JPH0333386Y2 - - Google Patents

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JPH0333386Y2
JPH0333386Y2 JP1984029608U JP2960884U JPH0333386Y2 JP H0333386 Y2 JPH0333386 Y2 JP H0333386Y2 JP 1984029608 U JP1984029608 U JP 1984029608U JP 2960884 U JP2960884 U JP 2960884U JP H0333386 Y2 JPH0333386 Y2 JP H0333386Y2
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JP
Japan
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machining
tank
opening
processing tank
side wall
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JP1984029608U
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は加工槽内の加工液中に持された被加
工物を放電加工する放電加工機に係り、特にその
加工槽の水位を調整する水位調整装置に関するも
のである。
考案の目的 この考案の目的は、構造が簡単で安価に製作す
ることができるとともに、加工槽の水位を被加工
物の大きさ等の変化に応じて、ワンタツチの極め
て簡単な操作で無段階に調整可能であるばかりで
なく、加工槽内の加工液のほとんど全部を排水し
得る放電加工機における加工槽の水位調整装置を
提供することにある。
考案の構成 この考案は、前記目的を達成するために、前記
加工槽の側壁の一部に上下にわたつて設けられた
溢水口と、前記加工槽の側壁の下端部付近に設け
られた排水用の開口と、前記溢水口の両側に沿つ
て前記加工槽の側壁に設けられた摺動案内溝と、
前記加工槽の側壁に取付けられ円弧状の案内部を
有するとともに、前記排水用の開口と対応する開
口を有する案内板と、基端側が加工槽の底壁側に
おいて巻回部により巻回支持され、開放端側が前
記案内板に案内されて前記摺動案内溝に摺動可能
に、かつ任意の位置でその摺動案内溝に保持さ
れ、更に所定の位置に前記排水用の開口及び開口
と対応可能な排出口が穿設された可撓性を有する
帯板状の遮蔽体とを備え、遮蔽体の開放端を上下
方向の任意の位置に保持することにより、その開
放端上より加工液が溢れ出るようにして加工槽の
水位を任意の高さに調整し、又、遮蔽体の開放端
を最上方位置に移動させた時に、加工槽内の加工
液のほとんどを排出するようにしたものである。
実施例 以下、この考案の一実施例を図面に従つて詳細
に説明する。
さて、この実施例のワイヤーカツト放電加工機
においては、第1図に示すようにフレーム1の一
側に加工槽2が水平方向の前後及び左右に相対移
動可能に配置され、その内部に加工液Lを満たし
た状態で被加工物Wを支持できるようになつてい
る。加工槽2の上方においてフレーム1には上方
アーム3が設けられ、その下部には導電性のロー
ラよりなる上方電極ガイド4が垂直方向へ移動調
節可能に支持されている。加工槽2の側壁を貫通
して被加工物Wの下方位置に水平に延びるよう
に、フレーム1の側部には導電性の筒状体よりな
る下方アーム5がフレーム1に対し絶縁した状態
で突設され、その先端には導電性のローラよりな
る下方電極ガイド6が下方アーム5に対し絶縁し
た状態で支持されている。
前記フレーム1の上部には金属ワイヤーよりな
るワイヤー電極7を供給するための供給装置8が
設けられるとともに、フレーム1の下部にはワイ
ヤー電極7を巻取るための巻取装置9が設けられ
ている。そして、供給装置8から繰出されるワイ
ヤー電極7が案内ローラ10、上方電極ガイド
4、下方電極ガイド6及び案内ローラ11を通つ
て巻取装置9に導かれ、両電極ガイド4,6間に
おいて被加工物W上に連続的に供給されるように
なつている。
前記ワイヤー電極7と被加工物Wとの間には電
源回路が接続され、両者7,W間の加工間隙に繰
返しパルス放電を発生させて、その放電エネルギ
ーにより被加工物Wを加工するようになつてい
る。すなわち、前記電源回路において直流電源1
2の一方の端子には電界効果トランジスタ13の
ソース端子が接続され、そのゲート端子にはトラ
ンジスタ13のスイツチング動作を制御するため
のスイツチング制御回路14が接続されている。
トランジスタ13のドレイン端子と電源12の他
方の端子との間にはトランジスタ13のスイツチ
ング動作に伴つて生じるリアクタンスを消去する
ためのダイオード15及び抵抗16が接続されて
いる。そして、前記被加工物Wは導電性の下方ア
ーム5を介して電源回路のアース側端子に接続さ
れ、ワイヤー電極7は下方電極ガイド6を介して
電源回路の他方の端子に接続されている。
又、前記下方アーム5にはポンプ17が接続さ
れ、このポンプ17の作動により、作業開始時に
おいて加工液タンクから下方アーム5内を経て加
工槽2内に加工液Lを満たしたり、加工作業中に
おいてワイヤ電極7と被加工物Wとの間の加工間
隙に加工液Lを供給したりできるようになつてい
る。
次に、この考案の主要部である加工槽2の水位
調整装置について、第2〜5図に基づき詳細に説
明する。
さて、この実施例では前記加工槽2の一部にお
いて、その側壁外面に水位調整装置を収容するた
めの四角枠状の収容室21が突出形成され、その
開口端にはパツキング22を介して蓋体23が取
付けられている。収容室21内において加工槽2
の側壁の上部には溢水口24が上下にわたつて形
成され、その溢水口24の下方において加工槽2
の側壁の下端部には排水用開口25が形成されて
いる。収容室21の一側壁の下端にはホース接続
口26が形成され、このホース接続口26に接続
されるホース(図示しない)を介して加工槽2か
ら排出された加工液Lを加工液タンクに導くよう
になつている。
前記溢水口24の左右両側に沿つて位置するよ
うに、加工槽2の側壁外面には一対の摺動案内板
27が取付けられ、それらの摺動案内板27と加
工槽2の側壁との間には左右一対の摺動案内溝2
8が形成されている。両摺動案内板27間の下端
外面には支持部材29が取付けられている。その
支持部材29は、両摺動案内板27間に架設され
た上方の架設板30と、その架設板30の下方に
おいて両摺動案内板27間に架設されたほぼ平面
形横U字状の支持板31と、前記架設板30及び
支持板31の内面に溶接固定され、かつ下端外面
に円弧状の案内部32aを有する案内板32とよ
り構成され、その案内板32上には加工槽2の排
水口開口25と対応する開口33が形成されてい
る。
前記加工槽2の底壁近傍において支持板31の
両脚片間には巻取リール34が支軸35により回
転可能に支持されている。その巻取リール34に
は可撓性を有する帯板状の遮蔽体36が基端側の
巻回部にて巻回支承され、その開放端側が案内板
32の円弧状案内部32aに沿つて上方に延長さ
れて、前記摺動案内溝28内に摺動可能に挿通さ
れている。そして、この遮蔽体36は第4図に示
すようにその幅方向の中央部において外側へ湾曲
する性質を有し、それに基づいて遮蔽体36の開
放端が摺動案内溝28との間の摩擦力により任意
の高さ位置で保持されるようになつている。遮蔽
体36はその巻回部側においてそれ自体の弾性力
により巻回部側に巻回する性質を有しており、遮
蔽体36の開放端が下方へ下げられたときには、
それ自体の弾性力により巻回部に巻取られるよう
になつている。
前記遮蔽体36の開放端には中央に開口を有す
る内外一対の指掛板37,38が遮蔽体36を挾
持した状態で取付けられている。そして、この指
掛板37,38により遮蔽体36の開放端を上下
方向に移動させて任意の位置に配置することによ
り、加工槽2内の加工液Lが加工槽2の溢水口2
4及び指掛板37,38の開口を介して収容室2
1側へ溢れ出て、加工槽2の水位を任意の高さに
調節できるようになつている。又、遮蔽体36の
ほぼ中央部には排出口39が形成され、遮蔽体3
6の開放端を最上方位置に移動させた時に、この
排出口39が加工槽2の排水用開口25に合致し
て、加工槽2内の加工液Lのほとんどが収容室2
1側へ排出されるようになつている。
従つて、このワイヤーカツト放電加工機におい
て、被加工物Wの大きさ等が変化した場合には、
遮蔽体36の開放端を指掛板37,38により上
下方向に移動させて任意の高さ位置に配置する
と、その遮蔽体36の開放端は摺動案内溝28と
の間の摩擦力によつて同位置に確実に保持され
る。そして、この状態で加工槽2内の加工液Lが
加工槽2の溢水口24及び指掛板37,38の開
口を通つて収容室21側に溢れ出て、加工槽2の
水位が任意の高さに調整される。このように、こ
の実施例の放電加工機においては、加工槽2の水
位を被加工物Wの大きさ等の変化に応じて、ワン
タツチの極めて簡単な操作で無段階に調節するこ
とができる。
又、所定の加工作業が終了して、加工槽2内の
加工液Lのほとんどを排出したい場合には、遮蔽
体36の開放端を指掛板37,38により最上方
位置に移動させると、遮蔽体36の排出口39が
加工槽2の排水用開口25に合致して、加工槽2
内の加工液Lのほとんどが収容室21側に排出さ
れる。従つて、この加工液Lの排出も容易に行う
ことができる。
なお、この考案は前記実施例の構成に限定され
るものではなく、この考案の趣旨から逸脱しない
範囲で各部の構成を任意に変更して具体化するこ
とも可能である。
考案の効果 以上詳述したようにこの考案は、構造が簡単で
安価に製作することができるとともに、加工槽の
水位を被加工物の大きさ等の変化に応じ、遮蔽体
のワンタツチの極めて簡単な操作で無段階に調節
することができるばかりでなく、加工槽内の加工
液の排出もワンタッチ操作で行い得る優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化したワイヤーカツト
放電加工機の概要を示す部分断面図、第2図はそ
の加工槽を拡大して示す部分破断正面図、第3図
は第2図のA−A線における断面図、第4図は第
2図のB−B線における部分拡大断面図、第5図
は第2図のC−C線における部分拡大断面図であ
る。 2は加工槽、7はワイヤー電極、24は溢水
口、28は摺動案内溝、36は遮蔽体、Lは加工
液、Wは被加工物である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 加工槽2内の加工液中に支持された被加工物W
    を放電加工する放電加工機において、 前記加工槽2の側壁の一部に上下にわたつて設
    けられた溢水口24と、 前記加工槽2の側壁の下端部付近に設けられた
    排水用の開口25と、 前記溢水口24の両側に沿つて前記加工槽2の
    側壁に設けられた摺動案内溝28と、 前記加工槽2の側壁に取付けられ円弧状の案内
    部32aを有するとともに、前記排水用の開口2
    5と対応する開口33を有する案内板32と、 基端側が加工槽2の底壁側において巻回部によ
    り巻回支持され、開放端側が前記案内板32に案
    内されて前記摺動案内溝28に摺動可能に、かつ
    任意の位置でその摺動案内溝28に保持され、更
    に所定の位置に前記排水用の開口25及び開口3
    3と対応可能な排出口39が穿設された可撓性を
    有する帯板状の遮蔽体36と を備え、 遮蔽体36の開放端を上下方向の任意の位置に
    保持することにより、その開放端上より加工液が
    溢れ出るようにして加工槽2の水位を任意の高さ
    に調整し、又、遮蔽体36の開放端を最上方位置
    に移動させた時に、加工槽2内の加工液のほとん
    どを排出するようにしたことを特徴とする放電加
    工機における加工槽の水位調整装置。
JP2960884U 1984-02-29 1984-02-29 放電加工機における加工槽の水位調整装置 Granted JPS60142023U (ja)

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JPS60142023U JPS60142023U (ja) 1985-09-20
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