JPH0627723B2 - 電極法による血液または尿の電解質測定方法 - Google Patents
電極法による血液または尿の電解質測定方法Info
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- JPH0627723B2 JPH0627723B2 JP61003800A JP380086A JPH0627723B2 JP H0627723 B2 JPH0627723 B2 JP H0627723B2 JP 61003800 A JP61003800 A JP 61003800A JP 380086 A JP380086 A JP 380086A JP H0627723 B2 JPH0627723 B2 JP H0627723B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は血液と尿を共に測定対象とすることのできる電
極法による電解質測定方法に関するものである。
極法による電解質測定方法に関するものである。
電極法で血液または尿の電解質の濃度を測定する場合、
その測定範囲が、血液では、 Na+濃度 100〜200m mol/ K+濃度 1.0〜10.0m mol/ C−濃度 80〜200m mol/ 程度であるのに対し、尿は、 Na+濃度 2〜300m mol/ K+濃度 1〜150m mol/ C−濃度 2〜300m mol/ 程度となり、血液の測定範囲に比して尿の測定範囲はか
なり広い。これは、血液では非常にせまい範囲で電解質
代謝が行われ、少しの変動でもそれが生理的な活性を示
すのに対して、尿においては塩分や水分の摂取量がその
まま排泄量に反映されるため電解質の濃度が大きく変動
することによるものである。
その測定範囲が、血液では、 Na+濃度 100〜200m mol/ K+濃度 1.0〜10.0m mol/ C−濃度 80〜200m mol/ 程度であるのに対し、尿は、 Na+濃度 2〜300m mol/ K+濃度 1〜150m mol/ C−濃度 2〜300m mol/ 程度となり、血液の測定範囲に比して尿の測定範囲はか
なり広い。これは、血液では非常にせまい範囲で電解質
代謝が行われ、少しの変動でもそれが生理的な活性を示
すのに対して、尿においては塩分や水分の摂取量がその
まま排泄量に反映されるため電解質の濃度が大きく変動
することによるものである。
したがって、電極法による電解質測定装置で血液と尿と
を測定対象とする場合、校正液(Low標準液、High標準
液)を血液用と尿用とに分けて準備し、血液用の校正液
は血液の測定範囲で校正点を定めることで、血液測定の
精度を維持向上させる一方、尿用の校正液は校正点を広
く取って広範囲での測定を可能にしている。この場合、
たとえば次の2種の校正液が使用されている。
を測定対象とする場合、校正液(Low標準液、High標準
液)を血液用と尿用とに分けて準備し、血液用の校正液
は血液の測定範囲で校正点を定めることで、血液測定の
精度を維持向上させる一方、尿用の校正液は校正点を広
く取って広範囲での測定を可能にしている。この場合、
たとえば次の2種の校正液が使用されている。
血液用校正液 Low High Na+ 120m mol/ 160m mol/ K+ 4.0m mol/ 6.0m mol/ C− 100m mol/ 140m mol/ 尿用校正液 Low High Na+ 80m mol/ 200m mol/ K+ 40m mol/ 7m mol/ C− 80m mol/ 200m mol/ また、校正液の校正点を広く取って、測定対象が血液の
場合も、尿の場合も同じ校正液を使用して、一点校正を
行いながら測定することも知られている。この測定方法
における校正液としては、たとえば、 Low High Na+ 130m mol/ 60m mol/ K+ 4m mol/ 20m mol/ C− 116m mol/ 71m mol/ が使用されている。
場合も、尿の場合も同じ校正液を使用して、一点校正を
行いながら測定することも知られている。この測定方法
における校正液としては、たとえば、 Low High Na+ 130m mol/ 60m mol/ K+ 4m mol/ 20m mol/ C− 116m mol/ 71m mol/ が使用されている。
なお、イオン電極法による電解質の測定では、その活量
を測定するから、活量を正確に測定するためには、イオ
ン強度が一定であることが必要である。また、イオン電
極自体がpHの影響を受ける場合もある。
を測定するから、活量を正確に測定するためには、イオ
ン強度が一定であることが必要である。また、イオン電
極自体がpHの影響を受ける場合もある。
したがって、血液または尿の測定において、血液はイオ
ン強度がほぼ一定であり、かつpHも7〜9の範囲にある
から、そのまま測定しても問題は生じない。
ン強度がほぼ一定であり、かつpHも7〜9の範囲にある
から、そのまま測定しても問題は生じない。
しかし、尿はイオン強度のばらつきが甚だしく、しかも
pHも4〜6と非常に低いため、酢酸マグネシウムその他
の支持塩やトリス−ほう酸系などのバッファを含んだ希
釈液で希釈して、イオン強度をほぼ一定にし、かつpHを
調整してから測定するのが通常である。
pHも4〜6と非常に低いため、酢酸マグネシウムその他
の支持塩やトリス−ほう酸系などのバッファを含んだ希
釈液で希釈して、イオン強度をほぼ一定にし、かつpHを
調整してから測定するのが通常である。
上記従来の測定方法において、校正液を血液と尿のそれ
ぞれに対して専用のものを使用する場合には、血液と尿
のそれぞれに高い測定精度を維持することができる。し
かし、2種類の校正液を準備することが必要であり、か
つ測定対象を、たとえば血液から尿に代えた場合は、同
時に校正液を代えることが必要になり、イオン電極の測
定装置に血液用と尿用の切換弁やそれぞれに対応させた
ラインを設けることなどが必要になって、測定装置が大
型化してコスト高になったり、その操作が繁雑で手間が
かかるなどの問題がある。
ぞれに対して専用のものを使用する場合には、血液と尿
のそれぞれに高い測定精度を維持することができる。し
かし、2種類の校正液を準備することが必要であり、か
つ測定対象を、たとえば血液から尿に代えた場合は、同
時に校正液を代えることが必要になり、イオン電極の測
定装置に血液用と尿用の切換弁やそれぞれに対応させた
ラインを設けることなどが必要になって、測定装置が大
型化してコスト高になったり、その操作が繁雑で手間が
かかるなどの問題がある。
これに対して、血液と尿の両方に対して同じ校正液を使
用する測定方法では、測定対象によって校正液を選択す
ることが不必要で、校正液の準備が容易であり、測定装
置の構造を簡易化できる。しかし、校正液の校正点を、
尿の測定範囲をも対象として広く設定していることか
ら、血液の測定精度が低下し、かつ尿測定においても、
低濃度と高濃度の領域で直線性がなくなるなど、測定精
度の面で不安定になる問題が生じる。
用する測定方法では、測定対象によって校正液を選択す
ることが不必要で、校正液の準備が容易であり、測定装
置の構造を簡易化できる。しかし、校正液の校正点を、
尿の測定範囲をも対象として広く設定していることか
ら、血液の測定精度が低下し、かつ尿測定においても、
低濃度と高濃度の領域で直線性がなくなるなど、測定精
度の面で不安定になる問題が生じる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされ、一種類の校
正液で血液または尿のいずれをも精度よく測定しうるイ
オン電極法による血液または尿の電解質測定方法を提供
することを目的とする。
正液で血液または尿のいずれをも精度よく測定しうるイ
オン電極法による血液または尿の電解質測定方法を提供
することを目的とする。
本発明の電極法による血液または尿の電解質測定方法
は、血液は、全血、血漿、血清のいずれも希釈せずにそ
のままを検体となす一方、尿は、測定対象となるNa+,
K+,C−の各イオンの塩を含み、かつバッファを添
加した希釈液で希釈されて、その濃度が血液の測定範囲
と同程度とされたものを検体となし、血液用の校正液を
血液と尿のいずれの測定に対しても使用することを特徴
としている。
は、血液は、全血、血漿、血清のいずれも希釈せずにそ
のままを検体となす一方、尿は、測定対象となるNa+,
K+,C−の各イオンの塩を含み、かつバッファを添
加した希釈液で希釈されて、その濃度が血液の測定範囲
と同程度とされたものを検体となし、血液用の校正液を
血液と尿のいずれの測定に対しても使用することを特徴
としている。
ちなみに、上記本発明の方法で尿の希釈液に添加するNa
+,K+,C−イオンの濃度範囲としては、 Na+ 50〜150m mol/ K+ 0〜4.0m mol/ C− 50〜150m mol/ 程度が好ましい。しかしイオン強度や実測値の中心値を
考慮すれば、Na+,C−の濃度は100mmol/前後
に、K+の濃度は、1m mol/以下のように少なく
することがより好ましい。
+,K+,C−イオンの濃度範囲としては、 Na+ 50〜150m mol/ K+ 0〜4.0m mol/ C− 50〜150m mol/ 程度が好ましい。しかしイオン強度や実測値の中心値を
考慮すれば、Na+,C−の濃度は100mmol/前後
に、K+の濃度は、1m mol/以下のように少なく
することがより好ましい。
また、バッファとしてはトリス−ほう酸系などのトリス
バッファがあるが、適宜、公知のバッファを使用するこ
とができる。なお、希釈液には、公知の酢酸マグネシウ
ムなどの支持塩を添加することも可能である。
バッファがあるが、適宜、公知のバッファを使用するこ
とができる。なお、希釈液には、公知の酢酸マグネシウ
ムなどの支持塩を添加することも可能である。
上述のような希釈液による尿の希釈倍率は、6〜11倍程
度が好ましく、概ね、血液の測定範囲と同程度の濃度に
することができる。なお、希釈倍率をより小さく、また
はより大きくすることも可能であって、大きくする場合
は、21倍、31倍にすることもできる。しかし、希釈によ
る誤差の発生などを考慮に入れると、前記6〜11倍程度
が適当であろう。
度が好ましく、概ね、血液の測定範囲と同程度の濃度に
することができる。なお、希釈倍率をより小さく、また
はより大きくすることも可能であって、大きくする場合
は、21倍、31倍にすることもできる。しかし、希釈によ
る誤差の発生などを考慮に入れると、前記6〜11倍程度
が適当であろう。
他方、校正液としては血液の測定用として使用されるも
のでよく、たとえば前記従来の血液専用の校正液を使用
すればよい。
のでよく、たとえば前記従来の血液専用の校正液を使用
すればよい。
本発明の測定方法において、血液の電解質の測定は、血
液をそのまま検体として使用し、血液用として調製した
校正液を用いるから、高精度で測定ができる。
液をそのまま検体として使用し、血液用として調製した
校正液を用いるから、高精度で測定ができる。
一方、尿を測定対象とするときにも、その尿が血液の測
定範囲と同程度の濃度に希釈されていることから、前記
血液用の校正液をそのまま使用することができ、校正液
の準備が容易であり、かつ校正液を代える場合に要する
手間を省くことができる。
定範囲と同程度の濃度に希釈されていることから、前記
血液用の校正液をそのまま使用することができ、校正液
の準備が容易であり、かつ校正液を代える場合に要する
手間を省くことができる。
より詳しくは、尿が希釈されることによって、血液の測
定範囲と同程度の濃度にされ、イオン強度がほぼ一定に
されるとともに、pHが調整された検体となり、血液用の
校正液を使用しても高精度の実測値をうることができる
のである。
定範囲と同程度の濃度にされ、イオン強度がほぼ一定に
されるとともに、pHが調整された検体となり、血液用の
校正液を使用しても高精度の実測値をうることができる
のである。
前記尿の実測値から測定値を求めるための演算は次の各
式による。なお、nは希釈倍率であり、x,y,zは希
釈液中に含まれるNa+,K+,C−イオン濃度値であ
る。
式による。なお、nは希釈倍率であり、x,y,zは希
釈液中に含まれるNa+,K+,C−イオン濃度値であ
る。
Na+測定値=n×Na+実測値−(n−1)x K+測定値=n×K+実測値−(n−1)y C−測定値=n×C−実測値−(n−1)z 〔実施例〕 以下に、本発明の電極法による血液と尿の電解質測定方
法の実施例を説明する。
法の実施例を説明する。
校正液は、血液専用として従来から使用されている次に
示したものを血液と尿の両方に対して使用する。
示したものを血液と尿の両方に対して使用する。
Low High Na+ 120m mol/ 160m mol/ K+ 4.0m mol/ 6.0m mol/ C− 100m mol/ 140m mol/ 尿の希釈液として、中に含まれる塩濃度は、 NaC 99m mol/ KC 1.0m mol/ NaHCO3 21m mol/ から、 Na塩のイオン濃度 120m mol/ K塩のイオン濃度 1.0m mol/ C塩のイオン濃度 100m mol/ を含み、かつトリス−ほう酸系のバッファでpHを調整し
た希釈液を準備し、この希釈液で尿を11倍に希釈して尿
の検体を調製した。この検体のpHは8であった。
た希釈液を準備し、この希釈液で尿を11倍に希釈して尿
の検体を調製した。この検体のpHは8であった。
前記尿の検体と血液用の校正液を用いた電極法電解質測
定装置による実測値は次のとおりである。
定装置による実測値は次のとおりである。
Na+ 109.3〜136.4m mol/ K+ 1.00〜14.5m mol/ C− 91.1〜118.2m mol/ これらの実測値は、前記した血液の各測定範囲内か、そ
れに近くなっている。すなわち、血液用の校正液を用い
て尿の電解質を、血液の電解質を測定した場合と同等の
精度で測定できることが明らかである。
れに近くなっている。すなわち、血液用の校正液を用い
て尿の電解質を、血液の電解質を測定した場合と同等の
精度で測定できることが明らかである。
前記尿の各実測値を、前記各計算式の実測値の項に、n
に希釈倍率11を、x,y,zに希釈液中に含まれるN
a+,K+,C−のイオン濃度を代入して、Na+,K
+,C−の各測定値を求める。
に希釈倍率11を、x,y,zに希釈液中に含まれるN
a+,K+,C−のイオン濃度を代入して、Na+,K
+,C−の各測定値を求める。
なお、比較のために前記の血液と尿の両方に共用するよ
うに調製した校正液を使用して尿の電解質を電極法で測
定した。(以下、従来法という)使用した校正液、 Na+ 130m mol/ 60m mol/ K+ 4.0m mol/ 20m mol/ C− 116m mol/ 71m mol/ 希釈液は酢酸マグネシウムを支持塩として含み、トリス
−ほう酸系のバッファを添加したものを使用し、尿を11
倍に希釈した。
うに調製した校正液を使用して尿の電解質を電極法で測
定した。(以下、従来法という)使用した校正液、 Na+ 130m mol/ 60m mol/ K+ 4.0m mol/ 20m mol/ C− 116m mol/ 71m mol/ 希釈液は酢酸マグネシウムを支持塩として含み、トリス
−ほう酸系のバッファを添加したものを使用し、尿を11
倍に希釈した。
前記本発明の実施例(以下、実施例という)と従来法と
の希釈尿の再現性は第1表のとおりであった。
の希釈尿の再現性は第1表のとおりであった。
そして、前記実施例で測定した尿のNa+とC−の直線
性を第1図A・Bに、従来法で測定した尿のNa+とC
−の直線性を第2図A・Bにそれぞれ示す。
性を第1図A・Bに、従来法で測定した尿のNa+とC
−の直線性を第2図A・Bにそれぞれ示す。
さらに、前記実施例と従来法とのそれぞれで測定した尿
のNa+,K+,C−の各濃度と他の測定方法(Na+と
K+は炎光法、C−は電量滴定法)との測定結果の相
関を第3図と第4図に示す。第3図A・B・Cが実施例
に関するものであり、第4図A・B・Cが従来法に関す
るものである。
のNa+,K+,C−の各濃度と他の測定方法(Na+と
K+は炎光法、C−は電量滴定法)との測定結果の相
関を第3図と第4図に示す。第3図A・B・Cが実施例
に関するものであり、第4図A・B・Cが従来法に関す
るものである。
第1表と第1〜4図から明らかなように、従来法に比し
て本発明の実施例の方が、再現性、直線性及び他の測定
方法との相関のいずれにおいても優れていることが明ら
かである。
て本発明の実施例の方が、再現性、直線性及び他の測定
方法との相関のいずれにおいても優れていることが明ら
かである。
次に前記実施例と従来法で尿の測定に使用した血液用の
校正液を用いて、血液の電解質を電極法で測定した結果
の再現性を第2表に、直線性を第5図と第6図にそれぞ
れ示すとともに、他の測定方法との相関を第7図と第8
図に示す。
校正液を用いて、血液の電解質を電極法で測定した結果
の再現性を第2表に、直線性を第5図と第6図にそれぞ
れ示すとともに、他の測定方法との相関を第7図と第8
図に示す。
なお、第5図A・Bと第7図A・B・Cで実施例に関す
る結果を、第6図A・Bと第7図A・B・Cで従来方に
おける結果をそれぞれ表している。
る結果を、第6図A・Bと第7図A・B・Cで従来方に
おける結果をそれぞれ表している。
第2表と第5〜8図から明らかなように、血液モードに
おいても、再現性と直線性及び他の測定方法との相関の
いずれも、実施例の方法が従来法よりも優れている。
おいても、再現性と直線性及び他の測定方法との相関の
いずれも、実施例の方法が従来法よりも優れている。
前記実施例では、尿の希釈液として、Na+,K+及びC
−のすべてのイオンを含む塩を使用したが、たとえ
ば、Na+とC−を測定対象とするときは、これらの塩
を含んだ希釈液を使用する。すなわち、希釈液に添加す
る塩の種類は測定対象に対応して定めればよいものであ
る。
−のすべてのイオンを含む塩を使用したが、たとえ
ば、Na+とC−を測定対象とするときは、これらの塩
を含んだ希釈液を使用する。すなわち、希釈液に添加す
る塩の種類は測定対象に対応して定めればよいものであ
る。
本発明の電解質測定方法は、血液と尿以外の体液の電解
質の測定にも適用可能である。そして、希釈液組成を一
定にして、希釈倍率を変化させれば、尿の演算値の変数
を変えるのみで測定値をうることができるから、分析装
置に希釈倍率を任意に選択できる希釈倍率設定部などを
設けておけば、ユーザーが尿の量などの条件に応じて希
釈倍率を選択することを可能になしうる。
質の測定にも適用可能である。そして、希釈液組成を一
定にして、希釈倍率を変化させれば、尿の演算値の変数
を変えるのみで測定値をうることができるから、分析装
置に希釈倍率を任意に選択できる希釈倍率設定部などを
設けておけば、ユーザーが尿の量などの条件に応じて希
釈倍率を選択することを可能になしうる。
本発明の電極法による血液と尿の電解質の測定方法によ
れば、上記のように、測定対象とするイオンの塩を含む
希釈液で尿を希釈して血液の測定範囲と同程度として測
定するので、尿の測定に対しても血液用の校正液を使用
することができ、被検液が血液か、尿かによって校正液
を代えるなどの手間が一切不要で操作が容易となり、か
つ、測定装置を簡易かつ安価に構成することもできる。
れば、上記のように、測定対象とするイオンの塩を含む
希釈液で尿を希釈して血液の測定範囲と同程度として測
定するので、尿の測定に対しても血液用の校正液を使用
することができ、被検液が血液か、尿かによって校正液
を代えるなどの手間が一切不要で操作が容易となり、か
つ、測定装置を簡易かつ安価に構成することもできる。
第1図A・Bは本発明の測定方法で測定した尿のNa+と
C−の直線性を示すグラフ、第2図A・Bは従来法で
測定した尿のNa+とC−の直線性を示すグラフ、第3
図A・B・Cは本発明の測定方法と他の測定方法とでそ
れぞれ尿を測定した結果の相関を示すグラフ、第4図A
・B・Cは従来法と他の方法とでそれぞれ尿を測定した
結果の相関を示すグラフ、第5図A・Bは本発明の測定
方法で測定した血液のNa+とC−の直線性を示すグラ
フ、第6図A・Bは従来法で測定した血液のNa+とC
−の直線性を示すグラフ、第7図A・B・Cは本発明の
測定方法と他の測定方法とでそれぞれ血液を測定した結
果の相関を示すグラフ、第8図A・B・Cは従来法と他
の方法とでそれぞれ血液を測定した結果の相関を示すグ
ラフである。
C−の直線性を示すグラフ、第2図A・Bは従来法で
測定した尿のNa+とC−の直線性を示すグラフ、第3
図A・B・Cは本発明の測定方法と他の測定方法とでそ
れぞれ尿を測定した結果の相関を示すグラフ、第4図A
・B・Cは従来法と他の方法とでそれぞれ尿を測定した
結果の相関を示すグラフ、第5図A・Bは本発明の測定
方法で測定した血液のNa+とC−の直線性を示すグラ
フ、第6図A・Bは従来法で測定した血液のNa+とC
−の直線性を示すグラフ、第7図A・B・Cは本発明の
測定方法と他の測定方法とでそれぞれ血液を測定した結
果の相関を示すグラフ、第8図A・B・Cは従来法と他
の方法とでそれぞれ血液を測定した結果の相関を示すグ
ラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】血液は、全血、血漿、血清のいずれも希釈
せずにそのままを検体となす一方、尿は、測定対象とな
るNa+,K+,C−の各イオンの塩を含み、かつバッ
ファを添加した希釈液で希釈されて、その濃度が血液の
測定範囲と同程度とされたものを検体となし、血液用の
校正液を血液と尿のいずれの測定に対しても使用するこ
とを特徴とする電極法による血液または尿の電解質測定
方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61003800A JPH0627723B2 (ja) | 1986-01-11 | 1986-01-11 | 電極法による血液または尿の電解質測定方法 |
US07/204,994 US4877492A (en) | 1986-01-11 | 1988-06-10 | Method of measuring electrolyte in blood and urine by electrode method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61003800A JPH0627723B2 (ja) | 1986-01-11 | 1986-01-11 | 電極法による血液または尿の電解質測定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62162954A JPS62162954A (ja) | 1987-07-18 |
JPH0627723B2 true JPH0627723B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=11567270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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