JPH0332723A - 中空糸膜モジュール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は電子工業における超純水製造、原子力・火力発
電における複数の浄化などの各種プラントの水処理装置
に組み込み、被処理液中の固形物の分離・除去に用いる
中空糸膜モジュールに関する。

（従来の技術） 一般に中空糸膜モジュールは単位容積当りの濾過面積を
大きくとれるとともに、耐圧性に優れるという利点を有
するために被処理液中の固形物の分離・除去に広く使わ
れている。電子工業分野では半導体素子の集積度の向上
につれて超純水中の制御対象徴粒子の微細化が進み、そ
れに伴って超純水処理に用いる中空糸膜の孔径も小さく
なっている。このため、処理水量の維持には膜面積を大
きくすることが求められている。また、原子力・火力発
電の復水浄化装置においても大量の水を処理するため膜
面積を大きくすることが求められている。しかしながら
、中空糸膜はその内径が０゜４〜２ｍｌ程度と極めて小
さいため中空糸膜内部を水が流れる時、中空糸膜内部の
流動抵抗が大きく、しかも流動抵抗は中空糸膜長に比例
して太きくなる、従って、中空糸膜モジュールを長さ方
向へ伸ハスことによって膜面積を大きくすることには、
流動抵抗によるモジュールの圧力損失が大きくなるため
限界がある。特開昭６０−２０６４０５、特開昭６２−
１４４７０６では第１図に示すように、中空糸濾過器の
内部に集水管１を配設し、濾過器の上端部２および下端
部３は開放状態とし、下端部に濾水の集水室４を設け、
下端部の集水室に抜けた濾水を集水管を通して上端部に
集めて中空糸膜５内部の流動抵抗を下げることが提案さ
れている。しかしながら、集水室を設け、モジュールの
両端を開放にして中空糸長を長くする方法は、中空糸膜
の開放長が長いため、通水・逆洗時の中空糸膜の揺動に
よる中空糸膜固着部への負荷が増して、中空糸膜のダメ
ージが大きくなる。あるいは長さ方向にモジュールを複
数個連結する場合固定金具６、シール材７等を介して連
結する必要があり操作性が悪い等の欠点があった。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は、長さ方向にモジュールを複数個連結しても圧
力損失がモジュールの濾過性能に影響を与えないくらい
低く、連結時の操作性に優れ、中空糸膜へのダメージが
少ない中空糸膜モジュールを提供することにある。

（課題を解決するための手段） すなわち、本発明による中空糸膜モジュールは、■外側
部に複数の流入口を設けた容器内に、外側部に平行に少
なくとも１つ以上の管路と複数の中空糸膜とを配置し、
管路及び中空糸膜の両端を該容器と固着した中空糸膜モ
ジュールにおいて、管路を固着端の両方で開口し、中空
糸膜を固定端の一方で開口させた中空糸膜モジュールで
ある。

■該容器の中空糸膜開口部に透過水を集合させる部屋を
設けると共に、該部屋が少なくとも１つ以上の流出口を
有した中空糸膜モジュールである。

■中空糸膜モジュールの上端部と下端部とに相互が連結
可能な接続ユニットを配設した中空糸膜モジュールであ
る。接続方法としては、バイオネット方式、さし込み方
式、ネジ込み方式等適宜選んで用いることができる。こ
れらの構造を有することによって課題解決をおこなった
。

（実施例） 以下、本発明の第２図に示す１実施例によって説明する
が、本発明はこの範囲に限定されるものではない０本発
明の中空糸膜モジュールは外側部に多数の流入口８を有
する容器９に中空糸束１０を外側部にほぼ平行に両端を
接着固定し、中空糸膜の一方を封止し、他方を開口した
中空糸束充填室１１と、中空糸束充填室の開口端部１２
に集液室１３を隣接して設ける。中空糸束に平行な管路
１４を中空糸束充填室と集液室を貫通した形で配設する
。管路は集液室に通ずる穴を少なくとも１つ以上有する
が、中空糸束充填室には通ずる穴を全く有さない０本発
明の中空糸膜モジュールは第４図に示すような両端には
相互に接続可能な接続ユニット（オス型１５とメス型１
６）を管路の開口部を含んだ状態で配設されている。

オス部にダブルＯリング２０を取り付け、バイオネット
方式でオス部とメス部を接合した場合の具体例を第４図
に示す。

本発明の中空糸膜モジュールは接続ユニットを結合して
複数個連結することができるが、３個連結した場合の具
体例を第３図に示す。なお連結しない方の端は封止栓１
８によって閉鎖すればよい。

本発明の中空糸膜モジュールに使用する中空糸膜は、通
常内径０．１〜１．０μｍ、外径０．　３〜１．５μｍ
１長さｌＯ〜１５０ｃｍ程度のものであり、材質は特に
限定されない。

（発明の効果） 中空糸膜内部の流動抵抗による圧力損失が、モジュール
性能の低下を引き起こさない程度に中空糸膜長を短くし
、かつ中空糸膜モジユール内部に管路と集水室を配設す
ることにより、長さ方向に複数個の中空糸膜モジュール
を連結できるようになった。

中空糸膜モジュールの上端部と下端部とに相互が連結可
能な接続ユニットを配設することにより連結操作が容易
なった。

【図面の簡単な説明】

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）外側部に複数の流入口を設けた容器内に、外側部
   に平行に少なくとも１つ以上の管路と複数の中空糸膜と
   を配設し、管路及び中空糸膜の両端を該容器と固着した
   中空糸膜モジュールにおいて、管路を固着端の両方で開
   口し、中空糸膜を固定端の一方で開口させたことを特徴
   とする中空糸膜モジュール。
2. （２）該容器の中空糸膜開口部に透過水を集合させる部
   屋を設けると共に、該部屋が少なくとも１つ以上の流出
   口を有することを特徴とする請求項（１）記載の中空糸
   膜モジュール。
3. （３）中空糸膜モジュールの上端部と下端部とに相互が
   連結可能な接続ユニットを配設したことを特徴とする請
   求項（１）記載の中空糸膜モジュール。