JPH0331045Y2 - - Google Patents
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- JPH0331045Y2 JPH0331045Y2 JP1985082749U JP8274985U JPH0331045Y2 JP H0331045 Y2 JPH0331045 Y2 JP H0331045Y2 JP 1985082749 U JP1985082749 U JP 1985082749U JP 8274985 U JP8274985 U JP 8274985U JP H0331045 Y2 JPH0331045 Y2 JP H0331045Y2
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- Japan
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- resistor
- temperature fuse
- insulating substrate
- temperature
- insulating
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Description
【考案の詳細な説明】
［考案の技術分野］
本考案は、送風機の速度制御用抵抗器、特に自
動車冷暖房装置に使用される送風機に好適な速度
制御用抵抗器に関するものである。
動車冷暖房装置に使用される送風機に好適な速度
制御用抵抗器に関するものである。
［考案の技術的背景］
この種の速度制御装置は、絶縁基板上に形成さ
れた金属層からなる抵抗体と、抵抗値を選択する
ための端子と、抵抗体と端子の間に設けられた回
路遮断用温度ヒユーズとを備えている（特願昭59
−146172号参照）。この場合、端子を適宜選択す
ることにより、抵抗値が変化し、送風機のモータ
速度が変化する。また、モータロツク、モータシ
ヨート等の異常により過大電流が抵抗体に流れた
ときは、そのジユール熱が温度ヒユーズに伝播し
て温度ヒユーズを溶断し、回路が遮断される。
れた金属層からなる抵抗体と、抵抗値を選択する
ための端子と、抵抗体と端子の間に設けられた回
路遮断用温度ヒユーズとを備えている（特願昭59
−146172号参照）。この場合、端子を適宜選択す
ることにより、抵抗値が変化し、送風機のモータ
速度が変化する。また、モータロツク、モータシ
ヨート等の異常により過大電流が抵抗体に流れた
ときは、そのジユール熱が温度ヒユーズに伝播し
て温度ヒユーズを溶断し、回路が遮断される。
［背景技術の問題点］
この構造の抵抗器は温度ヒユーズが露出してい
るので、異常によつて一度溶断した温度ヒユーズ
を例えば針金等でしばつたり、普通のPb−Sn系
ハンダでハンダ付けすることによつて再生される
おそれがある。
るので、異常によつて一度溶断した温度ヒユーズ
を例えば針金等でしばつたり、普通のPb−Sn系
ハンダでハンダ付けすることによつて再生される
おそれがある。
溶融点が高い針金、Pb−Sn系ハンダ等で再生
されたこの抵抗器を再び使用すると、異常時に抵
抗体のジユール熱によつて温度ヒユーズが溶断し
ないで抵抗体が赤熱し、自動車火災等の事故が起
きる危険がある。
されたこの抵抗器を再び使用すると、異常時に抵
抗体のジユール熱によつて温度ヒユーズが溶断し
ないで抵抗体が赤熱し、自動車火災等の事故が起
きる危険がある。
［考案の目的］
本考案は、一度溶断した温度ヒユーズを再生す
ることができず、またこの温度ヒユーズの溶断性
能を容易に設定することができる送風機の速度制
御用抵抗器を提供することを目的とする。
ることができず、またこの温度ヒユーズの溶断性
能を容易に設定することができる送風機の速度制
御用抵抗器を提供することを目的とする。
［考案の構成］
この目的を達成するために本考案の送風機の速
度制御用抵抗器は、少なくとも片面に抵抗体を取
付けた絶縁基板と、抵抗体に過大電流が流れたと
きそのジユール熱により回路を遮断する温度ヒユ
ーズを片面に取付けた他の絶縁基板と、抵抗体と
温度ヒユーズを向き合わせた状態で温度ヒユーズ
の溶断性能を設定する狭い間隔をおいて両絶縁基
板を固定保持し、抵抗体と温度ヒユーズを電気的
に接続する導電性の柱とを備えている。
度制御用抵抗器は、少なくとも片面に抵抗体を取
付けた絶縁基板と、抵抗体に過大電流が流れたと
きそのジユール熱により回路を遮断する温度ヒユ
ーズを片面に取付けた他の絶縁基板と、抵抗体と
温度ヒユーズを向き合わせた状態で温度ヒユーズ
の溶断性能を設定する狭い間隔をおいて両絶縁基
板を固定保持し、抵抗体と温度ヒユーズを電気的
に接続する導電性の柱とを備えている。
［考案の実施例］
次に、図面を参照して本考案の好ましい実施例
を詳しく説明する。
を詳しく説明する。
第１〜４図の実施例において、１はセラミツク
板、ガラス板、ホーロー板等の耐熱性の絶縁基
板、あるいは、表面に絶縁層を設けた金属板、２
はプリント基板等の絶縁基板、３は両絶縁基板
１，２を離隔保持する導電性の柱である。この両
絶縁基板１，２は柱３のカシメ等によつて３〜10
mmの間隔をおいて固定保持される。
板、ガラス板、ホーロー板等の耐熱性の絶縁基
板、あるいは、表面に絶縁層を設けた金属板、２
はプリント基板等の絶縁基板、３は両絶縁基板
１，２を離隔保持する導電性の柱である。この両
絶縁基板１，２は柱３のカシメ等によつて３〜10
mmの間隔をおいて固定保持される。
第２図に示すように、絶縁基板１の少なくとも
片面には抵抗体４と端子５が形成されている。こ
の抵抗体４は例えば洋白、Cu−Ni合金、黄銅、
リン青銅、Ni−Cr合金、銅等の金属層をエツチ
ングすることによつて形成され、端子５はエツチ
ングまたは厚膜印刷によつて形成される。絶縁基
板１には更に、柱３を挿入するための穴６が形成
されている。
片面には抵抗体４と端子５が形成されている。こ
の抵抗体４は例えば洋白、Cu−Ni合金、黄銅、
リン青銅、Ni−Cr合金、銅等の金属層をエツチ
ングすることによつて形成され、端子５はエツチ
ングまたは厚膜印刷によつて形成される。絶縁基
板１には更に、柱３を挿入するための穴６が形成
されている。
他の絶縁基板２の片面には温度ヒユーズ７が形
成されている。この温度ヒユーズ７は第３図に示
すように、導電性の板ばね８と、この板ばね８を
パターン９に接続する、融点が例えば100℃の低
融点合金１０を有する。板ばね８の他端は融点が
高い例えばPb−Sn共晶ハンダ１１によつてパタ
ーン９に接続されている。パターン９は柱３の挿
入穴１２の周りにおいて絶縁基板２上に形成され
ている。
成されている。この温度ヒユーズ７は第３図に示
すように、導電性の板ばね８と、この板ばね８を
パターン９に接続する、融点が例えば100℃の低
融点合金１０を有する。板ばね８の他端は融点が
高い例えばPb−Sn共晶ハンダ１１によつてパタ
ーン９に接続されている。パターン９は柱３の挿
入穴１２の周りにおいて絶縁基板２上に形成され
ている。
上記構造の速度制御用抵抗器は次のように作用
する。モータロツク、モータシヨート等の異常に
よつて過大電流が抵抗体４に流れると、そのジユ
ール熱が放熱によつて反対側の低融点合金１０に
伝わる。それによつて低融点合金１０が溶解し、
板ばね８がはね上がり、回路が遮断される。この
温度ヒユーズ７の溶断性能は低融点合金１０の種
類と両絶縁基板１，２の間隔の大小によつて正確
に設定可能である。
する。モータロツク、モータシヨート等の異常に
よつて過大電流が抵抗体４に流れると、そのジユ
ール熱が放熱によつて反対側の低融点合金１０に
伝わる。それによつて低融点合金１０が溶解し、
板ばね８がはね上がり、回路が遮断される。この
温度ヒユーズ７の溶断性能は低融点合金１０の種
類と両絶縁基板１，２の間隔の大小によつて正確
に設定可能である。
温度ヒユーズ７が溶断した後で、自動車の運転
者等が温度ヒユーズ７を再生しようとしても、温
度ヒユーズ７が内側を向いていて両絶縁基板１，
２の隙間が狭いので、手を加えることができず再
生は不可能である。よつて、温度ヒユーズ７の再
生による自動車火災等の事故が防止される。
者等が温度ヒユーズ７を再生しようとしても、温
度ヒユーズ７が内側を向いていて両絶縁基板１，
２の隙間が狭いので、手を加えることができず再
生は不可能である。よつて、温度ヒユーズ７の再
生による自動車火災等の事故が防止される。
第５〜８図は温度ヒユーズの他の実施例を示
す。第５，６図に示した温度ヒユーズは、板ばね
８の下端が柱３により絶縁基板２に直接固定され
ている点だけが第１〜３図のものと異なつてい
る。第７，８図に示した温度ヒユーズは低融点合
金等の可溶片１３によつて形成されている。この
可溶片は柱３によつて絶縁基板２に固定され、所
定の温度で溶断する。
す。第５，６図に示した温度ヒユーズは、板ばね
８の下端が柱３により絶縁基板２に直接固定され
ている点だけが第１〜３図のものと異なつてい
る。第７，８図に示した温度ヒユーズは低融点合
金等の可溶片１３によつて形成されている。この
可溶片は柱３によつて絶縁基板２に固定され、所
定の温度で溶断する。
［考案の効果］
以上説明したように、本考案は温度ヒユーズ７
と抵抗体４を向き合わせ、そして絶縁基板１，２
の間隔を狭くしたので、溶断した温度ヒユーズ７
の再生が不可能であり、この再生に基因する自動
車火災等の事故を防止することができ、またこの
温度ヒユーズの溶断性能を容易に設定することが
できる。更に、温度ヒユーズ７はすべての種の速
度制御用抵抗器に共通であるため、抵抗体側の絶
縁基板１を交換するだけで異種の抵抗器を作るこ
とができるので、製作コスト上の効果がある。
と抵抗体４を向き合わせ、そして絶縁基板１，２
の間隔を狭くしたので、溶断した温度ヒユーズ７
の再生が不可能であり、この再生に基因する自動
車火災等の事故を防止することができ、またこの
温度ヒユーズの溶断性能を容易に設定することが
できる。更に、温度ヒユーズ７はすべての種の速
度制御用抵抗器に共通であるため、抵抗体側の絶
縁基板１を交換するだけで異種の抵抗器を作るこ
とができるので、製作コスト上の効果がある。
第１図は本考案の実施例に係る抵抗器の縦断面
図、第２図は抵抗体を有する第１図に示した絶縁
基板の正面図、第３図は温度ヒユーズを有する第
１図に示した他の絶縁基板の正面図、第４図は第
１図に示した抵抗器の回路図、第５図は温度ヒユ
ーズの他の実施例の正面図、第６図は、第５図の
温度ヒユーズを−線に沿つて切断した図、第
７図は温度ヒユーズの他の実施例の正面図、第８
図は第７図の温度ヒユーズを−線に沿つて切
断した図である。 １，２……絶縁基板、３……柱、４……抵抗
体、７……温度ヒユーズ。
図、第２図は抵抗体を有する第１図に示した絶縁
基板の正面図、第３図は温度ヒユーズを有する第
１図に示した他の絶縁基板の正面図、第４図は第
１図に示した抵抗器の回路図、第５図は温度ヒユ
ーズの他の実施例の正面図、第６図は、第５図の
温度ヒユーズを−線に沿つて切断した図、第
７図は温度ヒユーズの他の実施例の正面図、第８
図は第７図の温度ヒユーズを−線に沿つて切
断した図である。 １，２……絶縁基板、３……柱、４……抵抗
体、７……温度ヒユーズ。
Claims (1)
- 少なくとも片面に抵抗体４を取付けた絶縁基板
１と、前記抵抗体４に過大電流が流れたときその
ジユール熱により回路を遮断する温度ヒユーズ７
を片面に取付けた他の絶縁基板２と、前記抵抗体
４と前記温度ヒユーズ７を向き合わせた状態で前
記温度ヒユーズ７の溶断性能を設定する狭い間隔
をおいて両絶縁基板１，２を固定保持し、前記抵
抗体４と前記温度ヒユーズ７を電気的に接続する
導電性の柱３とを備えたことを特徴とする送風機
の速度制御用抵抗器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985082749U JPH0331045Y2 (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985082749U JPH0331045Y2 (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61199006U JPS61199006U (ja) | 1986-12-12 |
| JPH0331045Y2 true JPH0331045Y2 (ja) | 1991-07-01 |
Family
ID=30630742
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985082749U Expired JPH0331045Y2 (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0331045Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1604111A (en) * | 1977-05-28 | 1981-12-02 | Sueddeutsche Kuehler Behr | Overload prevention circuit for an electric motor |
| JPS6028207A (ja) * | 1983-07-26 | 1985-02-13 | 日産自動車株式会社 | 抵抗器 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56161751U (ja) * | 1980-04-30 | 1981-12-02 |
-
1985
- 1985-05-31 JP JP1985082749U patent/JPH0331045Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1604111A (en) * | 1977-05-28 | 1981-12-02 | Sueddeutsche Kuehler Behr | Overload prevention circuit for an electric motor |
| JPS6028207A (ja) * | 1983-07-26 | 1985-02-13 | 日産自動車株式会社 | 抵抗器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61199006U (ja) | 1986-12-12 |
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