JPH033598Y2 - - Google Patents

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JPH033598Y2
JPH033598Y2 JP6069587U JP6069587U JPH033598Y2 JP H033598 Y2 JPH033598 Y2 JP H033598Y2 JP 6069587 U JP6069587 U JP 6069587U JP 6069587 U JP6069587 U JP 6069587U JP H033598 Y2 JPH033598 Y2 JP H033598Y2
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JP
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siphon
dryer
condensed water
pick
flow path
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JP6069587U
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば紙匹乾燥用ドライヤーのよう
に、ドライヤー内に発生した凝縮水を排出するた
めの乾燥用ドライヤーにおけるロータリーサイフ
オンに関する。
(従来の技術) この種サイフオンにおいては、サイフオンの先
端外周の一次側圧力と、サイフオンの内部の二次
側圧力との圧力差により凝縮水を吸入排出する構
造になつている。
そして凝縮水は重量が重いので、これをその
まゝ排出するのは困難であり、そのためサイフオ
ンの先端には、これに嵌合する環状のネツク部
と、該ネツク部からラツパ状に拡開するスカート
部とからなるピツクアツプを取付けて、該ピツク
アツプのスカート部の開口端に突設した複数の当
片を介して該スカート部の開口端をドライヤーの
内周と僅かな間隙を存して接するようにし、該ピ
ツクアツプを介して凝縮水と蒸気とを一緒に吸入
して蒸気の流速で凝縮水を極小の水滴に変え、こ
の極小の水滴が蒸気の流れに運ばれてドライヤー
外に排出されるようになつている。
(本考案が解決しようとする問題点) しかしながら近年紙製造工程における紙匹の乾
燥は、湿紙の脱水性の向上のため、ドライパート
での熱エネルギーは極小の傾向にあり、その結果
ドライヤーに供給される蒸気圧が低くなりこのた
め凝縮水を吸入するための差圧の確保が困難とな
るのみならず、抄紙速度の高速化に伴つて凝縮水
に働く遠心力も大きくなつて凝縮水の吸入排出が
一層困難になつている。本考案はかゝる問題点を
解決することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本考案の構成を、
実施例に対応する第1〜3図を用いて説明すると
本考案は、環状のネツク部5aと、該ネツク部5
aからラツパ状に拡開して開口端に複数の当片6
を突設するスカート部5bとからなるピツクアツ
プ5をそのネツク部5aを介してサイフオン3の
先端に取付けた乾燥用ドライヤーにおけるロータ
リーサイフオンにおいて、前記スカート部5bの
開口端に、前記当片6間に位置して放射状の溝7
を列設させると共に、前記ネツク部5aの流路内
に、該流路を流れ方向に区画するガイドプレート
8を設けたことを特徴とする。
(作用) そして本考案は前記の手段により当片6を介し
てドライヤー1の内周と僅かな間隙を存して対向
するスカート部5bの開口端は、その間隙部に存
する放射状の溝7のため、該間隙部を流れる凝縮
水と蒸気との流れを渦巻流に変えてその混合流の
流れを早めると共に、ガイドプレート8によりネ
ツク部5aの流路は狭められてその流速を早め、
かくてサイフオンの圧力差が小さくとも有効に凝
縮水と蒸気とを吸入して、その凝縮水の排出を高
めることができる。
(実施例) 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
ると1はドライヤーを示し、該ドライヤー1はそ
の回転部に設けたニツプル2を介して蒸気を供給
されると共に、ドライヤー1内部に設けたロータ
リーサイフオン3を介してドライヤー1内に溜る
凝縮水はサイフオン3に連る排出管4を介して排
出されるようになつており、そのサイフオン3の
先端には、ピツクアツプ5が取付けられ、該ピツ
クアツプ5はサイフオン3に嵌合する環状のネツ
ク部5aと、該ネツク部5aからラツパ状に拡開
して開口端に複数の当片6を突設するスカート部
5bとから形成され、これらは従来のものと異な
らないが、本考案においては前記スカート部5b
の開口端に当片6,6間に位置して放射状の溝7
を列設させると共に、ネツク部5aの流路に該流
路を流れ方向に分割するガイドプレート8を設
け、該プレート8は図示のものでは十字状にクロ
スする4枚の翼片をもつてその流路を4等分に区
画させた。
図中9はロータリーサイフオン3をドライヤー
1の内周に弾接させるための支持部材を示す。
(考案の効果) このように本考案によるときはスカート部5b
の開口端に列設した放射状の溝7と、ネツク部5
aの流路内に設けたガイドプレート8とによりピ
ツクアツプ5内を流れる凝縮水と蒸気との流れを
加速させるものであるからピツクアツプ5の内外
の圧力差が小さなものであつてもその吸込効率を
高めて有効に凝縮水を排出できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので第1図は
一部欠截断面図、第2図は第1図A部の拡大断面
図、第3図は第2図の−線矢視図である。 1……ドライヤー、3……サイフオン、5……
ピツクアツプ、5a……ネツク部、5b……スカ
ート部、6……当片、7……溝、8……ガイドプ
レート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 環状のネツク部と、該ネツク部からラツパ状に
    拡開して、開口端に複数の当片を突設するスカー
    ト部とからなるピツクアツプを、そのネツク部を
    介してサイフオンの先端に取付けた乾燥用ドライ
    ヤーにおけるロータリーサイフオンにおいて、前
    記スカート部の開口端に、前記当片間に位置して
    放射状の溝を列設させると共に、前記ネツク部の
    流路内に、該流路を流れ方向に区画するガイドプ
    レートを設けたことを特徴とする乾燥用ドライヤ
    ーにおけるロータリーサイフオン。
JP6069587U 1987-04-23 1987-04-23 Expired JPH033598Y2 (ja)

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JPS63170499U JPS63170499U (ja) 1988-11-07
JPH033598Y2 true JPH033598Y2 (ja) 1991-01-30

Family

ID=30893336

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JP (1) JPH033598Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006125021A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Chugoku Electric Power Co Inc:The 根かせ、その締結具及び柱状立設体と根かせとの固定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006125021A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Chugoku Electric Power Co Inc:The 根かせ、その締結具及び柱状立設体と根かせとの固定方法

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JPS63170499U (ja) 1988-11-07

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