JPH0337099A - 衣類乾燥機の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動的に衣類の乾燥検知を行なう衣類乾燥機に
関するものである。

従来の技術 従来、乾燥機による衣類の乾燥時間を予測して、これを
表示する方法としては、回転ドラム内から排出される排
気の温度を検知して、その温度上昇速度に基づいて乾燥
時間を予測する方法がある。これは、乾燥運転の開始当
初において排気の温度の上昇速度が遅い場合には、乾燥
時間も長くなるという経験則に基づく予測方法である。

発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、排気温度の上昇に時間がか
かるので、ある程度精度良く温度上昇速度を測定するた
めには１０分〜２０分程度の時間を要し、使用者が乾燥
の終了時間をすぐに判断できないという課題があった。

また、外気温度が異なる場合には、回転ドラムからの排
気温度は、その外気温度によっても左右されるので、従
来のように単に排気の温度の上昇速度に基づいて乾燥時
間を予測するのでは、正確に予測できないという課題を
有していた。

本発明は、このような従来の課題を解決するもので、衣
類の乾燥時間を短時間でかつ、正確に行なうことを目的
とするものである。

課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明の第１の手段は、乾燥
ドラムの回転速度を検知する回転検知手段と、ドラム内
に設けた電極により衣類の抵抗を検知する抵抗検知手段
と、熱源とモータを制御する制御手段と、乾燥時間の表
示手段を設けたものである。

また本発明の第２の手段は、乾燥ドラムの回転速度を検
知する回転検知手段と、乾燥ドラムからの排気温度を検
知する温度センサーを有した排気温度検知手段と、熱源
とモータを制御する制御手段と、乾燥時間の表示手段を
設けたものである。

作用 本発明の乾燥機の制御装置は、上記構成により、乾燥運
転開始時に、衣類の重量によって変化する乾燥ドラムの
起動時の起動速度を測定し、第１の手段においては、こ
の起動速度と検出電極への衣類等の接触に基づいて、衣
類の量、乾燥度合を判定し、乾燥時間を予測するもので
あり、第２の手段においては、前記起動速度と乾燥ドラ
ム内から排出される排気温度の上昇度合に基づいて、乾
燥時間を予測するものである。

実施例 以下、本発明の第１の実施例について、第１図〜第４図
により説明する。衣類乾燥機の構造は第２図に示すよう
に、乾燥室に形成する乾燥ドラム１は外箱２内に回転可
能に支持され、その回転によって内部の被乾燥物３を回
転落下させる。この乾燥ドラムｌ内に衣類を投入する投
入口４は蓋５により開閉される。外箱２内に設けられた
モータ６はベルト７を介して乾燥ドラムエを回転させる
とともに、ベルト８を介してファンケース９内の排気フ
ァン１０を同時に回転させる。前記ファン１０が回転さ
れると空気は吸気口ｌ王からヒータ１２で熱風に変わっ
た後、乾燥ドラムｌ内に入り、被乾燥物３を熱し湿気を
奪う。その後、乾燥ドラムエ後面に設けたフィルター１
３を通過した後、前記ファンケース９および排気ロガイ
ド１４を通って機外へ排出される。上述の動作の連続に
よって被乾燥物３が乾燥されるものである。ファンケー
ス９内には乾燥ドラム１からの排気温度を検出する温度
センサー１５が取付けられている。

また被乾燥物３の乾燥度合を検出するためにドラム支持
板１６に樹脂等の絶縁物１７を介して電極１８が取付け
られている。また、乾燥ドラム１の回転速度検知を行な
うために、乾燥ドラム１（こは磁石１９が、外箱２には
近接スイッチ２０が対向するように設けられている。

このような構成において、乾燥運転開始時に乾燥時間を
予測し、表示する方法について説明する。制御手段２１
はモータ６とヒータ１２に出力を行ないそれぞれをＯＮ
Ｌ乾燥ドラム１の回転を開始する。この時の乾燥ドラム
１の起動特性は第３図に示すようになり、水分を含んだ
被乾燥物３の重量の少量、中量、多量に応じてそれぞれ
Ａ。

Ｂ、Ｃの曲線となり、量が多いほど起動時間が長くなる
。回転検知手段２２は、乾燥ドラム１の回転速度が所定
値Ｖｌ　になるまでの時間１．．１２゜ｔ３を測定する
ことにより起動速度を検知する。

また、抵抗検知手段２３は電極１８によって被乾燥物３
の抵抗を測定し、抵抗値が所定値以下の場合に出力信号
を出す。第４図はその出力例を示すものであり波形りは
抵抗値が低い場合、すなわち被乾燥物３が湿っている場
合、波形Ｅはかなり乾いている場合である。乾燥時間は
基本的には被乾燥物３の重量と乾燥度合に比例しており
、制御手段２１は回転検知手段２２と、抵抗検知手段２
３からの入力信号に基づき被乾燥物３の重量と乾燥度合
を判定し、その布量の被乾燥物３を乾燥させるのに要す
る標準的な時間、すなわち乾燥時間をあらかじめ記憶さ
れたデータに基づき算出し、これを予測時間として、表
示手段２４に表示させる。　次に第２の実施例について
第３図、第５図〜第７図により説明する。衣類乾燥機の
構造は第６図に示すように、乾燥室に形成する乾燥ドラ
ム１は外箱２内に回転可能に支持され、その回転によっ
て内部の被乾燥物３を回転落下させる。この乾燥ドラム
１内に衣類を投入する投入口４は蓋５により開閉される
。外箱２内に設けられたモータ６はベルト７を介して乾
燥ドラムｌを回転させるとともに、ベルト８を介してフ
ァンケース９内の熱交換ファン３０を同時に回転させる
。前記熱交換ファン３０が回転されると空気は排気ロガ
イド３１を通ってヒータ１２で熱風に変わった後、乾燥
ドラム１内に入り、被乾燥物３を熱し湿気を奪う。その
後乾燥ドラム１後面に設けたフィルター１３を通過した
後、ファンケース９内に入り外気で冷却されている熱交
換ファン３０で結露し、水分は排水口３２より排水され
る。除湿された空気は再び排気ロガイド３１へ送られ循
環する。上述の動作の連続によって被乾燥物３が乾燥さ
れるものである。ファンケース９内には乾燥ドラム１か
らの排気温度を検出する温度センサー１５が、排気ロガ
イド３１の出口にはヒータ加熱前の吸気温度を検出する
温度センサー３３がそれぞれ取付けられている。また、
乾燥ドラムｌの回転速度検知を行なうために、乾燥ドラ
ム１には磁石１９が、外箱２には近接スイッチ２０が対
向するように設けられている。

このような構成において乾燥運転開始時に乾燥時間を予
測し、表示する方法について説明する。

乾燥運転開始時の乾燥ドラムｌの起動特性は第３図に示
すとおりで、第１の実施例にて前述したとおりである。

乾燥ドラム１からの排気温度と吸気温度の差、つまり温
度センサー１５と３３の検知温度の差温は第７図に示す
ようになり、乾燥時間の短いものほど乾燥運転開始時の
温度上昇率ΔＴｈ／Δｔは高くなる。制御手段２１は回
転検知手段２２と温度検知手段２５からの入力信号に基
づき被乾燥物３の重量と温度上昇率つまり熱容量を判定
し、その布量の被乾燥物３を乾燥させるのに要する標準
的な時間、すなわち乾燥時間をあらかじめ記憶されたデ
ータに基づき、これを予測時間として表示手段２４に表
示させる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、運転開始時の乾燥ドラム
の起動速度を検知することにより衣類の重量を判定し、
基本的には、この重量に基づいて乾燥時間を予測し、第
１の実施例においては、衣類の乾燥度合を加味して総合
的に判定し、第２の実施例においては、衣類の熱容量を
加味して総合的に判定することにより、短時間で精度よ
く乾燥時間を予測し表示することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例における衣類乾燥機の制
御装置のブロック図、第２図は同衣類乾燥機の断面図、
第３図は同衣類乾燥機の乾燥ドラムの起動特性を示す図
、第４図は同衣類乾燥機の電極検知出力特性を示す図、
第５図は本発明の第２の実施例における衣類乾燥機の制
御装置のブロック図、第６図は同衣類乾燥機の断面図、
第７図は同衣類乾燥機のドラムの排気温と吸気温の差温
特性を示す図である。 ２１・・・・・・制御手段、２２・・・・・・回転検知
手段、２３・・・・・・抵抗検知手段、２４・・・・・
・表示手段、２５・・・・・・温度検知手段。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）乾燥ドラムの回転速度を検知する回転検知手段と
   、ドラム内に設けた電極により衣類の抵抗を検知する抵
   抗検知手段と、熱源とモータを制御する制御手段と、乾
   燥時間の表示手段を備え、乾燥運転開始時の乾燥ドラム
   の起動速度と前記電極検知手段の出力信号に基づいて、
   乾燥時間を予測して、これを表示手段により表示する衣
   類乾燥機の制御装置。
2. （２）乾燥ドラムの回転速度を検知する回転検知手段と
   、乾燥ドラムからの排気温度を検知する温度センサーを
   有した排気温度検知手段と、熱源とモータを制御する制
   御手段と、乾燥時間の表示手段を備え、乾燥運転開始時
   の乾燥ドラムの起動速度と排気温度の上昇速度に基づい
   て乾燥時間を予測して、これを表示手段により表示する
   衣類乾燥機の制御装置。