JPH0333632B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0333632B2
JPH0333632B2 JP13814482A JP13814482A JPH0333632B2 JP H0333632 B2 JPH0333632 B2 JP H0333632B2 JP 13814482 A JP13814482 A JP 13814482A JP 13814482 A JP13814482 A JP 13814482A JP H0333632 B2 JPH0333632 B2 JP H0333632B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handrail
escalator
lap
bending
canvas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13814482A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5931284A (ja
Inventor
Koji Oochi
Masao Muragata
Akira Fujisaki
Tomofumi Nara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP13814482A priority Critical patent/JPS5931284A/ja
Publication of JPS5931284A publication Critical patent/JPS5931284A/ja
Publication of JPH0333632B2 publication Critical patent/JPH0333632B2/ja
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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はエスカレータ用手摺の接続部に関する
ものである。
[従来の技術] エスカレータやオートライン等には移動手摺が
設置されている。
この種の手摺は横断面がC字形に成形した帆布
積層体の上に化粧ゴムが被覆されて成るものであ
るが、一般にはその長手方向の伸びを防止するた
めに手摺の背中部に位置する帆布積層体の層間又
は帆布積層体と化粧ゴム間等の長手方向に沿うよ
うに補強材が埋入されている。
ここにおいて補強材はポリアミド繊維、アラミ
ド繊維、ポリエステル繊維、ガラス繊維、スチー
ルワイヤ等の素線を撚合せて成る抗張体を並列帯
状帯としたものである。当然ながらこれらの補強
材は強度以外に可撓性が重要な要素となる。
従来、手摺の抗張体の素線としては軟質のポリ
アミド繊維やポリエステル繊維が用いられていた
が、近年では手摺の長手方向の伸びをより少なく
するため硬質のアラミド繊維、ガラス繊維、スチ
ールワイヤ等も用いられるようになつてきてい
る。
一方、手摺の生産方式は、まず、標準長さ品を
製作しておき、次に仕様に応じて規定長さに切断
したり、長尺に接続したり、エンドレスに接続し
たりするようになつている。
さて、従来の手摺の接続は第1図のように行つ
ていた。
第1図において1は横断面がC字形に成形され
た帆布積層体、2はその帆布積層体1の表面に一
体に成形された化粧ゴム被覆、3は背中部に位置
する帆布積層体1の層間に埋入されたスチール抗
張体の並列帯状帯から成る補強材である。
従来の手摺の接続作業では、まず、接続に供す
る一方側手摺A、他方側手摺B及び未加硫ゴムシ
ート材を用意する。
次に、接続する一方側手摺Aの端部上に図示し
ない未加硫ゴムシート材を載せ、次いでその上に
接続する他方側手摺Bの端部を載せ、然る後これ
らを加熱加硫することにより一体的にラツプ接合
する。
ここにおいてラツプ接合部Cの接合力は一方側
手摺A端部と他方側手摺B端部のラツプ間に介在
する未加硫ゴムシート材に大きく依存することに
なる。また、ラツプ接合部Cの外観は以外にも一
方側手摺Aの端部補強材3の端部イと他方側手摺
Bの端部補強材3の端部ロが大きく影響する。
即ち、手摺は2個の駆動ロール間を繰り返し走
行するものであるから、エスカレータ運転時にお
ける手摺は順曲げ、逆曲げ、屈曲、伸張等のスト
レスを繰り返し受け、化粧ゴム被覆2、帆布積層
体1及び補強材の3者の可撓性、曲げ剛性、耐屈
曲性等のバランスが崩れ、これら3者の接着不
良、それに伴う外観不良が発生するのである。こ
れらの接着不良、それに伴う外観不良は圧倒的に
ラツプ接続部Cに多く発生する。また、用いる補
強材3としては曲げ剛性の大きいもの程これらの
接着不良、それに伴う外観不良が多発する。
例えば、第2図に示すようにラツプ接合部Cを
含む手摺に繰り返しの逆曲げを与えたときには補
強材3の端部に位置する化粧ゴム被覆2の表面部
に凹み4等が発生し、その結果ラツプ接合部にお
ける化粧ゴム被覆2、帆布積層体1及び補強材の
3者の接着不良、それに伴う外観不良が発生する
のである。
このような外観不良は美粧性が重要なエスカレ
ータやオートライン等にとつて大きな難点であ
り、ラツプ接合部の耐久性及び外観向上が大きな
問題となつていた。
[発明が解決しようとする課題] 本発明はかかる点に立つて為されたものであつ
て、その目的とするところは前記した従来技術の
欠点を解消し、耐久性及び外観の優れたラツプ接
合部を有するエスカレータ用手摺の接続部を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の要旨とするところは、横断面がC字形
に成形した帆布積層体の上に化粧ゴムが被覆され
ておりしかも帆布積層体の層間又は帆布積層体と
化粧ゴム間には複数本の素線を撚合せて成る抗張
体を並列帯状体とした補強材が埋入されて成る手
摺の端部同志をラツプ接続して成るエスカレータ
用手摺の接続部において、ラツプ接続する双方の
手摺の先端側補強材の抗張体を1本乃至数本置き
に切除してクシ歯状とし、しかもそれらのクシ歯
の長さを段階的に異なるように構成して成ること
を特徴とするエスカレータ用手摺の接続部にあ
る。
[作用] 本発明のエスカレータ用手摺の接続部は、ラツ
プ接続する双方の手摺の先端側補強材の抗張体を
1本乃至数本置きに切除してクシ歯状とし、しか
もそれらのクシ歯の長さを段階的に異なるように
構成してあるから、ラツプ接続部を有する手摺を
エスカレータに装着して運転した時に受ける順曲
げ、逆曲げ、屈曲等の曲げ応力を段階的且つ顕著
に緩和し、その結果ラツプ接続部を有するエスカ
レータ用手摺の耐久性及び外観を顕著に向上した
ことにある。
[実施例] 次に、本発明のエスカレータ用手摺の接続部の
一実施例を図面により説明する。
第3図は本発明のエスカレータ用手摺の接続部
の一実施例を示した説明図である。
第3図において1′は帆布積層体、2′はその表
面に一体に形成された化粧ゴム被覆、3′は手摺
の背中部に位置する帆布積層体1の層間に埋入さ
れた補強材である。この一実施例で用いた補強材
はスチール抗張体の並列帯状体から成るものであ
る。
第3図においてA′は接続する一方側の手摺、
B′は接続する他方側の手摺、C′はそれら両端部の
ラツプ接合部である。
一方側手摺A′のラツプ接合部C′の先端側の補
強材3′のスチール抗張体は1本乃至数本置きに
切除されてクシ歯状となつている。しかもこの一
実施例のクシ歯の長さはその中央部から側部に行
くに従つて徐々に短くなるように構成されてい
る。
同様に、他方側手摺B′のラツプ接続部C′の先端
側の補強材3′のスチール抗張体も1本乃至数本
置きに切除されてクシ歯状となつている。しかも
この一実施例のクシ歯もその中央部から側部に行
くに従つて徐々に短くなるように構成されてい
る。
ここにおいてラツプ接合部C′は、接続する一方
側手摺A′の端部上に図示しない未加硫ゴムシー
ト材を載せ、次いでその上に他方側手摺B′の端
部を載せ、然る後加熱加硫することにより一体に
ラツプ接合する。
従つて本発明の一実施例の接続部によれば、ラ
ツプ接合部C′の一方側手摺A′及び他方側手摺
B′の先端側補強材3′のスチール抗張体を1本乃
至数本置きに切除されてクシ歯状とし、しかもそ
れらのクシ歯はその中央部から側部に行くに従つ
て徐々に短くなるように構成されているから、第
2図のように手摺が逆曲げされたとしてもクシ歯
状部の存在により曲げ応力が集中することがなく
段階的且つ効果的に緩和でき、その結果耐久性及
び外観の優れたエスカレータ用手摺の接続部が得
られる。
なお、本発明の一実施例では、補強材3′のス
チール抗張体のクシ歯は中央部から側部に行くに
従つて徐々に短くするように構成したが、その逆
なように構成することもできるし、また、長くし
た一方側の側部から他方側の側部に行くに従つて
徐々に短くするようにも構成することもできる。
[発明の効果] 本発明のエスカレータ用手摺の接続部は、端部
同志をラツプ接続して成るラツプ接合部において
一方側手摺及び他方側手摺の双方の先端側補強材
の抗張体を1本乃至数本置きに切除してクシ歯状
とし、しかもそれらのクシ歯の長さを段階的に異
なるように構成したので、手摺がエスカレータ運
転時に受ける順曲げ、逆曲げ、屈曲等の曲げ応力
を段階的且つ顕著に緩和し、その結果ラツプ接続
部を有するエスカレータ用手摺の耐久性及び外観
を顕著に向上できるものであり、工業上有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のエスカレータ用手摺の接続部の
説明図、第2図は従来の接続部を含むエスカレー
タ用手摺を逆曲げしたときの状態を示した斜視説
明図、第3図は本発明のエスカレータ用手摺の接
続部の一実施例を示した説明図である。 1,1′:帆布積層体、2,2′:化粧ゴム被
覆、3,3′:補強材、C′:ラツプ接合部、5′,
6′:クシ歯状部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 横断面がC字形に成形した帆布積層体の上に
    化粧ゴムが被覆されておりしかも前記帆布積層体
    の層間又は前記帆布積層体と前記化粧ゴム間には
    複数本の素線を撚合せて成る抗張体を並列帯状体
    とした補強材が埋入されて成る手摺の端部同志を
    ラツプ接続して成るエスカレータ用手摺の接続部
    において、ラツプ接続する双方の前記手摺の先端
    側補強材の抗張体は1本乃至数本置きに切除して
    クシ歯状とし、しかも該クシ歯の長さを段階的に
    異なるように構成して成ることを特徴とするエス
    カレータ用手摺の接続部。
JP13814482A 1982-08-09 1982-08-09 エスカレ−タ用手摺の接続部 Granted JPS5931284A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13814482A JPS5931284A (ja) 1982-08-09 1982-08-09 エスカレ−タ用手摺の接続部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13814482A JPS5931284A (ja) 1982-08-09 1982-08-09 エスカレ−タ用手摺の接続部

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5931284A JPS5931284A (ja) 1984-02-20
JPH0333632B2 true JPH0333632B2 (ja) 1991-05-17

Family

ID=15215032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13814482A Granted JPS5931284A (ja) 1982-08-09 1982-08-09 エスカレ−タ用手摺の接続部

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JP (1) JPS5931284A (ja)

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Publication number Publication date
JPS5931284A (ja) 1984-02-20

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