JPH033558A - 画像読取装置の位置調整機構 - Google Patents

画像読取装置の位置調整機構

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JPH033558A
JPH033558A JP1137811A JP13781189A JPH033558A JP H033558 A JPH033558 A JP H033558A JP 1137811 A JP1137811 A JP 1137811A JP 13781189 A JP13781189 A JP 13781189A JP H033558 A JPH033558 A JP H033558A
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ccd
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shaft
axis
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JP1137811A
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Hiroshi Yamada
寛 山田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、結像レンズにより投影される原稿画像と上記
原稿画像を読み取る光電変換素子とを副走査方向に相対
移動させて原稿画像を光電的に読み取るようにした画像
読取装置の位置調整機構に関する。
[従来の技術] 近年原稿画像の光学的読取装置は、複写機やファクシミ
リなどの事務用機器として広く用いられている。一般の
読取原稿の大きさは最大AS判程度に限られているが、
工業用図面などの特定の分野においては対象とする原稿
の大きさが輻841no(JISAOサイズ)ないし3
6/I(941mm)(ANSI  Eサイズ)のよう
に大型化されているものがある。このような大型の原稿
に対しては、1個の光電変換素子(以下CODという。
)に画像を縮小投影して読み取ることは不可能であり、
従来の一般事務用の読取装置では十分な画像密度で読取
を行なわせることはできない。
そこで大型の原稿画像を複数の結像レンズを用いて複数
のCOD上に分割投影させ、それぞれの投影画像に対応
して画像を読み取っていく装置が提案されている。
[発明が解決しようとする課題] ところがこのような分割型の読取装置では、例えば原稿
画像の幅方向に各CODの主走査方向が完全に一致する
ことはもちろん、副走査方向にもそれぞれのCODが光
軸に直交するように位置決め配置を行なわせた上で、原
稿画像と光電変換素子とを相対移動させることとしなけ
れば、原稿画像の光電的読取を行なわせることは不可能
である。
特に高密度の読取が要求される場合に用いられる高密度
CODリニアセンサーにおいては、各CODに対する投
影倍率あるいは読取オーバーラツプ量、さらには温度変
化などとの関係から高精度な位置調整を行なわなければ
ならない。
従来から特開昭51−51217号公報、特開昭59−
201572号公報、特開昭59−201575号公報
あるいは特開昭62−277852号公報、さらには特
開昭62−89916号公報などにおいて、CODの支
持構造が種々提案されてはいるが、いずれも原稿画像と
結像レンズの光軸との直角度を調整する技術は開示して
はおらず、上述した要請に十分対応するものにはなって
いない。
本発明は、CODを位置決めさせるにあたって、画素列
の主走査方向の調整、副走査方向の!I!!整およびレ
ンズ光軸方向の調整を互いに干渉し合うことなく正確か
つ容易に微調整することができるようにした画像読取装
置の位置調整機構を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明は、光電変換素子上に原
稿画像を結像レンズにより投影させるとともに、上記原
稿画像と光電変換素子とを副走査方向に相対移動させて
原稿画像を光電的に読み取るようにした画像読取装置の
位置調整機構において、上記光電変換素子の副走査方向
であって結像レンズの光軸と直交する方向に軸心を有し
かつ結像レンズの前主点および後主点の問のオプチカル
センターまたはその近傍を通る支軸の回りに、前記結像
レンズおよび光電変換素子を保持している台板が回動可
能に装着されているとともに、上記台板を保持している
基台は、光電変換素子の主走査方向に軸心を有する主軸
を介して不動の支持枠に回動可能に装着される構成を有
している。
[作  用コ このような構成を有する手段においては、結像レンズお
よび光電変換素子を保持している台板が、光電変換素子
の副走査方向であって結像レンズの光軸と直交する方向
に軸心を有しかつ結像レンズの前主点および後主点の問
のオプチカルセンターまたはその近傍を通る支軸の回り
に回動されるとともに、台板を保持している基台が、光
電変換素子の主走査方向に軸心を有する主軸を介して不
動の支持枠に回動されるようになっている。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図に示されるように、原稿12は、長尺上の照明ラ
ンプ11により照明され、これにより上記原稿12上の
画像は、露光ライン13において3つの結像レンズ4,
5.6によりそれぞれ一次元光電変換素子(以下CCD
と略称する)1,2゜3の画素列に投影されるようにな
っている。
上記結像レンズ4,5.6における各光束7゜8.9は
、上記露光ライン13において所定領域12tz  Q
23がオーバーラツプされており、前記CCD1,2.
3による読取信号が図示を省略した書込装置に出力され
るときに、それぞれのオーバーラツプ領域の所定の位置
で欠落や重複およびずれなどが発生しないように制御さ
れている。
上記原稿12は、図示を省略した搬送手段により透明な
平面ガラス板上の露光ライン13を、その先端から後端
まで、所定の読取速度に対応した速度で図示矢印方向に
搬送されており、これにより原稿の全画像が読み取られ
るようになっている。
また第2図に示されているように、上記原稿12の露光
ライン13上の領域Q2は、結像レンズ5により0.1
102倍に縮小され、C0D2の画素列に結像されるよ
うになっている。CCD2は、7μmX7μmの画素5
000ピクセル(picxel)を有するリニアセンサ
ーからなり1画素列の長さは35IIw11に設定され
ている。したがって上記領域Q2の長さは、317.5
mになされることとなる。ここで原稿12の露光ライン
13上の幅すなわち最大読取幅Qを914.4nnとす
れば、露光ライン13上のオーバーラツプ量a工2−Q
2.は、6.35閣となり、CCD 2の画素列2a上
では、0.7on(100ピクセル)となる。
このように原稿12の画像を複数のCOD 1 。
2.3により分割して読み取らせるために、それぞれの
CCDI、2.3における読取画像の読取倍率、位置、
範囲などが所定の精度に位置決めされる必要がある。そ
のため本実施例では、第2図に示されるように、CCD
2の位置が、主走査方向であるX軸方向、副走査方向で
あるY軸方向、結像レンズ5の光軸方向であるZ軸方向
の各方向に平行微調整移動可能になされているとともに
、上記X軸方向、Y軸方向、Z軸方向の各軸回りに回転
微調整移動可能になされている。
第3図、第4図および第5図に示されているように、読
取ユニット15は、基台200に対して、結像レンズ5
の光軸方向(Z軸方向)に平行微調整移動可能に装着さ
れている断面コ字状の台板100と、この台板100に
対して結像レンズ5のオプチカルセンターで光軸に直角
に、かつ副走査方向に軸心を有する円錐軸94の回りに
回動微調整可能に装着されている回動台板8oと、上記
回動台板80の上側u80dに光軸に直交する方向に移
動可能に螺着されているシェーディング補正板97と、
前記回動台板80の正面倒壁80cのほぼ中央に結像レ
ンズ5のオプチカルセンターで、光軸に直角かつ副走査
方向に軸心を有する円錐軸94の回りに回動微調整可能
に螺着されているレンズユニット300と、前記回動台
板8oの右側壁80aおよび左側壁80bの下部にねじ
止めされている右ボス81および左ボス82の間に掛は
渡されている支軸64と、この支軸64に対して回動微
調整可能かつ軸方向に摺動微調整可能に装着されている
CCD台板ユニット30と、から構成されている。
上記CCD台板ユニット3oにはCCDユニット2oが
保持されており、このCCDユニット2oと前記レンズ
ユニット300との間には、遮光性、防塵性および通気
性を備えるシール部材310が装着されている。
また第14図、第15図および第16図に示されている
ように、前記基台200は、原稿画像の露光ライン13
に対し不動の部材として設けられている左支持枠・23
0および右支持枠231に対して左主軸215および右
上軸217を介して回動自在に支承されている。その回
動平面は、前記結像レンズ5のオプチカルセンターを含
みかつ結像レンズ5の光軸と直交する平面に設定されて
おり、左主軸215および右主軸217は、CCDの主
走査方向すなわち露光ライン13と平行な方向に軸心を
有している。また上記左主軸215の軸直角方向両側に
は、2本の止め軸214が設けられており、これらの各
止め軸214が止めねじ222.223により締め付け
られあるいは緩められることによって基台200が回動
微調整されるようになっている。
前記CODユニット20のCCD2は、第7図および第
8図に示されているように、金属板21に設けられてい
る略長方形状の位置決穴21g内に嵌挿されている。上
記位置決穴21gの縁部には、3つの支持片が内側に突
出するように形成されており、これらの各支持片の先端
部にそれぞれ形成されている主走査方向基準921 a
および副走査方向基準縁21b、21cに対して、上記
C0D2のセラミックケースの主走査方向端面および副
走査方向端面がそれぞれ当接され保持されている。また
金属板21に設けられている2つの取付穴21eに対し
て上記主走査方向基準縁21aおよび副走査方向基準縁
21b、21cは正確に位置出しされており、これによ
りCCD2の画素列2aが所定の精度で位置決めされる
ようになっている。このときCCD2のカバーガラス2
bと、金属板21の上面とは同一平面に位置される状態
になされている。さらにCCD2のセラミックケースと
上記位置決穴21gとの隙間部分には、2液性二ポキシ
樹脂が注入・硬化されてCCD 2が不動の状態になさ
れている。
また上記CCD2による画像読取信号を増幅する増幅回
路を含むCCD制御板PCB−122は、C0D2の2
2本の接続ピン2cにハンダ付けされ保持されている。
CCD制御板PCB−122には2個のコネクター23
がハンダ付けされ、複数のリード線からなるフラットケ
ーブル24がそれぞれ着脱可能に装着されている。CO
D制御板PCB−122に設けられている取付穴22a
には、CCD2の温度を検知するサーミスター25が装
着されており、C0D2のセラミックケースに当接され
た状態でエポキシ樹脂により接着保持されるようになっ
ている。
さI−)(こCCD制御板PCB−! ?、 2にはコ
ネクター23がハンダ付けされており、このコネクター
23に対してフラットケーブル24の一端部が差し込ま
れている。上記フラットケーブル24の他端部は、CC
D制御板PCB−2400(第3図および第5図参照)
にハンダ付けされているコネクター401に差し込まれ
接続されている。上記CCD制御板PCB−2400は
、C0D2の駆動制御回路を構成するものであって、前
記CCD制御板PCB−122より大型でより多くの制
御用電子部品が装架さ九ており、このため発熱も大きい
。したがってこのCOD制御板PCB−2400はCC
D2からなるべく離間させて設置させることが望ましく
、本実施例では、前記台板100から下方に向かって延
出する右支持脚100dおよび左支持脚100eに対し
てねじ404により係止されることにより、COD制御
板PCB−122の発熱がCCD2に影響を与えないよ
うにしている。
このように互いに離間されているCOD制御板PCB−
122とCOD制御板PCB−2400とをフラットケ
ーブル24で接続することとすると、フラットケーブル
24を通して電気的ノイズが拾われて原稿画像に対応し
た正確な信号を出力することができなくなることが考え
られるが、そのため本実施例では上述のように、CCD
2に直結されているCCD制御@PCB−122に読取
信号増幅機能が持たせられており、これによって電気的
ノイズの影響を最小限に抑えるようにしている。その結
果上記フラットケーブル24をある程度長くすることが
でき、これによりCCD制御板PCB−2400の位置
的制約は緩和されるとともに、CCD2を比較的大きな
範囲で位置調整してもC0D2に無理な力を負荷させる
ことなく、しかもフラットケーブル24とコネクター2
3,401との接続不良をなくすことができるようにな
っている。
第9図および第1o図には、CCD2の他の取付構造が
表わされている。すなわち位置決穴21gの縁部には、
主走査方向基準縁21 aおよび副走査方向基準縁21
b、21cに加えて光軸方向基準縁21fが3カ所設け
られており、これらの光軸方向基準1i21fに対して
CCD2のカバーガラス2bが当接されて位置決めされ
ている。そしてCCD2のセラミックケースと上記位置
決穴21gとの隙間部分21dには2液性エポキシ樹脂
が注入・硬化されてC0D2が不動の状態になされてい
る。このようにすれば金属板21に対するCCD2の光
軸方向への位置決めを容易化することができる。
さらに第11図には、COD制御板PCB−122の他
の取付構造が表わされている。すなわちccD制御板P
CB−122にはソケット26が接続ピン26aを介し
て接続されているとともに、上記ソケット26に対して
CCD2の接続ピン2cが差し込まれている。このよう
にすれば、C0D2の接続ピン2cをソケット26に差
し込むことによりCCD2を交換したり、あるいはCC
D制御板PCB−122を交換したすることを容易かつ
安価に行なうことができる。
つぎにレンズユニット300を第13図、第5図および
第3図により説明する。レンズホルダー301は、断面
路り字状のアルミ鋳物から形成されており、該レンズホ
ルダー301の後部301bには、3カ所の凸部301
eが形成されているとともに、前記回動台板80への取
付穴303が形成されている。上記凸部301eの突出
先端平面部と、ホルダー下面部301dとは直交する関
係を有するように切削加工されており、さらにこれらの
両面301eおよび301dを基準として、結像レンズ
5を収容する嵌合穴304が光軸方向に向かって貫通形
成されている。すなわち上記嵌合穴304の軸は、レン
ズホルダー301のホルダー下面部301dとの直角塵
および凸部301eの突出先端平面部との平行度が正確
に位置出しされている。そしてこの嵌合穴304内にお
いて結像レンズ5がその光軸方向に往復摺動されるよう
に嵌挿されている。
また上記レンズホルダー301の後部301bには円筒
めねじ95の外周部に嵌合される嵌合穴302が形成さ
れている。上記円筒めねじ95は、円錐軸94を回動台
板80の正面壁 80cに係止させるものである。この
とき上記嵌合穴302の形成位置は、結像レンズ5のオ
プチカルセンター上であって、レンズ光軸に直交しかつ
前記凸部301eの突出先端平面部と直交する方向に正
確に設定されている。一方前記支軸64には、CCD台
板ユニット30を保持する可動台板50が回動および摺
動自在に支承されているが、嵌合穴302を中心にして
レンズユニット300を回動調整し、ホルダー下面部3
01dが上記支軸64に平行となるように設定された後
に、3本のねじ309で回動台板8oに係止されるよう
になっている。これにより結像レンズ5の光軸と支軸6
4との間に必要とされる直角精度が保証されることとな
る。
さらに上記レンズホルダー301の前部301aにねじ
止めされている板バネ325の先端部分は結像レンズ5
の上縁部に圧接されており、これにより結像レンズ5が
光軸方向下方に向かって押圧されるようになっている。
上記レンズホルダー301の前部301aには、嵌合穴
305がレンズ光軸と直交する方向に形成されており、
この嵌合穴305内に、結像レンズ5を光軸方向に微調
整移動させて合焦させかつ係止させるための焦点調整軸
306が回転自在に嵌挿されている。またレンズホルダ
ー301の前部301aには、上記嵌合穴305の軸に
直交するようにねじ六301fが形成されており、この
ねじ穴301f内に遊嵌されている加圧棒307が止ね
じ308により押圧されることによって上記焦点調整軸
306が軸直角方向に押圧され、これにより後述するよ
うに焦点調整軸306が所定の位置に係止されるように
なっている。上記加圧棒307は可撓性を備える硬質樹
脂から形成されている。
一方前記結像レンズ5のレンズ鏡胴321の外周部には
所定深さの溝322が環状に形成されているとともに、
上記焦点調整軸306の奥側先端部には円筒状の偏心カ
ム306aが形成されており、この偏心カム306aが
溝322内に係合されている。上記偏心カム306aは
直径8mに形成されており、焦点調整軸306の主軸3
06Cの軸に対して1.5mn傷心されているとともに
、軸方向の長さは溝322の深さより長く設定されてい
る。焦点調整軸306の主軸306cは直径12mmの
円筒状に形成されており、上記偏心カム306cの反対
側に頂角90@の円錐部306dが形成されているとと
もに、この円錐部306dが小径軸306eを介して補
助軸306fに一体的に連結されている。補助軸306
fは主軸306cと同径に形成されており、補助軸30
6fの端面部にはドライバーを嵌合可能にするすり割り
部306gが形成されている。円錐部306dの円錐状
傾斜側面には、上述した加圧棒307の先端部分に形成
されている円錐部307aが圧接されている。これら両
者の圧接点における加圧棒307の押圧力の分力P工お
よびPtは、焦点調整軸306の軸方向および軸直交方
向にそれぞれ向けられることとなり、軸方向分力P1に
よって偏心カム306aの先端面306bが溝322の
溝底面322aに圧接され、これによりレンズ鏡胴32
1が嵌合穴304の壁面に押し付けられ遊びなき状態に
維持されるようになっている。また軸直交方向分力P2
によって焦点調整軸306の主軸306cおよび補助軸
306が嵌合穴305の壁面に押し付けられ遊びなき状
態に維持されるとともに、焦点調整軸306の回転が摩
擦力により制動されるようになっている。このとき前記
偏心カム306aの端面306bによる溝底面322a
への押圧力すなわちレンズ鏡胴321と嵌合穴304と
の摩擦力は、加圧棒307に対する止ねじ308からの
押圧力に基づくものであるが、少なくとも結像レンズ5
によるCCD2への投影画像の合焦時においては、レン
ズ鏡胴321と嵌合穴304との摩擦力がレンズ鏡胴3
21に対する板ばね325による押圧力より大きくなら
ない程度に、加圧棒307に対する止ねじ308からの
押圧力が調整されている。
結像レンズ5の焦点調整は、まずドライバーをすり割り
部306gに係合させて焦点調整軸306を回動させる
。これにより偏心カム306aが偏心回動され、結像レ
ンズ5を光軸方向に移動させることとなって、CCD2
に対する投影画像の焦点調整が行なわれるようになって
いる。このとき板ばね325による押圧力によって結像
レンズ5は光軸回りの回転が阻止されるとともに、溝3
22の溝側面322bが偏心カム306aのカム面に圧
接される状態が維持されることとなる。
これにより結像レンズ5は、常に原稿画像の読取のため
に最も望ましい方向すなわち主走査方向における片想点
ぼけを解消する方向に合焦微調整移動可能になされ、し
かもこのときに光軸方向には遊びのない状態に維持され
るようになっている。
合焦調整終了後には、止ねじ308をさらにねじ込むこ
とにより前述した軸方向分力P□および軸直交方向分力
P2を大きくすることによって結像レンズ5がレンズホ
ルダー301に対して位置ずれなく確実に係止されると
ともに、焦点調整軸306の回動が制止されることとな
る。
つぎにCCD2の位置調整機構について、第3図、第4
図、第5図、第12図、第18図および第19図に基づ
いて説明する。
まずCCD2の主走査方向であるX軸方向の傾斜すなわ
ちY軸回りαの回転微調整機構および結像レンズ5の光
軸方向であるZ軸回りγの回転微調整機構においては、
前述したようにCCD2を一定の基準位置で保持する金
属板21を有するCCDユニット2oが、2つの基準取
付穴21eに対応してチャンネル31の上面に形成され
ている2つの円形状台座31dに皿ねじピン32を螺着
させることによって固定されている。これによりC0D
2は、200〜3oOPmの位置ずれ範囲内において容
易に交換可能になされることとなる。
前述したCCD制御板PCB−122は上記チャンネル
31に形成されている長方形状の装着穴31aから下方
に突出される状態で位置されるようになっている。
上記チャンネル31のX軸方向における第12図右端部
分の下面側には、略円筒状をなす横軸33がY軸方向に
延在するように取り付けられている。この横軸33は1
両端部分が略半円筒状に切り欠かれており、その半円筒
状切欠き部分33Cの平面部が上記チャンネル31の下
面側に出接されて皿ねじ34により締め付は固定されて
いる。
またこの横軸33の中央部分には、互いに対向し合うよ
うに2つの円錐部33aが形成されており、これらの両
円錐部33aがチャンネル31に形成されている長方形
状の切欠き部31c内に収容されている。一方可動台板
50のX軸方向における第12図右端部分の上面側には
、縦軸35がZ軸方向(光軸方向)に立設されており、
この縦軸35の上端部分に形成されている円筒部35a
の下側外周縁部が、前記横軸33に形成されている2カ
所の円錐状部33aの円錐状傾斜側面に当接されている
。これによりCCDユニット20を含むチャンネル31
の全体が横軸33および縦軸35を中心にして回動可能
になされるようになっている。
チャンネル31のX軸方向における第12図左端部分に
は角棒38が2本の皿ねじ41により締め付は固定され
ており、この角棒38に設けられているねじ穴38aに
Fl整ねじ39が螺合されている。この調11わじ39
は、チャンネル31に形成されている図示を省略した大
径穴を貫通して下方に突出されており、その球状先端部
分39aが前述した断面コ字状の可動台板50の上面5
0iに当接されている。
一方チヤンネル31のY軸方向における前側壁31eお
よび後側壁31fには、段付きピン36aおよび36b
が前記角棒38近傍にそれぞれ螺着されており、これら
の段付きピン36aおよび36bに対して引っ張りバネ
37aおよび37bの上端部がそれぞれ掛けられている
。上記引っ張りバネ37aおよび37bの下端部は、可
動台板50の前側壁50gおよび後側壁50hに螺着さ
れている段付きピン54aおよび54bにそれぞれ掛け
られている。これらの引っ張りバネ37aおよび37b
は、Z軸(光軸)に対して約45゜をなすように斜めに
延在されており、その引っ張り力によって前記角棒38
近傍の内側でチャンネル31を第12図下方向および右
方向に押圧する分力が生じるようになっている。そして
この引っ張りバネ37aおよび37bによる右方向の押
圧分力によって、縦軸35の円筒部における下側外周縁
部35aが、前記横軸33に形成されている2カ所の円
錐状部33aの円錐状傾斜側面に圧接されるとともに、
引っ張りバネ37aおよび37bによる下方向の抑圧分
力によって横軸33の両端側円筒状部33bの下側面が
可動台板50の上面50a上に圧接されるようになって
いる。これによりCCDユニット20を含むチャンネル
31の全体は、横軸33を介して縦軸35と可動台板5
0とにより3点支持状態に保持されることとなる。また
上記引っ張りバネ37aおよび37bによる下方向の押
圧分力によって、前記角棒38に螺着されている調整ね
じ39の球状先端部分39aが可動台板50の上面50
iに圧接されるようになっている。したがって調整ねじ
39を回転させることによりチャンネル31が横軸33
を中心にしてY軸回りすなわちα方向に回動され位置決
めされることとなる。
このとき上記段付きピン36aおよび36bは、横軸3
3とTA整ねじ39との間部分であって上記UR整ねじ
39の近傍に配置されているため、横軸33の両端側円
筒状部33bの下側面は可動台板50の上面50aに対
してより強く圧接されるように付勢され、両者は離間さ
れることなく密着されるようになっている。また段付き
ピン36aおよび36bの付勢力は、チャンネル31が
縦軸35の回りに回動されることを阻止することがない
程度に設定されている。
さらに上記チャンネル31のX軸方向における第12図
左端部分からはバネ掛は部38gが突出形成されており
、このバネ掛は部38gに設けられている穴31hに引
っ張りバネ40の一端部が掛けられている。一方上記可
動台板50の側面部には角棒51がねじ止め固定されて
おり、この角棒51に立設されている段付きピン52に
対して上記引っ張りバネ4oの他端部が掛けられている
この引っ張りバネ40の付勢力によってチャンネル31
の全体が縦軸35を中心にして手前側に回動されるよう
になっている。また角棒51に設けられているねじ穴5
1aには調整ねじ53が螺合されており、この調整ねじ
53の球状先端部分53aが上記チャンネル31のY軸
方向の手前側壁面31e上に当接されている。したがっ
て調整ねじ53を回転させることによりチャンネル31
が縦軸35を中心にしてZ軸回りすなわちγ方向に回動
され位置決めされることとなる。
このような構成を有する微調整機構によって、主走査方
向であるX軸方向の傾斜すなわちY軸回りα方向の回転
微調整および結像レンズ5の光軸方向であるZ軸回りγ
方向の回転微調整が正確に行なわれる。すなわちまず調
整ねじ39を回転させることにより引っ張りバネ37a
、37bに対抗してチャンネル31が横軸33を中心に
して回動され、これによりCCD2のα傾斜方向におけ
る位置決めが行なわれるようになっている。このとき回
動中心位置と調整作用位置とが離間されているので、差
動ねじなどの複雑な機構を用いることなく微細な調整を
行なわせることができる。なおこの調整ねじ39による
傾斜調整時には、チャンネル31のY軸方向の手前側壁
面31s上に調整ねじ53の球状先端部分53aが当接
されたまま摺動されることとなるが、チャンネル31の
手前側壁面31aの横軸33に対する直角度が所要の精
度に保たれているため、上記摺動移動によってチャンネ
ル31が縦軸35の回りに回動されることはほとんどな
く調整上の支障はない、また横軸33は、CCD2から
十分離間されている位置に設けられているため、C;C
D 2のα傾斜方向における調整時において主走査方向
であるX軸方向にCCD2が位置ずれされることもほと
んどない。
−力調整ねじ53を回転させることにより引っ張りバネ
40に対抗してチャンネル31が縦軸35を中心にして
Z軸回りγ方向に回動され位置決めが行なわれ、第2図
に示されている露光ライン13に対するC0D2の画素
列の平行度が調整されるようになっている。この場合に
おいても。
回動中心位置と調整作用位置とが離間されているので、
差動ねじなどの複雑な機構を用いることなく微細な調整
を行なわせることができる。なおこの調整ねじ53によ
る回動調整時には、可動台板5oの上面50i上に調整
ねじ39の球状先端部分53aが当接されたまま摺動さ
れ、かつ横軸33の円筒状部33bが可動台板5oの上
面50a上に当接されたまま摺動されることとなるが、
可動台板50の上面50iおよび50aの縦軸35に対
する直角度が所要の精度に保たれているため、上記摺動
移動によってチャンネル31が横軸33の回りに回動さ
れることはほとんどなく、調整上の支障はない。また縦
軸35は、CCD2から十分離間されている位置に設け
られているため、CCD2のZ軸回りγ方向における調
整時において主走査方向であるX軸方向にCCD2が位
置ずれされることもほとんどない。
つぎにCCD2の副走査方向であるY軸方向および主走
査方向であるX軸方向の位置調整について説明する。
前記可動台板50のY軸方向における後側壁50hには
角棒55.57が取り付けられており。
これらの角棒55,57に対して調整ねじ56゜58が
螺着さ九ている。上記調整ねじ56,58の先端部分は
球状に形成されており、その球状先端部分が回動台板8
oの正面M 80 c上に当接されている。
一方上記可動台板50のX軸方向における右側壁50d
および左側壁50eには嵌合穴50fがそれぞれ貫通形
成されており、これらの各嵌合穴50fが、後述する右
ボス81と左ボス82との間に掛けわたされている支軸
64に対して摺動・回転自在に嵌合されている。また特
に第4図に示されるように、上記右側壁50dおよび左
側壁50eの上部側にはL形状板59および6oがそれ
ぞれねじ止めされている。これらのL形状板59および
60の先端部に形成されている穴59aおよび60aに
引っ張りバネ61aおよび61bの一端部が取り付けら
れている。さらに第3図および第4図に示されているよ
うに、前記支軸64には右レバー62および左レバー6
3が回動可能に装着されている。上記右レバー62およ
び左レバー63には嵌合穴62aおよび63aが形成さ
れており、これらの嵌合穴62aおよび63aが支軸6
4に装着されるようになっている。右レバー62および
左レバー63は、可動台板50の右側壁50dおよび左
側u 50 e外側にそれぞれ配置されており、それら
の上腕部62dおよび63dに形成されている長穴62
eおよび63e内に係止用ねじ68および69が係合さ
れることによって右レバー62および左レバー63の支
軸64に対する回動がそれぞれ制止されるようになって
いる。なお上記係止用ねじ68および69は、回動台板
80の右画壁80aおよび左側壁80bに対してX軸方
向に貫通するようにそれぞれ螺着されている。
また上記上腕部62dおよび63dに直交する方向すな
わち回動台板80の正面壁80cに向かって延出される
中腕部62bおよび63bには穴62cおよび63cが
形成されており、これらの穴62cおよび63cに前述
した引っ張りバネ61aおよび61bの一端部が掛けら
れている。
第4図に示される状態においては、引っ張りバネ61a
および61bが付勢された状態になされることとなる。
引っ張りバネ61aおよび61bの付勢力によって可動
台板50は第4同右回りに回動されようとするが、調整
ねじ56.58の球状先端部分56a、58aが回動台
板80の正面壁80c上に圧接されることにより制止さ
れるようになっている。引っ張りバネ61aは、その付
勢力によって支軸64を中心とする接線方向および法線
方向の分力が生じるように延在されており、これによっ
て可動台板50が支軸64に抑圧付勢され、一定の位置
に保持されることとなる。
また第6図に示されるように上記右レバー62の下方に
は下腕部62fが形成されており、この下腕部62fに
設けられている折曲げ部が可動台板50の右側壁50d
の下縁部に当接されている。
そして保守交換などを行なうために前記CCDユニット
20を第6図に示される状態まで手前側に回動させた場
合において、所定の減勢状態となっている引っ張りバネ
61aが脱落されないように保持されるようになってい
る。さらに上記右レバー62および左レバー63に形成
されている嵌合穴62aおよび63aの周囲には、円弧
状穴62g、62hおよび63g、63hが対向するよ
うに設けられており、一方の円弧状穴62gおよび63
gには調整ねじ83が非接触状態で貫通されており、他
方の円弧状穴62hおよび63hには係止ねじ73が遊
嵌されている。
このような構成を有する微調整機構によって、副走査方
向であるY軸方向の位置移動機yA整が正確に行なわれ
る。すなわち!l!1″11ねじ56.58を回転させ
ることにより引っ張りバネ61a、61bに対抗して可
動台板50が支軸64を中心にして回動され、これによ
りCCD2のY軸方向における位置決めが行なわれるよ
うになっている。このとき回動中心位置と調整作用位置
とが、回動中心位置とCCD2との距離に比して離間さ
れているので、差動ねじなどの複雑な機構を用いること
なく微細な調整を行なわせることができる。なおこのU
R1!ねじ56,58による副走査方向移動調整動作は
、支軸64を中心とする回動動作によって行なわれるが
、CCD2が支軸64から離間されて配置されているこ
と、および位置調整のための移動量が1〜2mであるこ
とから、C0D2の副走査方向の傾斜β方向のずれは極
めて少なくなされることとなって問題はない。また本実
施例のように画素寸法が極めて小さい(7μmX7μm
)リニアセンサーを用いる場合には画素列の副走査一方
向へのわずかな傾斜βは投影画像の読取にはなんら支障
はない。むしろCCD2を光軸に対して副走査方向にわ
ずかに傾斜させる方が、CCD 2のカバーガラス2b
による投影像の反射画像が画素列に再投影されることが
回避されることとなり好ましい。
さらに前記回動台板80の右側壁80aおよび80bに
ねじ止めされている右ボス81および左ボス82の中心
部分には、嵌合穴81aおよび82aがそれぞれ貫通形
成されており、これらの嵌合穴81aおよび82aに対
して上記支軸64の両端部分が嵌挿されているとともに
、止ねじ81bおよび82bによって係止されている。
また上記支軸64には圧縮バネ65が外側に嵌挿されて
いる。この圧縮バネ65の一端部分は前記可動台板50
の右側u50dの内側面に支持されているとともに、該
圧縮バネ65の他端部分は、支軸64を貫通するように
して固定されているピン67に座金66を介して圧接さ
れ係止されており、これによって可動台板5oが第3図
右方向すなわち右ボス81に向かって押圧付勢されるよ
うになっている。一方上記右ボス81には、調整ねじ8
3が貫通するように螺合されており、この調整ねじ83
の球状先端部分83aが可動台板50の右側壁50d上
に当接されている。上記圧縮バネ65による可動台板5
oの移動力によって可動台板50の右側壁50dはg″
!1ねじ83の球状先端部分83aに圧接されるように
なっている。したがって上記調整ねじ83を回転させる
ことによって可動台板50が主走査方向に移動されるこ
ととなる。上記調整ねじ83のねじピッチは0.5+s
+に設定されており、C0D2の画素列2aの位置調整
精度63.5μmを満足するためには?A整ねじ83を
約45°の精度で回動調整すれば良いこととなり、極め
て容易に調整動作が行なわれるようになっている。この
調整ねじ83によるCCD2の主走査方向(X軸方向)
調整動作においては、C0D2の位置が副走査方向(Y
軸方向)、主走査傾斜方向(α方向)、光軸回り方向(
下方向)あるいはZ軸方向のそれぞれについてずれを生
じることはない。これは、支軸64と結像レンズ5の光
軸との直角度が±1′の精度で調整可能に構成されると
ともに、支1164の原稿画像の露光ライン13に対す
る平行度も同様に±1′の精度内に保たれていること、
および可動台板5oが引っ張りバネ61a、61bの付
勢力によって支軸64の径方向に押圧され、同時に調整
ねじ56゜58を介して回動台板8oの正面壁80cに
より可動台板50の位置が保たれているからである。
また本実施例のように、CCD2の画素列2aの寸法(
35aa)に対して支軸64が十分な間隔(180na
)をおいて配置されていることがら、上記支軸64を支
承する右ボス81および左ボス82の副走査方向(Y軸
方向)の位置精度が通常の加工精度(例えば±O,ln
a程度)でもCCD2の主走査方向Xの位置調整量2m
n+に対して副走査方向(Y軸方向)の位置ずれは2μ
m程度であり、調整上の支障はない。
つぎに第1図に示される原稿露光面すなわち原稿12を
露光ライン13で読み取るための平面に対する結像レン
ズ5の光軸の直角度調整機構を説明する。
第3図、第4図および第5図に示されているように、前
記回動台板8oの正面壁80cの中央部分には、結像レ
ンズ5のオプチカルセンターでがつ結像レンズ5の光軸
と直交するように穴96が形成されており、この穴96
に対して円錐軸94が嵌挿されているとともに、上記円
錐軸94は円筒めねじ95により締め付けられて正面壁
80cに対して直角に固定されている。また上記回動台
板8oは、断面コ字状に形成されている台板1゜Oの正
面u 100 aに対面するようにして配置されており
、上記台板100の正面壁100aに設けられている係
合穴120(第5図(b)参照)の円弧穴部120aに
対して上記円錐軸94の円錐軸94の大径側が貫通して
台板100の内側に突出されている。このとき上記係合
穴120の円弧穴部120aは、円錐軸94の円錐部の
最大径より小さく形成され、かつ最小径よりも大きく形
成されており、該円錐軸94の円錐傾斜面94aが係合
穴120の円弧穴部120aに係合されている。これに
より上記台板100の正面壁100aに対して回動台板
80が円錐軸94を中心にして回動可能になされるよう
になっている。
一方上記台板100の正面壁100aにおける第3図右
側部分には台座101が溶着されており、この台座10
1に形成されているねじ穴に対して調整ねじ102が貫
通するように螺合されている。
、上記調整ねじ102の球状先端部分102aは、前記
回動台板80の右側壁80aに溶着されている角棒90
の上面90aに当接されている。また上記台板100の
正面壁100aにおける第3図左側部分には段付きピン
93が立設されているとともに、前記回動台板80の左
側壁80bには段付きピン91が立設されており、これ
らの段付きピン93と段付きピン91との間に引っ張り
バネ92が掛けわたされている。これにより上記台板1
00の正面壁100aに対して回動台板8oが円錐軸9
4を中心にして第3同左回りに回動付勢されるとともに
、上記回動台板8oの右側壁8゜aに溶着されている角
棒90の上面90aがW整ねじ102の球状先端部分1
02aに圧接され、回動台板80が制止されるようにな
っている。
このとき前記円錐軸94は、該円錐軸94と直交する下
方向に抑圧付勢されることとなるが、上述したように円
錐軸94の円錐傾斜面94aが係合穴120の円弧穴部
120aに係合されることによって円錐軸94が第5図
左方向に向かう分力を受け、この分力によって回動台F
j、8oが台板100側に押し付けられる。また上記台
板100の正面壁100aには、上記円錐軸94を中心
とする円周上にほぼ120’の等間隔ピッチで3個の円
形台座100fが形成されており、これらの円形台座1
00f上に回動台板8oの正面壁8゜Cの外面が当接さ
れて上記回動台板8oが3点支持され、これによって回
動台板80が安定的に回動されるようになっている。ま
た回動台板80の正面壁80cには、円錐軸94を中心
とする円周上にほぼ120°の等間隔ピッチで3個の長
穴84.85.86が形成されており、これらの長穴8
4,85.86を貫通する止ねじ86,87゜88が台
板100の正面壁100aに螺着され、回動台板の固定
が行なわれるようになっている。
したがって上記比ねじ86,87.88を緩めた状態で
調整ねじ102を回転させれば、円錐軸94を中心にし
て回動台板8oが回動され、結像レンズ5の光軸の面角
度が調整されることとなる。
この調整ねじ102による光軸の直角度調整動作におい
ては、CCD2の位置が主走査方向(X軸方向)、副走
査方向(Y軸方向)、主走査傾斜方向(α方向)、光軸
回り方向(Y方向)あるいはZ軸方向のいずれについて
もずれを生じることはない。また回動台板80の3点支
持構造によって回動台板80の変形が防止されるように
なっている。
結像レンズ5の光軸と原稿画像露光面との副走査方向に
おける直角度調整機構においては、第14図、第15図
および第16図に示されているように、前記台板100
は基台200の前側壁200aに螺装されているが、上
記前側壁200aには3個の円形台座203が溶着され
ているとともに、その第14図左右両端部分にそれぞれ
溶着されている左側板213および右側板216に左主
軸215および右主軸217が同軸上に配置されるよう
に取り付けられている。上記左側板213における左主
軸215の対称位置には2本の軸214が、上記左上軸
215と平行状態でかつ軸心が同一平面上に配されるよ
うに設けられている。またJjK稿露光露光ライン13
して不動の部材として設けられている左支持枠230お
よび右支持枠231には、上M22本200を左主軸2
15および右主軸217の回りに回動可能に支承する左
支持板218および右支持板225がそれぞれ溶着され
ている。
上記左支持板218の中央部分には、凹部218aが形
成されているとともに、この凹部218aの底面部21
8fの中央部分には断面円弧状の軸受部218bが凹設
されている。そしてこの軸受部218bには左上ll1
215が嵌合されている。
また上記凹部218aの底面部218fには左主軸21
5を位置決めさせる角棒219が2個の止ねじ220に
よって固定されている。−右左主軸215には溝部21
5aが環状に形成されており。
この環状溝部215aの溝底部215bに角棒219が
当接されることによって左主軸215が左右主軸方向す
なわち主走査方向(X軸方向)に不動状態にて位置規制
されるようになっている。
また上記角棒219に対して螺着されている止ねじ22
1の先端部が上記溝部215aの溝底部215bに圧接
されている。
さらに上記左支持板218の上端部分および下端部分に
は、前記軸214を遊嵌状態にて収容する溝318cお
よび218dが凹設されており、上記軸214を押圧す
るように調整ねじ222゜223が左支持板218の上
端部分および下端部分にそれぞれ螺着されている。そし
て上記調整ねじ222,223を回転させることによっ
て左支持板218が両生軸を中心にして回動されるよう
になっている。
また上記右支持板225の中央部分には、断面円弧状の
軸受部225aが凹設されており、この軸受部225a
には右主軸217が嵌合されている。また右支持板22
5の表面部には右主軸217を位置決めさせる角棒22
6が2個の止ねじ226によって固定されており、この
角棒226に対して螺着されている止ねじ228の先端
部が右主軸217の表面部に圧接されている。
第15図において結像レンズ5の光軸は、前記軸214
の軸心と左主軸215の軸心とを結ぶ直線に対して平行
に設定されているとともに、左主軸215および右主軸
217を通り副走査方向に延びる平面内に結像レンズ5
のオプチカルセンターが配置され、かつ上記結像レンズ
5の光軸位置が左右の両生軸線の近傍に配置されるよう
に構成されている。このような構成において、上記調整
ねじ222,223を回転させることとすれば。
結像レンズ5の光軸は基台200と一体的に回動され、
副走査方向(Y軸方向)の傾斜が微調整されることとな
る。そしてこれによって結像レンズ5の光軸と原稿露光
面の副走査方向の直角度が微調整されるようになってい
る。このような調整動作において、結像レンズ5は、主
走査方向(X軸方向)や主走査方向の傾斜方向(α方向
)にずれを生じることはない。また結像レンズ5の光軸
の副走査方向の傾斜調整後においては、前記止ねじ22
1.228および!A整ねじ222,223によって基
台200が位置固定され、したがって結像レンズ5の位
置が固定されるようになっている。
つぎにレンズユニット300およびCCDユニット20
のレンズ光軸方向の移動調整機構について述べる。
つぎにレンズユニット300およびCCDユニット20
のレンズ光軸方向の移動調整機構について述べる。
第1図、第2図、第3図、第4図および第14図におい
て、上述のように、i縞画像の露光ライン13に対して
不動の部材として設けられている左支持枠230および
右支持枠231に対して、基台200は、露光ライン1
3に平行で同軸心を有する左主軸215および右主軸2
17により回動可能に支承されているが、この基台20
0の上側壁200bおよび下側壁200cには嵌合穴2
01.202が対向し合うようにそれぞれ形成されてい
る。これらの嵌合穴201,202には、左主軸231
および右主軸217の両軸に直角となるように支軸11
3が嵌挿されている。一方前記台板100の上側壁10
0bおよび下側壁100cには、上記両嵌合穴201,
202に対応する位置に副走査方向に長く延びる長穴1
11゜112がそれぞれ形成されており、これらの長穴
111.112に対して上記支軸113の上下両端部分
が嵌合されている。また上記支軸113の上板100の
上側uloobおよび下側壁100Cの上側および下側
には、止め@114がそれぞれ係止されており、これに
よって台板100とともに支軸113が結像レンズ5の
光軸方向に摺動移動可能に支持されることとなる。この
とき台板100は、副走査方向(Y軸方向)に移動可能
で。
かつ主走査方向(X軸方向)には不動の状態になされる
ようになっている。
また基台200の前側壁200aに溶着されている3個
の円形台座203のうち、2個の円形台座203は、上
記支軸113の軸線に対して平行な線上に所定間隔離し
て配置されているとともに、残りの1個の円形台座20
3は、上記左主軸215および右主軸217の軸線に対
して平行な線上に配置されている。これら3個の円形台
座203の表面部は、同一平面内に配置されるように形
成されているとともに、後述するねじ104を螺着させ
るめねじ部203bがそれぞれに形成されている。一方
前記台板100の正面壁100aには、上記3個の円形
台座203に対応する位置に上下に長い長穴103が3
個形成されており、これらの各長穴103内を上記ねじ
104が貫通している。ねじ104の外側には圧縮バネ
106が装着されているとともに、この圧縮バネ106
の外側には管105が装着されている。圧縮バネ106
の一端部分は座金107を介してねじ104のねじヘッ
ド部に圧接されているとともに、上記圧縮バネ106の
他端部分は座金108を介して台板100に圧接されて
いる。これにより台板100は上記円形台座203側に
押圧されることとなり、台板100は、3カ所の圧縮バ
ネ106の付勢力により円形台座203側に圧接された
状態で前記支軸113に沿ってレンズ光軸の方向に摺動
可能になされている。このとき台板100は副走査方向
には不動の状態に維持される。
さらに上記台板100の上側壁100bの右端部で支軸
113の近傍には角棒109がねじ止め固定されており
、この角棒109に調整ねじ110が貫通するように螺
着されている。上記調整ねじ110の球状先端部分11
0aは、前記台板1oに形成されている図示を省略した
大径穴を貫通して前記基台200の上側壁200bに当
接されている。
本実施例においては、台板100およびこれに装着され
ている回動台板8o、さらには回動台板80に装着され
ているレンズユニット300、CCDユニット20.C
CD台板ユニット30、支軸64などの自重によって1
台板100を支軸113に沿って下方に押圧慴動させる
力が、3個の圧縮バネ106の抑圧による台板100の
正面壁100aと円形台座203の前面203aとの摩
擦抵抗力より大きくなるように構成されているので、特
に台板100を下方向に押圧付勢するバネは用いていな
い。しかし必要に応じて、例えば台板100の下側壁1
00 cと基台200の下側壁200cとの間において
、圧縮バネを支軸113に嵌挿するようにして配置する
こともできる。
このような構成において、上記調整ねじ110を回転さ
せることにより台板100は、円形台座203に当接さ
れた状態で支軸113に沿って微調整移動されることと
なる。したがって上記調整ねじ110の進退によってレ
ンズユニット300およびCCDユニット20が、相互
の位置ずれを生じることなくレンズ光軸に方向に微調整
移動されることとなる。そしてこれにより露光ライン1
3とCCD2との問の距離、すなわち所定投影倍率にお
ける共役長(第2図L)の微調整が容易かつ正確に行な
われるようになっている。しかもこのような調整時にお
いては、結像レンズ5とCCD2とは、その主走査方向
(X軸方向)、副走査方向(Y軸方向)、レンズ光軸回
りの回転方向(γ方向)、主走査方向の傾斜方向(α方
向)および副走査方向の傾斜方向(β方向)などにずれ
を生じることはない。
つぎにCCD2の遮光、防塵シール構造を説明する。
第3図および第5図において、レンズユニット300の
レンズホルダー301の下部301dにはシール体31
0に接着固定されている上板311が嵌合されている。
上記上板311には、主走査方向および副走査方向に位
置決めするための折り曲げ部311aが形成されている
。一方シール体310の下部側は下板312に接着され
ており、この下板312には、CCDユニット20をチ
ャンネル31に螺着する2個の皿ねじピン32に係合す
る切欠き312aが形成されている。上記シール体31
0は、前記レンズホルダー301とCCD2を接着保持
している金属板21との問の結像レンズ5による結像光
路外の周域を遮蔽するように装着・位置決めされている
シール体310は、目の細かい遮光性かつ通気性を有す
る軟質発泡樹脂を角筒状に形成してなるものであり、そ
の弾発力によって前記レンズホルダー301と金属板2
1とに対し上板311および下板312を介して弾発的
に痛接されている。
上板311とレンズホルダー301との間、および下板
312と金属板21との間には隙間が生じないようにな
されている。このようなシール体310によりCCD2
の画像読取信号を劣化させるような外光が遮断されると
ともに、CCD2へのごみ、埃などの塵埃の付着が防止
されることとなる。
また上記シール体310は通気性を損なわない材質と形
状寸法で形成されており、CC,D2の画像読取機能の
阻害・低下が十分に防止されるようになっている。さら
にこのシール体310の硬度および大きさは、該シール
体310の弾発力によりレンズホルダー301あるいは
金属板21が変形されたり、相互に位置ずれを生じたり
されず、かつレンズホルダー301と金属板21との間
から離脱可能となる程度に設定されている。したがって
上板311および下板312が上下に接着されているシ
ール体310は、レンズホルダー301と金属板21と
の間に容易に着脱可能になされているとともに、上板3
11および下板312に形成されている位置決め手段に
よって確実に位置決めされており、さらにレンズホルダ
ー301に対する金属板21の位置調整時には装着位置
がずれることなく、また該シール体301の可撓性によ
ってレンズホルダー301.金属板21に無理な力が加
わることのないようになっている。
第5図(a)に示されている冷却装置においては、送風
機206により圧送される空気が、ダクト207に取り
付けられている防塵フィルター208によりごみ、埃な
どの塵埃が除去された上で、基台200内に流入され、
基台200の角穴205から台板100の角穴100g
および回動台板8oの角穴80eを通り、上記シール体
310、CCD2の下部およびPCB−122に向けて
吹き付けられるようになっている。この送風機206の
送風作用は、CCD2の背面部に当接され接着されてい
るサーミスター25から発せられるCCD2の温度検知
信号に基づいて制御されている。
このようなCCDユニット20の冷却装置によって、C
CDZ自体あるいは該C0D2にハンダ付けされている
PCB−122からの発熱によるCCD2の膨張・変形
が防止されることとなり、これにより画像読取異常の発
生が防止され、またPCB−122上の電子部品の発熱
による作動不良も防止される。
原稿読取装置に装着されているCCD2は、カバーガラ
ス2bの”表面部に、ごみや埃などの塵埃が付着されな
いようにはなされているが、長期問の使用中には正常な
読取の妨げになるようなごみや埃などの塵埃が付着され
ることがあるため、必要に応じて清掃を行なうことが望
ましい。またなんらかの理由によりCCD2が故障した
り、性能が低下されたりしたときには容易に交換できる
ように構成されることが望ましい。
そこで本実施例では、CCD2の取付部材が副走査方向
に回動可能になされているとともに、CCD2をその保
持部材である金属板21と一体的に形成したCCDユニ
ット20の形態で結像光路の外へ退避させる構成が採用
され、これにより取り付は部材への着脱が容易化されて
いる。また交換を行なうことなく単にCCD2を清掃す
る場合には、CCDユニット20が前面に傾斜露光する
態様となされ、清掃作業が極めて容易になし得る機構に
なされている。しかも清掃時にはもちろんCCDユニッ
ト20を交換した場合においてもCCD2の取付部材の
位置は、調整ねじとバネの付勢によって元の位置に正確
に復帰される構成になされているとともに、CCDユニ
ッ1〜20の寸法上のばらつきにともなう微調整も極め
て容易になしうるように構成されている。
すなわち第3図、第4図および第6図に示されているよ
うに、回動台板8oの右側壁80aに螺合されているね
じ68の先端部分は、右レバー62の上腕部62dに設
けられている長穴62eから離脱する位置まで後退され
ど、上記右レバー62は、引っ張りバネ61aの付勢力
によって支軸64の回りに第6国人回りに回動されるこ
ととなって、右レバー62の下腕部62fの折り曲げ部
が可動台板50の右側壁50dの下縁部に当接される。
そしてこれにより可動台板50と右レバー62の支軸6
4の回りの相対位置が安定状態になされる。同様に左側
壁80bに螺合されているねじ69が左レバー63の上
腕部63dの長穴63eから離脱されることにより、左
レバー63の下腕部63fの折り曲げ部が可動台板50
の左側Q 50 eの下縁部に当接されることとなり、
可動台板50と左レバー63の支軸64の回りの相対位
置が安定状態になされる。
この状態においては第6図に示されているように、CC
Dユニット2oを装着した可動台板5゜は1、右レバー
62、左レバー63と一体的に結像レンズ5の投影光路
外まで回動可能となっているが、その回動範囲は、前記
右ボス81および左ボス82にそれぞれ螺合されている
ねじ73および74に対して、右レバー62の円弧穴6
2hおよび左レバー63の円弧穴63hの一端部がそれ
ぞれ当接されることにより規制される。この状態におい
てCCDユニット2oは、装置の前面に露出される態様
となり、CCD2の清掃、CCDユニット2oの交換お
よび着脱は極めて容易になされる。またこの状態におい
ては、CCDユニット20を装着した可動台板5oを圧
縮バネ65と協動して主走査方向に位置決めする調整ね
じ83に対して、上記右レバー62の円弧穴62gが当
接されないように円弧穴62gの位置および大きさは設
定されており、これにより調整ねじ83に無理な力が加
わってその位置ずれが生じたり、変形が発生したりなさ
れることはないようになっている。このとき可動台板5
0に対して位置調整可能に保持されているCCDユニッ
ト20の保持部材(第3図中のチャンネル31)は、可
動台板50に対して完全な不変状態に維持される。
CCD2およびCCDユニット20に対する清掃・交換
などの所要の作業を終了すれば、可動台板50は元の位
置に回動復帰される。すなわち右レバー62および左レ
バー63をねじ68および69により所定の位置にそれ
ぞれ係止させることとすれば、引っ張りバネ61a、6
1bの付勢力により上記可動台板50は支軸64の回り
に回動され、このとき調整ねじ56.58の先端部が回
動台板80の正面壁80cへ当接されることによって可
動台板50は元の位置に正確に位置決めされる状態で復
帰されるようになっている。またこのとき可動台板50
の右側壁50 d +Jmflねじ83に対して元の位
置に当接され、主走査方向の位置も正確に元の位置に復
帰されるようになっている。
本発明の実施例における画像読取装置においては、結像
レンズに対するCODの位置調整、g縞画像露光面に対
する結像レンズ5.C0D2の位置調整などにねじの歩
みを利用した位置調整機構が採用されている。すなわち
本実施例では、ねじの軸方向および径方向の遊びによる
微調整の不具合を防止するためにおねじとめねじとを径
方向に抑圧する手段が用いられている。
第17図および第18図に示されているように、角棒3
8と可動台板50とは、互いに近接される方向に引っ張
りバネあるいは重力により押圧付勢されているとともに
、上記角棒38に形成されているめねじ38aにはlA
整ねじ39が螺合されており、この調整ねじ39の半球
状先端部分39aが可動台板50の上面50jに当接さ
れている。
そして角棒38と可動台板50との相互の位置が引っ張
りバネあるいは重力の協動により位置決めされるように
なっている。また角棒38に形成されているめねじ38
aのねじ軸と直交する方向にめねじ73が形成されてい
るとともに、このめねじ73の谷径に等しいかやや小さ
い直径を有し、かつ上記めねじ73の谷径にほぼ等しい
長さを有するナイロン製の円柱状制動子71が上記めね
じ73内に嵌挿されている。また上記めねじ73内には
前記制動子71の背後から止めねじ72が螺着されてお
り、この止めねじ72の平面状先端部72aが上記制動
子71を押圧させるようになっている。
そして止めねじ72の平面状先端部72aが制動子71
に当接された状態からさらに強く止めねじ72をねじ込
むと、ナイロン製の制動子71は、圧縮変形を受けなが
ら先端部分が調整ねじ39に押圧され、該制動子71の
先端部分71aが調整ねじ39のねじ山と谷とに食い込
んでいくとともに、この制動子71のめねじ73に接す
る周面71bも、めねじ73のねじ山と谷とに食い込ん
でいくように塑性変形を生じることとなる。この状態に
おいて調整ねじ39のおねじは、めねじ38aを径方向
に押圧させることとなり、調整ねじ39の軸心がめねじ
38aの軸心からややずれた状態に維持され、調整ねじ
39内体の回転によって軸心位置がずれることなく回転
される。したがって該IR整ねじ39の先端部39aは
、ねじの径方向に移動されることはない。めねじ38a
と噛み合うおねじを有する調整ねじ39を回転させる場
合の該調整ねじ39の歩みによって角棒38と可動台板
50との相対位置が調整されることとなるが、その際に
調整ねじ39とめねじ38aとの噛み合いにおける遊び
によって、可動台板50の上面50iに対する調整ねじ
39の先端部39aの当接位置はずれることはないよう
になっている。
またナイロン製の制動子71が上述のように塑性変形さ
れると、それ自体に弾性応力を生じることから制動子7
1および止めねじ72が不用意に緩むことが防止される
。また制動子71の押圧力による調整ねじ39への制動
力は1.tq整ねじの進退にかかわらず変化されること
はなく、さらに必要に応じて加減することもできる。
このような構成においては、1mねじ39の進退によっ
て可動台板50と角棒38との相対位置がm11!され
た後に止めねじ72がさらに捩じ込まれ、これにより制
動子71がさらに抑圧変形されて調整ねじ39はめねじ
38aに対して不動に係止される。この場合止めねじ7
2の捩じ込みにより調整ねじ39がめねじ38aに対し
て位置ずれさicることはない。したがって調整ねじ3
9をめねじ38aに係止させるための他の締結手段は全
く必要とされない。
なんらかの理由によって調整ねじ39を回転させてしま
い、可動台板50と角棒38との相互位置を再調整する
必要が生じたときには、止めねじ72をわずかに緩めて
制動子71の:A整ねじ39に対する押圧力を減勢させ
る。このようになされることによって調整ねじ39は所
要の押圧力によってその軸心位置が所定の位置に維持さ
れた状態で回転されることとなるとともに、上記調整ね
じ39のねじ部にはなんらの傷および圧痕を生じさせら
れることはなく、したがって調整ねじ39の円滑な回転
にはなんら支障を生じることはない。
このような調整ねじ39、角棒38、可動台板50の上
面50i、制動子71および止めねじ72により構成さ
れている位置調整装置は、他の位ii!調整装置すなわ
ち調整ねじ53.56,58゜102.110,83を
用いる位置:A盤装置においても同様に採用されている
[発明の効果コ 以上述べたように本発明によれば、CODを位置決めさ
せるにあたって、結像レンズの光軸と原稿画像露光面の
副走査方向との面角度を、CCDの主走査方向あるいは
副走査方向への移動ずれを生じるさせることなく容易か
つ正確に調整させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における装置の光学系の要部
を表わした外観斜視図、第2図は1組の結像レンズとC
CDとの位置関係を表わした外観斜視図、第3図は1組
のCCD読取ユニットを表わした正面説明図、第4図お
よび第5図(a)は第1図に表わされているCCD読取
ユニットを矢印R方向および矢印り方向からそれぞれ見
た場合の各側面部分断面図、第5図(b)は台板に設け
られている穴部の形状を表した正面説明図、第6図はC
CD読取ユニットを開放させた状態を表わした側面部分
断面図、第7図はCODの位置決め固定構造を表わした
平面説明図、第8図は第7図中におけるA−A ’線に
沿う断面説明図、第9図はCCDの位置決め固定構造の
他の実施例を表わした平面説明図、第10図は第9図中
のB−E ’線に沿う断面説明図、第11図はCCDの
接続構造の他の実施例を表わした第10図相当の断面説
明図、第12図はCCDの微調整構造を表わした分解斜
視図、第13図は結像レンズの焦点調整取付構造を表わ
した縦断面説明図、第14図は第3図に表わされた読取
ユニットを基台から取り外した状態を示す正面説明図、
第15図は第14図中におけるA−A ’線に沿う断面
説明図、第16図は第14図中におけるB−B’線に沿
う断面説明図、第17図および第18図は調整ねじの係
止構造を表わした断面説明図である。 1.2.3・・・CCD、4,5,6・・・結像レンズ
、12・・・原稿、13・・・露光ライン、15・・・
読取ユニット、20・・・CCDユニット、64・・支
軸、5゜・・・可動台板、80・・・回動台板、94・
・・円錐軸。 100・・・台板、20o・・・基台、21’5,21
7・・・主軸、230,231・・・支持枠。 形74圀 ? rF51σ図 形q 囲 7−β 最40圀 う47因 う4 図 形40圀 うJe図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 光電変換素子上に原稿画像を結像レンズにより投影させ
    るとともに、上記原稿画像と光電変換素子とを副走査方
    向に相対移動させて原稿画像を光電的に読み取るように
    した画像読取装置の位置調整機構において、 上記光電変換素子の副走査方向であって結像レンズの光
    軸と直交する方向に軸心を有しかつ結像レンズの前主点
    および後主点の問のオプチカルセンターまたはその近傍
    を通る支軸の回りに、前記結像レンズおよび光電変換素
    子を保持している台板が回動可能に装着されているとと
    もに、 上記台板を保持している基台は、光電変換素子の主走査
    方向に軸心を有する主軸を介して不動の支持枠に回動可
    能に装着されていることを特徴とする画像読取装置の位
    置調整機構。
JP1137811A 1989-05-31 1989-05-31 画像読取装置の位置調整機構 Pending JPH033558A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04300092A (ja) * 1991-03-28 1992-10-23 Kobe Steel Ltd Cr−Mo鋼用炭酸ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ
CN1105082C (zh) * 1996-10-15 2003-04-09 安德列亚斯·魏斯贝克 减少或防止形成水垢的方法

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JPS60256108A (ja) * 1984-05-31 1985-12-17 Sharp Corp 光学系調整機構

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