JPH0331469B2 - - Google Patents

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JPH0331469B2
JPH0331469B2 JP62106314A JP10631487A JPH0331469B2 JP H0331469 B2 JPH0331469 B2 JP H0331469B2 JP 62106314 A JP62106314 A JP 62106314A JP 10631487 A JP10631487 A JP 10631487A JP H0331469 B2 JPH0331469 B2 JP H0331469B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air treatment
liquid
pearlite
treatment agent
perlite
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62106314A
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English (en)
Other versions
JPS63272352A (ja
Inventor
Hideo Muto
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GLOBAL KIKAKU KK
Original Assignee
GLOBAL KIKAKU KK
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Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、液体の消臭液、芳香液、殺菌液等の
空気処理液を固体中に含有させ使い易くした空気
処理剤の製法に関する。
従来の技術と問題点 従来より知られている消臭剤等の空気処理剤の
多くは液状である。
このため使用に当り、空気中にスプレーで噴霧
状にして放散させたり、あるいは紙等に含浸させ
て室内に吊り下げたりしなければならず、不便で
あり、しかも散逸が極めて速く、長期間効果を持
続させることが困難である。
また紙等に含浸させた後乾燥させて固体状とし
て使用しうるものであるが、やはり効果を長期間
維持することは難しい。
そこで本発明は液状の空気処理剤を固体中に含
有させ、取扱いを容易化し、同時に効果を長期間
持続させることができるようにした空気処理剤を
実現させる製法を得ることを目的とするものであ
る。
問題点を解決する手段と作用 本発明は、黒曜石を焼成してなるパーライトを
研摩、破砕等してガラス状表面層の内部を露出さ
せ、この後このパーライトを真空中に置き、さら
に消臭液等の空気処理液中に浸漬して昇圧し、パ
ーライト中に空気処理液を含浸させ、これを空気
処理剤とする空気処理剤の製法である。
すなわち本発明は多孔質体であるパーライトに
空気処理剤を含浸させることを特徴とするもので
ある。
パーライトはこれまで吸水性が全くなく、完全
な独立気泡よりなるものと思われていた。しかし
本発明の発明者は実験により真空含浸法を用いれ
ばパーライトに液体を含浸させることができるこ
とを発見した。すなわちパーライトの各気泡は極
めて微細な間〓により連続していることを見出し
た。そこで本発明はこのパーライトの性質を利用
して完成されたものである。
以下本発明の各工程を詳しく説明する。
はじめに、黒曜石を焼成してなるパーライトの
ガラス状表面層の内部を露出させる。
焼成によりパーライト表面にはガラス状の膜が
表面層として形成され、この表面層は通水性を持
たない。そこでこの表面層をバレル研摩等の研摩
により除去したり、破砕したり、衝撃を加え、表
面層にひび割れを形成してパーライト内部が露出
するようにする。なお本発明で用いるパーライト
は黒曜石を焼成したもとをいい、未焼成パーライ
ト、真珠岩を焼成した軽石状のものを含まない。
次にこのパーライトを真空下に置き、空気処理
液中に浸漬して昇圧し、空気処理液を含浸させ
る。
この工程は真空含浸法そのものであり、市販の
真空含浸装置によつて実施される。さなわち、は
じめにパーライトをタンク中に入れて真空ポンプ
で減圧する。このときの圧力は大略数mmHgとし、
5〜10分間そのまま放置する。次にタンク中に空
気処理液を注入し常圧に戻し、10〜15分放置す
る。このときパーライトが液上に浮上しないよ
う、カゴ等に入れ液中に位置させることはいうま
でもない。
ここで使用する空気処理液は、二価の鉄イオン
を含む液等よりなる脱臭液、香料を含む油等より
なる芳香液、ハツカ油等の殺菌防虫液等の各種の
ものが使用される。
こうして空気処理液を含浸したパーライトは、
そのまま空気処理剤として室内等に放置され、使
用される。
パーライトは既述のように連続気泡体ではある
ものの、各気泡間の間〓は極めて微細であるた
め、空気処理液の放散は非常に遅く、長期間にわ
たり空気処理効果が持続する。
芳香液を含浸させた場合等は、この液分がすべ
て放散すると、有効性は終了する。
二価の鉄イオンを含む液よりなる脱臭液、ハツ
カ油よりなる殺菌防虫液等を含浸させた場合は、
液分が放散し乾燥状態となつても、なおかなり長
期間有効であり乾燥後も空気処理剤として使しう
る。
特に乾燥させた後は取扱いが一層便利になるの
で、これらの空気処理液については、含浸の後、
乾燥工程を付加し、乾燥させた後のものを空気処
理剤として商品化することも可能である。
実施例 以下実施例について述べる。
粒径5〜10mmの黒曜石を焼成したパーライト
(東邦パーライト工業(株)製NO.TC)をバレル研摩
機に入れ、表面層を除去する。次にこのパーライ
トを真空含浸装置((株)大塚製作所製)に入れ、10
mmHg以下に5分間保持し、次にハツカ油を注入
して常圧に戻し、10分間放置する。
こうしてできた空気処理剤(殺菌防虫剤)を植
木鉢に置いたところ、2ケ月以上虫が付くことを
防止することができた。なお、数時間以内にハツ
カ油は蒸発し、以後乾燥状態となつた。
発明の効果 本発明はパーライトに空気処理液を含浸させる
ものであり、パーライトは独立気泡体に近い性質
をもつているので、液体が浸み出すことはなく、
固体として手軽に取扱うことができ、しかも空気
処理液の蒸散は著しく遅いため、長期間効果が持
続する。また乾燥後にも効果が続く空気処理液に
ついては、その乾燥後の効果も長期間持続する。
さらにパーライトは単に水に触れただけでは吸
水性を示さないので、この空気処理剤は水がかか
つても全く支障がなく、取扱上甚だ便利である。
またパーライトはそのまま土質改良剤としても
使用されているものであため、本発明空気処理剤
は、使用後はそのまま地中に埋めることができ、
廃棄も容易である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 黒曜石を焼成してなるパーライトを研摩、破
    砕等して、ガラス状表面層の内部を露出させ、こ
    の後このパーライトを真空下に置き、さらに消臭
    液等の空気処理液中に浸漬して昇圧し、パーライ
    ト中に空気処理液を含浸させ、これを空気処理剤
    とする空気処理剤の製法。 2 パーライト中に空気処理液を含浸させた後、
    これを乾燥させて空気処理剤とする特許請求の範
    囲第1項記載の空気処理剤の製法。
JP62106314A 1987-05-01 1987-05-01 空気処理剤の製法 Granted JPS63272352A (ja)

Priority Applications (1)

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JP62106314A JPS63272352A (ja) 1987-05-01 1987-05-01 空気処理剤の製法

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JPS63272352A JPS63272352A (ja) 1988-11-09
JPH0331469B2 true JPH0331469B2 (ja) 1991-05-07

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JPS63272352A (ja) 1988-11-09

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