JPH0336442B2 - - Google Patents

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JPH0336442B2
JPH0336442B2 JP4612485A JP4612485A JPH0336442B2 JP H0336442 B2 JPH0336442 B2 JP H0336442B2 JP 4612485 A JP4612485 A JP 4612485A JP 4612485 A JP4612485 A JP 4612485A JP H0336442 B2 JPH0336442 B2 JP H0336442B2
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JP
Japan
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frp
layer
conductive
radio wave
conductive layer
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JP4612485A
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JPS61205005A (ja
Inventor
Koji Abe
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は。マイクロ波帯、準ミリ波帯および
ミリ波帯のアンテナに関するものであり、詳しく
は軽量化、量産化、低価格化を狙いとしたFRP
反射鏡に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、上記帯域のアンテナでは、多くの場合、
その反射鏡にアルミニウムの板を所定の曲面に成
形加工したものを用いている。
これに対し、近年、FRP材料がその軽量性と
量産性・経済性より注目され、第3図に示すよう
なFRP反射鏡を用いたアンテナが実用化されて
いる。第3図で1はFRP反射鏡、2は一次放射
器、3は支柱である。第3図のFRP反射鏡1に
おいて、反射面に相当する部分は、第4図aの断
面図に示すようにFRPの成形曲面4の表面にア
ルミニウムや亜鉛の溶射や金等の蒸着による金属
膜5を施すか、或いは第4図bの断面図に示すよ
うにプラスチツクスを強化する繊維の最上層にア
ルミニウムを付着したガラス繊維クロスや銅織布
等の導電性織布6を積層するなどして構成されて
いる。
そして、この反射鏡1は軽量化や製造コストの
低減を図れると共に、瞬時の荷重シヨツクによつ
ても永久歪が生じにくいこと、成形型を用意すれ
ば量産化が容易であること、鏡面を支える背面構
造体も含めて一体構造に成形できること、金属材
料の省資源化が図れること等の利点を併せ備えて
いることから、今後の需要の伸びが見込まれてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第4図aに示す断面構造の
FRP反射鏡1では、まずFRPの成形曲面4を成
形しその後で電波を反射する面に溶射や蒸着によ
る金属膜5を施すことから、製作する上で別個の
工程を重ねることとなり、又、特に準ミリ波帯や
ミリ波帯で用いる反射鏡では、導電性をよくし、
且く裏面への透過を少なくするために100〜
200μm以上の金属膜5を形成する必要があること
から、多大の工数を要し、経済性に欠ける難点が
あつた。
一方、第4図bに示す断面構造のFRP反射鏡
1では、反射体にアルミニウムを付着したガラス
繊維クロスや銅織布等の導電性織布6を用いるた
め、周波数が準ミリ波、ミリ波へと高くなるにつ
れて、織布の織り目の間より電波が漏れて反射特
性が損なわれる欠点があつた。このため、導電性
織布6を二重に積層・成形して上記の欠点をなく
する手だてもとられているが、この場合、高価な
導電性織布6を多量に使うことになり経済性が損
なわれる難点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、これらの欠点を解消するためになさ
れたもので、具体的には、FRP反射鏡1の反射
面の裏面に導電性塗料や金属粉末を混入した液状
の導電性プラスチツクスを塗布して導電性層7を
形成すると共に、反射面と上記導電性層7との間
の層に電波を吸収する材料を施こし電波吸収機能
を持たせるように構成したものである。
〔作用〕
この発明におけるFRP反射鏡1の裏面の導電
性層7は、前面の反射面より漏れて来た電波を改
めて前方に反射する役割を持つもので、上記の導
電性層7と反射面とで反射された電波は両者の間
に施こされた電波吸収材により吸収されるため、
FRP反射鏡1全体としての漏れ電波は少なくな
りより良好な反射特性が得られることとなる。
〔実施例〕
以下、この発明の詳細を第1図に示す一実施例
により説明する。第1図はFRP反射鏡1の断面
を示す図であり、この図で4は所定の曲面に成形
されたFRPの成形曲面、6は電波を反射する面
に積層された導電性織布、7は電波を反射する面
の裏面に導電性塗料を用いて施こされた導電性
層、8は上記FRP成形曲面4の中に混入された
カーボン粉末等の電波吸収材である。第1図に示
す構成のFRP反射鏡1で、導電性織布6と導電
性層7による電圧反射係数をそれぞれγ、γ′と
し、電波吸収材8の混入されたFRP成形曲面4
での減衰係数をαとすると、まず導電性織布6で
反射する電力はγ2に比例し、残りの(1−γ2)に
比例する電力は透過する。次に導電性織布6を透
過した電力は、電波吸収材8の混入されたFRP
成形曲面4を減衰しながら通過した後裏面の導電
性層7で再び反射され、α(1−γ2)γ′2に比例す
る電力がターンし残りのα(1−γ2)(1−γ′2
に比例する電力は透過してアンテナの背面に放射
される。即ち、今γ=0.999、γ′=0.95、α=0.5
とすると、初めの反射面での損失は−0.009dBと
無視できる程に小さいが、透過する電力は−
27dBと大きく優れた放射特性のアンテナを実現
すべくFront to Back比を考えた場合、無視でき
ない量である。しかし、この透過した電力は、減
衰を受けながらFRP成形曲面4を通過した後、
その大部分はFRP反射鏡の裏面に設けた導電性
層7で再度反射され、導電性層7を透過して来る
電力は−43dBと十分に小さい値に減衰している。
第2図にこの発明の他の実施例を示す。第2図
で1,4,6,7は第1図と同様であるが、9は
FRP成形曲面4と導電性層7との間に設けた電
波吸収層である。この電波吸収層9は、例えば導
電性層7の下に電波吸収塗料を塗布して構成した
ものであり、その作用は第1図でFRP成形曲面
4に混入した電波吸収材8と同様、反射面と導電
性層7との間で反射を繰り返す電波の電力を吸収
することにある。
このようにFRP反射鏡1の反射面の裏面に導
電性層7を設け、更に上記反射面と導電性層7と
の間に何らかの電波吸収機能を施こせば、反射面
だけで電圧反射率を上げたり透過率を下げたりす
ることに努める必要はなく、反射損失が許容でき
る範囲で反射材を選定して用いればよいため反射
材に対する要求が緩和されると共に、導電性層7
に当る導電性塗料の塗布や電波吸収層8としての
電波吸収材塗料の塗布も簡便なことから、この発
明による経済的な効果は大きい。
なお、第1図、第2図では、FRPの成形曲面
4を単層の積層板の例で示したが、これはサンド
イツチ板の場合も同様の効果が得られることは明
らかである。
また、以上の説明では、FRP反射鏡1を用い
た一例として、回転対称なパラボラアンテナの例
を示したが、この効果はこれだけに限つたもので
はなく、オフセツトアンテナ用の非回転対称なだ
円面鏡や双曲面鏡、或いは鏡面修整した非二次曲
面にも適用できるものである。
更に、上記の説明では、アンテナを構成する反
射鏡は一の例を示したが、この発明はこれに限ら
ず複数枚のFRP反射鏡1を有するアンテナに適
用できることは自明である。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、準ミリ波や
ミリ波等の高い周波数でも容易に且つ安価に
FRP反射鏡1の透過波を抑えることができ、軽
量で且つ量産ができる経済性に富んだアンテナが
得られ実用上極めて大きな効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のFRP反射鏡アンテナを構成
するFRP反射鏡の一実施例を示す断面図、第2
図は同じく他の実施例を示す断面図、第3図は
FRP反射鏡アンテナの構成を示す断面図、第4
図a,bは従来のFRP反射鏡アンテナで使われ
ているFRP反射鏡の断面図であり、図中、1は
FRP反射鏡、2は一次放射器、3は支柱、4は
FRPの成形曲面、5は金属膜、6は導電性織布、
7は導電性層、8は電波吸収材、9は電波吸収層
である。なお、図中、同一あるいは相当部分には
同一符号を付して示してある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一枚または複数枚の反射鏡を用いて構成する
    反射鏡アンテナにおいて、上記反射鏡の鏡面構造
    物をFRPで成形し、反射面を溶射や蒸着による
    金属膜または金属系や金属を付着したガラス繊維
    による導電性織布で構成すると共に、上記反射面
    の裏面に導電性層を設け、且つ上記反射面と導電
    性層との間の層に電波吸収材を施したことを特徴
    とするFRP反射鏡アンテナ。 2 上記導電性層を導電性塗料または金属粉末を
    混入した液状の導電性プラスチツクスを塗布して
    構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のFRP反射鏡アンテナ。 3 上記反射面と導電性層との間の層の電波吸収
    材を電波吸収塗料を塗布して構成したことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のFRP反射鏡
    アンテナ。 4 上記反射面と導電性層との間の層の電波吸収
    材を上記反射鏡の鏡面構造物を形作るFRPの中
    にカーボンやフエライトを混入して構成したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のFRP
    反射鏡アンテナ。
JP4612485A 1985-03-08 1985-03-08 Frp反射鏡アンテナ Granted JPS61205005A (ja)

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JP4612485A JPS61205005A (ja) 1985-03-08 1985-03-08 Frp反射鏡アンテナ

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JP4612485A JPS61205005A (ja) 1985-03-08 1985-03-08 Frp反射鏡アンテナ

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Publication Number Publication Date
JPS61205005A JPS61205005A (ja) 1986-09-11
JPH0336442B2 true JPH0336442B2 (ja) 1991-05-31

Family

ID=12738233

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04119114U (ja) * 1991-04-03 1992-10-26 鐘淵化学工業株式会社 衛星放送受信用アンテナ装置

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Publication number Publication date
JPS61205005A (ja) 1986-09-11

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