JPH0333006Y2 - - Google Patents
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- JPH0333006Y2 JPH0333006Y2 JP1983169424U JP16942483U JPH0333006Y2 JP H0333006 Y2 JPH0333006 Y2 JP H0333006Y2 JP 1983169424 U JP1983169424 U JP 1983169424U JP 16942483 U JP16942483 U JP 16942483U JP H0333006 Y2 JPH0333006 Y2 JP H0333006Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- leakage
- liquid
- protective coating
- inner conductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
- Examining Or Testing Airtightness (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は液体の漏洩を検知するためのセンサ
に関し、特に耐食性に優れた漏洩センサに関する
ものである。
に関し、特に耐食性に優れた漏洩センサに関する
ものである。
従来地中に埋設されたパイプを通じて、例えば
原油、石油、ガソリン、灯油等の油類や、硫酸、
塩酸等の強酸類の液体を或る地点から他の地点に
輸送することが行なわれているが、かかる液体輸
送方式において、パイプに漏洩が生じた場合、そ
れを検知するための方法も種々提案されている。
そのような方法の一例として上記パイプに沿つ
て、漏液の侵入可能な絶縁材料で互に隔てられた
一対の導体を設置し、パイプからの液体の漏洩に
よりそれら導体間の電気的特性が変化するように
しておき、この漏液による電気的特性の変化に基
づいて上記漏液の場所を検知する方法がある。
原油、石油、ガソリン、灯油等の油類や、硫酸、
塩酸等の強酸類の液体を或る地点から他の地点に
輸送することが行なわれているが、かかる液体輸
送方式において、パイプに漏洩が生じた場合、そ
れを検知するための方法も種々提案されている。
そのような方法の一例として上記パイプに沿つ
て、漏液の侵入可能な絶縁材料で互に隔てられた
一対の導体を設置し、パイプからの液体の漏洩に
よりそれら導体間の電気的特性が変化するように
しておき、この漏液による電気的特性の変化に基
づいて上記漏液の場所を検知する方法がある。
ところで、上述のような方法においては、一対
の導入よりなる漏洩検知用ケーブルが用いられて
おり、この種のケーブルとしては、例えば同軸状
に配列された内部導体及び外部編組導体間に、多
孔質絶縁体を介在せしめ、漏液が内部に浸入した
ときに内部導体と外部編組導体との間の多孔質絶
縁体の実効誘電率の変化を測定することによつて
或いは誘電率の変化に基づくパルス反射によつて
漏洩を検知する漏洩検知ケーブルを本出願人は既
に出願し、特公昭54−15435号として公告され、
特許第984263号として登録されている。しかしな
がら、このように漏洩を生じたときに外部導体及
び内部導体が被検知流体と接触するような構成で
は、被検知流体が例えば硫酸、塩酸等の強酸であ
る場合に銅、アルミ等からなる導体は腐食されや
すく、そのためケーブルの耐久性、信頼性の点で
難点がある。また、塩素ガス、硫化水素ガス等の
腐食性気体雰囲気中での使用にも問題点を残して
いる。
の導入よりなる漏洩検知用ケーブルが用いられて
おり、この種のケーブルとしては、例えば同軸状
に配列された内部導体及び外部編組導体間に、多
孔質絶縁体を介在せしめ、漏液が内部に浸入した
ときに内部導体と外部編組導体との間の多孔質絶
縁体の実効誘電率の変化を測定することによつて
或いは誘電率の変化に基づくパルス反射によつて
漏洩を検知する漏洩検知ケーブルを本出願人は既
に出願し、特公昭54−15435号として公告され、
特許第984263号として登録されている。しかしな
がら、このように漏洩を生じたときに外部導体及
び内部導体が被検知流体と接触するような構成で
は、被検知流体が例えば硫酸、塩酸等の強酸であ
る場合に銅、アルミ等からなる導体は腐食されや
すく、そのためケーブルの耐久性、信頼性の点で
難点がある。また、塩素ガス、硫化水素ガス等の
腐食性気体雰囲気中での使用にも問題点を残して
いる。
従つて、この考案は上述のような先願の漏液検
知用ケーブルのいろいろな問題点を解決し、塩
酸、硫酸等の腐食性液体の漏液検知や、塩素ガス
等の腐食性気体雰囲気中での使用を可能にした、
耐薬品性、耐久性等の優れる新規な耐食性漏洩セ
ンサの提供を目的とするものである。
知用ケーブルのいろいろな問題点を解決し、塩
酸、硫酸等の腐食性液体の漏液検知や、塩素ガス
等の腐食性気体雰囲気中での使用を可能にした、
耐薬品性、耐久性等の優れる新規な耐食性漏洩セ
ンサの提供を目的とするものである。
以下図面を参照しながらこの考案の実施例につ
いて説明するが、もちろん本考案は実施例に限定
されるものではなく、本考案の技術思想内での変
更は可能である。
いて説明するが、もちろん本考案は実施例に限定
されるものではなく、本考案の技術思想内での変
更は可能である。
図は一対の導体を同軸型に配列した耐食性漏洩
センサ1の端部斜視図である。図において、同軸
状に配置された内部導体2a及び外部導体2bの
それぞれの導体は耐食性を有する材料、例えば四
弗化エチレン樹脂、四弗化エチレン−六弗化プロ
ピレン共重合体樹脂、四弗化エチレン−パーフロ
ロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂、四弗化
エチレン−エチレン共重合体樹脂等の弗素樹脂か
らなる保護被覆3a及び3bで被覆されている。
内部導体と外部導体の間には被検知液体によつて
誘電率の変化する検知層4、例えば四弗化エチレ
ン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリア
ミド等の低誘電率を有し、かつ誘電損失の少ない
材料を延伸法、塩類溶出法、溶剤揮発法、焼結法
等の公知の方法によつてその内部構造として多数
の微細連続気孔が形成されている多孔質ミクロ構
造を有するフイルムがテープ巻き等の方法によつ
て設けられている。尚、検知層4として多孔質ミ
クロ構造を有するフイルムを用いずに、図示はし
ないが例えばポリエチレンその他の円板を被覆さ
れた内部導体2aに一定間隔で割入れたりヘリカ
ル状に巻付けて空〓型の検知層とすることもでき
る。また、本実施例においては、保護被覆3bを
有する外部導体2bは編組されて筒状体を形成し
ているか、検知層4に螺旋状に巻きつけてもよ
い。更に、実施例では保護被覆を有する外部導体
の周囲に、前述の多孔質ミクロ構造を有する材料
からなる外部被覆5が設けられている。尚、外部
被覆5は必要に応じて設ければよく必らずしも設
けなくとも良い。又設ける場合は繊維編組体とす
ることができる。
センサ1の端部斜視図である。図において、同軸
状に配置された内部導体2a及び外部導体2bの
それぞれの導体は耐食性を有する材料、例えば四
弗化エチレン樹脂、四弗化エチレン−六弗化プロ
ピレン共重合体樹脂、四弗化エチレン−パーフロ
ロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂、四弗化
エチレン−エチレン共重合体樹脂等の弗素樹脂か
らなる保護被覆3a及び3bで被覆されている。
内部導体と外部導体の間には被検知液体によつて
誘電率の変化する検知層4、例えば四弗化エチレ
ン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリア
ミド等の低誘電率を有し、かつ誘電損失の少ない
材料を延伸法、塩類溶出法、溶剤揮発法、焼結法
等の公知の方法によつてその内部構造として多数
の微細連続気孔が形成されている多孔質ミクロ構
造を有するフイルムがテープ巻き等の方法によつ
て設けられている。尚、検知層4として多孔質ミ
クロ構造を有するフイルムを用いずに、図示はし
ないが例えばポリエチレンその他の円板を被覆さ
れた内部導体2aに一定間隔で割入れたりヘリカ
ル状に巻付けて空〓型の検知層とすることもでき
る。また、本実施例においては、保護被覆3bを
有する外部導体2bは編組されて筒状体を形成し
ているか、検知層4に螺旋状に巻きつけてもよ
い。更に、実施例では保護被覆を有する外部導体
の周囲に、前述の多孔質ミクロ構造を有する材料
からなる外部被覆5が設けられている。尚、外部
被覆5は必要に応じて設ければよく必らずしも設
けなくとも良い。又設ける場合は繊維編組体とす
ることができる。
上述のようにして構成された耐食性漏洩センサ
1は、地中または地上に設置された液体輸送用パ
イプラインに沿わせて敷設されうるものであり、
パイプに漏洩が生じると、その漏液が外部被覆5
及び保護被覆された外部導体の編組よりなる筒状
体の導体間の〓間を通じて検知層4中に入り込ん
でその検知層4の実効誘電率を変化させることに
なるから、例えば冒頭において述べたように電気
的方法でその漏洩の発生場所を直ちに検知するこ
とができるのである。この際に、内部導体2a及
び外部導体2bはそれぞれ耐食性に優れた材料か
らなる保護被覆3a及び3bで被覆されているの
で、漏液が塩酸、硫酸等の強酸即ち腐食性液体の
場合にもそれぞれの導体は腐食されることがな
く、耐久性が著しく向上する。また、腐食性気体
雰囲気中あるいは海水と接触するような場所にお
いて使用したときにも導体が腐食することがな
い。
1は、地中または地上に設置された液体輸送用パ
イプラインに沿わせて敷設されうるものであり、
パイプに漏洩が生じると、その漏液が外部被覆5
及び保護被覆された外部導体の編組よりなる筒状
体の導体間の〓間を通じて検知層4中に入り込ん
でその検知層4の実効誘電率を変化させることに
なるから、例えば冒頭において述べたように電気
的方法でその漏洩の発生場所を直ちに検知するこ
とができるのである。この際に、内部導体2a及
び外部導体2bはそれぞれ耐食性に優れた材料か
らなる保護被覆3a及び3bで被覆されているの
で、漏液が塩酸、硫酸等の強酸即ち腐食性液体の
場合にもそれぞれの導体は腐食されることがな
く、耐久性が著しく向上する。また、腐食性気体
雰囲気中あるいは海水と接触するような場所にお
いて使用したときにも導体が腐食することがな
い。
以上説明したように本考案によれば、内部導体
とこれに同軸構造になるように巻回、または編組
した外部導体との導体間に、被検知液体によつて
誘電率の変化する検知層を介在せしめたものにお
いて内部導体2a及び外部導体2bは耐食性に優
れた保護被覆を有するため、従来の裸の導体を用
いた漏洩検知ケーブルに比べて耐薬品性が著しく
向上したので、検知されるべき液体が例えば硫酸
等の腐食性液体であつても導体が腐食されること
がなくなり漏洩センサの耐久性、信頼性が向上す
るという効果がある。
とこれに同軸構造になるように巻回、または編組
した外部導体との導体間に、被検知液体によつて
誘電率の変化する検知層を介在せしめたものにお
いて内部導体2a及び外部導体2bは耐食性に優
れた保護被覆を有するため、従来の裸の導体を用
いた漏洩検知ケーブルに比べて耐薬品性が著しく
向上したので、検知されるべき液体が例えば硫酸
等の腐食性液体であつても導体が腐食されること
がなくなり漏洩センサの耐久性、信頼性が向上す
るという効果がある。
図は本考案の一実施例による耐食性漏洩センサ
の端部斜視図である。 2a,2b……導体、3a,3b……保護被
覆、4……検知層、5……外部被覆。
の端部斜視図である。 2a,2b……導体、3a,3b……保護被
覆、4……検知層、5……外部被覆。
Claims (1)
- 弗素樹脂製保護被覆付き内部導体と、この内部
導体の周囲に設けた、腐食制液体によつて誘電率
が変化する検知層と、この検知層の周囲に設け
た、弗素樹脂製保護被覆付き導体を巻回または編
組して構成する外部導体とを備える耐食性漏洩セ
ンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16942483U JPS6076261U (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | 耐食性漏洩センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16942483U JPS6076261U (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | 耐食性漏洩センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6076261U JPS6076261U (ja) | 1985-05-28 |
JPH0333006Y2 true JPH0333006Y2 (ja) | 1991-07-12 |
Family
ID=30370140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16942483U Granted JPS6076261U (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | 耐食性漏洩センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6076261U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5415435A (en) * | 1977-05-10 | 1979-02-05 | Coppertron Sa | Apparatus for making copper foil |
-
1983
- 1983-10-31 JP JP16942483U patent/JPS6076261U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5415435A (en) * | 1977-05-10 | 1979-02-05 | Coppertron Sa | Apparatus for making copper foil |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6076261U (ja) | 1985-05-28 |
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