JPH0335735Y2 - - Google Patents

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JPH0335735Y2
JPH0335735Y2 JP1983187448U JP18744883U JPH0335735Y2 JP H0335735 Y2 JPH0335735 Y2 JP H0335735Y2 JP 1983187448 U JP1983187448 U JP 1983187448U JP 18744883 U JP18744883 U JP 18744883U JP H0335735 Y2 JPH0335735 Y2 JP H0335735Y2
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bottle
resin foam
storage case
protective cover
plate
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JP1983187448U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ビール瓶やジユース瓶その他の瓶収
納ケースとともに用いる瓶の保護カバーに関す
る。
従来より、ビールやジユース等の瓶詰飲料等の
瓶詰商品は、一般に、第1図のように縦横の格子
状の仕切部材2を内部に備えた主にプラスチツク
製の箱形のケース1に20本あるいは2ダース等の
所定数本づつ収納されて運搬および保管等の取扱
いがなされ、またそのまま酒屋から飲食店や一般
家庭に配達されている。しかしながら、前記の取
扱いに用いられる瓶収納ケース1は上方への開放
形態をなしかつ側壁上部に切欠窓4を有するもの
が一般的で、これに収納される瓶詰商品の瓶3が
上部において露出状態となるものであり、しかも
前記飲食店や一般家庭への配達および保管等の
際、前記ケースがそのまま屋外の軒下等に放置さ
れることも多い。それゆえケース内の瓶に粉ぼこ
り等が付着し易いばかりか、特に寒期、寒冷地に
おいては、気温が氷点下のかなりの低温となるた
め、前記のように屋外に放置されていると、氷点
下の冷気がケース内に入り込んで瓶詰商品が凍結
したり、瓶が割れることがある。
本考案は、上記に鑑みて、各種の瓶詰商品を瓶
収納ケースに収納して取扱う場合における基冷地
での冷気接触による瓶詰商品の凍結や瓶の割れを
防止すべく考案したものであつて、特に断熱性が
あつてかつケース内の瓶上部に適宜被蔽して使用
できるとともに、被蔽操作が行ない易くしかも安
定よく被蔽できる瓶の保護カバーを提供しようと
するものである。
すなわち本考案は、合成樹脂発泡体の板状シー
トよりなり、瓶収納ケースの上部開口に略相応し
かつ前記開口内に嵌り込み得る主板部の四周各縁
に、それぞれ四隅部で互に切離された側板を押圧
等による折曲用の溝を介して折曲可能に連設する
とともに、前記折曲用の溝をその長さ方向所要間
隔毎に若干幅の非溝部を残存させるように断続状
に形成してなることを特徴とするものである。
次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第2図〜第6図において、10は合成樹脂発泡体
の板状シートよりなる本考案に係る保護カバーを
示し、使用対象となる瓶収納ケース1の上部開口
に略相応する平面形状をなしかつ前記開口より一
まわり小さくて該開口に嵌り込み得る主板部1の
四周各縁に、それぞれ四隅部で互に切離された側
板12,12,12,12が展開状に連設されて
なる。前記各側板12,12,12,12と主板
部11との境界部分には主として使用時に内側と
なる側に加熱押圧等により折曲用の溝13,1
3,13,13が1〜数条形成され、各側板1
2,12,12,12が主板部11に対し折曲可
能なるよう連設されている。前記各境界部分にお
ける溝13,13,13,13の条数、断面形
状、深さ等は、板状シートの厚みや硬度等に応じ
て任意に設定できるが、図示のように断面略V形
の溝13,13,13,13を若干の間隔をおい
て2条平行に形成しておくのが好ましい。いずれ
にしても、前記折曲用の溝13,13,13,1
3は、その長さ方向の例えば3〜10cm等の所要間
隔毎に素材の板状シートの厚みをそのまま保有し
た例えば5〜10mm程度の若干幅の非溝部14,1
4,14,14を残存させるように断続状に形成
され、該溝13,13,13,13での折曲に対
し前記非溝部14,14,14,14によつて弾
力的な抵抗を与えるように設けられる。そのため
前記非溝部14,14,14,14による弾力的
抵抗に抗して折曲される側板12,12,12,
12は展開状への復帰弾性力を保有することにな
る。
上記各側板12,12,12,12は、瓶収納
ケース1の上部開口に相応して主板部11の四隅
部がアール形状をなす場合、図示のように前記ア
ール縁に相当する個所を除いて主板部11に連設
しておけばよい。もちろん主板部11が略完全な
方形をなす場合にはその各縁の全長に相当する側
板を形成しておくことができる。また各側板1
2,12,12,12の外縁と内縁との間の幅l
つまり折曲したときの高さは、瓶収納ケース1内
の瓶詰商品の瓶3の高さに応じてその上半部を被
蔽できる程度に適宜設定できるが、前記キース1
の側壁上部に切欠窓4を有する場合、少なくとも
前記切欠窓4を遮蔽できる程度に設定しておく。
特に主板部11がケース1内の瓶3の上端に載接
あるいは近接した状態において、ケース1内下部
に装備された縦横格子状の仕切部材2上に側板1
2,12,12,12の下縁(外縁)が載架する
ように設けておくのが主板部11の割れ等を防止
する上で望ましい。
上記保護カバー10の構成素材である合成樹脂
発泡体の板状シートとしては、ポリスチレンおよ
びスチレンとブタジエンとの共重合体等のスチレ
ンと無水マレイン酸との共重合体等のスチレンを
主体とする共重合体等のスチレン系樹脂発泡体、
ポリ塩化ビニル樹脂発泡体、ポリオレフイン系樹
脂発泡体その他の比較的硬質の合成樹脂発泡体の
板状シートを用いることができ、特に押出し発泡
成形により製された平板状の発泡シートを好適に
用いることができる。また必要に応じて前記発泡
シートの表面に非発泡樹脂の被強表皮層を設けた
ものを用いることもできる。この板状シートの厚
みや発泡倍率は適宜決定できるが、厚み2〜5
mm、発泡倍率3〜20倍のものが好適に用いられ
る。そして前記板状シートを第2図の側板展開形
状にプレス打抜き成形し、その後または前記打抜
きと同時に折曲用の溝を加熱押圧等の手段で形成
することにより、本考案の保護カバー10を得る
ことができる。
本考案は上記のように構成されており、瓶収納
ケース1に所定本数づく収納されたビール、ジユ
ース等の瓶詰商品のケース単位の取扱い、特に寒
期、寒冷地での取扱いにおいて、ケース1内の瓶
3の上部に被蔽して使用するものであり、その使
用に際しては、各側板12,12,12,12を
主板部11との境界部分に有する折曲用の溝1
3,13,13,13の部分で該溝が内側になる
よう主板部11に対して第4図のように略直角に
折曲し、側板12,12,12,12を瓶収納ケ
ース1の側壁内側に添接させるように上部開口よ
り嵌込んで、第5図および第6図のごとくケース
1内の瓶3の上部に被蔽すればよい。
しかして本考案の保護カバー10は、折曲用の
溝13,13,13,13が断続状に形成されて
その長さ方向所要間隔毎に若干幅の非溝部14,
14,14,14を有しているので、該非溝部1
4,14,14,14がその素材の合成樹脂発泡
体特有の材質的特徴によつて保形力に抗し弾力的
に圧し漬されるように圧縮されて折曲げられるこ
とになり、そのためこの非溝部14,14,1
4,14が上記の折曲に対し単に連続状の溝を有
する場合よりもはるかに強い弾力的な抵抗とな
り、その結果折曲された側板12,12,12,
12が比較的強い展開形状への復帰弾性力、つま
り外方へはね上ろうとする強い弾性力を具有す
る。そのため各側板12,12,12,12が前
記具有弾性力によつて瓶収納ケース1の側壁内面
に強く圧接し、これが本考案保護カバー10の上
方への抜け出し抵抗となり、強風や運搬時の振動
等によつても浮きや抜けのおそれのない安定性の
よい被着状態に保持できる。しかも前記非溝部1
4,14,14,14の存在によつて、主板部1
1と各側板12,12,12,12との間の溝1
3,13,13,13による折曲境界部分を補強
でき、折曲の繰返しあるいは経時によつても上記
具有弾性力が低下することがなく、ケース1の側
壁内面に対する側板12,12,12,12の圧
接が緩むのを防止できるとともに、主板部11と
側板12,12,12,12との連接強度を高
め、溝13,13,13,13の部分からの裂損
も防止でき、耐久性に優れ、長期に亘り良好に使
用できる。特に素材の板状シートが押出し発泡成
形された発泡シートである場合、そのシートの押
出し方向と同方向に折曲用の溝が形成されている
と該溝の部分から裂け易くなるのを、板状シート
の厚みをそのまま保有させる上記非溝部による補
強効果によつて防止できる。
そして、上記のように本考案の保護カバー10
を瓶収納ケース1内に嵌込んで瓶3の上部を被蔽
しておくことにより、外気特に氷点下の冷気
(風)がケース1内に入り込むのを防止でき、し
かも素材が合成樹脂発泡体の板状シートであつて
断熱性に非常に優れており、外部の冷気温がカバ
ーを通して内部に伝わるのをも防止でき、従つて
外気温が氷点下のかなりの低温になる場合にもケ
ース1内はそれに追従することなく保温され、仮
に上記ケース1が寒冷地において屋外に放置され
ることがあつても、ケース1内の瓶詰商品の凍結
および瓶割れ等のおそれがなく、その保護を良好
かつ確実になすことができ、さらに粉ぼこり等の
ゴミの侵入をも防止できる。
なお、上記のごとき保護カバーとして、ボール
紙等の厚手の紙製のものも考えられないではない
が、紙製のカバーでは断熱性に乏しく、しかも主
板部と側板との間の折曲部の弾性力も殆んどな
く、被蔽状態の安定性および断熱効果上実用的な
ものではない。
以上のように本考案は、瓶収納ケース内に所定
本数づつ収納されたビール、ジユース等の瓶詰商
品のケース単位の取扱い、特に寒期、寒冷地での
取扱いにおける保護カバーとして、冷気侵入防止
および断熱効果に優れるとともに、被蔽操作が行
ない易くかつ抜脱のおそれなく安定よく被蔽して
使用できる等、優れた実用的効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は瓶詰商品を収納した瓶収納ケースの断
面図、第2図は本考案の実施例を示す下方からの
斜視図、第3図は前図−線における拡大断面
図、第4図は側板を折曲した斜視図、第5図は使
用状態の斜視図、第6図は前図−線における
断面図である。 1……瓶収納ケース、2……仕切部材、3……
瓶、10……保護カバー、11……主板部、12
……側板、13……折曲用の溝、14……非溝
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 合成樹脂発泡体の板状シートよりなり、瓶収
    納ケースの上部開口に略相応しかつ前記開口内
    に嵌り込み得る主板部の四周各縁に、それぞれ
    四隅部で互に切離された側板を押圧等による折
    曲用の溝を介して折曲可能に連設するととも
    に、前記折曲用の溝をその長さ方向所要間隔毎
    に若干幅の非溝部を残存させるように断続状に
    形成してなることを特徴とする瓶収納ケース用
    の瓶の保護カバー。 2 折曲用の溝が2条平行に形成されてなる実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の瓶収納ケース
    用の瓶の保護カバー。 3 合成樹脂発泡体の板状シートが、ポリスチレ
    ンおよびスチレンを主体とする共重合体等のス
    チレン系樹脂発泡体、ポリ塩化ビニル樹脂発泡
    体、ポリオレフイン系樹脂発泡体その他の比較
    的硬質の合成樹脂発泡体からなる実用新案登録
    請求の範囲第1項または第2項に記載の瓶収納
    ケース用の瓶の保護カバー。
JP18744883U 1983-12-02 1983-12-02 瓶収納ケ−ス用の瓶の保護カバ− Granted JPS6096265U (ja)

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JPS6096265U JPS6096265U (ja) 1985-07-01
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5811727U (ja) * 1981-07-15 1983-01-25 オリンパス光学工業株式会社 虹彩絞り

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5811727U (ja) * 1981-07-15 1983-01-25 オリンパス光学工業株式会社 虹彩絞り

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JPS6096265U (ja) 1985-07-01

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