JPH0332801A - 合板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、針葉樹を原木とする合板であって、とくに表
面魚節（ふしなし）の合板に関する。

〔発明の技術的背景〕

合板は、長方形状の心材の表裏面に裏板及び裏板を接着
一体化したものであり、２尺×６０尺、３尺×６尺等の
種々の大きさがある。

この合板の原木としては、節（ふし）が極めて少なく加
工容易なことから、永年ラワンが使われて来たが、合板
の消費が増大し、それに乱伐の結果、資源が枯渇し森林
破壊が進んで国際的な問題となって来ている。

このような状況から、今日ではラワンの人手が困難にな
りつつあり、価格も次第に上昇して来ている。一方、注
目をあびつつある原木として、１ト葉樹の一種であるラ
ジアタパインがあり、このものは、植林が容易で且つ成
長も早く、これまでの調査では３０年で５０〜６０ｃａ
φにもなると報告されている。

囚に、ラワンとラジアタパインの価格を比較すると、６
５　Ｆ　４０程度である。

しかし、ラジアタパインは、箱間が短くラワンのように
長尺の無節原木を採ることができない。

これまでの調査結果では、その熱部間長は、チリ産で７
０Ｃ１１以下、南アフリカ産で９０Ｃ１１以下、ニュー
シーラント産で１２０ｃ１１以下である。

〔発明が解決しようとする課題〕

以上の状況から、本発明は、ラワンに代えて植林が容易
で成長の早いラジアタパイン等の針葉樹を原木とした合
板を提供することを課題とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するために、本発明にあっては、長方形
状の心材の表裏面に表板及び裏板を接着−体化した合板
において、前記心材が、針葉樹をその外周面周方向に沿
って連続的にスライスした単板の所要枚をその繊維（柾
目）を９０度づつ交互に交叉させ積重ねて接着一体化し
てなるとともに、前記表板及び裏板が、針葉樹の簡閲採
りした無節原木をその外周面周方向に沿って連続的にス
ライスした単板からなって、その繊維が前記心材の短辺
と平行になっている構成としたのである。

〔作用〕

このようにｆｌ威される本発明に係る合板にあっては、
表裏面に節目がなく、心材は、それをなす＊Ｆｉがその
繊維を９０度づつ交互に交叉させて＃Ａ層し接着一体化
しているので、強度的にも十分てあ〔実施例〕 次に、本発明の詳細な説明する。

第１図に示すように、この実施例は、３尺×６尺（９０
ｃｍＸ　１８０ｃｍ）の心材１の表裏面に同一大きさの
表裏板（単板）２．３を接着して一体化したものである
。心材１は３枚の単板１ａ、１ｂ、ＩＣから成り、その
各単板１ａ、１ｂ、１ｃ、及び単板２．３は、ラジアタ
パインの原木Ｗを、第２図に示すように、表１に示す厚
みで外周面周方向に沿ってスライス、いわゆるかつらむ
きし、下記製造条件で一体化した。

表１ 厚み単位−冒 製造条件 単板含水率　１２％以下 糊液塗布ｉｔ　　１２ｕ　　３５〜３９ｇｆ／（３０ｃ
ｍ）”、９ｎ　　３２〜３６ｇｆ／（３０ｃｍ）”熱圧
温度　１２５℃〜１３０℃ 熱圧時間　１２ｎ　　５ｍ１ｎ、／回、９ｎ　　３．５
ｍ１ｎ、／回、面圧力８〜ｌＯｋｇｆ／ａｄ この実施例Ｎαｌ、Ｎ１１２について、それぞれ下記の
項目の試験を行い、その結果をつぎに示す。

出解用 試験規格　ＪＡＳ構造川合用１級Ｂ−２厚み測定　１／
１００關 曲げ強度　９０度方向（６尺方向、長辺方向）０度方向
（３尺方向、短辺方向）曲げ弾性率　匍度方向（６尺方
向、長辺方向）０度方向（３尺方向、短辺方向）圧縮強
度　（４）度方向　０度方向　４５度方向（対角線方向
）出耀遇 Ｓｌ　厚み測定 拭材 拭材数 厚み （ＪＡＳ９曽鵬＋０．５ 階１　　　　陽２ ｎ＝３ｏ　　　　ｎ−頷 マ＝９．３４　　Ｙ＝１２．２７ ０．１２關十０．６−０　） 備考 Ｍａｙ、　９．４４ Ｍｌｎ、　９．２４ 標準偏差　σ＝０．０７ 変動係数　ＣＶ＝０．７５ Ｍａｘ、１２．４５ Ｍｌｎ、Ｉ２．０８ σ＝Ｏ，１Ｏ ＣＶ＝　０．８１ ％ ｉ１２ 含水率試験（ＪＡＳ １式　　　料　　　隘ｌ 試料数ｎ＝１０ 含水率Ｗ＝８．２ １４％以下） 磁２ ｎ＝１０ ｘ＝７．９ 備考 全乾法 ％ ｉ３ 接着力試験（ＪＡＳ 試　　料　　１＆Ｌ１ 試料数ｎ＝３２ 接着力又＝１１．７ 動Ｘ、１４．０ Ｍｌｎ、　８．５ 標準偏差　σ＝１．８ 変動係数　ＣＶ＝１５．４ 木破率Ｙ＝４２．５ ７ｋｇｆ／ｃｎ１以上） 隘２　　備考 ｎ＝３２ ｘ−１１，４ Ｍａｙ、　１５．０ Ｍｌｎ、　７．５ σ＝２．１　　　　ｋｇｆ／＋ａＪ ＣＶ＝１８．４　　　　％ ｘ　＝４０．５　　　　％ ｋｇｆ　／ｃｊ ５４　曲げ強度 １）９０度（６尺方向）９ｓ１ ２ｎ 試　　料　　制 試料数ｎ＝１０ 曲げ強度　マー３６９ Ｍａに、４４９ Ｍｌｎ、３０８ ４１準偏差　σ＝７２．３ 変動係数　Ｃシー１９．６ ＪＡＳ９０度方向１６０ｋｇｆ　／ｃａｔ以上ＪＡＳ９
０度方向２００ｋｇｆ　／ａｄ　ｈ＾Ｌ隘２　　備考 ｎ＝１０ ｘ　＝４４７　　ｋｇｆ　／ｃ＋＋１ Ｍａｘ、４７９ Ｍｌｎ、３５６ ｅ　＝５１．０　　ｋｇｆ　／ｃｄ Ｃν＝１１．４　　％ ２）０度（３尺方向）９關 １２ｍ鵬 ８式　　　料　　　代１ 試料数ｎ＝１０ 曲げ強度　マー５７９ 動ｘ、５９５ 門ｉｎ、５３４ 標準偏差　σ＝４８．１ 変動係数　ＣＶ＝８．３ ＪＡＳ　　Ｏガミ向２８０ｋｇｆ　／ｃｎ１以上ＪＡＳ
　　Ｏガミ向２４０ｋｇｆ　／ｃｔ以上階２　　備考 ｎ＝１０ ’１２＝３８９　　　　ｋｇｆ　／ｃｄＭａｘ、４３９ Ｍｌｎ、３６０ σ＝３１．１　　　　ｋｇｆ　／ＣＩｌ＋ＣＶ＝８．０
　　　　％ 助げ弾性率 １）９０度（６尺方向）９１ｍ 拭材 試料数 曲げ弾性 標準偏差 変動係数 １２ｍ鳳 １ｈｉ ｎ−１゜ ｉ＝お Ｍａｘ、３６ Ｍｌｎ、３０ σ＝２．７ ＣＶ＝８．２ ＪＡＳ９０度方向　２５ｘｌＯ’　ｋｇｒ　／ｃｄ以上
ＪＡＳ９０度方向　３５ＸＩＯ’　ｋｇｆ　／ｃｔ以上
１１に２　　　備考 −１０ 又−４７ｘｌＯ’　ｋｇｆ　ｌａ＆ Ｍａｘ、５２ Ｍｌｎ、４２ ｅ　＝　３．６　　ＸＩＯ″ｋｇｆ　／ｃＩｌｌＣＶ＝
７．７　　％ ２）０度（３尺方向）９關 １２璽− 拭　　料　　狙ｌ ；式　才４　数　　ｎ＝１０ 曲げ弾性　マー６８ 咄×、７２ Ｍｌｎ、６５ 標準偏差　σ−２，７ 変動係数　ＣＶ＝４．０ ＪＡＳ　　０度方向　６５ＸＩＯ″ｋｇｆ　／ｃｎ１以
上ＪＡＳ　　０度方向　５５ＸＩＯ３ｋｇｆ　／ａＡ１
１ｍ２　　　備考 ｎ＝１０ ｘ＝６３　　　　　ＸＩＯ３ｋｇｆ　／ｃＭＭａｙ、６
７ Ｍｌｎ、６１ σ＝２．８　　　　Ｘ１０’ｋｇｒ／ｃｉＣＶ＝４．４
　　　　％ ｇ６　圧縮強度 １）９０度（６尺方向）ＪＡＳ９０度方向１２０ｋｇｆ
　／ｃｄ以上試　料　制　　階２　　備考 試料数ｎ＝１Ｏｎ＝１０ 圧縮強度　ヌー２９３　　　Ｙ＝２５０　　　　ｋｇｆ
　／ｃ４Ｍａｘ、３１１　　Ｍａｘ、２６４ Ｍ１ｎ、２８１　　Ｍｉｎ、２２９ 標準偏差　ａ　−１２，３ａ　＝１２．９　　　　ｋｇ
ｆ　／ｃｏ！変動係数　ＣＶ＝４．２　　　Ｃν＝５．
２　　　　％２）０度（６尺方向）ＪＡＳ９０度方向１
２０ｋｇｆ　／ｃｄ以上拭　　料　　１’ｈｌ　　　　
　狙２ 試料数ｎ＝１ｏ　　　ｎ＝１０ 圧縮強度　ｘ＝１７９　　７−１８９ Ｍａｘ、１９２　　　Ｍａｘ、２０４ Ｍ１ｎ、１６６　　　Ｍｉｎ、１８４ 標準偏差　σ＝ＩＯ，２σ＝　９．１　　　　ｋｇｆ　
／ａｄ変動係数　ＣＶ＝５．７　　　ＣＶ＝４．８　　
　　％ｋｇｆ　／ｃｄ 備考 ３）４５度ガミｉｉＩ　　ＪＡＳ　　４５度方向　８０
ｋｇｆ　／ｃｎ１以上Ｊ式　　　料　　　Ｎｎｌ　　　
　　　　　１ＩｋＬ２拭料数ｎ−１０ｎ＝１０ 圧縮強度　マ＝１３３　　　ｘ＝ｌＩ８Ｍａｘ、　１４
７　　　Ｍａｘ、　１３６Ｍ１ｎ、１２６　　　Ｍｉｎ
、ｌ１１ 標準偏差　σ−８，９σ−１０，３ 変動係数　ＣＶ＝６．７　　　ＣＶ＝８．７横目合板の
斜引抜き試験 ｆｉｔ　　カラーベスト用屋根釘 ＱＩ 試料数ｎ−２０ 平均厚み　ｔ＝９．４３ 釘保持力　Ｙ＝５７．６ Ｍａに、　　　　８９．０ Ｍｌｎ、　　　　３９．０ ４！準偏羞　σ−１２，３ 変動係数　ＣＶ＝２１．４ １ｈ２ ｎ＝２０ ｔ＝９．１６ ７＝５５．８ ７３．５ ４２、Ｏ σ＝９．３ Ｃν＝１６．７ 備 ｋｇｆ　／ｃ４ ｋｇｆ　／ｃｎ１ ％ 単位（１ｍ） Ｓ２　アーパニー用屋根釘 旭１ ２ 制十弘２８ 拭糾数ｎ＝２０　　　ｎ＝２０　　　ｎ＝４０平均厚み
　ｔ＝９．４３　　ｔ＝９．１６　　ｔ＝９．３０　　
　単位（ｗｍ）釘保持力　マ＝７１．８　　　マ＝６０
．５　　７＝６６．４　　　　　　　ｋｇｆＭａｘ、　
　　　８８．５　　　　８１．５　　　　８８．５Ｍ１
ｎ、　　　　５０．５　　　　４６．０　　　　４６．
０標準偏差　σ−１２，２σ＝８．１７　　σ−１１，
５ｋｇｆ変動係数　ＣＶ＝１７．０　　　ＣＶ＝１３．
５　　　ＣＶ＝１７．３　　　　　　　％※ロソト隘１
及び阻２のＬ−検定でｔ−総計量＝３．４４を一値＝２
．０４で有意なので磁１及び階２をプールして平均値及
びバラツキを算出したもの。

≦むＬ仮１しチ 実施例Ｎａｌ、Ｎｔ１２の表面に、化粧としてつき板貼
りを施し、つき板の干割れテストをしたところ、１２ケ
月室内放置後においても干割れ個所を発見しなかった。

なお、実施例において、各単板１ａ、１ｂ、１Ｃ１２，
３の間に、防腐剤、防蟻剤処理を施こせば、多湿発かび
環境下での使用に適したものとなり、また防蛾効果を有
するものとなる。

〔発明の効果〕

本発明は、以上のように構成したので下記の効果を発揮
する。

（ａ）　　資源が枯渇しているラワンに代えて、簡閲が
短い問題を克服して植林が容易で成長の早い針葉樹（例
えばラジアタパイン）を用いてラワンと同様の無筋合板
を得る。すなわち、植林が容易、成長が早い材を使用す
ることで、″森林を４０年程度でローテーション利用で
き、資源の枯渇の心配がない。

中）安価でありながらラワンを原木とする合板と同等の
品質の合板が得られる。

（Ｃ）　　通常、つき板は長辺方向が柾目であるため、
つき板を貼合わせて化粧合板とした場合、合板表面が横
目、つき板が縦目となり必然的に柾目が相互に９０度交
叉して化粧合板の表面強度が増大し、つき板の干割れを
防止する。

【図面の簡単な説明】 第１図は、本発明に係る合板の一実施例の一部欠如斜視
図、第２図は単板製作説明図である。 １・・・・・・心材、 １　ａ、 １ Ｃ・・・・・・単板、 ２・・・・・・表板（単板）、 ３・・・・・・裏板（単板）、 Ｗ・・・・・・原木。 特許出廟人 株式会社ケーヨー 同

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）長方形状の心材の表裏面に表板及び裏板を接着一
   体化した合板において、前記心材が、針葉樹をその外周
   面周方向に沿って連続的にスライスした単板の所要枚を
   その繊維を９０度づつ交互に交叉させ積重ねて接着一体
   化してなるとともに、前記表板及び裏板が、針葉樹の節
   間採りした無節原木をその外周面周方向に沿って連続的
   にスライスした単板からなって、その繊維が前記心材の
   短辺と平行になっていることを特徴とする合板。