JPH0331385B2 - - Google Patents

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JPH0331385B2
JPH0331385B2 JP58107980A JP10798083A JPH0331385B2 JP H0331385 B2 JPH0331385 B2 JP H0331385B2 JP 58107980 A JP58107980 A JP 58107980A JP 10798083 A JP10798083 A JP 10798083A JP H0331385 B2 JPH0331385 B2 JP H0331385B2
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diluent
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ise
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/483Physical analysis of biological material
    • G01N33/487Physical analysis of biological material of liquid biological material
    • G01N33/493Physical analysis of biological material of liquid biological material urine
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Description

【発明の詳細な説明】
発明の分野 本発明は、イオン含有液の電解質の分析に有用
な、既知イオン強度を有する稀釈液に関する。 従来技術 尿試料を電解質について分析する際に分析を複
雑にする共通の問題は試料のイオン強度が広範囲
に及ぶことである。すなわち、イオン強度は患者
の健康状態に応じて約50mMから約400mMまで
変動し得る。このような広範囲では、活量係数及
びイオン選択性電極間における液間電位差が変動
するため、誤差を生じやすい。 従つて、通常は、イオン強度範囲を狭めるため
に、既知のイオン強度を有する希釈液が尿試料に
添加されている。たとえば、尿1部にイオン強度
150mMの稀釈液4を加えると、50〜400mMの全
期範囲は狭められる。混合物の1/5だけが尿であ
るので、尿試料からのイオン強度の寄与は10〜80
mMであろう。稀釈液の150mMの寄与を加える
とイオン強度の範囲は160〜230mMになる。これ
は、はるかに許容可能且つ実行可能な範囲であ
る。 もう1つの共通の問題は、尿のようなある種の
生物学的液体において特に、NH4 +の存在であ
る。これは患者の病状または試料の老化によるも
のである。アンモニウム陽イオンは多くの分析に
関してよく知られた妨害物である。この問題を回
避するためにアンモニウムイオンをアンモニアを
変換するのに充分大きいpKaを有する稀釈液を使
用することは知られている。従つて、アンモニウ
ムイオンが妨害物の可能性があるならば、構造式
(HO−CH23C−N+H3Z-(式中、Zは酸陰イオン
である)を有するトリス緩衝剤のような稀釈液
は、pKaが9.3またはそれ以下なので望ましくな
いと考えられている。 pKaが充分に高かつたとしても、通常の稀釈液
にはまだ問題がある。最近の進歩により、1対の
使い捨てイオン選択性電極(以下本明細書中にお
いて「ISE′s」と称する)を用いて血清の電位差
測定をするための改良方法が生まれた。これらの
ISE′sはたとえば米国特許第4035381号及び同第
4214968号に記載されている。このようなISE′sは
塩及び親水性ポリマー結合剤の核ポリマー及び該
塩用溶媒中溶液の残渣を含んでなる乾燥した内部
参照電極から成る。ISEの参照電極に接触して、
キヤリアー溶媒中にイオンキヤリアー(すなわ
ち、イオノフオア)及び疎水性結合剤を含んでな
る疎水性のイオン選択性膜がある。このような2
つのISE′sを患者試料及び既知濃度の問題のイオ
ンを含む対照液と共に用いて差の測定がなされ
る。これら及び類似ISE′sを用いて尿のような液
体を分析する場合には、前述したような陽イオン
稀釈液が存在すると妨害物の電位が生じる。いく
つかのISE′s、特にNa+分析用のISE′sのいくつか
は、いくつかの妨害物の検出防止に必ずしも充分
に選択的ではないイオノフオアを用いている。そ
の結果、従来の多くの稀釈液の陽イオンはNa+
析において妨害物として作用しやすい。妨害は、
検量線(ミリボルト対分析物濃度のlog)の勾配
において、勾配がネルンスト利用勾配(60ミリボ
ルト/デイケイド)に比べて減少するという形で
現われる。勾配の減少は、主として低イオン濃度
において、検量線の直線性が失われることによつ
て惹起される。勾配が55またはそれ以下に減少す
ると、低イオン濃度における誤差は、分析が許容
され得ないほど大きくなる。たとえば、Anal.
Chem.第38巻、1951〜1954ページ(1966年)に記
載されている稀釈液、すなわちジエチルアミン酢
酸塩は、前記ISE′sを用いた液体の分析に使用し
た場合、55未満の勾配を生じる。 発明の概要 本発明の目的は、Na+に対して妨害物として作
用しないと同時にアンモニウムによる妨害を低減
せしめる、たとえば尿電解質の分析に有用な、既
知イオン強度を有する稀釈液を提供することにあ
る。 この目的は、()pKaが約9.3またはそれ以上
であり且つ()炭素数1〜5のヒドロキシアル
キル基がアミンの窒素原子に結合しており、該ヒ
ドロキシの酸素−炭素結合が窒素原子から2結合
より遠くには離れていない水溶性プロトン化有機
アミンの酸陰イオン塩から選ばれた化合物を活性
成分とする、イオン含有液のイオン強度範囲を狭
めるための稀釈液を提供することによつて達成さ
れる。 このような稀釈液は尿と混合した場合に特に有
用である。 この稀釈液によれば、水溶液中のイオン電解質
濃度を比較的狭範囲で電位差測定する方法が提供
される。この方法は次の5工程から成る: () 水溶液を、既知濃度の前記プロトン化アミ
ンとこれに付加した酸陰イオンを含む稀釈液と
混合し; () 得られた混合物を、イオン電解質に選択的
な第1の電極と接触させ; () 前記工程()の間、前または後に、既知
濃度の電解質を含む対照液を第2の電極と接触
させ; () 前記2種の液体を互いにイオン接触させて
該液体間の電気的不均衡を検知させ;そして () 第1の電極と第2の電極の間の電位差を測
定する。 本発明を、米国特許第4053381号または同第
4214968号に記載されたISE′sを用いた尿中Na+
電位差測定に関して記載する。さらに、本発明の
稀釈液は、前述の電極及び他種の電極、特に陽イ
オンによる妨害に敏感な電極を用いてK+のよう
な他のイオンを電位差測定する場合にも有用であ
る。さらにまた、これらの稀釈液は、イオンを含
有する他の生物学的及び工業的液体、たとえば、
汗及び廃水の分析にも有用である。 本発明は供試のイオン含有液のイオン強度範囲
を狭める稀釈液に関する。このため、希釈剤は主
としてプロトン化化合物を含んでなる。プロトン
化化合物は有機アミン塩である。このアミンは水
溶性であるので、稀釈液は尿のような水性液体の
場合に有用である。 さらに詳細に述べれば、いくつかのプロトン化
された水溶性有機アミンアルコールが稀釈液中で
有用であつて有意な妨害を起こさず、そのアミン
はpKaが9.3またはそれ以上、最も好ましくは少
なくとも9.8であり、アミンの窒素に結合した置
換基は記載した通りである。このようなアミンな
らばいずれも有用である。本明細書中で使用した
「有意には妨害しない」とか「有意な妨害を起こ
さない」とは、妨害がたとえあつたとしても検量
線を描いた時、その検量線の全勾配が約55〜65ミ
リボルト/デイケイド(decade)、すなわち、60
mV/デイケイドのネルンスト勾配と矛盾しない
範囲から外れることがないことを意味する。 特に好ましいのは下記式()を有するアミン
塩である: 〔式中、R1はメチル、エチル、プロピル、i−
プロピル、ブチル及びt−ブチルのような炭素数
1〜5のアルキルであり;R2はメチレン、エチ
レン、プロピレン、i−プロピレン及びブチレン
のような好ましくは炭素数1〜5のアルキレンで
あり、該ヒドロキシの酸素−炭素結合は窒素原子
から2結合より遠くには離れておらず;mは0.1
または2であり;nは(3−m)であり;そして
Zは酸陰イオン、たとえば、酢酸、塩化物または
硝酸イオンである〕。陽イオン電荷及び酸陰イオ
ンは、溶液の所望のPHに達するまで適当な酸でア
ミンを中和することによつて得られる。アミン
は、PHが10.0またはそれ以上、最も好ましくは
10.3となるように充分な酸を加えた場合にプロト
ン化される。 希釈液の有用な塩としては表に記載したもの
が挙げられる。 表 2−(ジエチルアミノ)−1−エチルアルコール酢
酸塩; 2−アミノ−1−エチルアルコール酢酸塩; 2−エチルアミノ−1−エチルアルコール酢酸
塩; 2−イソプロピルアミノ−1−エチルアルコール
酢酸塩; 1−(ジエチルアミノ)−2−プロピルアルコール
酢酸塩; 及び 1−(ジエチルアミノ)−2−メチル−1−プロピ
ルアルコール酢酸塩。 これらのうち特に好ましいのは、2−(ジエチ
ルアミノ)−1−エチルアルコール、2−アミノ
−1−エチルアルコール及び2−エチルアミノ−
1−エチルアルコールである。酸陰イオンが他の
酸から選ばれる以外は前述と同様な塩も有用であ
る。2個またはそれ以上の前述の塩の混合物もま
た有用である。 前にR1及びR2によつて定義した化合物の範囲
に入るアミンアルコールが全て水溶性というわけ
ではないので、それらは全てが有用なのではな
い。たとえば、2−(ジブチルアミノ)−1−エチ
ルアルコールは水溶性ではない。R′の1つが炭
素数がたとえば5の長鎖アルキルである場合、ア
ミンアルコールが水溶性であるためには他の
R′は炭素数が4より充分に少ないように選ばれ
なければならない。 前述のアミンアルコールは公知化合物としても
容易に入手できるし、常法に従つて合成すること
もできる。 稀釈液は補助成分を含むことができる。稀釈液
に特定の固有粘度を与えるために、キヤノン・イ
ンストルメント社(Cannon Instrument Co.)
から入手され得る商標名「キヤノン・マニング・
セミミクロ・ビスコメーターNo.75(Cannon
Manning Semimicro ViscometerNo.75)」のよう
な粘度計で25℃において測定した時に溶液の粘度
が約1.3センチポアズ〜約1.9センチポアズとなる
までポリビニルピロリドンまたはポリビニルアル
コールのような水溶性ポリマーを充分に加えるこ
とができる。Ca2+及びMg2+イオンが少なくとも
PH10.0で析出しないようにそれらと鎖体をつくら
せるために、(エチレンジニトリロ)テトラ酢酸
(以下、「EDTA」と称する)を加えることがで
きる。 稀釈液のアミン塩の濃度は、稀釈液が供試水性
液のイオン範囲を所望の値まで狭めるような濃度
である。塩の実際の量は測定すべき液体及び稀釈
後に検知され得るであろうイオンの範囲に応じて
変動する。最も好ましくは、希釈液の添加後、試
験液のイオン強度の範囲は150mM〜250mMであ
る。 ある稀釈溶液が満足な濃度を有するかどうか決
定するのに有用な試験は次の通りである:2つの
生理的塩溶液を調製し、一方の全イオン強度を
130mM、他方の全イオン強度を410mMとする
〔全イオン強度はΣCi×Zi 2(Ciはイオン濃度であ
り、Ziはイオンの電荷である)の合計の1/2に等
しいという関係を利用する〕。希釈溶液4部を2
つの溶液各々1部に加え、こうして得られた2つ
の混合液の全イオン強度をチエツクする。2つの
混合液において全イオン強度が150mM〜250mM
の範囲内ならば、稀釈溶液の濃度は満足なもので
ある。 尿の場合、好ましくはあらかじめ決められるア
ミン塩の濃度は稀釈液のイオン強度が150mMと
なるような濃度である。75〜85mMの酢酸でプロ
トン化された2−(ジエチルアミノ)−1−エチル
アルコール(以下、「DEAE」と称する)を用い
る場合、水1あたりDEAEは約0.52モル必要で
ある。然る後に、この稀釈液4部を尿1部に用い
て、ヒト患者の尿イオン強度を150mM〜250mM
の範囲に狭める。 前記範囲150mM〜250mMは、前述したISE′s
のイオン活量係数がその範囲内では比較的一定で
あるために好ましい。この範囲がたとえば濃度
0.42Mの稀釈溶液をもつと多量に加えることによ
つて、または0.52Mより濃い濃度の稀釈溶液をも
つと少量で加えることによつても達成できること
は容易に理解されよう。しかしながら、稀釈液の
塩は0.52Mよりもかなり濃い濃度、たとえば、
1.5Mで加えると、検量線の勾配によつて示され
るような妨害が起こることがわかつている。ま
た、(原濃度が低い)稀釈溶液をあまり多量に加
えると、検出すべき試験液のイオンがISEの検出
限界の下限よりも減少する可能性がある。 試験液が尿以外のものでもある場合、150mM
〜250mMの範囲を達成するために添加すべき稀
釈液の量は、その試験液のイオン強度の予想限界
を確認し、それに応じて稀釈液を添加することに
よつて容易に決定される。 尿電解質の分析は好ましくは、たとえばNa+
選択性を有する2つの同一のISE′sを併用し、患
者から得た稀釈尿試料をその一方と接触させ、既
知濃度のNa+を含む対照液をその他方と接触させ
る。より詳細には、このようなISEの有効な例
は、銀層、塩化銀層、脱イオンゼラチン結合剤中
NaCl層ならびにカルボキシル化ポリ塩化ビニル
中メチルモネジ(methyl monesin、Na+イオノ
フオア及びビス(2−エチルヘキシル)セバケー
ト(キヤリアー溶媒)の層を積層して含んでなる
Na+臨床化学スライドである。この分析の間、2
つの液はイオンブリツジ、たとえば、ペーパーブ
リツジの上または中で互いにイオン接触せしめら
れ、電位差計が2つの電極に接触して配置され
て、対照液に比較して患者試料中のイオン分析物
の異なる活性によつて生ずる電気的不均衡が検知
される。たとえば、米国特許第4053381号記載の
手法を参照されたい。 溶媒として水を用いて調製した本発明の稀釈液
は、被験水性試料と混合した場合、前段落に述べ
たISE′sを用いて得られるNa+についての検量線
は、約55〜約65ミリボルト/Na+濃度のデイケイ
ドの勾配を保持する。この検量線は、これらの
ISE′sを用いた電位差測定の実施に本発明の稀釈
液を用いると有意な妨害が起こらないことを決定
的に示している。 本発明によつて妨害が低減されるメカニズムは
完全にはかつていない。しかしながら、ヒドロキ
シル基が窒素原子からあまり遠すぎると、すなわ
ち、窒素原子から2結合よりも遠く離れた炭素原
子に結合していると、稀釈液によつて有意な妨害
が生じる。 実施例 以下の実施例はさらに本発明を説明するもので
ある。 各例において、試験の電極は前述の米国特許第
4214968号に記載されているNa+臨床化学スライ
ドである。これらはイーストマン・コダツク社
(Eastman Kodak Co.)から商標名「コダツ
ク・エクタケム(Kodak EKTACHEM)として
入手可能である。これらのスライドは前述した1
対のISE′sを含む。 例 1 DEAEの使用 脱イオン水数百mlにDEAE0.52モル及び
EDTA2.92gを加え、溶解するまで撹拌した。さ
らに水を加えて溶液の容量を約800mlとし、ここ
で、酢酸75〜85ミリモルを加えてPHを10.5に調整
した。次いで、溶液を水で1まで稀釈した。60
mM及び225mMのNaClを含む2つの試験溶液の
各1部にこの溶液4部を各々加えた。然る後に、
検量線をつくり、勾配値を調べた。 比較例として、DEAEの代わりに以下のアミン
0.52Mを用いる以外は前述と同様にして、同様な
稀釈液を得た:
【表】 全ての場合に、調整した稀釈液のPHは10.5であ
つた。 表は、予測勾配(すなわち、ネルンスト勾
配)及び前述のようにして調製した稀釈試験溶液
から得られた実測勾配を示している。稀釈試験溶
液を一方のISE対と接触させ、対照液を他方の
ISE対と接触させた。(対照液は2M KClと5.0
g/ポリビニルピロリドンを含んでいた。)
【表】 このように、これらのうち、DEAEのみが有意
な妨害を示さなかつた。すなわち、デイケードあ
たり約55mV〜約65mVの勾配を示した。 例 2及び3 他の稀釈液 例1と同様にして酢酸で中和した表のアミン
0.52MをDEAEの代わりに稀釈液中に用いた以外
は例1の手法を繰り返した。稀釈液はさらに8m
MのEDTA及び5g/のポリビニルピロリド
ンを含んでいた。比較例4はヒドロキシ基が窒素
原子から2結合より遠く離れたアミンを含んでい
た。
【表】 1−プロピ
ルアルコー
ル酢酸塩
【表】 チルアルコ
ール
比較例4の結果は、ヒドロキシ基の酸素−炭素
結合が窒素原子から2結合より遠くには離れてい
ないことが重要であることを証明した。勾配52.8
は許容され得ない。 例 4〜8 シミユレートされた尿稀釈液 尿との使用をシミユレートするために以下の塩
の試験液を調製した。
【表】 試験液2は全イオン強度が低い尿をシミユレー
トし、試験液5は全イオン強度が極めて高い尿を
シミユレートした。これらは例1の手法に従つて
DEAE含有稀釈液で稀釈し、例1と同様にして
Na+について測定した。稀釈工程後、これらの溶
液の全イオンは強度は176mM(試験液2)〜232
mM(試験液5)であり、充分に前述の望ましい
範囲内であつた。対照液はDEAE稀釈液中に調製
された2M KClであつた。結果を表に示す。予
測分析物濃度、偏り及び偏り%も合わせて記載す
る。偏りは予測値と測定値との差であり、測定値
の誤差を表わす。
【表】 精度(正確度及び精密度)に関する限り、±5
%以内は許容可能とみなされ、これらの全例は稀
釈液によつて満足な性能を示した。これは、極端
なイオン強度値を有する試験液2及び5を含む例
5及び8について特に注目すべきことである。 例 9 尿での試験 合成生理的塩溶液の代わりに異なる15人の患者
から得た実際の尿試料を用いて、例4の手法を繰
り返した。例4の手法を行なつた後のNa+濃度
を、コーニング・グラス・ウオークス(Corning
glass Works)の1部門であるコーニング・メデ
イカル・アンド・サイエンテイフイツク
(Corning Medical&Scientific)製のフレーム光
度計で得られた値と対比して調べた。ISENa+
度をフレーム光度計値に対してプロツトすると、
相関は、勾配1.1±0.02(平均偏り−2.5%)及びプ
ロツトからの標準誤差(Sy.x)4.04mMを示し
た。このように、DEAE稀釈液は、前記
Na+ISE′sを用いたNa+分析のために尿を稀釈す
るのに使用した場合、充分な性能を示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ()pKaが約9.3またはそれ以上であり且
    つ()炭素数1〜5のヒドロキシアルキル基が
    アミンの窒素原子に結合しており、該ヒドロキシ
    の酸素−炭素結合が窒素原子から2結合より遠く
    には離れていない水溶性プロトン化有機アミンの
    酸陰イオン塩から選ばれた化合物を活性成分とし
    て含んでなる、イオン含有液のイオン強度範囲を
    狭めるための稀釈液。
JP58107980A 1982-06-17 1983-06-17 液体の電位差測定用稀釈液 Granted JPS597256A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US389515 1982-06-17
US06/389,515 US4416735A (en) 1982-06-17 1982-06-17 Diluent and method for potentiometric assay of liquids

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS597256A JPS597256A (ja) 1984-01-14
JPH0331385B2 true JPH0331385B2 (ja) 1991-05-02

Family

ID=23538577

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58107980A Granted JPS597256A (ja) 1982-06-17 1983-06-17 液体の電位差測定用稀釈液

Country Status (3)

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US (1) US4416735A (ja)
JP (1) JPS597256A (ja)
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Also Published As

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US4416735A (en) 1983-11-22
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