JPH0335683B2 - - Google Patents
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- JPH0335683B2 JPH0335683B2 JP60117761A JP11776185A JPH0335683B2 JP H0335683 B2 JPH0335683 B2 JP H0335683B2 JP 60117761 A JP60117761 A JP 60117761A JP 11776185 A JP11776185 A JP 11776185A JP H0335683 B2 JPH0335683 B2 JP H0335683B2
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- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 51
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 238000010606 normalization Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F3/00—Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
- G06F3/01—Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
- G06F3/03—Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
- G06F3/041—Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
- G06F3/046—Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by electromagnetic means
Description
【発明の詳細な説明】
〔概要〕
座標入力装置において、入力平面に平行に埋設
した複数の導体を設け、少なくとも2本の導体に
同時に同一位相の走査信号を供給する態様で走査
信号を順次送出し、該走査信号を座標指示具を用
いて検出した信号の極性が反転したと判別された
走査位置に着目して極性が反転した前後における
当該極性の信号の信号レベルを検出して、いずれ
の導体間のいずれの位置に座標指示具が位置する
かを検出することが開示されている。
した複数の導体を設け、少なくとも2本の導体に
同時に同一位相の走査信号を供給する態様で走査
信号を順次送出し、該走査信号を座標指示具を用
いて検出した信号の極性が反転したと判別された
走査位置に着目して極性が反転した前後における
当該極性の信号の信号レベルを検出して、いずれ
の導体間のいずれの位置に座標指示具が位置する
かを検出することが開示されている。
本発明は、入力平面上で指示した位置を高精度
に読み取るよう構成した座標入力装置に関するも
のである。
に読み取るよう構成した座標入力装置に関するも
のである。
従来、平面上に指示した位置を高精度に読み取
る座標入力装置として、例えば特公昭59−13074
号公報に示されるものがある。この座標入力装置
は、タブレツト上に平行に埋設した複数の走査線
に例えば矩形パルス状の走査信号を遂次印加し、
この走査線上に交番磁界を発生する励磁巻線を有
する座標指示器を近づけておくことにより、当該
走査線にいわば矩形パルス走査信号上に乗つた態
様の誘導信号を順次検出している。そして、検出
した誘導信号が最大値となる矩形パルス走査信号
を求め、この信号を送出した走査線を座標指示器
の至近の走査線の座標値と決定する。次に、検出
した誘導信号の最大値と、これに隣接する任意の
誘導信号の大きさとから至近の走査線から座標指
示器までの距離(走査線間座標値)を決定する。
以上の如くして決定した至近の走査線の座標値
と、座標指示器までの距離との和を算出し、入力
した座標指示器の座標値を決定している。
る座標入力装置として、例えば特公昭59−13074
号公報に示されるものがある。この座標入力装置
は、タブレツト上に平行に埋設した複数の走査線
に例えば矩形パルス状の走査信号を遂次印加し、
この走査線上に交番磁界を発生する励磁巻線を有
する座標指示器を近づけておくことにより、当該
走査線にいわば矩形パルス走査信号上に乗つた態
様の誘導信号を順次検出している。そして、検出
した誘導信号が最大値となる矩形パルス走査信号
を求め、この信号を送出した走査線を座標指示器
の至近の走査線の座標値と決定する。次に、検出
した誘導信号の最大値と、これに隣接する任意の
誘導信号の大きさとから至近の走査線から座標指
示器までの距離(走査線間座標値)を決定する。
以上の如くして決定した至近の走査線の座標値
と、座標指示器までの距離との和を算出し、入力
した座標指示器の座標値を決定している。
しかし、至近の走査線から座標指示器までの距
離を決定するのに、検出した誘導信号の最大値と
これに隣接する任意の誘導信号の大きさとの差を
用いようとしても、至近走査線から座標指示器ま
での距離との関係が非直線関係にあるため、直接
に高精度に算出することが必ずしも十分ではな
い。そこで、両者の差をいわばアドレス信号とし
て予めROM(リードオンリーメモリ)に格納し
ておいた値を読み出して、走査線間座標値を算出
しなければならず、予めテーブルをROMに格納
して準備しなければならないという問題点があつ
た。また、両者の差をアドレス信号として用いる
際に、タブレツトと座標指示器の先端に設けた交
番磁界発生器との間に置かれた紙等の読取メデイ
アの厚み、走査線のインピーダンス、交番磁界の
変動等の影響を除去するために、除算を行つてい
わゆる規格化を行なわなければならず、前記テー
ブルの準備と相まつてコスト高になつてしまうと
いう問題点があつた。
離を決定するのに、検出した誘導信号の最大値と
これに隣接する任意の誘導信号の大きさとの差を
用いようとしても、至近走査線から座標指示器ま
での距離との関係が非直線関係にあるため、直接
に高精度に算出することが必ずしも十分ではな
い。そこで、両者の差をいわばアドレス信号とし
て予めROM(リードオンリーメモリ)に格納し
ておいた値を読み出して、走査線間座標値を算出
しなければならず、予めテーブルをROMに格納
して準備しなければならないという問題点があつ
た。また、両者の差をアドレス信号として用いる
際に、タブレツトと座標指示器の先端に設けた交
番磁界発生器との間に置かれた紙等の読取メデイ
アの厚み、走査線のインピーダンス、交番磁界の
変動等の影響を除去するために、除算を行つてい
わゆる規格化を行なわなければならず、前記テー
ブルの準備と相まつてコスト高になつてしまうと
いう問題点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、前記問題点を解決するために、入力
平面に平行に埋設した複数の導体のうち、少なく
とも2本の導体に同時に同一位相の走査信号を供
給する態様で走査信号を順次送出し、座標指示具
を用いて当該送出された走査信号を検出するよう
にしている。
平面に平行に埋設した複数の導体のうち、少なく
とも2本の導体に同時に同一位相の走査信号を供
給する態様で走査信号を順次送出し、座標指示具
を用いて当該送出された走査信号を検出するよう
にしている。
第1図は本発明の原理的構成図を示す。図中、
1はスイツチング回路、2は入力平面に平行に埋
設された導体、3は導体に高周波電流が流れるこ
とによつて生じた磁界を電気信号の形で検出する
ピツクアツプ、4は増幅回路、5はピツクアツプ
3によつて検出・増幅された信号の極性が反転し
たことを判別する極性判別回路、6は記憶回路、
7はA/D変換器、8は導体2に高周波電流を供
給する発振器を表す。
1はスイツチング回路、2は入力平面に平行に埋
設された導体、3は導体に高周波電流が流れるこ
とによつて生じた磁界を電気信号の形で検出する
ピツクアツプ、4は増幅回路、5はピツクアツプ
3によつて検出・増幅された信号の極性が反転し
たことを判別する極性判別回路、6は記憶回路、
7はA/D変換器、8は導体2に高周波電流を供
給する発振器を表す。
第1図において、スイツチング回路1は発振器
8によつて発生された高周波電流を、例えば相隣
接する少なくとも2本の導体2を一体として順次
走査する態様で供給するものである。
8によつて発生された高周波電流を、例えば相隣
接する少なくとも2本の導体2を一体として順次
走査する態様で供給するものである。
ピツクアツプ3は当該ピツクアツプ3の存在位
置を検出すべく、導体2に供給された高周波電流
によつて走査する高周波磁界を検出するためのも
のである。検出された信号は増幅回路4によつて
増幅され、増幅された信号は極性判別回路5およ
び記憶回路6に供給される。A/D変換器7は、
記憶回路6から読み出された信号にもとづいて入
力座標値(Xi、Yi)を出力する。尚、導体2はX
方向のみ示してあるが、同様にY方向に設けるこ
とにより、入力座標Yiの値が検出されるものであ
る。
置を検出すべく、導体2に供給された高周波電流
によつて走査する高周波磁界を検出するためのも
のである。検出された信号は増幅回路4によつて
増幅され、増幅された信号は極性判別回路5およ
び記憶回路6に供給される。A/D変換器7は、
記憶回路6から読み出された信号にもとづいて入
力座標値(Xi、Yi)を出力する。尚、導体2はX
方向のみ示してあるが、同様にY方向に設けるこ
とにより、入力座標Yiの値が検出されるものであ
る。
発振器8によつて生成された高周波電流は、ス
イツチング回路1によつて少なくとも2本の導体
2を一体として順次走査する態様で供給される。
具体的に言うと、導体AとB、BとC、CとD、
DとE…の如く2本の導体に同一の高周波電流が
供給されることである。ピツクアツプ3は、導体
2に高周波電流が供給されることによつて走査す
る磁界を電気信号の態様で検出し、増幅回路4に
供給するためのものである。増幅回路4によつて
増幅された信号は、極性判別回路5によつて、い
ずれの走査位置で当該信号の極性が反転したかが
検出される。この極性が反転したことが検出され
ると、この時に増幅回路4から記憶回路6に供給
されている信号V2を記憶させる。次に、スイツ
チング回路1に指令を発して当該信号の極性が反
転する直前の走査位置に高周波電流を所定の導体
2に供給し、この時に増幅回路4から記憶回路6
に供給されている信号V1を記憶させる。そして、
記憶回路6に記憶させた信号V1,V2の和の信号
(V1+V2)をA/D変換器7の基準電圧入力端子
VREFに供給すると共に、信号V1あるいはV2のい
ずれかを入力端子VINに供給する。これにより、
A/D変換器7は、ピツクアツプ3が指定した位
置の入力座標値Xiを出力する。同様にして入力座
標値Yiも得られる。
イツチング回路1によつて少なくとも2本の導体
2を一体として順次走査する態様で供給される。
具体的に言うと、導体AとB、BとC、CとD、
DとE…の如く2本の導体に同一の高周波電流が
供給されることである。ピツクアツプ3は、導体
2に高周波電流が供給されることによつて走査す
る磁界を電気信号の態様で検出し、増幅回路4に
供給するためのものである。増幅回路4によつて
増幅された信号は、極性判別回路5によつて、い
ずれの走査位置で当該信号の極性が反転したかが
検出される。この極性が反転したことが検出され
ると、この時に増幅回路4から記憶回路6に供給
されている信号V2を記憶させる。次に、スイツ
チング回路1に指令を発して当該信号の極性が反
転する直前の走査位置に高周波電流を所定の導体
2に供給し、この時に増幅回路4から記憶回路6
に供給されている信号V1を記憶させる。そして、
記憶回路6に記憶させた信号V1,V2の和の信号
(V1+V2)をA/D変換器7の基準電圧入力端子
VREFに供給すると共に、信号V1あるいはV2のい
ずれかを入力端子VINに供給する。これにより、
A/D変換器7は、ピツクアツプ3が指定した位
置の入力座標値Xiを出力する。同様にして入力座
標値Yiも得られる。
第2図の本発明の1実施例構成図を示す。図
中、6−1,6−2はサンプル/ホールド回路、
9はドライバ、10は検波回路、11は加算器、
12は制御装置を表す。尚、1ないし5,6,7
および8は第1図に示すものに対応するものであ
る。
中、6−1,6−2はサンプル/ホールド回路、
9はドライバ、10は検波回路、11は加算器、
12は制御装置を表す。尚、1ないし5,6,7
および8は第1図に示すものに対応するものであ
る。
第2図において、本発明の座標入力装置は、第
1に、ピツクアツプ3の位置がいずれの導体2の
近傍にあるかという大まかな検出を行う。第2
に、当該導体2と例えば相隣接する導体との間の
いずれの位置にあるかという高精度の検出を行
う。以下詳述する。
1に、ピツクアツプ3の位置がいずれの導体2の
近傍にあるかという大まかな検出を行う。第2
に、当該導体2と例えば相隣接する導体との間の
いずれの位置にあるかという高精度の検出を行
う。以下詳述する。
第1の大まかな検出について説明する。制御装
置12からスイツチング回路1に所望のデータが
送られる。この通知を受けたデータに基づいてス
イツチング回路1は、発振器8およびドライバ9
によつて発生させた高周波電流を、導体2のAと
B、BとC、CとD、DとE…の如く相隣接する
2本の導体に同一の電流で走査するように順次切
り換える。この2本の導体2によつて発生された
磁界(第3図図示磁界Hz)は、ピツクアツプ3
によつて電気信号の態様で検出され、増幅回路4
によつて増幅される。増幅された信号は極性判別
回路5に供給され、いずれの走査位置に対応して
極性が反転したか否かが判別される。極性が反転
したことが判別された場合、この旨を制御装置1
2に通知する。これにより、ピツクアツプ3の大
まかな位置が検出されたこととなる。
置12からスイツチング回路1に所望のデータが
送られる。この通知を受けたデータに基づいてス
イツチング回路1は、発振器8およびドライバ9
によつて発生させた高周波電流を、導体2のAと
B、BとC、CとD、DとE…の如く相隣接する
2本の導体に同一の電流で走査するように順次切
り換える。この2本の導体2によつて発生された
磁界(第3図図示磁界Hz)は、ピツクアツプ3
によつて電気信号の態様で検出され、増幅回路4
によつて増幅される。増幅された信号は極性判別
回路5に供給され、いずれの走査位置に対応して
極性が反転したか否かが判別される。極性が反転
したことが判別された場合、この旨を制御装置1
2に通知する。これにより、ピツクアツプ3の大
まかな位置が検出されたこととなる。
第2に高精度の検出について説明する。極性が
反転した旨の通知を受けた制御装置12は、ホー
ルドパルスをサンプル/ホールド回路6−1に供
給し、この時、増幅回路4および検波回路10を
介して増幅・検波されて入力された信号V2をホ
ールドして記憶させる。次に、制御装置12は、
スイツチング回路1に通知を発して、1ステツプ
前に導体2に高周波電流を供給していた状態に戻
す。そして、ホールドパルスをサンプル/ホール
ド回路6−2に供給し、この時、増幅回路4およ
び検波回路10を介して増幅・検波されて入力さ
れた信号V1をホールドして記憶させる。このよ
うにして記憶させた信号V1および信号V2を加算
器11に供給して和信号(V1+V2)を算出する。
そして、この和信号(V1+V2)をA/D変換器
7の基準電圧入力端子VREFに供給すると共に、入
力端子VINに信号V1,V2のいずれか例えば信号
V1を供給する。これにより、下式の値算出され
る。
反転した旨の通知を受けた制御装置12は、ホー
ルドパルスをサンプル/ホールド回路6−1に供
給し、この時、増幅回路4および検波回路10を
介して増幅・検波されて入力された信号V2をホ
ールドして記憶させる。次に、制御装置12は、
スイツチング回路1に通知を発して、1ステツプ
前に導体2に高周波電流を供給していた状態に戻
す。そして、ホールドパルスをサンプル/ホール
ド回路6−2に供給し、この時、増幅回路4およ
び検波回路10を介して増幅・検波されて入力さ
れた信号V1をホールドして記憶させる。このよ
うにして記憶させた信号V1および信号V2を加算
器11に供給して和信号(V1+V2)を算出する。
そして、この和信号(V1+V2)をA/D変換器
7の基準電圧入力端子VREFに供給すると共に、入
力端子VINに信号V1,V2のいずれか例えば信号
V1を供給する。これにより、下式の値算出され
る。
Xi=V1/V1+V2=V1/V3 ………(1)
このように式(1)の分母の値および分子の値を
A/D変換器7の基準電圧入力端子VREFおよび入
力端子VINに夫々入力することによつて、高価な
除算回路を用いることなく、式(1)の値を算出する
ことができる。また、分母の和信号(V1+V2)
の値で信号V1を規格化しているため、たとえば
検出電圧が変動しても、常に安定に入力座標値Xi
を算出することが可能となる。この算出された入
力座標値Xiは制御装置12に通知される。同様に
入力座標値Yiが算出され、制御装置12に通知さ
れる。そして、この入力座標値(Xi、Yi)に基づ
いて、入力平面上のピツクアツプの存在する位置
座標(X、Y)を算出して出力する。
A/D変換器7の基準電圧入力端子VREFおよび入
力端子VINに夫々入力することによつて、高価な
除算回路を用いることなく、式(1)の値を算出する
ことができる。また、分母の和信号(V1+V2)
の値で信号V1を規格化しているため、たとえば
検出電圧が変動しても、常に安定に入力座標値Xi
を算出することが可能となる。この算出された入
力座標値Xiは制御装置12に通知される。同様に
入力座標値Yiが算出され、制御装置12に通知さ
れる。そして、この入力座標値(Xi、Yi)に基づ
いて、入力平面上のピツクアツプの存在する位置
座標(X、Y)を算出して出力する。
第3図は入力平面に平行に埋設した導体の配置
構成図を示す。図中13は導体、14は入力平面
を表す。そして、XYZ座標を図示のように定め
る。
構成図を示す。図中13は導体、14は入力平面
を表す。そして、XYZ座標を図示のように定め
る。
第3図において、入力平面14に埋設された相
隣接する2本の導体13に同一方向の電流Iを
夫々図示の如く供給する。これにより、導体13
によつて磁界が生成され、検出される信号レベル
が第4図a図示の如く走査位置によつて変化す
る。この時、2本の導体13の中点の磁界の強さ
は、左側の導体13によつて発生された磁界と、
右側の導体13によつて発生された磁界とのベク
トル和を取ることによつて丁度零となり、検出さ
れる信号レベルは零となる。
隣接する2本の導体13に同一方向の電流Iを
夫々図示の如く供給する。これにより、導体13
によつて磁界が生成され、検出される信号レベル
が第4図a図示の如く走査位置によつて変化す
る。この時、2本の導体13の中点の磁界の強さ
は、左側の導体13によつて発生された磁界と、
右側の導体13によつて発生された磁界とのベク
トル和を取ることによつて丁度零となり、検出さ
れる信号レベルは零となる。
第4図aは、第3図に示す2本の導体13に電
流を供給した場合において検出される信号レベル
を示す。図中Z=8mmはピツクアツプ3を設定し
た高さ位置を示す。図示の特性は、2本の導体1
3の間の距離を10mmとした場合に対応している。
流を供給した場合において検出される信号レベル
を示す。図中Z=8mmはピツクアツプ3を設定し
た高さ位置を示す。図示の特性は、2本の導体1
3の間の距離を10mmとした場合に対応している。
第4図bは、第4図a図示の状態から1ステツ
プだけ走査位置が進んだ場合の状態を示してい
る。この次のステツプの状態を具体的に言うと、
第4図aに示すX方向−5mmおよび+5mmの位置
に夫々配置した導体に同一方向の電流を供給して
いたものを、第4図bに示すX方向+5mmおよび
+15mmの位置に夫々配置した導体に同一方向の電
流を供給した状態に対応している。図中Z=8mm
はピツクアツプ3を設定した高さ位置を示す。
プだけ走査位置が進んだ場合の状態を示してい
る。この次のステツプの状態を具体的に言うと、
第4図aに示すX方向−5mmおよび+5mmの位置
に夫々配置した導体に同一方向の電流を供給して
いたものを、第4図bに示すX方向+5mmおよび
+15mmの位置に夫々配置した導体に同一方向の電
流を供給した状態に対応している。図中Z=8mm
はピツクアツプ3を設定した高さ位置を示す。
第5図は、第4図aに太線で示すおよび第4
図bに太線で示すの部分、即ち、Xの値が0な
いし10mmの範囲内のものを拡大して夫々示したも
のである。
図bに太線で示すの部分、即ち、Xの値が0な
いし10mmの範囲内のものを拡大して夫々示したも
のである。
第5図において、ピツクアツプ3を入力平面上
の位置、例えば位置XPに置き、X方向の座標を
検出する場合について詳細に説明する。
の位置、例えば位置XPに置き、X方向の座標を
検出する場合について詳細に説明する。
第1に、第1図あるいは第2図に示す極性判別
回路5によつて極性が反転されたと判別された状
態、即ち第5図に示すの状態における位置XP
での磁界の強さに対応する信号V2をサンプル/
ホールド回路6−1にホールドさせて記憶させ
る。
回路5によつて極性が反転されたと判別された状
態、即ち第5図に示すの状態における位置XP
での磁界の強さに対応する信号V2をサンプル/
ホールド回路6−1にホールドさせて記憶させ
る。
第2に、第1のステツプよりも1ステツプ前の
状態、即ち第5図に示すの状態における位置
XPでの磁界の強さに対応する信号V1をサンプ
ル/ホールド回路6−2にホールドさせて記憶さ
せる。
状態、即ち第5図に示すの状態における位置
XPでの磁界の強さに対応する信号V1をサンプ
ル/ホールド回路6−2にホールドさせて記憶さ
せる。
第3に、第1で記憶させた信号V2と第2で記
憶させた信号V1とを加算器11に入力して、第
5図に示すの如き和信号(V1+V2)を算出す
る。
憶させた信号V1とを加算器11に入力して、第
5図に示すの如き和信号(V1+V2)を算出す
る。
第4に、第3で算出した和信号(V1+V2)お
よび第2で算出した信号V1あるいはV2をA/D
変換器7の基準電圧入力端子VREFおよびVINに
夫々供給して、式(1)を算出する。これにより、入
力座標Xが算出される。同様に入力座標Yについ
ても算出することができる。
よび第2で算出した信号V1あるいはV2をA/D
変換器7の基準電圧入力端子VREFおよびVINに
夫々供給して、式(1)を算出する。これにより、入
力座標Xが算出される。同様に入力座標Yについ
ても算出することができる。
以上のようにして算出した入力座標(X、Y)
と、実際にピツクアツプ3を配置した座標値
(XP、YP)との差、例えば誤差(X−XP)を計
算してグラフにすると、第6図に示すようにな
る。
と、実際にピツクアツプ3を配置した座標値
(XP、YP)との差、例えば誤差(X−XP)を計
算してグラフにすると、第6図に示すようにな
る。
第6図は本発明に係わる座標入力装置による位
置検出誤差例を示す。この位置検出誤差例によれ
ば、ピツクアツプ3の位置を±0.3mm以内の高精
度で検出することができる。
置検出誤差例を示す。この位置検出誤差例によれ
ば、ピツクアツプ3の位置を±0.3mm以内の高精
度で検出することができる。
尚、本実施例は、相隣接する2本の導体2に順
次電流を供給していたが、更に3本の導体に順次
電流を供給しても、同様に高精度にピツクアツプ
3の位置を検出することができる。なお、上記第
6図に示した結果は、相隣接する2本の導体2の
間隔を10mmとしかつピツクアツプ3を高さ8mmに
置いた場合に対応している。発明者らの実験によ
れば、上記間隔をdとし高さをZとしたとき、 Z=0.93d〜0.97d にとることによつて、上記誤差を最小にすること
ができた。
次電流を供給していたが、更に3本の導体に順次
電流を供給しても、同様に高精度にピツクアツプ
3の位置を検出することができる。なお、上記第
6図に示した結果は、相隣接する2本の導体2の
間隔を10mmとしかつピツクアツプ3を高さ8mmに
置いた場合に対応している。発明者らの実験によ
れば、上記間隔をdとし高さをZとしたとき、 Z=0.93d〜0.97d にとることによつて、上記誤差を最小にすること
ができた。
なお、上記実施例の説明において、上記第(1)式
に示すXiを得るために、A/D変換器7に信号
(V1+V2)を基準入力として供給しているが、上
記に代わるものとして、A/D変換器7の基準入
力を一定に保持しておいて信号V1と信号V2とを
時分割的に供給し、制御装置12内で上記Xiを演
算によつて求めるようにしてもよい。
に示すXiを得るために、A/D変換器7に信号
(V1+V2)を基準入力として供給しているが、上
記に代わるものとして、A/D変換器7の基準入
力を一定に保持しておいて信号V1と信号V2とを
時分割的に供給し、制御装置12内で上記Xiを演
算によつて求めるようにしてもよい。
また、上記スイツチング回路1による走査に当
たつて、第n番目の線例えば第2図図示導体Bと
第(n+2)番目の線例えば第2図図示導体Dと
を組にするようにして走査するようにしてもよ
い。
たつて、第n番目の線例えば第2図図示導体Bと
第(n+2)番目の線例えば第2図図示導体Dと
を組にするようにして走査するようにしてもよ
い。
以上説明したように、本発明によれば、少なく
とも2本の平行導体に同時に同一位相の走査信号
を順次送出し、検出された信号の極性が反転した
ことによつて大まかな位置を検出し、かつ極性が
反転した前後における信号を夫々の導体に送出し
た時に検出された夫々の信号V1,V2に基づいて
導体間のいずれの位置に座標指示具が位置するか
を高精度に検出しているため、第1に、導体間の
いずれの位置に座標指示具が位置するかを算出す
るためにROMに格納したテーブル等を用いる必
要がない。第2に、極性が反転した前後に検出さ
れた信号V1および信号V2の和をを用いて規格化
を行つているため、たとえ座標指示具(ピツクア
ツプ3)と入力平面の間に挿入される紙等の厚さ
によつてZ方向の位置が変動しても、大きい影響
を受けることなく、高精度に入力座標(X、Y)
を検出することができる。第3に、検出された信
号V1および信号V2の和をA/D変換器7の基準
電圧として用い、検出電圧V1あるいはV2を入力
電圧として用いて式(1)を算出する形を採用してい
るため、高価な除算回路を用いることなく、A/
D変換器7をアナログ信号からデジタル信号に変
換する作用にいわば併用する態様で式(1)の値を算
出させて、座標値(X、Y)を算出することがで
きる。第4に、、座標指示具のZ方向の位置を適
宜設定することにより、高精度に入力座標を検出
することができる。
とも2本の平行導体に同時に同一位相の走査信号
を順次送出し、検出された信号の極性が反転した
ことによつて大まかな位置を検出し、かつ極性が
反転した前後における信号を夫々の導体に送出し
た時に検出された夫々の信号V1,V2に基づいて
導体間のいずれの位置に座標指示具が位置するか
を高精度に検出しているため、第1に、導体間の
いずれの位置に座標指示具が位置するかを算出す
るためにROMに格納したテーブル等を用いる必
要がない。第2に、極性が反転した前後に検出さ
れた信号V1および信号V2の和をを用いて規格化
を行つているため、たとえ座標指示具(ピツクア
ツプ3)と入力平面の間に挿入される紙等の厚さ
によつてZ方向の位置が変動しても、大きい影響
を受けることなく、高精度に入力座標(X、Y)
を検出することができる。第3に、検出された信
号V1および信号V2の和をA/D変換器7の基準
電圧として用い、検出電圧V1あるいはV2を入力
電圧として用いて式(1)を算出する形を採用してい
るため、高価な除算回路を用いることなく、A/
D変換器7をアナログ信号からデジタル信号に変
換する作用にいわば併用する態様で式(1)の値を算
出させて、座標値(X、Y)を算出することがで
きる。第4に、、座標指示具のZ方向の位置を適
宜設定することにより、高精度に入力座標を検出
することができる。
第1図は本発明の原理的構成図、第2図は本発
明の1実施例構成図、第3図は入力平面に平行に
埋設した導体の配置構成図、第4図は検出される
信号レベルの説明図、第5図は導体によつて生成
される要部磁界分布図、第6図は本発明に係わる
座標入力装置による位置検出誤差例を示す。図
中、1はスイツチング回路、2は入力平面に平行
に埋設された導体、3はピツクアツプ、4は増幅
回路、5は極性判別回路、6は記憶回路、7は
A/D変換器、8は発振器を表す。
明の1実施例構成図、第3図は入力平面に平行に
埋設した導体の配置構成図、第4図は検出される
信号レベルの説明図、第5図は導体によつて生成
される要部磁界分布図、第6図は本発明に係わる
座標入力装置による位置検出誤差例を示す。図
中、1はスイツチング回路、2は入力平面に平行
に埋設された導体、3はピツクアツプ、4は増幅
回路、5は極性判別回路、6は記憶回路、7は
A/D変換器、8は発振器を表す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 入力平面に平行に埋設した導体に対して走査
信号を順次送出し、当該入力平面上を任意にポイ
ントし得る座標指示具によつて検出された信号に
基づいて位置を求める座標入力装置において、 入力平面に平行に埋設した複数の導体に対し
て、少なくとも2本の導体に同時に同一位相の走
査信号を供給する態様で走査信号を順次送出する
スイツチング回路と、 該スイツチング回路を用いて導体に送出した走
査信号によつて生じた信号を検出する座標指示具
と、 座標指示具によつて検出された信号の極性が反
転したことを判別する極性判別回路とをそなえ、 極性判別回路によつて極性の反転が判別された
走査位置に着目して粗位置を検出すると共に 当該極性の反転が判別された走査位置の前後に
おいて前記座標指示具によつて検出された信号の
信号レベルを検出して演算し詳細位置を検出する
よう構成してなり 極性の反転が判別された位置と前記信号レベル
とに基づいて前記座標指示具がポイントした位置
を検出することを特徴とする座標入力装置。 2 前記座標指示具によつて検出された信号の極
性が反転した前後の当該信号の信号レベルの和を
基準電圧としかつ夫々の信号のうちのいずれかの
信号の信号レベルを入力信号として供給すること
に基づいて、導体間のいずれの位置に座標指示具
が位置しているかを検出することを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の座標入力装置。 3 前記座標指示具によつて検出された信号の極
性が反転した前後の信号レベルを時分割的に取得
し、これらのうちいずれかの信号レベルと、これ
ら2つの信号レベルの和との比に基づいて、導体
間のいずれの位置に座標指示具が位置しているか
を検出することを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の座標入力装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60117761A JPS61275925A (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 | 座標入力装置 |
US06/869,401 US4713496A (en) | 1985-05-31 | 1986-06-02 | Coordinate input device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60117761A JPS61275925A (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 | 座標入力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61275925A JPS61275925A (ja) | 1986-12-06 |
JPH0335683B2 true JPH0335683B2 (ja) | 1991-05-29 |
Family
ID=14719668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60117761A Granted JPS61275925A (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 | 座標入力装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4713496A (ja) |
JP (1) | JPS61275925A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1985004033A1 (en) * | 1984-03-02 | 1985-09-12 | Hoya Corporation | Device for obtaining data related to the shape of spectacle frames |
US4938570A (en) * | 1985-04-18 | 1990-07-03 | Sony Corporation | Method and system for data display and input via display screen |
JPS62143120A (ja) * | 1985-12-18 | 1987-06-26 | Alps Electric Co Ltd | 座標入力装置 |
JPS6370326A (ja) * | 1986-09-12 | 1988-03-30 | Wacom Co Ltd | 位置検出装置 |
JP2583509B2 (ja) * | 1987-06-16 | 1997-02-19 | 株式会社 ワコム | 座標入力装置 |
US5066833A (en) * | 1990-11-13 | 1991-11-19 | Summagraphics Corporation | Low power sensing apparatus for digitizer tablets |
JPH08171449A (ja) * | 1994-12-20 | 1996-07-02 | Hosiden Corp | 感触式座標入力装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4213005A (en) * | 1978-12-13 | 1980-07-15 | Cameron Eugene A | Digitizer tablet |
-
1985
- 1985-05-31 JP JP60117761A patent/JPS61275925A/ja active Granted
-
1986
- 1986-06-02 US US06/869,401 patent/US4713496A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4713496A (en) | 1987-12-15 |
JPS61275925A (ja) | 1986-12-06 |
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