JPH0416211Y2 - - Google Patents

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JPH0416211Y2
JPH0416211Y2 JP79085U JP79085U JPH0416211Y2 JP H0416211 Y2 JPH0416211 Y2 JP H0416211Y2 JP 79085 U JP79085 U JP 79085U JP 79085 U JP79085 U JP 79085U JP H0416211 Y2 JPH0416211 Y2 JP H0416211Y2
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strip
conductors
liquid
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conductive
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は液体の漏洩を検知するための検知素
子に関し、詳しくは、リード導体と導電性検知層
との導電接続を改善することによつて誤動作をな
くした液体検知素子に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、地中に埋設されたパイプを通じて、例え
ば原油、石油、ガソリン、灯油等の油類や有機溶
剤、化学薬品等の液体を或る地点から他の地点に
輸送することが行なわれているが、かかる液体輸
送方式において、パイプに漏洩が生じた場合、火
災、公害などを招くので、それを検知するための
漏液検知手段が種々開発されている。
上記のような各種の漏洩を検知する手段の一例
として、導電性物質を含有する連続気孔性多孔質
の四弗化エチレン樹脂(以下PTFEと称す)テー
プを漏液検知層として使用し、その上に少なくと
も2本の導体を平行離間関係を保つて導電配置す
るか、あるいは導体を前記導電性テープ2枚で挟
み、さらにこれらを2枚のPTFEシートに挟持し
て圧着一体化させてなる流体検知素子を本出願人
は既に出願(特開昭53−145697号)している。
このような流体検知素子を使用する場合は、こ
の素子を流体の容器あるいは移送管に沿つて連続
的あるいは所定の間隔を置いて設置する。そして
これらの容器あるいは管から内容液(被検知液)
またはその蒸気が漏洩した場合には、それが流体
検知素子に接触し、そして前記素子の導体間を隔
離している導電性物資を含有する連続気孔性多孔
質PTFEテープ中に侵入し、このテープの電気伝
導性を著しく低下(即ち、絶縁抵抗を増加)さ
せ、この抵抗の増加を、前記導体に接続されたリ
ード線を介して接続された検知器によつて検知
し、流体の漏洩の有無を知る構成となつている。
しかしながら、このような流体検知素子は、従
来の検知手段に比べて各種環境条件における検知
感度の安定性が改善されているものの、以下のよ
うな欠点があつた。
即ち、平行離間関係を保つて配置される少なく
とも2本の導体と導電性の連続気孔性多孔質
PTFEテープとの接続状態は、2枚の導電性
PTFEテープで挟んだものについては問題ない
が、経済的な理由などから導体間を隔離している
導電性PTFEテープを1枚にしてその上に導体を
配置し、これらを2枚のPTFEシートで挟み圧着
一体化したものについては、例えば配管の曲がり
部分などに設置した場合に、屈曲を受けることに
よつて導体と導電性PTFEとの密着強度が低下し
て接触状態が不安定となり、それらは電気的接触
抵抗の増加となつて現れ、誤動作の原因となる欠
点を有していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この考案は上記従来技術の欠点に鑑みてなされ
たもので、屈曲使用等においても検知感度の安定
性が保持され、且つ経済的な液体検知素子の提供
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記した従来技術の問題点を解決
するためになされたものであり、そのためこの考
案によれば、導電性材料からなる帯状体と、この
帯状体に接して並列配置される少なくとも2組の
組導体と、これらを包囲する少なくとも一方の面
に帯状体に連通する通液部が形成された保護層と
を備え、前記組導体は少なくとも2本の導体が幅
方向に変位した状態で前記帯状体を挟持して配置
されてなる液体検知素子を構成する。
この構成において、漏液検知層を形成する導電
性高分子材料からなる帯状体としては、ゴム、プ
ラスチツク等の高分子材料に例えばグラフアイト
粉末、カーボンブラツク粉末、各種金属粉末等の
導電性充填材を添加することによつて導電性を付
与し、それらをテープ状に成形したものを用いる
ことができる。中でも上記導電性充填材をPTFE
粉末に添加し、特公昭48−44664号、特公昭51−
18991号などに記載された方法によつて製造され
る連続気孔性多孔質構造の導電性高分子材料を用
いた場合は、被検知液の侵入による電気抵抗の変
化は、物質の表面現象の変化ではなく、連続気孔
に基づく体積変化を利用するので、高温多湿など
の厳しい環境条件に対して本質的に安定なものと
なり、さらに撥水性のPTFEが主体であるので表
面張力の小さい液体は多数の微細な連続気孔に浸
透しやすくなつて検知時間の短縮につながり、例
えば石油、有機溶剤等の検知に好都合である。
また、導体および帯状体を包囲する保護層とし
ては、検知層となる帯状体に被検知液を導くため
の通液部を少なくとも一方の面に設けた高分子材
料が用いられるが、上記したような連続気孔性多
孔質構造のPTFEシートを用いると、水などの表
面張力の高い液体は通さないことから、水面上へ
漏洩した油類の検知にも使用可能となる。
なお、帯状体を挟持する組導体はそれぞれ2本
以上であればよいが、3本あるいはそれ以上とし
て波形の係合構造を形成するように配置すれば、
帯状体との電気的接続状態はさらに改善される。
〔作用〕
この考案によれば、上記のごとく、漏液検知層
としての導電性の高分子材料からなる帯状体と、
この帯状体に接して並列配置される導体との導電
接続状態を改善するため、前記導体は少なくとも
2本の組導体とし、それらの導体が幅方向に変位
した状態で帯状体を挟持して配置したものである
から、実質的に波形の係合構造を形成し、導体と
帯状体との接触面積が増加して従来の検子素子の
ように帯状体の一面に導体を配置し、それらを保
護層で包囲した構造のものに比べて、導体と帯状
体との密着状態が向上するので、接触抵抗は安定
保持され、各種使用条件においても誤作動がなく
なり信頼性の高い液体検知素子となる。
なお、上記したように帯状体として連続気孔性
多孔質構造の高分子材料を用いると被検知液の浸
透が良くなり、そのため電気抵抗の変化が速く且
つ大きくなることから好適なものとなるが、充実
構造の帯状体であつてもよく、この場合には被検
知液によつて膨潤あるいは溶解しやすい材質のも
のを使用すれば、検知時間はやや低下するが同様
な目的を達成することが可能となる。
〔実施例〕
図はこの考案による液体検知素子1の横断面図
である。この液体検知素子1は、例えばPTFE粉
末にカーボンブラツク、金属粉末等の任意の導電
性充填材を添加し、特公昭51−18991号などに記
載されたような方法によつて、少なくとも一方向
に延伸することにより得られる、導電性を有し且
つ連続気孔性の多孔質PTFEテープからなる帯状
体2と、この帯状体2に接して並列配置される2
組の離間対向する導体3,4とが前記帯状体2と
同様な方法で製造され帯状体2への通液部として
の多数の連続気孔を有する2枚の延伸多孔質
PTFEシート5a,5bからなる保護層5で包囲
一体化されたものであつて、前記組導体3,4は
それぞれ3本の導体3a〜3c、4a〜4cから
なり、これらの組導体3,4は帯状体2の両側端
部を挟持して幅方向に互いに対抗せしめて配置さ
れ、実質的に波形の係合構造を形成している。
なお、組導体は2本あるいは3本以上としても
よく、また保護層として延伸連続気孔性多孔質
PTFEシートを用いるかわりに、充実質のプラス
チツクシートを種々の方法によつて穿設し通液孔
を形成したものなども使用可能で、さらに帯状体
へ連通する通液部は保護層の片面のみに設けても
よく、これらは使用条件に応じて適宜選択すれば
よい。
このようにして得られた本考案による液体検知
素子を配管の曲がり部において使用したところ、
屈曲による絶縁抵抗の変化はなく、また抵抗値の
経時安定性も良好で、誤動作は認められなかつ
た。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、漏液検
知層としての導電性高分子材料からなる帯状体
と、この帯状体に接して並列配置される導体との
導電接続状態を改善するため、前記導体を少なく
とも2本の組導体とし、それらの導体が幅方向に
変位した状態で帯状体を挟持して配置したもので
あるから、導体と帯状体との接触面積が増加する
とともに実質的に波形の係合構造を形成し、その
ため帯状体と導体との導電接続状態は安定保持さ
れるので、曲げ使用等の各種使用条件においても
誤動作がなくなり、信頼性の高い液体検知素子と
することができる。
なお、この考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば組導体の数を増やしたり、帯状
体あるいは保護層の材質を変更したりするなど、
この考案の技術思想内での種々の変更はもちろん
可能である。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案による液体検知素子の横断面図で
ある。 1……液体検知素子、2……帯状体、3,4…
…組導体、5……保護層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 導電性高分子材料からなる帯状体と、この帯
    状体に接して並列配置される少なくとも2組の
    組導体と、これらを包囲する少なくとも一方の
    面に帯状体に連通する通液部が形成された保護
    層とを備え、前記組導体は少なくとも2本の導
    体が幅方向に変位した状態で前記帯状体を挟持
    して配置されたものであることを特徴とする液
    体検知素子。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の液体
    検知素子において、高分子材料は連続気孔性多
    孔質四弗化エチレン樹脂であることを特徴とす
    る液体検知素子。
JP79085U 1985-01-08 1985-01-08 Expired JPH0416211Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP79085U JPH0416211Y2 (ja) 1985-01-08 1985-01-08

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JP79085U JPH0416211Y2 (ja) 1985-01-08 1985-01-08

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Publication Number Publication Date
JPS61118060U JPS61118060U (ja) 1986-07-25
JPH0416211Y2 true JPH0416211Y2 (ja) 1992-04-10

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