JPH0332882Y2 - - Google Patents

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JPH0332882Y2
JPH0332882Y2 JP6162185U JP6162185U JPH0332882Y2 JP H0332882 Y2 JPH0332882 Y2 JP H0332882Y2 JP 6162185 U JP6162185 U JP 6162185U JP 6162185 U JP6162185 U JP 6162185U JP H0332882 Y2 JPH0332882 Y2 JP H0332882Y2
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JP
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steam
food
heater
heating chamber
heated
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JP6162185U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、主に小売店舗の店内に於いて運転
し、加熱調理を必要とする食料品の調理販売を可
能とするスチームキツチンに関するものである。
[従来の技術] 従来の高温蒸気を利用して食料品を加熱調理す
る調理装置即ちスチームキツチンは、主に食品加
工業務にあつては専用加工工場に於いて、また、
ホテルやレストラン等のサービス業務にあつては
それぞれの調理場に於いて使用されるため殆ど第
三者の目に触れることがなく、そのためこの種の
スチームキツチンに要求される条件は概ね最低限
必要な機能性及び安全性の面のみであり、少なく
とも購買客等の第三者の目に触れる場所で利用さ
れる等ということは考慮の対象となつていなかつ
た。
即ち、大量生産により工場から供給される画一
的平均的な味の食品よりも手作りの味、または家
庭の味を嗜好する傾向が近年特に顕著化してお
り、そのため手作りハムの店や家庭の味と銘打つ
た製造及び販売を一括に手懸ける店が急激に増加
しつつある。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前述の如き製造販売形態をとる
店舗にあつては作り立ての食品を提供するという
謳い文句により、確かに大量生産による品物より
は遥かに新鮮且つ特色のある味付けによる製品を
提供していたのであるが、それでも一日に一度あ
るいは数度、時間を限定して調理していたため、
出来上がりの時間に買うことができれば最高であ
るが次の調理時間の直前近くになるとどうしても
出来上がりの味や香りが多少なりとも失われ、総
ての顧客に最高の状態の製品を提供することは事
実上は不可能に近かつた。即ち、理想的には顧客
毎にその都度調理をすればよいのであるが、従来
のスチームキツチンは、寸法的にも形態的にも専
用の調理場向きに設計されていたため、客の目に
触れる店舗の中に設置するにはあまり適さないと
共に、その形態も比較的大型であつたため消費エ
ネルギー効率の面からも頻繁に使用することはあ
まり好ましいことではなかつた。
何故ならば、従来のスチームキツチンは加熱室
内への調理物の出し入れは加熱室に設けられた扉
の開閉により行つていたため、開閉の度に加熱室
内の熱や蒸気が放出されてしまい、これによりス
チームキツチンの周囲の温度や湿度が増加して例
えば総合的な食品売場等で使用した場合には他の
食品に悪影響を与える等あまり好ましくなかつ
た。更に、運転開始時は勿論のこと、一旦熱や蒸
気が逃げた加熱室を再び所定の温度まで回復させ
るにはかなりの時間を必要とし、特に寒冷となる
冬の季節にあつては調理の回転効率を非常に悪い
ものとしていた。
本考案は、以上の点に鑑み案出されたもので、
従来のスチームキツチンの有していた種々の問題
を解決し、エネルギー効率及び調理の回転効率に
優れたスチームキツチンを提供することを目的と
するものである。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成すべく、本考案のスチームキ
ツチンは、下部を開口し上部には空気撹拌用電動
フアンを取付けた耐熱ガラスや耐熱プラスチツク
等より成る透明の加熱室と、この加熱室の上部に
配設されてなるメツセージ表示装置と、前記加熱
室の下方開口部より加熱調理物を出し入れするた
めの調理物支持体及びエレベータ装置を収納する
エレベータ室と、前記加熱室下方に配されて成る
加熱調理物乾燥用ヒータ及び蒸気噴射ノズルと、
メインヒータと予熱ヒータとにより加熱運転され
前記蒸気噴射ノズルに高温蒸気を供給する蒸気ボ
イラとから成ることを特徴とするものである。
そして、運転効率を向上させるために、前記メ
インヒータ、予熱ヒータ及び加熱調理物乾燥用ヒ
ータは相互に関連してタイマ制御することも適宜
可能である。また、前記メツセージ表示装置は任
意のメツセージ内容を与える入力装置を備え、
LED(発光ダイオード)等の自発光素子にて構成
すると極めて容易に具現化できる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明
する。
第1図乃至第3図に於いて、1は本考案に係る
スチームキツチンであり、2は耐熱ガラスや耐熱
プラスチツク等の透明な素材よりなる透明な加熱
室4内部の上方に設置され、この室内の温度の不
均一な分布を防止するための空気撹拌用フアン、
3は加熱室4上部に配設され、図示しない入力装
置からデータを入力して発光ダイオード等の発光
素子により顧客に適宜なメツセージを提供するメ
ツセージ表示装置、8は前記加熱室4内で加熱調
理する調理物を収納するための調理物支持体6
と、この調理物指示体6を前記加熱室4内へその
下方開口部5を通して出し入れするためのエレベ
ータ装置7とを収納してなるエレベータ室、9は
加熱室4内部の下方に下方開口部5を遮ることな
く周回状に配設されてなる加熱調理物乾燥用ヒー
タ、10はこのヒータ9の直ぐ上方に配されて調
理物に高温の蒸気を噴射する蒸気噴射ノズル、1
3は蒸気ボイラ15内部において、カートリツジ
タンク16から供給される水を加熱して蒸気にす
るためのメインヒータ11と予熱ヒータ12とか
らなる加熱装置、17は調理支持体6の下方に配
設されて滴下する水滴を受ける受け皿18に溜つ
た水を排出するドレインパイプ、14はメインヒ
ータ11、予熱ヒータ12及び加熱調理物乾燥用
ヒータ9を相互に関連させつつそれぞれの作動時
間を制御するためのタイマ装置である。
このような構成からなる本考案のスチームキツ
チン1において、加熱調理する準備段階としてま
ずメインヒータ11を作動させて蒸気ボイラ15
内に蒸気を充分貯留する。次に、第3図に示す如
く、調理物支持体6をエレベータ室8から前方に
引き出して、調理物がソーセージ類の場合には調
理物支持体6の上部枠に懸吊、またブロツク状の
ものは支持体6下部の図示しない受け皿に載置し
た上で前記エレベータ室8内に復帰する。
そして、前記タイマ装置14下方の操作部によ
り前記エレベータ装置7を駆動して、調理物を収
納した調理物支持体6を加熱室4内へと上昇させ
る。
然る後、加熱室4内に前記蒸気ボイラ15から
の蒸気を蒸気噴射ノズル10から噴射して調理物
を蒸す。この調理物における蒸気加熱時間は、調
理物の肉質や量等によつて予めメインヒータ11
の作動時間としてタイマ装置14に設定しておく
ものである。
次に、メインヒータ11の作動時間が過ぎて蒸
気加熱調理が終了すると、蒸気ボイラ15は蒸気
の吐出を止めるとともに、蒸気ボイラ15内の温
度が低下しないように予熱ヒータ12を作動さ
せ、これと同時に調理物の表面を乾燥させるべく
加熱調理物乾燥用ヒータ9と空気撹拌用フアン2
が、前記タイマ装置14に予め設定された作動時
間に基づいて作動する。これら加熱室4内におけ
る調理物に対する加熱調理状態は、加熱室4が透
明素材から成ることにより顧客が外部から観察す
ることができるものである。
然して、加熱調理物乾燥用ヒータ9が作動を停
止して調理物に対する乾燥運転が終了すると、エ
レベータ装置7の駆動により調理物支持体6を下
降させてエレベータ室8内に配置する。そして、
調理物支持体6をエレベータ室8内から前方に引
き出して、加熱調理された調理物を取り出すもの
である。この状態にあつても、前記予熱ヒータ1
2は作動し続けて蒸気ボイラ15内の温度を低下
させることなく、調理物の加熱調理を続けて行う
ことができるようにするものである。
[考案の効果] 以上詳述した如く、本考案のスチームキツチン
によれば、蒸気ボイラを加熱する加熱装置をメイ
ンヒータと予熱ヒータとから構成することで、メ
インヒータの作動が停止して加熱調理物乾燥用ヒ
ータが乾燥運転しているときに、蒸気ボイラ内の
温度低下を防ぐべく予熱ヒータを作動させること
が可能となり、繰返し調理を行う場合における蒸
気噴出までの立上り時間を極めて短縮させること
ができるようになるものである。また、加熱室へ
の調理物の出し入れを加熱室の下方よりエレベー
タ装置を用いて行うことで、加熱室から逃げる熱
や蒸気の量を極めて僅かなものとすることがで
き、これにより連続的な調理を更に容易なものと
してエネルギー効率及び調理の回転効率を優れた
ものとするとともに、徐々に加熱することを好ま
ない調理物に対しても好適な調理を行うことがで
きる。
即ち、透明な加熱室とメツセージ表示装置を備
えたことと併せて、従来のスチームキツチンに比
べて特に空気が寒冷の季節にあつても非常に短い
サイクルで繰り返し調理を反復することができる
ようになつた訳で、顧客の来店及び注文に応じて
店内例えばデパートやスーパーマーケツトあるい
は小型の小売店舗等の店頭に於いてその場で調理
をすることのできる、つまり、客が自分の注文し
た製品が調理されるのを自分の目で見ながら出来
立ての衛生安全の上からも極めて優れた調理食品
を購入することができる非常に利用効率に優れた
スチームキツチンを提供することが可能となつた
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るスチームキツ
チンを示す概略斜視図、第2図は第1図のスチー
ムキツチンの正面図、そして第3図は第1図のス
チームキツチンの側面図である。 1……スチームキツチン、2……空気撹拌用電
動フアン、3……メツセージ表示装置、4……加
熱室、6……調理物支持体、7……エレベータ装
置、9……加熱調理物乾燥用ヒータ、10……蒸
気噴射ノズル、11……メインヒータ、12……
予熱ヒータ、14……タイマ装置、15……蒸気
ボイラ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 下部を開口し上部には空気撹拌用電動フアン
    を取付けた耐熱ガラスや耐熱プラスチツク等よ
    り成る透明の加熱室と、この加熱室の上部に配
    設されてなるメツセージ表示装置と、前記加熱
    室の下方開口部より加熱調理物を出し入れする
    ための調理物支持体及びエレベータ装置を収納
    するエレベータ室と、前記加熱室下方に配され
    て成る加熱調理物乾燥用ヒータ及び蒸気噴出ノ
    ズルと、メインヒータと予熱ヒータとにより加
    熱運転され前記蒸気噴射ノズルに高温蒸気を供
    給する蒸気ボイラとから成ることを特徴とする
    スチームキツチン。 (2) メインヒータ、予熱ヒータ及び加熱調理物乾
    燥用ヒータは相互に関連してタイマ制御される
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載のスチームキツチン。 (3) メツセージ表示装置が任意のメツセージ内容
    を与える入力装置を有し、かつLED(発光ダイ
    オード)等の自発光素子より成ることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項
    に記載のスチームキツチン。
JP6162185U 1985-04-24 1985-04-24 Expired JPH0332882Y2 (ja)

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JP6162185U JPH0332882Y2 (ja) 1985-04-24 1985-04-24

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JP6162185U JPH0332882Y2 (ja) 1985-04-24 1985-04-24

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Publication Number Publication Date
JPS61178101U JPS61178101U (ja) 1986-11-06
JPH0332882Y2 true JPH0332882Y2 (ja) 1991-07-12

Family

ID=30590061

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