JPH0331413Y2 - - Google Patents

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JPH0331413Y2
JPH0331413Y2 JP5349185U JP5349185U JPH0331413Y2 JP H0331413 Y2 JPH0331413 Y2 JP H0331413Y2 JP 5349185 U JP5349185 U JP 5349185U JP 5349185 U JP5349185 U JP 5349185U JP H0331413 Y2 JPH0331413 Y2 JP H0331413Y2
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  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は型ばらし後の鉄系材の選別装置に関
し、詳しくは、回転する複数のマグネツトドラム
をその磁力の大小順に上下方向に配置した選別装
置に関する。これは、鋳造後に例えば冷し金や大
小の廃鉄材を再使用するために回収する分野で利
用されるものである。
〔従来技術〕
鋳造後に型ばらしを行なつて鋳造品を取り出す
際、湯口、湯道や鋳ばりなどが廃材として同時に
取り出される。これらの廃鉄材は再度鋳造に使用
することができるので、一般にはそのほとんどが
回収される。ところで、湯口は廃材といつても大
きい塊であり、キユーポラでの溶解において成分
調整された組成を維持していることが多い一方、
鋳ばりなどは小さい上に砂との接触率が高く多少
の不純物を含んで組成がやや異なつたものとなつ
ている。このような廃材を回収するに当たつて
は、その大きさを選別し、キユーポラに投入する
際には不純度の高い細かい廃材の量的な加減を図
つて、湯の成分組成が変化するのを防止する必要
がある。
ところで、吸気弁や排気弁を開閉するために使
用されるカムシヤフトなどを鋳造した後では、廃
材を回収するときに冷し金やスチールシヨツトな
どの回収も要求される。冷し金はスプリングで付
勢されたタペツトを変位させるカムノーズ部をチ
ル組織とするための急冷部材であり、その形状を
変えることなく再使用される。スチールシヨツト
は重ね合わされたシエルモールドに湯が注入され
たときに生じる型張りを抑えるためのもので、鋳
造箱内でモールドをバツクアツプするために多数
使用される細かい鋼球である。したがつて、冷し
金やスチールシヨツトはキユーポラに投入される
ことがないので、上述した廃材とは別に回収しな
ければならず、また、スチールシヨツトは本質的
にその組成が湯口などとは異なるので、できるだ
けキユーポラに投入されないように配慮する必要
がある。
このように大きさ、重量もしくは組成の異なる
鉄系材を型ばらしにおいてシエル砂内から取り出
すためには、予め湯口や湯道を叩き折り、鋳造品
とそれ以外を分離して鋳造品を取り出し、その残
りを篩などに掛けて廃材や冷し金をシエル砂およ
びスチールシヨツトなどから分別した後、選別し
ながら回収する必要がある。廃材のうち湯口は回
収されるものの中で最も大きく、冷し金は湯口よ
りは軽くていずれもほぼ一律の形状と重量を有
し、湯道や鋳ばりおよび場合によつてはスチール
シヨツトの付着した鋳ばりなどは廃材の中でも最
も小さくて軽い。従来から行なわれている回収作
業は、鋳造品を除く全ての廃材や冷し金などをシ
エル砂と共に篩に掛け、大部分が鉄系材となつた
ものの中から作業者が手作業で選別回収してい
る。また、場合によつては鋳造品を取り出した
後、公知の磁選機を用いて廃鉄材と砂などの非鉄
材とに分別した後、湯口や冷し金をやはり手作業
で取り出している。
さらに、特開昭56−117852号公報に示されてい
るように、鋳物砂、鋳ばり、バツクアツプ用スチ
ールシヨツトの混合物から上り傾斜したベルトコ
ンベアを用いて、スチールシヨツトを転がり落下
させるものも提案されている。しかし、この例に
おいては、複数種の鉄系材(鋳ばり、冷し金、湯
口など)を十分に選別回収することが困難であ
る。
ところで、鋳造作業場は通常粉塵が飛散すると
共に高温雰囲気にあり、作業環境として良い状況
にある訳ではなく、しかもこの種の作業には重労
働が要求されるために、上述した廃材などが自動
的かつ迅速に回収できるようになることが望まれ
る。
〔考案の目的〕
本考案は上述の問題に鑑みなされたもので、そ
の目的は、型ばらし後に再度使用できる鉄系の廃
材や冷し金などを回収するに当り、類似する廃材
や使用目的の異なるものを自動的にかつ迅速に選
別でき、温度が高くて粉塵が飛散するような作業
環境のよくない個所での作業者の手作業労働を解
放することができる型ばらし後の鉄系材の選別装
置を提供することである。
〔考案の構成〕
本考案の型ばらし後の鉄系材の選別装置の特徴
は以下の通りである。鋳造の型ばらし後に鋳砂と
分離された重量の異なる鉄系材が払い出される位
置で回転する複数のマグネツトドラムが、その磁
力の小さい順に上位置から間隔をあけて順次下方
に配置され、各マグネツトドラムの直下には、そ
のマグネツトドラムで吸着し得ない重量の鉄系材
を受け取り搬送すると共に搬送端部でその鉄系材
を払い出す移送コンベアが設けられ、マグネツト
ドラムのリターン側には、ドラムに吸着されてい
る鉄系材を回収する掻き板が設置されていること
である。
〔実施例〕
以下、本考案をその実施例に基づいて詳細に説
明する。第1図は本考案の型ばらし後の鉄系材の
選別装置の全体正面図で、廃材や冷し金などの回
収ラインに設置されている。選別装置は、鉄系材
を搬入する搬入コンベア1の下方に設置されてい
るが、本例では図示しない篩装置により既に大部
分の鋳砂、シエル砂やスチールシヨツトなどが分
離された廃鉄材と冷し金などの鉄系材2が搬入さ
れるようになつている。搬入コンベア1の先端に
おける払出部1aの直下には、鉄系材2とシエル
砂などを最終的に分離する磁選機3が設けられて
いる。この磁選機3は搬入された全ての鉄系材2
を吸着する磁力を有する回転式のマグネツトドラ
ム4、このドラム4に吸着された鉄系材2をドラ
ムの表面から掻き取る掻き板5、掻き落とされた
鉄系材2を移送するベルトコンベア6、およびド
ラム4に吸着されない砂を台車式容器7に案内す
るガイド筒8とを有している。
このような磁選機3におけるベルトコンベア6
の下方に、鉄系材の選別装置9が配置されてい
る。それには、ベルトコンベア6上の鉄系材2が
払い出される位置で回転する第1のマグネツトド
ラム10Aが設置され、その下方に磁力の小さい
第2のマグネツトドラム10Bが間隔をあけて配
置されている。これらのドラム10は2つに限る
ことなく、選別される鉄系材2の種類が多くなれ
ばそれだけ多く採用され、多段状に配置される。
なお、ドラム10は永久磁石でもよいが、電磁石
としておけば、その磁力を変えることにより回収
する鉄系材2の選別重量を適宜変更することがで
きる利点がある。
このような各マグネツトドラム10の直下に
は、そのマグネツトドラムで吸着し得ない重量の
鉄系材2を受け取り搬送すると共に、搬送端部1
1aでその鉄系材2を払い出す移送コンベア11
A,11Bが設けられ、各マグネツトドラム10
のリターン側には、ドラムに吸着されている鉄系
材2を回収する掻き板12A,12Bが設置され
ている。その掻き板12が上部に取り付けられた
ガイド筒14A,14Bは、掻き取られた鉄系材
2を台車容器13A,13Bに案内するものであ
る。なお、ベルトコンベア6および移送コンベア
11Aの払出部6aおよび搬送端部11aの下に
は各マグネツトドラム10の表面に接触する程度
に垂れ下がつたスクリーン15が設けられ、マグ
ネツトドラム10の回転を阻害することなく、ド
ラムの回転に逆らつて鉄系材2が選別装置9から
逸脱するのが防止されている。ちなみに、本例で
はベルトコンベア6と移送コンベア11が雛壇式
に配置されているので、マグネツトドラム4は矢
印16で示す方向に、マグネツトドラム10は矢
印17で示す方向に回転するようになつている。
しかし、コンベア類がジグザグに配置される場合
には、本考案の趣旨に沿つた形で所望の作動が得
られるような回転方向を適宜選定すればよい。
このような実施例によれば、次のようにして大
きさや重量の異なる鉄系材2を順次選別して自動
的に回収することができる。まず、篩に掛けられ
大部分の鋳砂、シエル砂とスチールシヨツトが除
去された鉄系材2を、搬入コンベア1により搬入
する。この鉄系材は種々の形状をしており、ま
た、強く付着した砂や鋳ばりに絡まつたスチール
シヨツトを伴つて搬入されることが多い。その搬
送の間に鉄系材相互の衝突などにより鉄系材から
シエル砂などが剥離したりする。したがつて、搬
入コンベア1の先端の払出部1aからは鉄系材2
だけでなく、分離した非鉄材も払い出され、その
払出部1aの直下に設けられた磁選機3に落とさ
れる。マグネツトドラム4は極めて磁力が強く設
定されていて、全ての鉄系材2が吸着される。し
かし、非鉄材であるシエル砂18などは吸着され
ないので、それは直ちにドラム表面から離れて落
下する。その砂18はガイド筒8により所定外の
飛散が防止され、床19上に停止している台車容
器7に投入される。一方、マグネツトドラム4は
時計方向に回転し、鉄系材2はリターン側へ移動
される。そこには掻き板5が設けられているの
で、吸着されている全ての鉄系材2がベルトコン
ベア6上に掻き落とされる。
このようにして非鉄材が分離された鉄系材2は
選別装置9に供給される。ベルトコンベア6の払
出部6aに到達した鉄系材2は、第1のマグネツ
トドラム10A上に払い出される。このドラムは
鉄系材2の中に含まれている最も軽くて細かい鋳
ばりや若干のスチールシヨツトなどを含む所謂小
ジヤミ2aを吸着する程度の磁力に設定されてい
るので、そのようなものだけがドラム10Aと共
に回転し、他の重い冷し金2bや湯口2cは直ち
に移送コンベア11A上に落とされる。ドラム1
0Aに付着したものは、ドラムのリターン側で掻
き板12Aにより掻き落とされ、ガイド筒14A
で飛散が防止され、台車容器13Aに投入され
る。第2のマグネツトドラム10Bにおいては、
例えば300g程度の吸着力を発揮する磁力に設定
されているので、その磁力で吸着できる冷し金2
bと吸着し得ない例えば800g程度の湯口2cと
が、第2のマグネツトドラム10Bにおいて、上
述と同様に選別される。移送コンベア11Bによ
り搬送される鉄系材2は、結果的には最も重量の
大きい湯口2cのみとなる。
このようにして、鉄系材2は磁力の相違により
それぞれ似通つたもののみが、集められて回収さ
れる。そして、台車容器13Aにおいては不純物
を比較的多く含む細かい鉄系材2aが搭載され、
キユーポラに投入される際には、湯の成分組成を
損なわない程度に投入量が加減される。台車容器
13Bにおいては冷し金2bばかりが回収されて
いるので、直ちに型組場に運ばれ、シエルモール
ド内に組み込むために保管される。台車容器20
内の湯口2cは大きくて鋳造中にその成分組成が
ほとんど変化していないので、キユーポラに直ち
に投入される。上述した選別は人手に頼らず自動
的に行なわれるので、鉄系材の温度が高い状態に
おいても可能であり、湯口などにおいては若干の
熱回収もなされる。なお、各台車容器内に所望外
の鉄系材が混入することがあつても、その量は比
較的少なく爾後的に取り出すにしても手間を要す
る程ではなく、また、苛酷な環境の下での重労働
が要求されることもない。なお、上述の説明にお
ける冷し金は、鋳造方案上必要に応じて用いられ
るものであり、本考案における鉄系材としての対
象例の一例に過ぎないものである。
〔考案の効果〕
本考案は以上の実施例の説明から判るように、
複数のマグネツトドラムを、その磁力の小さい順
に上から間隔をあけて順次下方に配置し、各マグ
ネツトドラムの直下にマグネツトドラムで吸着し
得ない重量の鉄系材を受け取りかつ払い出す移送
コンベアを設け、マグネツトドラムのリターン側
にドラムに吸着されている鉄系材を回収する掻き
板を設置したので、型ばらし後の鉄系の大小の廃
材や冷し金などを回収することができる。しか
も、その回収に当り類似する廃材や使用目的の異
なるものを、自動的にかつ迅速に選別できるの
で、以後の処理が極めて簡便となる。また、温度
が高くて粉塵が飛散する環境の良くない個所での
作業者の手作業を解放することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の型ばらし後の鉄系材の選別装
置の一実施例正面図である。 2……鉄系材、10,10A,10B……マグ
ネツトドラム、11a……搬送端部、11,11
A,11B……移送コンベア、12,12A,1
2B……掻き板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 鋳造の型ばらし後に鋳砂と分離された重量の異
    なる鉄系材が払い出される位置で回転する複数の
    マグネツトドラムが、その磁力の小さい順に上位
    置から間隔をあけて順次下方に配置され、 上記各マグネツトドラムの直下には、そのマグ
    ネツトドラムで吸着し得ない重量の鉄系材を受け
    取り搬送すると共に、搬送端部でその鉄系材を払
    い出す移送コンベアが設けられ、 前記マグネツトドラムのリターン側には、ドラ
    ムに吸着されている鉄系材を回収する掻き板が設
    置されていることを特徴とする型ばらし後の鉄系
    材の選別装置。
JP5349185U 1985-04-10 1985-04-10 Expired JPH0331413Y2 (ja)

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