JPH0331509Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0331509Y2
JPH0331509Y2 JP15144586U JP15144586U JPH0331509Y2 JP H0331509 Y2 JPH0331509 Y2 JP H0331509Y2 JP 15144586 U JP15144586 U JP 15144586U JP 15144586 U JP15144586 U JP 15144586U JP H0331509 Y2 JPH0331509 Y2 JP H0331509Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
air
cap
air flow
circumferential surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15144586U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6356977U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15144586U priority Critical patent/JPH0331509Y2/ja
Publication of JPS6356977U publication Critical patent/JPS6356977U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0331509Y2 publication Critical patent/JPH0331509Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arc Welding In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は作動用酸素ガスを噴出させるノズル中
心孔の周囲より、トーチ本体やノズル等を冷却後
の空気流を導出させる空冷式プラズマトーチの改
良に関する。
「従来の技術」 ノズル1中心孔14より作動用ガスを噴出させ
ながら、該ノズル1内部の軸線上に配置された電
極3と被加工物A間にプラズマアーク柱を発生さ
せ、被加工物Aの切断や肉盛りを行うプラズマト
ーチは公知であり、この種のトーチに用いる作動
用ガスには、切断面における窒化物の生成防止、
切断面のドロスの付着防止、又は付着してもその
剥離容易である等の面より酸素ガスを用いるのが
有利である。
一方、最近、取扱いの簡便さ等の面より従来の
水冷プラズマトーチに代わり、例えば第1図及び
第2図に示すように、前記ノズル1を保持するト
ーチ本体2内に、軸線と平行に且つ該本体2中心
線と同心状に多数の冷却空気通孔21を穿設し、
トーチ基側より電極3内に導入された空気を前記
通孔21内に導いた後、ノズル1外周側に形成し
た噴出口4より外部に導出可能に構成した空冷式
のプラズマトーチが提案されており、かかるトー
チにおいては、前記通孔21及び該通孔出口端よ
り噴出口4に至るまでの間に形成した空気室6内
を通過させながらその周囲に配置してある電極
3、ノズル1及びトーチ本体2等の冷却を行う事
が出来る。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、かかる空冷式のプラズマトーチ
は、冷却後の空気がノズル1外周面上に形成した
リング状噴出口4より前記作動ガスを噴出する中
心孔14を囲繞する如く噴出される為に、必然的
に前記作動ガス内に空気が巻き込まれ、該酸素と
ともに切断溝の中に空気が入り込む為に、当然の
結果として空気中の窒素に起因して切断面の窒
化、及び溶融金属の窒化による溶融金属の湯流れ
の悪さからくるドロスの付着という現象が生じ
る。
かかる欠点を解消するには前記リング状噴出口
4より噴出される空気量を少なくすればよいが、
このように構成すると冷却効果が大幅に低減し、
トーチ本体2及びノズル1の温度上昇大になり、
一定時間以上の連続使用が不可能になるととも
に、ノズル1等の耐久性の劣化や溶融等の現象が
生じる場合がある。
本考案はかかる従来技術の欠点に鑑み、冷却空
気量を減少させる事なく、前記リング状噴出口4
より噴出した空気流が、ノズル1中心孔14より
噴出した作動用酸素ガス流に巻き込まれるのを防
止し、これにより、該空気流の巻き込みに起因す
る切断面の窒化、及び溶融金属の窒化による溶融
金属の湯流れの悪さからくるドロスの付着等が発
生する恐れを完全に取除き、円滑な切断を可能な
らしめる空冷式プラズマトーチを提供する事を目
的とする。
「問題点を解決しようとする手段」 本考案はかかる技術的課題を達成する為に、作
動用ガスを中心孔14より噴出するノズル1を保
持するトーチ本体2内に穿設した空気通孔21出
口端側に、前記ノズル1外周面を包被する如く、
先端側に中心開口51を有するキヤツプ5を取り
付け、該キヤツプ中心開口51とノズル1外周面
間にリング状噴出口4を形成すると共に、該リン
グ状噴出口4より噴出される空気流が末広がり状
に拡径される拡径手段を、キヤツプ5周面上又は
ノズル1外周面とキヤツプ中心開口51間に設け
た事を特徴とする空冷式プラズマトーチを提案す
る。
尚、この様な拡径手段は後記実施例に示すよう
に、前記キヤツプ5外周面上に、前記キヤツプ中
心開口51上流側の空気通路と連通する空気流導
出路52を設け、該導出路52より導出される第
2の空気流により、前記リング状噴出孔51より
噴出される空気流が末広がり状に変向可能に構成
してもよく、 又互いに対峙するノズル外周面とキヤツプ中心
開口間にスカート状に拡径する円錐スリツト状の
噴出口を形成し、該噴出口より噴出する空気流が
ノズル1外周面に沿つて末広がり状に噴出可能に
構成してもよい。
「作用」 かかる技術手段によれば、例えリング状噴出口
4より軸線方向に空気流が噴出しても、その外側
に位置する空気流導出路52(多数の小孔52)
より、第2の空気流を放射方向に導出させること
により、前記リング状噴出口4より噴出している
空気流が外方側の第2の空気流側に吸引されて末
広がり状に外側に変向されて導出する事となる為
に、作動ガス側に巻き込まれる恐れがない。
尚、かかる構成を採用する場合は、リング状噴
出口4側の空気流の噴出量を制限する手段を設
け、第2の空気流の導出量を相対的に多くする事
が好ましいが、このような制限手段としては、ノ
ズル1外周面のリング状噴出口4直前位置に設け
たローレツト溝や螺旋溝又は挟小なクリアランス
等の空気流の通過面積を小さくする等、種々の手
段が考えられる。
「考案の効果」 従つてかかる考案によれば、互いに対峙するノ
ズル外周面とキヤツプ中心開口間にスカート状に
拡径する円錐スリツト状の噴出口を形成し、該噴
出口より噴出する空気流がノズル外周面に沿つて
末広がり状に噴出可能に構成した場合は勿論、例
えキヤツプ5とノズル1間のリング状噴出口4よ
り軸線方向に冷却後の空気流が導出させた場合で
あつても、その外側に位置する空気流導出路52
より導出される第2の空気流により、前記リング
状噴出孔51より噴出される空気流が末広がり状
に変向される為に、前記リング状噴出口4より噴
出した空気流が、ノズル1中心孔14より噴出し
た作動用酸素ガス流に巻き込まれる事なく、被加
工面Aに沿つて外側に導出させる事が可能とな
る。
従つてノズル1やトーチ本体2等を冷却後の空
気流が、ノズル1中心孔14より噴出した作動用
酸素ガス流に巻き込まれるのを防止出来、これに
より該空気流の巻き込みに起因する切断面の窒
化、及び溶融金属の窒化による溶融金属の湯流れ
の悪さからくるドロスの付着等が発生する恐れを
完全に取除き、円滑な切断を可能ならしめる。
この結果、前記冷却空気量を制限する事なくノ
ズル1やトーチ本体2等の冷却に必要な空気量を
トーチ内に流す事が可能となり、これにより一定
時間以上の連続使用が可能になるとともに、ノズ
ル1等の耐久性の劣化や溶融等の問題も解消し得
る。
等の種々の著効を有す。
「実施例」 以下、図面を参照して本考案の好適な実施例を
例示的に詳しく説明する。ただしこの実施例に記
載されている構成部品の寸法、材質、形状、その
相対配置などは特に特定的な記載がない限りは、
この考案の範囲をそれのみに限定する趣旨ではな
く、単なる説明例に過ぎない。
第1図は本考案の実施例に係る半切断断面図、
第2図は第1図に対し90度偏位した部分の中心線
の一側部分のみを示す断面図である。
11は先端に電極3を取り付けた内部本体、2
は該内部本体11外周囲に囲繞されたトーチ本体
で、これらの基側に軸線に沿つて平行に冷却空気
導入管8と作動ガス(O2)導入管9が接続され
ている。
10は前記両本体2,11と導入管98を一体
的に掴持し包被する樹脂モールド体、5はモール
ド体10先側に露出されたトーチ本体2外周部に
螺着されたキヤツプ、1はトーチ本体2先端内周
部に螺着されたノズルである。
次にこれらの各部構成について詳細に説明す
る。
内部本体11は導電材料で形成され、冷却空気
導入管8側に接続されたプラズマアーク発生用の
電源端子より内部本体11先端側に取り付けられ
た電極3にマイナス電圧が印加されるよう構成さ
れている。
そして該内部本体11は軸線上に沿つて電極3
背側にまで達する中心穴16が穿設され、該中心
穴16内に導入管8の管路81を延設して前記導
入管8より導かれた冷却空気が直接電極3背側に
衝突するよう構成する。そして前記衝突した空気
流は管路81外周側を逆流しながら内部本体11
基側に穿設された導孔12よりトーチ本体2側の
通孔21内に導かれる。
又、円筒状空隙13を介してトーチ本体2の絶
縁体2bと対峙する内部本体11外周面上に螺旋
状溝14を形成し、該螺旋状溝14により前記作
動ガス導入管9より円筒空隙13内に導入された
作動ガスを螺旋流に変向させる。
トーチ本体2は中間に絶縁体2bを挟んで一体
に取り付けられた導電性の2つの分割体2a,2
cにより形成され、その下側分割体2aに+電源
端子ケーブル23を接続し、該下側分割体2a先
側に取り付けられたノズル1にパイロツトアーク
発生用の+電圧を印加させるとともに、該下側分
割体2aの先側を段差状に縮径し、該縮径した分
割体2a外周面とキヤツプ5内周面に空気室6を
形成する。
そして該空気室6内に位置し、後記する通孔2
1出口端と対峙する面上に複数の環状フイン22
を設け、該環状フイン22に通孔21軸線方向に
沿つて多数の貫通孔22aを穿設する。
一方トーチ本体2の前記両分割体と絶縁体2b
間には、リング状のエアープール24を形成する
とともに、該エアープールを貫通する如く、前記
環状フイン22と対面する段差部より導孔12に
まで達する通孔21を、軸線方向に沿つて同心状
に多数本穿設する。
ノズル1は前記作動ガスの旋回流が噴出される
中心孔14を穿設するとともに、キヤツプ中心開
口51と対峙するノズル1外周面上にリング状噴
出口4を形成するとともに、該ノズル1外周面上
に多数のローレツト溝15を刻設し、該噴出口4
より噴出する空気流の放出量を制限している。
又キヤツプ5側においては、前記中心開口51
上流側にして前記環状フイン22の下流側の傾斜
面上に、円周方向に沿つて多数の小孔52を穿孔
し、該小孔52の穿設方向を軸線と直交するほぼ
水平方向に向け外方に空気流が導出するよう穿設
するとともに、該小孔52の空気流通過面積を前
記リング状噴出口4の通過面積に比較して相当大
に設定している。
次にかかる実施例に基づく作用を説明する。
先ず、作動ガス導入管9より作動ガスが導入さ
れ、トーチ本体2と内部本体11間の円筒状空隙
13内に形成された螺旋溝14により螺旋流に変
向された後、該螺旋流をノズル1中心孔14より
外部に噴出され、この状態で電極3と被加工板A
間に作業用電圧を又ノズル1と電極3間に所定時
間高周波電圧を夫々印加させる事により、先ずノ
ズル1と電極3間にパイロツトアークが発生し、
その後被加工板Aに向けプラズマアーク柱が生成
される。(パイロツトアークはノズル1と電極3
間に印加されている高周波電圧が切れると消滅す
る。) と同時に前記冷却空気導入管8より内部本体11
内に導入された冷却空気が管路81を通つて先ず
電極3に衝突し、該電極3の冷却を行つた後、管
路81外周より導孔12を通つて通孔21内に入
り込み、トーチ本体2の冷却を行いながら空気室
6内に噴射される。
そして該空気室6内で前記空気流が断熱膨張
し、通孔21内を通過した空気の冷却を図るとと
もに、該冷却した空気流が前記環状フイン22に
衝突し、該空気室6内で撹拌されながらトーチ本
体2とノズル1の冷却を行うとともに、その一部
が貫通孔22a内に導かれてトーチ本体2とノズ
ル1の冷却を更に行いながら空気室6出口側の噴
出口4と小孔51より外部に放出される。
この際、リング状噴出口4より小孔52の通過
面積が相当大である為に、冷却後の空気流のほと
んどが、前記多数の小孔52より放射状に且つ軸
線と直交する外方に向け放出されるとともに、前
記リング状噴出口4より噴出した空気流も、その
外側に位置する多数の小孔52より噴出された空
気流により外側に変向され、中心側の作動ガスに
巻き込まれる恐れがない。
かかる実施例によれば前記本考案の作用効果が
円滑に達成され、
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る半切断断面図、
第2図は第1図に対し90度偏位した部分の中心線
の上側部分のみを示す断面図である。 1……ノズル、2……トーチ本体、4……キヤ
ツプ、141……ノズル中心孔、21……空気通
孔、52……小孔(空気流導出手段)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 作動用ガスを中心孔より噴出するノズルを保
    持するトーチ本体内に穿設した空気通孔出口端
    側に、前記ノズル外周面を包被する如く、先端
    側に中心開口を有するキヤツプを取り付け、該
    キヤツプ中心開口とノズル外周面間にリング状
    噴出口を形成すると共に、該リング状噴出口よ
    り噴出される空気流が末広がり状に拡径される
    拡径手段を、キヤツプ周面上若しくはノズル外
    周面とキヤツプ中心開口間に設けた事を特徴と
    する空冷式プラズマトーチ。 2 前記キヤツプ外周面上に、前記キヤツプ中心
    開口上流側の空気通路と連通する空気流導出路
    を設け、該導出路より導出される第2の空気流
    により、前記リング状噴出孔より噴出される空
    気流が末広がり状に変向可能に構成した請求項
    1記載の空冷式プラズマトーチ。 3 互いに対峙するノズル外周面とキヤツプ中心
    開口間にスカート状に拡径する円錐スリツト状
    の噴出口を形成し、該噴出口より噴出する空気
    流がノズル1外周面に沿つて末広がり状に噴出
    可能に構成した請求項1記載の空冷式プラズマ
    トーチ。
JP15144586U 1986-10-03 1986-10-03 Expired JPH0331509Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15144586U JPH0331509Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15144586U JPH0331509Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6356977U JPS6356977U (ja) 1988-04-16
JPH0331509Y2 true JPH0331509Y2 (ja) 1991-07-04

Family

ID=31068522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15144586U Expired JPH0331509Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0331509Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5364517B2 (ja) * 2009-09-10 2013-12-11 本田技研工業株式会社 プラズマトーチおよびプラズマアーク溶接方法
JP6936441B2 (ja) * 2017-08-10 2021-09-15 秀一 宮原 大気圧プラズマ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6356977U (ja) 1988-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6426479B1 (en) Nozzle system for laser beam cutting
US5856647A (en) Drag cup for plasma arc torch
KR100199782B1 (ko) 물분사 노즐 조립체를 가진 플라즈마 아크토치
KR100259556B1 (ko) 플라스마 아크 토치
US7375303B2 (en) Plasma arc torch having an electrode with internal passages
KR20080005946A (ko) 플라즈마 아크 토치 애플리케이션에서의 개별 가스 젯의생성
US10299363B2 (en) Cooling plasma torch nozzles and related systems and methods
JPS61255767A (ja) プラズマア−クト−チ用コンポ−ネントノズル
JP2529986B2 (ja) キャップを有するア―クト―チおよびプラズマ切断ア―クト―チ
JPS6228084A (ja) プラズマ・ジエツト・ト−チ
JPH0331509Y2 (ja)
US6096992A (en) Low current water injection nozzle and associated method
US6069339A (en) Dual flow nozzle shield for plasma-arc torch
US6011238A (en) Electrode for a plasma torch
US5736708A (en) Plasma torch head with nozzle providing an improved cut and plasma torch including the same
JPH07185823A (ja) プラズマトーチ
JPH0963790A (ja) プラズマトーチのノズル
JPH038873B2 (ja)
JPH08132244A (ja) プラズマアーク切断用トーチ及びプラズマアーク切断方法
JPH0331508Y2 (ja)
US5154354A (en) Device for the production of a protective gas mantle in plasma spraying
JPH1043865A (ja) プラズマトーチ
JPH0522386Y2 (ja)
JP2689310B2 (ja) 切断用プラズマトーチ及びプラズマ切断方法
JP2000326072A (ja) プラズマトーチ、プラズマトーチ用電極及びその製造方法