JPH0337100Y2 - - Google Patents

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JPH0337100Y2
JPH0337100Y2 JP1987016675U JP1667587U JPH0337100Y2 JP H0337100 Y2 JPH0337100 Y2 JP H0337100Y2 JP 1987016675 U JP1987016675 U JP 1987016675U JP 1667587 U JP1667587 U JP 1667587U JP H0337100 Y2 JPH0337100 Y2 JP H0337100Y2
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card
push plate
plate
pressing
storage case
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はカード送出装置に関し、特に、テレホ
ンカード等のカード類の自動販売機等に用いるカ
ード送出装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、カード送出装置として、例えば、特開昭
55−57977号公報記載のカード送出装置が知られ
ている。
このカード送出装置では、ホツパー2内に複数
のカードを積層するとともにおもり12でカード
を鉛直方向下向きに押圧している。つまり、おも
り12はカードを押圧するための押板として作用
するとともにカード(つまり、押板)を押圧する
押圧部材として作用する。そして、おもり12は
カードが送出されるにしたがつて下方へ移動す
る。
カードを送出する際には、送り出しローラ5を
回転させて送り用凸部6によつて積層カードを水
平状態として、その後、送り用凸部6と最下層カ
ードとの摩擦作用によつて最下層カードをホツパ
ー出口から送出している。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述したように従来のカード送出装
置ではホツパー2内にカードを積層収納した際、
おもり12によつて積層カードを鉛直方向下向き
に押圧する必要がある。
ところが、カードを積層収納した際、おもり1
2を積層カード上に配置することを忘れたりする
と、最下層カードは積層カードの自重だけで押圧
されていることになるから、つまり、積層カード
の自重だけでは最下層カードを十分に押圧するこ
とができず、そのため、送り用凸部6と最下層カ
ードとの間に摩擦作用が十分に発生せず、カード
の送出ミスあるいはカードに損傷が発生する恐れ
が多い。
特に、積層カードの枚数が少なくなると、最下
層カードはほとんど押圧されなくなり、送り凸部
6と最下層カードとの間に摩擦作用がほとんど発
生しなくなる。その結果、カードの送出が行われ
なくなつてしまう場合がある。
本考案の目的はカードの送出ミスが生じること
のないカード送出装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案によるカード送出装置は、前面下部にカ
ード一枚分が通過できる大きさのカード押出口を
備えたカード収納ケースと、このカード収納ケー
スの底面方向に向かつて移動可能にカード収納ケ
ースに支持された押板と、この押板をカード収納
ケースの底面方向に押圧するためのスプリング
と、カード収納ケースの底面に前後に往復動可能
に支持され、この底面に前後方向に延びて形成さ
れたスリツトを介してカード収納ケース内に突出
する係合部を備えるカード押出部材とを有し、カ
ード押出部材を前後方向へ移動させ、カード押出
部材の一往復動作毎に係合部に最下層のカードを
係合してカード押出口より最下層のカードを送出
しており、さらに、カード収納ケースの底面には
上記のスプリングによる押圧力をカードを介して
検出する検出手段と、カードを上方へ付勢するば
ね部材とを有することを特徴としている。
〔作用〕
本考案のカード送出装置では、カード収納ケー
スの底面にばね部材が備えられているから、押圧
板によつて積層カードが押圧されていないと、カ
ードはばね部材によつて上方に押し上げられる。
よつて検出手段にカードの押圧力が加わらず、検
出手段はカード無の状態と判断する。従つて、押
板によつてカードが押圧されていない状態では、
カード無しと判断され、この結果、カードの送出
が禁止され、誤つてカードの送出を行い、送出ミ
ス等が生じることがない。
〔実施例〕 以下本発明について実施例によつて説明する。
第1図を参照して、カード収納ケース1はカー
ド装填用開口部2、押出口3、底板5及び天井板
8を備えており、カード収納ケース1には押板6
とスプリング7が備えられている。底板5にはカ
ードを送出する押圧部材9が摺動可能に支持され
ている。
ここで、第2図も参照して、カード収納ケース
1の底板5と天井板8とは断面コ字形状の外側面
板13の下部及び上部にそれぞれねじ止めされて
形成され、前面部材14を底板5にねじ止めする
ことによつて前面部材14の上方にカード装填用
開口部2、下方に押出口3を形成している。対向
する例板13a,13bには縦方向の溝15a,
15bが対称に形成されている。なお、溝15
a,15bの上端は、後方へ延在する短かい水平
溝16a,16bを形成している。また背壁下部
には、窓(図示せず)が形成されている。
底板5には、押圧部材9の係合部としての突起
部9aが貫通するスリツト18が形成されてい
る。
外側面板13の側板13aの前方下端には下方
に突出する支持部13cが形成されており、この
支持部13cには上面にボタン部10aを備える
マイクロスイツチ10がネジ止めされ、外側面板
13と底板5をネジ止めすると、マイクロスイツ
チ10は底板5に形成された切欠部5aに位置す
る。このとき、ボタン部10aは底板5の上面よ
り突出しており、押板6が底板5に当接した際、
マイクロスイツチ10のボタン部10aが挿通す
る挿通部(図示せず)が押板6に形成されてい
る。また、板状のばね部材12が底板5に形成さ
れた凹部に一端がネジ止めされて固定され、他端
が底板5の上面より上方に突出している。
天井8には、その内側方向に折曲げられた環状
のフランジ19が形成され、これにばね部材12
に比べて付勢力の大きなコイルスプリング7の上
端が嵌合される。
押板6は、前端部に断面コ字状の把手11が形
成され、両側にフランジ20a,20bが形成さ
れている。この対向するフランジ20a,20b
には、押板6の前後方向の中間部で互いに対向す
る位置に小穴21a,21bが形成されており、
これら小穴を通して、ピン22が挿通されてい
る。押板6の上面には、コイルスプリング7の下
端を受ける受皿23が固着されている。また押板
6の後端には、ケース背壁の窓に対応した突出部
24が形成されている。
この押板6は、ケース1内に、後部突出部24
をケース背壁の窓から外部へ突出させ、ピン22
の両端をケース側板の溝15a,15bから突出
して、その突出場所にワツシヤ25およびEリン
グ26を取付けることによつて、上下方向に可動
に設置されている。
コイルスプリング7は、その上端をケース天井
8の環状フランジ19に嵌合し、下端を押板6の
受皿23に嵌合して天井8と押板6に取付けられ
ており、これにより押板6を底板5の方へ押圧し
ている。
上記の構成によれば、押板6は縦溝15a,1
5bとピン22との係合による案内によつて、上
下方向に可動可能である。
なお、押板6の把手11は、ケースの開口部2
内に位置される。また、押板6のピン22の取付
位置およびピンを嵌合するケースの縦溝の形成位
置は、前後方向において(第1図で左右方向にお
いて)コイルスプリング7の中心に対応する位置
とすることが好ましい。
今、ケース1内にカードが収納されていない状
態から、カードを挿入する際には、押板6の前端
の把手11を持つて上方へ引上げると、ピン22
が溝15a,15bに案内されて上方へ移動し、
押板6は上方へ動かされる。しかしながら、コイ
ルスプリング7の押圧力の故に、押板6の後部は
上方へ動かずに、後端突出部24は底板に接触し
たまま、わずかに前方へ引きづられる。ピン22
が、縦溝15a,15bの上端迄達した後、押板
6を後方へ押し、ピン22を水平溝16a,16
bに嵌入させる。その後、把手11から手を離す
と、コイルスプリング7の押圧力により、押板6
は、水平になる方向に、ピン22を支点として回
転する。即ち、押板6の前端の把手11が下降
し、後端が上昇する。そして、押板6の後端突出
部24がケース背壁の窓の上線に当接し、押板6
のピン22の周りの回転が停止される。この結
果、押板6の下方の空間が、ケース1の前部上方
開口部2に向かつて開かれた状態になる。この状
態で、開口部2から押板6の下方へカードを装填
することができる。
カード装填後、把手11を手前に引けば、ピン
22が水平溝16a,16bから外れ、縦溝15
a,15bに移り、押板6が上下方向に移動可能
となる。その結果、押板6が収納されたカード
を、コイルスプリング7の弾圧力によつて、下方
へ押圧することになる。
押出部材9は、図示しない駆動機構とともに、
カード送出機構を構成しており、駆動機構によつ
て往復動され、一往復ごとに最下層のカードを押
出口3から送出する。即ち、押出部材9の前方へ
の移動の際に突起部9aが最下層のカード4の後
端に係合し、このカードを前方に押し出す。これ
によりカード4は押出口3から送出される。押出
部材9は前方への移動終了後、後方へ移動し、最
初の位置に戻される。この場合、押出部材9の後
方での停止位置は、その突起部9aが収納されて
いるカードの後端部よりも後方に在るような位置
に定められる。
押出部材9の一往復動後、コイルスプリング7
の弾圧力による押板6の押圧力によつて積層され
たカード4がカード一枚分だけ押下げられ、新た
な最下層のカードが次の押出部材の往復動作によ
り送出されることになる。
ここで、第3図a〜fも参照して、第3図a及
びbに示すようにカードが押板6で押圧されてい
ると、ばね部材12の上方への押圧力にうちかつ
て、最下層カードは底板5に当接することになる
から、マイクロスイツチ10のボタン部10aが
押下げられ、これによつてマイクロスイツチ10
はオン状態となる。即ち、カード送出装置はカー
ド送出可能状態となる。
カードが順次送り出されて、カード収納ケース
内にカードがなくなると、第3図c及びdに示す
ように押板6が底板5に当接するが、前述のよう
に押板6には挿通部が形成されているから、マイ
クロスイツチ10のボタン部が挿通部に挿通し、
マイクロスイツチ10はオフとなる。即ち、カー
ド送出装置はカード送出不可能状態となる。
ところで、カードをカード収納部に収納した
後、押板6のラツチ状態を解除するのを忘れる
と、第3図e及びfに示すように、カードは押板
6によつて押圧されないから、ばね部材12によ
つてカードの一側端部が上方へ持ち上げられる。
この結果、マイクロスイツチ10のボタン部10
aがカードによつて押下げられず、マイクロスイ
ツチ10はオフ状態のままである。即ち、カード
送出機構はカード送出可能状態とならない。
なお、押板6のラツチ状態を解除するのを忘れ
た場合、マイクロスイツチ10のオフにより「カ
ードなし(売切れ)」がカード売切れ表示段に表
示されるので、この表示により、押板6のラツチ
状態解除が行われていないのを外部から確認でき
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、押板がラ
ツチ状態にある場合、つまり、押板によつて積層
カードが下向きに押圧されていない状態では、カ
ード送出不可能状態とされるから、誤つてカード
が送出されることがなく、その結果、カード送出
ミス、カードに損傷が発生することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるカード送出装置の一実施
例を示す縦断面図、第2図はその分解斜視図、第
3図a及びbはカードを収納し、押板によりカー
ドを押圧している状態をそれぞれ概略的に示す横
断面図及び縦断面図、第3図c及びdは全カード
の送出終了後における状態をそれぞれ概略的に示
す横断面図及び縦断面図、第3図e及びfはカー
ドを収納し、押板がラツチ状態にある場合をそれ
ぞれ概略的に示す横断面図及び縦断面図である。 1……カード収納ケース、2……カード装填用
の開口部、3……カード押出口、4……カード、
5……底板、6……押板、7……スプリング、8
……天井板、9……押出部材、10……マイクロ
スイツチ、11……把手、12……ばね部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前面下部にカード一枚分が通過する大きさのカ
    ード押出口を備えたカード収納ケースと、該カー
    ド収納ケース内に収納されているカードを前記カ
    ード収納ケース底面に押圧するための前記ケース
    の上下方向に移動可能な押板と、該押板に押圧力
    を与えるスプリングと、前記カード収納ケースの
    底面に前後に往復可能に設けられるとともに前記
    カード収納ケース底面を貫通して収納カードの最
    下層のカードに係合する突起部を備えたカード押
    出し部材を備え該押出し部材の前後への一往復動
    作毎に最下層のカードを前記カード押出口より送
    出するカード送出機構と、前記収納ケース底面に
    は前記押板により押圧されたカードによる押圧力
    を検出する検出手段と、前記押板のケース底面へ
    の押圧力を解除した際、前記カードを上方へ付勢
    して、前記検出手段と前記カードとを非接触状態
    とするばね部材とが備えられていることを特徴と
    するカード送出装置。
JP1987016675U 1987-02-09 1987-02-09 Expired JPH0337100Y2 (ja)

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JP1987016675U JPH0337100Y2 (ja) 1987-02-09 1987-02-09

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JPS63126990U JPS63126990U (ja) 1988-08-19
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5099200A (ja) * 1973-12-28 1975-08-06
JPS5351016A (en) * 1976-10-20 1978-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd Forms issuing machine

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JPS5124398Y2 (ja) * 1971-08-07 1976-06-22

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