JPH0333611B2 - - Google Patents

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JPH0333611B2
JPH0333611B2 JP59078739A JP7873984A JPH0333611B2 JP H0333611 B2 JPH0333611 B2 JP H0333611B2 JP 59078739 A JP59078739 A JP 59078739A JP 7873984 A JP7873984 A JP 7873984A JP H0333611 B2 JPH0333611 B2 JP H0333611B2
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JP
Japan
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rail
nozzle
port
nozzles
load
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JP59078739A
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JPS6015319A (ja
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Edowaado Guradeishu Haabaato
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II BII EDEI FUORESUTO PURODAKUTSU Ltd
Original Assignee
II BII EDEI FUORESUTO PURODAKUTSU Ltd
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Publication date
Application filed by II BII EDEI FUORESUTO PURODAKUTSU Ltd filed Critical II BII EDEI FUORESUTO PURODAKUTSU Ltd
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Publication of JPH0333611B2 publication Critical patent/JPH0333611B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G51/00Conveying articles through pipes or tubes by fluid flow or pressure; Conveying articles over a flat surface, e.g. the base of a trough, by jets located in the surface
    • B65G51/02Directly conveying the articles, e.g. slips, sheets, stockings, containers or workpieces, by flowing gases
    • B65G51/03Directly conveying the articles, e.g. slips, sheets, stockings, containers or workpieces, by flowing gases over a flat surface or in troughs

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、流体静力学的軸受浮上装置において
用いられる改良したレールに関するものであり、
更に詳しくいえば、重い荷がそのようなレールを
用いているトラツク装置に沿つて動く時に、それ
らの重い荷を支持および案内するために流体圧を
用いる装置において使用する改良したレールに関
するものである。
〔従来技術〕
荷がトラツクに沿つて動く時、その荷を支持お
よび案内するために空気圧を用いるという原理は
新規なものではないが、凹面状にわん曲している
上側表面を有するレール部分を用いる装置の実現
により、かつ、レール表面と結合するための凸面
状にわん曲した従順な外面を有する荷支持部材を
設けることにより、荷支持効率の向上が達成され
ている。レール内の空気充満部から、わん曲して
いるレールの上側表面における上部壁出口を通つ
てノズルが通じる。それらのノズルは3つの直交
平面に対して角度を成す。それらの平面のうちの
1つの平面は、レール表面のうちノズルの軸がそ
の表面に交差する部分に接する。荷支持部材上に
流体膜くさび反作用効果を生ずるようにノズルが
傾斜させられる。荷支持部材は、それを希望の向
きに向け、かつ荷と支持流体膜くさびとをレール
の一方の側に移動させるようにする。非常に基本
的な用語で概略説明した原理は、紙ロールのよう
な円筒形の物体を送るための空気コンベヤとして
動作する単一レール装置、または荷積みドツクか
ら輸送トレーラーへパレツトを送るため、または
輸送トレーラーから荷卸しドツクへパレツトを送
るため、あるいはパレツトを保持し、重力流ラツ
ク装置を通つてパレツトを送るための双レールト
ラツク装置におけるような材料取り扱い装置に応
用できる。とともに、都市間輸送装置のようない
わゆる「人員移動機」にも応用できる。それらの
装置の基礎を成す先に簡単に述べた諸原理は、次
のようなカナダ特許に開示されている。すなわ
ち、カナダ特許第950853号「空気コンベヤ(Air
Conveyor)」、第1002565号「車輛輸送装置
(Vehicular Transportaion System)」、第
1066645号「空気膜により支持および案内される
荷支持部材(Air Film Supported and Guided
Load Support Member)」。
一般に、それらのカナダ特許に開示されている
ような装置は、重い荷を支持レールに沿つて動か
すための従順な流体静力学的軸受浮上装置として
広く特徴づけることができる。この装置はつぶれ
ることができるコアにきつく巻かれたセルローズ
またはそれに類似の材料で作られ、可とう性プラ
スチツクまたは金属製の変形できる堅いカバーに
より囲まれる「シユー」を利用している。このシ
ユーは、シユーの半径より僅かに大きい半径でわ
ん曲している支持レールの樋状の部分に並置され
た時に低い摩擦係数の特性を示す。シユーの下側
に流体空洞セルと流体により潤滑されるシール領
域を形成するようなパターンで、加圧流体をわん
曲しているレール表面内の小さいノズルから放出
する時に、それらのシユーは、レール内を自由に
動くことができる。それらのシユーは、レール部
分のわん曲している輪郭で形成されている流体膜
くさびにより案内される。
前記カナダ特許に開示されている空気膜技術を
用いる装置は、非常に効果的であることが判明し
ているが、動作理論についての研究と、市場性の
ある価格で製品を製造するという実際の要求に応
えるために研究を行なつた結果、とくにレールの
構造について大幅な改良が達成された。改良を要
する部分には、わん曲している上側表面の弧を含
むレールの横断面と、空気の流量と動力使用量を
最適にするための寸法、場所および数を含めてノ
ズルを製作するやり方と、流体をノズルまで流し
たり、流れを止めたりするための機構と、圧力損
失を生ずることなしに、かつレールの剛性を失な
うことなしに、またはわかるほどの位置の狂い
(本質的には、荷とレールの上側表面の間の境界
面において生ずる薄膜流体軸受のために顕微鏡的
な大きさのものである)を生ずることなしにレー
ルを端と端で結合させる方法と、タイマ、弁、制
御器、パルス−圧力機構、共振空洞およびコンテ
ナまたは「車輛」自体のような大きな荷に動力を
供給するためのリニヤ誘導モータなどのような補
助装置を用意することが含まれる。
〔発明の概要〕
本発明は、上に列挙した、全てではないが、ほ
とんどの動作領域の最適化に寄与する改良したレ
ールを提供するものである。本発明の改良したレ
ールは、市販されている等級のアルミニウムから
押出し加工により製造できる。本発明のレール
は、隣りのレールに端と端で正確かつ迅速に連結
できる。レールのノズルの寸法、形状および配置
および動作により効率が高くなる。本発明のレー
ルの最終的な用途に応じて、レールを種々の構造
とすることができる。それらの特徴については以
下に簡単に説明する。
本発明のレールは、塩化ポリビニル(PVC)
または強化ポリエチレンのような共重合体からロ
ーリングまたは押出しにより製造できるが、市販
されているアルミニウムから押出しで製造したレ
ールにおいて最高の成功を収めている。本発明の
レールは上部壁と下部壁の間に垂直隔壁を含む。
それらの隔壁は、レールの内部を長手方向に延び
る複数のポートすなわち通路に分割する。それら
の通路は、加圧流体を流すためのものであつて、
流体供給用の独立したヘツダすなわち流体貯蔵容
器の必要を解消するものである。非常に望ましい
レールの構造には、3つの内部隔壁が含まれる。
それらの隔壁は、レールの側壁とともに、各レー
ル内に4つの平行な長手方向ポートすなわち通路
を形成する。
そのようなレールは、独特のノズル構成と制御
器に組合わされて、本発明のレールを先入れ、先
出し型の重力傾斜保管ラツク内において制御され
た製品流を生じさせるのにとくに適するようにす
る。この構造においては、ノズルは長手方向に隔
てられた群より成る2つの列に配置される。一方
の列の群には1つのポートが組合わされ、他方の
列の群には他のポートが組合わされる。通常は最
も内側の2つのポートが用いられる。更に、1つ
の列のノズル群は他の列のノズル群に対して長手
方向にジグザグに配置される。各ノズル群の長さ
は、軌道装置において浮上させるパレツトのよう
な荷の長さ、または、パレツトまたはパレツト群
の希望の移動長に関連させられる。ほとんどの場
合に、運ぶべき荷の長さ、または少なくとも荷を
支持するシユーの長さは、動きまたは求められる
レールとの相互作用に応じて、各ノズル群の長さ
にほぼ関連させられる。
ノズル群を互い違いに設けることは、そのノズ
ルを備えた2つのポートに交互に流体圧力を加え
ることによつて、レールの区分された長さの範囲
で支持されている荷をノズル群の長さに対応する
距離だけ移動させることができるようになる。本
レールは流体圧力では荷を移動できるように支え
るだけであつて、荷の移動そのものは他の手段に
よつて行なう。例えばレールの傾斜による重力ま
たは手で押すことで、さらにはリニヤモータ等の
自動装置によつて荷は移動させられる。1つのポ
ートに流体圧力を加えれば、荷の間の間隔がゆる
す範囲で1ノズル群に対応する距離だけ荷は前進
できる。その荷をさらに前進させるには互い違い
に配置されている次の群のノズルが荷を浮上させ
るように他のポートに流体圧力を加えればよい。
したがつて、もし同時に2つのポートに流体圧力
が加えられていれば、荷は移動するために交互に
互い違いに配置されているノズル群によつて浮上
させられてトラツクに沿つてスムーズに移動でき
る。これに対して1つのポートにのみ流体圧力を
加える場合は荷の移動はノズル群の長さに限定さ
れる。なぜなら、圧力が加えられている群のノズ
ルとそのノズル群の次のノズル群との間に荷を浮
上させるための流体膜がないスペースが存在する
からである。
交互に互い違いに配置されているノズル群の端
部における重なり合いにより、1つのノズル群か
ら別のノズル群への円滑な移行ができるととも
に、特殊な運動状況をとることができるようにさ
れる。わん曲した部分に対しては、より長い(外
側)ポートの群の間の間隔を、希望に応じて広
く、または狭くして、傾斜させられているトラツ
クで遭遇する遠心力または重力の作用による横方
向の力を許容できるようにする。同様に、トラツ
クが上り傾斜である時は、互い違いに配置されて
いるノズル群の間の重なり合いを大きくするため
に、ノズル群の間の間隔を狭くできる。それとは
逆に、下り傾斜のトラツクにおいては、互い違い
に配置されているノズル群の間の重なり合いを小
さくするために、ノズル群の間の間隔を広くでき
る。
簡単なORまたはAND/OR制御弁を用いて、
ノズル群に加圧流体を供給するポートのうちの選
択された1つのポートまたは両方のポートに供給
される流体の流れを制御できる。中立の「オフ」
位置を有する四方スプール弁を用いると、単一の
オペレータによりただ1つのノズル群を動作させ
てインターロツクの特徴を自動的に与えることが
できる。
ノズルの構造と形状に関する限りは、1つのノ
ズル群中の隣り合う曲げられているノズルの間の
最適な間隔は、レールの幅にほぼ等しいことが認
められている。こうすることにより、シユーの長
手方向に沿う流体膜伝播または分散の別々の浮上
「フツトプリント」セルを形成できるようにする
とともに、シユーカバーにおける「振動」の発生
を助ける。その振動は、シユーとレールの境界面
における流体空洞シール領域の間の付着を減少さ
せることが知られている現象である。また、機械
加工によるのではなくて、放電加工またはレーザ
加工により、わん曲している上部壁にノズル直径
の穴をあける場合には、より大きい直径の穴があ
くから、その穴の中に希望の小さいノズル直径の
カニユーレを挿入し、そのカニユーレの外壁によ
り、レールの上部壁に設けられている穴に、適切
にシールされたはめ合いを行なうことによつて、
ノズルの構造を堅固にできる。カニユーレ(これ
には皮下注射針を使用することが望ましい)は、
必要があればエポキシ接着剤などによりレールの
穴の内部に接着できる。ノズルのためにカニユー
レを用いることにより、カニユーレの一部が上部
壁の内面をこえてポートの中へ延び、ノズルによ
る望ましい下側動力流特性を得ることができる。
流体動力特性は、カニユーレを分割し、それらの
分割部分の間に1つまたはそれ以上の乱流発生空
洞部を形成することによつても改善できる。更
に、元の大きい穴の一部がレールの表面に露出さ
せられて共振室、乱流室または分散室として機能
し、シユー/レールの境界へ入る流体の流れ損失
を高くすることを助け、またはシユーカバーの望
ましい振動効果を高めることを助ける拡大ノズル
部を上側表面の近くに形成するように、カニユー
レの最も外側の端部を上部壁表面の外面の下に差
し込むことができる。皮下注射針はステンレス鋼
から通常作られ、レールはアルミニウムの押出し
により通常作られるから、レールにまつすぐにあ
けられたノズルより滑らかな表面を有し、かつノ
ズルから流体が出る時の速度が極めて高い時の耐
摩耗性を有することがわかる。また、ノズルのパ
ワーを更に減少させるために、カニユーレの入口
部に特殊な流れ制限機構を設けることができる。
それらの機構には、傾斜した切り欠き部の形成、
鋭くすること、乱流発生溝の形成の少なくとも1
つが含まれる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明を詳しく説明す
る。
レール 第1図は、本発明のレール部分を用いる基本的
な輸送装置を示すものである。この輸送装置は荷
Lを含む。第1図では、荷LはパレツPの上に乗
せられている状態が示されている。パレツトP
は、一対の離隔されている部材(シユー)Sと、
一対のレールRにより構成されているトラツクと
により支持される。何本かの(または多くの)レ
ールを平行にして用いることができ、かつ端と端
を連結してトラツクを形成できることがわかるで
あろう。連結機構については後で説明する。ま
た、荷は、個々の円筒形状製品すなわち巻かれた
紙からパレツトを経て貨物と人を移動させるため
の運搬車に至るいくつかの構成のうちの任意の1
つをとることができることもわかるであろう。図
示のパレツトは全ての荷を表そうとするものであ
つて、本発明または本発明を用いる装置を限定す
るものであると解すべきではない。
第3図にレールRの端部図が示されている。こ
のレールは凹面状の上部壁20を有する。この上
部壁の上側表面22の曲率半径は動作(圧縮)状
態におけるシユーSの曲率半径より僅かに大き
い。一対の側壁24が設けられる。それらの側壁
は、上部壁の長手方向縁部から全体として平らな
底部壁26まで延びる。底部壁26の長手方向縁
部は側壁24から横方向外向きに延びる。上部壁
と底部壁の間に少なくとも1つの隔壁28が延び
て、外側に長手方向に延びるポートを形成する。
第3図に示されている実施例においては、3つの
隔壁28,30,32が用いられて、側壁ととも
に長手方向に延びるポートすなわち通路34,3
6,38,40を形成する。
本発明のレールにより荷を運べる基本的な原理
は、レール内の加圧可能な充満部から上部壁を貫
通して延び、レールのわん曲している上側表面か
ら出る複数のノズルを設けることを必要とする。
前記カナダ特許第950853号によれば、ノズルはレ
ールの長手軸に関して非対称的に配置し、かつ少
なくとも3つの直交平面に関して角度を成して配
置すべきである。それらの平面のうちの1つは、
ノズルの軸とレールの上側表面との交差部におい
てレールの上側表面に接する。前記カナダ特許第
950853号によれば、2列のノズルが上記のように
して配置され、隣のノズルとの間に一様な間隔を
おいてレールの全長に沿つて延びる。
前記カナダ特許第950853号に開示されているレ
ールは、非常に良く機能するが、いくつかの欠点
もある。とくに、食庫での重力により荷を移動さ
せるラツク装置におけるように、荷を傾斜してい
るレールに沿つて制御しつつ移動させたい場合
に、レールに沿う荷の動きを制御することが困難
となる。また、前記カナダ特許第950853号に開示
されている長いレールの場合には、全てのノズル
に流体圧を加えるようになつているから、とくに
パレツト1つだけの荷の場合には、必要な流体の
流れを得るために望ましいエネルギー以上のエネ
ルギーを必要とする。
本発明のレールは、前記カナダ特許第950853号
に開示されている元のレールを改良したものであ
つて、元のレールに欠けているある動力特徴と制
御特徴を与えるものである。前記レールの横断面
形状に加えて、元のレールと本発明のレールの間
の別の大きな違いは、レールの上部壁にノズルを
形成する方法を含めて、ノズルの配置と、その配
置の構成に1列のノズルを使用することである。
再び第1,2図を参照して、レールにノズル4
6の群42、群44が設けられていることがわか
るであろう。ノズル群42は、レールに沿つて互
いに長手方向に整列させられ、隣のノズル群とは
間隔48をおいて隔てられる。第2図及び第5図
から解るように、群42のノズル46は、レール
の内側の2つのポートのうちの一方のポート36
に通じている。群44もレールに沿つてならんで
おり、隣接の群とは間隔50で隔てられている。
ノズル群44のノズル46はレールの2つの内側
のポートのうちの一方のポート38に通じる。
第1,2図からわかるように、ノズル46の群
42はノズル群44に対して長手方向に互い違い
に配置される。一般的にいえば、各ノズル群44
は間隔48に向き合わされ、各ノズル群42は間
隔50に向き合わされる。ノズル群42および4
4の数と位置は、レールの端と端が連結された時
に、長手方向のノズルパターンが中断することな
しに、レールからレールへ滑らかに移行するよう
に定められる。長手方向のノズルパターンが、レ
ールからレールへ滑らかに移行することにより、
端と端が連結されている複数のレールで構成され
ているトラツクに沿つて進んでいる荷は、レール
の継ぎ目にほとんど気づかない。
一般的にいえば、レールのまつすぐな部分に対
してより大きな動きが求められなければ、間隔4
8と50の長さは等しく、各ノズル群42,44
は荷の支持に用いられるシユーよりも通常は長
い。更に、1つのノズル群から隣の互い違いにな
つているノズル群へ滑らかに移行できるようにす
るために、互い違いになつて隣り合うノズル群の
端のいくつかのノズルをレールの長手方向に重ね
合わせることができる。
トラツクのある特定の要求によつては間隔4
8,50を変えることが望ましいことがある。た
とえば、荷を動かす向きにより上りこう配を変え
る必要がある時は、間隔48,50を水平トラツ
ク部分におけるそれらの間隔と比較して狭くで
き、互い違いに配置されて隣り合うノズル群の長
手方向の重なりの度合を大きくして、推進動力を
最小にするとともに、生ずることがある荷の減速
を最小限度に抑える。下りこう配の場合には間隔
48,50を多少広くすることもある。また、水
平方向でわん曲している部分では、外側のノズル
群の間の間隔と、わん曲している部分の内側に沿
うノズル群の間の間隔を狭くし、加圧流体の容量
を増大させ、または圧力を高くすることにより、
曲つているトラツクに沿つて移動する荷に作用す
る遠心力または重力の作用と、曲つているレール
におけるシユーの僅かな位置の狂いを打ち消すこ
とにより、支持を改善できる。極端な場合には、
僅かに傾斜させたトラツクに、内側のポートのう
ちの外側の1つのポートに通じるただ1つのノズ
ル列を設けることができる。この極端なケースに
おいては、外側のノズル群のノズルの間の間隔は
そのノズル群中の隣り合うノズルの間隔に等し
く、内側のノズル群のノズルの間隔は曲つている
レール部分の長さに等しく、それにより内側のノ
ズル群を無くしている。あるいは、状況が保障す
れば、重い荷を支持するために両方のノズル列に
加圧流体を同時に供給するために、両方のノズル
群の列内のノズル間隔を狭くし、両方のポートに
加圧流体を供給する。
ノズル 次に、第5図、第6図、第6a図、第6b図、
第6c図を参照してノズルの構成と向きについて
説明する。
前記カナダ特許には、レールの表面とノズルの
軸との交差部においてその表面に接する1つの平
面を含む3つの直交平面に対してノズルが角度を
成すように、ノズルを配置すべきことが記載され
ている。そのように配置することにより、各ノズ
ルに縦方向の成分が与えられる。その方向は、レ
ールに沿つて荷が動く向きが好ましいが、それに
限定されるものではない。
ノズルについて、および、ノズル=レール=荷
支持シユーの相互作用について、試験および検査
を行なうことにより、基本的なノズルの概念に、
いくつかの大きな変更と改良を施せることが判明
した。流れ視覚化技術により、レールの幅にほぼ
等しい間隔で隔てられている1つの整列させられ
たノズル群(先行技術の非対称的に配置されたノ
ズル対ではなくて)を用いると、個々のノズルの
所に加圧流体流の「セル」52(第7図)が生ず
ることが示される。各セルはノズルの各側でほぼ
等しい距離だけ延び、隣り合うセルは、各セルを
隣りのセルから隔てる沈滞線(atagnation line)
54により分離される。レールの表面とシユーと
の間に形成される別々のセルはピツチの変化を吸
収して、荷の増大または間隙の減少でひき起され
る固有の圧力上昇により必要な復旧力を与える。
この復旧力がないと、シユーとレール表面との間
の流体クツシヨンがつぶれ、シユーとレール表面
との間の望ましくない直接接触が起ることがあ
る。レールの幅にほぼ等しい間隔で配置され、凸
面状のシユー表面と凹面状のレール表面の間の次
等に狭くなる間隙に向けられ、かつ、シユーの空
洞部のシール領域の1つに近接するノズルによつ
て、最適なセルの構造が得られる。第8図には、
ノズルから出る流体流ジエツトによりレール表面
に隣接するシユー自体において形成されている空
洞部56が非常に誇張して示されている。この図
にはシール領域58,60も示されている。図示
のようなノズル群では、ノズル群42のノズルは
シール領域58へ向けられ、ノズル群44のノズ
ルはシール領域60へ向けられる。シユーおよび
そのシユーが支持している荷はレールに沿つて動
き、ノズルは静止しているから、空洞部56は動
的な状態にあつて、シユーの前面近くで空洞部が
連続して形成され、シユーが進むにつれて空洞部
は後方へ動く。流体の流速と空洞部の深さは理論
的には動的に不平衡状態にあり、驚くべきことに
それが本発明の利点である。この不平衡状態によ
り、充てん材により支持されているシユーカバー
の望ましい動的な「振動(dither)」がシール領
域に発生されることになる。その振動により「付
着(stiction)」が減少し、空気膜の伝わりが改善
されるとともに、レールに沿つて荷を移動させる
ことが容易となる。
ノズルの向きに関する限りは、ノズルの出口損
失を小さくするために、ノズルを横方向の角度で
配置することが非常に望ましいことと考えられ
る。ノズルから出るジエツトに長手方向の成分を
持たせることが絶対に必要であると考えるわけで
はないが、荷を一層効率良く浮上させ、かつトラ
ツクに沿う運動成分を効率良く与えるためには、
ノズルを長手軸に対して45度の角度だけ傾けるこ
とが好ましい。したがつて、レールの表面とノズ
ルの軸との交差部においてその表面に接する長手
方向に拡がる平面に対してだけ、ノズルを傾ける
必要がある。傾けられたノズルから出るジエツト
は、半径方向に向けられたノズルから出るジエツ
トより効率が高く、より大きな浮上力を与えるこ
とが見出されており、かつ、シユーとレールの境
界の中に流体が入り込む出口において、より小さ
い損失で表皮フラツタ(skin flutter)を生ずる。
また、レールの供給ポート内に傾けられた入口を
有する傾いたジエツトの開放トラツク空気損失は
少い。したがつて、傾けられたノズルは、レール
の上方のシユー下側における空気流に与える抵抗
は小さいが、覆われていないノズルから大気中へ
出る小さな空気流に対してはほとんどの入口抵抗
を与える。
第5図は先に述べたいくつかの特徴と、製造コ
ストを大幅に低下させる望ましいノズルの構造を
示すものである。この図において、ノズル46は
平面P1に対して角度βを成す軸Aを有する。そ
の平面P1は、レールの表面とノズルの軸との交
差部においてレールの表面に接する。ノズル46
は、レール自体に対して傾けられる。なるべくな
ら角度βは20度附近にするが、特定のレール/荷
への応用に対しての最適な角度は実験的に定め
る。
レールの上部壁に希望の直径の穴をあけること
によりノズルを作ることができるが、レールの上
部壁20に角度βで希望のノズルの直径より大き
い直径の穴62をあけ、その穴62の中に穴62
の直径にほぼ等しい外径を有するカニユーレ64
を挿入して、そのカニユーレの大部分66がポー
ト36の中に突き出るようにすることによつてノ
ズルを作る方が好ましい。カニユーレ64には希
望のノズルの寸法に等しい穴68があけられる。
カニユーレの上端面が、穴62の縁部においてレ
ールの表面22と全体として共平面となるよう
に、カニユーレの上端面は位置70において傾け
られる。覆われていないノズルから大気中へ流れ
出る流体の量を減少させるために損失の大きい入
口を形成するように、カニユーレ64の内端面は
位置72においてなるべく鋭角で傾けるようにす
る。このようにノズルを構成することにより、詰
りやすい非常に小さいノズル穴の使用を避けてい
る。カニユーレの内端面がカニユーレの軸に対し
て成す角度αは、10〜20度にするとよいが、場合
によつてはそれ以外の角度にすることもできる。
試験を行なつた結果、希望の端面形状を有する
ように改造した市販の注射針を使用できることが
判明している。その注射針は締りばめ
(iterference fit)により穴62の中に固定でき、
あるいはエポキシ接着剤のような適当な接着剤に
よりレールに接着することができる。
第6図は、第5図に示すものとは少し異なるノ
ズルの構造を示す、第5図に類似する図である。
このノズルにおいては、外面は、ノズルの軸Aに
対して垂直で、レールの外面22の下にくぼんで
いる。それにより、レールの外面22の近くに拡
大されたノズル室部分74が形成される。そのノ
ズル室部分により、シユーの空洞部内に流れ込む
流体の流れに対する出口損失が減少する。ノズル
室部分は、ノズルジエツトに対する共振室として
機能し、ノズルの利点を最適にする。
流体がノズルの出口を流れない時にその出口に
たまる塵埃にジエツトの速度が作用できるから、
傾けられているノズルは自己清掃型である。出口
効率を高くするようにノズルの出口をわん曲させ
ることにより、ノズルの自己清掃機能を高めるこ
とができる。ポートの内部に突き出ているカニユ
ーレの部分66は、乾燥管またはクラリフアイヤ
装置に類似する動作を行なつて、流体がカニユー
レの内部通路68の中に入る前に流体の流れる向
きを急に変化させるから、カニユーレのその部分
66も供給ポート36,38から塵埃や湿気がノ
ズルの中に入ることを減少させるように機能す
る。
ノズルの構成の別の例が、第6a図と、第6b
図および第6c図とに示されている。それら2つ
の例はともに第6図に示されているノズルの変更
例である。第6a図においては、先に説明した実
施例と同様にカニユーレ64が穴62の中に挿入
されるが、前よりも穴62の中に深く挿入され、
それから、第2の長さのカニユーレ76が穴62
の中に挿入され、カニユーレ64の上端面から間
隙78だけ隔てられてその穴62の中に固定され
る。第6図に示す実施例におけるように、レール
の上側表面に近い穴62の端部は充されず、共振
室74として機能する。この「中断された」カニ
ユーレの部分、すなわち、64と76の間の間隙
78は、乱流発生室として機能し、流体流の特性
を改善する。
第6b図および第6c図は、第6図に示す実施
例の変更例である別のノズルの構造を示す。この
場合には、穴62をあけた後で、円形のカツタヘ
ツド80がノズル軸Aに垂直な軸に沿つてレール
の上側表面22へ向つて送られる。しかし、レー
ルの上側表面に形成される円形のくぼみ82がノ
ズル軸Aからずれるように、カツタヘツド80の
軸をノズル軸から横方向にずらすことができる。
いいかえると、ノズルは、くぼみ82の半径に沿
つてくぼみ82に出会うことはない。ジエツトが
このノズルから出る時は、ジエツトは、くぼみ8
2の側壁によりうずを巻くようにされて、より良
い散乱パターンでノズルから出て浮上効率を向上
させる。
継ぎ合せ これまでの説明は本発明のレールと、それに用
いるノズルとに焦点を合わせたものであつた。し
かし、実際的などんな用途においてもレールを端
と端で連結することが必要である。レールを連結
する場合には、荷を支持する流体膜が非常に薄
く、したがつてシユーの外面とレールの表面が非
常に近接しているために、隣り合うレールの上側
表面の間のずれを絶対に最小にすることが重要で
ある。また、温度変化、レールに沿つて移動させ
られる荷の重量、レールの支持体の移動などの原
因によるレール間の動きを補償することが必要で
ある。上に列挙した基準の全てを満す重ね継ぎ型
連結が達成されている。
第1図、第3図、第4図は、本発明の連結方法
を示すものである。
レール自体について上で説明したように、側壁
24は、上部壁20および下部壁26それぞれの
長手方向縁部からひつ込めて設けられる。これに
よりレールの各側壁の外側に沿つてくぼみ84が
生ずる。
レールの一端においては、各くぼみ84の中に
スプライン部材86が位置させられて、たとえば
ボルトまたは溶接などの適当な方法でレールに固
定される。スプライン部材86がくぼみ84の中
にきつちりはめこまれ、かつスプライン部材86
がそのくぼみから横方向外向きになるべく延在し
ないように、スプライン部材86の横断面形状は
くぼみ84の横断面形状(第3図)に全体として
一致する。第1図からわかるように、スプライン
部材86はレールの一端部から距離88をおいて
くぼみ84の中にはめこまれる。
レールの他端部に形成されている各くぼみ84
の中に、第2のスプライン部材90が固定され
る。そのスプライン部材90の横断面形状は、ス
プライン部材86の横断面形状と同じである。第
1図および第4図からわかるように、スプライン
部材90の一部分92がレールの端面をこえて延
びる。その延長部分92の長さは、スプライン部
材の挿入距離88より短くなく、なるべくならそ
の挿入距離より僅かに長くする。スプライン部材
86,90には長手方向に整列して延びるボルト
穴94が設けられる。
第4図に示すように、レールを端と端で連結す
る場合には、1本のレールのスプライン部材90
の延長部分92が隣りのレールのスプライン部材
86に接触するまで、スプライン部材90の延長
部分92は隣りのレールの対応するくぼみ部分8
8の中に長手方向に滑りこむ。レールの間の間隙
98の中には、弾力のある圧縮可能なガスケツト
部材(図示せず)をなるべく設けるようにする。
そのガスケツト部材の横断面形状はレールの横断
面形状とほとんど同じである。ガスケツトが所定
位置に置かれたら、隣接しているスプライン部材
のボルト穴94の中にボルト96を入れ、そのボ
ルトにナツト(図示せず)を締めつけ、各スプラ
イン部材90の端面が隣りのスプライン部材86
の端面にきつく接触するまでナツトを締めつけ
る。この締めつけにより、間隙98の中のガスケ
ツトが圧縮され、その間隙を通じて湿気や塵埃が
ポートの中に入つたり、ポートから加圧流体が洩
れたりすることがないようにその間隙を封止す
る。ガスケツトは、レールの端面の間で圧縮され
た時に、その上縁部がレールの上側表面22より
上に突き出さず、かつ、その内側縁部がポートの
中へ突き出さないように、ガスケツトの寸法が決
定される。雄ねじとガスケツトを用いて端部板を
レールにとりつけてレールの端部シールを形成で
き、またはゆるく締めつけられる継ぎ合わせボル
ト機構に組合わされて、レールの整列状態を維持
しつつスライド型膨脹連結部を構成できる。必要
があれば、ポート間の流体圧を連続させるように
外部の可とう性ホースが用いられる。
応 用 先に説明したように、本発明のレールは、薄膜
浮上が有利であるような多くの用途に使用でき
る。そのうちの1つの用途は、多量の商品を重力
流ラツク装置内に、通常はパレツトの上に積んで
保管したい倉庫における用途である。第9図は、
垂直前方部材102と、垂直後方部材104と、
水平前方部材106と、水平後方部材108と、
水平側方部材110とで構成された典型的なラツ
ク構造体100を示す。それらの部材は、ラツク
構造体の後方から前方へ、通常は僅かな下向き傾
斜で、導かれる通路を構成する。典型的な通路が
第9図に太い実線で示されている。
第10図は、本発明のレールが用いられている
場合に現われる第9図の通路を示すものである。
レール112,114の端と端が連結されて2レ
ール・トラツク装置115を構成する。このトラ
ツク装置は、水平フレーム部材106,108に
より支持され、そして、レールは、荷を積むパレ
ツト(第1図)を支持する長手方向に延びるシユ
ーを受けるために適切な水平距離をおいて互いに
隔てられる。先に説明したように、流体により浮
上させられて支持されている状態にある時に、パ
レツトが重力の作用によりトラツクに沿つて下方
へ動くように、レールは部材108から部材10
6へ向つて水平方向に対して約1.5度の角度で下
向きに傾斜させられる。このようにすると、独立
した運動伝達動力源は不要となる。図示のラツク
は、先入れ−先出し型のものであつて、「高い」
側すなわち後方からこのラツク装置の中に入れら
れた荷は「低い」側すなわち前方から取り出され
るように構成されている。このラツク装置におい
ては荷は低い側に自動的に積み重ねられる。
本発明のレールのための動作環境を設定した
ら、その環境内でのパレツトの動きを制御するた
めの装置を設けることが必要である。その制御装
置は、新しい荷を通路の中に入れたのに応答して
荷を通路に沿つて自動的に進ませるようになるべ
く動作すべきであるとともに、オペレータが荷を
ある特定の通路に沿つて選択的に進ませることが
できるように手動でも動作させることができなけ
ればならない。更に、荷の希望の動きを達成する
ために、レールの最小長以上について制御装置が
流体を圧縮することがないように、経済的に動作
しなければならない。
自動動作モードにおいては、パレツト、シユ
ー、リフトフオーク、または新しい荷に密切に関
連するその他の要素を検出することにより荷の存
在を検出し、その検出に応答して、荷がトラツク
の高い端部に導入された時にその荷を、その高い
端部におけるノズル群から放出された流体により
発生された流体膜により支持するように、トラツ
クの高い端部におけるノズル群から加圧流体を放
出させるためにレールのポートに加圧流体を供給
せねばならない。荷が加圧されていないスペース
に達してそこで停止するまで、荷は重力の作用の
下に最初のノズル群の上を進む。荷を希望に応じ
て進ませるために、制御装置はトラツク上のノズ
ルの配置に従つてプログラムできる。たとえば、
通路の中に荷が後から入れられた時に、前に通路
の中に入れられた荷との間に1つの荷の長さに相
当する空きスペースが存在するように、制御装置
は最初の荷をそれが停止するまで2つの荷の長さ
に相当する距離だけ進ませることができる。2番
目の荷が進むにつれて最初の荷も進む。レールの
荷を降ろす端部に荷が達すると、通路が一杯にな
るまで、隔てられている荷が列を詰める。同様
に、荷を降ろす端部から荷が降ろされると、制御
装置はその荷降しを検出する。そして、荷降ろし
中の荷の後方の荷が進むことを、荷降し位置が空
くまで阻止するための安全遅延時間をとるように
制御装置をプログラムできる。荷降しが済んでか
ら、制御装置はノズル群に加圧流体を交互に供給
して、たまつている荷を空いているスペースへ制
御しつつ進ませる。
本発明のレールをラツク装置に用いることによ
り得られる1つの特別な利点は、互い違いに配置
されているノズル群が荷の逸走を阻止することで
ある。この荷の逸走というのは、特殊な減速装置
が用いられていないローラー・コンベヤ・ラツク
装置において存在する問題であつて、含まれてい
るある特定の荷の重量に一致し、または流体がプ
ログラムされた順序で断続的または衝撃的に供給
されるか、縦続連結されている弁により制御され
るのでなければ、空気浮上装置の全長にわたつて
連続して加圧流体が供給される空気浮上装置にお
いて存在するものである。本発明により、この装
置は互い違いに配置されるノズル群を利用するよ
うに構成される。その理由は、加圧流体の供給さ
れていないノズル群に荷が来た時に、そのノズル
群に対して互い違いに配置されている他のノズル
群に加圧流体が供給されていたとしても、その荷
がレールに沿う動きを停止するからである。こう
することにより荷を常に制御しつつ動かすことが
できるから、これは大きな安安全上の利点であ
る。
荷を動かす装置には多くの種類のものがあり、
荷を動かす装置に応じて種々のノズル群パターン
を選択できることが明らかである。制御装置は、
本質的には、希望のプログラムされた運動パター
ンを得るために有能な技術者により制御装置に組
立てることができる各種の弁、タイマ、ゲート、
アクチユエータ、スイツチなどを含む空気回路ま
たは空−電回路である。
その回路に用いるほとんどの部品は特注品では
ないが、少なくとも1つの例では独特のレール構
成により第11図に示されているような非常にコ
ンパクトで、効率の高いアセンブリが得られる。
第11図には長手方向に延びるポートW,X,
Y,Zを有するレール115が示されている。こ
のレール115に組合わされるレール118も示
されている。このレール118も対応するポート
W1,X1,Y1,Z1を有する。レール118が端部
カバー120を有する様子が、示されている。そ
の端部カバーとガスケツトは任意の適当なやり方
でレールに固定されている。図を明確にするため
に、レール118の端部カバーに対応するレール
115用の端部カバーは省いてレール115を図
示している。
各ポートW,X,Y,Zの底部壁には、それを
貫通する開口部122が設けられる。それらの開
口部はなるべく端部を丸くしたスロツトで構成す
る。モジユール弁および制御ブロツク124を、
ボルトすなわち構械ねじ126により、レールの
下側にボルト止めできる。ブロツク124とレー
ルの間の連結部を封じるために、レールの底部壁
の下側とブロツク124の上側表面の間にガスケ
ツト128を圧縮できる。ガスケツト128に
は、貫通開口部130が設けられる。それらの開
口部130は、レールの開口部122とブロツク
124の開口部132とに組合わされる。ガスケ
ツト128の代りに「O」リング型レールを使用
できる。
ブロツク124は、各自の機能を実行するいく
つかのモジユールの集合体である。たとえば、ブ
ロツク124は、パイロツトにより動作させられ
る四方三位置スプール弁134を含む。1つの位
置においては、そのスプール弁はポートWをポー
トXに空気が通じるように連結し、第2の位置で
はこのスプール弁はポートZをポートYに空気が
通じるように連結する。スプール弁の第3の位置
はポートを連結しない中立位置である。
ブロツク124は、いくつか(図示の場合には
6個)の空気回路装置136を含む。それらの装
置は、たとえば、ゲート、タイマ、デイレー、そ
の他の論理回路装置である。希望の動作条件また
は動作基準に適合するように、いくつかの装置を
調整できる。論理装置のための回路(それは空気
回路、電気回路または空−電回路である)は、マ
ニホールド・サブベース138の中に納めること
ができる。このサブベース138には、開口部1
32と、取りつけボルトを通す穴が設けられる。
サブベース138の中に含まれる回路は、論理装
置136の構成に依存する。
第11図に示す装置においては、レール115
の荷積み端部に、常閉マイクロスイツチ142が
設けられる。このマイクロスイツチは、導管14
4によりポートZに空気が通じるようにして連結
される。マイクロスイツチ142は、導管146
により下流側の常開マイクロスイツチ148に連
結される。このマイクロスイツチ148も、導管
150によりポートZに空気が通じるようにして
連結される。また、マイクロスイツチ148は、
導管152により弁/論理ブロツク124に連結
される。マイクロスイツチ142と148は、導
管154によりブロツク124に連結される。マ
イクロスイツチ142と148は、それぞれ、可
変流量制御弁156により導管154に連結され
る。この可変流量制御弁は、安全遅延時間を与え
るためのものである。レール115に沿つて動い
ている荷に接触した時にスイツチ142,148
を操作するために、ばねが組み込まれた細線15
8,160のような適切なセンサが用いられる。
次に、このレール装置の動作を説明する。動作
時にはレール115の最も外側のポートW,Zに
約5.6Kg/平方cm(約80psi)の加圧流体が供給さ
れるが、内側のポートX,Yは加圧されない。そ
れら内側のポートX,Yはノズル群に連結されて
いるポートである。荷が動いていない時は、三位
置弁134は中立位置にある。荷が細線158に
接触してスイツチ142を作動させたとすると、
そのスイツチは開かれるから、ポートZからの加
圧流体が、パイロツト管146,152,154
と常開スイツチ148を通つて、論理ブロツク1
24まで流れることができるようになり、そのた
めにこの空気回路は弁134の位置を変化させる
から、加圧流体はポートWとZのうちの一方から
開口部122,130または132を通つて隣り
のポートXまたはYへ流れることができ、それに
より、新に加圧流体を供給されたポートに組合わ
されているノズル群から加圧流体が放出される。
放出された流体は、荷を浮上させてレールに沿つ
て動かし、荷が細線160に接触するまでこの状
態が続く。荷が細線160に接触するとスイツチ
148が閉じられ、ブロツク124に伝えられる
パイロツト圧力パターンを変化させる。このレー
ルがどのようにプログラムされているかに応じ
て、スイツチ148が動作された時に弁134が
中立位置に戻されることがあり、そのためにポー
トXとYのいずれにも加圧流体が供給されなくな
つて、ノズル群から加圧流体が放出されないため
に荷がレールの上側表面に接触して荷は動きを停
止することになる。あるいは、弁134は前とは
反対側の位置へ動かされ、そのためにポートWと
Zのうちの他方のポートから隣りのポートXまた
はYへ加圧流体が供給されることになるから、新
に加圧流体を供給されたポートに組合わされてい
るノズル群から加圧流体が放出されることによ
り、荷はレールに沿つて動き続ける。レールに沿
う荷の動きを制御するように、レールに沿つて任
意の数のスイツチを配置でき、またはスイツチに
よる任意のプログラミング制御を使用できる。
以上説明したモジユール制御装置により、エネ
ルギーを大幅に節約できる。第11図に示すよう
に、2本のレールが平行に配置されてトラツクを
形成する場合には、1本のレールに加圧流体を供
給し、制御ブロツク124と適切なスイツチをそ
のレールに装置することが必要である。というの
は、四方弁134と内側のポートX1とY1の間に
導管162,164に連結できるからである。し
たがつて、ポートXとX1のための加圧流体はレ
ール115の供給ポートWから供給され、ポート
YとY1のための加圧流体はレール115の供給
ポートZから供給される。レール115と118
とは、同一に構成されるから、レール118のポ
ートW1,Z1内の使用されていない開口部122
はふさがれることがあり、それらのポートを付加
圧力サージ容器として使用でき、また倉庫におい
ては、それらのポートをラツク内散水装置用のヘ
ツダとして使用できる。
ブロツク124は、第11図に示されているよ
うに、レールの端部に取りつける必要は必ずしも
ない。ブロツク図124は、レールの長手方向に
沿う都合のよい任意の位置、またはレールから離
れた位置に取りつけることができる。たとえば大
量輸送装置において用いられるような長いレール
設備は、別の弁装置を使用することがあり、か
つ、前記した完全に通じているガスケツトではな
くて、レールの継目にノズルポート分割器を用い
ることにより各レール長のノズルポートを別々の
区間に分割することがある。そうすると、別々の
ノズルポートと連続加圧流体ポートを有し、長手
方向に連結された複数のレールモジユールで構成
される。各レールモジユールは第11図に示され
ている装置により制御でき、1つのレールモジユ
ールの端部に荷が接近した時に、荷が次のレール
モジユールに達する前に次のレールモジユールの
ノズルポートに加圧流体を供給するように、付加
弁装置が開かれるように各レールモジユールは適
切な制御弁装置を含むことができる。そうするこ
とにより荷をレールに沿つて滑らかに移動させる
ことができ、しかもレールの全長に沿うノズルポ
ートに加圧流体を連続して供給する必要がなくな
る。
以上、本発明の主な特徴とオプシヨン、および
そのレールを用いるトラツク装置について説明し
た。このレールは平行な2列に配置されたノズル
系を用いるものとして説明した。各ノズル列のノ
ズルは整列させられたノズル群で配置され、1列
中のノズル群はある距離をおいて隔てられ、1つ
のノズル列中のノズル群は他のノズル列中のノズ
ル群に対して互い違いに配置される。なるべくな
ら、ノズル群は一様な長さにし、ノズル群の間の
間隔も一様にする。もつとも、隣り合う互い違い
に配置されているノズル群の端のいくつかのノズ
ルは互いに重なり合うから、ノズル群の間の間隔
はノズル群の長さと同じにする必要はない。
ノズルの配置の1つの特定の実施例については
先に説明した。すなわち、カーブでは、1つのノ
ズル列中のノズル群の間の間隔は、そのノズル列
において、各ノズルがそのノズル列中の次のノズ
ルから同じ長さだけ隔てられているような連続ノ
ズル列になるまで、短くされるようなノズルの配
置である。両方のノズル列をこのようにして配置
でき、またはただ1つのノズル列が、なるべくな
ら、わん曲しているレールの外側のノズル列、だ
けを上記のようにして配置できる。特殊な傾斜さ
せられているレールの場合には、他のノズル列中
の隣り合うノズル群の間の間隔が非常に広いか
ら、レールのその部分のそのノズル列にはノズル
は現われない。
区分配置(sectionalizatin)として知られてい
るノズルの配置の別の変更例も使用できる。この
変更例においては、荷を停止させるまでのかなり
の時間にわたつて荷を動かすために、短いノズル
群とともに非常に長いノズル群を使用できる。た
とえばラツク装置においては、レールの初めの約
3m(10フイート)の間、互い違いに配置されてい
るノズル群を使用し、ノズル群から加圧流体を交
互に放出させることにより、荷をレールに沿つて
ゆつくり移動させられるようにする。レールの次
の約7.5m(25フイート)は、荷をレールに沿つて
連続して移動させるために1つのノズル群を使用
でき、最後の約6m(20フイート)は荷をゆつくり
移動させるために、互い違いに配置された短いノ
ズル群を使用する。したがつて、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で、レールに沿つて荷を希望通り
に移動させるために、ノズル群の配置を変えるこ
とができる。
とくに、塵埃が多く、湿度が非常に高い(霧の
中)条件で使用する場合には、更に別のノズル群
の構成を使用できる。このような環境において使
用されるレールは、レールの中心線の両側で動作
し、レールとシユーの間のシール領域におけるシ
ユー空洞部の次第に狭くなる領域へ向けられる二
重ノズル群を使用できる。それらのノズル群から
出たジエツトは、摩擦によるせん断力に対抗する
ための動的な作用を生ずる。
シユー これまでの説明は主として本発明のレールにつ
いてのものであつたが、ある場合にはそのレール
に用いられるシユーについても言及した。シユー
自体はカナダ特許第1066645号明細書に詳しく開
示されているが、先に述べたカナダ特許に開示さ
れているレールと同様に、本発明においてはシユ
ーも本発明に適合するように変更を加えた。
上記カナダ特許においては、荷が加えられると
変形でき、荷が除去されると少なくとも部分的に
回復できる外側カバーと、つぶれることができる
中心コアと、荷が加えられると変形でき、荷が除
去されると少なくとも部分的に回復できるコアと
カバーの間の充てん材とを含むものとしてシユー
が記述されている。特に有効なコアと充てん材と
の組合わせは、延びることができるセルローズ状
の紙製品を特殊なやり方で巻いたロールであるこ
とが見出されている。
試験を行なつた結果、セルローズ製品は、砕木
パルプを高い割合で含むバージンパルプを用い
て、精密に仕上を制御された(変化が非常に少
い)シートから巻かれたものであるべきことが判
明している。枠木パルプは、亜硫酸パルプまたは
クラフトパルプに固有の化学的処理または熱的処
理により繊維が弱まることなしに、木の本来の性
質を示しているようである。二次繊維すなわち再
生繊維は避けるべきである。吸収シートは不要で
あり、吸収剤は避けるべきである。実際に、新に
利用できる撥水手段はいくらか使用することが望
ましい。ウエブは高い引張り強度を有するべきで
あり、かつ繊維の回復力に関して粘弾性を最高に
するためにウエブをコアにできるだけきつく巻い
て密度と硬度を高くすべきである。
セルローズ・ログの張力と整列状態を維持する
ために、ウエブが巻かれるコアは強くなければな
らない。そのログはウエブを巻くことにより得ら
れたロールであつて、シユーの長さにほぼ等しい
望ましい長さを有する。前記カナダ特許に開示さ
れているように、コアはつぶれることができなけ
ればならない。というのは、(シユーが最終的に
製作されてか、荷が初めてそのシユーにかけられ
た後で)シユーがつぶれることにより、シユー全
体にわたつて硬度が段階的に変化する2つの硬い
外側シール領域58,60を形成する、必要な軟
いシユー・フツトプリント(shoe footprint)中
心部(空洞部56、第8図)を形成および維持す
るものだからである。
シユーの最大フツトプリント長を利用するため
には、それの端部を正方形とし、ログのセルロー
ズ端部とカバーに溶接または熱によりシールされ
る可とう性ダイアフラムによりシールすべきであ
る。その端部シールにより、シユーの内部が防水
されるとともに、シユーに必要な弾性が与えられ
る。突出部に引つかかることを制限するために、
カバーの各端部における底縁部は、上方へ僅かに
わん曲させるように熱で形成できる。また、トラ
ツクから拾われる屑、塵埃などを集める「ポケツ
ト」としてシユーの端部を形成できる。
先に説明したように、表皮フラツタすなわち表
皮振動は本発明にとつて望ましい現象である。と
いうのは、そのような表皮振動が、レールの支持
表面とシユーの間の流体膜境界が伝わることを助
けるからである。フラツタは、「ジヤツクハンマ
ー(手持ち削岩機)」効果と考えられ、流体静力
学的軸受において存在することが知られている
が、通常は、有害なものである。巻かれた従順な
材料を用いてシユーとレールとのの組合わせによ
り、フラツタ振動が局部的に制限され、制御され
る。このことを知つておくと、シユーカバーの動
的なポンピング作用を強めることにより、支持お
よび潤滑用の流体膜の拡がりを改善できる。次
に、第12図乃至第15図を参照して、シユーの
いくつかの実施例について説明する。
第12図は、簡単な二重カバーシユーを示すも
のである。このシユーにおいては、カバー172
よりも僅かに直径が大きく、ことによるとカバー
172よりも薄いシース174の中に、コア16
8と、充てん材170と、カバー172が挿入さ
れる。このシユーのカバーが、フラツタを起す傾
向は単一カバーシユーよりも大きい。シースすな
わち外側カバー174はポリテトラフロロエチレ
ンのような低摩擦材料を使用でき、内側カバー1
72は外側カバーの材料よりも堅くて、安い材料
を使用できる。外側カバーには金属箔を使用する
こともできる。
第13図は、内側カバーと外側カバーの間に長
手方向のポケツト178を設けるために、参照番
号176で示すように内側カバー172を歪ませ
た二重カバーシユー166を示すものである。ポ
ケツト178はノズルの出口におけるカバーフラ
ツタの発生を助ける。内側カバー172を参照番
号176で示されているようにシユーの内部へ押
し込めることにより、またはその他の適当なやり
方でポケツト178を形成できる。
第14図は、充てん材170とカバー172の
内面との間に堅いプラスチツク製の、押出しまた
は成成された弧状物体180を含ませて、カバー
フラツタの発生を助けるポケツト182を設ける
ことにより、第12図に示す実施例と同じ効果を
達成する単一カバーシユーを示すものである。
第15図は、充てん材170の内部に空洞部を
形成するために、その充てん材をどのようにして
成形するかを示すものである。コア168にウエ
ブを巻いてから、長手方向に延びるロツド184
を充てん材に押しつけてポケツト186を形成で
きる。ロツド184を押しつけることにより希望
の形にくぼまされた部分をかためるように、セル
ローズ充てん材に水または可塑剤を吹きつけるこ
とができる。
以上、シユーの内部に適当な空洞部を形成する
いくつかの方法について説明した。その空洞部の
主な目的は、カバーに振動を起させる領域を設け
ることであるから、たとえば、レールを押出し加
工により製造している間に、シユーの空洞部を設
ける部分に対応するレールの上側表面の領域に長
手方向に延びるくぼみ部分を形成することにより
空洞部を形成することが可能である。これにより
レールとシユーの全体の構造が簡単となり、振動
の促進に効果的である。
一次コイルをレール内に埋込んだリニヤ誘導モ
ータに、このようなシユーを用いる場合には、第
12図に示す実施例が好適である。外側カバー1
74を、金属箔またはアモルフアス無定形金属箔
で構成して、リニヤモータの二次コイルとして機
能させることができる。シユーとレールの間隔が
非常に狭いために、このシユー/レール系はリニ
ヤモータにとつて有利で、リニヤモータの効率が
非常に高くなる。他の形の二次コイルとしては、
充てん材の外側部分に無定形金属シートを挾むこ
とにより構成することができる。
物品取扱いおよびその他の用途のために最適な
シユーの長さは、約122cm(約48インチ)である。
そのように長いシユーの場合には、レールの上側
部分の輪郭にシユーの輪郭合わせ、支持流体によ
り浮上させるのであれば、シユーを大きな曲率半
径でわん曲させることが必要となる。シユーの長
さを約61cm(約24インチ)まで短くすることが望
ましい。この場合には、設計上の荷取り扱い性能
を達成するためにシユーを縦設すべきである。レ
ールの不ぞろいと小さい半径に適応させるため
に、それらのシユーは多少関節状に作るべきであ
る。第16図は、限定されたピツチ運動とヨウ運
動を行なえるように、シユーを関節状に作る1つ
のやり方を示すものである。第16図に示す実施
例においては、中央にカツトアウトと平らな部分
194を有する長手方向に延びるU形ブラケツト
に短いシユー190がとりつけられる。その部分
194には2つの短いシユー部分196の底がブ
ラケツト192に固定され、シユー部分196の
頂部はパレツトすなわち荷がのせられる。短いシ
ユー部分196は荷をレールから分離し、ばね作
用を行ない、ローリングを制限して、荷198に
対してシユー190が相対的なピツチ運動とヨウ
運動を限定して行なえるようにするものである。
第17図は、上半分にのみ複数の横方向に延び
る切り欠き部202を有するシユーの別の実施例
を示すものであり、各切り欠き部の上に可とう性
のテープを付着することにより、切り欠き部に当
るシユーの内部を防水状態にしなければならな
い。このシユーは曲率と傾斜の変化に対する融通
性が高く、しかも適切なフツトプリント長要求を
維持する。シユーの増大した融通性を利用するた
めに、パレツトすなわち荷198へのシユーの取
りつけにはある程度の融通性を持たせなければな
らない。
以上行なつたシユーについての全ての説明は、
セルローズ材料を巻いて構造されたシユーを主眼
とするものであつた。新しく開発されたガラス繊
維強化エポキシ複合材料は、張力をかけて巻くと
セルローズに類似の特性を示すから、充てん材と
して使用できる。コアを用いずにすむ別のシユー
用充てん材が第18図に示されている。このシユ
ーにおいては、シユーカバー204の中に、約
0.703〜2.11Kg/平方cm(10〜30psi)の圧力で空
気が入れられている強くて柔軟な空気袋206が
複数個(少なくとも2個)詰められている。ヨウ
とピツチの安定度を高くするためには、少なくと
も2個の空気袋を使用する必要があり、それらの
空気袋の端部壁を接触させ、かつ空気袋の内圧に
より外向きの力を加えることにより、このシユー
は先り述べたセル支持装置を構成する。重量が問
題になる用途、またはセルローズ充てん材による
振動の吸収が重要ではない用途においては、この
シユーは有用である。効率を高くし、分離を良く
し、荷を運ぶ性能を高くするためには、セルロー
ズ充てん材型シユーが好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のレールを用いる簡略化した物
品輸送装置の斜視図、第2図は本発明のレールの
平面図、第3図は本発明のレールの端部図、第4
図はノズルの重なり合いを示すレールの連結部の
斜視図、第5図はノズルの構造を示す第2図の5
−5線に沿う断面図、第6図、第6a図、第6b
図、第6c図は異なるノズルの構造を示す図、第
7図はノズルから出た流体ジエツトによりシユー
カバーとレールの表面の間に形成された圧力セル
の形と向きを示す略図、第8図はシユー内に形成
された空洞部とそれに伴うシール領域を示す部分
断面図、第9図は本発明のレールを使用できる典
型的な重力流ラツク装置の線図、第10図はレー
ルが所定位置に設けられている、第9図に示すラ
ツク装置の拡大図、第11図はモジユール弁と典
型的な流体制限装置を示す斜視図、第12図、第
13図、第14図、第15図は種々のシユーの構
造を示す横断面図、第16図はパレツトまたは荷
に対してシユーを関節状に支持するための支持体
を示す斜視図、第17図は多少柔軟なシユーを得
るための機構を示す正面図、第18図は流体袋を
内部に有するシユーの概略斜視図である。 20……上部壁、22……上側表面、24……
側壁、26……底部壁、28,30,32……隔
壁、34,36,38,40……ポート、42,
44……ノズル群、46……ノズル、64,76
……カニユーレ、86,90……スプライン部
材、112,114,115,118,R……レ
ール、124……弁、/論理ブロツク、134…
…弁、166,190,S……シユー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 単一または複数軌条式の流体圧により支持さ
    れる物品輸送装置用のレールであつて、長手方向
    に対して横方向に浅くくぼんだ上部壁部材と、こ
    の上部壁部材の両縁部それぞれの内側に位置し、
    全体として垂直で、長手方向に延びる一対の側壁
    と、各側壁をこえて横方向外側へ延びる全体とし
    て平らな下部壁部材と、前記レール内に長手方向
    に延びる少なくとも2つのポートを形成するよう
    に前記上部壁部材と前記下部壁部材の間を延びる
    隔壁と、前記上部壁部材を貫通して前記ポートに
    通じる複数のノズルとを備え、それらのノズル
    は、群としてまとめて長手方向に整列させられ
    て、前記各ポートごとに長手方向に隣接する群の
    間に間隔を設けて配置されるとともに、1つのポ
    ートに関連する群が他のポートに関連する群に関
    して長手方向に互い違いとされ、前記上部壁部材
    の外側にわん曲している表面に接している長手方
    向に延びる平面に対して各ノズルは角度を持たせ
    られ、ノズルの軸線は外表面と交差することを特
    徴とする流体圧支持形輸送装置用レール。 2 特許請求の範囲第1項記載のレールであつ
    て、前記各ノズルは、前記平面に垂直な長手方向
    に延びる第2の平面に対しても傾斜させられるこ
    とを特徴とするレール。 3 特許請求の範囲第1項または第2項記載のレ
    ールであつて、各群のノズルは、それに最も近い
    前記レールの縁部へ向つて全体として向けられる
    ことを特徴とするレール。 4 特許請求の範囲第1項記載のレールであつ
    て、前記隔壁を3つ含み、それらの隔壁は前記レ
    ールの長手方向に平行に延びるポートを4つ形成
    し、前記ノズル群は前記ポートのうち最も内側の
    2つのポートに組合わされることを特徴とするレ
    ール。 5 特許請求の範囲第4項記載のレールであつ
    て、前記最も内側のポートに組合わされているノ
    ズル群は互い違いになるように長手方向に離間し
    て配置されるとともに、前記最も内側のポートの
    一方に組合わされている各群の端のいくつかのノ
    ズルが、最も内側のポートの他方に組合わされた
    隣接する群の端のいくつかのノズルに重なるよう
    に配置されていることを特徴とするレール。 6 特許請求の範囲第4項記載のレールであつ
    て、レールの各端部に隣接して配置される継ぎ合
    わせ要素を含み、各継ぎ合わせ要素は、側壁の1
    つと、上部壁部材の延長部と、下部壁部材の延長
    部とにより囲まれたくぼみの中に位置させられ、
    隣り合う2本のレールの端と端を互いに連結する
    ために、1本のレールの継ぎ合わせ要素を隣りの
    レールの継ぎ合わせ要素に固定できることを特徴
    とするレール。 7 特許請求の範囲第6項記載のレールであつ
    て、前記継ぎ合わせ要素は、レールの一端で前記
    くぼみのうちの対応する1つのくぼみの中にそれ
    ぞれ配置されてレールに固定される一対の第1の
    スプライン部材、および、レールの他端部で前記
    くぼみのうちの対応する1つのくぼみの中にそれ
    ぞれ配置されてレールに固定される一対の第2の
    スプライン部材を含み、前記一対の第1のスプラ
    イン部材は前記レールの端面をこえて長手方向に
    突き出る延長部を含み、前記第2のスプライン部
    材はレール部の他の端面から、第1のスプライン
    部材の延長部に対応する距離だけ、内側へへこま
    されており、前記第1と第2の各スプライン部材
    は、長手方向に延びる連結装置を受けるための複
    数の整合した貫通孔を含むことを特徴とするレー
    ル。 8 特許請求の範囲第7項記載のレールであつ
    て、レール部の端面の横断面に全体として対応す
    る横断面を有し、隣りのレールの突き合わせ端面
    との間に位置させることができる圧縮可能なガス
    ケツトを含み、前記突き合わせ端面においてレー
    ル部の端部同士が連結され、隣り合う第1と第2
    のスプライン部材は、前記隣り合うレールが互い
    に連結される時に強く押し合うことを特徴とする
    レール。 9 特許請求の範囲第5項記載のレールであつ
    て、前記各ノズルは、前記上部壁を貫通して延び
    る穴およびカニユーレを備え、このカニユーレ
    は、そのカニユーレの一方の端面が前記最も内側
    のポートのうちの関連する1つのポートの中へ延
    びるように、かつ、前記カニユーレの他の端面が
    ノズルの境界において前記外表面と少なくとも共
    平面であるように、前記穴の中に固定されること
    を特徴とするレール。 10 特許請求の範囲第9項記載のレールであつ
    て、前記カニユーレの前記一方の端面はノズルの
    軸に対して10〜20度の角度で斜めにされることを
    特徴とするレール。 11 特許請求の範囲第9項または第10項記載
    のレールであつて、前記ノズルの軸は前記第1の
    面に対して約20度の角度を成すことを特徴とする
    レール。 12 特許請求の範囲第9項または第10項記載
    のレールであつて、前記カニユーレの他の端面は
    前記外表面の下側で、前記穴の中に位置させられ
    ることを特徴とするレール。 13 特許請求の範囲第9項または第10項記載
    のレールであつて、前記カニユーレの前記他の端
    面は前記外表面の下側で、前記穴の中に位置させ
    られ、カニユーレの第2の長さ部分が、前記他の
    端面と前記外表面の間で、前記穴の中に位置させ
    られることを特徴とするレール。 14 特許請求の範囲第9項または第10項記載
    のレールであつて、前記カニユーレの他の端面は
    前記外表面の下側で、前記穴の中に位置させら
    れ、前記穴は前記上部壁部材内の拡大された円形
    穴の中に連通し、かつ前記拡大された円形穴の軸
    は前記ノズルの軸に対して垂直であり、そのため
    に前記ノズルから出た流体は、前記外表面に達す
    る前に、前記拡大された円形穴を中心としてうず
    を巻くことを特徴とするレール。 15 特許請求の範囲第5項記載のレールであつ
    て、前記レールの最も外側のポートを加圧するた
    めの装置と、前記下部壁部材に連結される弁とを
    含み、この弁は、前記最も内側のポートのうちの
    選択された1つのポートを最も外側のポートに連
    結することにより選択された最も内側のポートを
    加圧するための、四方三位置スプール弁を含むこ
    とを特徴とするレール。 16 荷を受け、保管し、かつ放出するための複
    数の通路を含み、各通路は、互いに平行な通路の
    長手方向に延びる一対のレールであつて、長手方
    向に対して横方向に浅くくぼんだ上部壁部材と、
    この上部壁部材の両縁部それぞれの内側に位置
    し、全体として垂直で、長手方向に延びる一対の
    側壁と、各側壁をこえて横方向外側へ延びる全体
    として平らな下部壁部材と、前記レール内に長手
    方向に延びる少なくとも2つのポートを形成する
    ように前記上部壁部材と前記下部壁部材の間を延
    びる隔壁と、前記上部壁部材を貫通して前記ポー
    トに通じる複数のノズルとを備え、それらのノズ
    ルは、群としてまとめて長手方向に整列させられ
    て、前記各ポートごとに長手方向に隣接する群の
    間に間隔を設けて配置されるとともに、1つのポ
    ートに関連する群が他のポートに関連する群に関
    して長手方向に互い違いとされ、前記上部壁部材
    の外側にわん曲している表面に接している長手方
    向に延びる平面に対して各ノズルは角度を持たせ
    られ、ノズルの軸線は外表面と交差しており、前
    記最も内側のポートに組合わされているノズル群
    は互い違いになるように長手方向に離間して配置
    されるとともに、前記最も内側のポートの一方に
    組合わされている各群の端のいくつかのノズル
    が、他方の最も内側のポートに組合わされた隣接
    する群の端のいくつかのノズルに重なるように配
    置されているレールと、少なくとも1本の前記レ
    ールの最も外側のポートを加圧するための装置
    と、前記最も外側のポートの選択的な加圧を制御
    することにより、前記レールに沿う荷の動きを制
    御するための装置とを備えることを特徴とするラ
    ツク装置。 17 特許請求の範囲第16項記載のラツク装置
    であつて、前記制御装置は、各レールの前記最も
    内側のポートのうちの選択された1つのポート
    を、加圧された前記最も外側のポートに連結する
    ことにより、選択された最も内側のポートを加圧
    するための四方三位置スプール弁を含むことを特
    徴とするラツク装置。 18 特許請求の範囲第17項記載のラツク装置
    であつて、前記最も内側のポートを交互に、また
    は順次加圧するように前記弁の動きを制御するた
    めの切り換え機構を更に含むことを特徴とするラ
    ツク装置。 19 特許請求の範囲第18項記載のラツク装置
    であつて、荷を前記レールに沿つて自動的に所定
    の動きを行なわせるように前記弁と前記切り換え
    機構をプログラムできる論理装置を更に含むこと
    を特徴とするラツク装置。 20 特許請求の範囲第16項記載のラツク装置
    であつて、1本のレールの最も外側のレールが加
    圧され、他のレールの最も外側のポートには、ラ
    ツク装置の消火装置に供給する消火剤を含むこと
    を特徴とするラツク装置。
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