JPH0332625B2 - - Google Patents
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- JPH0332625B2 JPH0332625B2 JP61190799A JP19079986A JPH0332625B2 JP H0332625 B2 JPH0332625 B2 JP H0332625B2 JP 61190799 A JP61190799 A JP 61190799A JP 19079986 A JP19079986 A JP 19079986A JP H0332625 B2 JPH0332625 B2 JP H0332625B2
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- JP
- Japan
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- chromium
- ore
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- arc furnace
- mixed
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- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は鉄鋼金属の溶解精練用アーク炉におい
て、クロムを含む低合金鋼の溶製に際し、クロム
を安価に添加する方法に関する。
て、クロムを含む低合金鋼の溶製に際し、クロム
を安価に添加する方法に関する。
（従来の技術と問題点）
アーク炉においてクロムを含む低合金鋼を製造
する際のクロムの添加方法として従来最も一般的
なのは還元期にフエロクロムを投入する方法であ
る。しかし、フエロクロムは値段が高く、これに
代る安価なクロム源とその添加方法の出現が望ま
れていた。
する際のクロムの添加方法として従来最も一般的
なのは還元期にフエロクロムを投入する方法であ
る。しかし、フエロクロムは値段が高く、これに
代る安価なクロム源とその添加方法の出現が望ま
れていた。
（解決の手段）
本発明は上記に鑑みなされたもので、その要旨
はアーク炉において、クロムを含む低合金鋼の溶
製に際し、酸化期にクロム鉱石粉末と炭素粉末の
混合ブリケツトを、製品目標クロム％の20〜100
％をカバーする量投入し、同時に溶鋼中へ酸素を
吹き込んで、クロム鉱石を溶融還元させて、その
後不足のクロム分をフエロクロムにより捕充添加
することを特徴とするアーク炉におけるクロムの
添加方法である。
はアーク炉において、クロムを含む低合金鋼の溶
製に際し、酸化期にクロム鉱石粉末と炭素粉末の
混合ブリケツトを、製品目標クロム％の20〜100
％をカバーする量投入し、同時に溶鋼中へ酸素を
吹き込んで、クロム鉱石を溶融還元させて、その
後不足のクロム分をフエロクロムにより捕充添加
することを特徴とするアーク炉におけるクロムの
添加方法である。
本発明で、クロムを含む低合金鋼とは、少くと
もクロムを0.2〜6.0％含み、またはクロムに加え
て、Ni、Mo、Si、Mn、その他の合金元素を合
計で10％以下含む鋼を言う。
もクロムを0.2〜6.0％含み、またはクロムに加え
て、Ni、Mo、Si、Mn、その他の合金元素を合
計で10％以下含む鋼を言う。
粉末クロム鉱石と炭素粉末は重量比で３：２〜
２：３の配合比が適切で、これに適当な結合剤を
混ぜてブリケツトに固めたものを用いる。投入量
は鋼のクロム規定量の20〜100％に相当する量を
投入する。下限を20％としたのは、これ以下では
あまりメリツトが出ないからである。目標クロム
量が例えば鋼中の２％以下のように少ない場合は
100％に相当する量を、また５〜６％と多い場合
は20％に近い添加量とする。これは添加すべきブ
リケツトがあまり多くなると、溶鋼の温度を下
げ、スラグも多くなり電力費が高くなつて、クロ
ムによるコストダウンを相殺してしまうからで、
鋼のクロムの規格値や操業条件によつて異る上限
値が存在する。ブリケツトの大きさは30mm〜80mm
が適切である。湯中酸素吹精は普通に行われる方
法でよい。投入されたブリケツトはスラグ中に溶
け込み粉末炭素と酸素と酸化クロムが、直接又は
間接に反応し、クロム鉱石を大部分還元し、また
他の合金元素も還元し、湯に戻す。以後通常のプ
ロセスを行い、不足のクロム分をフエロクロムに
より追加する。
２：３の配合比が適切で、これに適当な結合剤を
混ぜてブリケツトに固めたものを用いる。投入量
は鋼のクロム規定量の20〜100％に相当する量を
投入する。下限を20％としたのは、これ以下では
あまりメリツトが出ないからである。目標クロム
量が例えば鋼中の２％以下のように少ない場合は
100％に相当する量を、また５〜６％と多い場合
は20％に近い添加量とする。これは添加すべきブ
リケツトがあまり多くなると、溶鋼の温度を下
げ、スラグも多くなり電力費が高くなつて、クロ
ムによるコストダウンを相殺してしまうからで、
鋼のクロムの規格値や操業条件によつて異る上限
値が存在する。ブリケツトの大きさは30mm〜80mm
が適切である。湯中酸素吹精は普通に行われる方
法でよい。投入されたブリケツトはスラグ中に溶
け込み粉末炭素と酸素と酸化クロムが、直接又は
間接に反応し、クロム鉱石を大部分還元し、また
他の合金元素も還元し、湯に戻す。以後通常のプ
ロセスを行い、不足のクロム分をフエロクロムに
より追加する。
（作用）
本発明においては酸化期にクロム鉱石と炭素粉
末の混合ブリケツトを投入するが、これは従来行
われていない方法である。即ち酸化雰囲気中では
当然還元は行われにくいからであるが、発明者ら
は敢えて、これを行ない成功させた。即ち、粉未
クロム鉱石と炭素粉末を混合してブリケツトにし
たものを高温の溶鋼面に投入すると、ブリケツト
中の酸化クロムと粉末炭素が高温により直接反応
し、あるいは、炭素粉末が酸素吹精による湯中の
過剰酸素と反応してCOガスを発生し、いわゆる
フオーミング現象を起こし、この泡の面で還元反
応が促進される。鉱石中クロムの還元率は条件に
よつて異り、90〜70％であるが、スクラツプ中
に、もともと含まれていて酸化精練により酸化さ
れスラグに移行していたクロムが戻るので、場合
によつては見掛けの歩留まりが100％以上になる
こともある。クロムのほか、マンガンや、鉄も戻
る。
末の混合ブリケツトを投入するが、これは従来行
われていない方法である。即ち酸化雰囲気中では
当然還元は行われにくいからであるが、発明者ら
は敢えて、これを行ない成功させた。即ち、粉未
クロム鉱石と炭素粉末を混合してブリケツトにし
たものを高温の溶鋼面に投入すると、ブリケツト
中の酸化クロムと粉末炭素が高温により直接反応
し、あるいは、炭素粉末が酸素吹精による湯中の
過剰酸素と反応してCOガスを発生し、いわゆる
フオーミング現象を起こし、この泡の面で還元反
応が促進される。鉱石中クロムの還元率は条件に
よつて異り、90〜70％であるが、スクラツプ中
に、もともと含まれていて酸化精練により酸化さ
れスラグに移行していたクロムが戻るので、場合
によつては見掛けの歩留まりが100％以上になる
こともある。クロムのほか、マンガンや、鉄も戻
る。
（実施例）
70トン容量のアーク炉において、クロムを１％
含む肌焼合金鋼を溶製する際に本発明を実施した
例を述べる。
含む肌焼合金鋼を溶製する際に本発明を実施した
例を述べる。
Cr2O3を47％（Cr分32％）含む粉末クロム鉱石
と炭素粉末を１：１で混合したブリケツトを酸化
期に湯温が約1550℃になつた時点で２トン（Cr
分で640Kg、理論所要量700Kgの90％）を投入し
た。浸漬ランスパイプにより酸素ガスを湯中に吹
き込んだ。酸素吹込量を調節してフオーミングを
適切に起こさせた。フオーミングがおさまりかけ
ると酸素吹込を停止し、サンプルを取り、分折し
たところクロムは0.97％であつた。これはこの場
合スクラツプ中クロム分が0.2％程度あつたと計
算されたので、鉱石からのクロム分は0.77％、即
ち総量で539Kgと投入量640Kgに対し84.2％の歩留
まりとなつた。不足分の0.03％（21Kg）について
は、フエロクロムを投入し捕充した。この場合、
従来の全量フエロクロム使用時と比較し、僅かに
上昇する電力原単位を差引いてもクロムコストを
約35％引き下げることができた。
と炭素粉末を１：１で混合したブリケツトを酸化
期に湯温が約1550℃になつた時点で２トン（Cr
分で640Kg、理論所要量700Kgの90％）を投入し
た。浸漬ランスパイプにより酸素ガスを湯中に吹
き込んだ。酸素吹込量を調節してフオーミングを
適切に起こさせた。フオーミングがおさまりかけ
ると酸素吹込を停止し、サンプルを取り、分折し
たところクロムは0.97％であつた。これはこの場
合スクラツプ中クロム分が0.2％程度あつたと計
算されたので、鉱石からのクロム分は0.77％、即
ち総量で539Kgと投入量640Kgに対し84.2％の歩留
まりとなつた。不足分の0.03％（21Kg）について
は、フエロクロムを投入し捕充した。この場合、
従来の全量フエロクロム使用時と比較し、僅かに
上昇する電力原単位を差引いてもクロムコストを
約35％引き下げることができた。
（効果）
本発明の実施により、クロムを含有する低合金
鋼のクロムの原単価を、鋼種によつて異るが、お
よそ10〜40％引き下げることに成功した。
鋼のクロムの原単価を、鋼種によつて異るが、お
よそ10〜40％引き下げることに成功した。
Claims (1)
- １ 金属スクラツプの溶解精練用アーク炉におい
てクロムを含む低合金鋼の溶製に際し、酸化期に
クロム鉱石粉末と炭素粉末の混合ブリケツトを、
製品目標クロム％の20〜100％をカバーする量投
入し、同時に溶湯中へ酸素を吹き込んでクロム鉱
石を溶融還元させ、その後不足のクロム量をフエ
ロクロムにより補充添加することを特徴とするア
ーク炉におけるクロムの添加方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19079986A JPS6347351A (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | ア−ク炉におけるクロムの添加方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19079986A JPS6347351A (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | ア−ク炉におけるクロムの添加方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6347351A JPS6347351A (ja) | 1988-02-29 |
| JPH0332625B2 true JPH0332625B2 (ja) | 1991-05-14 |
Family
ID=16263932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19079986A Granted JPS6347351A (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | ア−ク炉におけるクロムの添加方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6347351A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0655508B1 (en) * | 1993-11-30 | 1998-08-19 | ACCIAI SPECIALI TERNI S.p.a. | Process for using foamed slag in stainless steel production in the electric arc furnace |
| JP2891233B2 (ja) * | 1997-04-11 | 1999-05-17 | 日本電気株式会社 | 半導体装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4923448A (ja) * | 1972-06-27 | 1974-03-01 |
-
1986
- 1986-08-13 JP JP19079986A patent/JPS6347351A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4923448A (ja) * | 1972-06-27 | 1974-03-01 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6347351A (ja) | 1988-02-29 |
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