に
関して記載した通りのものである。
触媒の第1の成分の第3の群は、次式(■)二MX(Y
)(Z” )!        (■)〔式中、M、X
及びYは前記の式(It)で定義した意義を有し:(Z
”)!は部分−EBB −(、式中、Eは結合手である
か又はO原子であり且つBが2価の重合体残基であるか
、あるいはEがO原子であり且つBが2個の−〇−基を
有する無機固体であり、上記両方の場合のEは更に一〇
MX、Y、0一部分を複数個含有する)である〕で示さ
れる成分からなる。
適当な、有利な且つ好ましい基X及びYは、前記の式(
II)において記載した通りのものである。
上記のBは2価の有機重合体残基であるのが望ましい。
前記に定義したように“重合体”とはオリゴマーを包含
するが、その中に前記開始剤成分が使用されるべき重合
媒体に応じて、上記のBは適当には高度に架橋されたア
ルキレン、アリーレン、アクリル又はスチレン単独又は
共重合体であり得る。
上記Bは、前記のように重合体の表面上に3〜30平方
オングストローム(A2〉当り1個の濃度で別の式M(
X)Y部分を有し、且つ200〜600n−1’/gの
範囲内の比表面積を有する上記重合体の固体粒状物であ
るのが好ましい。
上記Bはまた、その表面上に好ましくは同じ濃度の別の
部分M(X)Yをもつ無機固体、例えばシリカ又はアル
ミナであってもよい。シリカ又はアルミナの場合には、
上記の濃度は一〇BO−結合中に利用可能な表面ヒドロ
キシル官能基の少なくとも20%を、好ましくは60%
を含有させることにより達成し得る。
前記の式(TI)及び(III)の開始剤成分並びに式
中のBが有機オリゴマーである場合の式CN’)の若干
の開始剤成分は、所定の重合反応系に可溶性又は分散性
である傾向を示す。開始剤成分の全てはそれ自体で使用
し得、あるいはそれらは(特に該開始剤の溶液又は分散
液の使用を回避することが望ましい場合には)他の物質
と一緒に組成物に調製し得る。
後者の場合には、開始剤成分は、例えば触媒担体のよう
な慣用の物質と共に不溶性又は非分散性の組成物に調製
し得る。かかる組成物は付加重合例えばビニル系単量体
の付加重合の触媒に有用であり、また(好ましくは)か
かる単量体の塊状重合を成し得るためにも有用である。
本発明の第3の要旨によれば本発明の成分(a)を含有
してなる組成物が提供される。
前記の式(II)で示される成分(a)を含有してなる
組成物は、該組成物の好ましい1群を形成する、7しか
しながら、本発明の別の組成物は同様の結果を伴なって
同様に使用し得る。
本発明の第3の要旨をもつ有利な且つ好ましい組成物と
しては、有利なものとしては又は好ましいものとして又
は前記に示した成分(a)自体を含有するものが挙げら
れる。
かかる組成物が不溶性である場合には、別法として、前
記開始剤自体の不溶性の形態、すなわちZ3が不溶性の
1価又は2価の重合体残基であるか又はZ2が部分−0
BO−(これらは全て前記の意義を有する)である場合
、と理解し得る。かかる組成物中の開始剤成分は、(前
記のように担体の表面に化学的に結合されているよりは
むしろ)担体の表面に付着しているか又は埋封されてい
る場合が多い。
前記担体は、重合体、例えば高度に架橋されたアクリル
系又はスチレン系単独重合体又は共重合体、好ましくは
任意の所定の重合反応系に不溶性の粒状重合体、あるい
は同様に不溶性の(粒状の)無機固体から成り得る。
触媒の使用に際し前記の重合に利用できる任意の助触媒
成分(b)は、本発明の開始剤組成物と共に使用するの
に適する。
本発明の第4の要旨によれば、本発明の第1の要旨の触
媒によって反応が促進される(catalysed )
付加重合方法が提供される。該方法はビニル系単量体(
オリゴマーを含む)の重合、特に塊状単独重合又は共重
合、特にアクリル系単量体又はすりゴマ−の塊状単独重
合又は共重合であってもよい。
本発明の触媒及び組成物は、当該分野において慣用の方
法で使用される。
前記の重合方法は本発明の第1の要旨の触媒の種々様々
な態様を用いて実施し得る。
すなわち、例えば第1の態様においては、前記開始剤成
分(a)と前記助触媒成分(b)の両方は、重合すべき
単量体及び/又は反応ビヒクル(vehicle)に可
溶性であり得る。
第2の態様においては、開始剤(a)は不溶性の形態、
例えば不溶性の有機重合体又は無機部分、例えば式(I
)においてp=2であり(Z”)2が前記の基−EBB
−である場合、を含有する開始剤のうちの1つであり得
るか、あるいは該開始剤は慣用の不溶性触媒担体の如き
不溶性組成物に構成し得る。
かかる不溶性の形態の全ては前記したものである。
重合反応条件下で助触媒(b)は重合媒質中での重合の
遠戚のために有効に利用し得るものでなければならず、
このことはしばしば助触媒(b)が少なくとも一種の液
体単量体中に、上記単量体の1種又はそれ以上と相溶性
で且つ本重合反応条件下で不活性な溶媒中に、及び/又
は少なくとも1種の単量体を含む相中に、それが重合反
応の触媒として適切に作用し得る程度まで可溶性でなけ
ればならないことを意味する。したがって、助触媒が単
量体中に可溶性でない場合には−又はそれ以上の単量体
と相溶性である不活性溶剤を、ただし助触媒を溶解する
に丁度必要な量で使用することができる。
適当な不活性溶剤又は媒質(所望ならば使用し得る)の
例はエーテル溶剤、たとえばジエチルエーテル、ジメト
キシエタン、ジェトキシエタン、ジエチレングリコール
ジメチルエーテル又はテトラヒドロフラン;及び炭化水
素溶剤、たとえばベンゼン、トルエン又はキシレンを包
含する。か\る溶剤の中で炭化水素系の溶剤が好ましい
一般に、か\る液体は不安定な水素又はハロゲン原子又
は活性化されたアルケニル基を含有すべきではない。
成分(a)を構成する開始剤は一般に単量体に対してl
:10のモル比に相当する量及び一般にそれよりも少な
い量、好ましくはl : 1000〜1:50の範囲の
モル比に相当する量で使用されるが、ただし開始剤が不
溶性重合体状又は無機質固体(すなわち式(I)におい
て22が−EBE−である場合、た1゛シEは結合手又
はOでありそしてBは重合体状二価基であるか又はEは
OでありモしてBはさきに定義したごとき無機固体であ
る)を含む場合には、開始剤は一般に単量体に対してl
:100〜1:5のモル比に相当する量で使用される。
さきに述べたとおり、開始剤(a)対助触媒(b)の比
は一般に300:1〜3:1、よりしばしばIoo:1
〜8:1のモル比の範囲である。すなわち、助触媒は一
般に単量体に対して1 :  300,000〜1:4
00のモル比で使用される。開始剤対助触媒の比はさき
に示したとおりである。
本発明の重合反応は、例えば−100℃〜150℃の範
囲の温度で行ない得、−20°C〜60℃の範囲又は塊
状重合の場合には一100°C〜30℃の範囲が好まし
い。上記反応は0.1〜50気圧の下で行ない得るが、
通常は大気圧力が適当である。
本発明の方法は無水条件下で行なわれるべきこと、及び
この方法で高分子量の重合体を製造するためには前記の
単量体、重合開始剤及び助触媒、並びに溶媒の含水量を
最少限すべきことが望ましい。
本発明の方法は水の侵入を阻止するために予め乾燥され
た雰囲気中で行なうことが望ましい。
かかる雰囲気は乾燥空気又は乾燥不活性ガス例えば窒素
又はアルゴンの雰囲気を包含する。乾燥不活性ガス雰囲
気が好ましい。
重合開始剤(a)又はそれを含有してなる組成物、助触
媒(b)及び単量体を本発明の方法における反応系に添
加する順序については何等特別の制限はなく、どのよう
な順序を用いても所望の重合は進行するであろう。たと
えば、触媒成分を予め混合してから単量体に添加するこ
とができる。しかしながら、重合反応、特にアクリル系
単量体の塊状重合における重合反応を容易に制御し得る
点で、開始剤(a)又はそれを含有する組成物及び助触
媒(b)を別々に単量体に添加するか、あるいは一方の
触媒成分を単量体に添加するか又は逆に単量体を一方の
触媒成分に添加し、そして得られる混合物を他の触媒成
分に添加するか又は逆に他の触媒成分を得られた混合物
に添加することが望ましい。
例えば、開始剤及び助触媒がいずれもある溶媒(該溶媒
には単量体もまた可溶性である)に可溶性である場合に
は、開始剤(a)及び助触媒(b)を別々に単量体又は
その溶液に添加することが望ましい場合がある。反応混
合物に添加される開始剤(a)又は助触媒(b)は通常
はそのままで、あるいはテトラヒドロフラン又は重合反
応に使用される任意のものと同じ溶媒中の溶液の形で添
加されるべきである。しばしば開始剤が最初に単量体に
添加される。
同様に、開始剤(a>又はその組成物が不溶性である場
合には、助触媒(b)を単量体に添加し、そして得られ
た混合物を開始剤(a)又はその組成物と接触させるこ
とが望ましい場合がある。
上記の2つの場合においては、追加的単量体(これは最
初の単量体と同一であってもよいし異なるものであって
もよい)を第2の混合工程に添加し得る。
2種又はそれ以上の単量体を使用して本発明の溶液法で
製造されるべきものがブロック共重合体である場合には
、開始剤及び助触媒を使用して第1の単量体を先ず重合
させた後に、−収約には適当な有機溶媒(これは通常は
最初の反応溶媒と同じものである)中の溶液中の最初の
生成重合体溶液に第2の単量体が添加される。
分子のオレフィン部分が酸性水素原子を有する任意の官
能基によって置換されていない任意のビニル系単量体を
本発明の方法において重合させ得る。
前記の官能基を有しないビニル系単量体の代表的な例と
しては次の単量体が挙げられる。
メタクリル酸エステル、例えばメチルメタクリレート、
エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、ブチ
ルメタクリレート、2−エチルへキシルメタクリレート
、ラウリルメタクリレート及びトリシクロ(5,2,1
,0213−3−デセン−8−イルメタクリレート; ポリ不飽和メタクリル酸エステル、例えばグリシジルメ
タクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレー
ト及びアリルメタクリレート;アクリル酸エステル、例
えばメチルアクリレート、エチルアクリレート、イソプ
ロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、第2級
ブチルアクリレート、第3級ブチルアクリレート及びジ
クロへキシルアクリレート; 一不飽和二トリル、例えばメタクリロニトリル及びアク
リロニトリル;及び −N、N−ジアルキル不飽和アミド、例えばN、N−ジ
メチルアクリルアミド:及び 一芳香族ビニル化合物、例えばスチレン、o−m−又は
p−メチルスチレン、o−、m−又はp−メトキシスチ
レン、α−メチルスチレン、θ−m−又はp−ジメチル
アミノスチレンあるいはm−又はp−クロロスチレン。
これらの単量体の中ではメチルメタクリレート、ラウリ
ルメタクリレート、ブチルメタクリレート、2−エチル
へキシルメタクリレート、トリシクロ(5,2,1,0
2・6〕−3−デセン−8−イルメタクリレート、アク
リロニトリル、スチレン、メチルアクリレート、ブチル
アクリレート、メタクリロニトリル、α−メチルスチレ
ン及びp−クロロスチレン特にメチルメタクリレート、
ラウリルメタクリレート、2−エチルへキシルメタクリ
レート、トリ [5,2,l、 02’ ) −3−デ
セン−8−らの単量体は単独で又は組合せて使用し得る
前記の助触媒成分(b)は公知の物質である。
前記の開始剤成分(a)は公知の物質と類似の方法で製
造可能であり又は公知の物質から日常方法で製造できる
。例えば、基X、Y及びZの多くのものは、適当な対応
する分子部分を用いてM核に慣用の親核置換によって誘
導し式(I)の化合物を形成し得る。
M核が前記の如く2個の一〇−基によって固体又は2価
の重合体基に連結される場合には、これらの結合は隣接
するヒドロキシル基の慣用のシリル化によって形成し得
る。
全ての場合に、かかる触媒製造法は以下の実施例に包含
され、以下の実施例の方法により例示される。
開始剤の製造法及び本発明の触媒の使用を以下の実施例
によって説明する。
i土又塁l 一般式MXZ、の開始剤成分(a)の製造 (E、1) 無水T HF (200i )に1.1−ジメチル−3
−ヘキシル尿素(15g)を溶解した溶液にブチルリチ
ラム(56i;  1.6Mへキサン溶液)を加えた。
ブチルリチウムの添加完了後、直ちにこの溶液を還流下
に1.5時間加熱し、次いで放冷した。冷却した混合物
にクロロトリメチルシラン(12d)を潤油し、次いで
還流下に4時間加熱した。冷却した混合物にトルエン(
150d)を加え、次いでこれを濾過してLiCj?を
除去した。
濾液を集め、次いで溶媒を減圧下で除去して粗製の灰色
化合物を得た。
この粗生成物を真空蒸留によって更に精製して白色化合
物(8,1)を84%の収率で得た。
これはへキサンからの再結晶によって更に精製すること
ができた。
同様の方法で対応する尿素とクロロシランから次の化合
物を製造した。
1.1−ジメチル−3−トリメチルシリル−3−メチル
尿素              (E、2)1.1−
ジメチル−3−トリメチルシリル尿素(B、3) 1.3−ビス(トリメチルシリル)−1,3−ジメチル
尿素                (E、4)1.
1−ジメチル−3−トリメチルシリル−3−(n−プロ
ピル)尿素         (8,15)1.1−ジ
メチル−3−トリメチルシリル−3−メトキシ尿素  
           (E、16)X亘且ユ 実施例1と同様の方法で対応する尿素−とクロロシラン
から次の化合物を製造した。
1.1−ジメチル−3−フェニル−3−トリメチルシリ
ル尿素              (E、 5)1.
1−ジメチル−3−ベンジル−3−トリメチルシリル尿
素              (E、6)1−(N−
メチル−N−19メチルシリルカルバモイル)ピロリジ
ン          (E、7)1−(N−メチル−
N−トリメチルシリルカルバモイル)ピペリジン   
       (E、8)■−(N−メチル−N−トリ
メチルシリルカルバモイル)−4−メチルピペラジン 
   (B、9)1−(N−メチル−N−)リメチルシ
リルカルバモイル)イミダゾリジン       (E
、 to)3−(N−メチル−N−トリメチルシリルカ
ルバモイル)オキサゾリジン       (E、ll
)実LL勉」−−式MXY(EBE)び   或 (E
、 12)の製造 ヒユームドシリカ〔商品名二カルボシル(carb。
sH)−3M〕の懸濁物を実施例1と同様にリチウム化
処理しく1ithiated) 、次いで得られた生成
物を過剰量のジクロロ−N−(N’ 、N’−ジメチル
カルバモイル−N−へキシルアミノ)(メチル)シラン
で処理して所望の生成物を得た。微細粉末状アルミナも
同様に使用し得る。
実施例1と同様の方法′で1,1−ジメチル−3−ヘキ
シル尿素をリチウム化処理し、次いで生成物をクロロ−
(3−メタクリルオキシ−プロピル)ジメチルシランで
処理して上記の単量体を得た。この単量体を慣用の方法
で重合して所望の生成物を得た。
造 ポリ尿素、ポリ[3−(1’−プロピルブチレン)−1
−メチル尿素〕をTHF溶液中で一70℃でN−リチウ
ム化処理し、次いで生成物をクロロトリメチルシランで
処理して所望の生成物を得た。
生成 前記に記載のように、本発明のタイプの助触媒塩(第2
の成分)(b)は、使用する前に触媒を形成するために
、−船釣には開始剤成分(第1の成分)(a)に添加さ
れないが、前記に記載のように適当な相互のモル比で成
分(a)と成分(b)とを使用して重合媒体中でその場
で混合物を生成させる場合が多い。
重合媒体に各成分全ての正確な添加順序は、特定の条件
例えば塊状又は溶液重合条件及び重合させる単量体にあ
る程度左右される。
つぎに例示する条件はメタクリル酸エステル及び/′又
はアクリル酸エステル及びアクリル系ニトリル単量体の
塊状重合体について典型的なものである。
助触媒のつぎのテトラヒドロフラン溶液を製造した。
(C,1)テトラブチルアンモニウムフルオライドトリ
ハイドレート、これは高真空下かつP2O,上で予備乾
燥し、0.1M溶液に調製された。
(C,2)無水テトラブチルアンモニウムフルオライド
(アルドリッチ) これはCaH□上で一晩乾燥し、1
M溶液に調製された。
(C,3)テトラブチルアンモニウムメタンスルホネー
ト、0.1M溶液に調製された。これはつぎのちのと同
様にトルエン中に溶解した。
(C,4)テトラブチルアンモニウムフルオライド−ヘ
キサメチルアセチルアセトン錯体、トルエン中の0,0
11M溶液に調製された。
単量体中の(E、 l)の開始剤成分(a) (、0,
05ミIJモル)の溶液に、窒素下でメチル、メタクリ
!/−h又はエチルメタクリL/ =−1・のどI″)
らか(−・収約にはメチルメタクリレ−1・)(5jζ
)を添加した(C54)(to−3ミリモル)。7()
秒より少ない誘導期の後に、発熱を伴なった重合反応が
起こった。誘導後t nna、が250秒より若干後の
時間で最大反応温度が認められた。生成したポリ(メチ
ルメタクリレート)は代表的にはL=1301(であり
、M W +) (M、/M、 )=2.lであった。
同様にして以下の表に示した各反応成分を用いて得られ
た結果を以下に示す。
メチルメタクリレートを用いた場合の結果エチルメタク
リレートを用いた場合の結果同様にして、開始剤(8,
5)〜(E、 14)と助触媒(C。
1)〜(C,4)ら同様の結果を伴って使用し得る。
随意に複合化された(complexed)弗化物イオ
ンが成分(b)に好ましい陰イオンである。しかしなが
ら、同様にアジ化物イオン、シアン化物イオン1、シア
ン酸イオン、弗化物イオン、二弗化物イオン並びに他の
脂肪族及び芳香族モノスルホン酸イオンも同様の結果を
伴なって使用し得る。前記のテトラブチルアンモニウム
(TBAと略記する)陽イオンに代えて、触媒の使用に
際して不活性である任意の陽イオンが使用し得る。但し
、それは助触媒を反応混合物中にTBA塩として可溶性
にすることを条件とするものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、付加重合用触媒であって、 (a)次式( I ): MX(Y_n)Z_p( I ) (式中、MはSi、Ge又はSn原子であり;nは0又
    は整数であり、pは(n+p)=3となるような整数で
    あり;Xは次の基: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔但し、Q及びQ^1はそれぞれ独立してN、P又はA
    s原子であり;Q^2はO原子、S原子、基NR又は基
    PR(式中、RはC_1_−_4アルキル基である)で
    あり;R^1はH原子又は随意に置換されていてもよい
    ハイドロカルビル基であり;R^2及びR^3はそれぞ
    れ独立して、随意に置換されていてもよいハイドロカル
    ビル基であるか又はR^2及びR^3は一緒に共同して
    、随意に置換されていてもよい脂肪族ハイドロカルバジ
    イル基を表わし;前記R^1、R^2及びR^3の全部
    は前記付加重合の実施条件下で不活性である〕であり;
    Yは基A又は基OA(式中、Aは前記付加重合の実施条
    件下で不活性である随意に置換されていてもよいハイド
    ロカルビル基である)であるか又はトリアルキルシリル
    アルキル基であり;Zは独立して、前記Yについて定義
    した任意の基であるか又はZは別のM(Y_n)Z_p
    部分を複数個含有する有機重合体残基であるか;あるい
    はpが2である場合のZ_p、すなわちZ_2は式−O
    SiR^5R^6OSiR^7R^8O−(但し、R^
    5、R^6、R^7及びR^8はそれぞれ独立して、前
    記R^1又はR^2について定義した基のいずれかから
    選ばれる基である)で示される基(Z^1)_2である
    か、あるいはZ_2は−EBE−部分(但し、Eは結合
    手であるか又はO原子であり且つBが2価の重合体基で
    あるか、あるいはEがO原子であり且つBが固体表面に
    2個の−O−基を有する無機固体であり、上記両方の場
    合のEは更に−OMX_mY_nO−部分を複数個含有
    する)である基(Z^2)_2である)で示される第1
    の成分(すなわち開始剤成分)と、 (b)アジ化物イオン、シアン化物イオン、シアン酸イ
    オン、弗化物イオン、二弗化物イオン、硝酸イオン、並
    びに随意に置換されていてもよい有機モノ−及びポリ−
    ホスホン酸、−ホスフィン酸、−スルホン酸、−スルフ
    ィン酸、−カルボン酸、−シロキシド及び−酸化物の各
    イオンから選ばれる陰イオンと、前記触媒の使用に際し
    て前記重合の実施条件下で不活性であるが但し重合反応
    系中で下記助触媒を有効に作用できるようにさせる陽イ
    オンとからなる塩の形の第2の成分(すなわち助触媒)
    とからなる付加重合用触媒。 2、前記のMがSi原子であり、Q及びQ^1の各々が
    N原子であり、Q^2がO原子であり、R^1、R^2
    及びR^3がそれぞれ独立して、随意に置換されていて
    もよいアルキル基又はシクロアルキル基(ポリシクロア
    ルキル基を含む)である請求項1記載の触媒。 3、前記のR^1、R^2及びR^3はそれぞれ随意に
    置換されていてもよいC_1_−_5アルキル基(但し
    、異種原子で置換されていないものとする)であるか、
    又はR^1がC_1_−_6アルコキシ基であるか、又
    はR^2がM(Y_n)Z基(但し、M、n、Y及びZ
    は前記の意義を有する)である請求項2記載の触媒。 4、前記のR^1、R^2及びR^3の各々は独立して
    、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基
    、n−ペンチル基又はn−ヘキシル基である請求項2記
    載の触媒。 5、前記の触媒の第1の成分(すなわち開始剤成分)が
    次式(II): MX(Y^4)(Z^3)r(II) 〔式中、MはSi、Ge又はSn原子であり;q及びr
    はそれぞれ(q+r)=3となるような整数であり;X
    及びYは前記の意義を有し;Z^3は請求項1で定義し
    た1価の基Zである〕で示される成分である請求項1記
    載の触媒。 6、前記のZ、又は各Z置換基の各々が1価の有機重合
    体残基である請求項5記載の触媒。 7、前記の助触媒成分(b)の陰イオンが弗化物イオン
    又は二弗化物イオンからなるものである請求項1記載の
    触媒。 8、請求項1記載の触媒の開始剤成分(a)。 9、請求項8記載の開始剤成分を含有してなる組成物。 10、少なくとも1種のアクリル系単量体又はオリゴマ
    ーの塊状付加単独重合又は共重合方法であって、請求項
    1記載の触媒によって触媒される重合方法。
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