JPH0336919B2 - - Google Patents

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JPH0336919B2
JPH0336919B2 JP6908485A JP6908485A JPH0336919B2 JP H0336919 B2 JPH0336919 B2 JP H0336919B2 JP 6908485 A JP6908485 A JP 6908485A JP 6908485 A JP6908485 A JP 6908485A JP H0336919 B2 JPH0336919 B2 JP H0336919B2
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JP
Japan
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electrodeposition
coated
electrode plates
return electrode
coating
Prior art date
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JP6908485A
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English (en)
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JPS61231199A (ja
Inventor
Sadao Higuchi
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP6908485A priority Critical patent/JPS61231199A/ja
Publication of JPS61231199A publication Critical patent/JPS61231199A/ja
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用技術分野) 本発明は、電着塗装方法およびその装置、特に
被塗物の通電時間または搬送速度に応じて対極板
の作用する面積を制御してなる電着塗装方法およ
びその装置に関する。
(従来の技術) 電着塗装は、水系塗料が水中において分散ある
いは水溶化した時に、塗料粒子が正または負に帯
電していることを利用して電気泳動させ、被塗物
上に塗料を析出させる塗装方法であり、得られる
塗膜の耐食性が優れているので、自動車車体、電
気冷蔵庫、電気洗濯機等の各種工業製品の塗装に
広く使用されている。
電着塗装には、アニオン型とカチオン型とがあ
り、従来は塗料が安価であり、またつき廻り性が
比較的良好であるので、主としてアニオン電着塗
装法が使用されてきた。しかしながら、アニオン
電着塗装法は、被塗物から金属または化成皮膜の
溶出があるという問題があるため、最近カチオン
電着塗装法が使用されるようになつてきた。すな
わち、同法によれば、被塗物に対する塗膜の密着
性がよく、さらに得られる塗膜の耐食性がアニオ
ン電着塗膜に比して優れているという利点があ
る。
しかして、従来、電着塗装、例えばカチオン電
着塗装は、第3〜4図に示すような装置を用いて
行なわれてきた。すなわち、同図において、化成
皮膜が形成された自動車車体等の被塗物1を載置
したハンガー2が、オーバーヘツドコンベヤ3に
よつて搬送されてくると、まず第1のバスバー4
の後端位置A(電極塗装ラインへの搬入位置)に
おいて、ハンガー2に設けられた集電器5の集電
子5a,5bが第1の直流電源装置6から負の電
着塗装電圧が印加されている第1のバスバー4に
接触する。しかし、この位置では未だ被塗物1
は、電着浴槽19に収容されたカチオン電着塗装
浴7中には全く浸漬されていないため電流は流れ
ない。このようにしてハンガー2がオーバーヘツ
ドコンベヤ3に沿つて進行してB位置(浸漬開始
直前位置)に達すると、第1のリミツトスイツチ
8を作動させ、その作動信号が配線9を介して直
流電源装置6の制御部6a、例えばサイリスタ
SRCに入力され、該制御部6aに設けられたリ
レー回路(図示せず)を介してコンタクター10
をオフする。このため、被塗物1が電着塗料浴7
中へ浸漬を開始してから後述するようにC位置に
おいて被塗物1が半没するまでは、該被塗物1に
は電圧が全く印加されない。
一方、前記信号が制御部に入力されても、第2
のバスバー11には所定の負の電圧が印加された
状態を保つており、このため第2のバスバー11
に係合して全没中の別の被塗物1は電着塗装され
続ける。ハンガー2がオーバーヘツドコンベヤ3
に沿つてC位置に到ると、該被塗物1は半没した
状態になる。このC位置において、第2のリミツ
トスイツチ12を作動させ、その作動信号が配線
13を介して直流電源装置6の制御部6aに入力
され、該制御部6aに設けられたリレー回路(図
示せず)を介してコンタクタ10をオンにする。
したがつて、該被塗物1の浴中に浸漬した部分に
は、第1のバスバー4、集電器5およびハンガー
2を介して正規の電着塗装電圧が印加される。
ハンガー2がオーバーヘツドコンベヤ3上をさ
らに走行すると、被塗物1はさらに浴中に浸漬さ
れ、やがて全没する。この間、集電子5a,5b
はともに第1バスバー3に係合しており、負の電
圧に印加されて陰極を形成する被塗物1と、直流
電源装置6に導線14を介して結線された陽極板
15との間にカチオン性電着塗料を介して通電さ
れて電着塗装が行なわれる。しかして、D位置に
到ると、集電子5aは第1のバスバー3にかつ集
電子5bは絶縁子16に係合し、ついで、集電子
5aは絶縁子16にかつ集電子5bは第2のバス
バー11に係合し、さらにハンガー2が走行する
と、集電子5a,5bともに第2のハンガー11
に係合する。しかも、第1のバスバー3および第
2のバスバー11はともに同電位であるから、被
塗物1には塗装電圧が印加されたまま乗り移りは
スムースに行なわれる。つぎに、別の新しい被塗
物1が電着塗装ラインに搬入され、前記と同じサ
イクルで作動を繰り返す。なお、第2図におい
て、符号17は、底面陽極である。また、この
間、電着塗料は、導管18より部分的に抜き出さ
れ、ポンプPおよびフイルタFを経て導管20よ
り電着浴槽19へ循環される。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の電着塗装方法
においては、陽極板の面積が一定不変の電着塗装
装置を使用し、かつ設置された陽極板全てを作用
させる通電方法としていたので、所定厚の塗膜を
得るためには通電時間が長い場合、印加電圧を低
くし、一方、通電時間が短かい場合には印加電圧
を高くするというように、塗装条件の変動に応じ
てその都度印加電圧を変えなければないないとい
う問題点があつた。
(問題を解決するための手段) 本発明は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、第1に、被塗物を電着塗料浴に
浸漬し、該被塗物と多数の対極板との間に通電し
て該被塗物を電着塗装する方法において、該被塗
物の搬送速度のが速い場合にはこれに対応して多
数の前記対極板の通電枚数を増大させ、一方、搬
送速度が遅い場合にはこれに対応して該対極板の
通電枚数を減少させることにより有効面積を変え
て塗装を行なうことを特徴とする電着塗装方法に
より、上記問題点を解決することを目的としてい
る。
第2に、電着塗料を収納した電着槽と、被塗物
搬送装置と、該電着槽内に設けられた多数の対極
板と、多数の該対極板と被塗物とにそれぞれ接続
された電源とよりなる電着塗装装置において、前
記被塗物搬送装置の搬入側に被塗物の搬送速度検
出手段と、該搬送速度検出手段に接続されかつ該
搬送速度の急緩に応じて多数の対極板の通電枚数
の増減を制御する手段とを設けたことを特徴とす
る電着塗装装置により、上記問題点を解決するこ
とを目的としている。
(実施例) 以下、本発明による電着塗装装置を用いる本発
明方法を、図面に基づいて説明する。第1〜2図
は、本発明の一実施例を示す図であり、同図に基
づき本発明による方法およびその装置を、カチオ
ン電着塗装の場合を例にとつて、同時に説明す
る。
すなわち、同図において、リン酸塩等の化成処
理液により処理して化成皮膜が形成された自動車
車体等の被塗物1が、ハンガー2およびオーバー
ヘツドコンベヤ3よりなる被塗物搬送装置により
搬送されてくると、まずバスバー4の後端位置A
(電着塗装ラインへの搬入位置)において、ハン
ガー2に設けられた集電器5の集電子5a,5b
が直流電源装置6から導線21を接続して負の電
着塗装電圧が印加されているバスバー4に接触す
る。しかし、この位置では未だ被塗物1は、電着
浴槽19に使用されたカチオン電着塗装浴7中に
は全く浸漬されていないため電流は流れない。
このようにしてハンガー2がオーバーヘツドコ
ンベヤ3に沿つて進行してB位置(浸漬開始直前
位置)に達すると、リミツトスイツチ8を作動さ
せ、その作動信号が配線9を介して直流電源装置
6の制御部6a、例えば、サイリスタSCRに入
力され、該制御部6aに設けられたリレー回路
(図示せず)を介してコンタクタ10a,10b、
…をオンにする。このB位置においては、被塗物
の搬送速度検出手段23により被塗物1の搬送速
度が検出される。搬送速度検出手段23として
は、例えば電気的ないし機械的速度計がある。
ハンガー2がオーバーヘツドコンベヤ3上をさ
らに走行すると、被塗物1はさらに浴中に浸漬さ
れて、やがて全没する。この間、集電子5a,5
bはともにバスバー3に係合しており、負の電圧
に印加されて陰極を形成する被塗物1と、直流電
源装置6に導線14を介して結線された第1の陽
極板15との間にカチオン性電着塗料を介して通
電されて電着塗装が行なわれる。しかして、前記
のように搬送中に測定される搬送速度に応じてオ
ンとなるコンタクタ10a,10b,10c…の
数は変る。
例えば、搬送速度が標準速度(通常は、被塗物
1が電着塗装浴に全没後3分間で電着浴槽19か
ら出槽する時間)の時は、15a〜15gの陽極
板はコンタクタ10a〜10gがオンとなること
により電源6と通電状態となり、被塗物1を通電
させ、電着塗装が行われる。一方、搬送速度が標
準速度より速い場合には、標準速度に対し何%速
いかを速度検出手段23で検出し、制御部6aで
その速度計算したのち、コンタクタ10a,10
b…へ信号を送り、10%増まであれば、陽極板を
1枚追加し、、20%増であれば、陽極を2枚追加
してコンタクタをオンにして行く。逆に搬送速度
が遅い場合、コンタクタ10f,10eとそれぞ
れ陽極板の枚数を減らすようにコンタクタをオフ
させる。また、このような陽極板または陰極板の
通電面積の変化は、側部電極板だけでなく底部電
極板17a〜17eについても同様に作用され
る。
なお、この間、電着塗料は、導管18より部分
的に抜き出され、ポンプPおよびフイタFを経て
導管20より電着浴槽19へ循環される。以上は
カチオン電着塗装について述べたが、アニオン電
着塗装についても同様に行なえることはもちろん
である。
(発明の効果) 以上述べたように、本願の第の発明は、被塗物
を電着塗料に浸漬し、該被塗物と多数の対極板と
の間に通電して該被塗物を電着塗装する方法にお
いて、該被塗物の搬送速度が速い場合にはこれに
対応して多数の前記対極板の通電枚数を増大さ
せ、一方、搬送速度が遅い場合にはこれに対応し
て該対極板の通電枚数を減少させることにより有
効面積を変えて塗装を行なうことを特徴とする電
着塗装方法であるから、生産性の変動に伴なつて
被塗物の搬送速度が変動しても、電圧等を変動さ
せる必要がないので管理の手間が省けるだけでな
く、対極板の電着塗装に有効な面積を変えここと
ができるので、極比を一定にすることができ、こ
のため常に所定の一定の膜厚で電着塗装を行なう
ことができる。また、電圧が一定であるため、袋
槽造部に対する付き廻り性の低下がなく、防錆力
が向上する。
また、本願の第2の発明は、電着塗料を収納し
た電着槽と、被塗物搬送装置と、該電着槽内に設
けられた多数の対極板と、多数の該対極板と被塗
物とにそれぞれ接続された電源とよりなる電着塗
装装置において、前記被塗物搬送装置の搬入側に
被塗物の搬送速度検出手段と、該搬送速度検出手
段に接続されかつ該搬送速度の急緩に応じて多数
の対極板の通電枚数の増減を制御する手段を設け
たことを特徴とする電着塗装装置であるから、搬
入側に設けられた被塗物の搬送速度検出手段によ
り被塗物の搬送速度を検出することができ、該搬
送速度に応じて制御装置により対極板に対する通
電面積を制御できるので、極比を一定にでき、こ
のため常に所定の一定の膜厚で電着塗装を行なう
ことができる。また、同一装置内で種々の電着条
件を変えることなく、前記制御装置により対極面
積を変えることができるので、作業管理が極めて
容易であり、しかも装置費が安価である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による電着塗装装置を示す概略
断面図、第2図は前記装置の概略平面図、第3図
は従来の電着塗装装置を示す概略断面図であり、
また第4図は本発明による電着塗装装置の概略平
面図である。 1……被塗物、2……ハンガー、3……オーバ
ーヘツドコンベヤ、6……電源、7……電着塗
料、10a〜10j……コンタクタ、15a〜1
5j……対極板、19…電着槽、23……被塗物
の搬送速度検出手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被塗物を電着塗料に浸漬し、該被塗物と多数
    の対極板との間に通電して該被塗物を電着塗装す
    る方法において、該被塗物の搬送速度が速い場合
    にはこれに対応して多数の前記対極板の通電枚数
    を増大させ、一方搬送速度が遅いは場合にはこれ
    に対応して該対極板の通電枚数を減少させること
    により有効面積を変えて塗装を行なうことを特徴
    とする電着塗装方法。 2 電着塗料を収納した電着槽と、被塗物搬送装
    置と、該電着槽内に設けられた多数の対極板と、
    多数の該対極板と被塗物とにそれぞれ接続された
    電源とよりなる電着塗装装置において、前記被塗
    物搬送装置の搬入側に被塗物の搬送速度検出手段
    と、該搬送速度検出手段に接続されかつ該搬送速
    度の急緩に応じて多数の対極板の通電枚数の増減
    を制御する手段とを設けたことを特徴とする電着
    塗装装置。
JP6908485A 1985-04-03 1985-04-03 電着塗装方法およびその装置 Granted JPS61231199A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5374174B2 (ja) * 2009-02-02 2013-12-25 本田技研工業株式会社 電着塗装装置

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