JPH0332912Y2 - - Google Patents

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JPH0332912Y2
JPH0332912Y2 JP1986140384U JP14038486U JPH0332912Y2 JP H0332912 Y2 JPH0332912 Y2 JP H0332912Y2 JP 1986140384 U JP1986140384 U JP 1986140384U JP 14038486 U JP14038486 U JP 14038486U JP H0332912 Y2 JPH0332912 Y2 JP H0332912Y2
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JP
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cylindrical body
exhaust port
circular
opening
plate part
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JP1986140384U
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JPS6346739U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、排気口の構造に関するものである。
〔従来の技術〕
外壁を貫通する排気管の先端に、円形筒状体の
軸芯方向一端に網様体付きの開口が形成された円
形の外側板部を連設し、円形筒状体の軸芯方向他
端に前記開口に対向して開口する円形の筒体が軸
芯方向他端側へ突設された円形の内側板部を連設
して構成した排気口キヤツプを、前記筒体が前記
排気管に内嵌された状態に取り付けて成る排気口
の構造において、排気口キヤツプの内部に液体貯
留部を形成することは、実開昭59−167327号公報
等によつて既に知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の従来例では、いずれも、
円形の筒体や網様体付きの開口が円形の内、外側
板部に対して同心円状に設けられていた。
このため、液体貯留部の容積を十分な大きさに
設定するためには、円形筒状体の外径を大きく設
定する必要があり、使用材料が増えてコスト面で
不利であつた。
殊に、外壁を貫通する排気管と、上階の片持ち
スラブ(開放廊下やベランダ)の下面との間隔が
狭い場合には、外径の大きい排気口キヤツプを取
り付けることができないため、液体貯留部の容積
が不足し、液体貯留部から溢れた結露水(台所蒸
気の場合は、油脂分を含むが、便宜上、結露水と
称する。以下、同じ。)で外壁面が汚れることが
あつた。
本考案の目的は、従来例におけるこれらの問題
点を解消することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案が講じた
技術的手段は、次の通りである。即ち、本考案の
特徴は、外壁を貫通する排気管の先端に、円形筒
状体の軸芯方向一端に網様体付きの開口が形成さ
れた円形の外側板部を連設し、円形筒状体の軸芯
方向他端に前記開口に対向して開口する円形の筒
体が軸芯方向他端側へ突設された円形の内側板部
を連設して構成した排気口キヤツプを、前記筒体
が前記排気管に内嵌された状態に取り付けて成る
排気口の構造において、前記網様体付きの開口及
び前記筒体を、前記外側板部及び内側板部に対し
て、各々、上方へ偏芯した位置に設けて、排気口
キヤツプの内部に液体貯留部を形成したことにあ
る。
〔作用〕
上記の構成によれば、排気管の内面に生じた結
露水が筒体を経て液体貯留部に流れ込み、貯留さ
れる。
この場合、本考案の構成では、上記の通り、網
様体付きの開口及び前記筒体が、前記外側板部及
び内側板部に対して、各々、上方へ偏芯した位置
に設けられているため、外径寸法の割りに、液体
貯留部の容積が大きくなり、結露水の溢れ出しが
防止される。
また、網様体付きの開口及び前記筒体が、前記
外側板部及び内側板部に対して、各々、上方へ偏
芯しているが故に、排気管と上階の片持ちスラブ
下面との間隔が狭い場合でも、適用可能である。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図乃至第3図は、本考案に係る排気口の構
造Aを示す。図において、1は外壁、2は外壁1
を貫通する排気管、9は上階の片持ちスラブであ
る。4は、排気管2の先端に取り付けられた排気
口キヤツプである。
この排気口キヤツプ4は、円形筒状体11の軸
芯方向一端に網様体a付きの開口bが形成された
円形の外側板部10を連設して成るキヤツプ本体
6と、円形の内側板部7に前記開口bに対向して
開口する円形の筒体8を突設して成るキヤツプ保
持体5とを、互いに接合して構成したものであ
り、前記筒体8を前記排気管2に内嵌することに
よつて、排気管2に取り付けられている。
前記網様体a付きの開口b及び前記筒体8は、
図示の通り、前記外側板部10及び内側板部7に
対して、各々、上方へ偏芯した位置に設けられて
おり排気口キヤツプ4の内部には、液体貯留部3
が形成されている。
図中のcは、網様体aを取り付けるためのリベ
ツト、dはキヤツプ本体6とキヤツプ保持体5と
の接合部に介在させた環状パツキン、eはキヤツ
プ保持体5の筒体8と排気管2の内周面との間に
施したコーキング材、Sは外壁面である。
尚、上記の実施例では、円形筒状体11がキヤ
ツプ本体6の構成部材とされているが、上記の円
形筒状体11としては、第4図に示すように、キ
ヤツプ本体6に設けられた円形筒状体11′とキ
ヤツプ保持体5に設けられた円形筒状体11″と
を互いに嵌合して形成したものであつてもよい。
第5図乃至第7図は各々本考案の別実施例を示
し、第5図の実施例は、液体貯留部3の最低部に
開閉自在のコツク12を連設して、結露水を人為
的に排出できるようにした点に特徴がある。第6
図の実施例は、液体貯留部3の最低部分3aを透
明材料で形成した点に特徴がある。第7図の実施
例は液体貯留部3の最低部分3aを着脱自在にビ
ス止めした点に特徴がある。最低部分3aは透明
材料で形成することが望ましい。
〔考案の効果〕
本考案は、上述した構成よりなり、網様体付き
の開口及び前記筒体を、前記外側板部及び内側板
部に対して、各々、上方へ偏芯した位置に設けた
ので、外径寸法の割りに、液体貯留部の容積が大
きくなる。従つて、使用材料が少なく、コスト面
で有利な外径寸法に設定しながらも、結露水の溢
れ出しを防止できる。
殊に、網様体付きの開口及び前記筒体を、前記
外側板部及び内側板部に対して、各々、上方へ偏
芯させたので、排気管と上階の片持ちスラブ下面
との間隔が狭い場合でも、適用可能であり、液体
貯留部の容積を十分に大きくとつて、結露水の溢
れ出しによる外壁面の汚れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は排気口キヤツプを取り外した状態におけ
る排気口の構造を示す斜視図、第2図は排気口の
構造を示す概略縦断面図、第3図は第2図におけ
る要部の拡大図である。第4図は本考案の別実施
例を示す要部の拡大図である。第5図乃至第7図
は各々本考案の別実施例を示す要部の斜視図であ
る。 1……外壁、2……排気管、3……液体貯留
部、4……排気口キヤツプ、7……内側板部、8
……筒体、10……外側板部、11……円形筒状
体、a……網様体、b……開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外壁1を貫通する排気管2の先端に、円形筒状
    体11の軸芯方向一端に網様体a付きの開口bが
    形成された円形の外側板部10を連設し、円形筒
    状体11の軸芯方向他端に前記開口bに対向して
    開口する円形の筒体8が軸芯方向他端側へ突設さ
    れた円形の内側板部7を連設して構成した排気口
    キヤツプ4を、前記筒体8が前記排気管2に内嵌
    された状態に取り付けて成る排気口の構造であつ
    て、前記網様体a付きの開口b及び前記筒体8
    を、前記外側板部10及び内側板部7に対して、
    各々、上方へ偏芯した位置に設けて、排気口キヤ
    ツプ4の内部に液体貯留部3を形成してあること
    を特徴とする排気口の構造。
JP1986140384U 1986-09-11 1986-09-11 Expired JPH0332912Y2 (ja)

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JP1986140384U JPH0332912Y2 (ja) 1986-09-11 1986-09-11

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JPS6346739U JPS6346739U (ja) 1988-03-30
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS612431U (ja) * 1984-06-05 1986-01-09 新日本製鐵株式会社 コ−クス用原料炭の乾燥・分級装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5926176Y2 (ja) * 1979-01-20 1984-07-30 日本冶金工業株式会社 ベントキヤツプ
JPS59167327U (ja) * 1983-04-22 1984-11-09 株式会社 ユニックス 換気ガラリ

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JPS612431U (ja) * 1984-06-05 1986-01-09 新日本製鐵株式会社 コ−クス用原料炭の乾燥・分級装置

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Publication number Publication date
JPS6346739U (ja) 1988-03-30

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