JPH0336629B2 - - Google Patents

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JPH0336629B2
JPH0336629B2 JP2764587A JP2764587A JPH0336629B2 JP H0336629 B2 JPH0336629 B2 JP H0336629B2 JP 2764587 A JP2764587 A JP 2764587A JP 2764587 A JP2764587 A JP 2764587A JP H0336629 B2 JPH0336629 B2 JP H0336629B2
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JP
Japan
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current
generator
power supply
plasma
engine
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JP2764587A
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JPS63194871A (ja
Inventor
Tsuneyuki Aizawa
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Denyo Co Ltd
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Denyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプラズマアーク加工に用いるプラズマ
電源装置に関し、特にエンジン駆動型発電機の出
力を用いるプラズマ電源装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
金属を切断する方法としてはガス切断、プラズ
マ切断等が従来使用されている。
最近、不活性ガスを作動ガスとして用いた従来
のプラズマ切断にかわるものとして、エアを用い
たプラズマ切断が開発され広く使用されている。
しかし現在使用されているプラズマ切断に用いら
れる電源装置は商用電源を利用した静止形のもの
であり、工場内での使用がほとんどである。近年
作業能率の効率化を計る為に、商用電源が施設さ
れていない野外現場でも使用可能なプラズマ電源
装置の開発が要望されていた。野外用のプラズマ
電源装置として、安定したプラズマ電流の供給を
行うためには、従来広く用いられている溶接用発
電機をプラズマ電源特性を満足するように無負荷
電圧を上げて、プラズマ切断用発電機とし、それ
をエンジン駆動して使用する回転機形とする必要
があつた。
第3図は従来のエンジン駆動による溶接用発電
機の無負荷電圧を上げて、プラズマ切断用発電機
として用いたエンジン駆動型プラズマ電源装置の
回路を示したものである。図に示す2はエンジン
駆動型発電機(以下発電機と記す)であり、三相
電機子巻線Arと他励式界磁線巻Fgより構成され
ている。3は発電機2の出力を全波整流する主整
流器であり、その出力はチヨツパ式定電流装置4
に供給される。即ち発電機2の出力にチヨツパ式
定電流装置を接続し、プラズマ切断に必要なる特
性を得、負荷5として切断しようとする金属を接
続し、プラズマ切断作業を野外にて行なうエンジ
ン駆動型プラズマ電源装置である。チヨツパ式定
電流装置4の一般的な回路としては第4図のもの
が用いられている。このプラズマ電源装置のチヨ
ツパ式定電流装置4はエンジン駆動型発電機の交
流出力を全波整流して供給される直流充電電流に
よつて充電されるコンデンサCと、コンデンサC
の充電電流をスイツチングするトランジスタTr
と、このトランジスタTrによつてチヨツプされ
た電流が、平滑回路の形成するフライホイールダ
イオードDとリアクタLによつて平滑された負荷
に供給している。トランジスタTrの作動はプラ
ズマアーク電流のフイードバツク信号と出力設定
器4aの基準信号と比較する制御回路4bによつ
て制御され、常にプラズマアーク電流の平均値が
設定値になるように定電流制御を行つている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし上記の如く単に従来公知の発電機を、そ
のままエンジン駆動してエンジン駆動型プラズマ
電源装置としたのでは、照明用、電動工具用の発
電機及び溶接作業用発電機とは異なり、プラズマ
電源装置としては、負荷であるプラズマアークの
変動に対する過渡特性について生じた問題点を改
善しなければ、エンジン駆動型プラズマ電源装置
としては満足なる特性が得られないことが判明し
た。
即ち負荷であるプラズマアーク電極間距離が急
激に大きくなつた時、プラズマアークを維持する
ために、プラズマ電源装置の定電流装置に対して
負荷電圧の急上昇を要求する過渡状態を頻繁に生
ずる。この時該エンジン駆動型プラズマ電源装置
が円滑に応答することができないと、プラズマア
ークの安定性を失なうこととなり、著しく作業性
を阻害していた。この原因としては、このような
過渡状態ではエンジン駆動型プラズマ電源装置内
と制御回路の対応動作により、トランジスタの導
通率(TON/TON+TOFF)が急増するため、コン
デンサからの放電量が急増する。これによつてコ
ンデンサの端子電圧が降下し、それを補充すべく
発電機及び主整流器から成る充電電源部は急速に
充電量を増化しようとする。しかし発電機から成
る充電電源部に大きな誘導性内部インピーダンス
を含むためその立ち上りに遅れを生じ、コンデン
サの端子電圧が一定の限度以下に落込んで、チヨ
ツパ部の動作不安定を生じて、負荷へ安定した出
力を供給できなくなるのである。
本発明は上記の問題点を解決のために創出され
たものであり、発電機の負荷の急増に対応して安
定したプラズマアーク電流の供給を可能とするエ
ンジン駆動型プラズマ電源装置の提供を目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するための具体的手段は発電機
の出力を整流してチヨツパ式定電流装置の入力と
し、該定電流装置の出力で、プラズマ切断を行な
うためのプラズマ電源装置において、エンジン駆
動型発電機の交流負荷電流を一次電流とする変流
器を設け、該変流器の二次電流を整流し、前記発
電機の界磁巻線に並列に加えるようにしたことを
特徴とするエンジン駆動型プラズマ電源装置を用
いることである。
〔作用〕
上記手段を用いることにより発電機より出力さ
れる交流負荷電流の変化は、変流器の二次電流の
検出量の変化となつて検出され、発電機の界磁巻
線には検出量に比例した励磁電流が供給され、負
荷の変動に対して交流負荷電流は速やかに応答し
てプラズマアークの安定性を保持する。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
第1図は本発明の実施例の主要部接続を示す図
であり、第2図は実施例におけるエンジン駆動型
プラズマ電源装置の静的外部特性曲線を示すもの
である。最初に本発明の実施例の構成から説明す
る。
第1図において、1は本発明である補償部であ
り、1aは電流検出手段でる三相変流器で、1b
は補償手段である補助整流器である。2は該発電
機で、三相の電機子巻線Arと界磁巻線Fgから構
成されている。3は発電機2の出力を全波整流す
る主整流器で、この直流出力はチヨツパ式定電流
装置4に供給される。5は切断トーチ等の負荷装
置である。定電流装置4はコンデンサC、トラン
ジスタTr、シヤントH、リアクタL、出力設定
器4aおよび制御回路4b等から構成されてい
る。6は発電機2の界磁巻線Fgに励磁電流を供
給する為の直流電源である。三相変流器1aは発
電機2の電機子巻線Arと主整流器3との間に配
設されており、その二次巻線は補助整流器1bに
接続されている。この補助整流器1bによつて全
波整流された直流出力は界磁巻線Fgに直流電源
6の出力と同極性で並列的に接続されている。
今、エンジンを始動して発電機2が駆動され、
励磁されると発電機2および主整流器3が定電流
装置4に直流電力を供給して、定電流装置4内の
コンデンサCを充電する。作業者がスイツチSを
“ON”にするとトランジスタTrがスイツチング
を開始して、リアクタLおよびフライホイールダ
イオードDにより平滑化されたプラズマアーク電
流を負荷5に出力端子4d,4cを経由して供給
する。作動中は発電機2および主整流器3が、コ
ンデンサCの放電をたえず補充するように充電し
続ける。スイツチSを“OFF”にするとトラン
ジスタTrのスイツチングが止まりプラズマアー
ク電流の供給が停止する。
制御回路4bはシヤントHからのプラズマアー
ク電流のフイードバツク信号と出力設定器4aか
らの基準信号とを比較してトランジスタTrを制
御し、常にプラズマアーク電流の平均値が設定値
になるように定電流制御する。
以上のようなエンジン駆動型プラズマ電源装置
の静的外部特性は第2図のようになる。第2図に
おける曲線aは発電機2の固有内部インピーダン
スによる適度に垂下する外部特性であり、曲線b
は前記した定電流装置4により得られる定電流特
性曲線である。また曲線cはプラズマアークの電
圧電流特性曲線である。出力設定器4aの調整
で、定電流特性曲線がb1,b2,b3,…のように変
化し、例えば曲線C2との交点P1、P2、P3、…等
のように動作点が移動してプラズマアーク電流が
I1、I2、I3…等と加減できる。
トランジスタTrのスイツチング停止期間、即
ち無負荷状態においてはコンデンサCはP0点に
相当する無負荷電圧に充電されている。また出力
設定がI1、I2、I3…等の定常負荷状態においては、
コンデンサCがそれぞれP1″、P2″、P3”等に相
当する充電電圧で平衡しており、負荷電圧平均値
に対する余剰電圧はトランジスタTrの“OFF”
期間(Toff)により実質的に吸収されている。
上記のように構成されている本発明の実施例の
作用について説明する。
エンジン駆動型プラズマ電源装置における一動
作例として、第2図において出力設定器の設定値
電流がI2の定電流特性曲線b2上での作用について
述べる。定常の負荷状態の場合には、プラズマア
ークの電圧電流特性曲線はC2を示し、出力設定
値電流がI2の時に交点P2において動作する。この
ように定常の負荷状態即ちプラズマアークが安定
した条件で使用されている時に、何等かの原因に
よりプラズマアークの使用条件が急変する場合が
生じる。例えば電極間の距離が急激に短くなつた
時の過渡状態においてはプラズマアーク電流Iの
変動は、コンデンサCとトランジスタTrのチヨ
ツパ回路の放電によつて対応可能で、発電機2と
主整流器3は休止状態になつて過渡特性には関与
しない。
一方電極間の距離が急変して長くなつた時、即
ち負荷の急激な増大の時の過渡状態では、プラズ
マアークの電圧電流特性曲線がC2からC1へ急変
することになり、負荷5は定電流装置4に対して
動作点をP2からP2′に相当する負荷電圧への急上
昇を要求する。この時発電機2の電機子巻線Ar
と主整流器3との間に配設されている電流検出手
段である三相変流器1aには、設定された変流比
の電流が2次巻線に誘起されて、補償手段である
補助整流器1bによつて整流される。該補助整流
器1bによつて整流された電流ICTは界磁巻線Fg
へ供給される。
この三相変流器1a及び補助整流器1bからな
る補償部1で得られる補償電流ICTは、主整流器
3からコンデンサCを充電する充電電流Igと全く
相似な波形で、大きさが三相変流器1aの変流比
に比例した大きさの直流電流が得られる。この補
償部1を負荷である発電機2の界磁巻線Fgから
見た場合に、直流電源6が電圧源であるのに対し
て、補償部1は充電電流Igに相似な電流波形を示
す電流源である。この補償部1から直流電源6へ
流入する補償電流ICTの大部分は界磁を励磁する
界磁電流Ifとなり、直接的に発電機2の界磁を急
速に増磁する。即ち、電極間距離が急変して長く
なつた時に過渡状態では負荷電流の増大により充
電電流Igが急増するが、反面コンデンサCの端子
電圧が急降下する。この現象を充電電流Igを変化
からいち早く検出して、界磁への増磁が励磁電流
Ifの増大によつて可能となるのである。
上記の作用によつて発電機2の出力である充電
電流Igの立ち上りを速めることが可能となる。
一方、電流源である補償部1の補助整流器1b
と電圧源である電流電源6の出力は同極性で並列
に接続されているので、補償電流ICTに相当する
補償部出力電圧が、直流電源6の出力電流を上回
る分が生じる場合がある。この時、該直流電源6
を例えばバツテリ又は直流発電機などの可逆形直
流電源で構成することにより、これに補償電流
ICTの一部が流入し、直流電源6から電流IBがその
分減少して、界磁電流Ifは補償電流ICTの全てが加
わるように増加しない。従つて定常的には第2図
に示す発電機2の外部特性曲線aは、補償部1の
変流器1aの変流比を適切に設定することによ
り、ほとんど変化しない特性を得ることが可能と
なる。
本発明は実施にあたつて上記実施例に限定され
るものではなく、例えばエンジン駆動型プラズマ
切断装置は三相以外の多相でもよい。多相になつ
たからといつて多相の変流器が必要なのではな
く、負荷の急激な変化の過渡状態に充分に応答可
能なものでよく、全ての相に挿入する必要はな
い。
〔発明の効果〕
以上の説明のように、本発明を用いることによ
り、プラズマアークを負荷とするプラズマ電源装
置において、負荷変動によつて生じる急激な出力
増加の過渡特性に対する改善が図られる。即ち、
発電機の交流負荷電流出力の変動を電流器によつ
て検出し、該変流器の2次電流を整流して界磁巻
線へ供給する電流源を創設することによつて、過
渡状態時に定電流装置へ供給する充電電流の時間
的遅れを改善し、プラズマアークの安定性の維持
が実現される。上記の効果を生じる本発明によ
り、野外の作業現場において、能率よく切断作業
が行なえるエンジン駆動型プラズマ電源装置が提
供される。又、本発明により創設された手段は簡
易な構成から成り従来にない大きな効果を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の主要部を示す図であ
り、第2図は実施例におけるプラズマ電源装置の
静的外部特性曲線を示す。第3図は従来の溶接用
発電機を改良したエンジン駆動によるプラズマ電
源装置を示し、第4図はチヨツパ式定電流装置の
詳細図である。図中に符した記号は以下のものを
示す。 1……補償部、1a……三相変流器(電流検出
手段)、1b……補助整流器(補償手段)、2……
エンジン駆動型発電機、Ar……電機子巻線、Fg
……界磁巻線、4……定電流装置、5……負荷
(プラズマアーク発生部)、6……直流電源、ICT
……補償電流、Ig……充電電流。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エンジン駆動型発電機の出力を整流してチヨ
    ツパ式定電流装置の入力とし、該定電流装置の出
    力でプラズマ切断を行うためのプラズマ電源装置
    において、 前記エンジン駆動型発電機の交流負荷電流を一
    次電流とする変流器を設け、該変流器の二次電流
    を整流し、前記エンジン駆動型発電機の界磁巻線
    に並列に加えるようにしたことを特徴とするエン
    ジン駆動型プラズマ電源装置。
JP2764587A 1987-02-09 1987-02-09 エンジン駆動型プラズマ電源装置 Granted JPS63194871A (ja)

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