JPH0331867Y2 - - Google Patents

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JPH0331867Y2
JPH0331867Y2 JP1985111045U JP11104585U JPH0331867Y2 JP H0331867 Y2 JPH0331867 Y2 JP H0331867Y2 JP 1985111045 U JP1985111045 U JP 1985111045U JP 11104585 U JP11104585 U JP 11104585U JP H0331867 Y2 JPH0331867 Y2 JP H0331867Y2
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flow path
liquid flow
accumulator
orifice
inner tube
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JP1985111045U
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、各種機械における可動部の停止用ま
たは移送物体の停止用として用いられるシヨツク
アブソーバの改良に関する。
〈従来例および問題点〉 この種のシヨツクアブソーバとして、第3図に
示すように、液体を封入したシリンダ室100内
で往復動可能なピストン300にピストンロツド
700を連接して該ロツド700の外端部に外力
を受け止め、液体の粘性抵抗および速度の二乗抵
抗により衝突物体の移動エネルギーを吸収する方
式のものが知られている。
この場合に、シリンダ室内で進退するピストン
ロツド700の体積分に相当するシリンダ室10
0の容積変化およびそれに伴う液体圧の変化を調
整するため、液流経路400内にアキユムレータ
600を配設することが行われている。
このアキユムレータ600は通常、単発泡のゴ
ム素材等の板状弾性体により形成しており、板面
への液圧変化に応じて膨縮するものであるが、部
分的小面積への高い衝撃液圧に対しては耐久性が
小さい。
従つて、シリンダ室100と液流路400に開
口するオリフイス210からジエツト噴流となつ
て液流路に吐出する液体を直接アキユムレータ6
00の板面に高速の衝撃液圧で衝突または接触さ
せると、穿孔破壊が生じる。
而して、このアキユムレータの破損により、次
のような問題が生じる。
ゴム中に封入されていた空気が液体内に混入
し、所定のエネルギー吸収特性が損なわれる。
破損分離したゴム小片が液体中に混入してオ
リフイスの目詰まりを起す。
ゴム中の密封空気泡が破壊されるため、アキ
ユムレータとしての機能が減退する。
そこで、このような事故を回避するため、従来
のシヨツクアブソーバでは、 第1に、オリフイス210をインナーチユーブ
200の中間部には設けず、その両端付近に一対
220,230のみ設け、シリンダ室100の外
周に対応した液流路400内にアキユムレータ6
00を配設することにより、オリフイス220,
230からのジエツト噴流がアキユムレータ60
0の板面に直撃接触しないようにする構造とする
もの、 第2に、アキユムレータ600をオリフイス2
10,220,230の開口部からなるべく離れ
た個所、すなわちピストンロツド700の外周に
対応する位置となるように、液流路400に連通
するアキユムレータスペースを設けてそのスペー
ス内に配設するもの(第3図に示したもの)、 により改善策としている。
ところが、この構造によつても次の欠点があ
る。
上記第1の改善策では、オリフイスをシリン
ダ室の下端部付近にのみしか設けることができ
ないので、衝突時の抗力が非常に大きく、緩衝
効率の低いシヨツクアブソーバとしかならず、
ソフトな緩衝効果を得ることができない。
上記第2の改善策では、オリフイスをシリン
ダ室の長手方向に適宜間隔で複数設けることが
できるので、上記の欠点は解消するが、アキ
ユムレータスペースをピストンロツドの周囲に
設けるため、シヨツクアブソーバ全体の長大化
を来すこととなる。特に、大きな外力をソフト
に受け止めるために、シリンダ室の容量を大き
くしロングストロークのものとすると、それに
比例した大きなアキユムレータスペースを必要
とするので、ピストンロツドの必要ストローク
長以上に本体を長大にしなければならない場合
が生じる。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、上記の欠点を除去するために提案さ
れたものであり、 その目的は、オリフイスから吐出する液体のジ
エツト噴流をアキユムレータに直接衝撃接触させ
ることがなく、アキユムレータの損傷を防止し得
るシヨツクアブソーバにおけるアキユムレータ保
護機構を提供することにある。
本考案の他の目的は、シリンダ室の長手方向に
おいて複数所望数のオリフイスを形成してソフト
に外力を受け止めることのできるシヨツクアブソ
ーバにおけるアキユムレータ保護機構を提供する
ことにある。
本考案の更に他の目的は、たとえロングストロ
ークのシヨツクアブソーバであつても、その全長
をより短いものとすることのできるシヨツクアブ
ソーバにおけるアキユムレータ保護機構を提供す
ることにある。
上記本考案の目的は、「インナーチユーブとア
ウターチユーブの間に液流路が形成され、かつ該
インナーチユーブにはシリンダ室と該液流路とを
連通するオリフイスを有するシヨツクアブソーバ
において、両端を開口した断面略コ字状のチヤン
ネル材からなり、該液流路内に、その長手開口部
を各オリフイスの吐出口に対面させて配設し、オ
リフイスからの吐出噴流を受け止めて該吐出噴流
をインナーチユーブの長手方向に沿つて誘導する
誘導部材を有すると共に、アキユムレータを、該
誘導部材を配設した部分を除く、該液流路内にお
けるインナーチユーブの外周面の全周または一部
を囲むように配設したことを特徴とするシヨツク
アブソーバにおけるアキユムレータ保護機構」に
より達成される。
〈実施例〉 次に、本考案を図面に示された一実施例に従つ
て、更に詳しく説明することとする。
1はアウタチユーブ。2はインナーチユーブで
あり、アウターチユーブ1との間の空間部を液流
路4としており、またその内方のシリンダ室2a
内にはピストン3が摺動可能に装填されている。
21は該インナーチユーブ2の周壁に複数穿設さ
れたオリフイスであり、シリンダ室2a内の液体
が液流路4に吐出し得るように設けられている。
5は液流路4内に挿通配設された誘導部材であ
り、横断面略コ字状のチヤンネル材からなる。而
して、その長手方向開口部をオリフイス21の吐
出口に対面させるとともに、その両端開口部を液
流路4に開口せしめることにより、オリフイス2
1からの液流を集液して第1図上方へ誘導するも
のである。6は誘導部材5を除く液流路4内にお
いて、シリンダ室2aを形成するインナーチユー
ブ2の外周面の全周または一部を囲むように配設
した単発泡ゴム製のアキユムレータである。7は
ピストン3に連結され、外力をピストン3に伝達
するためのピストンロツドであり、インナーチユ
ーブ2内に液密に進退し得るように設けられてい
る。
いま、ピストンロツド7を介して外力がピスト
ン3に作用すると、シリンダ室2a内の液体はオ
リフイス21から誘導部材5内にジエツト噴流と
なつて吐出するが、この噴流は誘導部材5を構成
する側隔壁51および底隔壁52に衝突したの
ち、誘導部材5内を第1図上方へ流動するように
誘導される。このとき、側隔壁51の長手方向端
縁部はインナーチユーブ2の外面に密接固定され
ている。従つて、破壊力のある吐出噴流は直接ア
キユムレータ6に接触することなく液流路4内に
移動し、アキユムレータ6の上端面方向から緩や
かな流れとなつて接触することができる。
図中、8は復帰用のスプリングである。
なお、誘導部材5をインナーチユーブ2または
アウターチユーブ1に一体成形すること、インナ
ーチユーブ2の周囲に複数設けることは本考案に
含まれる実施態様である。
〈効果〉 上記の本考案によれば、前記の目的をよく達成
し得るほか、構造が簡単であつて組立が容易であ
ること、コストが安価であること、さらには既製
のシヨツクアブソーバにも容易に適用できる等、
極めて実用性に富むものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図は第1図におけるA−A断面図、第3図は従
来例を示す縦断面図、である。 1……アウターチユーブ、2……インナーチユ
ーブ、3……ピストン、4……液流路、5……誘
導部材、6……アキユムレータ、2a……シリン
ダ室、21……オリフイス、51……側隔壁、5
2……底隔壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 インナーチユーブとアウターチユーブの間に液
    流路が形成され、かつ該インナーチユーブにはシ
    リンダ室と該液流路とを連通するオリフイスを有
    するシヨツクアブソーバにおいて、 両端を開口した断面略コ字状のチヤンネル材か
    らなり、該液流路内に、その長手開口部を各オリ
    フイスの吐出口に対面させて配設し、オリフイス
    からの吐出噴流を受け止めて該吐出噴流をインナ
    ーチユーブの長手方向に沿つて誘導する誘導部材
    を有すると共に、アキユムレータを、該誘導部材
    を配設した部分を除く、該液流路内におけるイン
    ナーチユーブの外周面の全周または一部を囲むよ
    うに配設したことを特徴とするシヨツクアブソー
    バにおけるアキユムレータ保護機構。
JP1985111045U 1985-07-22 1985-07-22 Expired JPH0331867Y2 (ja)

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JPS6220230U JPS6220230U (ja) 1987-02-06
JPH0331867Y2 true JPH0331867Y2 (ja) 1991-07-05

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2531643Y2 (ja) * 1989-04-24 1997-04-09 株式会社コガネイ アキュームレータを用いた緩衝器
JP2012154368A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Nifco Inc ダンパー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59147133A (ja) * 1983-02-09 1984-08-23 Tsubakimoto Chain Co 油圧緩衝器

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