JPH0336505Y2 - - Google Patents

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JPH0336505Y2
JPH0336505Y2 JP19174986U JP19174986U JPH0336505Y2 JP H0336505 Y2 JPH0336505 Y2 JP H0336505Y2 JP 19174986 U JP19174986 U JP 19174986U JP 19174986 U JP19174986 U JP 19174986U JP H0336505 Y2 JPH0336505 Y2 JP H0336505Y2
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patch
drug
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layer
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、正確に規定された量の薬剤投与を必
要とする全身あるいは局所作用性の経皮性薬剤を
皮膚に貼付体様式で投与することができる医療用
皮膚貼付体の改良に関する。
(従来の技術及び問題点) 従来の医療用皮膚貼付体としては、非通気性に
なされている基材シートの全面又は額縁状に外周
側縁部を被覆する粘着剤層を設け、この粘着剤層
上に額縁状外側剥離シートを、更に必要であれば
内側剥離シートを貼着し、基材シート上及び(又
は)剥離シート上に薬剤計量用の目盛を表示して
なるもの(実開昭55−158718号)や、薬剤計量用
の目盛を表示した基材シートの外周側縁部に粘着
剤層を設け、この粘着剤層上に剥離シートを貼着
して基材シートの粘着剤を被覆保護してなる医療
用皮膚貼付体(特開昭61−200910号)等が知られ
ている。
これらの従来提案されてきた医療用皮膚貼付体
を用いる薬剤の投与、例えば狭心症の発作時又は
発作予防に使用されるニトログリセリン軟膏等の
薬剤の投与は、粘着剤層で周りが囲まれた基材シ
ート上に薬剤チユーブから薬剤を剥離シート上に
印刷してある薬剤計量用目盛又は、基材シート上
に印刷してある薬剤計量用目盛を利用して計量し
ながら所定量押し出し、次いで、押し出した薬剤
を基材シート上に充分に塗り拡げた後にこの薬剤
層が皮膚に接するように貼付体を皮膚の所定個所
に当接させることより行われる。この場合に粘着
剤層は皮膚に付着し、この粘着剤層が薬剤を云わ
ば包囲するような状態となる。従つて、これらの
従来提案されてきた医療用皮膚貼付体は薬剤計量
用目盛を表示することを主眼としているものであ
り、その機能の面から考えて必ずしも好ましいも
のとは云えない。即ち、基材シート上に塗布され
る薬剤は、剥離紙等に表示されている薬剤計量用
目盛にしたがつて薬剤チユーブから押し出される
のであり、上記目盛は目安程度に過ぎず患者が医
師により処方された規定量を正確に計量押出しす
ることは困難と云うよりも不可能であり、更に発
作時等の緊急時には薬剤チユーブからの計量押出
しが煩わしいものであつた。また、薬剤(軟膏)
を基材シートに指で塗り拡げる場合には、指先か
らの薬剤吸収があり、薬害発生の問題もあつたと
ころであり、正確な量の薬剤投与を貼付体様式で
容易に使用できる技術の出現が望まれていた。
一方、経口投与に用いる錠剤にあつては、1本
の直線状溝又は十字状溝を形成しておき年令、症
状等に応じ、一般には年令に応じ該錠剤を上記溝
に沿い割ることにより薬剤量を所定量となし得る
ものが知られている。
従つて、本考案は、上記の分割可能な錠剤の考
えを基本着想とし、これを貼付体に適用すること
により、正確な量の薬剤投与を貼付体様式で迅速
かつ容易になすことができる医療用皮膚貼付体の
提供の目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上述の如き問題点を解決し、所期の目的を達成
するための本考案の要旨とする構成は、経皮性薬
剤と皮膚粘着剤との混合物からなる貼付剤層と、
この貼付剤層の少なくとも片面に貼付された帯片
状のシート材とを有しており、このシート材には
その長手方向に薬剤計量用目盛が表示され且つこ
の目盛に対して直交する方向に複数本の直線状マ
ークが表示されていることを特徴とする、医療用
皮膚貼付体に存する。
(作用) 本考案による医療用皮膚貼付体では、使用に際
し経皮性薬剤と皮膚粘着剤との混合からなる貼付
剤は、帯片状のシート材に貼付剤層として貼付さ
れているため、従来の貼付体のように指等で薬剤
をシート材上に塗り拡げる必要はなく、直ちに皮
膚面に貼着することができると共に薬剤の汚染等
を回避することができる。
また、使用に際し、帯片状のシート材上にはそ
の長手方向に薬剤計量用目盛が表示され且つその
目盛に対して直交する方向に複数本の直線状マー
クが表示されているので、使用者である患者が医
師により処方された規定量を上記の薬剤計量用目
盛によつて計量し、且つ上記の直線状マークに沿
つて貼付体を切断すれば薬剤量が所定量の貼付体
となるので、従来の貼付体のような計量押し出し
の煩わしさが解消する。
(実施例) 次に本考案の実施例について図面を参照しなが
ら説明する。
第1図及び第2図は本考案による第1実施例形
を示すようである。図中1は、本考案に係る医療
用皮膚貼付体(以下単に「貼付体」と称する)で
あり、この貼付体1は、帯片状のシート材2と、
その片面に貼付されており経皮性薬剤と皮膚粘着
剤との混合物からなる貼付剤層3と、この貼付剤
層3上に貼付されていて剥離可能な帯片状のシー
ト材2aとから構成されている。
上記のシート材2の少なくとも一側端には上記
の貼付剤層3が施されていない部分21を設けて
おくことができ、これによつて貼付体1の使用に
際して上記のシート材2aの剥離処理を容易なも
のとすることができ、又貼付剤層3に手指が触れ
ることなしに皮膚への施与が容易となる。
上記のシート材2上には、その長手方向に薬剤
計量用目盛4が印刷表示されると共に、この目盛
4に対して直交する方向に複数本の破線からなる
直線状マーク5が印刷表示されている。
前記貼付剤層3は、既述のように経皮性薬剤と
皮膚粘着剤との混合物からなるが、使用される経
皮性薬剤としては、例えば、狭心症等の疾患に著
効を示す全身作用性のニトログリセリン軟膏や乾
癬その他の抵抗性皮膚疾患に著効を示す局所作用
性の副腎皮質ホルモン含有軟膏等が使用され、ま
た、皮膚粘着剤としては、混和される経皮性薬剤
との化学反応性がないこと、幾分なりとも通気性
を有していること、皮膚刺激性が低いこと等を考
慮して決定されるが、一般にはゴム系又は合成樹
脂系粘着剤(シリコン系樹脂、アクリル系樹脂
等)から選択される。
また、本考案に使用されるシート材2として
は、経皮性薬剤及び皮膚粘着剤との化学反応性、
通気性、投与目的等を考慮して、例えばプラスチ
ツクスシート、布、紙、不織布、金属繊維等の材
質のものから任意に選択できる。
前記シート材2上に印刷表示される薬剤計量用
目盛4は、貼付剤層3における経皮性薬剤の含有
量を示すものでなり、その表示態様としてはイン
チ目盛、センチ目盛、又はこれらに代わる図柄で
あつても差支えはなく、更に薬剤含有量が目盛に
沿い併記されていることもできる。
このように構成されている本考案による貼付体
1を使用するには、先ず薬剤計量用目盛4により
薬剤含有量を読取つて、患者の症状や年令等に応
じ医師が処方した規定量となる目盛位置を決め、
目盛線に対して直交する方向に表示されている直
線状マーク5(本実施形では破線として印刷表
示)に沿い、ハサミ等の切断具を用いて貼付体位
置を切り取る。次いで、剥離紙としての機能を有
するシート材2aを剥離除去し、皮膚の所定個所
に貼付剤層3における粘着剤により貼着される。
尚、本実施形では直線状マーク5として破線が
印刷表示されているが、このマーク5は薬剤計量
用目盛4の目盛線に対して正確に直交した態様で
貼付体1を切断し、これによつて切取られた貼付
体1の貼付剤層3に含有される薬剤量が正確な規
定量となすためのガイドとしての機能を果たすも
のであり、この機能を果たし得るものであれば良
く、従つて破線である必要性はなくミシン目線の
ような部分破断線となすこともでき、このように
すればハサミ等の切断具を用いることなしに計量
切取りが可能となるので好都合である。
また、上記薬剤計量用目盛4及び直線状マーク
5がシート材2上に表示される場合について説明
したが、剥離紙としての機能を有するシート材2
a上にも薬剤計量用目盛4及び直線状マーク5を
施こすことができる。かかる場合には、薬剤計量
用目盛4及び直線状マーク5が貼付体1の両面に
設けられるため、どちらか一方を適宜選択して使
用することができる。
貼付体1を皮膚に確実に貼着保持したい場合に
は、該貼付体1を皮膚に貼着後更にガーゼ等をシ
ート材2の外面に当て、次いでテープ絆創膏等で
固定してもよい。
尚、投与すべき薬剤量が大であり、従つて貼付
面積が過大となる場合には、局所的な皮膚の呼吸
障害の発生を防止するために、切り取つた貼付体
をさらに複数個に分割して皮膚各所に貼付して使
用することもできる。
第3図は本考案の第2実施形を示す斜視図であ
る。この実施形による貼付体1は、貼付剤層3が
貼付されたシート材2が順次積層され全体として
ロール状をなしている。シート材2上には、第一
実施形による貼付体と同様に薬剤計量用目盛4が
印刷表示されると共に、その目盛4に対して、直
交する方向に複数本の直線状マーク5が表示され
ている。
このロール状の貼付体1によれば、用時に必要
量分だけ剥離して引出し切り取ることが可能とな
ると共に、未使用の貼付剤層3が貼着されている
シート材2は、その上に積層されたシート材2で
保護されているため外部雰囲気により薬剤が汚染
されることがない。
上述のようにこの貼付体1は、二層構造を有し
ている点及び積層されロール体をなしている点に
おいて第1実施形による平面状構造の貼付体と相
違するに過ぎない。
なお、この貼付体1にさらに剥離可能なシート
材を貼付剤層3に貼付して、三層構造を有するも
のとなし、これを巻回させ全体としてロール状の
ものとなすこともできる。
(考案の効果) 本考案による貼付体は、上述の如く構成され、
使用に際し経皮性薬剤と皮膚粘着剤とからなる貼
付剤は、帯片上のシート材に貼付剤層として貼付
されるので、指により薬剤軟膏をシート材上に塗
り拡げる必要はなく且つ指先からの薬剤吸収によ
る薬害発生の問題も生じない。
また、単位面積当りの薬剤含有量は貼付体の製
造時に特定されており、使用者は各人の必要量を
シート材上に表示されている薬剤計量用目盛によ
り簡単に且つ確実に計量することができ、しかも
直線状マークを利用して所定量となるように貼付
体を切り取ることができ、従つて薬剤の過剰投与
や過少投与を有効に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による医療用皮膚貼付体の第1
実施形を示す平面図、第2図はその縦断面図、第
3図は本考案の第2実施形を示す斜視図である。 1…医療用皮膚貼付体、2,2a…シート材、
3…貼付剤層、4…薬剤計量用目盛、5…直線状
マーク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 経皮性薬剤と皮膚粘着剤との混合物からなる
    貼付剤層と、この貼付剤層の少なくとも片面に
    貼付された帯片状のシート材とを有しており、
    このシート材にはその長手方向に薬剤計量用目
    盛が表示され且つこの目盛に対して直交する方
    向に複数本の直線状マークが表示されているこ
    とを特徴とする、医療用皮膚貼付体。 (2) 帯片状のシート材が貼付剤層の両面に貼付さ
    れており、これらシート材の少なくとも一方に
    薬剤計量用目盛及び直線状マークが表示されて
    いることを特徴とする、実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載の医療用皮膚貼付体。 (3) 直線状マークが印刷破線及びミシン目線から
    選ばれたものであることを特徴とする、実用新
    案登録請求の範囲第1項又は第2項に記載の医
    療用皮膚貼付体。 (4) 医療用皮膚貼付体が積層されロール体をなし
    ていることを特徴とする、実用新案登録請求の
    範囲第1〜3項の何れか1つに記載の医療用皮
    膚貼付体。
JP19174986U 1986-12-15 1986-12-15 Expired JPH0336505Y2 (ja)

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