JPH0335378Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0335378Y2
JPH0335378Y2 JP17794385U JP17794385U JPH0335378Y2 JP H0335378 Y2 JPH0335378 Y2 JP H0335378Y2 JP 17794385 U JP17794385 U JP 17794385U JP 17794385 U JP17794385 U JP 17794385U JP H0335378 Y2 JPH0335378 Y2 JP H0335378Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressing
pressing piece
piece
cylinder
force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17794385U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6287740U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17794385U priority Critical patent/JPH0335378Y2/ja
Publication of JPS6287740U publication Critical patent/JPS6287740U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0335378Y2 publication Critical patent/JPH0335378Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、収納した液体を滴状に滴出すること
のできるスポイトの構造に関するものである。
〔従来の技術〕
液体を滴状に滴出する手段として、スポイトが
広く使用されている。
これは、先端をノズル開口部とした筒壁の基端
に、弾性変形が自在な半球殻形状の押圧片を密に
嵌め込んだ構成であつて、押圧片を内方に変形さ
せた状態で、ノズル開口部を液体内に入れ、押圧
片の弾性復帰の際に内部に生じる負圧を利用して
液体を吸い込み、押圧片を再度変形させることに
より液体を滴出するものである。
この構成では、液体を吸い込み、滴出する操作
は確実に達成されるものの、押圧片の変形量によ
つて一回の操作での液体の吸い込み量、滴出量に
変動が生じ、不確定の要素が多かつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この点を解消するべく、半球殻形状の押圧片に
有頂筒体の作用体を外方から前進後退自在に組付
け、その頂壁の内面に、押圧片に当接する押圧筒
を垂下設した構成のものが考えられている。
ここでは、作用体の前進量によつて押圧片の変
形量が設定されるので、液体の吸い込み量、滴出
量が一定となる。
しかしながら、作用体を前進させ、作用体の押
圧筒を直ちに押圧片に直接当接させると、押圧片
が急激に大きく変形してしまい、この変形によつ
て液体が一挙に滴出されてしまうことになるの
で、液体の微妙な滴出コントロールに正確性が望
めなかつた。
また、押圧片は半球殻形状と云う外力の作用に
対して構造的に安定した形状となつているため
に、この押圧片を弾性変形させ始めるには或る一
定比較的大きな指先による押圧力が必要となり、
このため押圧片を弾性変形させ始める時、すなわ
ちスポイトから液体を滴出させ始める時には、押
圧力のかけ過ぎが起り易く、液体が射出状に滴出
される事態がしばしば生じていた。
これは、押圧片に弾性変形を引き起こさせるに
は或る程度大きい押圧力を必要とするが、いつた
ん変形を引き起こした押圧片の弾性変形量を増大
させるには、上記した押圧力よりわずかに大きい
押圧力を作用させれば良いからである。
このため、従来のこの種のスポイトを操作する
に際しては、押圧片に弾性変形が生じるまでは、
指先による押圧片の押圧に充分に注意する必要が
あつた。
これを具体的に説明するならば、指先にかける
力は、押圧片を弾性変形させようとする力は当然
のこととして、この押圧片を弾性変形させようと
する力によつてみだりに指先が変位しないように
するための逆方向に作用する力をも同時に作用さ
せなければならず、この2つの力のバランスを保
ちながら指先による押圧片に対する押圧操作を行
なわなければならなかつた。
さらに、指先の押圧力を作用体を介して押圧力
に作用させた場合、作用体は押圧片の弾性変形が
生じた時点から初めて変位することになるため、
指先に伝わる操作の感触は、押圧力を徐々に増大
させてゆき、この押圧力が一定値に達したところ
で急激に変位が引き起こされる形態となり、押圧
力の増大とこれに伴う変位との一体感がなく、こ
のため操作時における使用感がギクシヤクしたも
のとなつて、使用感の悪いものとなつていた。
本考案は、上記した従来例における問題点およ
び欠点、不都合を解消すべく考案されたもので、
指先から作用する押圧力の増大に従つて作用体を
連続して変位させた状態で押圧片の弾性変形を引
き起こすことができるようにし、もつてソフトで
良好な使用感を得ることを目的としたものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
以下、本考案を、本考案の一実施例を示す図面
を参照しながら説明する。
本考案によるスポイトは、筒形状の本体1と有
頂筒形状の作用体8とから構成される。
本体1は、筒壁4の先端をノズル開口部2とす
ると共に、基端に、弾性変形が自在な半球殻形状
の押圧片6を密に嵌め込んだ構成であつて、この
押圧片6は、外方に突出した形態となつている。
これに対して作用体8は、上記した本体1の前
記押圧片6に外方から前進後退自在に組付けられ
るものであつて、その頂壁9の内面に、押圧片6
に当接する弾性材料製の押圧筒12を垂下設し、
さらにこの押圧筒12に、少なくとも一対の縦割
り溝13を設けた構成である。
押圧筒12は弾性材料製であるので、筒形状の
ままであつても外力の作用によつて弾性変形する
ことができるのであるが、弾性変形し始めるのに
或る程度の大きさの外力の作用が必要であり、こ
のためこの押圧筒12がわずかな外力の作用で弾
性変形をし始めることができるように、この押圧
筒12に少なくとも一対の縦割り溝13が設けら
れているのである。
この縦割り溝13を設けることによつて、押圧
筒12を弾性変形し始めさせることのできる外力
の大きさは、押圧片6を弾性変形させるための外
力の大きさよりもはるかに小さい値となる。
それゆえ、作用体8に指先で押圧力を作用させ
てゆくと、この押圧力が小さいうちから作用体8
は、押圧片6の弾性変形に先立つて、押圧筒12
の弾性変形によつて下降変位することになる。
〔作用〕
本考案によるスポイトは上記のごとき構造とな
つているので、スポイト内に吸引収納した液体を
滴出すべく、指先で作用体8を押圧し始めると、
この指先による作用体8の押圧によつて押圧筒1
2は押圧片6に押付けられながら弾性変形する。
この際、押圧筒12は、作用体8に作用した指
先からの押圧力をそのまま押圧片6に伝達した状
態で弾性変形し、また作用体8に押圧力を作用さ
せている指先は、その作用させた押圧力によつて
押圧筒12が弾性変形するので作用体8を押圧変
位させることになる。
すなわち、指先は、その作用させた押圧力分だ
け変位するのである。
指先からの押圧力が増大して、押圧片6を弾性
変形させることができる値に達すると、押圧片6
が弾性変形し、この押圧片6の弾性変形によつて
液体が滴出される。
この際、押圧片6が弾性変形するまでの間、指
先からの増大する押圧力に従つてその弾性変形量
を増大させていた押圧筒12は、この押圧片6の
弾性変形が始まると同時に、その弾性変形の増大
はほぼ停止し、もつて以後は、指先の押圧力は押
圧片6を弾性変形させるためだけに作用すること
になる。
このように、液体の滴出操作力である押圧力を
押圧片6に作用させる指先は、その作用させる押
圧力が比較的大きな値に達したところで急激に移
動変位するのではなく、液体の滴出動作は行なわ
れないものの、弱に押圧力を作用させている時点
から、この押圧力の増大に従つて徐々に移動変位
し、そしてこの移動変位に連続した押圧片6の弾
性変形による移動変位によつて液体の滴出を達成
できることになる。
それゆえ、指先は、その作用させた押圧力の増
大に従つて移動変位することになり、この移動変
位は徐々に増大させた押圧力に忠実に従つた連続
したものであるので、極めて使用感の優れたもの
となる。
また、上記したように押圧筒12の弾性変形に
よつて指先の移動変位量は、指先から作用する押
圧力にほぼ比例して変化することになるので、使
用者は指先に単純な押圧力を徐々に作用させるだ
けで適確な滴出動作を得ることができることにな
り、押圧力のかけ過ぎによる滴出操作の不良を生
じることがない。
なお、作用体8に対する指先からの押圧力を取
り去れば、押圧片6および押圧筒12はその弾力
により弾性復帰し、もつて作用体8は元の位置に
復帰し、この際、ノズル開口部2を液体内に没入
位置させておけば、押圧片6の弾性復帰により発
生する本体1内の負圧によつて液体が本体1内に
吸引されることになる。
〔実施例〕
図示実施例の場合、本考案のスポイトにおける
本体1は、筒壁4の基端開口部3近傍にフランジ
5を周設すると共に、半球殻形状の押圧片6をこ
の基端開口部3外周に密に嵌め込み、押圧片6下
端の鍔7を前記したフランジ5に重ねるものであ
る。
また作用体8は、頂壁9の外周に周壁10を設
けると共に、周壁10の下端に外鍔11を周設
し、頂壁9の中央に押圧筒2を垂下設したもので
あつて、軟質の合成樹脂で一体成形され、縦割り
溝13は、押圧筒12の変形が自在となるように
適宜数設けられる。
このような構成のスポイトは、口筒14が立設
された所定の容体14に組付けられる。
図示実施例にあつて、符号16は組付筒であ
り、口筒14に螺合組付けされるが、口筒14よ
り上位に位置する組付筒16上部の内周には一対
の内鍔が周設されて嵌合溝17が形成されてお
り、この嵌合溝17内に上記した本体1における
フランジ5と鍔7とが重なつて嵌入保持される。
次に符号18はガイド筒であつて、下端が組付
筒16上部の外周にアンダーカツトにより組付け
られるが、その高さ幅は半球殻形状の押圧片6の
高さ幅とほぼ等しく、上端には、前記した作用体
8の周壁10の外径にほぼ等しい開口径を形成す
る内鍔19が周設されている。
従つて作用体8は、その周壁10が貫通する形
態でガイド筒18に前進後退動自在に組付くこと
になり、押圧片6の弾性復帰力を受けて作用体8
の外鍔11が内鍔19の下面に弾接し、作用体8
の後退限を設定すると共に作用体8の抜出しを防
止し、外鍔11がガイド筒18の内周に接して、
作用体8の前進後退動が安定して達成される。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかな如く、本考案によるス
ポイトは、操作時の押圧に際し、徐々に滴出させ
ることができるので操作し易く、確実に一定量の
液体の滴出と吸い込みが達成でき、また使用感に
優れ、構成が簡単であつて成形が容易である等、
多くの優れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のスポイトの断面図である。
第2図は、本考案の一実施例を示す分解斜視図で
ある。 符号の説明、1;本体、2;ノズル開口部、
4;筒壁、6;押圧片、8;作用体、9;頂壁、
12;押圧筒、13;縦割り溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端をノズル開口部とした筒壁の基端に、弾性
    変形が自在な半球殻形状の押圧片を、外方に突出
    した形態で密に嵌め込んだ筒形状の本体と、該本
    体の前記押圧片に外方から前進後退動自在に組付
    けられる有頂筒体の頂壁内面に、前記押圧片に当
    接する弾性材料製の押圧筒を垂下設し、該押圧筒
    に少なくとも一対の縦割り溝を設けた作用体とか
    ら成るスポイト。
JP17794385U 1985-11-19 1985-11-19 Expired JPH0335378Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17794385U JPH0335378Y2 (ja) 1985-11-19 1985-11-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17794385U JPH0335378Y2 (ja) 1985-11-19 1985-11-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6287740U JPS6287740U (ja) 1987-06-04
JPH0335378Y2 true JPH0335378Y2 (ja) 1991-07-26

Family

ID=31119614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17794385U Expired JPH0335378Y2 (ja) 1985-11-19 1985-11-19

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0335378Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6287740U (ja) 1987-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3821859B2 (ja) アプリケータ
US4808022A (en) Container type toilet implement
US5791801A (en) Liquid applicator
JP4201985B2 (ja) 液体スプレー装置
EP0388106B1 (en) Ocular vial
EP2596717A2 (en) Spuit-type cosmetics container
US5673822A (en) Device for dropwise delivery of a fluid contained in a flexible vial
WO2017084626A1 (zh) 分配器及包括该分配器的容器
US20050040188A1 (en) Lateral actuation spray device
KR102200245B1 (ko) 유체-제품 디스펜서
JP4226736B2 (ja) エアゾール容器の遅延噴射装置
EP0374339B1 (en) Actuator for a liquid-applicator
US3247849A (en) Pump-type sprayer for liquids having a dual-purpose protective cap for pump sealing and directional spray control
KR200385939Y1 (ko) 아이 크림 용기 구조
JPH0335378Y2 (ja)
JP2002087479A (ja) 物質の包装小出し器具
CN111134439A (zh) 化妆品容器
JPS6132700Y2 (ja)
JPH043981Y2 (ja)
JPS5826039Y2 (ja) 噴霧器
JPS6233724Y2 (ja)
JPS6333646Y2 (ja)
JPH0410923Y2 (ja)
WO2022041234A1 (en) Dosage control dropper
JPS6027469Y2 (ja) 噴霧栓